JPH02138010A - 搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、被搬送物積み込み場所のコンベヤから送り出
される被搬送物を受け取って搬送し、被搬送物降ろし場
所では被搬送物をコンベヤ上に送り出す搬送装置に関す
るものである。

（従来の技術及びその問題点） 上記のような搬送装置では、搬送経路を移動し且つ被搬
送物積み込み場所と被搬送物降ろし場所とで停止するこ
との出来る搬送用移動体が使用され、当該搬送用移動体
に被搬送物移載用コンベヤが設置されるが、従来のこの
種の搬送装置は、前記コンベヤとして、被搬送物受取方
向と送出方向とに回転駆動し得る駆動型コンベヤを使用
したものであったため、当該コンベヤを含む搬送用移動
体の全体が大型で大重量物となるばかりでなく、前記搬
送用移動体上の前記コンベヤを遠隔自動制御しなければ
ならないので、設備全体が高価につく欠点があった。

（課題を解決するための手段） 本発明は上記のような従来の問題点を解決するために、
被搬送物積み込み場所と被搬送物降ろし場所とで停止可
能な搬送用移動体に、少なくとも被搬送物受取傾斜姿勢
と被搬送物送出傾斜姿勢とに切り換え自在な被搬送物支
持コンベヤと、被搬送物受取傾斜姿勢での傾斜下端で被
搬送物を受け止めるストッパーとを設け、前記コンベヤ
は、傾斜姿勢に於いて被搬送物を傾斜下方へ重力で滑動
させ得る自由回転可能な被搬送物支持用回動体から構成
し、前記被搬送物積み込み場所には、被搬送物受取傾斜
姿勢にある前記コンベヤの傾斜上端部に接続する被搬送
物搬入用コンベヤを配設し、前記被搬送物降ろし場所に
は、前記コンベヤを被搬送物送出傾斜姿勢に切り換える
コンベヤ姿勢切換手段と、被搬送物送出傾斜姿勢にある
前記コンベヤの傾斜下端部に接続する被搬送物搬出用コ
ンベヤとを配設して成る搬送装置を従業するものである
。

（発明の作用） 前記搬送用移動体を被搬送物積み込み場所で停止させた
ならば、被搬送物受取傾斜姿勢にある前記コンベヤ上に
被搬送物を前記被搬送物搬入用コンベヤにより送り込む
と、当該被搬送物は前記コンベヤ上を傾斜下方へ重力で
滑動し、傾斜下端にあるストッパーで受け止められる。

上記のように被搬送物の積み込みが完了すれば、前記被
搬送物受取傾斜姿勢にあるコンベヤを水平姿勢に戻すか
又は被搬送物受取傾斜姿勢のままで、搬送用移動体を被
搬送物降ろし場所に向けて走行させる。当該搬送用移動
体を被搬送物降ろし場所で停止させたならば、被搬送物
を支持している前記コンベヤを、当該被搬送物降ろし場
所に配設されている前記コンベヤ姿勢切換手段により水
平姿勢又は被搬送物受取傾斜姿勢から被搬送物送出１頃
斜姿勢に切り換える。この結果、当該コンベヤ上の被搬
送物は重力で傾斜下方へ滑動し、被搬送物搬出用コンベ
ヤ上に送り出される。この後、前記搬送用移動体を被搬
送物積み込み場所に向けて走行させ、次の被搬送物搬送
作業に使用することが出来る。

（実施例） 以下に本発明の一実施例を添付の例示図に基づいて説明
する。

第１図に於いて、（１）は搬送用移動体であって、被搬
送物積み込み場所（２）と被搬送物降ろし場所（３）と
の間の往復移動経路（４）を自走することが出来る。前
記被搬送物積み込み場所（２）の側方には被搬送物搬入
用ベルトコンベヤ（５）が直角状に配設され、前記被搬
送物降ろし場所（３）の側方には被搬送物搬出用ベルト
コンベヤ（６）が直角状に配設されている。

前記搬送用移動体（１）は、第２図及び第５図に示すよ
うに天井側に架設されたガイドレール（７）に駆動トロ
リー（８）と従動トロリー（９）とを介して移動可能に
吊り下げられ、前記駆動トロリー（８）の車輪（１０）
をモーター（１１）で正逆回転駆動することにより、前
記ガイドレール（７）に沿って前進又は後進させること
が出来、前記車輪（１０）の回転駆動を解除して制動す
ることにより、前記被搬送物積み込み場所（２）又は被
搬送物降ろし場所（３）に於いて自動停止させることが
出来る。又、この搬送用移動体（１）　の下側には被搬
送物吊下用ハンガー（１２）が設けられている。

