JPH021457Y2 - - Google Patents

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JPH021457Y2
JPH021457Y2 JP1984191039U JP19103984U JPH021457Y2 JP H021457 Y2 JPH021457 Y2 JP H021457Y2 JP 1984191039 U JP1984191039 U JP 1984191039U JP 19103984 U JP19103984 U JP 19103984U JP H021457 Y2 JPH021457 Y2 JP H021457Y2
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JP
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engine
boost pressure
water temperature
actuator
sensor
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JP1984191039U
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JPS61105729U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の技術分野 本考案は、車両用ターボ過給機関に係り、特
に、タービンノズルの面積を可変にし、エンジン
の運転状態に応じてブースト圧を制御するに好適
なターボ過給機関に関するものである。
(ロ) 技術の背景 自動車などの車両においては、エンジンの出力
特性を向上させるために、ターボ過給機が搭載さ
れている。ところが、従来のターボ過給機が搭載
された車両においては、エンジンの運転状態によ
らず過給圧が常に一定に制御されていたため、エ
ンジンの運転状態によつて過給圧を制御するもの
が要望されていた。
(ハ) 従来技術と問題点 過給圧をエンジンの運転状態に応じて制御する
ものとして、例えば実開昭58−111324号公報、実
開昭58−176417号公報などに記載されているもの
が提案されている。これらのものはエンジン回転
数又は負荷によりベーンをコントロールしてター
ビンノズルの面積を変化させエンジン回転速度に
応じた出力トルクを得るように構成されている。
ところが、従来のターボ過給機関においては、
耐久性の向上を図るために圧縮比が制限されてお
り、始動時の着火性及び暖機性が過給機のない機
関よりも劣るという不具合が生じた。
(ニ) 考案の目的 本考案は、前記従来の課題に鑑みて為されたも
のであり、その目的は、始動時の着火性及び暖機
性の向上を図ることができるターボ過給機関を提
供することにある。
(ホ) 考案の構成 斯かる目的を達成するための本考案の構成は、
過給機のタービン入口側に設けられたアクチユエ
ータにより作動する複数の可動ベーンと、エンジ
ンを始動するキースイツチと、エンジンのブース
ト圧を検出するブースト圧センサと、エンジンの
冷却水温を検出する水温センサと、エンジンの運
転状態に応じてベーンをアクチユエータより可動
し、タービンノズルの面積を制御する制御手段と
を含み、前記キースイツチからのON信号により
制御手段は、ブースト圧センサと水温センサの検
出出力を監視し、エンジン始動時及び暖機時に、
エンジンのブースト圧の冷却水温が共に設定値以
下のときにはタービンノズルの面積を最小にする
指令をアクチユエータへ与えるようにしてあるこ
とを特徴とするものである。
(ヘ) 考案の実施例 以下、本考案の好適な実施例を図面に基づいて
説明する。
第1図には、本考案の好適な実施例の構成が示
されている。第1図において、エンジン10には
エンジン回転数を検出する回転数センサ12、吸
入空気量を検出するエアフロメータ14、エンジ
ン10の冷却水温を検出する水温センサ16、エ
ンジン10のブースト圧を検出するブースト圧セ
ンサ18、スタータ20が配設されている。そし
て、各センサの出力信号は制御手段としてのコン
トローラ22に供給されている。又、キースイツ
チ24の出力信号がスタータ20、コントローラ
22に供給されている。
又、エンジン10の吸気系にはターボ過給機を
構成するコンプレツサ26が配設されており、排
気系には排気ガスによつて駆動するタービン28
が配設されている。このタービン28の入口に
は、複数の可動ベーン32が配置されている。こ
の可動ベーン32は第2図に示すようにアクチユ
エータ34により作動し、始動時及び暖機時にお
いてその開度が最小になるように制御される。ア
クチユエータ34はコントローラ22からの指令
によりタービンノズルの面積を制御するように構
成されている。即ち、可動ベーン32はコントロ
ーラ22からの指令に応じて開度が変化するよう
に構成されており、可動ベーン32の開度に応じ
た排気ガスがタービン28へ供給される。
本実施例は以上の構成からなり、次にその作用
を第3図のフローチヤートに基づいて説明する。
