JPH02140843A - 階層構造化文書情報を扱う画像通信処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、階層構造化された文書の情報を伝送し、蓄積
し、表示する文書通信処理装置に係り、特に、文書情報
のファイリングに関する。

【従来の技術〕

文書情報の通信に関し、ＣＣＩＴＴ　（国際電信電話諮
問委員会）勧告Ｔ、７３には、文書情報を文書、ページ
セット（ページの集合）、ページ、フレーム（ページと
フレームの集合）及びブロック（ページ内の矩形領域）
の各オブジェクト（文書、ページ等の総称）からなる階
層構造で表現し。

これをコード化して伝送する方法が記載されている。

このような文書情報の通信においては、送信装置は階層
構造で表現した文書情報をコード化し、−括して伝送す
るために、受信装置は、受信したコード化文書情報をそ
のままの形で一括して記憶（蓄積）することになる。

ファクシミリ装置のように、受信した文書情報を受信し
た順に印刷する装置であれば、受信した文書情報をその
まま一括して蓄積しても問題ないが、この文書情報を用
いて遠隔会議を行なう通信会議端末装置等では、文書内
のページをランダムに呼出してＣＲＴ表示画面などに表
示する必要があり、−括した形の情報蓄積では該当ペー
ジを検索して抽出するのに時間がかかる、という問題が
ある。

以下、図面を参照して具体的に説明する。

第２図は階層構造を持つ文書の一例である。以下の説明
では、参照符号は（）内に記載する。

文書１　（１０）は従属する２つのページ１　（２０）
とページ２　（２１）からなる。ページ１　（２０）は
従属する２つのブロック１　（３０）とブロック２（３
１）からなり、ページ２（２１）は従属する２つのブロ
ック３（３２）とブロック４　（３３）からなる。各ブ
ロックはテキスト１（４０）、テキスト２（４１）、テ
キスト３（４２）、テキスト４（４３）のテキスト内容
を持っている。

ＣＣＩＴＴ勧告のＴ、７３によれば、第２図に示した階
層構造の文書情報は、第３図のように表現される。参照
符号１０〜４３を付した情報領域は第２図における参照
符号１０〜４３の情報に相当し、それぞれの情報内容を
示している。

送信装置はこのような文書情報を上の情報から下の情報
へと一括して順次伝送し、受信装置では受信した順に一
括してそのまま格納する。

このように格納された文書情報から例えばページ２を検
索して抽出する場合を考えてみると、先ず初めに１文書
１　（１０）の内容を検索して下位オブジェクト識別子
からページ２の識別子を得る。

次に、ページ１　（２０）、ブロック１　（３０）、テ
キスト１（４０）、ブロック２（３１）、テキスト２（
４１）の順に検索し、これらの内容を読飛ばした後にペ
ージ２　（２１）を見付けだし、該ページ２（２１）〜
テキスト４（４３）のコード化情報を復号化して画像情
報を得る。

このような情報検索過程において、テキスト１（４０）
の長さが不定であると、該テキスト１（４０）の内容を
全て検索して読飛ばさなければならず、無駄時間が長く
なる問題がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

以上のように、従来のこの種の画像通信処理装置では、
蓄積した文書情報から特定のページを検索して抽出する
のに時間がかかり、任意の文書の任意のページの情報を
短時間で抽出して効率良く活用することが困難であった
。

従って本発明の目的は、蓄積した任意の文書の任意のペ
ージの文書情報を短時間に抽出して効率良く活用できる
ようにすることにある。

〔課題を解決するための手段〕

この目的を達成するために本発明は、文書情報をオブジ
ェクト単位に分割した独立のファイルとして蓄積する制
御部を設けたことを特徴とする。

具体的には、文書の階層構造に準拠した従属関係を持つ
ディレクトリで示されるオブジェクト単位の独立したフ
ァイルに１文書情報のオブジェクトの内容と、そのオブ
ジェクトに従属するオブジェクトの内容が記憶されてい
るファイルのディレクトリ情報を記憶するようにしたこ
とを特徴とする。

〔作用〕

例えば、文書レベルのディレクトリで示されるファイル
には文書レベルの情報と、１つ下位のページレベルの情
報を蓄積したファイルのディレクトリが蓄積され、この
ディレクトリ情報を検索情報として利用してディレクト
リ情報を上位から下位へ順に読出すことによって目的の
文書情報が抽出される。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図は本発明になる画像通信処理装置における文書情
報のファイル構造である。

この文書情報ファイルは、例えば、第２図に示す階層構
造の文書情報を第３図に示す構成で一括受信した後に、
制御部（詳細は後述する）によって編集して蓄積される
。第１図において参照符号１０．２０及び２１を付した
領域の蓄積情報内容は、第３図において参照符号１０．
２０及び２１を付した領域の蓄積情報内容と同一である
が、これらはそれぞれが独立したファイルとして蓄積さ
れている点で異なる。

