JPH02138385A - 液晶組成物およびその用途 - Google Patents

液晶組成物およびその用途

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JPH02138385A
JPH02138385A JP1219464A JP21946489A JPH02138385A JP H02138385 A JPH02138385 A JP H02138385A JP 1219464 A JP1219464 A JP 1219464A JP 21946489 A JP21946489 A JP 21946489A JP H02138385 A JPH02138385 A JP H02138385A
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尚哉 笠井
Kiwa Takehira
竹平 喜和
Toru Kitamura
徹 北村
Yutaka Shiomi
豊 塩見
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は表示素子、あるいは電気光学素子に用いられる
新規な液晶組成物に関する。
(従来の技術) 液晶は表示材料として広く用いられるようになってきた
が、現在のところ表示方式としてTN(丁wisted
 Nematic)型を一般的に採用している。
このTN型表示方式は消費電力が少なくてすみ、また受
光型で目が疲れないなどの長所がある一方、駆動が基本
的に比誘電率の異方性に基いているためその力が弱く応
答速度が遅いという欠点があって高速応答が必要とされ
る分野には応用上の制限を受けていた。
強誘電性液晶は、1975年にR,B、 Heyerら
によって初めて見出されたものであるが(J、 Phy
sique。
36. L−69(1975) ) 、このものは自発
分極に由来する比較的大きな力が駆動力となるため応答
速度が極めて速く、かつメモリー性を持つという優れた
性能があり、新しい表示素子として注目されている。
液晶が強誘電性を示す条件としてはカイラルスメクテイ
ツクC相(SmC”相)を示すことが必要でおり、この
ため分子中に不斉炭素を含まなければならない。また分
子の長袖に対して垂直方向に双極子モーメントを持つこ
とが必要である。
Meyer等の合成した強誘電性液晶DOBA)IBc
は次のような構造をしており 上記の条件を満足しているが、シップ塩基を含むため化
学的に不安定であり、自発分極も3X10−9C/ci
と小さかった。その後多くの強誘電性液晶化合物が合成
されたが十分に高速応答するものはまだ見付かっておら
ず、したがって実用化には至つていない。
これら従来の強誘電性液晶化合物を比較Lノでみると、
例えばDOBA)IBcの不斉炭素原子の位置がひとつ
カルボニル基に近づいたDOBへ−1−)IBcでは自
発分極が5X 10’ C/ ct/lであり、DOI
3AHBCよりも大きくなっている。これは、強誘電性
の出現に重要な要素である不斉炭素と双極子の位置が近
づいたために、分子の双極子部分の自由回転が抑えられ
、双極子の配向性が向上したものと考えられる。すなわ
ち、不斉部分は分子の自由回転を束縛する働きをしてお
り、従来の強誘電性液晶化合物のほとんどは不斉部分が
直鎖上にあるため、分子の自由回転を完全には抑えるこ
とができず、双極子部分を固定できないために満足な自
発分極および高速応答が得られなかったと考えられる。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者らは、上記問題点のない強誘電性液晶化合物を
得るべく鋭意研究の結果、従来の強誘電性液晶化合物の
双極子部分の自由回転を抑えるための手段として、不斉
部分を5員環ラクトンに直結させた構造とすることによ
り、自由回転を束縛し、しかも化学的に安定な光学活性
γ−ラクトン環を有する新規な強誘電性液晶化合物を見
出したものであり、この化合物については本出願人にお
いて別途出願した。本発明はこの化合物、ざらにはこの
化合物に特定の置換基を付与した化合物を一成分として
含む液晶組成物及び該組成物を用いてなる電気光学素子
を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、下記一般式(A)、 又はeはそれぞれ独立してO又は1、R3は炭素数1〜
15のアルキル基、X又はYは水素原子2ハロゲン原子
及びシアノ基より選ばれた原子又は基、R2は÷CO+
TR4であり、mはO又は1、R4は水素原子又は炭素
数1〜15のアルキル基を表わし、*の符号は不斉炭素
原子を表わV) で表わされる光学活性γ−ラクトン環を有する化合物の
少なくとも1種を含有することを特徴とする液晶組成物
及び該組成物を用いてなる電気光学素子である。
上記一般式(A)において、R3及びR4のアルキル基
としては、例えばメチル、エチル、  n −プロピル
、n−ブチル、n−ペンチル、ローヘキシル、叶ヘプチ
ル、n−オクチル、n−ノニル。
n−デシル、n−ウンデシル、n−ドデシル。
ロートリデシル、叶テトラデシル、叶ペンタデシル、イ
ソプロピル、t−ブチル、2−メチルプロピル、1−メ
チルプロピル、3−メチルブチル、2−メチルブチル、
1−メチルブチル、4−メチルペンチル、3−メチルペ
ンチル、2−メチルペンチル、1−メチルペンチル、5
−メチルヘキシル、4−メチルヘキシル、3−メチルヘ
キシル、2−メチルヘキシル、1−メチルヘキシル。
6−メチルヘプチル、5−メチルヘプチル、4−メチル
ヘプチル、3−メチルヘプチル、2−メチルヘプチル、
1−メチルヘプチル、 7−メチルオクチル、6−メチ
ルオクチル、5−メチルオクチル、4−メチルオクチル
、3−メチルオクチル。
2−メチルオクチル、1−メチルオクチル。8−メチル
ノニル、7−メチルノニル、6−メチルノニル、5−メ
チルノニル、4−メチルノニル。
3−メチルノニル、2−メチルノニル、1−メチルノニ
ル、3.7−シメチルオクチル、 3,7.11−トリ
メチルドデシルなどの基が挙げられる。
本発明に係る上記の新規化合物は強誘電性を発生させる
ための双極子モーメントを持つ部分としてのカルボニル
基を5員環の内部に位置させ、ざらに環上に1つ又は2
つの不斉炭素を持たせることにより、この部分の自由回
転を不可能にし、仝体として双極子部分を一方向に向わ
せることができ、自発分極を大きくし、延いては高速応
答を実現できるものである。また、式(A)のR1のベ
ンゼン環にハロゲン原子又はシアノ基を置換することに
より化合物の融点を下げ、カイラルスメクティツクC(
Sac” )相の温度範囲を低温側に拡げ、またチルト
角を大きくし、自発分極を増加することができる。ざら
に強誘電性液晶を駆動させるためには負の誘電異方性が
必要であり、シアノ基の導入は大きな負の誘電異方性を
もつ化合物を与えるという点において有用である。また
上記一般式(A)の化合物においてR2が水素原子であ
る場合は1種類であるが、R2が水素原子以外の化合物
