JPH02142793A - 新規なベンゾフロキノリン誘導体 - Google Patents

新規なベンゾフロキノリン誘導体

Info

Publication number
JPH02142793A
JPH02142793A JP29571588A JP29571588A JPH02142793A JP H02142793 A JPH02142793 A JP H02142793A JP 29571588 A JP29571588 A JP 29571588A JP 29571588 A JP29571588 A JP 29571588A JP H02142793 A JPH02142793 A JP H02142793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
benzofuro
compound
bone
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29571588A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0720964B2 (ja
Inventor
Tetsukiyo Kamijo
上條 哲聖
Shinsei Ujiie
氏家 新生
Naoyuki Tsutsumi
堤 直行
Atsushi Tsubaki
椿 敦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kissei Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Kissei Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kissei Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Kissei Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP29571588A priority Critical patent/JPH0720964B2/ja
Priority to EP19890312062 priority patent/EP0370760A3/en
Priority to US07/440,069 priority patent/US5073553A/en
Publication of JPH02142793A publication Critical patent/JPH02142793A/ja
Publication of JPH0720964B2 publication Critical patent/JPH0720964B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は医薬品として有用な新規なベンゾフロ[3,2
−C)キノリン誘導体に関するものである。
さらに詳しく述べれば、本発明の目的は、骨吸収抑制作
用と骨形成促進作用を有し、骨粗髭症治療剤として有用
な、一般式 H (式中のRは水素原子または式−0−A4で表される基
であり、Aは低級アルキレン基であり、YはN、N−ジ
低級アルキルアミノ基または異項環基である)で表され
るベンゾフロ〔3,2−c )キノリン誘導体を提供す
ることである。
低級アルキレン基は、炭素数1〜6の直鎮状または枝分
かれ状のアルキレン基を示し、N、N−ジ低級アルキル
アミノ基とは、炭素数1〜6の直鎮状または枝分かれ状
のアルキル基で二置換されたアミノ基を示す。また異項
環基とは、例えばモルホリノ基、1−ピロジニル基、N
−メチル−3−ピペリジニル基等の脂肪族または3−ピ
リジル基等の芳香族異項環基を示す。
〔従来の技術〕
骨粗髭症とは骨の化学的組成に変化を来すことなく、骨
量の減少した病態をいい、骨中の蛋白、カルシウムおよ
びリンの減少がその生理的な特徴である。
骨粗髭症は加齢とともに増加し、通常を椎を侵し、腰背
痛および身長の短縮を起こす。特に進行した例では、長
管骨も侵されるので、ときに骨折を起こす場合もある。
老年者にみられる大腿骨骨折の原因のほとんどは老人性
骨粗髭症によるものであるといわれている。
この骨粗髭症の原因としては内分泌および栄養障害等多
種多様であるが、これまで骨粗髭症の治療剤として使用
されているビタミンD製剤、カルシウム製剤、カルシト
ニン製剤、リン製剤等は、対象が限定されたり、その効
果が確実でないために、より効果が確実な製剤の開発が
強く望まれている。
近年、上記製剤とは化学構造を全く異にするある種の3
−フェニル−48−1−ベンゾピラン−4−オン誘導体
が骨吸収抑制作用を有し、骨粗髭症の治療剤として有用
であることが報告されている(特公昭54−13391
号、特開昭60−48924号、同60−54379号
、同60−132917号、同60−132976号)
これまで本発明のようなベンゾフロ(3,2−C:]キ
ノリン誘導体として、式 または、式 で表される化合物などが知られている〔プレチンオブ 
ザ ケミカル ソサイアティー オブ ジャパン(Bu
ll、Chem、Soc、  Jpn、)  53巻、
1057〜1060ページ、 1980年;ジャーナル
 オブ ヘテロサイクリック ケミストリー(J、)l
eterocycl+cChem、> 16巻、487
〜491ページ、1979年;同21巻、737〜73
9ページ、  1984年〕。
