JPH02146634A - 仮想計算機システムにおける割込み制御方式 - Google Patents

仮想計算機システムにおける割込み制御方式

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JPH02146634A
JPH02146634A JP30162788A JP30162788A JPH02146634A JP H02146634 A JPH02146634 A JP H02146634A JP 30162788 A JP30162788 A JP 30162788A JP 30162788 A JP30162788 A JP 30162788A JP H02146634 A JPH02146634 A JP H02146634A
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JP
Japan
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JP30162788A
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English (en)
Inventor
Koichi Ueda
上田 孝一
Takeshi Kumano
熊野 剛
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH02146634A publication Critical patent/JPH02146634A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔目 次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術と発明が解決しようとする課題課題を解決す
るための手段 作用 実施例 発明の効果 〔概要] ホストプログラムを走行させる為のポスト状態と、複数
個のゲストプログラムを走行させる為のゲスト状態とに
分割されるハードウェア機構と、上記ポストプログラム
とによって、上記複数個のゲス1〜プログラムに、上記
ゲスト状態が時分割に割当てられることにより、該複数
個の仮想計算機が1つの実計算機システム上で実現され
る仮想計算機システムであって、該ホスト状態では、上
記ホストプログラムに対して、ゲストプログラムをディ
スバッチする為の特定の命令が提供され、該特定の命令
をホストプログラムが実行することにより、ボスト状態
からケス1〜状態に遷移し、ゲスト状態においては、特
定の事象の発生によってポストプログラムに割出すこと
により該ゲスト状態からポスI・状態に遷移するように
動作する仮想計算機システムにおける割込み制御方式に
関し、ゲストプログラムに対する直接割込みと、ホスト
に刈り取られる割込みとが共存する場合、全てポストプ
ログラムに刈り取られ、ホストプログラムでのオーバヘ
ッドが増大して、システムの性能が低下するのを解消す
ることを目的とし、ゲストプログラムが直接実行するこ
とができない割込み事象■が発生した場合には、ホスト
プログラムに割出させる機構と、該割出されたホストプ
ログラムにおいて、対応するゲス1ヘプログラムに該割
込み事象の実行を依願する手段とを設けて、該ゲストプ
ログラムが該割込みを受付る状態になった時、該割込み
を該ゲストプログラムに反映させるように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ポストプログラムを走行させる為のボス]・
状態と、複数個のゲストプログラムを走行させる為のゲ
スト状態とに分割されるハードウェア機構と、上記ホス
トプログラムとによって、上記複数個のゲストプログラ
ムに、上記ゲスト状態が時分割に割当てられることによ
り、該複数個の仮想計算機が1つの実計算機システム上
で実現される仮想計算機システムであって、該ホスト状
態では、上記ホストプログラムに対して、ゲストプログ
ラムをディスパッチする為の特定の命令が提供され、該
特定の命令をホストプログラムが実行することにより、
ホスト状態→ゲスト状態に遷移し、ゲスト状態において
は、特定の事象の発生によってホストプログラムに割出
すことにより該ゲスト状態→ホスト状態に遷移するよう
に動作する仮想計算機システムにおける割込み制御方式
に関する。
第2図は仮想計算機システムの概念を説明する図であっ
て、(a)は構成例を示し、(b)はディスクリブタの
構成例を示し、(c)は該仮想計算機システムでの動作
