JPH02142609A - 調質圧延機張力異常低下回避法 - Google Patents

調質圧延機張力異常低下回避法

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JPH02142609A
JPH02142609A JP63295163A JP29516388A JPH02142609A JP H02142609 A JPH02142609 A JP H02142609A JP 63295163 A JP63295163 A JP 63295163A JP 29516388 A JP29516388 A JP 29516388A JP H02142609 A JPH02142609 A JP H02142609A
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mill
strip
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tension
speed
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Shuzo Okuda
奥田 修三
Tamotsu Kurita
栗田 保
Yuichi Tsuji
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ミル入側と出側でストリップをブライドルロ
ールにより拘束してメカタイ方式により伸率を制御し、
かつミル圧下位置およびミル速度を操作することにより
ミル入側゛ストリップ張力およびミル出側ストリップ張
力を制御する方式の調質圧延機のストリップ張力制御に
関する。
〔従来の技術〕
ミル入側と出側でストリップをブライドルロールにより
拘束してメカタイ方式により伸率を制御し、かつミル圧
下位置およびミル速度を操作することによりミル入側ス
トリップ張力およびミル出側ストリップ張力を制御する
方式の調質圧延機の伸率制御系およびストリップ張力制
御系(特開昭59−127917号公報参照)を第4図
に示す。
ミル4の入側および出側のブライドルロール5および6
はメカタイ方式により一つのモーター1により駆動され
る。また、差動ギヤ2を介して与えられるモーター3の
回転数を調節することにより、入側・出側ブライドルロ
ール5−6間に任意の速度差〔%〕(=伸率)を与える
ことができる。
一般に、調質圧延での圧下率(=伸率)は1%前後であ
り、これに相当するモーター3の回転数をライン速度に
応じて設定すれば、±0.1%の精度で設定伸率を実現
することが可能である。
ところが、このメカタイ方式による伸率制御はブライド
ルロール間のストリップ張力つまりミル入側・出側スト
リップ張力に関しては無関係な制御系であるため、調質
圧延機4人側・出側ストリップ張力を適正な値に制御す
る必要があり、次の様なストリップ張力制御系を構成し
ている。
当該ストリップ張力制御系は2つの制御系で構成されて
いる。ひとつは和張力制御系7でありもうひとつは差張
力制御系8である。
和張力制御系7はミル入側ストリップ張力Teとミル出
側ストリップ張力Tdとの和(Te+Td)を、ミル圧
下を操作端として目標値(T e”+Td”)に制御す
る系であり、入側張力計9、出側張力計10、コントロ
ーラー11、圧下シリンダ12等で構成されている。
差張力制御系8はミル入側ストリップ張力Teとミル出
側ストリップ張力Tdとの差(Td −Te)をミル速
度を操作端として目標値(Td”−Te”)に制御する
系であり、入側張力計9、出側張力計10、コントロー
ラ13、ミルモーター14等で構成されている。
この他にこの種のストリップ張力制御としては、ミル入
側ストリップ張力を圧下で制御し、ミル出側ストリップ
張力をミル速度で制御するという方式(第5図参照)あ
るいは、ミル入側ストリップ張力をミル速度で制御し、
ミル出側ストリップ張力をミル圧下で制御する方式(第
6図参照)がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