はγ−ラクトン環に不斉炭素を2個含んでいるため、2
種類のジアステレオマーが存在丈る。
これらは仝て双極子部分の自由回転を抑えるという目的
に合致した構造をしているので、それぞれを単独で用い
てもあるいはそれぞれの混合物として用いても液晶性化
合物として有用である。
また本発明において、上記液晶性化合物とは単独で液晶
状態がl!察できる物質のみでなく、それ自身が液晶相
を示さなくても液晶組成物の構成成分として有用な化合
物をも含んでいる。
本発明に係る一般式(A)で表わされる化合物は次に示
すような方法によって製造することができる。
すなわち、一般式(B)、 (式(B)中R1及び*の符号は式(A>中のR1及び
*の符号と同様の意味を示す)で表わされる光学活性グ
リシジルエーテルと、一般式(C)又は(D)、 (式(C)及び(D)中R4は水素原子又は炭素数1〜
15のアルキル基、R5は低級アルキル基を示す)で表
わされるβ−ケトエステル誘導体、あるいはマロン酸エ
ステル誘導体とを有機溶媒中塩基を加えて反応させるこ
とにより製造することができる。
上記式(A>化合物の製造に際しては、式(B)化合物
と1〜5当量の式(C)化合物あるいは式(D)化合物
とを有機溶媒中で1〜5当量の塩基と1.5〜24時間
還流することにより達成される。
この際用いられる塩基としてはナトリウムメトキシド、
ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシドあるい
は水素化ナトリウム、水素化リチウムあるいはn−ブチ
ルリチウム等が好ましく、また有機溶媒としてはメタノ
ール、エタノール。
t−ブチルアルコール等のアルコール類、テトラヒドロ
フラン、エチルエーテル、ジメトキシエタン、ジエチレ
ングリコールジメチルエーテル。
ジオキサン等のエーテル類、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホリックトリア
ミド等の非プロトン性極性溶媒あるいはこれらの混合溶
媒等が好ましい。
また上記方法において、式(D)化合物のR4が水素原
子である場合は、上記の操作を行った後に、ざらに中性
条件下で無機塩及び水を加え極性溶媒中で還流すること
により目的の式(A>化合物が得られる。上記溶媒とし
てはジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジ
メチルスルホキシド。ヘキサメチルホスホリックトリア
ミド。
ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジオキサン等
の極性溶媒が好ましく、また無機塩としては1〜10当
量の塩化リチウム、塩化ナトリウム。
塩化カリウム、臭化リチウム、臭化ナトリウム。
臭化カリウム、ヨウ化リチウム、ヨウ化ナトリウム、ヨ
ウ化カリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、塩
化ス1〜ロンチウム、塩化バリウム。
臭化マグネシウム、臭化カルシウム、臭化バリウム、ヨ
ウ化マグネシウム、ヨウ化カルシウム、ヨウ化バリウム
等が好ましい。水の添加伍は5〜50当社が好ましく、
反応は1〜15時間で終了する。
なお、上記原料化合物である式(B)の光学活性グリシ
ジルエーテルは以下の方法によって製造(式中R1及び
*の符号は式(A>のR1及び*の符号と同じ意味を表
わす) 上記R10Hで示されるフェノール誘導体に塩基の存在
下で光学活性エピクロルヒドリンを反応させることによ
って得られる。光学活性エピクロルヒドリンは原料フェ
ノール誘導体に対して1〜10当量が好ましく、また反
応に用いられるt31B4は原料フェノール誘導体に対
して1〜5当閘が好ましい。塩基としては水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、カリウムt−ブトキシドなどが
挙げられる。反応は触媒なしでも円滑に進行するが、第
四級アンモニウム塩、例えばベンジルトリエチルアンモ
ニウムクロリド、ベンジルトリエチルアンモニウムプロ
ミド、ペンジルトリメチルアンモニウムクロリド、ベン
ジルトリメチルアンモニウムプロミドなどの触媒を原料
フェノール誘導体に対して0.01〜0.1当量加える
こともできる。光学活性エピクロルヒドリンを溶媒とし
て反応させることができるが、必要な場合はジメチルホ
ルムアミド。
ジメチルスルホキシド、ジメチルアセトアミド。
アセトニトリル、t−ブチルアルコール及び水などの慢
性溶媒を用いることもできる。反応は温度50〜80℃
1時間0.5〜3時間で終了する。
また上記方法とは別な方法として、原料フェノール誘導
体と光学活性エピクロルヒドリンとを塩基としてフェノ
ール誘導体に対して0.1〜0.5当量のアミン、例え
ばモルホリン、ピペリジン、ピリジンなどの存在下で反
応させて光学活性クロルヒドリン体とし、これに1〜5
当量の塩基、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、カリウムt−ブトキ
シドなどを反応させて閉環によるグリシジルエーテルを
得る方法がある。この方法は二段階反応であるが抽出操
作が容易という利点がある。この場合、反応は50〜8
0℃、3〜24時間で終了する。
上記エピクロルヒドリンとしてラセミ体のものを用いる
ことによりラセミ体のグリシジルエーテルを得ることが
できる。原料の光学活性エピクロルヒドリンは、高純度
のものとしては、R体は本出願人に係る特開昭61−1
32196号公報及び特開昭62−6697号公報記載
の方法、8体は同じく特願昭62−283393号明細
書記載の方法によって得られたものを用いることができ
る。
また上記式(B)化合物を製造する際に用いられる原料
のフェノール誘導体は次の様にして合成することができ
る。
但し、下記衣1〜表11においてR3は前記式(A)の
R3と同じ基を表わし、Rrは水素原子又はR3より炭
素数1少ないアルキル基、Xはハロゲン原子を表わす。
また表6においてphはフェニル基、R′は低級アルキ
ル基を表わし、表10においてTsはp−トルエンスル
ホニル基を表わす。
即ち、4−(4−トランスφアルキルシクロヘキシル)
フェノール、4−(4−アルキルオキシフェニル)フェ
ノール、4−(4−アルキルフェニル)フェノールは公
知の方法により、各々表1゜2.3の合成経路に従って
合成できる。
また4−(5−アルキル−2−ピリミジニル)フェノー
ル、および4−(5−アルキルオキシ−2−ピリミジニ
ル)フェノールは特開昭61〜189274号公報、 
DE−NO144,409記載の方法に従い、各々表4
,5の合成経路で合成できる。
更に4− [5−(4−フルキルオキシフェニル)−2
−ピリミジニル]フェノールおよび4−[5−(4−ア
ルキルフェニル)−2−ピリミジニル]フェノールは表
6の合成経路に従い、合成できる。
表6の合成法を説明すると、p−ヒドロキシベンゾニト
リルの水酸基をベンジル化して保護しシアノ基を常法で
