JPH02142907A - 油圧装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 炎盃茅で この発明は、作動油が充満されたケース（以下、「フル
ケース（ｆｕｌｌ　ｃａｓｅ）Ｊともいう）内で作動さ
れる油圧ＩＲＨに関するものである。特に、この発明は
、作動油で充満されたケース内で作動される定速駆動力
伝動装置における、油圧ポンプおよび油圧モータの組合
せ機器に関するものである。

１折１遣 第１図は、この発明の譲受人により販売されている従来
の定速駆動力伝動装置の一部を示している０周知の通り
、定速駆動力伝動装置は、たとえば航空機推進エンジン
のようなエンジンに連結された入力シャフトからの可変
人力回転速度を、出力シャフトにおいては定速回転速度
とする。出力シャフトは、航空機において用いられるた
とえば４００　Ｉｆ　ｚの一定周波数の交流電流を発生
させるために、３相交流発電機（図示しない）を駆動す
る。

定速駆動力伝動装置の図示部分１０は「フルケース」ユ
ニットとして知られており、これはケース１２を備え、
その内部には通常の油圧ポンプおよび油圧モータが配置
されている。シャフト１８は通常の可変容量型油圧ポン
プを駆動する。油圧ポンプは、チャージポンプ２６から
作動油を受け、この作動油をさらに加圧して、該加圧作
動油を油圧モータに供給するｖ１能を有する。チャージ
ポンプ２６はケース１２内に設けられているように、概
略的に図示されているが、実際には、チャー・ジボンブ
２６はケース１２の外部に設けられ、ケース内がらケー
ス外のチャージポンプへ油を連通させる導管、およびポ
ンプからケース内のフィルタ３０へ加圧作動油を連通さ
せる導管が設けられていることを理解すべきである。油
圧ポンプからの加圧された作動油は、定容量型油圧モー
タを駆動する。制御バルブは可変容量型油圧ポンプの斜
板の角度を調整してポンプ容量を変化させ、もってシャ
フト２０の回転速度を制御する。通常の油圧ポンプおよ
び油圧モータの組合せ（以下、「油圧ポンプ・モータ」
）１４は作動中、作動油１６中に完全に沈められている
。ポンプは吸込みポート２２を備え、このポート２２は
ケース１２の内部から圧送される作動油１６を受け入れ
る０作動油はチャージポンプ２６により吸込みポート２
２に供給され、チャージポンプ２６は、ケース１２内の
作動油１６と流体的に連通状態にある吸込みポート２９
を備える油路２８から、作動油を受ける。吸込みポート
２９をケース１６内の中間位置で開口することにより、
作動開始時に、作動油を油圧ポンプ・モータ１４に供給
できる。チャージポンプ２６から流出された加圧作動油
は、油路３２によりフィルタ３０に連通される。フィル
タ３０は、作動油１６からポート２９に吸入されたごみ
類が、油圧ポンプ・モータ１４内に圧送されて、相当な
摩耗または損傷を生じさせることを防止するために必要
である。チャージリリーフバルブ３４は、前以て設定し
た圧力において、油圧ポンプ・モータ１４の作動圧力を
調整し、且つ過剰作動油をフルケースに還流する。チャ
ージリリーフバルブ３４は、吸込みポート２２における
システム作動圧力がバルブのしきい圧力値よりも上昇し
た際に開き、システムの作動圧力を制限する。チャージ
リリーフバルブ３４は油路３６により吸込みポート２２
に連結される。油圧ポンプ・モータ１４からの漏れはケ
ース内に還流し、チャージリリーフバルブ３４からの作
動油と共にケース１２内に包含される。

更に、関連の外部油圧回ｎ３８について説明する。

作動油はケース！２の流出ポート４０と流入ポート６２
どの間を循環するが、その場合、油路４４を通って油溜
め４６へ流れ、そこで油溜め４６内の作動油４８が油路
４９により流出され、排油ポンプ５０により油路５２を
経て排油フィルタ５４へ圧送され、更に油路５６を介し
て熱交換器５８へ送られる。熱交換器５８は、ケース内
の作動油のための主熱調整機構として、作動油を冷却し
、該作動油は、最終的に油路６０を通って流入ポート６
２に流動する。流出ポート用チェックバルブ６４は、ケ
ース１２内の液位が低い時、作動油がケース１２から流
出するのを防止する。流入ポート用チェックバルブ６６
も、作動油１６がケース１２から熱交換器５８に逆流す
るのを防止する。流入ポート用チェックバルブ６６は閉
位置へばね偏倚されていて、所定圧力に到達するまで開
くことを防止するようになっている。しかし、バルブ６
６はチャージポンプ２６によるガスの吸入を防止するも
のではない。