キースイツチ24がON作動し、コントローラ
22及びスタータ20にON信号が供給される
と、コントローラ22による処理が開始される。
まず、ステツプ100においては可動ベーン32の
開度を最小にする指令がアクチユエータ34へ与
えられ、ステツプ102の処理に移る。ステツプ102
においてはブースト圧センサ18の出力信号を読
み込み、ステツプ104の処理に移る。
ステツプ104においては、ブースト圧が設定値、
例えば800mmHg以下か否かの判定を行なう。そし
て、このステツプでYESと判定されたときには
ステツプ106の処理に移り、水温センサ16の出
力信号を読み込みステツプ108の処理に移る。ス
テツプ108においてはエンジン水温が設定温度、
例えば60℃以下か否かの判定を行なう。そして、
このステツプでYESと判定されたときには再び
ステツプ100の処理に移る。
一方、ステツプ104及びステツプ108で共にNO
と判定されたときにはステツプ110の処理に移り、
回転数センサ12の検出出力に基づくエンジン回
転数、又は回転数センサ12の検出出力に基づく
回転数とエアフロメータ14の検出出力による吸
入空気量とから定まるエンジン負荷に応じて可動
ベーン32の開度を制御する処理が行なわれる。
即ち、可動ベーン32の開度を最小の状態からエ
ンジンの運転状態に応じて開く処理を行なう。
このように、本実施例においては、エンジン始
動時及び暖機時にエンジンのブースト圧と冷却水
温が共に設定値以下のときには可動ベーン32の
開度が最小に制御され、高温度に圧縮された空気
がエンジン10の燃焼室内に留まるので、着火性
の向上を図ることができ、又、排気抵抗が増加し
回転速度を維持するために燃料供給量が増量され
るため、暖機性の向上を図ることができる。
(ト) 考案の効果 以上説明したように本考案によれば、エンジン
始動時に、エンジンのブースト圧と冷却水温が共
に設定値以下のときには可動ベーンの開度が最小
に制御されるため、エンジン始動時の着火性及び
暖機性の向上を図ることができるという優れた効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す構成図、第2
図は同実施例における可動ベーンとアクチユエー
タの一例を示す説明図、第3図は第1図に示すタ
ーボ過給機関の作用を説明するためのフローチヤ
ートである。 10……エンジン、12……エンジン回転数セ
ンサ、14……エアフロメータ、16……水温セ
ンサ、18……ブースト圧センサ、22……コン
トローラ、26……コンプレツサ、28……ター
ビン、32……可動ベーン、34……アクチユエ
ータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 過給機のタービン入口側に設けられたアクチユ
    エータにより作動する複数の可動ベーンと、エン
    ジンを始動するキースイツチと、エンジンのブー
    スト圧を検出するブースト圧センサと、エンジン
    の冷却水温を検出する水温センサと、エンジンの
    運転状態に応じてベーンをアクチユエータにより
    可動し、タービンノズルの面積を制御する制御手
    段とを含み、前記キースイツチからのON信号に
    より制御手段は、ブースト圧センサと水温センサ
    の検出出力を監視し、エンジン始動時及び暖機時
    に、エンジンのブースト圧と冷却水温が共に設定
    値以下のときにはタービンノズルの面積を最小に
    する指令をアクチユエータへ与えるようにしてあ
    ることを特徴とするターボ過給機関。
JP1984191039U 1984-12-17 1984-12-17 Expired JPH021457Y2 (ja)

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JP1984191039U JPH021457Y2 (ja) 1984-12-17 1984-12-17

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JP1984191039U JPH021457Y2 (ja) 1984-12-17 1984-12-17

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JPS61105729U JPS61105729U (ja) 1986-07-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013137320A1 (ja) * 2012-03-14 2013-09-19 日産自動車株式会社 ディーゼルエンジンの制御装置及び制御方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57328A (en) * 1980-06-02 1982-01-05 Kawasaki Heavy Ind Ltd Turbosupercharge spark ignition engine

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