ブライドルロール5,6はストリップ15をしっかり拘
束して、ブライドルロール間のストリップに張力を発生
させる装置であるが、近年、以下の三つの理由によりブ
ライドルロールとストリップ間の摩擦係数μが低下し、
スリップが生じ易い傾向にある。すなわち、 ■高生産性の要求から、ラインの高速化が著しい。ライ
ン速度が上昇すると、第7図に示すようにブライドルロ
ールとストリップ間の摩擦係数μが低下する。また、■
ウェット調質圧延の場合、ライン速度が上昇すると圧延
油がミル出側に持ち出される量が多くなる。即ち、ミル
出側ブライドルロールとストリップ間の摩擦係数μは低
下する方向である。■ストリップ表面の高鮮映性化の要
求から、ストリップ表面の粗度を低下させる傾向にあり
、よってブライドルロールとストリップ間の摩擦係数μ
が低下する方向である。
これらに対する策としては、ブライドルロールの粗度を
上げてブライドルロールとストリップ間の摩擦係数μの
向上を図る方法が考えられるが、実際は、ストリップの
表面品質確保の観点からブライドルロールの粗度はさほ
ど上げられず、従ってあまり効果がない。
さて、ブライドルロールとストリップ間にスリップが発
生した時にどのような現象が生じるかを以下に述べる。
なお、ここで取り上げる調質圧延機ストリップ張力制御
系は第4図に示す和張力制御系7と差張力制御系8の2
つの制御系で構成されるものとする。
まずミル入側のブライドルロール5とストリップ15間
にスリップが発生した場合について述べる。
この時、■ミル入側のストリップ張力Teが低下する。
■上記■により差張力制御系8に偏差が生じ、ミル速度
を大きくする方向に制御操作が行われる。■上記■と同
じタイミングで和張力制御系7に偏差が生じ、圧下を開
放する方向に制御操作が行われ、後進率が低下する。■
上記■および■によりミル入側のストリップ速度は大き
くなる。
ここで、ミル入側ブライドルロール5の速度は一定であ
るから、ミル入側ブライドルロール5とストリップ15
間のスリップ速度は増大する方向となる。
一方、ミル出側のブライドルロール6とストリップ15
間にスリップが発生した場合は、■ミル出側のストリッ
プ張力Tdが低下する。■上記■により差張力制御系8
に偏差が生じ、ミル速度を小さくする方向に制御操作が
行われる。■上記■と同じタイミングで和張力制御系7
に偏差が生じ、圧下を開放する方向に制御操作が行われ
、先進率が低下する。■上記■および■によりミル出側
のストリップ速度が小さくなる。ここで、ミル出側ブラ
イドルロール6の速度は一定であるから、ミル出側ブラ
イドルロール6とストリップ間のスリップ速度は増大す
る方向となる。
第8図にブライドルロールとストリップ間にスリップが
発生した場合の、ミル入側ストリップ張力、ミル出側ス
トリップ張力、ストリップ張力制御各操作!(ストリッ
プ張力制御信号)およびブライドルロールとストリップ
間のスリップ速度の変化状態を示す。
この図から分かるように、ブライドルロールとストリッ
プ間のスリップ速度がある程度以下の時には、ミル入側
・出側ストリップ張力の低下およびストリップ張力制御
各操作量の変化は殆どみられない。よって、たとえブラ
イドルロールとストリップ間にスリップが発生したとし
てもそのスリップ速度が小さい領域(第8図中A)に於
いてはブライドルロールとストリップ間の摩擦係数μの
低下は小さく、両者の間には十分なグリップ力が働いて
いると考えられる。
ところが、スリップ速度がある程度を超えると、急激な
ストリップ張力の低下およびストリップ張力制御各毘作
量の変化が起こり始める。つまりこれは、両者間のグリ
ップ力の急激な低下が起こった、すなわち摩擦係数μが
急激に低下したと考えられる。このことからブライドル
ロールとストリップ間のスリップ速度と摩擦係数μとの
関係は第9図の如くなると推察される。
故に、スリップが発生してもスリップ速度を第8図中A
の範囲に抑えておけば張力異常低下状態にまでは至るこ
とがないと言える。
ところが、ブライドルロールとストリップ間にスリップ