しかしながら、これらはいずれも合成上の興味あるいは
化学的反応性の確認のために合成されたものであり、薬
理活性に関しては変異原性、発がん性あるいは抗がん性
などの作用を有する可能性について示されているのみで
、それ自体の作用については何も記載されていない。さ
らに、本発明のようなベンゾフロ(3,2−c )キノ
リン誘導体が骨吸収抑制作用を示し、骨粗髭症治療剤と
して有用であることについては今まで全く報告されてい
ない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者の一部の者は、すでに本発明の類縁体テアルベ
ンゾフロ[:3.2− C)キノリン誘導体が骨吸収抑
制作用および骨形成促進作用を示し、骨粗髭症治療剤と
して有用であることを見出し、すでに特許出願を行った
(特願昭62−128672号、同62−128673
号、同62−132946号)。
本発明者らは上記の化合物よりさらに好ましい骨粗鬆症
治療剤を見出すべく鋭意検討した結果、本発明のベンゾ
フロ(3,2−c )キノリン誘導体がすでに提案した
ベンゾフロ(3,2−c )キノリン誘導体より強い骨
吸収抑制作用と骨形成促進作用を示し、骨吸収と骨形成
のバランスを改善する効果が高いことを見出した。さら
に、本発明の化合物の中のある種の化合物は、骨の伸長
効果が強い。
このように、本発明の化合物は先の化合物に比べより好
ましい骨粗鬆症治療剤となり得ることを見出し、本発明
をなすに至った。
本発明はこれらの知見に基づくものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の前記一般式(1)で表されるベンゾフロ[,3
,2〜C〕キノリン誘導体は骨吸収抑制作用と骨形成促
進作用を示し、骨粗鬆症治療剤として有用である。
本発明の前記一般式(1)で表されるベンゾフロ〔3,
2−c )キノリン誘導体は以下のようにして製造する
ことができる。例えば、一般式(式中のR′は水素原子
または水酸基である)で表されるベンゾフロキノリン化
合物と一般式(式中のXはハロゲン原子であり、Yおよ
びAは前記と同じ意味を持つ)で表される化合物とをジ
メチルホルムアミド等の不活性有機溶媒中、炭酸水素ナ
トリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム等の塩基性
物質の存在下に反応させることにより製造することがで
きる。
本製造方法において、原料として使用する前記一般式(
II)で表される化合物は文献記載の方法、例えば、プ
レチン オブ ザ ケミカル ソサイアティー オブ 
ジャパン(Bull、Chem、Sac。
Jpn、) 53巻、  1057〜1060ページ、
  1980年; ジャーナル オブ ヘテロサイクリ
ック ケミストリー(J、 Heterocyclic
 Chem、) 16巻、487〜491ページ、19
79年; 同21巻、737〜739ページ、1984
年等の方法またはそれらの類似方法により容易に製造す
ることができる。同じく、本製造方法において、原料と
して使用する前記一般式(III)で表される化合物は
、市販品として入手できる。
本発明の一般式(1)で表されるベンゾフロ(3,2−
c )キノリン誘導体中、不斉炭素原子を有するものの
立体配置は、R配置でもS配置でもよく、両者の混合物
でもかまわない。
本発明の前記一般式(I)で表される化合物は常法に従
い、酸付加塩とすることができ、これらの塩としては塩
酸塩、スルホン酸塩、p−)ルエンスルホン酸塩、クエ
ン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、フマル酸塩等をあげる
ことができる。
本発明の前記一般式(1)で表されるベンゾフロ[3,
2−c )キノリン誘導体は常法に従い、種々の医薬品
製剤とすることができる。すなわち、必要に応じて賦形
剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤等の医薬品添加物と混合し
、常法に従い調剤することにより、種々の製剤、例えば
錠剤、散剤、カプセル剤等とすることができる。
本発明の前記一般式(1)で表されるベンゾフロ(3,
2−c )キノリン誘導体を骨粗鬆症治療剤として用い
る場合、大人1日当り約10〜1000mgを適宜な剤
型、例えば錠剤、散剤、カプセル剤などにし、経口投与
するか、または大人1日当り約1〜100■を注射剤等
にして非経口投与する。
本発明の前記一般式(1)で表されるベンゾフロ[:3
.2− c ]キノリン誘導体は鶏胚大腿骨を用いた試
験管内実験において、10−5モル濃度で有意な骨吸収
抑制作用と骨形成促進作用を示し、骨粗鬆症治療剤とし
て有用である。
〔実施例〕
本発明をさらに詳述するために以下に実施例をあげる。
なお、各実施例中の化合物の融点はすべて未補正である
実施例 1 6.0g の3−ヒドロキシ−5H−ベンゾフロ[3,
2−c :1キノリン−6−オンを乾燥ジメチルホルム
アミドに溶かし、2−ジメチルアミノエチルクロライド
塩酸塩1.1gおよび炭酸水素ナトリウム6.02gを
加え、120 ℃で16時間撹拌した。反応終了後、反
応液にクロロホルムおよび水を加え、不溶物をろ去した
後、有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した
。溶媒を減圧下に留去し、残留物をエーテルで洗浄した
後、クロロホルム/酢酸エチルより再結晶を行い、3.
