JPH0444131A - 複数os走行システムにおけるプロセッサ間通信の実行装置および方法 - Google Patents

複数os走行システムにおけるプロセッサ間通信の実行装置および方法

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JPH0444131A
JPH0444131A JP14999190A JP14999190A JPH0444131A JP H0444131 A JPH0444131 A JP H0444131A JP 14999190 A JP14999190 A JP 14999190A JP 14999190 A JP14999190 A JP 14999190A JP H0444131 A JPH0444131 A JP H0444131A
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virtual
virtual processor
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external interrupt
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JP14999190A
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Toshiharu Tanaka
俊治 田中
Hidenori Umeno
梅野 英典
Taro Inoue
太郎 井上
Masatoshi Haraguchi
原口 政敏
Makoto Yamagata
良 山縣
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数OS走行システム内のOSが発行したプ
ロセッサ間通信命令に起因する外部割込みを実行するの
に好適な複数OS走行システムにおけるプロセッサ間通
信の実行装置および方法に関する。
〔従来の技術〕
仮想計算機システム(V M S : Virtual
 MachineSystem)は、特開昭57−21
2680号公報に記載されているように、1台の計算機
(実計算機)上で複数の論理的な計算機である仮想計算
機(VM :Virtual Machine)を実現
し、仮想計算機制御プログラム(V M CP : V
irtual Machine ControlPro
gam)の制御の下で各仮想計算機上のオペレーティン
グ0システム(OS : Operating Sys
tem)の走行を可能とする。この実計算機を構成する
命令処理装置(実プロセッサ)は、1台でもよいし、複
数であってもよい。また、仮想計算機を構成する論理的
な命令処理装置(仮想プロセッサ)も、1台でもよいし
、複数であってもよい。しかしながら、実計算機を構成
する実プロセッサの数は、処理能力を向」ニさせるため
に増加する傾向に有る。
これに伴い、複数の仮想プロセッサを有する仮想計算機
も広く使用されつつある。複数の実プロセフサ間の通信
命令として、従来よりプロセッサ間通信命令(S I 
G P : Signal Processor)があ
る。
このS IGP命令は、第1のプロセッサで実行するこ
とにより、命令で指定した第2のプロセッサに外部割込
みを発生させる機能を持つ。
従来、仮想計算機上のOSが発行したS I G I)
命令、および、命令で指定された宛先の仮想プロセッサ
に対する外部割込みは、仮想計算機制御プログラムがシ
ミュレーションを行なっていた。このシミュレーション
に関するオーバヘッドを削減するため、特開昭64−3
7635号公報は、複数の仮想プロセッサを有する仮想
計算機において5IGP命令を効率良く実行するための
装置を開示している。
すなわち、特開昭64−37635号公報では、仮想プ
ロセッサ毎に外部割込みの保留を示すベンディングテー
ブルを設け、第1の仮想プロセッサが第2の仮想プロセ
ッサに5IGP命令を発行した場合、第2の仮想プロセ
ッサに対応するベンディングテーブルに割込みの保留を
表示する。そして、第2の仮想プロセッサの起動時に、
対応するペンディングテーブルの割込み保留情報をハー
ドウェアに設定する。このようにして、第2の仮想プロ
セッサに対して実行された5IGP命令に起因する外部
割込みを、仮想計算機制御プログラムが介在することな
く実行可能となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記特開昭64−37635号公報に開示された従来技
術は、仮想計算機制御プログラムが介在することなく仮
想計算機上のOSが発行した5IGP命令およびこれに