が生じた時にストリップ張力制御が作動したままである
と、前述したようにストリップ張力制御によって両者間
のスリップ速度を増大させてしまい、グリップ力の低下
によりロストテンション状態を助長してしまう結果とな
る。
また、以上のことは、ミル入側ストリップ張力を圧下で
制御し、ミル出側ストリップ張力をミル速度で制御する
という方式(第5図参照)あるいは、ミル入側ストリッ
プ張力をミル速度で制御し、ミル出側ストリップ張力を
ミル圧下で制御211する方式(第6図参照)の調質圧
延機のストリップ張力制御方法についてもあてはまる。
まず、ミル入側ストリップ張力を圧下で制御し、ミル出
側ストリップ張力をミル速度で制御するという方式のス
トリップ張力制御方法について述べる。(第5図参照) ミル入側のブライドルロール5とストリップ15間にス
リップが発生した場合、■ミル入側のストリップ張力が
低下する。■上記■によりミル入側ストリップ張力制御
系16に偏差が生じ、圧下を開放する方向に制御操作が
行なわれる。■圧下が開放する方向に操作されると先進
率が低下し、ミル出側のストリップ速度が小さくなり、
ミル出側張力が高まる方向となる。■上記■に対してミ
ル出側ストリップ張力制御系17により、ミル速度を大
きくする方向に制御操作される。■一方、圧下が開放す
る方向に操作されると後進率が低下する。■上記■およ
び■によりミル入側のストリップ速度は大きくなる。こ
こで、ミル入側ブライドルロール5の速度は一定である
から、すなわちミル入側ブライドルロール5とストリッ
プ15間のスリップ速度は増大する方向となる。
一方、ミル出側のブライドルロール6とストリップ間に
スリップが発生した場合は、■ミル出側のストリップ張
力が低下する。■上記■によりミル出側ストリップ張力
制御系17に偏差が生じ、ミル速度を小さくする方向に
制御操作がおこなわれる。■上記■によりミル入側のス
トリップ張力が低下する。■上記■に対しミル入側スト
リップ張力制御系16が作動し、圧下を開放する方向に
制御操作が行なわれ、先進率が低下する。■上記■およ
び■により、ミル出側のストリップ速度は小さくなる。
ここで、ミル出側ブライドルロール6の速度は一定であ
るから、すなわちミル出側ブライドルロール6とストリ
ップ15間のスリップ速度は増大する方向となる。
次に、ミル入側ストリップ張力をミル速度で制御し、ミ
ル出側ストリップ張力を圧下で制御するという方式のス
トリップ張力制御方法について述べる。(第6図参照) ミル入側のブライドルロール5とストリップ15間にス
リップが発生した場合、■ミル入側のストリップ張力が
低下する。■上記■によりミル入側ストリップ張力制御
系I6に偏差が生じ、ミル速度を大きくする方向に制御
操作がおこなわれる。
■上記■によりミル出側のストリップ張力が低下する。
■上記■に対しミル出側ストリップ張力制御系17が作
動し、圧下を開放する方向に制御操作が行なわれ、後進
率が低下する。■上記■および■により、ミル入側のス
トリップ速度は大きくなる。ここで、ミル入側ブライド
ルロール5の速度は一定であるから、すなわちミル入側
ブライドルロール5とストリップ15間のスリップ速度
は増大する方向となる。
一方、ミル出側のブライドルロール6とストリップ15
間にスリップが発生した場合は、■ミル出側のストリッ
プ張力が低下する。■上記■によりミル出側ストリップ
張力制御系17に偏差が生じ、圧下を開放する方向に制
御操作が行なわれる。
■圧下が開放する方向に操作されると後進率が低下し、
ミル入側のストリップ速度は大きくなり、ミル入側張力
が高まる方向となる。■上記■に対してミル入側ストリ
ップ張力制御系16により、ミル速度を小さくする方向
に制御操作される。■一方、圧下が開放する方向に操作
されると先進率が低下する。■上記■および■によりミ
ル出側のストリップ速度は小さくなる。ここで、ミル出
側ブライドルロール6の速度は一定であるから、すなわ
ちミル出側ブライドルロール6とストリップ15間のス
リップ速度は増大する方向となる。
ブライドルロールとストリップ間のスリップ速度の増大