アミジン塩酸塩に変換した化合物(E)を合成する。一
方、p−ヒドロキシフェニル酢酸を低級アルコールでエ
ステル化したのち、フェノール性水酸基をハロゲン化ア
ルキル、アルキルp−トルエンスルホン酸エステル又は
アルキルメタンスルホン酸エステルなどのアルキル化剤
でアルキル化し、更に炭酸ジエチルと塩基存在下で反応
させ、マロン酸ジエチル誘導体(G)を合成する。
アミジン塩酸塩(E)とマロン酸ジエチル誘導体(G)
とをナトリウムエトキシド、ナトリウムメトキシドなど
の塩基を用いて縮合したのち、N、N−ジエチルアニリ
ン、ピリジン、  4− N、N−ジメチルアミノピリ
ジン等の塩基の存在下オキシ塩化リンと反応させてジク
ロルピリミジン誘導体とし、これをpa−c触媒存在下
、水素ガスで還元することにより4−[5〜(4−アル
キルオキシフェニル)−2−ピリミジニル]フェノール
(I)を合成する。
上記(1)の合成の際のマロン酸ジエチル誘導体(G)
の代りにp−アルキルフェニルマロン酸ジエチル(F)
を用い、(E)と(G)とを原料とする(I>の合成反
応工程に従って、(E)と(F)を反応させるとL−[
5−(4−アルキルフェニル)−2−ピリミジニル]フ
ェノール(ト1)を合成することができる。
なおこの除用いるp−アルキルフェニルマロン酸ジエチ
ル(F)はp−アルキルアセ1〜フエノンをビルゲロッ
ト(Wi + 1gerodt )反応でフェニル酢a
X導体としたのち、低級アルコールでエステル化し、炭
酸ジエチルと縮合させることにより合成できる。
またハロゲン原子、シアノ基でベンゼン環が置換された
原料フェノール誘導体は下記表7〜表11に示すような
公知の方法で合成する事ができる。
本発明の液晶組成物は、上記の方法で得られる式(A>
化合物の少なくとも1種と他のカイラルな液晶又は非カ
イラルな液晶、あるいはこれらの混合物とを混ぜ合わせ
ることにより形成することができる。
上記他のカイラルな液晶としては、従来知られているも
のを含む総ての強誘電性液晶が適用でき、また非カイラ
ルな液晶としては、不斉炭素原子を持たない液晶であっ
て混合後スメクティックC相を示すものであれば何でも
よい。
上記カイラルもしくは非カイラルな液晶の具体例として
は下記式(J)で表わされる化合物が挙げられる。
R6−W亘ひ廿に+し ÷■十び−R7(J) (式(J)中E、F及びGはそれぞれ独立に−C1−1
=N−−N=CH−−CH=CH−から選ばれた六員環
を表わしており、これら六〇環中の水素原子はハロゲン
原子、シアノ基又はニトロ基で置換されていてもよい。
albはoll又は2、Cは1又は2であり且つa±b
十c= 2〜4である。W、Mは単結合であるが、又は
〇 一〇−C−CH=CH−e −CH20−及び−0CH
2−から選ばれた基を表わす。a=0のときKは単結合
を表わし、b=oのときLは単結合を表わす。a又はb
!fiOでないときK、しはそれぞれ独立に単結合であ
るが、又は −に−(J−−(J−(;−−(、;目2リー〇 −C三G−、−CH=CH−C−0− 及び〇 一〇−C−CH=CH− から選ばれた基を表わし、R6、R7は炭素数1〜15
の直鎖状もしくは分校状アルキル基を表わし、これらは
不斉炭素原子を含んでいてもよい)上記式(J)で表わ
される化合物のうち、さらに好ましいものとしては、下
記式(J−1)・もしくは式(J−2)で表わされる化
合物を挙げることができる。
(上記式(J−1)中R8及びR9は、ぞれぞれ炭素数
1〜15の直鎖状もしくは分校状アルキル基もしくはア
ルコキシ基を表わし、これらは不斉炭素原子を含んでい
てもよい) (J−2) (上記式(J−2)中R8及びR9は上記式(J−1)
のR8及びR9と同じ意味を表わし、k及びiはそれぞ
れ独立してO又は1を表わす。
但し、k+i =2になることはない)本発明の液晶組
成物に透明電極を付し、ポリエチレン、ポリエステル、
ナイロン、ポリビニルアルコール、ポリイミド等で表面
配向処理した2枚のガラス板に封入し、偏光子を設けた
複屈折モード及びホスト−ゲストモードの液晶セルは表
示素子又は電気光学素子として使用することができる。
なお、本発明に用いられる一般式(A>で表わされる化
合物のラセミ体は、債の光学活性液晶化合物に添加して
そのら族ピッチの調整に使用できる。
また、一般式(A)の化合物は熱や光に対する安定性が
良く、この化合物を含む液晶組成物は強誘電性液晶とし
て優れた性質をもっている。さらに、該化合物をネマチ
ック液晶に添加した液晶組成物は次のような用途に利用
できる。
(1)リバース・ドメインの発生を抑制するためにTN
型及びSTN型液晶に添加した液晶組成物。
(2)コレステリック・−ネマティック相転移効果を用
いる表示素子(J、J、Wysoki、^、Adall
lS and W。
)1aas:  Phys、Rev、Lett、、20
.1024(196B) )。
(3)ホワイト・ティラー型ゲスト・ホスト効果を用い
る表示素子(0,L、White an(i G、N、
Taylor :J5^pp+、phys、 、亜、4
718(1974) )。
(4)コレステリック相をマトリックス中に固定化し、
その選択散乱特性を用いるノッヂフィルターやバンドパ
スフィルター(F、 J、 Kahn : At’)I
)t、 Phys。
tett、 、卦、 231 (1971) )。
(5)コレステリック相の円偏光特性を利用した円偏光
ビームスプリッタ−(S、 [)、 Jacob、 5
PIE、 3798(1981))。
(実施例) 以下の各側において、本発明に用いられる光学活性化合
物(A>のR,S表示は、下記のイヒ学式の位置番号に
基いて行った。
また実施例中に記載した相転移温度はDSCおよび偏光
顕微鏡観察により決定した。また相転移温度の項に示し
た記号は以下の相を表わす。
C:結晶相 SmA ;スメクテイツクA相 SmC;スメクテイツクC相 SmC” :カイラルスメクテイツクC相Sml  :
 SmA、  SmC,SmC”以外の未同定のスメク
テイツク相 N ;ネマティック相 N4;カイラルネマティック相 I ;等方性液体相 カイラルスメクティックC相(S+++C” )は更に
比誘電率を測定して確認した。
くフェノール銹導体の合成〉 合成例1 4− [5−(4−n−オクチルオキシフェニル〉2−
ピリミジニル]フェノールの合成 i) 4−ベンジルオキシフェニルアミジン塩酸塩の合
成 4−シアノフェノール95.20.ベンジルクロリド1
27F、炭酸カリウム138gをアセトン160d中5
時間撹拌下に還流した。生成物を濾別し、減圧濃縮し、
ベンゼンを加え、水洗し、ベンゼンを減圧留去して4−
ベンジルオキシベンゾニトリル141.38(lを得た
4−ベンジルオキシベンゾニトリル141gを、ベンゼ
ン338dに溶かし、エタノール270m1を加え、0
℃に冷却し、生じたスラリー溶液に撹拌下、塩化水素ガ
スを36.12吹きこんだ後、液温を25℃まであげ、
2日間放置した。反応混合物を減圧下、1/3まで濃縮
し、濃縮液にエーテルを加え、析出した結晶を吸引濾過