第１図の従来のフルケース・ユニット１０はいくつかの
欠点を有している。第１に、油圧ポンプ・モータ１４に
供給される作動油は、主に、ケース１２内の作動油１６
から供給される。油圧ポンプ・モータ１４によりケース
１２内の作動油に生ずる熱のために、チャージポンプ２
６により油圧ポンプの吸込みポート２２に圧送される作
動油の温度は、ケース１２内の作動油１６の周囲温度で
ある高温となる０作動油のこの高温化は、油圧ポンプ・
モータ１４の耐用年数を、吸込みポート２２により流入
される作動油の温度が低下された場合に達成される年数
よりも低減させる。第２に、先に指摘したように、ごみ
類がケース１２内に蓄積し、これがチャージポンプ２６
により油圧ポンプ・モータ１４内に圧送されると、摩耗
または早期の破壊の原因になり、そこでフィルタ３０の
使用が余儀なくされる。フィルタ３０は周期的に交換さ
れなければならず、さらに重量的な不利をもたらすもの
であり、これは、航空機の給電装置（本発明の代表的適
用例）において、欠点となるものである。第３に、熱交
換器５８を含む外部油圧回路３８を通る作動油の流量は
、フルケース１２内の作動油の温度を調整するためには
十分に大きくなければならない、これは、フルケース１
２内の温度を低下するために、十分に多量の冷却された
作動油をケース１２内に導入することを必要とする。前
述の冷却を達成するために必要な流量には、比較的大き
い流量を有する排油ポンプ５０の使用が必要になり、こ
れには重量的な不利が伴う、ケース１２は漏出を生じる
可能性があり、これはケース１２内の作動油の液位を低
下し、したがって長期間作動がなされなかった後では、
油圧ポンプ・モータ１４の作動開始時に、油圧ポンプ・
モータ１４への流体の流動が中断する恐れがある。始動
中に油圧ポンプ・モータ１４に対して作動油が喪失した
場合には、大きな損傷をもたらす原因になる。

ｌ訓卑訓ｊ この発明は、作動油が充満されたケース内に浸漬された
改良された油圧装置を提供する。第１に、この発明は油
圧装置に供給される作動油の温度を低げ、これは油圧装
置の寿命を増大する。第２に、この発明は前述のように
、フルケース内に配置される従来のフィルタ３０を省略
し、これは保守を簡単にすると共に、油圧装置の総重量
を減少させる第３に、油圧装置に流入される作動油の温
度を低下する結果、ケースの流出ポート４０および流入
ポート６２間に作動油を圧送する排油ポンプ５０の寸法
を、従来のものより低減することができ、これは、油圧
装置の全体的温度を調整するために、比較的多量の冷却
された作動油が熱交換器５８からケース１２へ流入され
ることに依存する。外部ポンプからケース内のポンプに
連結される導管を介して、直接作動油を適用することに
より、長期間にわたって作動されないで、作動油の液位
が実質的に漏出低下した後で油圧ポンプ・モータ１４が
始動された時に、油圧ポンプ・モータ１４に対して作動
油が不足する可能性が防止される。

この発明は、チャージポンプ２６により吸入される作動
油を、ケース１２内に存するものより高い品質に調整（
コンディショニング）する、この調整は、前述の冷却、
フィルタ処理により、作動油中の粒状物を除去して、ケ
ース内に吸入される作動油をケース内の作動油より清浄
なものにすること、あるいは空気除去処理により、作動
油中に同伴されるガス粒子を除去することである。

