JPH02138155A - ビス(2,3,5,6‐テトラフルオロ‐4‐アミノフェニル)メタン及びその製造方法 - Google Patents

ビス(2,3,5,6‐テトラフルオロ‐4‐アミノフェニル)メタン及びその製造方法

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JPH02138155A
JPH02138155A JP29017188A JP29017188A JPH02138155A JP H02138155 A JPH02138155 A JP H02138155A JP 29017188 A JP29017188 A JP 29017188A JP 29017188 A JP29017188 A JP 29017188A JP H02138155 A JPH02138155 A JP H02138155A
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acid
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aminophenyl
formaldehyde
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Shusuke Niizeki
新夕 秀典
Masahiko Yoshida
昌彦 吉田
Masanori Sasaki
佐々木 正典
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Nippon Carbide Industries Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐熱性、耐候性、各種安定性、撥水性等に優
れた高機能性材料の中間原料、例えば、エンジニアリン
グプラスチック用中間原料やエボートシ樹脂、フッ素系
ゴムなどの架橋剤等として期待される新規化合物、ビス
(2,3,5,6−テトラフルオロ−4−アミノフェニ
ル)メタン及びその製造方法に関する。
(従来の技術及び発明が解決すべき課題)本発明のビス
(2,3,5,6−テトラフルオロ−4−アミノフェニ
ル)メタンに関しては、ChemicalAbstra
ct等にも記載が見当らず、また、本発明者らが知る限
りその他の文献類にもその記載が見当らないので、この
物質は新規¥lI3質と考えられる。
近年、プラスチック工業の分野では、ポリイミド系樹脂
、アラミド樹脂等のエンジニアリングプラスチックが注
目されており、これらの材料よりもなお一層、耐熱性、
耐候性、各種安定性に優れた高機能性材料の開発が切望
されている。
本発明者等は、このような高機能性材料の中間原料とし
て極めて有望な前記化合物を得るべく鋭意研究を行なっ
た結果、2,3,5.6−テトラフルオロアニリンを塩
酸の存在下、水性溶媒中でホルムアルデヒドと反応させ
ることによって、ビス(2゜3.5.6−テトラフルオ
ロ−4−アミノフェニル)メタンを合成し得ることを見
出し、更に研究を進めて本発明を完成した。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、ビス(2,3,5,6−テトラフルオロ−4
−アミノフェニル)メタン、の提供を目的としたもので
あり、また、2,3,5.6−テトラフルオロアニリン
を酸の存在下にホルムアルデヒドと反応させることを特
徴とするビス(2,3,5,6−テトラフルオロ−4−
アミノフヱニル)の製造方法、の提供を目的としたもの
である。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の新規化合物、ビス(2,3,5,6−テトラフ
ルオロ−4−アミノフェニル)メタン〔以下、BTFA
と略称することがある〕は、下記−形式■で示される。
FF’Pl? 上記本発明の化合物は、2,3.5.6−テトラフルオ
ロアニリン(以下、TPAと略称することがある)を酸
の存在下にホルムアルデヒドと反応させることにより合
成することができる。この時の反応式は下記式■に従う
ものと考えられる。
上記の反応は、一般に出発原料のTFA 、目的化合物
BTFA、ホルムアルデヒドおよび酸に対して、該反応
の条件下では実質的に不活性な溶媒中で行われる。この
ような溶媒としては、反応性の良さ、目的化合物の分離
操作等の容易性等の理由から水性溶媒を用いるのが好ま
しい。
ホルムアルデヒドは、通常水溶液の形の、所謂“ホルマ
リン“を用いるのがよい。
本発明に係る反応において用いられるTFAとホルムア
ルデヒドとの量比は、前記反応式■から明らかなように
、ホルムアルデヒド1モルに対してTFA 2モルであ
るが、反応性の良さ等の観点からTFAは2モル以上用
いるのが好ましく、より好ましくは2〜20モル、特に
好ましくは2.2〜10モル用いるのがよい。
酸としては、特に限定されるものではなく、通常の無機
酸及び有機酸が使用可能である。このような無機酸とし
ては、例えば、塩酸、臭酸、フッ酸等のハロゲン化水素
酸;硫酸:硝酸;燐酸;等が挙げられ、また、有機酸と