し、イミドエステル183gを得た。
上記イミドエステル183gをエタノール270m1で
スラリー溶液とし、アンモニアガス60.7512のエ
タノール405d溶液をこれに加え、室温で2日間放置
した後、溶媒を減圧留去し、4−ベンジルオキシフェニ
ルアミジン塩酸塩164.5gを得た。
NMR(DMSO−da > δ:5.19     (2H,S) 7.17     (2H,d、 J=9.OHz >
7.35     (5H,S) 7.86     (2H,d) rt)4−n−オクチルオキシフェニルマロン酸ジエチ
ルの合成 4−ヒドロキシフェニル酢1so、ogをエタノール4
0(7!にとかし、濃硫酸0.5rR1を加え、還流撹
拌した後エタノールを留去し、4−ヒドロキシフェニル
酢酸エチル60gを得た。
次に4−ヒドロキシフェニル酢酸エチル59g。
ナトリウムエトキシド22.4(lをエタノール150
dにとかし、ローオクチル70ミド63.5gを加え、
3時間速流撹拌し、反応液を減圧下に濃縮し、酢酸エチ
ルを加えて油状物をとかし、水洗し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、酢酸エチルを減圧留去し、減圧蒸留して
4− n−オクチルオキシフにル酢酸エチル79.6g
を得た。(bl) 179℃10.lmmHg> こうして得た4 −n−オクチルオキシフェニル酢酸エ
チル79(J、エタノール140m、炭酸ジエチル30
0rnIl、ナトリウムエトキシド19.3gを混合し
、エタノールを留去しながら加熱撹拌した。反応混合物
を氷水に移し、塩酸酸性とした後、有機層を分液し、溶
媒を留去して4− n−オクチルオキシフェニルマロン
酸ジエチル91.6gを得た。
NMR(CDCIl:+ ) δ:0.5〜2.0 3.90 4.16 4.52 6.80 (21H,m) (2H,t、 J=6.0tlZ ) (41−i、 Q、 J=7.2H2)(It(、s> (2t−1,d、 J=9.ouZ )7.26   
  (2H,d、 J=9.0H7’)■)  4−[
5−(4−n−オクチルオキシフェニル)−2−ピリミ
ジニル]フェノールの合成4−ベンジルオキシフェニル
アミジン塩酸塩65.6g、a−n−オクチルオキシフ
ェニルマロン酸ジエチル91 、 OQをメタノール5
00m1にとかし、ナトリウムメトキシド44.8gを
加え、9時間還流撹拌した。冷却後反応混合物を硫M酸
性とし、析出した結晶を吸引濾取し、黄色結晶77.7
gを得た。
上記黄色結晶77gとオキシ塩化リン310d。
N、N−ジエチルアニリン46.5mとを266時間還
流撹拌た。
過剰のオキシ塩化リンを減圧留去したのち、残渣を氷水
に移し、エーテル抽出し、水洗し、エーテルを留去して
粗生成物70gを得た。これをエーテルで再結晶して下
記化学式で示す化合物21gを得た。
(Phはフェニル基) NMR(CDC1s ) δ:0.4〜2.1   (15H,m>3.99  
   (2H,t、 J=6.0Hz >5.09  
    (2H,S) 8.7〜7.5   (11H,m> 8.38      (2H,d、 J=9.0flz
 )上記無色結晶19.8g、エタノール757m 、
酸化マグネシウム111句、水57m!、 10%Pd
−C4gを、理論量の水素を吸収するまで60℃で水素
雰囲気下で加熱撹拌した。反応混合物を吸引濾過し、濾
液より下記化学式で示される4 −[5−(4−n −
オクチルオキシフェニル)−2−ピリミジニル]フェノ
ール7.7gを得た。
mp    137℃ NMR(CDC13) δ:0.5〜2.1   (15H,m)4.00  
    (2H,t、 J=6.0H7)6.92  
    (2日、 d、 J=9.0!IZ )7.0
1     (2H,d、 J=9.OHz )7.5
0     (2H,d、 J=9.0Hz >8.3
0     (、2H,d、 J=9.0H2)8.9
4      (2H,S) 合成例2 4− (4−n−オクチルフェニル)フェノール2.8
2gおよび1.2−ジクロロエタン40威からなる懸濁
液に、水冷上三塩化ホウ素2H−1,2−ジクロロエタ
ン溶液6dを加え、さらにチオシアン酸メチル0.82
m、塩化アルミニウム1.33(Jを加えた。
塩化アルミニウムが溶解するまで室温で撹拌した後、8
0℃で3時間撹拌した。放冷後、ざらに4N水酸化ナト
リウム水溶液33mを加えて75〜80℃で30分間撹
拌した。冷後、反応液を塩化メチレンで洗浄し、水層を
6N塩酸でDH=2に調整し、エーテルで抽出した。抽
出液を乾燥後、エーテルを減圧上留去して得られた粗結
晶をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し下記
化学式で示される4 −(4−n−オクチルフェニル)
−2−シアノフェノール2.03aを得た。
mp   93℃ NMR(CDα3) δ:0.a&     (3H,t、 J=6.8Hz
 >1.27〜1.32  (IOH,m)1.60〜
1.71  (2H,m> 2.64     (2H,t、 J=7.7Hz )
6.24     (iH,broad  S)7.0
2〜7.70  (7H,m> IR(KBr>    3288cm−1(シ0−H)
2240cm−1(νc=N) く式(B)化合物の合成〉 原料光学活性エピクロルヒドリンとしては本出願人に係
る特開昭61−132196号公報、特開昭62−66
97号公報及び特願昭62−283393号明細占に記
載の方法によって製造されたものを使用した。これらの
物質はR−(−)及びS、−(+)−エピクロルヒドリ
ンであり、ガスクロマトグラフ分析により化学純度はそ
れぞれ98.5%以上、光学純度はそれぞれ99%以上
(比旋光度はそれぞれ「α」電=−34,0°、 +3
4.0’  : Q= 1.2.メタノール)であった
合成例3 上記R−(−)−エピクロルヒドリン4.25gと、下
記化学式で示されるフェノール誘導体2.50a、n 
−G e Hrr mo H 及びベンジルトリエチルアンモニウムクロリド20■を
ジメチルホルムアミド3戒に溶解させ、60℃で24重
量%水酸化ナトリウム水溶液(1,2当量)を滴下した
。同温度で40分間反応させた後、反応液を室温に戻し
、次いでエーテル抽出を行い、減圧下で溶媒を留去した
。残漬をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精
製し、下記化学式で示される8体のグリシジルエーテル
1.62gを1qた。
mp    90℃ [α] W +4.44° (Q=1.01. CH2
Cf12)NMR(CDc123> δ:0.50〜3.00  (191−1,m)3.1
0〜3.50  (1t−1,m>3.80〜4゜30
(2t(、m) 6.75〜7.60  (81(、m)合成例4 原料フェノール誘導体として下記化学式で示される化合
物13g、 n −Ca Ht3ko H 合成例3と同じR−(−1−エピクロルヒドリン13.