起因する外部割込みを実行できる点で良い。しかしなが
ら、上記従来技術には以下の課題がある。
前記ベンディングテーブルに保持される割込み保留情報
のハードウェアへの設定は、仮想プロセッサの起動時に
しか行なわれない。このため、第2の仮想プロセッサが
実プロセッサで走行中の場合、タイムスライス等により
一旦第2の仮想プロセッサの走行が中断され、その後節
2の仮想プロセッサが再起動されるまで、第2の仮想プ
ロセッサには第1の仮想プロセッサによる割込み要求が
通知されない。このように、前記従来技術では、第2の
仮想プロセッサへの割込みが不当に遅れる。
本発明の目的は、5IGP命令に起因する外部割込みを
不当に遅らすことなく、また、仮想計算機制御プログラ
ムが介在することなく仮想プロセッサに実行可能な仮想
計算機システムを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、 1つ以上の実プロセッサを有する1台の計算機上で、各
々に1つ以上の仮想プロセッサが割当てられている複数
のOSが走行する複数OS走行システムにおいて、 前記複数の内のあるOSが第1の仮想プロセッサで発行
した同一OSに割当てられた第2の仮想プロセッサへの
プロセッサ間通信命令に応じて、前記第2の仮想プロセ
ッサに外部割込みを保留する保留手段と、 前記1つ以上の実プロセッサの内の実プロセッサで走行
中の仮想プロセッサにおける外部割込み保留の有無を定
期的に判定する判定手段と、前記判定手段が外部割込み
保留を検知し、かつ、前記走行中の仮想プロセッサが外
部割込み可能であることに応じて、前記仮想プロセッサ
に外部割込みを実行する実行手段を有する。
また、前記複数のOS走行を制御する仮想計算機制御プ
ログラムは、 前記1つ以上の実プロセッサのどの実プロセッサにおい
ても走行中でない仮想プロセッサにおける前記外部割込
みの保留の有無を定期的に判定するステップと、 前記外部割込みを保留する仮想プロセッサをディスパッ
チするステップを有する。
〔イ乍用〕
仮想計算機上のOSが、第2の仮想プロセッサに外部割
込みを要求するS IGP命令を第1の仮想プロセッサ
で発行すると、保留手段は第2の仮想プロセッサに外部
割込みを保留する。この後の処理は、第2の仮想プロセ
ッサが実プロセッサ上で走行中か否かによって次のよう
に行なわれる。
(1)第2の仮想プロセッサが実プロセッサ上で走行中
の場合 判定手段は、第2の仮想プロセッサにおける外部割込み
保留の有無を定期的に判定し、その結果、外部割込み保
留を検知する。その後、第2の仮想プロセッサが外部割
込み可能であることに応じて、実行手段は第2の仮想プ
ロセッサに外部割込みを実行する。
(2)第2の仮想プロセッサが実プロセッサ上で走行し
ていない場合 仮想計算機制御プログラムは、実プロセッサ上で走行し
ていない仮想プロセッサにおける外部割込み保留の有無
を定期的に判定し、外部割込みを保留する第2の仮想プ
ロセッサをディスパッチする。ディスパッチ後、(1)
の場合と同様にして、判定手段は、外部割込み保留を検
知する。その後、第2の仮想プロセッサが外部割込み可
能であることに応じて、実行手段は第2の仮想プロセッ
サに外部割込みを実行する。
以」二のようにして、5IGP命令に起因する外部側込
みを不当に遅らすことなく、また、仮想計算機制御プロ
グラムが介在することなく仮想プロセッサに実行可能な
仮想計算機システムを堤供することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図に用いて詳細に説明する。
第1図は、本発明を適用した仮想計算機システムの構成
図である。第1図において、100は実プロセッサ(命
令処理装置)、200は主記憶装置である。第1図には
、1台の実プロセッサ100しか記述していないが、実
プロセッサ100と同し構成を持つ複数の実プロセッサ
が主記憶装置200に接続されていてもよい。
実プロセッサ100は、プログラム状態語(P S W
 : Program 5tatus Word) 1
10の命令アドレスフィールド(N I A : Ne
xt In5tructionAddress)がアド
レスを保持する主記憶100上の命令を取り出す命令フ
ェッチ回路115.フェッチした命令を保持する命令レ
ジスタ120.命令レジスタ120内の命令コードをデ
コードする命令デコーダ125.デコードした命令を実
行する命令実行回路130.16個のレジスタから構成
される汎用レジスタ135.現在実プロセッサ100で
走行中の仮想プロセッサの走行を制御するテーブルであ
り後述する状態記述子(SD:5tate Descr
iption) 240のアドレスを保持する状態記述
子アドレスレジスタ(SDアドレスレジスタ)140.