第１図において、５０，５１．５２は文書ファイルを管
理する情報を蓄積する管理情報ファイルである。例えば
、管理情報ファイル５０は１文書１を蓄積しているファ
イル１０のファイル名と、該文書１に従属するページ１
とページ２の内容を蓄積しているファイルを管理する情
報を蓄積するファイル５１．５２のディレクトリ名を蓄
積している。図中、ｆはファイル名、ｄはディレクトリ
名であり、ブロック以下レベルのファイルについては省
略している。

ここで、文書１のページ２を検索して抽出する場合につ
いて説明する。先ず、管理情報ファイル５０をアクセス
できるレベルで、文書１のファイル名で文書１の本体１
０を検索抽出して表示し、ページ２の識別子を見付けだ
した後にこれをディレクトリとすることによって管理情
報ファイル５２をアクセスできるレベルに移る。このレ
ベルでページ２のファイル名でページ２の本体２１を検
索抽出して表示し、ブロック３とブロック４の識別子を
見付けだす。以下、同様に、下位オブジェクト識別子を
順にディレクトリとしていくことにより、次々とファイ
ルを見付けだし、ページ２の検索を終了してここに蓄積
されているコード化情報を復号して画像情報を得る。

第１図では、説明を簡単にするために、識別子とファイ
ル名及びディレクトリ名を同一にしたが、必ずしも同一
である必要はない。

このようにして、文書情報をオブジェクト単位に分割し
た独立のファイルとしてＷｆＪｌｔし、これを文書の階
層構造と同一のディレクトリ構造で管理することにより
、例えばページ２の検索抽出においては、ページ１に関
するファイルを全く検索確認する必要がなくなるために
、検索抽出時間を短縮することができる効果が得られる
。

また、オブジェクト単位に分割した独立のファイルとし
て蓄積しているために、オブジェクト単位での追加、削
除、修正といった編集作業において、他のオブジェクト
を蓄積するファイルに影響を及ぼさないという効果があ
る。

第４図は遠隔会議を行なうために、以上のような構造の
文書情報ファイルによって会議資料を提供する通信会議
端末装置のブロック図である。

第４図において、１００はスキャナ、１１０はキーボー
ド、１２０はマウスであって、これらは入力手段を構成
する。１３０は表示手段であるデイスプレィ、１４０は
パーソナルコンピュータ等で構成されて該通信会議端末
装置全体の制御を司る制御手段である制御部、１５０は
文書情報ファイルを蓄積する文書情報蓄積手段であるハ
ードディスク記憶装置、１６０は通信プロトコルを実行
する通信処理部、１７０はハンドセットである。

以上の構成において、遠隔会議を行なうにあたっては、
事前の準備としてスキャナ１００及びキーボード１１０
から文書情報を入力することによって、制御部１４０は
、第３図に示すようなＣＣＩＴＴ勧告Ｔ、７３に準拠し
たコード化文書情報を作成し、これを文書情報ファイル
としてハードディスク記憶袋ｗ１５０に記録することに
よって蓄積する。その後、これを第１図に示したファイ
ル構造に編集し直してハードディスク記憶装置１５０に
記録することによって文書情報ファイルとして蓄積し直
す。別の新たな文書情報ファイルとして蓄積しても良い
。

次に１通信処理部１６０はＣＣＩＴＴ勧告のＴ、７３に
準拠したコード化文書情報を通信回線を介して相手方の
通信会議端末装Ｍ（図示せず）に−括して伝送する。相
手方の通信会議端末装置は、これを受信しながら順次ハ
ードディスク記憶装置にそのまま一旦蓄積し、該通信終
了後に受信したコード化文書情報を第１図に示したファ
イル構造に編集して文書情報ファイルとしてハードディ
スク記憶装置に記録して蓄積し直す。別の新たな文書情
報ファイルとして蓄積しても良い。

遠隔会議では、通信回線を介して再び両通信会議端末装
置を接続し、事前に伝送蓄積しておいた本発明になる文
書情報ファイルの文書情報の任意のページを指定するこ
とによって該ページを両通信会議端末装置において検索
抽出してデイスプレィ１３０に表示させ、マウス１２０
及びハンドセット１７０を用いて会議資料の説明を行な
いながら該会議を進める。

このとき、ハードディスク記憶装置１５０に蓄積されて
いる文書情報ファイルの中から指定されたページを検索
抽出して該当情報をデイスプレィ１３０に表示させると
きの処理は、制御部１４０が支援する。

会議の進行に従って次々と新しいページを指定すること
になるが、目的のページ情報の検索抽出は、文書情報が
前述した第１図に示す階層構造ファイルで蓄積されてい
るために、検索抽出に要する時間は前述したように少な
くて済み、従って両通信会議端末装置では高速に目的の
ページを検索抽出してデイスプレィ１３０に表示させる
ことができる。

なお、会議の場合、文書レベルよりも上位の会議レベル
の階層が存在するが、この実施例では説明を簡単にする
ために文書レベル以下の階層で説明した。

第５図は、文書情報ファイル構造の他の実施例を示して
いる。参照符号２０，２１，５０，５１及び５２は前述
した第１図の実施例の参照符号２０．２１，５０．５１
及び５２と同一である。