この発明に従った油圧装置は、流入ポートおよび流出ポ
ートを有すると共に、作動中は作動油が充満されている
ケースと：前記ケース内に設けられ、吸込みポートから
作動油を受け入れる油圧機器と；前記流入ポートおよび
前記流出ポート間に設けられる作動油連通回路であって
、前記流出ポートから作動油を受け入れ、受け入れられ
た作動油を、該受け入れられた作動油の温度よりも低い
温度に冷却し、且つ冷却された作動油を前記流入ポート
に供給する前記作動油連通回路と；加圧された作動油を
前記油圧機器の吸込みポートに供給するポンプであって
、作動油が作動油連通回路から前記ケースに供給される
安定状Ｒ？Ｊ？−ｔよりも小さい流量で作動油を圧送す
る前記ポンプに、前記流入ポートを連結する第１の油路
であって、前記ケース内に開口する内部ケースポートを
有して、前記作動油連通回路により前記流入ポートに供
給される冷却された作動油のうち、前記ポンプにより圧
送される作動油の流量より大きい過剰流量の作動油が、
前記第１の油路から前記内部ケースボー　１−））介し
て前記ケース内へ流入するようにしていると共に、前記
流入ポートに供給される作動油の流量が、前記ポンプに
より圧送される作動油の流量より小さい場合に、作動油
を前記ケースから前記内部ケースポートを介して前記第
１の油路内へ引き入れ、前記ポンプにより圧送され得る
ようにしている前記第１の油路と、を備えている。リリ
ーフバルブが、ボン１の高圧吐出側と油圧機器の吸込み
ポートどの間に配置される第２の油路に設置され、該リ
リーフバルブは、第２油路内のｆｊ動油の圧力が、チャ
ージリリーフバルブの設定圧力値を越える時、第２の油
路をケースに連通させる。さらに、チェックバルブが、
作動油連通回路と内部ケースポートとの間に配置される
ポンプに向かう、作動油連通回路からの作動油の流れと
流体連通状態で設けられて、ケースから作動油連通回路
への作動油の流れを遮断すると共に、作動油連通回路か
ら流入ボー）へへの作動油の流れを可能にしている。チ
ェックバルブは、ケースに流入する作動油の圧力が所定
圧力限界を越えるまで閉状態に強制されて、ポンプによ
る空気の吸引を防止するようになっている。チェックバ
ルブは、流出ポートからの作動油の流れに流体連通状態
で設けられて、ケースへの作動油の中断中に、流出ポー
トから作動油連通回路への作動油の流れを遮断する。流
入ポートに連結されるチェックバルブは、作動油連通回
路を流入ポートに連結するケース外部の油路に配置され
、また流出ポートに連結されるチェックバルブは、熱交
換器に対して流体連通状態で外部油溜めに連結されるケ
ース外部の油路に配置される。排油ポンプが油溜めと流
体連通状態で設けられ、作動油を油溜めから作動油連通
回路内の熱交換器へ圧送する。排油ポンプを熱交換器に
連結する油路には、フィルタが配置される。

この発明の油圧機器の好ましい実施形態は、航空機体の
発電機を駆動するために用いられる、定速駆動力伝動装
置における油圧ポンプ・モータである。

作動油が充満されたケース内に浸漬された油圧機器であ
って、吸込みポートから作動油を受け入れると共に、ケ
ース（このケースに対しては、該ケースの流出ポートと
流入ポートとの間の作動油連通回路から作動油が供給さ
れて、ケース内に包含される作動油を供給するようにな
っており、且、このケース内では、作動油がポンプから
油圧機器の吸込みポートに圧送されるようになっている
）内に作動油を吐き出す前記油圧機器を有する油圧袋＝
において、この発明の改良点としては、ケースの流入ポ
ートをポンプの吸込みポートに連結する油路を設けるこ
とにより、ケース内の作動油の温度に対して低温に冷却
された作動油を、流入ポートからチャージポンプの吸込
みポートへ直接流動させることと、ポンプが油圧機器に
作動油を圧送した場合の安定状態の流量が、冷却された
作動油がケースの流入ｆ−トに供給される安定状態の流
星より小さくしたことである。さらに、ケースの流入ポ
ートをポンプの吸込みポートに連結する油路中の内部ケ
ースポートが、油路からケース内に作動油を吐き出すた
めに、そして作動油を油路に取り入れ、ポンプにより油
圧機器に圧送するために、設けられている０作動油連通
回路によりケースの流入ポートに供給される冷却された
作動油であって、チャージポンプにより圧送される作動
油の流量より大きい過剰流量の作動油は、油路から内部
ケースポートを介してケース内に流入し、また作動油連
通回路によりケースの流入ポートに供給される冷却され
た作動油であって、ポンプにより圧送される作動油の流
量より小さい不足流量の作動油は、内部ケースポートを
介して油路に流入する。さらに、この発明は、ケースの
流出ポートを作動油溜めに連結する油路、および作動油
溜めから流入ポートに連結されるフィルタへ作動油を圧
送するポンプ、を包含する。好ましくは油圧機器は、航
空機の発電機を駆動するため、可変速度入力シャフトお
よび定速出力シャフトを備える、定速駆動力伝動装置の
油圧ポンプ・モータとされる。