29g の3−(2−ジメチルアミノエトキシ)−58
〜ベンゾフロ[:3.2− c ’)キノリン−6−オ
ンを得た。
融  点 ;  213〜217℃ IR(KBr):   シco1660cmNMR(C
DC13) δ:  2.40(s、  6H)、  2.82(t
、  2H)、  4.20(t。
2H)、  6.90〜7.10(m、  211)、
  7.35〜7.70(m、  3H)、  7.9
8(d、  IH)、  8.20−8.35(m。
IH)、  11.36(br−s、  IH)実施例
 2 2−ジメチルアミノエチルクロライド塩酸塩の代ワリに
、2−モルホリノエチルクロライド塩酸塩、N−メチル
−3−ピペリジニルメチルクロライド塩酸塩、2−(1
−ピロリジニル)エチルクロライド塩酸塩、2−ジエチ
ルアミノエチルクロライド塩酸塩または2−(N−メチ
ル−2−ピロリジニル)エチルクロライド塩酸塩を用い
て、実施例1と同様の方法により以下の化合物を合成し
た。
融 点:244〜251t:  (分解)IR(KBr
):    vco  1660  cm−’NMR(
d6−DMSO) δ:  2.50〜3.90(m、  1ON)、  
4.25〜4.45(m、  2H)。
710〜7.30(m、  2H)、  7.50〜7
.70(m、  2)1)。
79(1−8,25(m、  :E)、  12.00
(br−s、  IH)NMR(d6−DMSO) δ:  1.70〜3.20(m、  10)l)、 
 4.32(t、  2H)、  7.05〜7.25
 (m、  2H) 、  7.50〜7.70 (m
、  2H)7.85〜8.25(m、  3H)、 
 12.01(s、  IH)」LL 融  点 :  251〜254℃ IR(KBr):   vco  1660  cm−
’NMR(d6−DMSO) δ:  1 10−3.10(m、  14)1)、 
 3.95〜4.20(m、  2N)。
700〜7.20(m、  2H)、  7.50〜7
.65(m、  2H)。
795 〜8.25(m、  311)、  11.9
5(s、  IH)融  点:  202〜204℃ tR(KBr):   l’co  1660  cm
−’NMR(d6−DMSO) δ:  1.10(t、  68)、  2.70(q
、  4H)、  2.96(t。
2H)、  4.22(t、  2tl)、  7.0
5〜7.20(m、  211)。
7、50〜7.65 (m、  2)1)、  7.8
5〜8.25 (m。
3H)、   11.97(S、  IH)融  点 
:  224〜228℃ IR(にBr) :   v c。 1660  cm
−’合物6) 融 点=210〜216℃ (分解) IR(KBr):   v。、  1660  cm−
’NMR(CDCl2) δ:  1.55〜2.50(m、  IIH)、  
3.10〜3.25 (m。
IH)、  4.05〜4.30(m、  2N)、 
 6.90〜7.05(m、2旧、  7.35〜7.
50 (m、  2)1)、  7.60〜7.70(
m、  114)、  8.01(d、  IH)、 
 8.20〜8.30(m、  IH)、  11.1
8(br−s、  IH)シー6−オンの代わりに、等
モル量の3,9−ジヒドロキシ−5■−ベンゾフロ[3
,2−c 〕キノリン−6−オンを、2−ジメチルアミ
ノエチルクロライド塩酸塩の代わりに、2倍モル量の2
−モルホリノエチルクロライド塩酸塩を用い、他の反応
試薬も2倍量用いて実施例1と同様の方法により以下の
化合物を得た。
融  点 :  206〜210℃ IR(KBr):    νCo   1660  c
m  ’NMR(d6−DMSO) δ:  5.20(s、  2H)、  6.95〜7
.10(m、  2H)、  7.20〜7.50(m
、  3H)、  7.60〜7.70(m、  1t
l)。
7.84(d、  LH)、  8.05(d、  I
H)、  8.15〜8.30(m、  IH)   
8.60〜8.80(m、  2H)、  10.95
(br−s、  IH) 実施例 3 3−ヒドロキン−5日−ベンゾフロ[3,2−c )キ
ノリ融  点:  209〜214℃ IR(KBr):    νco 1660  cm−
’NMR(CDC13) δ:2.50〜2.75 (m、  8日) 、  2
.80〜2.95 (m。
48) 、  3.60〜3.85 (m、  8旧、
  4.15〜4.30(m、  4H)、  6.9
0 〜7.20(m、  4H)、  7.90〜8.