を模式的に示している。
仮想計算機(VM)機構は、一つの実計算機システムを
、恰も、複数個の計算機システムが存在するかのように
見せる機構である。
このような仮想計算機システムは、ハードウェア機構1
と、仮想計算機(VM)制御プログラム(以下、ホスト
プログラムという)2とにより実現される。
該ハードウェア機構1には、ホスト状態11 とゲスト
状態12とが存在し、ホスト状態11は、上記ホストプ
ログラム2を走行させる為の状態であり、ゲスト状態1
2はゲストオペレーティングシステム(O5) (以下
、ゲストプログラムといい、アプリケーションプログラ
ムを含む)3を走行させる為の状態である。
本図(a)に示されている如く、該仮想計算機システム
では、ハードウェア機構1と、ホストプログラム2とに
より、複数個のゲストプログラム(ゲストO5#L#2
.−) 3に、時分割で上記ゲス1〜状態12が割当て
られることで、複数個の計算機システムが時分割で走行
する仮想計算機システムが実現される。
以下、(b) 、 (c)図によって、該仮想計算機シ
ステムでの動作を説明する。
上記のホスト状態11においては、ホストプログラム2
に対して、ゲストプログラム3をディスパッチする為の
特定の命令Aが提供される。
この特定の命令Aでは、(b)図に示した、各ゲストプ
ログラム対応に主記憶上に設けられているディスクリブ
タ4によりゲス1−プログラム3の状態を指定する。該
ディスクリブタ4によって、ゲストプログラム3に対す
る主記憶上のメモリ領域の割当てアドレス、中央処理装
置(CPU)のプログラムステータス語(以下、PSW
という)、レジスタタイマ等のハードウェア資源に対し
て設定すべき値等が指定される。
上記の特定の命令Aでは、その時点のポスト状態11の
環境(PSW、  レジスタ、タイマ等の値)が、図示
の中央処理装置(CPU)のハードウェア内部に退避さ
れ、該中央処理装置(CPU)の状態はゲスト状態12
となり、上記ディスクリブタ4で指定された値が、該中
央処理装置 (CPII)内のレジスタ。
PSW等に設定されたのち1、該ゲスト状態12での命
令の実行が開始される。
そして、該ゲスト状態12上で直接実行することができ
ない状況(割込み等)が発生したり、定め、られた時間
が経過した場合等には、上記P籏や。
レジスタ、タイマ等の値がディスクリブタ4に退避され
、中央処理装置(CPU)の状態はホスト状態11 と
なり、上記ハードウェア内部に退避されていたポスト環
境(PSW、レジスタやタイマ等の値)が、実PSWや
レジスタ、タイマ等にロードされ、該ホス斗状態11で
の命令の実行が開始される。
このホスI・状態11に戻る場合には、その原因に対応
して異なった割込のを起こす。従って、ホストプログラ
ムには、上記特定の命令Aは、ゲストの環境下で複数個
の命令を実行するインタプリティブな1つの命令に見え
、該命令が終了すると、常に、割込みが発生するように
見える。
前述のように、ハードウェア資源が時分割で、複数個の
ゲストプログラム3に与えられる為に、特に、命令と非
同期に動作する割込み等においては、ゲストプログラム
3に直接見せことができない場合もある。
例えば、−船釣に、プログラム割込み等では、それが認
識された場合には、その原因は、正に、その命令を実行
したゲストプログラム3にあり、従って、その割込みを
該仮想計算機上で直接実行すること、即ち、ポスト状態
に移ることなく、上記のゲスト状態12の侭で、該ゲス
トプログラム3に対して直接割込みを起こすことが可能
である。
然しながら、図示していないサービスプロセッサ(Sν
P)からの割込み等は、該割込み原因が、その時点にお
いて、中央処理装置(CPU)で実行されている命令と
は直接関係しない為に、該仮想計算機上では直接実行す
ることがてきず、該仮想計算機を制御するホストプログ
ラム2に割出す必要がある。ここで、該別出しとは、ゲ
スト状態12での命令の実行の継続を止め、ホストプロ
グラム2に対して割込みを起こすことである。
ホストプログラム2においては、その割込みが、どのゲ
ストプログラム3に対してなされなければならないかを
決定し、対応するゲストプログラムに割込みをエミュレ
ーションする。
具体的には、前述のディスクリブタ4に退避されている
、PSW等を、ゲストプログラム3の特定番地等に設け
られているrOLD PSW Jに格納し、割込みの為
のrNEW PSW Jを読み出して、該ディスクリブ
タ4に設定した後、前述の特定の命令A(ディスパッチ
命令)を実行することで、該ディスクリブタ上のPSW