この発明の油圧装置は、作動油を流入ポートから受け入
れ、かつ作動油を吐き出す油圧機器と；該油圧機器を包
含すると共に、作動油が充満された状態で取り汲われる
ケースと；該ケースに設けられた流入ポートであって、
ケース内の作動油の温度に対して低温に冷却された作動
油を供給する前記流入ポートと；加圧された作動油を前
記油圧機器に供給するポンプと二ケースの流入ポートを
ポンプの吸込みポートに連結して、冷却された作動油を
流入ポートからポンプの吸込みポートへ直接流動させる
油路と、を備えており、ポンプにより油圧機器へ圧送さ
れる作動油の安定状態流量が、冷却された作動油がケー
スの流入ポートに供給される安定状態流量よりも小さく
されている。内部ケースポートが、ケースの流入ポート
とポンプの吸込みポートとを連結する油路内に設けられ
ており、作動油を油路からケース内へ吐き出すと共に、
作動油を油路内に取り出してポンプにより油圧機器へ圧
送するように構成されている。ケースの流入ポートに供
給される冷却された作動油の過剰流量は、油路から内部
ケースポートを介してケースに流入し、またケースの流
入ポートに供給される作動油であって、ポンプにより圧
送される作動油の流量より小さい不足流量の作動油は、
内部ケースポートを介して油路に流入する。油路はケー
スの流出ポートを油溜めに連結し、またポンプは作動油
を油溜めから、流入ポートに連結されるフィルタへ圧送
する。

作動油が充満されたケース内で作動される油圧機器を備
える本発明による油圧システムは、前記ケースに設けら
れ、該ケース内の作動油よりも低温の作動油を受け入れ
る流入ポートと；前記ケースの流入ポートをポンプの吸
込みポートに連結して、作動油を前記ケースの流入ポー
トから、前記油圧機器に作動油を圧送する前記ポンプの
吸込みポートへ直接流す油路であって、前記ポンプによ
り前記油圧機器に圧送される作動油の安定状態流量が、
作動油連通回路から前記ケースの流入ポートに供給され
る作動油（ケース内の作動油の温度より低温）の安定状
態流量より小さくなっている前記油路と：加圧された作
動油を前記作動油連通回路に供給するポンプと；加圧さ
れた作動油を供給する前記ポンプと、前記ケースの流入
ボーｌ〜との間の前記作動油連通回路内に配置されて、
該流入ポートに供給さ−れる加圧された作動油をフィル
タ処理するフィルタと、を備えている。内部ケースポー
トが、ケースの流入ポートをポンプの吸込みポートに連
結する油路内に設けられて、作動油を該油路からケース
内へ吐き出すと共に、該油路内へ作動油を取り出してポ
ンプにより油圧機器へ圧送するようになっている。また
、リリーフバルブが、ポンプの高圧吐出側および油圧８
！器の吸込みポート間に配置される第２の油路に設置さ
れ、このリリーフバルブは、第２の油路内の作動油の圧
力がチャージリリーフバルブの設定圧力値を越えた場合
に、第２の油路をケースに連通させるようになっている
。