タイマ145.走行中の仮想プロセッサに5IGP命令
による外部割込みが保留されているか否かを判定する外
部割込み保留判定回路150.プログラム状態語PSW
IIO内の外部割込みマスク(E)と第O制御レジスタ
155内の割込みサブマスクとにより走行中の仮想プロ
セッサが5IGP命令による外部割込みを受付は可能か
否かを判定するためのAND回路160、走行中の仮想
プロセッサが5IGP命令による外部割込みを保留した
状態で外部割込み受は付は可能であることを割込み実行
回路170に通知するAND回路165.外部割込み保
留判定回路150を定期的に起動するか否かを指示する
起動指示ビット175から構成される。
また主記憶装置200には、仮想計算機VMIにとって
の主記憶装置205.仮想計算機VM2にとっての主記
憶装置210.各仮想計算機の走行を制御する仮想計算
機制御プログラム(VMCP)215がある。
さらに仮想計算機制御プログラムMMCP215には、
仮想計算機VMIの制御テーブル220.仮想計算機V
M2の制御テーブル225.各仮想計算機の制御テーブ
ルを定期的に監視して各仮想プロセッサの走行優先順位
を更新する状態判定プログラム230.走行優先順位に
従って仮想プロセッサを選択し、起動するディスパッチ
ャ235がある。。
各仮想計算機の制御テーブルの状態記述子5D240は
、特開昭57−212680号公報に開示された解釈実
行開始(S I E : 5tart Interpr
etive Execution)命令のオペランドで
ある。この状態記述子5D240は、仮想計算機を構成
する仮想プロセッサ毎にあり、仮想プロセッサのレジス
タ退避エリアおよび仮想計算機内でこの仮想プロセッサ
をアドレス付けする仮想プロセッサ番号(V P N 
O: Vjrtua]Processor Numbe
r)のフィールド等を有する・本実施例では、仮想計算
機VMIは状態記述子5D240−1が状態を保持する
1台の仮想プロセッサを有し、仮想計算機VM2は状態
記述子5D240−2および240−3が各々状態を保
持する2台の仮想プロセッサを有するものとする。
さらに、仮想計算機を構成する仮想プロセッサの数が複
数のとき、仮想H1算機内の各状態記述子5D240−
iは共通の外部割込み保留テーブル245を指す。本実
施例では、仮想計算機は2台としたが、3台以上あって
もよく、また、1台の仮想計算機に3台以上の仮想プロ
セッサがあってもよい。
外部割込み保留テーブル245は、第1図に示すように
、仮想プロセッサ番号(VPNO)に対応したエントリ
からなり、各エントリは1のときに対応する仮想プロセ
ッサが存在することを示す有効ピッh(V)、1のとき
に対応する仮想プロセッサに5IGP命令に起因する外
部割込みの保留があることを示す保留ビット(P)、お
よび、保留ビット(P)が1のときに5IGP命令をこ
の仮想プロセッサに発行した仮想プロセッサの仮想プロ
セッサ番号(VPNO)を保持する発行元VPN○の各
フィールドから構成される。例えば、外部割込み保留テ
ーブル245の第Oエントリの有効ビット(V)が1、
保留ビット(P)が1、発行元VPN○が1のとき、こ
の仮想計算機には、少なくとも仮想プロセッサ番号(V
PNO)がOと1の仮想プロセッサがあり、仮想プロセ
ッサ番号(VPNO)が1の仮想プロセッサが仮想プロ
セッサ番号(VPNO)が0の仮想プロセッサに対して
5jGP命令を発行したことにより、仮想プロセッサ番
号(VPNO)がOの仮想プロセッサに外部割込みが保
留された状態であることを示す。
次に本発明の実施例を、 (+)OSが発行した5IGP命令の処理、(2)OS
への外部割込みの処理、 (3)仮想計算機制御プログラムの処理、に分けて説明
する。
(1)OSが発行した5IGP命令の処理本実施例では
、5IGP命令の発行元の仮想プロセッサが実プロセッ
サ上で走行中か否かに関わらず、5IGP命令を実行す
る実プロセッサが5IGP命令発行先の仮想プロセッサ
に対応する外部割込み保留テーブル245に外部割込み
の保留し、5IGP命令発行元の仮想プロセッサの仮想
プロセッサ番号(VPNO)の登録を行なう点に特徴が
有る。
第1図、第2図及び第5図を用いて、仮想計算機VM2
上のOSが仮想プロセッサ番号(VPNO)がOの仮想
プロセッサにおいて発行した5IGP命令を実プロセッ
サ100がどのように処理するかを説明する。
(i)まず、解釈実行開始(SIE)命令により、仮想
計算機VM2上の仮想プロセッサ番号(VPNO)Oの
仮想プロセッサが実プロセッサ100上で走行開始後、