を実PSWに設定し、ゲストプログラム上の割込みルー
チンを起動する。
上記のような、命令の実行とは非同期な割込みには、一
般に、割込みマスクが存在する。該割込みマスクとは、
その割込のを受は付けるかどうかを決めるものであり、
マスクが開いている(例えば、“1°)場合には割込み
が生じるが、該マスクが閉している(例えば、°0゛)
場合には、該割込み原因は該マスクが開く迄、ハードウ
ェアで保持され続ける。該マスクには、」上記PSWに
メインマスクが、制御レジスタ(CR)にサブマスクが
あり、該メインマスクは割込み原因をグループ化し、そ
のグループに対応して存在するものであり、ザブマスり
は、基本的には、割込み原因ごとに存在する。
そして、マスクが開いているとは、該割込み原因に対す
るメインマスクとザブマスクの両方が“オン”のことを
言い、該マスクが閉じているとは、メインマスクか、ザ
ブマスクの何れか一方でも“オフ”のことをいう。
このような機構を備えた仮想計算機システムにおいて、
ゲストプログラム3で実行することができない割込みが
発生ずると、前述のように、ポストプログラムム2に割
出され、該割出されたポストプログラム2においては、
対象ゲストプログラムがザブマスクを開くかどうかを判
断することができないことから、ゲストプログラム3に
おいて実行される該サブマスクを制御する命令Bが実行
されるごとに、ホストプログラム2に割出させて、該サ
ブマスクの状態を判断する必要があり、システム全体で
のオーバヘッドが増加する問題と、度、ゲストプログラ
ム3で実行できない割込みが発生して該別出しが行われ
ると、上記のように、マスク状態を判断する為に、上記
の命令Bが実行される毎に割出されることになり、該ゲ
ス1−プログラム3で実行できる割込みが発生して、該
割込み原因に対応するサブマスクを開く命令Bが実行さ
れても、即、優先順位の高いホストプログラム2に対す
る上記割出しが行われ、該直接側込みの高速性が維持で
きない等の問題があり、システムの性能を低下させるこ
とから、該システム性能を低下させるごとのない割込み
制御方式が要求される。
〔従来の技術と発明が解決しようとする課題〕第3図は
従来の割込の制御方式を説明する図であり、(a)は直
接割込みに対する制御11方式を示し、(b)はゲスト
プログラムで実行できない割込みに対する制御方式を示
している。
ここで、説明する従来方式の詳細については、本願出願
人が特公昭57−37890号公報で開示しているので
、以下においては、その概要を説明する。
前述のように、プログラム割込の等においては、それが
認識された場合、その原因は、そのプログラム割込みを
発生させた命令を実行さ・ヒたゲストプログラム3にあ
り、(a)図に示した割込み機構で、マスクの条件が整
うと、ホスト状態11に遷移することなく、ゲスト状態
12の侭で実行することができる。
然し、該ゲストプログラム3で実行することができない
、例えば、前述のサービスプロセッサ(SVP)からの
割込み等は、ホスI・プログラム2に軸1出される。
この割出し機構が(b)図に示したもので、従来方式に
おいては、ゲストプログラム3でのメインマスクに対す
る処理の如何に係わらず、プログラムモディファイレジ
スタ(PMR) 100を“1゛にすると共に、対応す
るサブマスクも強制的に°1°にセットして、ホストプ
ログラム2に割出させる。
ポストプログラム2が刈り取ってしまった(割出してし
まった)割込みをゲスi・プログラム3にエミュレーシ
ョンする為には、ポストプログラム2はゲストプログラ
ム3が割込みマスクを開いているかどうかを知る必要が
ある。
従来方式では、この為に、ゲスト状態12において、メ
インマスク毎に、それが開いた時にホストプログラム2
に割出させる為のハードウェア機構(図示せず)が存在
した。
該ハードウェア機構が、割込み保留指示レジスタ (以
下、IPIRという)というもので、実PSWのメイン
マスクに1対1に対応するレジスフであって、中央処理
装置(CPU)がゲスト状態12にある場合、該IPI
Rの対応ビットが“1゛で、且つ、対応する実PSWの
対応するメインマスクが°1゛になると、ホストプログ
ラム2に割込みを起こすものである。
このような機構を備えた従来方式において、例えば、サ
ービスプロセッサ(SVP)からの割込み(以下、「ザ
ービスシグナル割込み」という)の場合、ゲストプログ
ラム3がメインマスクも、サブマスクも開いていること
が、前述のディスクリブタ4を参照することで認識した
場合には、ホストプログラム2は、その時点で、即、ゲ
