JPH02144804A - ハロゲンランプの反射板用シェーディングプレート及びそれを有する光源装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光学装置、特にファクシミリやデジタルコピー
等に用いる光学像−電気信号変換素子を有する光学装置
に用いる光源の照射光量を均一化するためのシェーディ
ングプレート及びそれを有する光源装置に関する。

〔従来の技術〕

近年ファクシミリやデジタルコピー等が開発され、実用
化されているが、これらの装置においては、光学像は電
荷結合素子（ＣＣＤ）等により電気信号に変換される。

ファクシミリの場合には、さらに通信回線により伝送さ
れ、その電気信号は熱転写法やレーザ法等により光学像
に再構成される。

このような光学像−電気信号変換素子を有する光学装置
においては、原稿にランプ光が照射され、その反射光は
複数のミラー及びレンズ系により焦点を結ぶように集光
され、その焦点付近にＣＣＤを設けることにより電気信
号への変換が行われている。

ところで、このような光学装置は、ＯＡ機器の小型化に
伴い、益々小型化されている。それに伴い当然光源装置
も小型化されるわけであるが、十分照射光量を維持する
ために非常に大きな発光力を有するランプを使用する必
要が生じた。

大きな発°光力を有するランプとして、ノ＼ロゲンラン
ブを使用することが考えられる。第９図に示すように、
ハロゲンランプ１１は細長い石英ガラス管Ｌ２と、長手
方向に配列された複数のタングステンフィラメントから
なる発光部１３とを有し、石英ガラス管１２中にはハロ
ゲンガスが封入されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、ハロゲンランプは複数の発光部を有する
ために、その照射光量は第１０図に示すように均一では
ないという問題がある。そこで、このようなハロゲンラ
ンプをそのまま光源として用いると、原稿からの反射光
が長手方向に不均一となり、正確な光学像を得ることが
できない。

従って、本発明の目的は、小型で大きな発光力を有する
ハロゲンランプを光源として用いる際に、その照射光量
を均一化するシェーディングプレートを提供することで
ある。

本発明のもう１つの目的は、かかるシェーディングプレ
ートを用いて照射光量を均一化した光源装置を提供する
ことである。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的に鑑み鋭意研究の結果、本発明者は、ハロゲン
ランプの反射板の反射率を発光部近傍だけ小さくするこ
とにより、光源装置全体の照射光量を長手方向に均一化
することができ、かつそのためにシェーディングプレー
トを着脱自在に反射板に装着すれば、正確な位置決め及
び調整を簡単に行うことができることを発見し、本発明
を完成した。

すなわち、本発明のシェーディングプレートは光学装置
用ハロゲンランプの照射光量を長手方向に均一化するた
めに、前記ハロゲンランプの発光部の位置においてその
反射板に取り付けるもので、湾曲状中央部と、前記中央
部の湾曲方向と反対側に折り曲げられた上端折り曲げ部
及び下端折り曲げ部とからなる一体構造を有し、前記上
端折り曲げ部は前記反射板の後端に係合するとともに、
前記下端折り曲げ部は前記反射板の透光用開口部の後Ｉ
！１１Ｂに係合し、前記上端折り曲げ部は前記光学装置
のハウジングとの間に挿入されたくさび部材により下方
に偏位され、もって前記反射板へ−の固定が確実になさ
れることを特徴とする。

また本発明の光学装置用光源装置は長手方向に均一化さ
れた照射光量を有するもので、ハロゲンランプと、透光
用開口部を有する反射板と、前記ハロゲンランプの発光
部の位置において前記反射板に取り付けられる複数のシ
ェーディングプレートとを有し、前記シェーディングプ
レートは前記反射板と同じ湾曲度を有するとともに上下
端の折り曲げ部で前記反射板に係止されており、かつ上
端折り曲げ部が光学装置のハウジングとの間に挿入され
たくさび部材により下方に偏位され、前記反射板に固定
されていることを特徴とする。

〔実施例〕

本発明を添付図面を参照して詳細に説明する。

第１図は本発明の光源装置を有する光学像−電気信号変
換装置の概観を示す概略断面図である。

変換装置１は、原稿用紙Ｐを載置するガラス板２と、原
稿用紙Ｐに光線を照射するための光源装置３と、原稿用
紙Ｐからの反射光をレンズ系４に入射させるために複数
のミラー５ａ、５ｂ、５ｃ、５ｄ、５ｅからなるミラー
系と、レンズ系４から出てきた光線をほぼ直角方向に反
射するためのミラー６と、ミラー６からの反射光の焦点
付近に位置し、その反射光による光学像を電気信号に変
換する電荷結合素子（ＣＣＤ）７と、ＣＣＤ７からの電
気信号を処理するマイコン装置８とを有する。各部品は
変換装置１のフレーム９に固定されている。

