JPH02142794A - 新規なベンゾフロキノリン誘導体 - Google Patents

新規なベンゾフロキノリン誘導体

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JPH02142794A
JPH02142794A JP29571688A JP29571688A JPH02142794A JP H02142794 A JPH02142794 A JP H02142794A JP 29571688 A JP29571688 A JP 29571688A JP 29571688 A JP29571688 A JP 29571688A JP H02142794 A JPH02142794 A JP H02142794A
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堤 直行
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は医薬品として有用な新規なベンゾフロ[3,2
−c )キノリン誘導体に関するものである。
さらに詳しく述べれば、本発明の目的は、骨吸収抑制作
用と骨形成促進作用を有し、骨粗髭症治療剤として有用
な、一般式 (式中のRは水素原子または 式−0−CH2−CH(OH)−CH2−Y  で表さ
れる基であり、Yは窒素原子で結合している含窒素脂肪
族異項環基、N−低級アルキルアミノ基、N、N−ジ低
級アルキルアミノ基、低級アルアルキル基またはアミノ
基である)で表されるベンゾフロ[3,2−C)キノリ
ン誘導体およびそれらの酸付加塩を提供することである
N−低級アルキルアミノ基およびN、N−ジ低級アルキ
ルアミノ基の1低級アルキル」とは、炭素数1〜6の直
鎮状または枝分かれ状のアルキル基を示す。また、低級
アルアルキル基は、芳香族環で置換された直鎖状または
枝分かれ状のアルキル基を示し、炭素数7〜10のもの
をいう。含窒素脂肪族異項環基とは、少なくても1個の
窒素原子を含む、例えばモルホリノ基、ピペリジノ基、
ピロリジノ基のような5または6員環の脂肪族異項環基
を示す。
〔従来の技術〕
骨粗髭症とは骨の化学的組成に変化を来すことなく、骨
量の減少した病態をいい、骨中の蛋白、カルシウムおよ
びリンの減少がその生理的な特徴である。
骨粗黙症は加齢とともに増加し、通常を椎を侵し、腰背
痛および身長の短縮を起こす。特に進行した例では、長
管骨も侵されるので、ときに骨折を起こす場合もある。
老年者にみられる大腿骨骨折の原因のほとんどは老人性
骨粗鬆症によるものであるといわれている。
この骨粗髭症の原因としては内分泌および栄養障害等多
種多様であるが、これまで骨粗髭症の治療剤として使用
されているビタミンD製剤、カルシウム製剤、カルシト
ニン製剤、リン製剤等は、対象が限定されたり、その効
果が確実でないために、より効果が確実な製剤の開発が
強く望まれている。
近年、上記製剤とは化学構造を全く異にするある種の3
−フェニル−4H−1−ベンゾピラン−4−オン誘導体
が骨吸収抑制作用を有し、骨粗髪症の治療剤として有用
であることが報告されているく特公昭54−13391
号、特開昭60−48924号、同60−54379号
、同60−132917号、同60−132976号)
これまで本発明のようなベンゾフロ[3,2−C)キノ
リン誘導体として、式 または、式 で表される化合物などが知られている〔プレチンオブ 
ザ ケミカル ソサイアティー オブ ジャパフ (B
ull、  Chem、  Soc、  Jpn、) 
 53巻、  1057〜1060ページ、 1980
年;ジャーナル オブ ヘテロサイクリック ケミスト
リー(J、  HeterOCyC]iCChem、)
 16巻、487−491ページ、1979年;同21
巻、737〜739ページ、  1984年〕。
しかしながら、これらはいずれも合成上の興味あるいは
化学的反応性の確認のために合成されたものであり、薬
理活性に関しては変異原性、発がん性あるいは抗がん性
などの作用を有する可能性について示されているのみで
、それ自体の作用については何も記載されていない。さ
らに、本発明のようなベンゾフロ〔3,2−c :]キ
ノリン誘導体が骨吸収抑制作用を示し、骨粗髭症治療剤