ストプログラム3への割込みをエミュレーションする。
又、ゲストプログラム3がメインマスクを閉している場
合には、上記のIPIRの外部割込みマスクに対応する
ビットを“1゛とじ、且つ、ザブマスクを変更する特定
の命令Bは、例えば、該ゲストプログラム3に直接実行
させることなく、ホストプログラム2に割出させるよう
にして、前述の特定の命令Aを実行して、該ケス1−プ
ログラム3をディスパッチする。
又、ゲストプログラム3がメインマスクを開き、サブマ
スクを閉じている場合には、上記IPIRの対応ビット
を“0゛に設定し、サブマスクを変更する上記特定の命
令Bは、ホストプログラム2に割出させるようにして、
前述の特定の命令Aを実行して、該ゲストプログラム3
をディスパッチする。
このような手法で、ディスパッチされたゲストプログラ
ム3において、サービスシグナル割込みのマスクを開け
ば、その時点を、上記11)IR機構。
或いは、割出しにより認識して、該ゲストプログラム3
に対して、該サービスシグナル割込みをエミュレーショ
ンするというのが従来の割出し制御技法である。
上記外部割込みの中には、上記サービスシグナル割込み
だけではなく、CPUタイマ割込み等が存在する。
前述のように、該サービスシグナル割込みはホストプロ
グラム2に割出す必要があるが、上記COUタイマ割込
みは、本来、ゲストプログラム3に固有の割込みである
ので、ゲストプログラム3に直接実行させて、仮想計算
機システムの性能を向上させたい。
然しながら、従来方式では、ホストプログラム3が一旦
割込みを刈り取ってしまうと、それをゲストプログラム
3に反映させる迄の間は、実効的に、ゲストプログラム
3での直接割込みができないか、或いは、エミュレーシ
ョンしたのと同じ程度の性能の低下を引き起こすという
問題があった。
以下、事例により示す。
〔例1 ) CPjlタイマ割込みが直接実行できなく
なるケース: ■サービスシグナル割込みをホストプログラム2が刈り
取る。
■ゲストプログラム3での該割込みに対するザブマスク
の状態は、該サービスシグナル割込みに対応するものも
、CPUタイマ割込みに対応するものも開いていると仮
定する。
又、外部割込みのメインマスクは閉じているとすると、
ポストプログラム2ば前述のようにして、外部割込みに
対応するIPIRのピントを°1”に設定して、該ゲス
トプログラム3をディスパッチする。
■ゲストプログラム3に固有なCPυタイマ割込み原因
が生じるが、対応するメインマスクが閉している為に、
該割込みはベンディングの侭である。
■ここで、ゲストプログラム3が、上記特定の命令Bに
より、該外部側込みに対応するメインマスクを開く。
■外部側込みマスクに対応するIPIRが“1゛である
為に、該CPUタイマ割込みがゲストプログラム3上で
実行される前に、該メインマスクを開いた時点でポスト
プログラム2に割出しが発生する。
■割出されたホストプログラム2は該ゲストプログラム
の状態、具体的には、CPUタイマ割込みビットを調べ
、プライオリティの高いCPUタイマ割込みがベンディ
ングになっていることから、サビスシグナル割込みの代
わりに、該CPυタイマ割込みをエミュレーションする
〔例2〕浮動割込みの為、直接実行の性能が向上できな
いケース: ■ザーヒスシグナル割込みをホストプログラム2が刈り
取る。
■ゲストプログラム3の該割込みに対するサブマスクの
状態は、サービスシグナル割込みに対応するものも、C
PUタイマ割込みに対応するものも閉じていると仮定す
る。又、外部割込みのメインマスクは開いているとする
と、ホストプログラム2はIP[Rの対応ビットを°0
゛にして、且つ、上記ザブマスクを変更する特定の命令
Bを割出すようにしてゲストプログラム3をディスパッ
チする。
■ゲストプログラム3が該特定の命令Bにより、上記サ
ービスシグナル割込みに対応するサブマスクを変更しな
いが、CPUタイマ割込みのサブマスりを開こうとする
■該CPUタイマ割込みが発生する以前に、ホストプロ
グラム2への割出しが起こる。
■ホストプログラム2は、ゲストプログラム3に対応す
るディスクリブタ4を参照して、サブマスクを調べ、サ
ービスシグナル割込みのザブマスクに変化がない為に、
上記特定の命令Bのエミュレーション、即ち、ハードウ
ェア的には、該ザブマスクは“1′にしであるが、ゲス
トプログラム3からは“0゛の侭であるように見せ掛け
る処理をして、ゲストプログラム3をディスパッチする
ゲストプログラム2に戻った時点で、CPUクイマ割込
みが発生する。
このように、サービスシグナル割込み等、複数個のゲス
