JPH02144358A - ウェブ巻取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 本発明は製紙工場等で一般に用いられるウェブ巻取装置
、詳しくは巻取ロールが巻取ドラムの左右に形成される
ところのデューブレックスワインダと称するウェブ巻取
装置に関する。

〔従来の技術） 製紙工場で一般に用いられているウェブ巻取装置のうち
、巻取ロールが巻取ドラｌ、の左右に千鳥の平面配置を
なし、かつ、その重量の何割かを巻取ドラムにて支える
構成のデューブレックスワインダの概略について第５図
により説明すると、アン・ノインダ装ｍ３０上に前工程
から搬入された巻戻しロール３１より繰り出されたウェ
ブ３２はペーパロール３３を介して送られ、スリッタ：
＋４．３５にて必要な幅に成断され、巻取ドラム１０上
にて隣り合うウェブ３２同志が左右に振り分けられ、巻
芯３６を中心にして巻取られていき、巻取ロール０８を
形成する。

上述の巻取工程杏実現するためには、巻芯３６を個々の
巻取ロール０８の両側において支持する必要があるが、
この支持手段として実用されている従来例にはたとえば
次の第６図、第７図に示すものがある。即ち、第６図は
西独ヤーゲンベルグ社の実施している構成であり、巻芯
支持部０４は巻取りスライダ３７の斜面３８上を移動可
能となるように取付けられており、さらに巻取りスライ
ダ３７は単独で長平方向（第６図の紙面に垂直方向）に
移動可能にトラバース材３９に取付けられている。また
、重量除荷装置４０が設けられており、巻取ドラムＩＯ
上に加わる巻取ロール０８の重量を調整することができ
る。

一方、第７図はフィンランド・ワルチラ社が行っている
方法であり、巻芯支持部０４は支点４１を中心に揺動可
能な支持アーム４２に取付けられており、巻芯３Ｇの位
置は巻取ロール０８が巻太るに従って円弧４３上を移動
する。また支持アーム４２はそり台４４に取付けられて
おり、単独に艮平方向即ら図の紙面と垂直方向へ移動可
能となっている。さらにシリンダ４５によって巻取ドラ
ム！θ上に加わる巻取ロール０８の重量を調整すること
ができる。

ヤーゲンベルグ社のものとワルチラ社のものを比べると
、巻芯３６の位置が直接移動するか、円弧状に移動する
かというところに両者の特徴が見られ、ワルチラ社（第
７図）の場合、巻取ロール０８が巻太るに従がってその
自重のうち巻取ドラム１０が支えるところの割合が減少
しでいき巻取ロール０８が大径になった時に発生するニ
ップ圧（巻取ロールθＢと巻取ドラムｌＯとの間に発生
ずる接圧）が過大となることを幾何学的に矯正できると
いう利点を持つものの、接点１１と巻取ドラム軸中心４
６とのなす角度が刻々と変化するので、巻取ロール０８
が幅方向即ら、軸方向に関して直径等が不均一な場合（
第５図に示す構成のデュープレックスワインダの場合、
塗工等の加工が加えられた紙を広い幅にわた−）で巻く
ことが多いので、特に不均一になり易い、）　巻取ロー
ル０８の幅方向に関して接触角が不均一となってウェブ
にしわが入る等の問題が生じることが考えられる。

また、第５図に示すデュープレックスワインダにおいて
、広幅の巻取ロールを形成する場合、巻芯３６を巻取ド
ラムｌＯとは異なる駆動装置にて回転さ・Ｕ、通切な硬
さを持った巻取ロールを形成させる方法が、しばしば用
いられる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来のウェブ巻取装置には解決すべき次の課題があ
った。

（１）第６図に示す構成では巻芯支持部が吊下げられる
ため剛性不足となることを避けられず、巻芯支持部が振
動の影響を受けやすい。

（２）第６図、第７図何れの構成においても巻芯支持部
の回転力伝達手段が？１１すぎる。

（３）第７図に示す構成では巻取ドラムと巻取ロールと
の接点が、巻取ロールの巻太りに応じて変わり、巻取ロ
ールの直径等に軸方向で不均一な個所が発生しく即ち、
ウェブの緊張度にムラが生じる）巻きしわが生じやすい
。