10(m、  2N)、  10.75(br−s、 
 IH)実施例 4 骨吸収抑制作用 骨吸収抑制作用を「組織培養応用研究法」111〜11
4ページ(山根績、遠藤浩良編集、ソフトサイエンス社
出版、 1985年)記載の方法に従い測定した。
貯卵10〜11日の鶏胚大腿骨を摘出し、骨に付着する
柔組織をよく取り除いた後、本発明のベンゾフロ[:3
.2− C〕キノリン誘導体を添加したBGJbH1i
12培養液(以下培養液という)  1m1.を用いて
、37℃で1日間回転培養法により前培養を行う。なお
、本発明の化合物は一旦、ジメチルスルホキサイドに溶
解して、0.011モル濃の溶液を調製し、これを培養
液で1000倍希釈し、10−5モル濃度とする。また
、対照群には同容量のジメチルスルホキサイドのみを加
えて培養を行う。
翌日、新鮮な培養液に45CaC]2をl、uci/m
Nの濃度に溶解し、前培養した鶏胚大腿骨をその1−に
浸漬し、37℃にて2時間振盪培養する。これにより培
養骨中の骨塩は4SCaで標識される。培養終了後ただ
ちにあらかじめ37℃に加温しておいたリン酸緩衝生理
食塩水で培養骨を洗浄して骨に付着している4SCaを
取り除く。この45Caの標識培養骨を再び培養液で回
転培養法(10回回転時)により培養する。2.24.
48.72時間ごとに培養液から正確に一定量の培養液
を分取し、同時に残りの培養液を捨て、新しい培養液を
加える。分取した培養液中の45Ca放射活性を液体シ
ンチレーションカウンターで測定し、全培養液中の4 
SCaの放射活性を計算する。培養終了後、骨組織を1
規定塩酸中に1日放置し、全カルシウムを溶出させ、そ
の放射活性を測定し、培養骨中の最終残存放射活性とす
る。
得られた測定値から、最初に骨組織に取り込まれた全放
射活性に対する培養骨中に残存している放射活性の割合
を算出し、24時間以降の培養骨中の放射活性残存減衰
曲線で破骨細胞による骨塩溶出を直線回帰し、得られた
直線の勾配より、培養骨へ沈着した骨塩中のカルシウム
のターンオーバー率を生物学的半減期T’Aとして求め
る。
本発明の化合物群および対照群は各々1群5例で実施し
た。
対照群のT’Aの値と比較して、本発明の化合物群の1
%の値が大きい値を示した場合、本発明の化合物は骨吸
収抑制作用を有することを示す。本発明の化合物の骨吸
収抑制作用の効力をT’Aの値を用い、以下の式により
求める。
結果を以下に示す。
〔化 合 物〕
化合物 1 化合物 2 化合物 3 化合物 4 化合物 7 化合物 8 〔骨吸収抑制作用の効力〕 3.56 1.15 1.29 1.42 1゜02 1.04 実施例 5 骨形成促進作用 骨形成促進作用を「組織培養応用研究法」103〜11
1 ページ(山根績、遠藤浩良編集、ソフトサイエンス
社出版、 1985年)記載の方法に従い測定した。
菊卵9日の鶏胚大腿骨を摘出し、骨に付着する柔組織を
よく取り除き、1個体の左右の大腿骨のうち一方を本発
明の化合物群、他方を対照群として用い、培養用平角試
験管の内面に一本ずつ付着させ、これにBGJb−11
W2培溶液(以下培養液という)2mlを加えシリコン
栓で密栓し、37℃で回転培養(10回回転時間)する
。本発明の化合物は一旦、ジメチルスルホキサイドに溶
解して、0.011モル濃の溶液を調製し、これを培養
液で10−5モル濃度になるよう1000倍希釈する。
また、対照群には同容量のジメチルスルホキサイドのみ
を加えて培養を行う。
1日毎に骨の長さを測定しつつ、新鮮な培養液で交換し
ながら前培養を6日間継続する。
培養終了時に培養骨をリン酸緩衝生理食塩水で洗い、1
規定塩酸中に1日放置して、骨組織からカルシウムを溶
出させ、溶出したCa量をオルトクレゾールフタレイン
によりキレート法で定量する。
本実験は各群6例で実施した。
本発明の化合物の骨形成促進作用の効力を以下の式によ
り求めた。
結果を以下に示す。
化  合  物 化合物 1 化合物 2 化合物 3 化合物 4 骨形成促進作用の効力 1.61 1.04 1.31 1.07 また、骨の伸長作用における効力を以下の式により求め
た。
結果を以下に示す。
化 合 物   骨の伸長作用の効力 化合物 2      1.05 化合物 5      1.03 化合物 7      1.05 〔発明の効果〕 本発明の一般式(I)で表されるベンゾフロ(3,2−
c )キノリン誘導体は鶏胚大腿骨を用いた試験管内実
験において、10−5モル濃度で骨中のカルシウム含量
の増加作用または骨の伸長効果等の骨形成促進作用およ
び骨吸収抑制作用において有意な効果を示す。
このように、本発明の一般式(1)で表されるベンゾフ
ロ[3,2−C)キノリン誘導体は骨粗粘症治療剤とし
てきわめて有用な化合物である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のRは水素原子または式−O−A−Yで表される
    基であり、Aは低級アルキレン基であり、YはN,N−
    ジ低級アルキルアミノ基または異項環基である)で表さ
    れるベンゾフロ〔3,2−c〕キノリン誘導体およびそ
    れらの酸付加塩。
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のRは水素原子または式−O−A−Yで表される
    基であり、Aは低級アルキレン基であり、YはN,N−
    ジ低級アルキルアミノ基または異項環基である)で表さ
    れるベンゾフロ〔3,2−c〕キノリン誘導体およびそ
    れらの酸付加塩。