トプログラム3の何れでも受付は可能である、所謂、浮
動割込みでは、特定のゲストプログラム3のみが、それ
に対するサブマスクを開き、後は閉じているという使い
方がされることがある。
然しなから、ホストプログラム2では対象ゲストプログ
ラム3が対応するサブマスクを永久に開かないかどうか
を判断することができない為、上記のように、特定の命
令Bを割出させることで、該サブマスクの状態を認識す
る必要があり、このような浮動割込みで割出す従来方式
では、本来直接割込みであるCPUタイマ割込みも直接
実行することができず、又、ゲストプログラム3で特定
の命令Bが実行される毎に、ホストプログラム2への割
出しが行われる為、該仮想計算機システムの性能の低下
を引き起こすという問題があった。
本発明は上記従来の欠点に鑑み、ホストプログラムを走
行させる為のホスト状態と、複数個のゲストプログラム
を走行させる為のゲスト状態とに分割されるハードウェ
ア機構と、上記ホストプログラムとによって、上記複数
個のゲストプログラムに、上記ゲスト状態が時分割に割
当てられることにより、該複数個の仮想計算機が1つの
実計算機システム上で実現される仮想計算機システムで
あって、該ホスト状態では、上記ポストプログラムに対
して、ゲストプログラムをディスパッチする為の特定の
命令Aが提供され、該特定の命令Aをホストプログラム
が実行することにより、ポスト状態→ゲスト状態に遷移
し、ゲスト状態においては、特定の事象の発生によって
ホストプログラムに割出すことにより該ゲスト状態→ホ
スト状態に遷移するように動作する仮想計算機システム
における割込め制御方式で、ゲストプログラムに対する
直接割込みと、ポストに刈り取られる割込みとが共存す
る場合、全てホストプログラムに刈り取られ、ホストプ
ログラムでのオーバヘッドが増大すると共に、直接実行
可能な外部割込みの直接実行ができなくなって、システ
ムの性能が低下するのを解消する仮想計算機システムに
おける割込み制御方式を提供することを目的とするもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
上記の問題点は下記の如くに構成された割込み制御方式
によって解決される。
ホストプログラムを走行させる為のホスト状態と、複数
個のゲストプログラムを走行させる為のゲスト状態とに
分割されるハードウェア機構と、上記ホストプログラム
とによって、上記複数個のゲストプログラムに、上記ゲ
スト状態が時分割に割当てられることにより、該複数個
の仮想計算機が1つの実計算機システム上で実現される
仮想計算機システムであって、 該ホスト状態では、上記ポストプログラムに対して、ゲ
ストプログラムをディスパッチする為の特定の命令が提
供され、該特定の命令をホストプログラムが実行するこ
とにより、ホスト状態→ゲスト状態に遷移し、ゲスト状
態においては、特定の事象の発生によってポストプログ
ラムに割出すことにより該ゲスト状態→ホスト状態に遷
移するように動作する仮想計算機システムにおいて、ゲ
ストプログラムが直接実行することができない割込の事
象■が発生した場合には、ホストプログラムに割出させ
る機構と、 該割出されたポストプログラムにおいて、対応するゲス
トプログラムに該割込み事象の実行を依頼する手段とを
設けて、 該ゲストプログラムが該割込みを受付る状態になった時
、該割込みを該ゲストプログラムに反映させるように構
成する。
〔作用〕
即ち、本発明によれば、複数個のゲス1〜プログラムと
、該ゲストプログラムを一元管理しているホスI・プロ
グラムとが、1つの中央処理装置(CPU)上におてい
、時分割に1つのボスト状態と、複数個のゲスト状態と
に割り当てられて走行することで、恰も、複数個の計算
機システムが存在するように見せている仮想計算機シス
テムにおいて、ゲストプログラム上では実行することが
できない、例えば、サービスシグナル割込みを実行する
のに、ポストプログラム上で、対応する特定のマスクを
開いた状態にして、該サービスシグナル割込みが生起し
た時、先ず、ポストプログラムに割出させ、該割出され
たホストプログラムにおいては、対応するゲストプログ
ラムがディスパッチされる時点で、該ボストプログラム
が発行する命令によって特定のサービスシグナル割込み
事象ラッチをセットシて、ゲストプログラムに該サービ
スシグナル割込み事象の実行を依頼することで、対応す
るゲス1〜プログラムが、対応するマスクを開いた時点
で、該サービスシグナル割込みを実行できるようにした
ものであるので、ケス1〜プログラムに対する直接割込