によりストリップ張力異常低下状態に至ることは、既述
した通りである。
ストリップ張力異常低下は最悪の場合、ストリップの絞
り込み、破断を誘発する。また、絞り込み、破断にまで
至らないとしても、前述したようにストリップ張力制御
の操作として圧下の開放操作を行う為、その結果、スト
リップ形状の乱れ、ストリップ表面粗度不良、伸率不良
などの不具合が生じていた。
〔課題を解決するための手段および実施例〕本発明は前
記の問題点を解決するためにブライドルロールとストリ
ップ間のスリップ速度を検出して、スリップ速度がある
レベル以上になった場合はストリップ張力制御信号を保
持し、前述のストリップ張力制御の悪作用によりスリッ
プが増大され、ストリップ張力異常低下状態に至ること
を防止する。
第1図は本発明の実施例装置の説明図である。
尚第1図は第4図の伸率制御系、張力制御系の図示を省
略している。
18.20は無駆動ロールに取りつけたパルス発信器、
19.21は駆動ロールに取りつけたパルス発信器であ
る。ここで、単位時間内に発生しタパルス発信器18と
19のパルス数の差をミル入側ブライドルロール5とス
トリップ15のスリップ速度Se、また同様に単位時間
内に発生したパルス発信器20と21のパルス数の差を
ミル出側ブライドルロール6とストリップ15のスリッ
プ速度Sd、として検出する。更にスリップ速度Seと
Sdの絶対値の大なる方を常に選択し、これをSとする
次に、スリップ速度Sに対しレベル判定をおこな。一定
の絶対値レベルSaより大なるSを検出した場合はスリ
ップ発生と判断し、ストリップ張力制御信号を保持せし
める。
ここで、Saは第5図中Bの範囲内であり、かつ測定ノ
イズより大なる値である。
また、ストリップ張力制御信号を保持した後、Sが一定
の絶対値レベルsbより小になった場合には、ストリッ
プ張力制御信号の保持を解除し、通常の制御にもどる。
ここで、sbはSaより小なる値である。Sa。
sbは実データに基づき決定するのが望ましい。
第2図は上記実施例装置による実施結果を示したもので
ある。この図から明らかなようにスリップ速度がSa以
上になった場合、ストリップ張力制御信号を保持するこ
とによりストリップ張力制御の悪作用によるスリップ増
大が防止され、ストリップ張力異常低下が回避されるこ
とが明らかである。
又スリップが自動的に減少してゆくことも明らかである
また、以下に示す方法を付加すれば、ストリップ張力制
御信号を保持した後のスリップの解消を早期化すること
ができる。
第3図にてこれを説明する。スイッチSWIは次の条件
で作動する。5O3aでON、S<SbにてOFF、つ
まり、入側、出側いずれかのブライドルロールでスリッ
プが発生したと判断され、ストリップ張力制御信号が保
持される場合のみスイッチSWIがONとなる。
また、いずれのブライドルロールでスリップが発生した
かにより、スリップSW2をきりかえる。
入側ブライドルロールでスリップが発生した場合はSW
2をP2側に、出側ブライドルロールでスリップが発生
した場合にはSW2をPl側に切り換える。スリップの
ない場合にはSW2は中立点にある。
まず、入側ブライドルロール5でスリップが発生した場
合について説明する。この時、前述したようにスイッチ
SWIがONとなり、演算増幅器22に入側ブライドル
ロール5でのスリップ速度が入力され、その結果圧下シ
リンダー12を介してミル圧下が締め込む方向に操作さ
れる。
ミル圧下が締め込まれると後進率が大きくなる、つまり
ミル入側のストリップ速度が小さくなるため、入側ブラ
イドルロール5とストリップ15のスリップ速度が減少
する方向となり、早期に入側ブライドルロール5とスト
リップ15間のスリップが解消され、グリップ力が回復
する。
ここで、ミル圧下を締め込む方向に操作すると先進率も
大きくなるのでこのままではミル出側ストリップ張力が
低下してしまうが、このとき前述のようにスイッチSW
2がP2側に切り換わり、ミル出側ストリップ張力をミ
ル速度で出側ストリップ張力設定値あるいは出側ストリ
ップ張力許容下限値25になるように制御する系10.
