JPH02145576A - 新規アゾール誘導体、その製造法及び農園芸用殺菌剤 - Google Patents

新規アゾール誘導体、その製造法及び農園芸用殺菌剤

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JPH02145576A
JPH02145576A JP63298033A JP29803388A JPH02145576A JP H02145576 A JPH02145576 A JP H02145576A JP 63298033 A JP63298033 A JP 63298033A JP 29803388 A JP29803388 A JP 29803388A JP H02145576 A JPH02145576 A JP H02145576A
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宏之 江成
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智 熊沢
Nobuo Sato
宣夫 佐藤
Shunei Saishoji
最勝寺 俊英
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、植物病害を防除する活性成分とじて(式中、
Aは窒素原子又はCHを表わし、Xは例えばハロゲン原
子を表わす) 発明か解決しようとする課題 上記のように、農園芸用殺菌剤の活性成分として種々の
化合物が提案されているが、人畜に対する毒性が低くて
取摂い1での安全性が高く、かつ、広汎な植物病害に対
して優れた防除効果を示すものか常に要求されている。
本発明は、上記従来公知のアゾール誘導体とは異なる横
道を有する文献未記載の化合物について、上記の様な要
求を満たずものを開発することを目的とするものである
すなわち、本発明の目的は、農園芸用殺菌剤として有用
な新規なアゾール誘導体及びその製造中間体を提供する
ことにある。
本発明の他の目的は、農園芸用殺菌剤として有用な新規
なアゾール誘導体を製造する方法を提供することにある
本発明の更に他の目的は、新規なアゾール誘導体を活性
成分として含有する#園芸用殺菌剤を提供することにあ
る。
課題を解決するための手段 本発明者等は、上記の要求を満たす農園芸用殺菌剤を開
発するために、多数のアゾール誘導体を合成し、それ等
の実用性について検討した結果、上記公知のアゾール誘
導体とは構造が異なり、アゾリルメチル基と、シクロア
ルキル基又はシクロアルキルメチル基がシクロペンタン
環五の隣接する炭素原子に結合した構造を有する下記一
般式(1)で示される文献未記載の新規化合物か、」1
記の要求を満たし、広汎な植物病害に対して優れた防除
効果を示すと共に、低毒性及び取扱い上の安全性の点で
も優れていることを見出だし、本発明を完成するに至っ
た。
本発明は、次の構成上の特徴を有する。即ち、第1の発
明は、アゾール誘導体に関するものであって、下記一般
式(I) (式中、Aは窒素原子又はCHを表わし、mは0又は1
の整数を表わし、nは1又は2の整数を表わす) で示されることを特徴とする。
第2の発明は、上記アゾール誘導体の製造法に関するも
のであって、下記一般式(II)(式中、mは0又は1
の整数を表わし、nは1又は2の整数を表わす) で示されるオキシラン誘導体と、下記一般式(式中、M
は水素原子又はアルカリ金属を表わし、Aは窒素原子又
はCHを表わす で示される1、2.4−トリアゾール又はイミダゾール
を反応させることを特徴とする。
又、第3の発明は、上記アゾール誘導体の製造中間体で
あるオキシラン誘導体に関するものであって、上記一般
式(If)で示されることを特徴とする。
更に、第4の発明は、農園芸用殺菌剤に関するものであ
って、上記一般式<I>で示されるアゾール誘導体を活
性成分として含有することを特徴とする。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明に係る上記一般式(I)で示されるアゾール誘導
体は文献未記載の新規な化合物であって、次のような立
体異性構造をとる。すなわち、シクロペンタン環の1位
と2位に各々アゾリルメチル基とシクロアルキル基又は
シクロアルキルメチル基とを有しているので、次のよう
な立体異性体が存在する。
1、\へ=描かれた平面の後 =描かれた平面上 A−描かれた平面の前 上記アゾール誘導体としては、具体的には下記の化合物
が例示される。
ピロ(2,4)へブタン環の3位と4位におけるオキシ