みと、ポストプログラムに刈り取られてしまう割込みと
が共存する場合でも、該ゲストプログラムに対する直接
割込みの高速性を維持できると共に、ホストプログラム
は、ゲストプログラムにおいて、サブマスクを変更する
命令Bを実行しても割出しを受けることはないので、割
出し処理によるオーバへ、ラドが削減し、当該計算機シ
ステムの性能を向上させることができる効果がある。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面によって詳述する。
第1図は本発明の一実施例を示した図であり、ホストプ
ログラム2に割出される割込みの為の割出しラッチ10
1と、対応するゲストプログラム3に割込みの実行を依
頼する為の割込み依頼ラッチ102が本発明を実施する
為に必要な手段である。
尚、全図を通して同じ符号は同じ対象物を示している。
本発明を実施しても、仮想計算機システムでの基本的な
動作は第2図で説明した基本概念と特に変わることはな
いので省略し、ここでは、ゲストプログラム3では実行
することができず、ホストプログラム2に割出される割
込み、例えば、ザビスシグナル割込みを例にして、本発
明の仮想計算機システムにおりる割込み制御方式を説明
する。
仮想計算機システムにおいては、前述のように、複数個
のゲストプログラム3の、それぞれが、ホストプログラ
ム2の管理の元に、時分割で、1つの中央処理装置(C
PU)を専有し、ゲスト処理を実行するので、ホストプ
ログラム2では、図示していないサービスプロセッザ(
SVP)に、どのゲストプログラム3が特定の命令を発
行して、処理を依頼したかを認識しており、該ザービス
プロセッサ(SVP)からのサービスシグナル割込みを
予測できるので、本発明においては、該サービスシグナ
ル割込みの発生の前に、ホストプログラム3が自己のp
sw、或いは、制御レジスタ(CR)の、該サービスシ
グナル割込みに対応するビットを1゛にして、本発明の
割出しラッチ101を選択的に1”にした後、ゲストプ
ログラム3をディスパッチする。
該ゲストプログラム3が走行している、前述のゲスト状
態12において、該サービスシグナル割込み■が発生す
ると、本発明のホストプログラム3への割出し回路1a
において、該サービスシグナル割込み■はホストプログ
ラム2に割出され、ゲスト状態12→ホスト状態11に
遷移する。
該割出されたホストプログラム2においては、該→ノ・
−ビスシグナル割込み■に対応するゲストプログラム3
を認8銭しているので、言亥ゲストプログラム3がディ
スパッチされる時点において、ゲストプログラム3に対
する割込み回路lb内の割込み依願ラッチ102を、該
ボストプログラム2が発行する命令でセットして、該ゲ
ストプログラム3をディスパッチすると、本割込み回f
W1bの構成からも明らかなように、該ゲスi・プログ
ラム3が該サービスシグナル割込み■に対応するマスク
を開く命令Bを実行することで、即、該ゲストプログラ
ム3において、サービスシグナル割込み■が実行される
そして、上記命令Bが発行されても、ホス1−プログラ
ム2への割出しは起ごらない。
このように、本発明は、ゲスI・プログラム3で、自由
に実行することができない、浮動割込み、例えば、サー
ビスシグナル割込み■がホストプログラム2に割出され
る動作は同じであるが、ゲストプログラム3が関与しな
い特定の割出しラッチ101を、選択的に、ホストプロ
グラム2がセットすることで割出しが行われるようにし
て、該別出し制御を簡潔にし、該割出されたポストプロ
グラム2では、当該サービスシグナル割込み■を必要と
するゲストプログラム3を認識していて、該ゲストプロ
グラム3がディスパッチされる時点において、ポストプ
ログラム2の発行する命令で、ゲストプログラム3に割
込みを発生ずる回路の特定の割込み依頼ラッチ102を
セラ1〜し、ソフトウェア的に該サービスシグナル割込
みの実行を依頼することで、−々、ポストプログラム2
が、ゲストプログラム3においてマスクを変更する命令
Bを発行する毎に割出されることなく、該割込みを直接
的に実行できるようにした所に特徴がある。
〔発明の効果〕
プログラムを走行させる為のボスト状態と、複数個のゲ
ストプログラムを走行させる為のゲスト状態とに分割さ
れるハードウェア機構と、上記ホストプログラムとによ
って、上記複数個のゲストプログラムに、上記ゲスト状
態が時分割に割当てられることにより、該複数個の仮想
計算機カ月つの実計算機システム上で実現される仮想計
算機システムであって、 該ボスI・状態では、上記ホスI・プログラムに対して
