JPH02144413A - 苗木懸吊式法面緑化具と苗木懸吊式法面緑化工法 - Google Patents

苗木懸吊式法面緑化具と苗木懸吊式法面緑化工法

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JPH02144413A
JPH02144413A JP29789088A JP29789088A JPH02144413A JP H02144413 A JPH02144413 A JP H02144413A JP 29789088 A JP29789088 A JP 29789088A JP 29789088 A JP29789088 A JP 29789088A JP H02144413 A JPH02144413 A JP H02144413A
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Katsuji Tanno
勝治 丹野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、植生困難な岩盤や急な法面等に、苗木を上方
から垂直に保持して植生せしめる苗木懸吊式油面緑化具
とそれを用いた法面緑化工法に関する。
「従来の技術」 従来、勾配の急な法面に、緑化のための苗木を植生せし
めるには、人手によって手掘って穴を掘り、苗木を一本
一本ずつ手植えする工法が用いられている。また、法面
が硬質土や岩盤のような急斜面である場合には、第11
図に示されるように、法面に置いた苗木の根の覆土に際
して、いわゆる置き植えと言われ、苗木の軸が法面の傾
斜面に対して垂直状態となるように覆土して植え付けて
植生するようにしていた。更に、岩盤の上に苗木を直接
置いて客土する場合には、第13図で示すように、苗木
の枯死率を低下させる必要性から、−次客土9aを岩盤
に敷設して、この−次客土の上に苗木を置いて、更に二
次客土9bによって苗木に覆土することが行なわれてい
た。
「発明が解決しようとする問題点」 従来のように勾配の急な法面や植生困難な岩盤等に、苗
木植生の植込むために人手によって一つ一つ穴を掘るこ
とは、大変な労力を要するものであった。また、ある程
度に育成した苗木は重さもあることから、法面の所定箇
所に運び上げることは大変な労力であり、作業能率が悪
く人件費がかかるという問題を有していた。
また、従来の方法による植生緑化の場合には、岩盤等の
傾斜面に置き植えなして覆土するとき、苗木軸が傾斜面
に対して垂直に植え付けられることがほとんどであるた
め、活着後は苗の成長につれて第12図で示されるよう
に、水平地面に対して苗木軸は垂直に伸び、そのために
植付は面に対して苗木軸が曲って成育してしまうという
欠点があった。
更にまた、岩盤の上に苗木を直接置いて客土を吹き付け
る場合には、枯死率の低下のために、次客土98を岩盤
に敷設して、この上に苗木を置いて、更に二次客土9b
によって覆土すると作業工程から二重の手間がかかると
いう欠点を有していた。
「問題点を解決するための手段」 本発明は上記のような技術課題を解決するために、次の
ように構成したものである。
特許を受けようとする第1の発明は、植生用苗木の根部
を土着きのまま包み込む袋状ネットと、所定長の繊維質
の緯打とから構成され、植え込み間隔毎に袋状ネットを
緯打に縛着して上部から懸吊するようにしたことを特徴
とする苗木懸吊式油面緑化具である。
特許を受けようとする第2の発明は、根を包む袋状ネッ
トを逆三角形状に形成すると共に、緯打に懸吊する植生
苗木の筒軸の位置を少なくとも水平地面に対して垂直に
したとき法面の傾斜角度にほぼ相対応する角度の斜面を
有するように形成したことを特徴とする請求項1記載の
苗木懸吊式油面緑化具である。
特許を受けようとする第3の発明は、緯打に、植生苗木
の土着き根を包み込んだ袋状ネットを植込み間隔毎に縛
着懸吊し、この緯打を植生しようとする法面の傾斜面に
沿って上下に張架し、上方から懸吊した苗木をそれぞれ
傾斜法面の所定位置に垂直になるよう保持した後、植生
苗木の根部をそれぞれアンカーピンで固定し、この緯打
に懸吊した下方の根を客土で覆設して植付けするように
したことを特徴とする苗木懸吊式法面緑化工法である。
「作 用」 前記の第1請求項記載の発明は、植生用苗木の根部な土
着きのまま包み込む袋状ネットと、所定長の繊維質の緯
打とから構成され、植え込み間隔毎に袋状ネットを緯打
に縛着して上部から懸吊するようにしであるので、植生
緑化しようとする法面に対して植生苗木を置き、苗木の
根をアンカーピンで固定して客土で覆土することにより
簡単に植生苗木を植え込むことができるものである。