前記ハンガー（１２）は、当該ハンガー（１２）の前後
一対の円弧杖フレーム（１３）と、搬送用移動体（１）
側の前後一対の支持用ローラーユニット（１４）とを介
して、前記搬送用移動体（１）の移動方向と平行な仮想
軸心の周りで回転可能に支持されており、被搬送物支持
用コンベヤ（１５）を備えている。このコンベヤ（１５
）は、回転可能な一対のローラー（１６）間に掛張され
た自由回転可能な被搬送物支持用回動体、即ち無端ベル
）　（１７）、から構成された自由回転可能なベルトコ
ンベヤであって、傾斜することにより、被搬送物を傾斜
下方へ重力で滑動させることが出来る。前記コンベヤ（
１５）の周囲は、当該コンベヤ一端の被搬送物出入り口
を除いて囲壁（１８）により囲まれ、当該囲壁（１８）
の一部が、前記コンベヤ（１５）の被搬送物出入り口と
は反対側で被搬送物を受け止めるストッパー（１９）を
構成している。更に、前記ハンガー（１２）の一方の円
弧状フレ−ム（１３）から、先端にローラー（２０）が
軸支された被操作レバー（２１）が連設されている。

第２図及び第４図に示すように、前記被搬送物搬入用ベ
ルトコンベヤ（５）が配設された被搬送物積み込み場所
（２）と前記被搬出用ベルトコンベヤ（６）が配設され
た被降ろし場所（３）には、前記被操作レバー（２１）
及びハンガー（１２）を介して前記コンベヤ（１５）の
姿勢を切り換えるコンベヤ姿勢切換手段（２２）　（２
３）が配設されている。これらコンベヤ姿勢切換手段（
２２）　（２３）は、前記被操作レバー（２１）のロー
ラー（２０）が嵌入する切換レール（２４）　（２５）
と、この切換レール（２４）　（２５）を、前記ハンガ
ー（１２）の回転中心と同心の仮想軸心の周りに昇降回
転させるシリンダーユニット（２６）　（２７）とから
構成されている。　（２８）（２９）は前記切換レール
（２４＞　（２５）を昇降回転可能に支持するガイドレ
ールである。

被搬送物受け取りのために搬送用移動体（１）を被搬送
物積み込み場所（２）まで走行させるが、このときコン
ベヤ姿勢切換手段（２２）に於ける切換レール（２４）
は、コンベヤ（１５）、即ちハンガー（１２）が水平姿
勢にあるときの被操作レバー（２１）のローラー　（２
０）が嵌入し得る上昇限位置Ａ（第２図参照）で待機さ
せておく、然して、被搬送物積み込み場所（２）に搬送
用移動体（１）が到着すれば、被操作レバー　（２１）
のローラー（２０）が前記のようにコンベヤ姿勢切換手
段（２２）の切換レール（２４）に嵌入しているので、
シリンダーユニット（２６）により切換レール（２４）
を第２図に示すように下降限位置Ｂまで回転下降させる
ことにより、被操作レバー（２１）を介してハンガー（
１２）が、コンベヤ（１５）のストッパー（１９）側が
下がるように所定角度（例えば１０度程度）回転し、コ
ンベヤ（１５）が水平姿勢から被搬送物受取傾斜姿勢に
切り換えられる。係る状態で被搬送物搬入用ベルトコン
ベヤ（５）により被搬送物Ｗをコンベヤ（１５）上に送
り出すと、当該被搬送物Ｗは、コンベヤ（１５）の無端
ベル）　（１７）を回動させながら重力で傾斜下方へ滑
動し、ストッパー（１９）で受け止められる。