2Q、カリウムt−7トキシド8.8g及びt−ブチル
アルコール80mを混合し、60℃で2時間撹拌した。
混合物を濃縮後、クロロホルムを加えて飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。クロロホルム
を減圧上留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーにより精製し、下記化学式で示され
る8体のグリシジルエーテル14.2(Jを得た。
mp   90℃ [aJf+4.78° (C= 1.082. CH2
C1C12)N (CDα3) δ:0.88〜3.0  (15H,m>3.10〜3
.50  (IH,m) 3.80〜4.40  (2H,m) 6.85〜7.60  (81−1,m>合成例5 原料フェノール誘導体として下記化学式で示される化合
物 n −C!2 H25$o H を用い、R−(−)−エピクロルヒドリンのがわりに前
記S−(+)−エピクロルヒドリンを用いた以外は合成
例4と同様にして下記化学式で示されるR体のグリシジ
ルエーテルを(qた。
mp    91℃ [a19−3.59° (C=1.07. CI−h 
Cf12)NMR(CDα3) δ:0.85〜2.93  (27H,m)3.34〜
3.40  (IH,m> 3.97〜4.27  (2+(、m>6.94〜7.
53  (81℃m) 合成例6 原料フェノール誘導体として下記化学式で示される化合
物io、og。
合成例3と同じR−(−)−エピクロルヒドリン18.
6g、ピペリジン367mQ及びジメチルホルムアミド
1dを混合し、60℃で10時間撹拌した。反応液より
減圧下で溶媒を留去し、アセトン5dを加えて室温下で
撹拌()ながら24@損%水酸化ナトリウム水溶液(1
,2当量)を滴下して30分間反応させた。2N塩酸を
加えてE)H=7にした後、酢酸エチルで抽出し無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し
、下記化学式で示される8体のグリシジルエーテル1.
58gを得た。
mp    131℃ [α] ¥+3.03°  (C=0.55.  Ch
h C12)NMR(CDC13) δ:0.70〜2.20  (17H,m)2.55〜
3.00  (2H,m> 3.15〜3.45  (IH,m> 3.75〜4.20  (2H,m) 6.89     (2H,d、 J=9.0H2)6
.92      (21−1,d、 J=8.4Hz
 >7.43     (4H,d、 J=9.0Hz
 )合成例7 原料フェノール誘導体として下記化学式で示される化合
物10g、 合成例3と同じR−(−)−エピクロルヒドリン16.
07g、20重量%水酸化ナトリウム水溶液7.33G
及びジメチルホルムアミド20mの混合物を60〜70
℃で1時間加熱撹拌した。反応液を冷却後水を加え、ジ
クロロメタンで生成物を抽出することにより粗生成物1
1.67gを得た。粗生成物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーで精製して下記化学式で示される8体のグ
リシジルエーテル9.07gを得た。
mp    74℃ [α]甘せ1.66° (C=1.02. CH2C1
C12)N (CDC13) δ:0.5〜2.2   (15H,m)2.8〜3.
0   (2H,m> 3.1〜3.7   (IH,m) 3.8〜4.4   (4H,m> 6.95    (2H,d、 J=9.0Hz )8
.26     (2H,d、 J=9.0H2)8.
36      (2H,S) 合成例8 原料フェノール誘導体として合成例1で1昇られた下記
化学式で示される化合物7.44g、合成例3と同じR
−(−)−エピクロルヒドリン9.16(1,50重M
%水酸化ナトリウム水溶液1.74(1及びジメチルホ
ルムアミド77M1の混合物を60〜70℃で3時間撹
拌した。反応液を冷却後水を加え、ジクロロメタンで生
成物を抽出し、抽出物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製して下記化学式で示される8体のグリシジ
ルエーテル6、90gを得た。
mp    198℃ [α]g十〇、95° (C=1.04.CH2α2)
NMR(CDC13) δ:0.6〜2.1   (15H,m)2.6〜3.
0   (2H,m) 3.2〜3.5(什19m) 3.8〜4゜5   (2H,m> 6.99      (4H,d、 J=9.0112
 )7.50     (、2H,d、 J=9.0+
1Z )8.40      (2H,d、 J=9.
ollZ )8.90      (2H,s) 合成例9 原料フェノール誘導体として下記化学式で示される化合
物1.01g、 合成例3と同じR−(−)−エピクロルヒドリン2.0
1+I+及びベンジルトリエチルアンモニウムクロリド
16mgを混合して70℃に加熱し、これに24重量%
水酸化ナトリウム水溶液650mgを滴下した。70℃
で2時間撹拌した後、反応液を室温になるまで放置し、
次いでクロロホルムで3回抽出し無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。減圧下で溶媒を留去して得た残漬をヘキサ
ンで再結晶して下記化学式で示される8体のグリシジル
エーテル380mgを得た。
mp    65℃ [α]IF+1.90”  (C=0.46. Ct−
1cj!2)NMR(CDC1F3) δ:0.6〜3.0   (19H,m)3.2〜3.
6   (11−f、 m>3.9〜4.5   (2
H,m) 6.99     (2H,d、 J−9,0tlZ 
)8.36     (21−1,d、 J=9.01
12 )8.55      (2t(、S) 合成例10 原料フェノール誘導体として下記化学式で示される化合
物3.12(J、 合成例3と同じR−(−)−エピクロルヒドリン4.6
27(J、50重量%水酸化ナトリウム水溶液0.88
CI及びジメチルホルムアミド30dの混合物を60℃
で2.5時間加熱撹拌した。反応液を冷却俊溶媒を減圧
で留去した後、生成物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製して下記化学式で示される8体のグリシジ
ルエーテル2.96gを得た。
mp   65℃ [C3V+2.47° (C=1.02. CH2Cb
 )NMR(CDα3) δ:0.6〜2.0 2.4〜3.0 3.2〜3.5 3.8〜4.5 6.98 8.33 8.53 合成例11 合成例2で得られた4 −(4−n−オクチルフェニル
)−2−シアノフェノール1.9gおよび1−ブチルア
ルコール40dからなる溶液に、カリウムt−ブトキシ
ド832mgを加え、次いで合成例3と同じR−(−)
−エビクロロヒドリン2.5威および4− (N、N−
ジメチルアミノ)ピリジン100mgを加えて室温で2
日間撹拌した。混合物を減圧濃縮して残漬に水を加えて
エーテルで抽出し、抽出液を乾燥した。抽出液よりエー
テルを留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで精製し、下記化学式で示される8体
のグ(19H,m> (4H,m) (IH,m) (2H,rrl (2H,d、 J=9.OHz ) (2H,d、 J=9.0H2) (2H,s) リシジルエーテル750mgを1qた。