この実施例では文書レベルのファイル１０′に、ページ
レベルの情報であるページ１とページ２のユーザリーダ
プルコメントがコピーしである。そして、ページレベル
のユーザリーダプルコメントには、そのページの内容を
代表するキーワード等が挿入しである。

この実施例によれば、文書レベルのファイルを検索抽出
して表示するだけで、ページレベルのユーザリーダプル
コメントを読むことができるので、その文書に従属する
ページの概要を速く知ることができ、目的ページの選択
を一層高速化することができる。

また、オブジェクトの内容を蓄積するファイル１０．２
０．２１には、そのオブジェクトに従属するオブジェク
トの内容を蓄１しているファイルのディレクトリを蓄積
して、これを表示するようにすることもできる。

第６図は、前記した通信会議端末装置で文書１を選択し
たときに、該通信会議端末装置のデイスプレィ１３０に
表示される画像情報を示している。

文書１に従属するページ１とページ２を選択するための
情報が表示されている。なお、１３１は選択されたペー
ジの画像情報を表示する領域、１３２は文書識別子を表
示する領域、１３３は文書レベルのユーザリーダプルコ
メントを表示する領域、１３４及び１３６はページ識別
子表示領域。

１３５及び１３７はページレベルのユーザリーダプルコ
メントを表示する領域である。

このような表示画像情報によれば、ページ識別子だけで
なく、そのコメントも表示されるので、説明に使用する
情報（ページ）を見付けだす思考が簡単になる効果があ
る。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、階層構造の文書情報がオ
ブジェクト単位に分割した独立のファイルとして蓄積さ
れているので、これらの検索を高速化することができ、
蓄積した任意の文書の任意のページの文書情報を短時間
に抽出して効率良く活用できる効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明になる階層構造化文書情報を扱う画像通
信処理装置における文書情報ファイルの構造図、第２図
は文書の階層構造図、第３図は従来の文書情報ファイル
構造図、第４図は本発明になる通信会議端末装置のブロ
ック図、第５図は本発明になる文書情報ファイルの他の
実施例を示す構造図、第６図は通信会議端末装置のデイ
スプレィの表示画像情報である。 １０．２０．２１・・・・・・オブジェクト単位に独立
したファイル、　　　５０，５１，５２・・・・・・管
理ファイル。 第３図 第２図 第４図 第６８

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、階層構造で表される文書情報を扱う画像通信処理装
   置において、前記文書情報をオブジェクト単位に分割し
   た独立のファイルとして蓄積する制御部を設けたことを
   特徴とする階層構造化文書情報を扱う画像通信処理装置
   。 ２、特許請求の範囲第１項において、前記制御部は、前
   記オブジェクトの内容を蓄積するファイルのディレクト
   リを、その上位のオブジェクトの内容を蓄積するファイ
   ルのディレクトリに従属さることを特徴とする階層構造
   化文書情報を扱う画像通信処理装置。 ３、特許請求の範囲第２項において、前記制御部は、前
   記オブジェクトの内容を蓄積するファイルに、そのオブ
   ジェクトに従属するオブジェクトの内容を蓄積している
   ファイルのディレクトリを蓄積することを特徴とする階
   層構造化文書情報を扱う画像通信処理装置。 ４、特許請求の範囲第２項または第３項において、前記
   制御部は、前記オブジェクトの内容を記憶するファイル
   に、そのオブジェクトに従属するオブジェクトに関連す
   る情報を蓄積することを特徴とする階層構造化文書情報
   を扱う画像通信処理装置。 ５、特許請求の範囲第２項または第３項または第４項に
   おいて、該階層構造化文書を扱う画像通信処理装置は表
   示装置を備え、前記制御部は、選択されたオブジェクト
   に従属するオブジェクトに関連する情報を前記表示装置
   に表示させることを特徴とする階層構造化文書情報を扱
   う画像通信処理装置。 ６、特許請求の範囲第１項ないし第５項のうちの１項に
   おいて、前記制御部は、伝送されてきた階層構造で表さ
   れた文書情報を該文書情報の受信中は一括して１つのフ
   ァイルに蓄積し、受信終了後にオブジェクト単位とする
   独立のファイルに編集して蓄積し直すことを特徴とする
   階層構造化文書情報を扱う画像通信処理装置。 ７、文書情報入力手段と、表示手段と、文書情報蓄積手
   段と、通信処理手段と、これらを制御する制御手段とを
   備え、文書情報を階層構造化して扱う画像通信処理装置
   において、前記制御手段は、前記文書情報をオブジェク
   ト単位に分割した独立のファイルを編集して前記文書情
   報蓄積手段に蓄積するとともに、該ファイルを管理する
   管理ファイルを編集して前記文書蓄積手段に蓄積するこ
   とを特徴とする階層構造化文書情報を扱う画像通信処理
   装置。