第２図は光源装置３の詳細を示す拡大断面図である。光
源装置３はハロゲンランプ１１と反射板１４と、シェー
ディングプレート２０とくさび部材２５とを有する。反
射板１４は湾曲状の断面を有し、第３図に示すように光
源装置の長手方向くハロゲンランプ１１の軸方向）　に
延在している。また反射板１４には、その中央よりやや
前方の位置に、長手方向に延びている細長い開口部１５
が設けられており、光学装置１において原稿Ｐからの反
射光が通過するようになっている。また第３図から明ら
かなように、開口部１５の後縁部１６には、ハロゲンラ
ンプの発光部１３と対応する位置にそれぞれ切欠き部１
７が設けられている。

反射板１４は光学装置１のハウジングの水平部３０、と
、第−直立部３１に固定されており、また水平部３０と
一体的な第二直立部３２はハウジングの上端部３３に接
合されている。水平部３０には反射板１４の開口部１５
と整合した位置に開口部３４が設けられており、反射光
が通過するようになっている。また第２図及び第３図か
ら明らかなように、ハウジング上端部３３には複数の上
端延長部３５が設けられている。

第４図及び第５図に示されているように、各シェーディ
ングプレート２０は反射板１４と同じ湾曲度を有する湾
曲状中央部２１と、上端折り曲げ部２２と下端折り曲げ
部２３とからなる一体構造を有する。

第２図及び第３図から明らかなように、上端折り曲げ部
２２は反射板１４の後端に係合し、下端折り曲げ部２３
は反射板１４の開口部１５の後縁部１６に形成された切
り欠き部１７に係合する。本発明においては、反射板開
口部１５の切り欠き部１７の長さはシェーディングプレ
ート２０の幅より僅かに大きくしであるので、シェーデ
ィングによる照射光重の均一効果を最高にするために、
シェーディングプレート２０の切り欠き部１７内におけ
る長手方向の位置を調節することができる。

シェーディングプレートは上記一体構造を有し、後述す
るように反射板に弾性的に固定されるので、金属板のよ
うに弾性を有する材質からなるものが好ましい。また反
射率を揚力低下するために、表面を黒色にする。

第６図はシェーディングプレート２０を固定す、るため
のくさび部材２５を示す。くさび部材２５は全てのシェ
ーディングプレート２０を固定するのに十分な長さを有
する板状体２６と、板状体２６の左右両端に設けられた
一対の突出部２７．２７’　とからなる。

このようなくさび部材２５は金属板の打ち抜き等により
一体的に形成するのが好ましい。

次に上記構成の光源装置３にシェーディングプレートを
固定する方法について説明する。

まずハロゲンランプ１１の発光部１３の位置において、
反射板１４に各シェーディングプレートを設定する。こ
の場合、上端折り曲げ部２２及び下端−折り曲げ部２３
はそれぞれ反射板１４の後端及び開口部の後縁部１６の
切り欠き部１７に係合し、かつ上端折り曲げ部２２はハ
ウジングの第二直立部３２の開口部３６内に一部進入す
る。

次に第２図に示すように、くさび部材２５を反射板１４
と平行して反射板１４の上端折り曲げ部２２とハウジン
グ上端延長部３５との間に挿入する。この状態では、第
２図及び第７図に示すように、くさび部材２５は横に寝
ている。ここで突出部２７．２７’を持って下方に回転
すると、第２図及び第８図に示９ように、くさび部材２
５は直立し、板状体２６０幅の分だけ上端折り曲げ部２
２は下方に偏位される。

シェーディングプレー）２０は金属板等のように弾性の
ある材質からなるので、その弾性力により、くさび部材
２５は、第二直立部３２に沿って、ハウジングの上端延
長部３５とシェーディングプレートの上端折り曲げ部２
２との間に固定される。それと同時に、シェーディング
プレート２０は反射板１４にも弾性力により固定される
ことになる。

このような構成とすることにより、ハロゲンランプ１１
の発光部１３の位置にふいて、反射板１４上にシェーデ
ィングプレート２０を正確かつ簡単に位置決めすること
ができる。またくさび部材２５を上向きに回転すること
により簡単にシェーディングプレート２０の固定を解除
することができるので、シェーディングプレート２０の
位置の調節を簡単に行うことができる。

本発明のシェーディングプレート及びそれを用いた光源
装置を添付図面を参照して説明したが、本発明の技術的
思想を逸脱しない限り種々の変更を施すことができる。

例えばシェーディングプレートを均一な幅の板状体とし
たが、板状体の幅は必要に応じ部分的に変えることもで
きる。またシェーディングプレートの上端折り曲げ部を
下方に偏位するためにくさび部材が係合するハウジング
の上端延長部を個々に設ける代わりに、ハウジング上端
部全体を前方に延長させることもできる。