上記のように被搬送物Ｗをコンベヤ（１５）上に移載さ
せたならば、コンベヤ姿勢切換手段（２２）の切換レー
ル（２４）をシリンダーユニット（２６）によす元の上
昇限位置Ａまで回転上昇させ、被操作レバー（２１）及
びハンガー（１２）を介してコンベヤ（１５）を元の水
平姿勢に回転復帰させる。この後、搬送用移動体（１）
を被搬送物降ろし場所（３）に向けて走行させるのであ
るが、切換レール（２４）から被操作レバー（２１）の
ローラー（２０）が脱出することにより、コンベヤ（１
５）　（ハンガー（１２）　）が重力で傾動する危険が
あるならば、第１図及び第３図に仮想線で示すように上
昇限位置に復帰した前記切換レール（２４）と接続する
固定レール（３０）を往復移動経路（４）に沿って並設
し、この固定レール（３０）、被操作レバー（２１）、
及びハンガー（１２）を介して前記コンベヤ（１５）を
水平姿勢に保持させることが出来る。

被搬送物降ろし場所（３）に配設されたコンベヤ姿勢切
換手段（２３）の切換レール（２５）も、前記のように
コンベヤ（１５）、即ちハンガー（１２）が水平姿勢に
あるときの被操作レバー（２１）のローラー（２０）が
嵌入し得る下降限位置Ｃ（第４図参照）で待機させてお
く、然して、被搬送物降ろし場所（３）に搬送用移動体
（１）が到着すれば、被操作レバー（２１）のローラー
（２０）が前記のようにコンベヤ姿勢切損手段（２３）
の切換レール（２５）に嵌入しているので、シリンダー
ユニット（２７）により切換レール（２５）を第４図に
示すように上昇限位置りまで回転上昇させることにより
、被操作レバー（２１）を介してハンガー（１２）が、
コンベヤ（１５）のストッパー（１９）側が上がるよう
に所定角度（例えば１５度程度）回転し、コンベヤ（１
５）が水平姿勢から被搬送物送出傾斜姿勢に切り換えら
れる。従ってコンベヤ（１５）上に支持されていた被搬
送物Ｗは、コンベヤ（１５）の無端ベル）　（ＩＴ）を
回動させながら重力で傾斜下方へ滑動し、被搬送物搬出
用ベルトコンベヤ（６）上に送り出されるので、５疼ベ
ルトコンベヤ（６）１１転駆動させておくことにより、
被搬送物Ｗを当該ベルトコンベヤ（６）で受け取って搬
出することが出来る。

上記のように被搬送物Ｗを被搬送物搬出用ベルトコンヘ
ヤ（６）上に搬出したならば、コンベヤ姿勢切換手段（
２３）の切換レール（２５）をシリンダーユニラ）　（
２７）により元の下降限位置Ｃまで回転下降させ、被操
作レバー（２１）及びハンガー（１２）を介してコンベ
ヤ（１５）を元の水平姿勢に回転復帰させた後、搬送用
移動体（１）を被搬送物積み込み場所（２）に向けて走
行させる。

尚、コンベヤ（１５）を水平姿勢となるようにハンガー
（１２）を付勢するスプリングを設け、このスプリング
の付勢力に抗して前記コンベヤ姿勢切換手段（２２）　
（２３）によりコンベヤ（１５）を被搬送物受取傾斜姿
勢又は被搬送物送出傾斜姿勢に切り換えるように構成す
ることも出来る。又、コンベヤ（１５）が水平姿勢とな
る位置でハンガー（１２）を自動ロックするハンガー自
動ロック手段を設け、被搬送物積み込み場所（２）と被
搬送物降ろし場所（３）　とに前記ハンガー自動ロック
手段のロック作用を解除する手段を配設し、コンベヤ姿
勢切換手段（２２）　（２３）を作動させる前に前記ロ
ック解除手段を作動させるようにしても良い、更に、場
合によっては前記コンベヤ（１５）を、被搬送物受取傾
斜姿勢と被搬送物送出傾斜姿勢とに切換可能に構成し、
被搬送物積み込み場所（２）に於いて被搬送物Ｗを受け
取ったコンベヤ（１５）を水平姿勢に復帰させないで被
搬送物受取傾斜姿勢のままで、搬送用移動体（１）を被
搬送物降ろし場所（３）まで走行させるようにしても良
い、この場合は、コンベヤ（１５）が常に被搬送物受取
傾斜姿勢で安定するように構成すると共に、被搬送物降
ろし場所にのみ、コンベヤ（１５）の姿勢を被搬送物受
取傾斜姿勢から被搬送物送出傾斜姿勢に切り換えるコン
ベヤ姿勢切換手段を配設すれば良い。