仮想計算機VM2上のOSが5IGP命令の実行を要求
すると、命令フェッチ回路115は、5IGP命令を命
令レジスタ120に格納する。その後、本発明により拡
張された命令実行回路130(第5図)の外部要求判定
回路131は、命令レジスタ120から送られた第2オ
ペランドアドレス(ペースレジスタB2および変位D2
)が示す副指令コードの値により外部要求か否かを判定
(ステップ1200)する。
外部要求以外の5IGP命令の場合、外部要求判定回路
131は命令割り出し回路136を起動する。、命令割
り出し回路136は、プログラム状態語PSldllO
内の命令アドレス(N I A)フィールドに仮想計算
機制御プログラムVMCP21.5の命令アドレスを設
定し、VMの実行をインタセプションする(ステップ1
210)。インタセプション後、仮想計算機制御プログ
ラムVMCP215が外部要求以外の5IGP命令のシ
ミュレーションを行なう。
外部要求の場合、仮想プロセッサ存在判定口路132を
起動しくii)へ。
(ii)命令レジスタ120のR3フィールド(こ(よ
、外部割込みを発生させる仮想プロセッサの仮想プロセ
ッサ番号(VPNO)を保持する汎用レジスタ135の
レジスタ番号が格納されている。・そこで命令実行回路
130内の仮想プロセッサ存在判定回路132は、発行
光の仮想プロセッサが存在するか否かを、R3フィール
ドがレジスタ番号を示す汎用レジスタ135の値に対応
する外部割込み保留テーブル245のエンl−りの■ビ
ットの値に仮想フ。
ロセッサ状態読みだし/書込み回路137を用いてアク
セスし、このVビットが1か否かにより判定(ステップ
1220)する。存在しない(即ち、■ビットがO)場
合、仮想プロセッサ存在判定回路132は、プログラム
状態語PSW110内の条件コード(cc:condi
tion code)に3を設定して5IGP命令を終
了(ステップ1230)L、次の命令を実行する。存在
する(即ち、Vビットが1)場合、割込み保留判定回路
133を起動し、(ni)へ。
(iii)命令実行回路130内の割込み保留判定回路
133は、仮想プロセッサ状態読みだし/書込み回路1
37により5IGP命令発行先の仮想プロセッサの外部
割込み保留テーブル245のエントりのPビットにアク
セスし、Pビットの値により、外部割込みの保留が既に
あるか否かを判定(ステップ120)する。
割込み保留が既にある(即ち、Pビットが1)場合には
、割込み保留判定回路133は、プログラム状態語PS
[10内の条件コード(CC)に1を設定し、また、命
令レジスタ120のR1フィールドがレジスタ番号を保
持する汎用レジスタ135に外部要求待ちを示す状態情
報を設定して5IGP命令の実行を終了(ステップ1.
250)する。割込み保留がない(即ち、Pビットが0
)場合、割込み保留実行回路134を起動しくiv)へ
(iv)命令実行回路130内の割込み保留実行口路1
34は、5IGP命令発行先の仮想プロセッサの外部割
込み保留テーブル245のエントリに仮想プロセッサ状
態読みだし/書込み回路137を用いてアクセスし、該
当エントリのPビットを1に、また、同エントリの発行
元VPNOフィールドに5IGP命令を発行した仮想プ
ロセッサの仮想プロセッサ番号(これは、SDアドレス
レジスタ140が示す状態記述子240内の仮想プロセ
ッサ番号(VPNO)である)を格納する。以上のよう
にして、5IGP命令発行先の仮想プロセッサに対して
外部割込みを保留(ステップ1260)する。次に命令
実行回路130内の割込み保留実行回路134は、プロ
グラム状態語PSWIIO内の条件コーFCCに0を設
定して、5IGP命令の実行を終了(ステップ1270
)する。
(2)OSへの外部割込みの処理 本実施例では、5IGP命令の実行に起因する外部割込
みの保留が実プロセッサ上で走行中の仮想プロセッサに
あるか否かをタイマ145および外部割込み保留判定回
路150を用いて定期的に判定する点に特徴が有る。
第1図、第3図、第6図及び第7図を用いて、実プロセ
ッサ100がOSへの外部割込みをどのように処理する
かを説明する。ただし、本実施例では、VM2の仮想プ
ロセッサ番号(VPNO)1の仮想プロセッサが実プロ
セッサ100上で動作する時の割込みの処理を説明する
が、この仮想プロセッサが計算機内の他の実プロセッサ
上で動作する場合にも、以下に述べるのと同様の処理が
行なわれる。
(i)VM2(7)仮想プロセッサ番号(VPNO)1
の仮想プロセッサが、実プロセッサ100上でOSの命
令を実行(ステップ1300)する。一定時間経過後、