〔発明の効果〕

以上詳述した通り、本発明のシェーディングプレートは
反射板にフィツトする個々の板状体により形成されてお
り、かつその上端折り曲げ部を下方に偏位することによ
り反射板との固定を確実にしているので、取り付けが簡
単であるとともに、位置決めや調整も簡単にできるとい
う利点を有する。またシェーディングプレートの固定を
板状体からなるくさび部材により行っているので、固定
方式が簡単であり、光源装置の小型化に有利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の光源装置を有する光学像−電気信号変
換装置を概略的に示す断面図であり、第２図は本発明の
一実施例による光源装置を示す断面図であり、 第３図は第２図の光源装置に用いる反射板の平面図であ
り、 第４図はシェーディングプレートの平面図であり、 第５図はシェーディングプレートの断面図であり、 第６図はくさび部材の平面図であり、 第７図は第２図の光学装置においてくさび部材を挿入し
たときのシェーディングプレートとくさび部材との関係
を示す斜視図であり、 第８図は第７図においてくさび部材を下方に回転させて
直立させたときのシェーディングプレートとくさび部材
との関係を示す斜視図であり、第９図は本発明に用いる
ハロゲンランプを示す正面図であり、 第１０図はハロゲンランプ自身の照射光量とハロゲンラ
ンプの発光部の位置との関係を示す図である。 １・・・・光学像−電気信号変換装置 ２・　　　・ガラス板 ３・　　・光源装置 ４　　・・レンズ系 ５ａ〜５ｅ　・　　　　ミ　ラ　− ６・　　・　　　　　ミ　　ラ　− ７・・　・電荷結合素子 ８・・・・マイコン装置 ９・・　・フレーム １１・・・・ハロゲンランプ １３・・　・発光部 １４・・　・反射板 １５・・・・開口部 １７・・　・切り欠き部 ２０・・・・シェーディングプレート ２１・・・・湾曲状中央部 ２２　・ ２３　・ ２５　・ ２６　・ ２７、　２７’ ３０　・ ３１　・ ３２　・ ３３　・ ３４　・ ３５　・ 上端折り曲げ部 下端折り曲げ部 くさび部材 板状体 突出部。 ハウジング水平部 ハウジング第一直立部 ハウジング第二直立部 ハウジング上端部 開口部 上端延長部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）光学装置用ハロゲンランプの照射光量を長手方向
   に均一化するために、前記ハロゲンランプの発光部の位
   置においてその反射板に取り付けるシェーディングプレ
   ートであって、湾曲状中央部と、前記中央部の湾曲方向
   と反対側に折り曲げられた上端折り曲げ部及び下端折り
   曲げ部とからなる一体構造を有し、前記上端折り曲げ部
   は前記反射板の後端に係合するとともに、前記下端折り
   曲げ部は前記反射板の透光用開口部の後縁部に係合し、
   前記上端折り曲げ部は前記光学装置のハウジングとの間
   に挿入されたくさび部材により下方に偏位され、もって
   前記反射板への固定が確実になされることを特徴とする
   シェーディングプレート。 （２）長手方向に均一化された照射光量を有する光学装
   置用光源装置において、ハロゲンランプと、透光用開口
   部を有する反射板と、前記ハロゲンランプの発光部の位
   置において前記反射板に取り付けられる複数のシェーデ
   ィングプレートとを有し、前記シェーディングプレート
   は前記反射板と同じ湾曲度を有するとともに上下端の折
   り曲げ部で前記反射板に係止されており、かつ上端折り
   曲げ部が光学装置のハウジングとの間に挿入されたくさ
   び部材により下方に偏位され、前記反射板に固定されて
   いることを特徴とする光源装置。（３）請求項２に記載
   の光源装置において、前記シェーディングプレートは湾
   曲状中央部と、前記中央部の湾曲方向と反対側に折り曲
   げられた上端折り曲げ部及び下端折り曲げ部とからなる
   一体構造を有し、前記上端折り曲げ部は前記反射板の後
   端に係合するとともに、前記下端折り曲げ部は前記反射
   板の透光用開口部の後縁部に係合していることを特徴と
   する光源装置。 （４）請求項２又は３に記載の光源装置において、前記
   くさび部材は両端に突出部を有する細長い板状体であり
   、前記シェーディングプレートの上部折り曲げ部と前記
   ハウジングの上端部との間に挿入した後回転して直立す
   ることにより、前記板状体の幅の分だけ前記上端折り曲
   げ部を下方に偏位することを特徴とする光源装置。