前記被搬送物支持用コンベヤ（１５）は、ベルトコンベ
ヤタイプのものに限定されず、例えば自由回転可能な被
搬送物支持用回動体としてローラーを使用した、ローラ
ーコンベヤタイプに構成することも出来る。又、上記実
施例では、被搬送物積み込み場所（２）と被搬送物降ろ
し場所（３）との間で搬送用移動体（１）が往復移動す
るように構成したが、搬送用移動体（１）の循環移動経
路中に被搬送物積み込み場所（２）と被搬送物降ろし場
所（３）とを設定し、搬送用移動体（１）を同一方向に
循環移動させるようにしても良い、この場合は同−移動
経路中に複数台の搬送用移動体（１）を走行させること
が出来る。

又、上記実施例では、搬送用移動体（１）の下側にハン
ガーを介してコンベヤ（１５）を吊り下げたが、搬送用
移動体（１）の上側にコンベヤ（１５）を姿勢切り換え
可能に搭載することも出来る。この場合は、搬送用移動
体（１）をして床面上に敷設されたガイドレール上を走
行させることが出来る。

（発明の効果） 以上のように実施し得る本発明の搬送装置によれば、搬
送用移動体上の被搬送物支持用コンベヤを強制駆動しな
くとも、当該コンベヤ上に被搬送物を確実に移載し、又
は当該コンベヤ上から被搬送物を確実に送り出すことが
出来る。従って、強制駆動型のコンベヤを必要とする場
合と比較して、前記コンベヤを含む搬送用移動体の全体
を軽量小型に構成することが出来ると共に、制御される
コンベヤ姿勢切換手段も搬送用移動体上に設けられてい
ないので、その制御信号の通信系も簡単に構成すること
が出来るので、設備全体を安価に実施することが出来る
。

尚、特に本発明の搬送装置は、搬送用移動体上のコンベ
ヤを実施例のようにベルトコンベヤタイプとすることに
より、水分があって柔らかく且つ形状が特定しないリネ
ン関係を搬送するオーバーヘッドコンベヤとして好適な
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は設備全体のレイアウトを示す概略平面図、第２
図は被搬送物積み込み場所での縦断正面図、第３図は搬
送経路途中での縦断正面図、第４図は被搬送物降ろし場
所での縦断正面図、第５図は搬送経路途中での搬送用移
動体を示す側面口である。 （１）・・・搬送用移動体、（２）・・・被搬送物積み
込み場所、（３）・・・被搬送物降ろし場所、（４）・
・・往復移動経路、（５）・・・被搬送物搬入用ベルト
コンベヤ、（６）・・・被搬送物搬出用ベルトコンベヤ
、（７）・・・ガイドレール、（１２）・・・ハンガー
、（１５）・・・被搬送物支持用コンベヤ、（１７）・
・・無端ベルト（自由回転可能な被搬送物支持用回動体
）　、（１９）・・・被搬送物受け止め用ストッパー、
（２１）・・・被操作レバー、（２２）　（２３）・・
・コンベヤ姿勢切換手段、（２４）　（２５）・・・切
換レール、（２６）　（２７）・・・シリンダーユニッ
ト、Ｗ・・・被搬送物。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被搬送物積み込み場所と被搬送物降ろし場所とで停止可
   能な搬送用移動体に、少なくとも被搬送物受取傾斜姿勢
   と被搬送物送出傾斜姿勢とに切り換え自在な被搬送物支
   持コンベヤと、被搬送物受取傾斜姿勢での傾斜下端で被
   搬送物を受け止めるストッパーとを設け、前記コンベヤ
   は、傾斜姿勢に於いて被搬送物を傾斜下方へ重力で滑動
   させ得る自由回転可能な被搬送物支持用回動体から構成
   し、前記被搬送物積み込み場所には、被搬送物受取傾斜
   姿勢にある前記コンベヤの傾斜上端部に接続する被搬送
   物搬入用コンベヤを配設し、前記被搬送物降ろし場所に
   は、前記コンベヤを被搬送物送出傾斜姿勢に切り換える
   コンベヤ姿勢切換手段と、被搬送物送出傾斜姿勢にある
   前記コンベヤの傾斜下端部に接続する被搬送物搬出用コ
   ンベヤとを配設して成る搬送装置。