この発明の油圧装置は、流入ポートおよび流出ポートを
有すると共に、作動中は作動油が充満されているケース
と；前記ケース内に設けられ、吸込みポートから作動油
を受け入れる油圧機器と前記流入ポートおよび前記流出
ポート間に設けられる作動油連通回路であって、前記流
出ポートから作動油を受け入れ、受け入れられた作動油
を調整して作動油の特性を前記ケース内の作動油の特性
より良好に改良し、且つ調整された作動油を前記流入ポ
ートに供給する前記作動油連通回路と加圧された作動油
を前記油圧機器の吸込みポートに供給するポンプであっ
て、作動油が作動油連通回路から前記流入ポートに供給
される安定状態流量よりも小さい流量で作動油を圧送す
る前記ポンプに、前記流入ポートを連結する第１の油路
であって、前記ケース内に開口する内部ケースポートを
有して、前記作動油連通回路により前記流入ポートに供
給される調整されたｆヤ動油のうち、前記ポンプにより
圧送される作動油の流量より大きい過剰流量の作動油が
、前記第１の油路がら前記内部ケースポートを介して前
記ケース内へ流入するようにしていると共に、前記流入
ポートに供給される作動油の流星が、前記ポンプにより
圧送される作動油の流量より小さい場合に、作動油を前
記ケースから前記内部ケースポートを介して前記第１の
油路内へ引き入れ、前記ポンプにより圧送され得るよう
にしている前記第１の油路と；を備える。調整された作
動油は、ケースの外部に配置されたフィルタによりフィ
ルタ処理される。あるいは、調整された流体は、ケース
の外部に配置された空気除去装置により空気が除去され
る。さらに、チェックバルブが、作動油連通回路がらポ
ンプへの作動油の流れに流体連通状態に配置されて、ケ
ースへの作動油の流れが中断中、ケースから作動油連通
回路への作動油の流れを遮断すると共に、作動油連通回
路から流入ポートへの作動油の流れを可能にしており、
かつチェックバルブは、ケースに流入する作動油の圧力
が所定圧力限界を越えるまで閉状態に強制されて、作動
油連通回路からポンプによりガスが吸入されることを防
止するようになっている。

流入ポートから作動油を受け入れ、作動油を、作動油が
充満されたケース内に吐き出す油圧機器を備える油圧装
置であって、調整された作動油が、ケースの流出ポート
およびケースの流入ポート間に流体連通状態にある作動
油連通回路から供給されて、ケース内に包含される作動
油を供給するようになっているど共に、作動油がポンプ
により油圧機器の吸込みポートに圧送されるようにした
油圧装置において、この発明の改良点として、ケースの
流入ポートをポンプの吸込みポートに連結して、調整さ
れた作動油を流入ポートからポンプの吸込みポートに直
接流動させて、作動油の特性をケース内の作動油の特性
より良好になるように改良する油路が包含されると共に
、ポンプは、調整された作動油がケースの流入ポートに
供給される安定状態流量より小さい、油圧機装置へ作動
油を圧送する安定状態流量を有している。調整された作
動油は、ケースの外部に配置されたフィルタによりフィ
ルタ処理される。あるいは、調整された作動油は、ケー
スの外部に配置された空気除去装置により空気が除去さ
れる。チェックバルブが、作動油連通回路からポンプへ
の作動油の流れに流体連通状態で配！されて、ケースへ
の作動油の流れの中断中、ケースから作動油連通回路へ
の作動油の流れを遮断すると共に、作動油連通回路から
流入ポートへの作動油の流れを可能にすると共に、チェ
ックバルブは、ケースに流入する作動油の圧力が所定圧
力限界を越えるまで閉状態に強制されて、作動油連通回
路からのポンプによるガスの吸入を防止するようになっ
ている。