、ゲストプログラムをディスパッチする為の特定の命令
が提供され、該特定の命令をホストプログラムが実行す
ることにより、ホスト状態→ゲスト状態に遷移し、ゲス
ト状態においては、特定の事象の発生によってホストプ
ログラムに割出すことにより該ゲスト状態→ホスト状態
に遷移するように動作する仮想計算機システムにおいて
、ゲストプログラムが直接実行することができない割込
み事象■が発生した場合には、ポストプログラムに割出
させる機構と、該割出されたポストプログラムにおいて
、対応するゲストプログラムに該割込み事象の実行を依
頼する手段とを設けζ、該ゲストプログラムが該割込み
を受付る状態になった時、該割込みを該ゲストプログラ
ムに反映させるようにしたものであるので、ゲストプロ
グラムに対する直接割込のと、ホストプログラムに刈り
取られてしまう割込みとが共存する場合でも、該ゲスト
プログラムに対する直接割込みの高速性を維持できると
共に、ポストプログラムは、ゲストプログラムにおいて
、ザブマスクを変更する命令を実行しても割出しを受け
ることばないので、割出し処理によるオーバヘッドが削
減し、当該計算機システムの性能を向上させることがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
ム 第1図は本発明の一実施例み示した図。 第2図は仮想計算機システムの概念を説明する口笛3図
は従来の割込み制御方式を説明する圓である。 図面において、 1はハードウェア機構、11はホスト状態。 12はゲスト状態 100はプログラムモディファイドレジスタ(PMR)
 。 1aばホス1−プログラムへの割出し回路。 1bはゲストプログラムへの割込み回路。 101 は割出しラッチ 102は割込み依頼ラッチ。 2は仮想計算機(VM)制御プログラム、又は、ホスド
ブログラム 3はゲス1−プログラム (ゲスl−O3#1.lI2
.〜)■はゲストプログラムが直接実行することができ
ない割込の事象。 をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ホストプログラム(2)を走行させる為のホスト状態(
    11)と、複数個のゲストプログラム(3)を走行させ
    る為のゲスト状態(12)とに分割されるハードウェア
    機構(1)と、上記ホストプログラム(2)とによって
    、上記複数個のゲストプログラム(3)に、上記ゲスト
    状態(12)が時分割に割当てられることにより、該複
    数個の仮想計算機が1つの実計算機システム上で実現さ
    れる仮想計算機システムであって、 該ホスト状態(11)では、上記ホストプログラム(2
    )に対して、ゲストプログラム(3)をディスパッチす
    る為の特定の命令が提供され、該特定の命令をホストプ
    ログラム(2)が実行することにより、ホスト状態(1
    1)からゲスト状態(12)に遷移し、ゲスト状態(1
    2)においては、特定の事象の発生によってホストプロ
    グラム(2)に割出すことにより該ゲスト状態(12)
    からホスト状態(11)に遷移するように動作する仮想
    計算機システムにおいて、ゲストプログラム(3)が直
    接実行することができない割込み事象([1])が発生
    した場合には、ホストプログラム(2)に割出させる機
    構(101、1a)と、該割出されたホストプログラム
    (2)において、対応するゲストプログラム(3)に該
    割込み事象([1])の実行を依頼する手段(102、
    1b)とを設けて、該ゲストプログラム(3)が該割込
    み事象([1])を受付る状態になった時、該割込み事
    象([1])を該ゲストプログラムに反映させることを
    特徴とする仮想計算機システムにおける割込み制御方式
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008097173A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 Renesas Technology Corp データプロセッサ
JP2009015848A (ja) * 2007-06-29 2009-01-22 Intel Corp 階層化された仮想アーキテクチャに仮想イベントを導入するための装置、方法及びシステム

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