ラン基と、シクロアルキル基又はシクロアルキルメチル
基との立体配置において、次のような立体異性体が存在
する。
又、本発明に係る上記一般式(n)で示されるオキシラ
ン誘導体は、上記アゾール誘導体を製造するための中間
体として使用されるものであり、文献未記載の新規な化
合物であって、次のような立体異性構造をとる。すなわ
ち、その1−オキサス1、へ=描かれた平面の後 一=描かれた平面上 ノ=描かれた平面の前 上記オキシラン誘導体としては、具体的には下記の化合
物が例示される。
本発明に係る上記一般式(I)で示されるアゾール誘導
体は、上記一般式(n)で示されるオキシラン誘導体を
、前記一般式(I[[)で示される1゜2.4−トリア
ゾール又はイミダゾールと希釈剤の存在下に反応させる
ことにより製造することができる。
また、出発物質として使用される上記一般式(II)で
示されるオキシラン誘導体は、下記一般式(IV ) (式中、mは0又は1の整数を表わし、nは1又は2の
整数をそれぞれ表わす) で示されるケトン類を、例えばオルガニック・シンセシ
ス(Org、Syn、 )49.78(1969)並び
にジャーナル・オブ・アメリカン・ゲミカル・ソサエテ
ィ(J、^ner、chen、soc、 ) 1353
(1965)に記載の方法を参照し、例えば、ジメチル
オキソスルホニウムメチリド又はジメチルスルホニウム
メチリドと希釈剤の存在下に反応させることにより得る
ことができる。
上記一般式(n)で示されるオキシラン誘導体及び上記
一般式(I)で示されるアゾール誘導体を製造するため
の一連の反応において用いる希釈剤としては、ベンゼン
、トルエン、キシレン、ヘキサン等の炭化水素類7塩化
メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭
化水素類:メタノール、エタノール等のアルコール類;
ジエチルエーテル、ジイソグロビルエーテル、テトラハ
イドロフラン等のエーテル類;その他アセトニトリル、
アセトン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド等を例示し得る。
なお、上記の反応はは、上記の希釈剤に加えて、塩基の
共存下に行なってもよい。その場合に用いる塩基として
は、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の
炭酸塩;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカ
リ金属の水酸化物;ナトリウムメチラート、ナトリウム
エチラート、カリウムターシャリ−ブチラード等のアル
カリ金属のアルコラード;水素化ナトリウム、水素化カ
リウム等のアルカリ金属水素化合物、その他トリエチル
アミン、ピリジン等を例示し得る。
上記アゾール誘導体及びオキシラン誘導体の製造法につ
いて更に詳細に説明する。
上記一般式(n)で示されるオキシラン誘導体を得る場
合、前記の希釈剤(特にジメチルスルホキシドが好まし
い)に一般式(IV )で示されるケトン類を溶かした
7容液を、上記の塩基(例えば水素化ナトリウム)とト
リメチルスルホキソニウムヨーダイト或いはトリメチル
スルホニウムヨーダイトを等量混合して調製したジメチ
ルオキソスルホニウムメチリド又はジメチルスルホニウ
ムメチリドに加えて反応させればよい。また、ジメチル
オキソスルホニウムメチリド又はジメチルスルホニウム
メチリドの反応量は、一般式(IV )で示されるケト
ン類の1.0ないし2.0当量が好ましい。
この際の反応温度は25〜100℃の範囲が好ましい。
また、反応時間は1〜10時間の範囲であって、撹拌下
に反応を行なうことが好ましい。
上記反応の終了後、反応により得られた反応混合物を水
中に注加し、酢酸エチル、塩化メチレン、ベンセン等の
有機溶剤により抽出して有機層を分離し、次いでその有
機層を水洗して乾燥した後、溶媒を減圧下に留去し、得
られた残渣を精製処理することにより、目的とする一般
式(II)で示されるオキシラン誘導体が得られる。精
製処理は、シリカゲルカラムクロマトグラフィー等に付
することにより行ない得る。
上記の方法によって製造されたオキシラン誘導体には、
上記のように立体異性体(II−A)及び(II−8>
が存在するが、それ等立体異性体の分離は、例えばクロ
マトグラフィー(薄層、カラム、高速液体クロマトグラ
フィー等)によって行なうことができる。
一般式(I)で示されるアゾール誘導体を得るには、例
えば、上記一般式(I[>で示される1、2゜4−トリ