この発明の油圧装置は、作動油を流入ポートから受け入
れ、かつ作動油を吐き出す油圧機器と；加勢油圧機器を
包含すると共に、作動油が充満された状態で取り扱われ
るようにしたケースと一ケースに設けられると共に、１
１整された作動油を供給して、作動油の特性をケース内
の作動油の特性よりも良好になるように改良する流入ポ
ートと；ケース内に包含されて加圧された作動油を油圧
機器に供給するポンプと；ケースの流入ポートをポンプ
の吸込みポートに連結して、調整された作動油を流入ポ
ートからポンプの吸込みポートへ直接流動させる油路と
、を備えており、ポンプにより油圧機器に圧送された作
動油の安定状態流量が、ケースの流入ポートに供給され
る調整された作動油のれる安定状態流量より小さくなる
ようにしている。調整された作動油は、ケースの外部に
配置されたフィルタによりフィルタ処理される。あるい
は、調整された作動油は、ケースの外部に配置された空
気除去装置により空気が除去される。チェックバルブが
、作動油連通回路からポンプへの作動油の流れに流体連
通状態に配置されて、ケースへの作動油の流れの中断中
、ケースから作動油連通回路への作動油の流れを遮断す
ると共に、作動油を作動油連通回路から流入ポートへ流
動させることができ、かつチェックバルブは、ケースに
流入する作動油の圧力が所定圧力限界を越えるまで閉状
態に強制されて、作動油連通回路からのポンプによるガ
スの吸引を防止するようになっている。

作動油が充満されたケース内で作動される油圧機器を備
える本発明による油圧システムは、ケースに設けられて
、調整された作動油を受け入れて、作動油の特性をケー
ス内の作動油の特性より良好に改良する流入ポートと；
ケースの流入ポートをケース内のポンプの吸込みポート
に連結して、作動油を流入ポートからポンプの吸込みポ
ートへ直接流動させる油路であって、このポンプが調整
された作動油を油圧機器に圧送すると共に、ポンプによ
り油圧機器に圧送される作動油の安定状態流量が、作動
油連通回路からケースの流入ポートへ供給される調整さ
れた作動油の安定状態流量より小さくなっている油路と
；加圧された作動油を作動油連通回路に供給するポンプ
と：加圧された作動油を供給するポンプおよび流入ポー
ト間の作動油連通回路内に配置されて、流入ポートへ供
給される加圧された作動油をフィルタ処理するフィルタ
と、を備えている。１！整された作動油は、ケースの外
部に配置された空気除去装置により空気が除去される。

チェックバルブが、作動油連通回路からポンプへの作動
油の流れに流体連通状態に配置されて、ケースへの作動
油の流れの中断中、ケースから作動油連通回路への作動
油の流れを遮断すると共に、作動油連通回路から流入ポ
ートへの作動油の流れを可能にし、かつチェックバルブ
は、ケースに流入する作動油の圧力が所定圧力限界と越
えるまで閉状態に強制され、作動油連通回路からのポン
プによるガスの吸引を防止するようになっている。

化１ユ１履１１１１ 第２図は、航空機の機体内に設けられている３相交流発
電機を駆動する定速駆動力伝動装置に好ましくは適用さ
れるこの発明の実施例を示す。尚、航空機の機体内にお
ける定速駆動力伝動装置７０の公知の構造は、この発明
の理解のために不要であることから省略した。また、第
１図および第２図において、類似参照数字は類似部片を
示している。

第１図に沿って述べた部材は、この発明の特徴部分を除
いて、第２図においては述べない、チエツクパルプ６７
は、ケース１２から、ケース１２へ流体を供給する作動
油連通回路への作動油の流れを遮断すると共に、作動油
連通回路から流入ポート６２への作動油の流入を可能に
している。ここで、パルプ６７は、ケース１２に流入す
る作動油の圧力が所定圧力限界値を越えるまで閉状態に
強制されて、チャージポンプ２６によるガスの吸引を防
止するようになっている。熱交換器５８からの冷却され
た作動油は油路７４を介して、チャージポンプ２６の吸
込みポート７２に直接流れる。排油フィルタ５４は作動
油を調整し、混入された粒状体を除去し、作動油をケー
ス１２内の作動油１６より清浄にするようになっている
。尚、このケース１２内の作動油１６は長期間の使用に
より粒状物質により汚染され、これは油圧ポンプ・モー
タ１４を損傷する可能性を有している。オプションとし
ての空気除去装＝６５を付加し、チャージポンプ２６に
より受容される作動油を調整し、作動油に混入された空
気ガスを除去するようにしても良い、空気除去装置６５
の位置は、排油ポンプ５０の下流側の任意の位置に設け
られる。図では、独立した熱交換器５８が示されている
が、外部油圧回路３８内でケース１２から流れる作動油
を冷却するｎ楕としては、この独立の熱交換器の代わり
に、外部油圧回路の油路の表面から輻射される熱を利用
したもの（これに限るものではないが）を包含する色々
な８Ｎ横が考えられる。油路７４は、流入ポート用チェ
ックバルブ６６に流体的に連通状官にある第１端部７６
と、吸込みポート７２に連結される第２端部７８とを備
える。さらに、油路７４は、それ自体をケース１２の内
部に連結する内部ケースポート８０を備える６図示のよ
うに、ケースポーＩ〜８０は、油路７４に連結される油
路８２の垂直部分の端部に設けられている。ケース１２
の底部から内部ケースポート８０までの距離は、油圧ポ
ンプ・モータ１４の作動時に作動油が内部ケースポー！
・８０に存在することを保証している。