しては、例えば、メタンスルホン酸、2−ヒドロキシエ
チルスルホン酸等のスルホン酸;例えば、クロル酢酸、
ジクロル酢酸、トリフルオロ酢酸、ニトロ酢酸、シュウ
酸等のカルボン酸;酸性イオン交換樹脂等が挙げられる
。これらの酸はそれぞれ単独で、または2種以上混合し
て使用することができる。これらの酸のうち、入手の容
易性、反応槽材料の選択中の広さ等の観点から塩酸を用
いるのが特に好ましい。
このような酸の使用量としては、一般にTFA  1モ
ルに対して0.1〜10当量、好ましくは0.2〜5当
量程度の量が例示できる。
本発明における反応温度は、通常40〜250応させた
後、溶媒を留去させながら昇温しで反応を完結させるこ
ともできる。溶媒を留去しない場合の溶媒中の酸濃度、
または、溶媒を留去する場合の溶媒留去前の溶媒中の酸
濃度、特に水性溶媒中の酸濃度は、一般に0.01−1
0当量/!、好ましくは0.02〜3当量/lの範囲で
用いるのがよい。
反応時間は、通常0.5〜20時間、好ましくは1〜1
0時間程度が好適に採用される。
なお、水性溶媒等の溶媒を留去する場合には、副反応の
抑制等の観点から酸としてハロゲン化水素酸を用いるの
が好ましく、塩酸を用いるのが特に好ましい。
反応終了後、苛性ソーダ等のアルカリで中和してからエ
ーテル等の疎水性の抽出溶媒を用いて目的生成物を抽出
した後、該抽出溶媒を留去し、次いで、得られた固形物
を減圧蒸留して出発原料のTFAを分離回収しすること
によって目的生成物BTFAの粗結晶が得られる。該目
的生成物は、必要に応じて、水−メタノール混合溶媒等
を用いて再結晶により、あるいは、蒸留や昇華等により
高純度化することができる。
なお、本発明の出発原料であるTFAは、例えば、米国
特許筒3,375,267号に記載された公知の方法で
合成することができる。すなわち、例えば、ペンタフル
オロベンゾニトリルをアンモニア水中で加熱して、2,
3,5.6−テトラフルオロ−4−アミノベンゾニトリ
ルを得、次いでこれを硫酸酸性下に加熱すると加水分解
反応に引き続いて脱炭酸反応が進行して、本発明に用い
る出発原料たるTFAを得ることができる。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を一層詳細に説明する。
実施例1 冷却還流管と温度計と滴下ロートの付いたフラg(0,
080モル)を仕込み、60°Cで5時間、攪拌下に反
応を行なった。反応終了後冷却し、lO重量%苛性ソー
ダ水溶?ffu4g(0,16モル)とエチルエーテル
50gとを加えて抽出した。
有機槽はエチルエーテルを留去した後、未反応のTFA
を減圧蒸留により分離回収し、残留物としてビス(/2
,3,5.6−テトラフルオロ−4−アミノフ収率77
%で得た。得られたBTFAの物性値は次のとおりであ
った。
融点: 145.0〜146.0°C 質量スペクトル(El )  : m/e =342 
(M” )NMR: ’H−NMR(i媒;アセトン・d6、内部標準物質、
TMS) δ: 3.9 ppm (2H、Singl、)5.3
 ppm (4H、Singl、)”H−NMR(溶媒
:アセトン・d6、内部標準物質; ChCOOH) δ: −71,6ppm (4F 、 Mult、)8
7.3 ppn+ (4F 、 Mult、)侍許但願
人 日本カーバイド工業株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ビス(2,3,5,6−テトラフルオロ−4−ア
    ミノフェニル)メタン。
  2. (2)2,3,5,6−テトラフルオロアニリンを酸の
    存在下にホルムアルデヒドと反応させることを特徴とす
    るビス(2,3,5,6−テトラフルオロ−4−アミノ
    フェニル)の製造方法。
JP63290171A 1988-11-18 1988-11-18 ビス(2,3,5,6−テトラフルオロー4−アミノフェニル)メタン Expired - Fee Related JP2937330B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996026915A1 (en) * 1995-02-27 1996-09-06 Imperial Chemical Industries Plc Novel di- and polyamino compounds for use in the preparation of polyurethane materials

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5422350A (en) * 1977-07-20 1979-02-20 Ihara Chem Ind Co Ltd Purification of aromatic polyamines
US4783547A (en) * 1986-04-18 1988-11-08 Ici Americas Inc. Polyfluoroaromatic nitriles

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