JPH02144874A - 導電性ハニカムセラミックス - Google Patents

導電性ハニカムセラミックス

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JPH02144874A
JPH02144874A JP29819288A JP29819288A JPH02144874A JP H02144874 A JPH02144874 A JP H02144874A JP 29819288 A JP29819288 A JP 29819288A JP 29819288 A JP29819288 A JP 29819288A JP H02144874 A JPH02144874 A JP H02144874A
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Nobuyuki Hasegawa
信之 長谷川
Yoshinori Matsuzaka
松坂 嘉功
Masayoshi Takahashi
高橋 正吉
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、温風ヒーター、湯わかし器、ヒーターなどの
熱交換用、さらにはサイリスタ保護抵抗、ダミーロード
などの扁電力用抵抗器として用いられ、特に、600℃
の高温域まで任意の温度で安定して発熱させることがで
き、セルを更に空冷または水冷によって高電力の負荷小
型化が可能な導電性ハニカムセラミックスに関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来、ハニカム構造体は、その構造上多数の貫通したセ
ルを有し、表面積が大きいため、該セルを通過する気体
、液体、固体等被体への熱伝達効率が高く、熱交換器に
よく利用されている。また材質としては、耐熱性、耐熱
衝撃性耐食性の点からアルミナ、ムライト、ニージェラ
イト、ジルコニアなどのセラシック材が一般に用いられ
、ハニカムセラミックスを形成している。
しかしながら、セルを通過する物体を直接加温する場合
は、上記ハニカムセラミックがいずれも絶縁性材質から
なっているため、ハニカムセラミックス自体を外部から
の熱源により間接的に加熱しなければならず、より熱伝
達効率の向上、装置の小型化をすすめるため、直接通電
かつ発熱可能な導電性ハニカムセラミックスの開発が望
まれている。
現在、導電性ハニカムセラミックスとして利用されてい
るものに、PTC材賞からなるハニカムセラミックスが
あり、温風暖房機、衣類乾燥器、ヘアドライヤなどの、
主に温風ヒーター用に利用されている。
上記PTC材質は周知のごとくチタン酸バリウムを主成
分とする半導体であり、キュリー点以下の温度では−1
〜−3%/℃の負の抵抗温度特性を示し、キュリー点を
超えると急激に抵抗変化、+12〜+18%/℃の大き
な正の抵抗温度特性を示すものである。このようにPT
C材賞は一般に呼ばれるPTC特性を有しているため、
キュリー点での定温発熱作用があり、温風暖房機などの
ヒーターとして使用されているものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、上述のPTC材質からなるハニカムセラミッ
クスは、微量のY% La5Sbs Nb等の希土類元
素を添加す名ことによってキュリー点を変化させること
ができるものの、キュリー点の高温化については、抵抗
温度特性の劣化にともなう耐電圧の低下、発熱温度での
短寿命などの点から、実用化されているキュリー点、最
高340℃程度までであるのが現状である。このことは
、最近の温風ヒーターに対する高発熱量、高電力化、小
型化の要求に十分答えられないという問題点を有してい
る。
また、前記PTCハニカムセラミックスは、その材質上
、緻密質でなく、素体表面の絶縁性が得られないため水
など導電性のある物体への直接加熱に用いることができ
ないものである。さらに、PTC材質が大きな正と負の
抵抗温度特性を兼ね備えた半導体であることから、回路
上印加電圧、抵抗値の任意設定が必要な高電力用抵抗器
には利用できないという欠点も有している。
本発明は上記の問題点を解消させ、600℃の高温域ま
で安定して発熱させることができ、貫通したセルを空気
、水などが直接通過することによって、ヒーターまたは
抵抗器としてより高電力化、小型化が可能な導電性ハニ
カムセラミックスを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明の導電性ハニカムセラミックスは多数
の貫通したセルからなるハニカム構造体に於いて、該ハ
ニカム構造体が正の抵抗温度特性をもつ導電性セラミッ
ク体からなり、該導電性セラミック体の材質が、アルミ
ノケイ酸塩とガラス成分を主成分とする耐熱性絶縁材4
0〜95重量%に、導電材としてのSiまたはPe5t
を5〜60重量%含有してなることを特徴とするもので
ある。
ここで上記アルミノケイ酸塩は、成形性、緻密焼結性、
安価な点から木節粘土、蛙目粘土、カオリン、陶石、長
石、ベントナイトなどの粘土質材料が主に用いられる。
またガラス成分としては、上記アルミノケイ酸塩の焼結
性をさらに向上させるため添加されるものであるが、ガ
ラス作業点が焼結温度に近いこと、熱膨張係数が小さい
ことなどの条件からホウケイ酸ガラスなど硬質ガラスが
用いられる。さらに、上記ガラス成分の配合量は耐熱性
絶縁材全重量に対し任意であるが、好ましくは10〜5
0重量%である。
一方、導電材として用いられ、正の抵抗温度特性をもつ
StまたはFeSiの配合量は、ハニカム構造体全重量
に対して5〜60重量%配合されるが、5重量%より小
さい場合は、高抵抗で抵抗温度特性が負になるため本発
明の導電性ハニカムセラミックスの機能がそこなわれる
。また60重量%より多い場合は、焼結性不十分からハ
ニカムセラミックスの機械的強度が実用に十分耐えられ
なくなるものである。
〔作用、構成〕
本発明による導電性ハニカムセラミックスについて図面
を用いて説明する。
第1図は本発明の代表的な抵抗温度特性を示したグラフ
で、第2図は本発明の導電性ハニカムセラミックスの正
面図であり、第3図は一部を切欠いた側面図である。第
4図は本発明のさらに他の斜視図である。