２方向矢印８４は、この発明において生じるであろう作
動油の流れの２つの状態を示している。冷却された作動
油が熱交換器５８から油路７４に流入する通常作動時に
おいて、チャージポンプ２６は、油圧ポンプ・モータ１
４の吸込みポート２２への作動油の圧送量が、流入ポー
ト６２を通る冷却された作動油の流量より小さくなるよ
うに、作動される。チャージポンプ２６により圧送され
る作動油の流量よりも、流入ポート６２を通る冷却され
た作動油の流量の方が大きい結果、チャージポンプ２６
により圧送される作動油の流量を越えた分、即ち余剰流
量の作動油は、ケース１２内の作動油１６に吐き出され
る。流入ポート６２を通る作動油の流量が、チャージポ
ンプ２６により油圧ポンプの吸込みポート２２に圧送さ
れる作動油の流量より小さい場合である第２作動モード
においては、チャージポンプ２６により圧送される作動
油の不足分は、内部ケースポート８０を介して作動油１
６から取り入れることにより補償される。閉状態に偏倚
されているチェックバルブ８７は、流入ポート６２を通
る作動油の流れが遮断された時、チャージポンプ２６が
空気を吸引することを防止する。ポート６２を通る作動
油の流量が不足するという事懲は、航空機の急激な姿勢
変化中に発生する可能性があり、これは、内部ケースポ
ート８０を介して作動油を取り入れない場合、油圧ポン
プ・モータ１４への加圧作動油の供給を停止することと
なり、油圧ポンプ・モータ１４に悪影響を及ぼす、した
がって、この発明は、常時、必要流量の作動油が油圧ポ
ンプの吸込ポート２２に供給されることを保証し、さら
に、安定状態の作動中において、吸込みポート２２にお
ける作動油の温度を、ケース１２内に包含される作動油
１６の温度よりも低くして、油圧ポンプ・モータ１４内
の構成要素の寿命を延ばすことを保証するものである。

さらに、熱交換器５８を介して排油フィルタ５４から直
接チャージポンプ２６の吸込み口に作動油が供給される
結果、第１図の従来装置におけるフィルタ３０は不要に
なると共に、油圧ポンプ・モータ１４の構成要素が、そ
こに供給される作動油に混入するごみ類から保護される
。

以上、この発明について、好適な実施例に関連して説明
したが、この発明の範囲内において多くの変更が可能で
ある。たとえば、この発明は、航空機での発電に利用さ
れる定速駆動力伝動装置において適用されるのが好まし
いが、それに限定されるものではない。さらに、作動油
の冷却およびフィルタ処理は、流入ポートを通ってケー
ス１２に流入する流体を調整する好ましい形態であるが
、開示した各ｉｌ！］整方法は独立して利用されても良
い。