として有用であることについては今まで全く報告されて
いない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者の一部の者は、すでに本発明の類縁体であるベ
ンゾフロ[3,2−C)キノリン誘導体が骨吸収抑制作
用および骨形成促進作用を示し、骨粗鬆症治療剤として
有用であることを見出し、すでに特許出願を行った(特
願昭62−128672号、同62−128673号、
同62−132946号)。
本発明者らは上記の化合物よりさらに好ましい骨粗鬆症
治療剤を見出すべく鋭意検討した結果、本発明のベンゾ
フロ[3,2−c 〕キノリン誘導体がすでに提案した
ベンゾフロ[:3.2− c 〕キノリン誘導体より強
い骨吸収抑制作用と骨形成促進作用を示し、骨吸収と骨
形成のバランスを改善する効果が高いことを見出した。
さらに、本発明の化合物の中のある種の化合物は、骨の
伸長効果が強い。
このように、本発明の化合物は先の化合物に比べより好
ましい骨粗鬆症治療剤となり得ることを見出し、本発明
をなすに至った。
本発明はこれらの知見に基づくものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の前記一般式(1)で表されるベンゾフロ(3,
2−c )キノリン誘導体は骨吸収抑制作用と骨形成促
進作用を示し、骨粗鬆症治療剤として有用である。
本発明の前記一般式(I)で表されるベンゾフロ〔3,
2−c )キノリン誘導体は以下のようにして製造する
ことができる。例えば、一般式(式中のR1は水素原子
または水酸基である)で表されるベンゾフロキノリン化
合物とゴ般式(式中のXはハロゲン原子である)で表さ
れる化合物とをジメチルホルムアミド等の不活性有機溶
媒中、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム等の塩基性物
質の存在下に反応させ、一般式 (式中のR2は水素原子または2.3−エポキシプロポ
キシ基である)で表されるベンゾフロキノリン化合物を
得、次いで、これを一般式 (式中のYは前記と同じ意味を持つ)で表される化合物
と反応させることにより製造することができる。
また、一般式(1)の化合物の中でYがアミン基である
式 で表されるベンゾフロキノリン化合物またはその酸付加
塩は、適当なアミノ保護基を有する化合物を上記の方法
で製造した後、アミノ基の保護基を脱離させる方法によ
って製造することもできる。
例えば、式 で表されるベンゾフロキノリン化合物をパラジウム炭素
で処理することより製造することができる。
本製造方法において、原料として使用する前記一般式(
If)で表される化合物は文献記載の方法例えば、プレ
チン オブ ザ ケミカル ソサイアティー オブ ジ
ャパン(Bull、Chem、Soc。
Jpn、) 53巻、  1057〜1060ページ、
  1980年; ジャーナル オブ ヘテロサイクリ
ック ケミストリー (J、Heterocyclic
 Chem、) 16巻、487〜491ページ、19
79年; 同21巻、737〜739ページ、1984
年等の方法またはそれらの類似方法により容易に製造す
ることができる。
同じく、本製造方法において、原料として使用する前記
一般式(II[)または(V)で表される化合物は、市
販品として人手できる。
本発明の前記一般式(I)で表されるベンゾフロキノリ
ン誘導体は、その水酸基で置換されている炭素原子が不
斉であり、2種類の異性体が存在する。しかしながら、
その立体配置はR配置でもS配置でもよく、両者の混合
物でもかまわない。
本発明の前記一般式(I)で表される化合物は常法に従
い、酸付加塩とすることができ、これらの塩としては塩
酸塩、スルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、酢酸
塩、クエン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、フマル酸塩等
をあげることができる。
本発明の前記一般式(I)で表されるベンゾフロ[3,
2−c 〕キノリン誘導体は常法に従い、種々の医薬品
製剤とすることができる。すなわち、必要に応じて賦形
剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤等の医薬品添加物と混合し
、常法に従い調剤することにより、種々の製剤、例えば
錠剤、散剤、カプセル剤等とすることができる。
本発明の前記一般式(1)で表されるベンゾフロ(3,
2−c Eキノリン誘導体を骨粗髭症治療剤として用い
る場合、大人1日当り約10〜1000mgを適宜な剤
型、例えば錠剤、散剤、カプセル剤などにし、経口投与
するか、または大人1日当り約1〜100mgを注射剤
等にして非経口投与する。
本発明の前記一般式(1)で表されるベンゾフロ(3,
2−c )キノリン誘導体またはそれらの酸付加塩は鶏
胚大腿骨を用いた試験管内実験において、10−5モル
濃度で有意な骨吸収抑制作用と骨形成促進作用を示し、
骨粗髭症治療剤として有用である。
〔実施例〕
本発明をさらに詳述するために以下に実施例をあげる。
なお、各実施例中の化合物の融点はすべて未補正である
実施例 1 合物1) 3−ヒドロキシ−5H−ベンゾフロ(3,2−C:]]
キノリンー6−オン10.0をジメチルホルムアミドに
溶かし、エビブロモヒドリン28.0gおよび炭酸カリ
ウム5.5gを加え、55℃で3時間撹拌した。反応終
了後、水を加え析出結晶をろ取する。この結晶を水洗し
た後、乾燥して11.8gの3−(2,3−エポキシプ
ロポキシ)−58−ベンゾフロ[3,2−c :]キノ
リン−6−オンを得た。
この3−(2,3−エポキシプロポキシ) −58−ベ
ンゾフロ(3,2−C)キノリン−6−オンのうち、6
.0gをモルホリン100dに懸濁し、2時間70℃で
加熱した。反応終了後、水を加え、酢酸エチルで抽出し
、水洗した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧
下に溶媒を留去し、4.63gの3−(2−ヒドロキシ
−3−モルホリノプロポキシ)−5H−ベンゾ70(3
,2−C)キノリン−6−オンを得た。
融  点 =  228〜230℃ IR(KBr) :   νco  1660  Cm
−’NMR(clll−DMSO) δ: 2.46〜3.55(m、 6H)、 3.60
〜3.75(m、 4N)。
4.00〜4.30(m、 3)1)、 5.13(d
、 1N>、 7.05〜7.20(m、 2t()、
 7.50〜?、65(m、 2)1)。
7.90〜8.25(m、 38)、 11.96(b
r−s、11()実施例 2 モルホリンの代わりにジメチルアミンまたはイソプロピ
ルアミンを用いて、実施例1と同様の方法により以下の
化合物を得た。
NMR(d6−DMSO) δ: 2J2(s、  6H)、  2.35〜2.6
5(m、  2)1)、  4.00〜4.25(m、
  3H)、  5.10(br−s、  IH)、 
 7.05〜7.20(m、  2H)、  7.50
〜7.65(m、  2H)。
7.90〜8.25(m、  3H)、  11.96
(br−s、  IH)融  点:  231〜234
℃ IR(KBr):   シc01660  cm−’N
MR(d、−DMSO) δ: 1.10(d、  611)、  2.65〜2
.90(m、  3N>、  3.95〜4.25 (
m、 3H)、 5.15〜5.25 (m、  LH
)。
7.05〜7.20 (m、  211) 、  7.
50〜7.65 (m。
2H) 、  7.90〜8.25 (m、  3H)
融  点:  212〜216℃ IR(KBr):   νco  1660  cn+
−’実施例 3 実施例 4 3−(2,3−エポキシプロポキシ)−58−ベンゾフ
ロ(3,2−c )キノリン−6−オン20+ngをベ
ンジルアミン3−に懸濁し、2時間加熱した。反応終了
後、水を加え、酢酸エチルで抽出し、水洗した後、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精!f
flし、13mgの3−(3−ベンジルアミノ2−ヒド
ロキシプロポキシ) −51(−ベンゾフロ〔3,20
〕キノリン−6−オンを得た。
融  点:  198〜202℃ IR(KBr):   シco1660  cm−’N
MR(CDCl2) δ: 2.5(1−4,25(m、 8)1)、 6.