mp    54℃ [α] 翌+7.88°  (C=1.01.  CH
2Ct2 )NMR(CDC13) δ:0.88     (3日、 t、 J=6.6t
lz )1.20〜1.42  (IOH,m)1.5
5〜1.67  (21−1,m>2.64     
(2H,t、 J=7.711Z )2.84〜2.9
7  (2H,m> 3.39〜3.43  (IH,m) 4.12〜4.45  (2H,m> 7.05〜7.77  (7H,m) IR(KBr>     2224Cm−’(L/C=
N)く式A化合物の合成〉 実施例1 合成例3で得られた8体のグリシジルエーテル370m
g、n−プロピルマロン酸ジエチル442mg、カリウ
ムt−ブトキシド134mg及びt−ブチルアルコール
3d@混合し10時間還流撹拌した。反応液を室温に戻
し4NjmWを加えてpu=iとした後、水とメタノー
ルで洗浄し白色結晶を得た。これをシリカゲルクロマト
グラフィーにより分離精製して下記式で示されるγ−ラ
クトン誘導体のく2S。
48)体240mgと(2R,48)休140m(II
を(qた。
(23,43)休 相転移温度 0 11厘’−a−1 [α] g+32.67° cc= i、oai。
NMR(CDC13) δ: 0.70〜3.00 4.00〜4.25 4.40〜4.85 6.60〜7.60 IR(KBr) (27H,m) (2H,m> (IH,m) (8H,m> 1762cm−1 CH2Cb) (2R,43)体 相転移温度 c  11バL)■ [(X] Ll−22,50° (C= 0.5()4
. CH2c122>NMR(CDCe3) δ:0.70〜3.00 4、OO〜4.25 4.50〜5.00 6.60〜7.60 IR(KBr> 実施例2 合成例4で得られた8体のグリシジルエーテル365m
g、VOン酸ジメチル232111g、カリウム1−ブ
トキシド138mg及びt−ブチルアルコール2dを混
合し2時間速流撹拌した。反応溶液を室温に冷却した後
、4N塩酸を加えて1)H=1としてからクロロホルム
で3回抽出しへ飽和食塩水で洗浄、。
(27H,m) (2H,m) (IH,m) (8H,m) 1762cm−1 さらに無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留
去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより精
製し、下記式で示される〈4S)体の2−(メトキシカ
ルボニル)γ−ラクトン誘導体226111gを得た。
I R(K B r )   1740.1768C1
lI−を続いて、上記化合物200m01塩化マグネシ
ウム232mg、ジメチルアセトアミド1.5In!及
び水0.5蛇を混合し10時間還流撹拌した。反応溶液
を室温に戻した後、クロロホルムで2回抽出し、飽和食
塩水で洗浄、ざらに無水硫酸マグネシウムで乾燥した後
溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにより精製し、下記式で示される(4S)
体のγ−ラクトン誘導体145mgを冑だ。
相転移温度 C−1釘L)■ [(2] Ll−19,18° (C=1.03゜NM
R(CDα3) δ:O,aO〜1,15 2.15〜2.85 4.05〜4.30 4.75〜4.95 6.85〜1.60 IR(KBr) 実施例3 光学活性グリシジルエーテルとして合成例5で得られた
R体のグリシジルエーテルを用い、n−プロピルマロン
酸ジエチルのかわりにn−ブチルマロン酸ジメチルを用
いた以外は実施例1と同様にしてγ−ラクトン誘導体の
(2R,4R)体及び(23,4R)体を得た。
CH2Cむ) (11H,m) (6H,m> (21−1,m) (IH,m) (8H,m> 1764Cm−1 (2R2 4R)体 相転移温度 C−工■L→■ [α] v−28,56° (C=1.06゜NMR(
CDα3) δ:0.85〜2.69 4.15〜4.18 4.71〜4.77 6.95〜7.53 IR(KBr> (23,4R)体 (37H,rrl (2H,m) (IH,m> (8H,m> 1764Cm−1 CH2Cl2) NMR(CDCJl:s ) δ:0.85〜2.85 4.08〜4.21 4.81〜4.86 6.93〜7.52 IR(KBr) 実施例4 合成例6で得られた8体のグリシジルエーテル260m
g 、  ローヘプチルマロン酸ジメチル269mg、
カリウムt−ブトキシド90mg及びt−ブチルアルコ
ール2rdを混合し13時間遠流度拌した。反応後の処
理は実施例1と同様に行って白色結晶を得た。
これをシリカゲルクロマトグラフィーにより分離精製し
て下記式で示されるT−ラクトン誘導体の(23,4S
)体43mgを得た。
(37f−f、 m> (2H,m> (IH,m) (8t(、m) 1760cm−1 相転移温度 012&”C÷■ [α]ぢ−22,98° (C=1.07゜CH2α2
) ■ リ−−)目 相転移温度 C−丑釘しシI [αコ 甘+ 28.59° (Q=  0.674゜
NMR(CDC1’3) δ:0.70〜2.95 3.80〜4.20 4.45〜4.90 6.90 7.42 IR(KBr> 実施例5 合成例8で得られた8体のグリシジルエーテル518m
1ll、  n−ペンチルマロン酸ジメチ)Lt 97
0mg、カリウムt−ブトキシド269+11!I+を
ジメチルホルムアミド5rn!及びt−ブチルアルコー
ル5dに溶かし90℃で5時間加熱撹拌した。反応後の
処理は実施例1と同様に行って下記式で示されるT−ラ
クトン誘導体を得た。この化合物はジアステレオマー混
合物であり、さらにシリカゲルクロマトグラフィー処理
によって(2R,4S)体を分取した。
CH2Cl2) (37H,m> (4H,m) (IH,m) (4H,d、 J=9.OHz ) (4H,d、 J−9,0H2) 1760cm−1 (2R,4S)休 相転移温度 NMR(CDα3) δ:0.4〜3.0 3.7〜4.3 4.82 7.00 7.50 8.39 8.85 IR(ヌジョール) (29H,m> (4H,m> (IH,m) (4H,d、 J=9.0H2) (21−1,d、 J=9.oHz )(21−1,d
、 J=9.0Hz >(2H,s) 1778cnrl 実施例6 合成例9で得られた8体のグリシジルエーテル320m
g、n−ヘキシルマロン酸ジメチル406mg、カリウ
ムt−ブトキシド116mQをt−ブチルアルコール3
.5mJに溶かし6時間速流撹拌した。反応後の処理は
実施例1と同様にしてγ−ラクトン誘導体のジアステレ
オマーの混合物((23,48> /(2R,43) 
= 9/1 )  270mgを得た。
(2S、 4S)体 (2R,4S)体 混合物の物性 相転移温度 C−ヱぢL)■ [αコ翌+ 37.93° (C=1□024.  C
H2022)相転移温度 C−m1÷I [(Z]1i+26.01” (C= 1.062. 
CH2C1C12)N (CDα3〉 δ:0.5〜2.9 4.19 4.82 6.95 8.32 8.52 IR(ヌジョール) (2R,4S)体 (49H,m> (2H,m> (IH,m) (2H,d、 J=9.0H2) (2H,d、J=9.0llz ) (2H,s> 1778cnrl 相転移温度 C−堕l→−■ [α] ’R+17.12° (C= 0.398. 