〔課題を解決するための手段） 本発明は上記！！ｌ！題の解決手段として、７ウエプの
巻取ドラムと同巻取ドラムの軸心方向に見て左右に対向
配置されかつ巻取ドラムによって自重の幾許かを支えら
れる巻取ロールとを備えたウェブ巻取装置において、上
記巻取ドラムの回転軸を含む任意の平面内を巻取ドラム
に対し遠近移り」可能に設けられた上記巻取ロールの巻
芯支持部と、同巻芯支持部よりその低部が低い位置に設
けられ同巻芯支持部を支持して上記巻取）′ラムの軸心
にほぼ平行に移動可能であると共に任意の位置に固定可
能な支持台とを具備してなることを特徴とするウェブ巻
取装置を提供しようとするものである。

（作用〕 本発明は上記のように構成されるので次の作用を有する
。

即ち、支持台が巻芯支持部より低い床面等の堅固な面に
取付けられていることにより、振動の発生に対して十分
な剛性がｊニジられ、かつ巻取ロールの重量を支持する
という点においても有利である。

又、支持台を巻取ドラムの軸方向へ移動可能としたので
一方の巻芯支持部と他方の巻芯支持部とで押圧し合い、
巻芯端面を接圧によって支持し、かつ、回転力を伝達で
きる。又、巻芯支持部を巻取ドラムの回転軸を含む任意
の平面内で遠近移動可能としたので巻取ドラムと巻取ロ
ールとの接点が巻取ドラムに対して常に不変で、巻取ロ
ールのウェブの緊張度も一定に保たれる。この結果、巻
取ロールの直径が軸方向、何れの位置でも一定で巻しわ
が生じない。

〔実施例〕

本発明の一実施例を第１図ないし第４図により説明する
。第１図は本実施例のワインディングステージ３ンの側
面概略図で、図において、ワインディングステーション
Ｏｆは床面０２に設置されたプレート０３の上に載って
おり、個別に長平方向（第１図の紙面に垂直な方向）に
可動となっている。

巻芯支持部０４はワインディングステーション０１の斜
面０５」二を矢印０６，０７の方向へ移動可能であり、
巻取時には巻取ロール０８が巻太るに従って０９の位置
から矢印０６の方向へ移動するのであるが、この時巻取
ロール０８と巻取ドラムｌＯとの接点１１に発生する接
圧（二シブ圧と呼ばれるもの、）が過大とならないよう
に、ニップ圧を重■除荷装Ｔ１１２によって低減さ−Ｃ
ることができる。またを芯支持部０４には巻芯を直接駆
動するための電９）ｒ機１３が取り付けである０次にワ
インディングステーションＯ１近傍を第１図の■囲いの
詳細図である第２図、および第２図の■矢視図であると
ころの第３図により説明すると、プレート０３上を１８
動するところのワインディングステーションＯ１はワイ
ンディングステーション本体１４の部分とプレート１５
の部分に分かれており、両者はエアシリンダ１６により
繋がっている。ワインディングステーションの本体１４
が巻芯支持部を支える部分であり、一方１５は１枚のプ
レートとなっており、このプレート１５Ｊ二に電動１１
７と油圧シリンダ１８が取付けであるａ’Ｆ；、動５１
７の回転軸１９にはピニオン２０が付いており、プレト
０３に設置されているランク２１と噛み合っている。

したがって電動機１７を駆動することによりプレー目５
が矢印２８　、２９方向へ移動し、エアシリンダ１６を
介してワインディングステーション本体１４も移動する
。ワインディングステージ」ン本体１４が移動するとい
うことは、第４図で見るとワインディングステーション
０１が長手方向２２へ移動するということであり、これ
によって任意の幅をもつ巻取ロール０８を巻取ることが
可能となる。なおＲ１勤は上をすべることにより、駆動
力の低減が図れる。