また、第2請求項記載の発明は、根を包む袋状ネットを
逆三角形状に形成すると共に、緯打に懸吊する植生苗木
の筒軸の位置を少なくとも水平地面に対して垂直にした
とき法面の傾斜角度にほぼ相対応する角度の斜面を有す
るように形成しであるので、緑化しようとする法面の傾
斜面が急傾斜であっても、斜面の角度とは関係なく、植
生苗木軸を常に水平面に対して垂直に植え付けることが
できるものである。
更にまた、第3請求項記載の発明は、縄材に、植生苗木
の土着き根を包み込んだ袋状ネットを植込み間隔毎に縛
@懸吊し、この縄材を植生しようとする法面の傾斜面に
沿って上下に張架し、上方から懸吊した苗木をそれぞれ
傾斜法面の所定位置に垂直になるよう保持した後、植生
苗木の根部なそれぞれアンカーピンで固定し、この縄材
に懸吊した下方の根を客土で覆設して植付けするように
したので、植付は面が岩盤でも、根の下になる一次客土
も含めて一つの工程で同時に客土吹付けの覆土施工がで
き、植生苗木と共存できる雑草との併用緑化も可能とな
る。
「実施例」 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は特許を受けようとする第1発明に係る苗木懸吊
式油面緑化具の実施例の側面図で、第2図は袋状ネット
を示し、第3図は法面の傾斜面に植生苗木を植え付ける
状態を示す縦断側面図である。
図において、1は袋状ネットで、このネット1は植生用
苗木3の根部を土着きのまま包み込むように形成されて
いる。そして、この袋状ネット1内に包み込まれた苗木
3の根部4には用土に肥沃土を加え、更に固形肥料が混
入されている。2は繊維質の縄材で、袋状ネット1の開
口端に縛着されており、植え込みを行なう所定間隔毎に
袋状ネット1を吊り下げている。縄材2は、法面の傾斜
面5に沿って、保持ビン6.7によって上下方向に張架
されている。縄材2に取り付けられた袋状ネット1内の
植生苗木3の根部4は、縄材2から吊り下げられて傾斜
面5に軽く接地せしめれば、植生苗木3の軸は、法面の
傾斜角度とは関係なく、それぞれ水平な地面に対して、
垂直状態で接地される。この接地状態において第4図に
示すように、アンカーピン8で傾斜面5に固定し、縄材
2の下の部分に袋状ネット1のままの植生苗木3の根部
4を覆う客土9を吹き付けて覆土する。
アンカーピン8は、鉤形に形成されており、敷設後にお
ける流水によって袋状ネット1内の植生苗木3や根部4
の移動や流出を防止する。また、移動流出の防止のため
に、アンカーピン8の代わりに第7図、第8図で示すよ
うに、平板状か糸状の緩衝ゴム体lOによって固定して
も良く、あるいは第9図で示すように、根部4の部分を
目串12で固定するようにしてもよい。
法面の傾斜面5が岩盤や硬質土等の場合には、植生苗木
3の根部4を傾斜面5より少し浮かせて吊り下げておき
、客土9は根部4の下側にも回り込むように吹き付けて
覆土すれば、苗木の活着が良好となる。
特許を受けようとする第2請求項の発明は、袋状ネット
1の形状を第5図に示すように逆三角形状や逆円錐形状
の袋状ネット11に形成したもので、縄材2によって苗
木3を垂直状態で吊り下げたとき、少なくとも法面の傾
斜面5の傾斜角に合わせて形成されており、敷設後は第
6図に示すように、植生用苗木3の筒軸の垂直状態の保
持をより確実なものとすることができ、真直な苗木に成
育させることが可能となる。
第10図は特許を受けようとする第3請求項の発明の植
え付は施工状態の説明図で、覆土に植生用苗木3と共存
が可能な雑草系の種子類を含む客土9を覆土とした場合
の実施例である。
先ず初めに、縄材2に、植生苗木3の土着き根を包み込
んだ袋状ネット1を植込み間隔毎に縛着懸吊しておく。
この縄材2を植生しようとする法面の傾斜面5に沿って
保持ビン6.7によって上下に張架し、上方から懸吊し
た植生苗木3をそれぞれ傾斜法面5の所定位置に垂直に
なるよう保持する。その後、植生苗木3の根部4をそれ
ぞれアンカーピン8で固定する。そして、この縄材2に
懸吊された下方の根部4を客土9で覆設することにより
、植付は作業は完了する。吹き付は客土9としては、雑
草の種子類を混入した客土を用いれば、苗木と共存でき
る下草との併用緑化が可能となる。
植生用苗木3としては、検相類、柳系類、萩類、アカシ
ャ、ニセアカシヤ、ハンノキ、ボケネミ、2マサキネベ
ラ、その他の雑木類、蔦類、竹、笹類なと、また、共存
性の下草としては付近に自生する植物を主体としての緑
化が可能である。
このように法面土質の硬軟や法面の傾斜角度、緑化植生
苗木の種類を問わずに緑化することができるので、植物
は湿地に適したもの、乾燥に強いもの、肥沃土を好むも
の、痩せ地にもよく成育するもの、根張り状態等の特質