CH2CJ12)NMR(CDC13) NMR(CD(fly > δ:0.50〜2.80 4.10〜4.25 4゜45〜4.85 6.95 8.34 8.52 IR(ヌジョール) 実施例7 光学活性グリシジルエーテルとして合成例10で1qら
れた8体のグリシジルエーテルを用い、n−ヘキシルマ
ロン酸ジメチルの代りにn−ドデシルマロン酸ジメチル
を用いた以外は実施例6と同様にしてγ−ラクトン誘導
体の(2S、 4S)体及び(2R,43)体を1qだ
(23,48)休 (33H,m) (2H,m> (11−(、m> (2H,d、 J=9,0LLZ ’)(2H,d、 
J=9.0H2) (2H,s) 1778cm−1 δ:0.5〜2.9 4.19 4.81 6.95 8.32 8.52 IR(ヌジョー・ル) 実施例8 合成例8で1qられた8体のグリシジルエーテル518
mg、n−ウンデシルマロン酸ジメチル1.37g、カ
リウムt−ブトキシド269mgをジメチルホルムアミ
ド し90℃で3時間加熱撹拌した。反応後の処理は実施例
1と同様に行って下記式で示されるγーラクトン誘導体
733m(]を1ワた。このものはジアステレオマーの
混合物であり、ざらにシリカゲルクロマドグラフイー処
理によって(23. 48)体とく2R。
48)体を分取した。
(49H,m) ( 2H,m) ( IH.m> ( 2H, d, J=9.OHz )( 2H, d
. J=9.OHz )(2H,s) 1 778cm−1 (23,43)体 相転移温度 相転移温度 [α]刃+20.93゜ NMR(CDC13) δ:0.4〜3.0 3.7〜4.3 4.71 7.00 7.50 8.39 8.89 IR(ヌジョール) (Q= 1.116.0HC1a ) (411−i、 m) (4f−f、 m) (IH,m) (4tl、 d、 J=9.0Hz )(21−1,d
、 J=9.OH2) (2H,d、 J=9.0Hz ) (2H,s) 1778cm−1 NMR(CDCb ) δ:0.4〜3.0 3.7〜4.3 4.83 7.00 7.50 8.39 8.89 IR(ヌジョール) 実施例9 合成例7で得られた8体のグリシジルエーテル1 、0
00、メチルマロン酸ジメチル677tll(1、カリ
ウ(41)1. m) (41−1,rn) (IH,m) (4日、 d、 J=9.0Hz−) (2H,d、 J=9.0tlz ) (2H,d、 J=9.0H2’) (21−(、S) 1778Cm−1 ムt−ブトキシド630m1Jをジメチルホルムアミド
10d及びt−ブチルアルコール10rdに溶かし90
℃で2時間加熱撹拌した。反応後の処理は実施例1と同
様に行って下記式で示されるT−ラクトン誘導体810
mgを得た。このものはジアステレオマーの混合物であ
り、さらにシリカゲルクロマトグラフィー処理によって
(28,4S)体と(2R,43)体を分取した。
(23,43)体 相転移温度 C−漫バ’−a−E NMR(CDCJ13) δ:0,5〜3.0 3.9〜4.3 4.65 6.93 8.25 (21)−!、 m) (4H,m> (IH,m) (2H,d、 J=9.0H2) (2H,d、 J=9.0tlz ) 8.37     (2H,5) IR(ヌジョール)    1780cm−1(2R,
48)体 相転移温度 c  11バL)4 NMR(CDα3) δ:0.5〜3.0 3.9〜4.3 4.75 6.93 8.25 8.37 1、R(ヌジョール) 実施例10 合成例11で得られた8体のグリシジルエーテル363
mg、  n−プロピル’?ロン酸ジエチル303m(
] 。
]カリウムt−ブトキシド157mgびt−ブチルア(
21H,m) (4H,m) <  iH,m> (2目、 d、 J=9.0!(z )(2H,d、 
J=9.0Hz > (2H,s) 1780cm−1 ルコール10dを混合し6時間速流撹拌した。反応液を
空温に戻し、水を加え4N塩酸でpH=2とした侵、ク
ロロホルムで抽出した。抽出液より得られた油状物をシ
リカゲルクロマトグラフィーにより分離精製して下記式
で示されるγ−ラクトン誘導体の(2S、 43)体3
3mqと(2R,4S)体25mgを得た。
(23,43)体 1.85〜2,07 2.55〜2.18 4.31 4.74〜4,83 7.00〜7.77 IR(KBr) (2R,4S)体 (2H,m> (4H,m> (2H,d、 J=4.3NZ ) (IH,m) (7H,m) 2232cm−1(νc=N) 1768C1!!−1(2,IC=0ン相転移温度 C−堕1→斧I 「α」習+31.83° (C=1.09. CH2C
b )NMR(CDC13) δ:()、88     (3H,t、 J=6.6H
2)0.97     (3H,t、 J=7.1i1
2 )1.25〜1.32  (IOH,m>7.41
〜1.58  (3H,m> 1.59〜1.66  (21−!、 m)相転移温度 C8バ2−>I [α]管+18.26° (C= 0.87゜NMR(
CDCI13> δ:0.88 0.98 1.25〜1.27 1.45〜1.56 1.60〜1.62 (3H,t、  J=6.8H2) (3H,t、 J=7.IH2) (12H,m> (2H,m) (IH,m> CH2(1’2) 1.85〜1.95  (IH,m> 2.12〜2.22  (IH,m> 2.56〜2.67  (3H,m> 3.05〜3.10  (1H,m> 4.19    (IH,dd、 J=3.3Hz 。
10.3H2) 4.37    (IH,dd、 J=3.3Hz 。
10.3H2) (1ト1. m) (7H,m) 2232cnr’ (νc=N) 1768cr’ (νC=O) く式A化合物を含む液晶組成物の物性〉実施例11 実施例1で得られた下記式で示されるγ−ラクトン誘導
体の(23,43)体 4.84〜4,89 7、OO〜7.77 IR(KBr) と、下記化学式(1)で示される化合物とを1 : 1
5.6 (重量)の比率で混合した組成物は、DSC測
定、偏光顕微鏡による観察及びネザガラスで構成した厚
さ22μmのセルを用いて、7011z11vの交流を
かけ、ブリッジ法で測定した比誘電率より相転移温度(
’C)は であることが判った。該組成物の比誘電率の測定結果を
第1図に示した。
上記γ−ラクトン誘導体((23,4S)体)は単独で
は強誘電性を示さないが、他の液晶化合物と混合するこ
とにより強誘電性が発現することが判った。
実施例12 実施例1で得られた下記式で示されるT−ラクトン誘導
体の(2R,4S)体 りた。
実施例13 実施例2で得られた下記式で示されるγ−ラクトン誘導
体の(4S)休 と、実施例11で用いた式(1)化合物とを1:18.