タイマ145の制御により外部割込み保留判定回路15
0が起動され、外部割込み保留判定回路150内の保留
読みだし起動回路151(第6図)が起動され、(]1
)の処理が実行される。本実施例では、(]O9 仮想プロセッサが、実プロセッサ100」二で走行中は
、定期的に外部割込み保留判定回路150内の保留読み
だし起動回路151が起動されるものとしたが、仮想プ
ロセッサを解釈実行開始(SIE)命令により起動時に
、仮想プロセッサ走行中に外部割込み保留判定回路15
0内の保留読みだし起動回路151を定期的に起動する
か否かの指示を起動指示ビット175に設定することも
可能である。
起動指示ビット175が1のときに限って保留読みだし
起動回路151を能動化することにより、仮想計算機が
1つの仮想プロセッサしか持たないとき、外部割込み保
留判定回路150を動作させないようにすることができ
る。
(ji)外部割込み保留判定回路150内の読みだし起
動回路151(第6図)は、実プロセッサ100で走行
中の仮想プロセッサにS IGP命令に起因する外部割
込みの保留が有るか否かを、SDアドレスレジスタ14
0が示す状態記述子240内の仮想プロセッサ番号に対
応する外部割込み保留テーブル245のエントリを仮想
プロセッサ状態読みだし回路152により読みだし、こ
のエントリのPビットの値により判定(ステップ131
0)する。外部割込みの保留がない(即ち、Pビットが
O)ならばタイマ設定回路153を起動し、タイマを再
設定(ステップ1320)して(i)へ。
外部割込みの保留が有る(即ち、Pビットが1)場合、
(iii)へ。
(iii)仮想プロセッサが割込み可能か否かをAND
回路160(第1図)の出力が1か否かにより判定(ス
テップ1330)する。割込み不可(即ち、AND回路
160の出力がO)ならば(i)へ。割込み可能(即ち
、AND回路160の出力が1)ならば、信号線200
0の出力は1であるのでAND回路165の出力もJと
なり、割込み実行回路170が起動され、(iV)の処
理が実行される。
(iV)割込み実行回路170内のPSW変更回路17
2(第7図)は、ゲスト主記憶アクセス回路180を用
いて、プログラム状態語PSWIIOの値をVM2の仮
想プロセッサ毎に固有な主記憶210内の部外口PSW
フィールド211に格納し、外部新PSWフィールド2
12の値をプログラム状態語PSIilI]0に格納し
、外部割込みを実行(ステップ134.0)する。さら
に、割込みパラメータ格納回路173は、仮想プロセッ
サ毎に固有なOSの主記憶領域である割込みパラメータ
フィールド213にゲスト主記憶アクセス回路180を
用いてアクセスし、外部割込み保留テーブル245に保
持された5IGP命令の発行元VPNOを格納する。こ
れにより、割込みを受けた仮想プロセッサは、どの仮想
プロセッサが発行した5IGP命令により外部割込みが
発生したのかを、識別することができる。
その後、割込み保留リセット回路174は、外部割込み
保留テーブル245の該当エントりの外部割込み保留情
報であるPビットをりセット(ステップ1350)する
。その後、プログラム状態語PSWIIOがアドレスを
保持するVM2の外部割込み処理プログラムが実行され
る。
(3)仮想計算機制御プログラムの処理本実施例では、
S IGP命令の実行に起因する外部割込みの保留が実
プロセッサ上で走行していない仮想プロセッサにあるか
否かを仮想計算機制御プログラムVMCP215が定期
的に判定し、各仮想プロセッサの走行優先順位を更新し
て、外部割込みを保留する仮想プロセッサを優先的にデ
ィスパッチする点に特徴が有る。
第4図のフローチャートを用いて、第1図に示した仮想
計算機制御プログラムVMCP215の状態判定プロゲ
ラA 230およびディスパッチャ235の処理を説明
する。
(i)まず、状態判定プログラム230は、仮想プロセ
ッサ毎に実プロセッサ100を含む計算機内の実プロセ
ッサ上で、その仮想プロセッサが現在走行していないか
否かを状態記述子240内の情報(図示せず)により判
定(ステップ1400)する。走行している場合には(
■)へ。走行していない場合には、(屓)へ。
(il)仮想プロセッサに5IGP命令に起因する外部
割込みの保留が有るか否かを外部割込み保留テーブル2
45の対応するエン1〜りのPビットが1か否かにより
判定(ステップ1410)する。保留がない(即ち、P
ビットがO)場合には(iii)へ。保留がある(即ち
、Pビットが1)場合には、この仮想プロセッサの走行
優先順位を高くする(ステップ1420)。