巻取時には、ワインディングステージリン０１がプレー
ト０３上に堅く固定されていなければならないとともに
、巻芯部を直接駆動する際には十分なスラスト力（長手
方向への力）を発生させなりればならないが、これは油
圧シリンダ１８．２５　、エアシリンダ１６、さらには
電動１１７のブレーキ保持力により達成される。すなわ
ら電動機１７を駆ｔＪ＋　して、巻取りを行うに適切な
位置にプレー１−１５を移動さ−Ｕた後、油圧シリンダ
１８の引張力によりプレート０３の面２６と油圧シリン
ダ１８の先端金具２７との間に摩擦力を発生さセ、プレ
ート１５をプレート０３上に固定する６次にエアシリン
ダ１６に縮み側への圧力を加えることによりワインディ
ングステーション本体１４に矢印２８方向への力を発生
させ、巻芯端面と巻芯支持部の間に接圧を発生させる。

この状態で油圧シリンダ２５へ油圧シリンダ１８と同様
に引張ノＪを発生させることによりワインディングステ
ーション本体１４をプレート０３上に固定することがで
きる。また巻芯を直接駆動するところの回転力を伝達す
るために必要な巻芯８６１面と巻芯支持部との間の接圧
は場合によってはかなり大きな値となり、プレーＨ５が
矢印１９方向への力を受け、油圧シリンダ１８によりプ
レー目５を固定する力が不十分になるごとも考えられる
。この場合、ｆＪ＋Ｊ＋ｎ１７のブレーキ保持力により
、プレート１５が矢印２９方向へ移動することを妨げる
ことができる。

以上の通り本実施例によれば巻芯支持部０４を保持する
ワインディングステーション本体１４が巻取ドラム１０
の軸心方向に移動可能であると共にエアシリンダ１６に
よって、予め位置決めしたプレート１５に対し縮退して
、他方のを芯支持部０４との間に巻芯を押圧し合うこと
によって巻芯を容易に支持することができ、かつ、その
状態で油圧シリンダ１Ｂにより先端金具２７を引き上げ
て、面２６との摩擦力で強固に固定するので振動の影響
を受けにくい巻取袋＝が得られる。

又、巻取ロール０８は直線状の斜面０５に沿って巻取ド
ラム１０のほぼ軸心から法線方向に遠近自在に移動でき
るので、巻太りによって遠ざかる場合でも巻取ドラムｌ
Ｏとの接点Ｉｆの位置は不変である。

以上の結果、軸方向の何れの位置においてもバラツキの
ない緊張力と直径を保ったしわのない巻取ロールを得る
ことができる。

〔発明の効果〕

本発明は上記のように構成されるので次の効果を有する
。即ち、巻芯支持部を保持する支持台を低位置に設け、
高剛性を付与したので、振動が生ぜず、かつ、巻取ドラ
ムと巻取ロールとの接点を不変としたので、ウェブの緊
張度の一定した、しわのない均一な径の巻取ロールが得
られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例に係るワインディングステ
ージジンの概略側面図、第２図は、第１図の■囲いの部
分の詳細図、第３図は、第２図の■矢視図、第４図は、
第１図の平面図、第５図は、一般のデュープレフクスワ
インダの斜視図、第６図は、従来のデュープレックスワ
インダの第１例の側面図、第７図は、従来のデュープレ
ックスワインダの第２例の側面図である。 ０１　　ワインディングステーシリン、０３−プレート
、　　　　０４・−・巻芯支持部、０５・斜面、　　　
　　　０８−巻取ロール、ｌＯ巻取ドラム、 １４−ワインディングステーション本体、１５−プレー
ト、　　　　　１６・−・エアシリング、１７・・電動
機、　　　　　１８・−・油圧シリンダ、２０−ピニオ
ン、　　　　２１・−・ラック、２３・摺動材、　　　
　　２５−油圧シリンダ、２６　　面、　　　　　　　
２７−先端金具。 代理人　弁理士　坂　間　　　暁 外２名

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ウェブの巻取ドラムと同巻取ドラムの軸心方向に見て左
   右に対向配置されかつ巻取ドラムによって自重の幾許か
   を支えられる巻取ロールとを備えたウェブ巻取装置にお
   いて、上記巻取ドラムの回転軸を含む任意の平面内を巻
   取ドラムに対し遠近移動可能に設けられた上記巻取ロー
   ルの巻芯支持部と、同巻芯支持部よりその低部が低い位
   置に設けられ同巻芯支持部を支持して上記巻取ドラムの
   軸心にほぼ平行に移動可能であると共に任意の位置に固
   定可能な支持台とを具備してなることを特徴とするウェ
   ブ巻取装置。