  3. (3)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表されるベンゾフロ〔3,2−c〕キノリン誘導体お
    よびそれらの酸付加塩。
JP29571588A 1988-11-22 1988-11-22 新規なベンゾフロキノリン誘導体 Expired - Lifetime JPH0720964B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29571588A JPH0720964B2 (ja) 1988-11-22 1988-11-22 新規なベンゾフロキノリン誘導体
EP19890312062 EP0370760A3 (en) 1988-11-22 1989-11-21 Benzofuro[3,2-c]quinoline compounds
US07/440,069 US5073553A (en) 1988-11-22 1989-11-22 3-alkoxy substituted benzofuro[3,2-c]quinolin-6-one compounds

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29571588A JPH0720964B2 (ja) 1988-11-22 1988-11-22 新規なベンゾフロキノリン誘導体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02142793A true JPH02142793A (ja) 1990-05-31
JPH0720964B2 JPH0720964B2 (ja) 1995-03-08

Family

ID=17824222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29571588A Expired - Lifetime JPH0720964B2 (ja) 1988-11-22 1988-11-22 新規なベンゾフロキノリン誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0720964B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0720964B2 (ja) 1995-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE69129193T2 (de) Triterpenderivat
JP2018505220A (ja) 重水素化ケノデオキシコール酸誘導体およびこの化合物を含む薬物組成物
JP2021511353A (ja) 置換ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン系大環状化合物
CN112047943A (zh) 一种选择性抑制激酶化合物及其用途
US4914105A (en) Anti-cancer compositions for delivering 5-fluorouracil
EP0328111A2 (en) Cancer cell metastasis inhibitors
US5023261A (en) Acylated benzofuro[3,2-c]quinoline compounds with utility as treatments for osteoporosis
EP4455131A1 (en) Aromatic vinyl compound, metal complex thereof, and preparation method therefor and use thereof
JP3076672B2 (ja) キノリン誘導体のフマル酸塩
RU2056416C1 (ru) Производные тиомочевины, фармацевтическая композиция и способ лечения
JPH0154349B2 (ja)
JPH02142793A (ja) 新規なベンゾフロキノリン誘導体
CZ321095A3 (en) Heterocyclic compounds
JP2511709B2 (ja) キサントシリンxモノメチルエ―テル誘導体及びそれを含有する抗腫瘍剤
EP0293146A1 (en) Benzofuro [3,2-c] quinoline compounds
JPH02142792A (ja) 新規なベンゾフロキノリン誘導体
SE436208B (sv) Sett att framstella 5-fluoro-uracilderivat
US5073553A (en) 3-alkoxy substituted benzofuro[3,2-c]quinolin-6-one compounds
CN114380780B (zh) 一种新型的长栲利素a衍生物、其制备方法及医药用途
HU202245B (en) Process for producing phsophono-oxy-alkyl-derivatives of mitomycin-c, their corresponded sulfur-analogues and pharmaceutical compositions containing them
JPH02142794A (ja) 新規なベンゾフロキノリン誘導体
JPS63156723A (ja) 骨粗鬆症治療剤
JPH0841043A (ja) エポキシコハク酸誘導体
JPS63156722A (ja) 骨粗鬆症治療剤
JPS63295582A (ja) 骨粗鬆症治療剤