(iii)全仮想プロセッサについて、ステップ140
0の判定を実行したか判定(ステップ1430)し、残
っている場合にはその仮想プロセッサについて、(j)
を実行する。残っていない場合には、(iV)へ。
(iv)タイマを再設定(ステップ1440)する。
(このタイマの割込みにより、上記(i)からの処理を
実行する。タイマの設定は、計算機全体として定期的に
(i)からの処理が実行されるように設定すれば十分で
ある。即ち、複数の実プロセッサが計算機内にある場合
、各実プロセッサにおいて定期的(i)からの処理を行
なう必要はない。)その後、ディスパッチャ235は、
走行優先順位の高い仮想プロセッサを選択(ステップ1
450)L、て、選択した仮想プロセッサを解釈実行開
始命令(S I E)によりディスパッチ(ステップ1
460)する。ディスパッチ後、仮想プロセッサに5I
GP命令に起因する外部割込みの保留が有れば、上記(
2)の処理により仮想プロセッサに外部割込みが実行さ
れる。
以上述べたように、本実施例によれば、5IGP命令に
起因する外部割込みを不当に遅らすことなく、また、仮
想計算機制御プログラムが介在することなく仮想プロセ
ッサに実行可能となる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、5IGP命令に起因する外部割込みを
不当に遅らすことなく、また、仮想計算機制御プログラ
ムが介在することなく仮想プロセッサに実行可能な仮想
計算機システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した仮想計算機システムの構成図
、第2図は本発明を適用した5IGP命令の処理を説明
するフローチャート、第3図は本発明を適用したOSへ
の外部割込みの処理を説明するフローチャート、第4図
は本発明を適用した仮想計算機制御プログラムの処理を
説明するフローチャート、第5図は第1図における命令
実行回路の構成を示すブロック図、第6図は第1図にお
ける外部割込み保留判定回路の構成を示すブロック図、
第7図は第1図における割込み実行回路の構成を示すブ
ロック図である。 100・・・実プロセッサ、145・・・タイマ、15
0・・外部割込み保留判定回路、200・・・主記憶装
置、230・・・状態判定プログラム、245・・・外
部割込第 図 1ρρ実フDDtツツ“ 。717ニニ;;;シ回亮、    、/ドーニL==
7−丁り第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、1つ以上の実プロセッサを有する1台の計算機上で
    、各々に1つ以上の仮想プロセッサが割当てられている
    複数のOSが走行する複数OS走行システムにおいて、 前記複数の内のあるOSが第1の仮想プロセッサで発行
    した同一OSに割当てられた第2の仮想プロセッサへの
    プロセッサ間通信命令に応じて、前記第2の仮想プロセ
    ッサに外部割込みを保留する保留手段と、 前記1つ以上の実プロセッサの内の実プロセッサで走行
    中の仮想プロセッサにおける外部割込み保留の有無を定
    期的に判定する判定手段と、前記判定手段が外部割込み
    保留を検知し、かつ、前記走行中の仮想プロセッサが外
    部割込み可能であることに応じて、前記仮想プロセッサ
    に外部割込みを実行する実行手段を有する複数OS走行
    システムにおけるプロセッサ間通信の実行装置。 2、特許請求の範囲第1項記載の複数OS走行システム
    におけるプロセッサ間通信の実行を行なう方法において
    、 前記複数のOSの走行を制御する制御プログラムが、 前記1つ以上の実プロセッサのどの実プロセッサにおい
    ても走行中でない仮想プロセッサにおける前記外部割込
    みの保留の有無を定期的に判定するステップと、 前記外部割込み保留する仮想プロセッサをディスパッチ
    するステップを有する複数OS走行システムにおけるプ
    ロセッサ間通信の実行方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05324362A (ja) * 1992-05-15 1993-12-07 Fujitsu Ltd 計算機システム間の通信割込み制御方式
JPH096730A (ja) * 1995-06-14 1997-01-10 Kofu Nippon Denki Kk 多重処理装置

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