アゾール又はイミダゾールを上記の希釈剤に溶かした溶
液に、必要に応じて上記の塩基の存在下に、上記一般式
(II)で示されるオキシラン誘導体を0.5〜1.0
当量加えるか、又は逆に該オキシラン誘導体を希釈剤に
溶かした溶液に、上記1.2.4−トリアゾール又はイ
ミダゾールのアルカリ金属塩を加えて反応させるとよい
この際の反応温度は、溶媒としての上記希釈剤の凝固点
から沸点までの任意の温度を適用し得るが、実際上は0
〜100℃の範囲の温度で反応を行なうことが好ましい
。また、反応時間は0.5〜5時間の範囲であって、撹
拌下に反応を行なうことが好ましい。
上記反応の終了後、反応により得られた反応混合物を水
中に江別し、酢酸エチル、塩化メチレン、ベンゼン等の
有機溶剤により抽出して有機層を分離し、次いでその有
機層を水洗して乾燥した後、溶媒を減圧下に留去し、得
られた残渣を精製処理することにより、目的とするアゾ
ール誘導体が得られる。精製処理は、再結晶又はシリカ
ゲル力ラムクロマトフラフィー等に付すことにより行な
い得る。
上記の方法によって製造されたアゾール誘導体には、原
料物質のオキシラン誘導体の立体異性補遺に基づいて、
上記のように立体異性体(■−^)及び(I−8>が存
在するが、それ等立体異性体の分離は、例えばクロマト
グラフィー(薄層、カラム、高速液体クロマトグラフィ
ー等)によって行なうことができる。
次に、本発明に係る上記一般式(I)で示されるアゾー
ル誘導体の農園芸用殺菌剤の活性成分としての有用性に
ついて説明する。
本発明に係る上記一般式(I)で示されるアゾール誘導
体は、下記に示す広範囲な植物病害に対して防除効果を
呈する。
即ち−イネのいもち病(PVriCtllarla 0
rVZae)、イネのごま葉枯病(Cochliobo
lus 1iyabeanus)、イネの白葉枯病(X
anthoIlonas oryzae)、イネの紋枯
病 (Rhizoctonia 5olani)、イネ
の小黒菌核病(Helminthosporiui s
ignoideun+) 、イネの馬鹿苗病(Gibb
erella fujikuroi)、リンゴのうどん
こ病(Podosphaera 1eucotrich
a) 、リンゴの黒星病(V13nturia 1na
equalis) 、リンゴのモリニア病(Honil
inia mali)、リンゴの斑点落葉病(^1te
rnaria IIali) 、リンゴの腐乱病(Va
lSanali) 、ナシの黒斑病(^1ternar
ia kikuchiana)、ナシのうどんこ病(p
hy++act*旧a Dyri) 、ナシの赤星病(
Gynnosporangiulasiaticun)
 、ナシの黒星病(Venturia nashico
la)、ブドウのうどんこ病(υncinula ne
cator)、ブドウのさび病(Phakopsora
 an+pelopsidis) 、ブドウの晩腐病(
Glolerella cingulata)、オオム
ギのうどんこ病(Erysiphe graminis
 f、sp、hordei) 、オオムギの雲形病(R
hynchosporiulsecalis f、sl
l、hOrdei)、オオムギの黒さび病(Pucci
nia oraninis) 、オオムギの黄さび病(
Puccinia 5triifornis)、コムギ
の赤さび病(Puccinia recondita)
、コムギの葉枯病(Septoria tritici
)、コムギの黄さび病(Puccinia 5trii
fornis)、コムギのうどんこ病(Erysiph
e graninis f、sp、tritici)、
ウリ類のうどんこ病(Sphaerotheca fu
liginea)、ウリ類の炭そ病(Colletot
richu+m lagenarium) 、スイカの
つる割病(Fusariuloxysporui f、
sp、n1veun)、キュウリのつる割病(Fusa
riuloxysporuIlf、sp。
cuculerinui)、ダイコンの萎黄病(Fus
ar 1unoxysporun f、sp、raph
ani) 、ト?トのうどんこ病(Erysiphe 
cichoracearun)、トマトの輪紋病(^1
ternaria 5olani) 、ナスのうどんこ
病(Erysiphe cichoracearun)
、イチゴのうどんこ病(Sphaerotheca h
ulluli) 、タバコノうどんこ病(Erysip
he cichoracearui)、タバコの赤星病
(^1tGrnaria longipes) 、テン
サイの褐斑病Cercospora beticola