を生かして自然環境に対処した植生緑化を行なうことが
できる。
「効 果」 第1請求項の苗木懸吊式油面緑化具は、植生用苗木3の
根部を土着きのまま包み込む袋状ネット1と、所定長の
繊維質の縄付2とから構成され、植え込み間隔毎に袋状
ネット1を縄付2に縛着し°C上部から懸吊するように
したので、植込みのために人手によって一つ一つ穴を掘
ることばなく、作業能率が向上し、人件費も安価となる
6第2請求項は、根を包む袋状ネットを逆三角形状に形
成すると共に、縄付2に懸吊する植生苗木3の筒軸の位
置を少なくとも水平地面に対して垂直にしたとき法面の
傾斜角度にほぼ相対応する角度の斜面を有するように形
成したので、緑化しようとする法面の傾斜角度が急でも
苗木軸は、水平地面に対して垂直に植付けるてとができ
、苗木が成長しても苗木の軸が曲がることはない。
また、縄付2に、植生苗木3の土着き根を包み込んだ袋
状ネット1を植込み間隔毎に縛着懸吊し、この縄付2を
植生しようとする法面の傾斜面5に沿って上下に張架し
、上方から懸吊した苗木をそれぞれ傾斜法面5の所定位
置に垂直になるよう保持した後、植生苗木3の根部4を
それぞれアンカーピンで固定し、この縄付2に懸吊した
下方の根部4を客土9で覆設して植付けするようにした
ので、植付は面が岩盤でも根の下になる一次客土を同時
に覆土できるので、能率的な施工ができるとともに、苗
木の枯死する率が少なく、植付i′jのため穴掘りの手
間も必要ないことから大幅な省力化と、客土吹付けと同
時に植込み完了という能率的至便さもあり、さらに苗木
と共存できる雑草との併用緑化も可能である等の効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は特許を受けようとする第1発明に係る苗木懸吊
式油面緑化具の実施例の側面図で、第2図は袋状ネット
を示し、第3図は法面の傾斜面に植生苗木を植え付ける
状態を示す縦断側面図で、第4図は一部を拡大した側面
図、第5図、第6図は特許を受けようとする第2発明に
用いる袋状ネットの側面図と、施工状態の側面図、第7
図は緩衝ゴム体の斜視図、第8図、第9図は応用施工例
の側面図、第10図は特許を受けようとする第3発明の
植え付は施工状態の説明図で、第11図、第12図、第
13図は従来の苗木の植例は状態の従来例を示す側面図
である。 5・・・傾斜面、 6.7・・・保持ビン、 8・・・アンカーピン 9・・・客土。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)植生用苗木の根部を土着きのまま包み込む袋状ネ
    ットと、所定長の繊維質の縄材とから構成され、植え込
    み間隔毎に袋状ネットを縄材に縛着して上部から懸吊す
    るようにしたことを特徴とする苗木懸吊式油面緑化具。
  2. (2)根を包む袋状ネットを逆三角形状に形成すると共
    に、縄材に懸吊する植生苗木の苗軸の位置を少なくとも
    水平地面に対して垂直にしたとき法面の傾斜角度にほぼ
    相対応する角度の斜面を有するように形成したことを特
    徴とする請求項1記載の苗木懸吊式油面緑化具。
  3. (3)縄材に、植生苗木の土着き根を包み込んだ袋状ネ
    ットを植込み間隔毎に縛着懸吊し、この縄材を植生しよ
    うとする法面の傾斜面に沿って上下に張架し、上方から
    懸吊した苗木をそれぞれ傾斜法面の所定位置に垂直にな
    るよう保持した後、植生苗木の根部をそれぞれアンカー
    ピンで固定し、この縄材に懸吊した下方の根を客土で覆
    設して植付けするようにしたことを特徴とする苗木懸吊
    式油面緑化工法。
JP29789088A 1988-11-25 1988-11-25 苗木懸吊式法面緑化具と苗木懸吊式法面緑化工法 Granted JPH02144413A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102505700A (zh) * 2011-11-23 2012-06-20 中国神华能源股份有限公司 用于黄土区的柳杆锚固护坡方法
CN108086335A (zh) * 2017-12-22 2018-05-29 中南林业科技大学 生态护坡结构及其施工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102505700A (zh) * 2011-11-23 2012-06-20 中国神华能源股份有限公司 用于黄土区的柳杆锚固护坡方法
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