85〜7.05(m。
2H)、 7.20〜7.45(m、 7)1)、 7
.60〜8.25(m、 3H)、 11.3(br、
 IH)3−(3−ベンジルアミノ−2−ヒドロキシプ
ロポキシ)−5H−ベンゾフロ[3,2−C)キノリン
−6−オン20mgをメタノールに懸濁し、10%pd
/c 10 mgおよび2N塩酸1mlを加え、水素気
流下室温で撹拌した。反応終了後、触媒をろ去した後、
減圧下に溶媒を留去し、10■の3−(3−アミノ−2
−ヒドロキシプロポキシ)−58−ベンゾフロ[3,2
−C)キノリン−6−オン・塩酸塩を得た。
融  点:>300  ℃ IR(KBr):   νco  1660  cm−
’NMR(d6−DMSO) δ: 2.55〜4.30(m、 6H)、 7.10
〜7.25(m。
2M)、 7.45〜7.70(m、 2H)、 7.
90〜8.30(m、 3H) 実施例 5 3−(2,3−エポキシプロポキシ)−5日−ベンゾフ
ロ(3,2−c 〕キノリン−6−オンの代わりに、等
モル量の3.9−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)
−5日−ベンゾフロ(3,2−c )キノリン−6−オ
ンを用い、対応するアミン化合物等の反応試薬を各々2
倍モル量用いて、実施例1と同様の方法により以下の化
合物を得た。
融  点 :  189〜196℃ IR(KBr):    vco  1660  cm
NMR(d6−DMSO) δ:2.40〜3.80(m、  20順、4.00〜
4.30 (m、  6fl)。
5.00〜5.15(m、  2H)、  7.05〜
7.25(m、  3H)。
7.57(br−s、  IH)、  7.95〜8.
10(ITI、  2H)。
11.92(br−s、  1旧 3.9−ビス(3−イソプロピルアミノ−2−ヒドロキ
融  点=  172〜176℃ IR(KBr):   vco  1660  cmN
MR(d6−DMSO) δ:1、IHd、12旧、  2.65−2.95(m
、  6N)、  3.95〜4.25 (m、  6
fl) 、  7.00〜7.25 (m、  3H)
7.56(br−s、  1ff)、  7.95−8
.10(m、  2H)実施例 6 骨吸収抑制作用 骨吸収抑制作用を「組織培養応用研究法」111〜11
4ページ(山根績、遠藤浩良編集、ソフトサイエンス社
出版、 1985年)記載の方法に従い測定した。
卿卵10〜11日の鶏胚大腿骨を摘出し、骨に付着する
柔組織をよく取り除いた後、本発明のベンゾフロ(3,
2−C)キノリン誘導体を添加したBGJbHW2培養
液(以下培養液という)1−を用いて、37℃で1日間
回転培養法により前培養を行う。なお、本発明の化合物
は一旦、ジメチルスルホキサイドに溶解して、0.01
1モル濃の溶液を調製し、これを培養液で1000倍希
釈し、10−5モル濃度とする。また、対照群には同容
量のジメチルスルホキサイドのみを加えて培養を行う。
翌日、新鮮な培養液に45CaC+2を1μci/mj
2の濃度に溶解し、前培養した鶏胚大腿骨をそのlll
1i2に浸漬し、37℃にて2時間振盪培養する。これ
により培養骨中の骨塩は4SCaで標識される。培養終
了後ただちにあらかじめ37℃に加温しておいたリン酸
緩衝生理食塩水で培養骨を洗浄して骨に付着している4
SCaを取り除く。この45Caの標識培養骨を再び培
養液で回転培養法(10回回転時)により培養する。2
.24.48.72時間ごとに培養液から正確に一定量
の培養液を分取し、同時に残りの培養液を捨て、新しい
培養液を加える。分取した培養液中の45Ca放射活性
を液体シンチレーションカウンターで測定し、全培養液
中の45Caの放射活性を計算する。培養終了後、骨組
織を1規定塩酸中に1日放置し、全カルシウムを溶出さ
せ、その放射活性を測定し、培養骨中の最終残存放射活
性とする。
得られた測定値から、最初に骨組織に取り込まれた全放
射活性に対する培養骨中に残存している放射活性の割合
を算出し、24時間以降の培養骨中の放射活性残存減衰
曲線で破骨細胞による骨塩溶出を直線回帰し、得られた
直線の勾配より、培養骨へ沈着した骨塩中のカルシウム
のターンオーバー率を生物学的半減期TV2として求め