) 、ジャカイモノ夏疫病Alternaria 5o
lani) 、ダイスの褐紋病5eOtar1a gl
ycines)−ダイスの紫斑病CerCO3DOra
 kiklJchi)、核果類果樹の灰星病)1oni
linia frUcticOla)、種々の作物をお
かす灰色カビ病(Botrytis cinerea)
、及び菌核病(SC1erOtinia 5C1erO
1iOrul)等に対して活性を有する。
なお、本発明に係る上記アゾール誘導体は、上記の植物
病害のうちの幾つかの病害に対しては、予防的防除効果
のみならず、治療的効果も奏する。
上記一般式(丁)で示されるアゾール誘導体を、農園芸
用殺菌剤として適用するには、該アゾール誘導体をその
まま、又は担体く希釈剤)と混合して、粉剤、永和刑、
粒剤、乳剤又は液剤の形態として有利に使用し得る。更
に、必要に応じて、上記担体の曲に、展着剤、乳化剤、
湿展剤、固着剤等の助剤を添加することにより、効果を
一層確実にする事も可能である。
なお、本発明に係るアゾール誘導体は、1,2.4−ト
リアゾール環又はイミダゾール環を含有しているので、
無機i!!2塩、有機酸塩又は金属錯塩等の形態でも使
用し得る。
また1本発明に係るアゾール誘導体には、前記のように
、シクロペンタン環の1位と2位に各々アゾリルメチル
基とシクロアルキル基又はシクロアルキルメチル基とを
有しているので、シス体とトランス体の幾何異性体並び
に光学異性体等の立体異性体が存在し得るが、本発明で
は、全ての単独の異性体並びに各異性体の任意の比率で
の混合物が使用できるものであり、したかって、本発明
にかかる農園芸用殺菌剤は、これ等異性体の単独又は混
合物を活性成分として含有するものを包含する。
実施例 以下、本発明に係るアゾール誘導体とその中間体である
オキシラン誘導体の具体例、それ等の具体的な製造法、
及び該アゾール誘導体を活性成分として利用した農園芸
用殺菌剤の具体例を示して、本発明を説明する。
■、一般式(I)で示されるアゾール誘導体の実方拒例
 : 前記例示化合物ニー1〜I−6のアゾール誘導体につい
て、それ等の理化学的性質は第1表に示す通りであった
。また、それ等のアゾール誘導体の赤外線吸収スペクト
ルは第1図ないし第6図に示す通りであった。
第1表(アゾール誘導体) なお、第1表に示した各化合物のNMRスペクトルは、
TH8を内部基準にして測定し、下記の記号で示したも
のである。
S・・・−重線、d・・・二′m線、m・・・多重線、
b・・・ブロードライン、J・・・カップリング定数(
単位:Hz)第2表(オキシラン誘導体) ■、一般式(II)で示されるオキシラン誘導体の実施
例: 前記例示化合物n−1〜I−3のオキシラン誘導体につ
いて、それ等の理化学的性質は第2表に示す通りであっ
た。また、それ等のオキシラン誘導体の赤外線吸収スペ
クトルは第7図ないし第9図に示す通りであった。
なお、第2表に示した各化合物のNHRスペクトルは、
TH3を内部基準にして測定し、下記の記号で示したも
のである。
S・・・−重線、d・・・二重線、m・・・多重線、b
・・・フロートライン、J・・・カップリング定数(単
位:Hz)■、一般式(I)で示されるアゾール誘導体
及びその製造中間体である一般式(II>で示されるオ
キシラン誘導体の製造例: 製造例1 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(
溶離液:#酸エチル)に付して精製し、更にn−ヘキサ
ン−酢酸エチルから再結晶して、標題の化合物(1,9
8stを得た。
製造例2 無水ジメチルホルムアミド3.61+11に、水素化ナ
トリウム(60%油性水素化ナトリウムを無水ヘキサン
で洗浄したもの)300■を添加し、次いで、IHI、
2.4− トリアゾール860■を添加し、発泡がおさ
まるまで室温下に撹拌した。得られた溶液に4−シクロ
ヘキシルメチル−1−オキサスピロ(2,4)へブタン
(前記例示化合物U−2>1.2.の無水ジメチルホル
ムアミド2.4ml溶液を加え、90℃で0.5時間撹
拌した。
得られた反応液を放冷した後、氷水中に注ぎ、塩化メチ
レンで抽出して有機層を得た。この有機層を食塩水で洗
浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、次いで減圧下
に溶媒を留去した。
無水ジメチルホルムアミド3.6mlに、水素化ナトリ
ウム(60%油性水素化ナトリウムを無水ヘキサンで洗
浄したもの)300■を添加し、次いで、1■−イミダ