SW2゜23.14が構成され、ミル出側ストリップ張
力の低下を防止する。またこの時、ミル速度は小さくな
る方向に操作されるが、この操作はミル入側ストリップ
速度を小さくする方向であり、ブライドルロールとスト
リップ間のグリップ力の早期回復を助ける方向となる。
次に、出側ブライドルロール6でスリップが発生した場
合について説明する。この時、同様にスイッチSWIが
ONとなり、演算増幅器22に出側ブライドルロールで
のスリップ速度が入力され、その結果圧下シリンダー1
2を介してミル圧下が締め込む方向に操作される。
ミル圧下が締め込まれると先進率が大きくなる、つまり
ミル出側のストリップ速度が大きくなるため、出側プラ
イドルa−ル6とストリップI5のスリップ速度が減少
する方向となり、早期に出側ブライドルロールとストリ
ップ間のスリップが解消され、グリップ力が回復する。
ここで、ミル圧下を締め込む方向に操作すると後進率も
大きくなるのでこのままではミル入側ストリップ張力が
低下してしまうが、このとき前述のようにスイッチSW
2がPL側に切り換わり、ミル入側ストリップ張力をミ
ル速度で入側ストリップ張力設定値あるいは入側ストリ
ップ張力許容下限値24になるように制御する系9.S
W2゜2314が構成され、ミル入側ストリップ張力の
低下を防止する。またこの時、ミル速度は大きくなる方
向に操作されるが、この操作はミル出側ストリップ速度
を大きくする方向であり、ブライドルロールとストリッ
プ間のグリップ力の早期回復を助ける方向となる。
以上が、ストリップ張力制御信号保持後、スリップを早
期解消させる方法である。また、本方法のなかで安全の
ために、ミル圧下操作量およびミル速度操作量に上下限
値を設けることは言うまでもない。
また、スリップが解消されたときは、スイッチSWI、
SW2ともにOFFとなり、通常のストリップ張力制御
が行われる。
〔発明の効果〕
以上説明した如く、本発明の調質圧延機張力異常低下回
避法によれば、ミル入側あるいは出側ブライドルロール
でスリップが発生しても、ストリップ張力制御の悪作用
によりスリップが増大されることがなくなり、よって張
力異常低下状態に至ることを回避できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の詳細な説明図、 第2図は本発明の実施効果を示すチャート例、第3図は
スリップ解消を早期化する為の方法の実施例説明図、 第4図は調質圧延機の伸率制御系及びストリップ張力制
御系の構成の説明図、 第5図、第6図はストリップ張力制御系の変形例の説明
図、 第7図はブライドルロール・ストリップ間の摩擦係数と
ブライドルロール回転速度との関係図、第8図は調質圧
延機張力異常低下状態発生時の一般的チヤード例を示す
図、 第9図はブライドルロールとストリップ間のスリップ速
度と摩擦係数の関係の推定図である。 lニモーター  2:差動ギヤ、  3:モーター  
4:ミル(調質圧延機)、 5:ミル入側ブライドルロ
ール、  6:ミル出側ブライドルロール、 7:和張
力制御系、 8:差張力制御系、9:入側張力計、 1
吐出側張力計、 11:コントローラ、 12:圧下・
シリンダー  13:コントローラ、 14:ミルモー
ター  15:ストリンツブ、16:入側張力制御系、
 17:出側張力制御系、22.23:演算増幅器、 
24:入側ストリップ張力設定値あるいは入側ストリッ
プ張力許容下限値、25:出側ストリップ張力設定値あ
るいは出側ストリップ張力許容下限値。 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ミル入側と出側でストリップをブライドルロールに
    より拘束してメカタイ方式により伸率を制御し、かつミ
    ル圧下位置およびミル速度を操作することによりミル入
    側ストリップ張力およびミル出側ストリップ張力を制御
    する方式の調質圧延機に於いて、ミル入側ブライドルロ
    ールおよびミル出側ブライドルロールにスリップ検出器
    を設け、ミル入側、出側何れかのブライドルロールとス
    トリップ間にスリップが発生した場合、それを検知して
    ストリップ張力制御信号を保持させることによりスリッ
    プの増大を抑制し、ブライドルロールとストリップ間の
    スリップに起因する張力異常低下を回避せしめることを
    特徴とする調質圧延機張力異常低下回避法。
JP63295163A 1988-11-22 1988-11-22 調質圧延機張力異常低下回避法 Expired - Lifetime JPH0618655B2 (ja)

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JP63295163A JPH0618655B2 (ja) 1988-11-22 1988-11-22 調質圧延機張力異常低下回避法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6109084A (en) * 1996-11-06 2000-08-29 Kampf Gmbh & Co. Maschinenfabrik Device for stretching thin metal strips by traction

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6109084A (en) * 1996-11-06 2000-08-29 Kampf Gmbh & Co. Maschinenfabrik Device for stretching thin metal strips by traction

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