る。
本発明の化合物群および対照群は各々1群5例で実施し
た。
対照群のTzの値と比較して、本発明の化合物群のTy
2の値が大きい値を示した場合、本発明の化合物は骨吸
収抑制作用を有することを示す。本発明の化合物の骨吸
収抑制作用の効力をTKの値を用い、以下の式により求
める。
結果を以下に示す。
〔化 合 物〕   〔骨吸収抑制作用の効力〕化合物
 2        1.69 化合物 3        2.12 化合物 7        1.22 実施例 8 骨形成促進作用 骨形成促進作用を「組織培養応用研究法」103〜11
1 ページ(山根績、遠藤浩良編集、ソフトサイエンス
社出版、 1985年)記載の方法に従い測定した。
鼾卵9日の鶏胚大腿骨を摘出し、骨に付着する柔組織を
よく取り除き、1個体の左右の大腿骨のうち一方を本発
明の化合物群、他方を対照群として用い、培養用平角試
験管の内面に一本ずつ付着させ、これにBGJb−Hl
l12培溶液(以下培養液という)2dを加えシリコン
栓で密栓し、37℃で回転培養(10回回転時間)する
。本発明の化合物は一旦、ジメチルスルホキサイドに溶
解して、0.011モル濃の溶液を調製し、これを培養
液で10−5モル濃度になるよう1000倍希釈する。
また、対照群には同容量のジメチルスルホキサイドのみ
を加えて培養を行う。
1日毎に骨の長さを測定しつつ、新鮮な培養液で交換し
ながら前培養を6日間継続する。
培養終了時に培養骨をリン酸緩衝生理食塩水で洗い、1
規定塩酸中に1日放置して、骨組織からカルシウムを溶
出させ、溶出したCa量をオルトクレゾールツクレイン
によりキレート法で定量する。
本実験は各群6例で実施した。
本発明の化合物の骨形成促進作用の効力を以下の式によ
り求めた。
官ル或従垣1T用の筋力 対照群のCa量 結果を以下に示す。
化  合  物 化合物 1 化合物 2 化合物 3 化合物 6 化合物 7 骨形成促進作用の効力 1.04 1.09 1.16 また、骨の伸長作用における効力を以下の式により求め
た。
的に許容できる塩は鶏胚大腿骨を用いた試験管内実験に
おいて、10−5モル濃度で骨中のカルシウム含量の増
加作用または骨の伸長効果等の骨形成促進作用および骨
吸収抑制作用において有意な効果を示す。
このように、本発明の一般式(I)で表されるベンゾフ
ロ(3,2−C)キノリン誘導体は骨粗畿症治療剤とし
てきわめて有用な化合物である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のRは水素原子または 式−O−CH_2−CH(OH)−CH_2−Yで表さ
    れる基であり、Yは窒素原子で結合している含窒素脂肪
    族異項環基、N−低級アルキルアミノ基、N,N−ジ低
    級アルキルアミノ基、低級アルアルキル基またはアミノ
    基である)で表されるベンゾフロ〔3,2−c〕キノリ
    ン誘導体およびそれらの酸付加塩。
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のRは水素原子または 式−O−CH_2−CH(OH)−CH_2−Yで表さ
    れる基であり、Yは窒素原子で結合している含窒素脂肪
    族異項環基、N−低級アルキルアミノ基、N,N−ジ低
    級アルキルアミノ基、低級アルアルキル基またはアミノ
    基である)で表されるベンゾフロ〔3,2−c〕キノリ
    ン誘導体およびそれらの酸付加塩。
  3. (3)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表されるベンゾフロ〔3,2−c〕キノリン誘導体。
  4. (4)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表されるベンゾフロ〔3,2−c〕キノリン誘導体お
    よびそれらの酸付加塩。
JP29571688A 1988-11-22 1988-11-22 新規なベンゾフロキノリン誘導体 Expired - Lifetime JPH0692412B2 (ja)

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