ゾール500■を添加し、発泡がおさまるまで室温下に
撹拌した。得られた溶液に4−シクロヘキシルメチル−
1−オキサスピロ[2,43へブタン(前記例示化合物
ll−1>1.3gの無水ジメチルホルムアミド2.5
ml溶液を加え、90℃で0.5時間撹拌した。
得られた反応液を放冷した後、氷水中に注ぎ、塩化メチ
レンで抽出して有機層を得た。この有機層を一食塩水で
洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、次いで減圧
下に溶媒を留去しな。
得られな残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(
溶′M液:酢酸エチル)に付して精製し、更にn−ヘキ
サン−酢酸エチルから再結晶して、標題の化合#JIJ
1.38fを得た。
製造例3 無水ジメチルスルホキシド18m1に、水素化ナトリウ
ム(60%油性水素化ナトリウムを無水ヘキサンで洗浄
したしの) 1.83.を添加し、次いで、トリメチル
オキソスルホニウムヨーダイト15.9gを加え、室温
で30分間撹拌した0次に、2−シクロヘキシルメチル
シクロペンタノン(一般式<IV)において、mが1、
nが2で示される化合物)9.17gの無水ジメチルス
ルホキシド18出1溶液を加え、室温で3時間撹拌しな
得られた反応液を氷水中に注ぎ、塩化メチレンで抽出し
て有機層を得た。この有機層を食塩水で洗浄した後、無
水硫酸ナトリウムで乾燥し、次いで減圧下に溶媒を留去
した。
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(
溶離液:n−ヘキサン−酢酸エチル(30:1))に付
して精製し、標題の化合物番号1の化合#!32゜59
g及び化合物番号2の化合物3.49gを得た。
■、一般式(I)で示されるアゾール誘導体を活性成分
として含有する農園芸用殺菌剤の処方例及び病原菌防除
試験例: (1)処方例 なお、本発明は、以下の処方例によって限定されるもの
ではなく、担体(希釈剤)及び助剤、その混合比及び有
効成分は、広い範囲で変更し得る。
処方例1:粉剤 アゾール誘導体(化合物番号3)  3重厘部クレー 
             40重量部タル2    
        57重量部を粉砕、混合し、散粉とし
て使用する。
処方例2:水和剤 アゾール誘導体(化合物番号1)  50重量部リグニ
ンスルホン酸塩       5重量部アルキルスルホ
ン酸塩       3重量部けいそう±      
     42重量部を粉砕、混合して水和剤とし、水
で希釈して使用する。
処方例3:粒剤 アゾール誘導体く化合物番号5)  5重量部ベントナ
イト          43重量部クレー     
        45重量部リグニンスルホン酸塩  
     7重量部を均一に混合し、更に水を加えて練
り合わせ、押出し式造粒機で粒状に加工し乾燥して粒剤
とする。
処方例4:乳剤 アゾール誘導体(化合物番号6)  20重量部ポリオ
キシエチレンアルキル アリルエーテル       10重量部ポリオキシエ
チレンソルビタン モノラウレート        3重量部キシレン  
          67重量部を均一に混合し、溶解
して乳剤とする6■ 病原菌防除試験例 試験例1:コムギうどんこ病防除試験 径10amの素焼鉢を用いて栽培した第2葉期の幼苗コ
ム搾(品種:農林64号、16本/鉢、3鉢処理区使用
)に−処方例2の如き水和剤形態のものを、所定濃度に
水で希釈、懸濁し、1鉢当り5ml散布した。散布葉風
乾後、す@葉から採取したコム搾うどんこ病菌胞子の懸
濁液を噴霧接種し、20〜24℃における高湿度条件下
に24時間保ち、その後、室温に放置した。接種後9〜
11日目にコム搾うどんこ病の病斑面積率を調査し、下
記式により防除価を算出した。
散布区の病斑面積率 防除価(X) =(1−) x100 無散布区の病斑面積率 結果を第3表に示す。
第3表 の病斑面積率を調査し、下記式により防除価を算出した
散布区の病斑面積率 防除価m =(1−) x100 無散布区の病斑面積率 結果を第4表に示す。
第4表 試験例2:コムギ赤さび病防除試験 径10(2)の素焼鉢を用いて栽培した第2葉期の幼苗
コムギ(品種:農林64号、16本/鉢)に、処方例2
の々口き水和剤形態のものを、所定濃度に水で希釈、懸
濁し、5m1/鉢の割合で散布した。散布葉風乾後、り
病巣から採取したコムギ赤さび病菌夏胞子の懸濁液を噴
霧接種し、20〜23℃における高湿度条件下に24時
間保った。その後ガラス温室内に放置し、接種後7〜1