これらの種々の変更はこの発明の範囲内のものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の油圧装置の概略図、第２図はこの発明の
実施例の概略図である０図中、１２・・・ケース １４・・・油圧ポンプ・モータ（油圧機器）２２・・・
油圧ポンプ・モータの吸込みポート２６・・・チャージ
ポンプ　５０・・・排油ポンプ５４・・・排油フィルタ
　　５８・・・熱交換器６２・・・ケースの流入ポート ６７・・・チェックバルブ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、作動油が充満されたケース内で作動される油圧機器
   を備える油圧装置であって、 前記ケースに設けられ、該ケース内の作動油よりも低温
   の作動油を受け入れる流入ポートと、前記ケースの流入
   ポートを該ケース内のポンプの吸込みポートに連結して
   、作動油を前記ケースの流入ポートから、前記油圧機器
   に作動油を圧送する前記ポンプの吸込みポートへ直接流
   す油路であって、前記ポンプにより前記油圧機器に圧送
   される作動油の安定状態流量が、作動油連通回路から前
   記ケースの流入ポートに供給される冷却された作動油の
   安定状態流量より小さくなっている前記油路と、 加圧された作動油を前記作動油連通回路に供給するポン
   プと、 加圧された作動油を供給する前記ポンプと、前記ケース
   の流入ポートとの間の前記作動油連通回路内に配置され
   て、該流入ポートに供給される加圧された作動油をフィ
   ルタ処理するフィルタと、を備える油圧装置。 ２、ケースの流入ポートをポンプの吸込みポートに連結
   する油路内に設けられた内部ケースポートであって、前
   記油路から前記ケース内に作動油を吐き出すと共に、作
   動油を前記油路に取り入れて前記ポンプにより油圧機器
   に圧送するための前記内部ケースポートを備える請求項
   １記載の油圧装置。 ３、ポンプの高圧吐出側と油圧機器の吸込みポートとの
   間に配置される第２の油路に設置されるリリーフバルブ
   であって、該第２の油路内の作動油の圧力がチャージリ
   リーフバルブの設定圧力値を越えた場合に、該第２の油
   路をケースに連通させるようにした前記リリーフバルブ
   をさらに備える請求項２記載の油圧装置。 ４、流入ポートおよび流出ポートを有すると共に、作動
   中は作動油が充満されているケースと、前記ケース内に
   設けられ、吸込みポートから作動油を受け入れる油圧機
   器と、 前記流入ポートおよび前記流出ポート間に設けられる作
   動油連通回路であって、前記流出ポートから作動油を受
   け入れ、受け入れられた作動油を調整して作動油の特性
   を前記ケース内の作動油の特性より良好に改良し、且つ
   調整された作動油を前記流入ポートに供給する前記作動
   油連通回路と、加圧された作動油を前記油圧機器の吸込
   みポートに供給するポンプであって、作動油が作動油連
   通回路から前記流入ポートに供給される安定状態流量よ
   りも小さい流量で作動油を圧送する前記ポンプに、前記
   流入ポートを連結する第１の油路であって、前記ケース
   内に開口する内部ケースポートを有して、前記作動油連
   通回路により前記流入ポートに供給される調整された作
   動油のうち、前記ポンプにより圧送される作動油の流量
   より大きい過剰流量の作動油が、前記第１の油路から前
   記内部ケースポートを介して前記ケース内へ流入するよ
   うにしていると共に、前記流入ポートに供給される作動
   油の流量が、前記ポンプにより圧送される作動油の流量
   より小さい場合に、作動油を前記ケースから前記内部ケ
   ースポートを介して前記第１の油路内へ引き入れ、前記
   ポンプにより圧送され得るようにしている前記第１の油
   路と、を備える油圧装置。 ５、調整された作動油が、ケースの外部に配置されたフ
   ィルタによりフィルタ処理されるようにした請求項４記
   載の油圧装置。 ６、調整された作動油が、ケースの外部に配置された空
   気除去装置により空気が除去されるようにした請求項４
   記載の油圧装置。 ７、作動油連通回路からポンプへの作動油の流れと流体
   連通関係にあり、ケースに対する作動油の流れの中断中
   は、該ケースから前記作動油連通回路への作動油の流れ
   を遮断すると共に、作動油を前記作動油連通回路から流
   入ポートへ流動させることができるようになっているチ
   ェックバルブであって、前記ケースに流入する作動油の
   圧力が所定圧力限界を越えるまで閉状態に強制されて、
   前記作動油連通回路からの前記ポンプによるガスの吸引
   を防止するようにした前記チェックバルブをさらに備え
   る請求項４記載の油圧装置。