0(重量)の比率で混合した組成物の相転移温度は、実
施例11と同様にして測定した結果、と、下記化学式(
2)で示される化合物であることが確認された。該組成
物の比誘電率の測定結果を第2図に示した。
上記γ−ラクトン誘導体((2R,4S)体)は単独で
は強誘電性を示さないが、他の液晶化合物と混合するこ
とにより強誘電性が発現することが判とを1 : 19
 (重は)の比率で混合して液晶組成物を得た。該組成
物について応答速度を測定した結果、このものは490
μsec  (40℃〉という高速応答を示すことが判
明した。なお、応答速度は上記組成物を配向剤処理した
厚さ2μのセルに封入し、直交ニコル下V、−p=20
Vの電圧を印加1−/たときの透過光強度の変化より求
めた。スペーサーとしてはPETフィルム、配向剤とし
てはポリイミド膜、また電極としてはITO電極を用い
、ラビング方向は平行とした。
実施例14 実施例3で得られた下記式で示されるγ−ラクトン誘導
体の(2R,4R)体 度は、実施例11と同様に行った結果、と、実施例13
で用いた式(2)化合物とを1:19(重量)の比率で
混合して液晶組成物を得た。
該組成物について実施例13と同様に1ノで応答速度を
測定した結果、このものは15μsec  (40℃)
という高速応答を示すことが判明した。
実施例15 実施例4で得られた下記式で示されるγ−ラクトン誘導
体の(28,4S)体 であることが確認された。該組成物の比誘電率の測定結
果を第3図に示した。
上記γ−ラクトン誘導体は単独では強誘電性を示さない
が、他の液晶化合物と混合することにより強誘電性が発
現することが判った。
実施例1G 比較例1 実施例4で得られた下記式で示されるT−ラクトン誘導
体の(23,48)体 と、実施例11で用いた式(1)化合物とを1:15.
9 (重量)の比率で混合した組成物の相転移温と、ス
メクテイツク液晶組成物とを表12の割合で配合して液
晶組成物を得た。該組成物について実施例13と同様な
方法により応答速度を測定した結果、T−ラクトン誘導
体を配合しない比較例1に比べてその速度が大きく向上
したことが判った。
表 実施例17 実施例5で得られた下記式で示されるγ−ラクトン誘導
体の(2R,43)体 と、実施例11で用いた式(1)化合物とを1:8.4
(重量)の比率で混合した組成物の相転移温度は、実施
例11と同様にして測定した結果、合することにより強
誘電性が発現し、ざらに強誘電性を示す温度範囲がもと
のSmC相の温度範囲よりも大幅に拡大することがわか
った。
また上記γ−ラクトン誘導体の(2R,4s)体と共に
分取された(28.43)体についても同様な測定を行
った結果、(2R,43)体と同様な効果が認められた
実施例1B 実施例6で得られた下記式で示されるγ−ラクトン誘導
体のジアステレオマーの混合物((23゜43) / 
(2R,43) = 9/1 )(2S、 4S)体 であることが判った。なお、上記式(1)化合物の相転
移温度は、 CJ」シSmCJΣ4SmA ÷−ラN−肛41 62℃ であり、強誘電性を示さない伯の液晶化合物と混(2R
,43)体 と、実施例11で用いた式(1)化合物とを1:9.7
(重量)の比率で混合した組成物の相転移温度は、実施
例11と同様にして測定した結果、cJハ4smc” 
−肌シSmA Jバ写N″−二−I であることが判った。該組成物の比誘電率の測定結果を
第4図に示した。
上記γ−ラクトン誘導体の(23,4S)体、  (2
ft。
43)体温合物は単独では強誘電性を示ざないが、他の
液晶化合物と混合することにより強誘電性相が発現する
ことが判った。
実施例19 実施例7で得られた下記式で示されるγ−ラクトン誘導
体の(23,43)体 という高速応答を示すことが判明した。
実施例20〜21 実施例8で得られた下記式で示されるγ−ラクトン誘導
体((2S、 43)体) 及び実施例9で得られた下記式で示されるγ−ラクトン
誘導体 (2S、 43)体 (2R,43)体 と、実施例13で用いた式(2)化合物とを1=19(
重量)の比率で混合して液晶組成物を得た。
該組成物について実施例13と同様にして応答速度を測
定した結果、このものは300μSec  (40℃)
の(28,43)体と(2R,43)体の1:1混合物
を用いて表13に示される液晶化合物を調整し、該組成
物の相転移温度及び応答速度を実施例13と同様な方法
により測定した。T−ラクトン誘導体を配合しない場合
の応答速度は比較例1に示したように1aooμsec
  (50℃)であったが、表13によって明らかなよ
うに本発明のγ−ラクトン誘導体を含んだ液晶組成物は
より速い応答を示し、このものが表示素子用あるいは光
学素子用として非常に有効であることが判った。
表 実施例22 実施例10によって得られた光学活性γ−ラクトン誘導
体の(23,4S)体と下記化学式(3)、で示される
化合物とを1 : 19 (重量)の比率で混合した組
成物は、DSC測定及び偏光顕微鏡による観察からその
相転移温度が下記の通りであることが判った。
上記光学活性γ−ラクトン誘導体の(23,43>体は
、単独では強誘電性を示さないが、他の液晶性化合物を
混合すると強誘電性を発現することが判った。
また、上記組成物について実施例13と同様にして測定
した応答速度は128μSec  (40℃〉という高
速応答を示すことが判った。
実施例23 実施例10によって得られた光学活性T−ラクトン誘導
体の(2R,43)体と実施例22で用いた式(3)化
合物とを1 : 19 (重囲)の比で混合した組成物
の相転移温度は実施例22と同様にして測定した結果、
下記の通りでおった。
上記光学活性γ−ラクトン誘導体の(2R,43)体は
、単独では強誘電性を示さないが、他の液晶性化合物と
混合することにより強誘電性が発現することが判った。
また、上記組成物について実施例13と同様にして応答
時間を測定した結果、98μsec  (40℃)とい
う高速応答を示すことが判明した。
(発明の効果) 本発明に係る新規液晶組成物は、光学活性γ−ラクトン
系液晶性化合物を含むことを特徴とし、光学活性γ−ラ
クトン系液晶性化合物が大きな自発分極と化学的安定性
を有することにより従来の液晶組成物と比較して著しく
応答速度の速い化学的に安定な液晶組成物をあたえる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、それぞれ実施例11,12゜15及
び18の液晶組成物の温度と比誘電率との関係を示すグ
ラフである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式(A) ▲数式、化学式、表等があります▼(A) (式(A)中R^1は▲数式、化学式、表等があります
    ▼又は ▲数式、化学式、表等があります▼であり、n 又はeはそれぞれ独立して0又は1、R^3は炭素数1
    〜15のアルキル基、X又はYは水素原子、ハロゲン原
    子及びシアノ基より選ばれた原子又は基、R^2は▲数
    式、化学式、表等があります▼であり、mは0又 は1、R^4は水素原子又は炭素数1〜15のアルキル
    基を表わし、*の符号は不斉炭素原子を表わす) で表わされる光学活性γ−ラクトン環を有する化合物の
    少なくとも1種を含有することを特徴とする液晶組成物
  2. (2)一般式(A)の化合物がラセミ体である請求項1
    記載の液晶組成物。
  3. (3)請求項1又は2記載の液晶組成物を用いてなる電
    気光学素子。
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