0日後にコムギ赤さび病試験例3:各種病原菌に対する
抗菌性試験この試験例は、本発明に係るアゾール誘導体
の各種植物病原菌に対する抗菌性を試験した結果を示す
試験方法: 本発明に係るアゾール誘導体を、所定濃度となるように
、ジメチルスルホキシドに溶解し、その0.6mlと、
60℃前後のps^倍地60m1を、100 mlフラ
スコ内でよく混合し、シャーレ内に流し、固化させた。
一方、予め平板培地上で培養した供試菌を、直径4市の
コルクポーラ−で打ち抜き、上記の薬剤含有平板培地上
に接種した。接種後、各国の生育適温にて1〜3日間培
養し、菌の生育を菌そう直径で測定し、薬剤無添加区に
おける菌の生育と比較して、下記式に従い菌糸伸長抑制
率を求めた。
R= (dc−dt) 100 /dcR=菌糸伸長抑
制率(χ) dc=無処理平板上菌そう直径 dt=薬剤処理平板上菌そう直径 測定結果を、次の基準にしたがって5段階評価基準によ
って評価した。その結果を第5表に示す。
生育阻害度 5 菌糸伸長抑制率が100x〜90%以上のもの4 
菌糸伸長抑制率が90″X未満〜70%以上のもの 3 菌糸伸長抑制率が70χ未満〜40%以上のもの 2 菌糸伸長抑制率が40χ未満〜20%以上のもの 1 菌糸伸長抑制率が20%未満のもの発明の効果 本発明に係る上記一般式(I)で示されるアゾール誘導
体は新規な物質であって、一般式(n)で示されるオキ
シラン誘導体を経由して容易に製造することができ、人
畜に対する毒性か低くて取板い上での安全性か高く、か
つ、広汎な植物病害に対して優れた防除効果を示す。し
たがって、そのアゾール誘導体を活性成分として含有す
る農園芸用殺菌剤は、広汎な植物に対して有効かつ安全
に使用することかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は、それぞれ本発明に係るアゾール
誘導体の実施例の赤外線吸収スペクトルを示し、第7図
ないし第9図は、それぞれ本発明に係るオキシラン誘導
体の実施例の赤外線吸収スペクトルを示す。 特許出願人  呉羽化学工業株式会社 代理人    弁理士  腹部 剛 s   8  g=   S   ヌ  ¥  冨  
に  エ冨 手続補正書(自発) 平成 1年 4月13日 特許庁長官  吉 1)文 毅 殿 1、事11の表示 昭和63年 特許願 第298033号2、発明の名称 Fr規アゾール誘導体、その製造法及び農園芸用殺菌剤 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所  東京都中央区日本橋堀留町1丁目9番11号
名 称  呉羽化学工業株式会社 代表者  児玉 俊一部 4、代理人 住所 〒101 東京都千代田区神田錦町1丁目8番5号明11占の「発
明の詳細な説明」及び「図面の簡単な6、補正の内容 (1)明細書第28頁第4行目の「化合物番号1」を[
化合物番号l−1Jに補正する。 ■ 同第28頁第5行目「化合物番号2」を「化合物番
号■−2」に補正する。 G)同第28頁第14行目の「(化合物番@3)」を「
(化合物番号l−3)Jに補正する。 り4〉  同第28頁第19行目の「(化合物番号1)
」を「(化合物番号I−1)Jに補正する。 6〉 同第29頁第6行目「(化合物番号5)」を「(
化合物番号l−5)Jに補正する。 (61同第29頁第13行目「(化合物番号6)」を「
(化合物番号l−6)Jに補正する。 く力 同第36頁第13行目の「実施例」を「化合物番
号I−1ないし化合物番号■−6」に補正する。 8) 同第36頁第15行目の「実施例」を「化合物番
号ll−1ないし化合物番号ll−3Jに補正する。 
                 以上手続補正書 
(自発) 平成 1年 8月16日 特許庁長官  吉 1)文 毅 殿 1、事件の表示 昭和63年 特許j1i  第298033号2、発明
の名称 新規アゾール誘導体、その製造法及び 農園芸用殺菌、剤 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所  東京都中央区日本橋堀留町1丁目9番11号
名 称  呉羽化学工業株式会社 東京都千代田区神田錦町1丁目8番5号明細書の「発明
の詳細な説明」の欄及び「図面」6、補正の内容 (1)  明細書第9頁第2行目の[−−描かれた平面
上」を削除する。 (2)同第10頁下から第4行目の「−一描かれた平面
上」を削除する。 (3)同第12頁第4行目の「で示される」と「ケトン
類を、」の間に以下の文を挿入する。 「バイルシュタイン・ハンドブーツ(Be11.)E 