第1図に於いて、本発明品は表面発熱温度600℃まで
ほぼ一定の正の抵抗温度係数を有し、従来のP、T、C
,材質品で見られるようなキュリー点前後で抵抗温度係
数が負から正に変わるものではないため600℃までの
高温域まで、任意の温度で安定して発熱させることがで
きるものである。
また、本発明品は導電材の配合割合を変えることによっ
て比抵抗を10−1〜10”Ω備まで任意に変えること
ができ、この範囲にあってはO〜+0、2%/℃と正の
抵抗温度係数をとりうるちのである。
さらに本発明品の材質は熱膨張係数が30〜50X10
−’/’Cと小さく、見掛気孔率1%以下の緻密質から
なるものである。
以上のように、本発明品は発熱量が大きく、高電力負荷
が可能で任意に比抵抗を選べることから、大容量ヒータ
ーとしてだけでなく、高電力用抵抗器としても使用可能
なものである。
また第3図に示すように導電性セラミック体4の表面に
ガラス質絶縁膜5を形成させることにより、空気などの
絶°縁物体だけでなく、水などの非絶縁性物体もセルに
直接通過させ加温することができるものである。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例について図面を用いて説明する
第2図は本発明である導電性ハニカムセラミックスの正
面図であり、第3図は一部を切欠いた側面図である。
アルミノケイ酸塩として末節粘土65重量%とガラス成
分として軟化点850℃のホウケイ酸ガラス35重量%
との配合原料72重量%に対し、導電材としてのSi粉
末28重量%を添加し、水和捏合後、よく知られた真空
押出し成形機に口金型を取付け、多数のセル1と隔壁2
からなるハニカム構造を成形した。
次に、ハニカム成形品を乾燥後、1100”0〜140
0℃の間で焼成した。さらに、ここで得た焼成品を所定
の長さに切断後、切断面の隔壁2とそれに続く両端側面
にアルミ材を溶射吹き付は電極3を形成した。
このようにして得られた寸法、外径φ40m、隔壁厚0
.6鶴、ピッチ2.5龍(目開き1.9鶴)、長さ60
鶴(両端電極巾5鶴)の本発明品は表面発熱温度500
℃一定とした場合、無風状態で170Wの発熱量(印加
電力)に対し、セル通風ito、 3 rrr/n+1
n(30’C) +7)通風状態では250Wと空冷に
よって約1.5倍に発熱量を増加させることができた。
なお、この空冷(温風)効果は当然のことながら、セル
数を多(し、表面積を大きくするほど、また通風量を多
くするほど向上させることができるものである。
さらに本発明の上記形状品にょる0−3n? /5in
(30℃)通、風待、表面発熱温度400’C〜600
 ’Cでの寿命特性を下表に示した。5ooo時間経過
で400℃、500℃、600’Cのいづれも抵抗変化
率−5%〜+10%以内と非常に安定し、十分実用に耐
えうる結果であった。
一方、第4図は本発明品の他の一例を示した斜視図であ
る。
本発明品は乾燥成形品を所定の寸法に切断後、酸化中で
焼成したため、隔壁2断面がガラス質絶縁膜でコートさ
れ、側面に電極3が施されていることから、直接セル内
に水を通し水冷(温水加熱)することができるものであ
る。
ここで本発明品の導電性セラミック体は酸化雰囲気中以
外にN2、Arなどの中性雰囲気中でも同一焼成条件で
焼結可能なものである。
また電極取付方法としてはアルミ材以外に黄銅材、二、
ケル材などによる溶射吹付は方法の他、Ag、 Pt、
 AgPdなどの導電ペーストを塗布、焼付は方法を採
用してもよい。
さらに本発明品は外形寸法、セルの形状、大きさ、隔壁
厚み、電極取付位置など自由に選ぶことができ、本実施
例に限定されるものではない。
〔発明の効果〕
以上記したように、本発明に係る導電性ハニカムセラミ
ックスは、ハニカム構造体を直接通電発熱させることが
できるため、空気などのセル通過被体を直接加熱するこ
とができ、熱交換効率が高いものである。さらに本発明
品は、600℃付近の従来にない高温域まで安定して発
熱させることができるため、空冷または水冷などによっ
て発熱量(消費電力)をより大きくできるものである。
このような、本発明品を用いることによって、従来より
も高発熱量、高電力でより小型な熱交換器が可能となっ
た。特に、温風ヒーター、高電力用抵抗器の分野で非常
に有効といえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の代表的な抵抗温度特性を示すグラフで
、第2図は本発明の導電性ハニカムセラミックスの正面
図である。また第3図は一部切欠いた側面図で、第4図
は本発明のさらに他の斜視図である。 1−・・−セル    2−・・−隔壁3−・・・・−
電極    4−・・−導電性セラミック体5−・・−
・・−ガラス質絶縁膜 特許出願人  東海高熱工業株式会社 第 図 −3:tP!!! ノ4:愕it屹tテミッZイ葬 −5: f”>スte徹梗

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 多数の貫通したセルからなるハニカム構造体に於いて、
    該ハニカム構造体が正の抵抗温度特性をもつ導電性セラ
    ミック体からなり、該導電性セラミック体の材質が、ア
    ルミノケイ酸塩とガラス成分を主成分とする耐熱性絶縁
    材40〜95重量%に導電材としてのSiまたはFeS
    iを5〜60重量%含有してなることを特徴とする導電
    性ハニカムセラミックス。
JP29819288A 1988-11-28 1988-11-28 導電性ハニカムセラミックス Expired - Lifetime JP2673899B2 (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0587883U (ja) * 1991-02-07 1993-11-26 張 崇泰 Ptcヒーター
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WO2013038755A1 (ja) 2011-09-12 2013-03-21 日本碍子株式会社 複合構造体及び成形膜、並びに複合構造体の製造方法
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