m 7.35B、、パイルシュタイン嘩ハンドブーフ(
Be11.)E m 7.439. 、ジャーナル・オ
ブ・アメリカン・ケミカル・ソサエティ(J、 Ame
r、 Ches。 Soc、)90.4168−8 (1988)、、また
はケミカル・アブストラクト(Chew、 Abst、
)99.156Q67g(1983)。 に記載の」 (4)  同第12頁第7行目のr135B(1965
)Jをr87.1353(1965)、 Jに補正する
。 (5)  同第13頁第5行目の「上記の反応はは、」
を「上記の反応は、」に補正する。 (6)  同第13頁第10行目の「メチラート」を「
メトキシド」に補正する。 (7)同第13頁第10行目の「エチラート」を「エト
キシド」に補正する。 (8)同第13頁第11行目の「ターシャリ−ブチラー
ド」を「t−ブトキシド」に補正する。 (9)同第13頁第12行目「アルコラード」を「アル
コキシド」に補正する。 (lO)同第17頁第11行目の「モリニア病」を「モ
ニリア病」に補正する。 (11)同第25頁第14行目の「(前記例示化合物1
l−2)Jを[(前記例示化合物1l−1)Jに補正す
る。 (12)同第33頁第5行目の「PS八へ地」を「PS
A培地」に補正する。 (13)同第33頁第14行目のrR−(dc−d t
) 100 /d elをrR−100(da−d t
)/ d c Jに補正する。 (14)同第35頁の第5表を別紙10通り補正する。 (15)図面の第1図から第9図を別紙2の通り補正す
る。                以上噌 件 η 雫 豊 町 噌 昏 り 窄 丘 町 噸 誉 ジ 雫 峠 町 噌 昏 り 噌 昏

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Aは窒素原子又はCHを表わし、mは0又は1
    の整数を表わし、nは1又は2の整数を表わす) で示されるアゾール誘導体。
  2. (2)下記一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、mは0又は1の整数を表わし、nは1又は2の
    整数を表わす) で示されるオキシラン誘導体と、下記一般式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、Mは水素原子又はアルカリ金属を表わし、Aは
    窒素原子又はCHを表わす) で示される1,2,4−トリアゾール又はイミダゾール
    を反応させることを特徴とする下記一般式( I )▲数
    式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、A、m及びnは、それぞれ前記したと同意義を
    有する) で示されるアゾール誘導体の製造法。
  3. (3)下記一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、mは0又は1の整数を表わし、nは1又は2の
    整数を表わす) で示されるオキシラン誘導体。
  4. (4)下記一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Aは窒素原子又はCHを表わし、mは0又は1
    の整数を表わし、nは1又は2の整数を表わす) で示されるアゾール誘導体を活性成分として含有する農
    園芸用殺菌剤。
JP63298033A 1988-11-28 1988-11-28 新規アゾール誘導体、その製造法及び農園芸用殺菌剤 Expired - Lifetime JP2686794B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009088070A1 (ja) * 2008-01-09 2009-07-16 Kureha Corporation (ヘテロ環メチル)アゾリルメチルシクロペンタノール誘導体とその中間体、その製造方法、これを含有する農園芸用薬剤及び工業用材料保護剤

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WO2009088070A1 (ja) * 2008-01-09 2009-07-16 Kureha Corporation (ヘテロ環メチル)アゾリルメチルシクロペンタノール誘導体とその中間体、その製造方法、これを含有する農園芸用薬剤及び工業用材料保護剤

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