JPH02137987A - 外装部品外表面の絵付方法 - Google Patents

外装部品外表面の絵付方法

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JPH02137987A
JPH02137987A JP29153388A JP29153388A JPH02137987A JP H02137987 A JPH02137987 A JP H02137987A JP 29153388 A JP29153388 A JP 29153388A JP 29153388 A JP29153388 A JP 29153388A JP H02137987 A JPH02137987 A JP H02137987A
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JP
Japan
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base film
exterior component
layer
air vent
pattern layer
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JP29153388A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Tanaka
哲治 田中
Hiromi Kitayama
弘己 北山
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、外装品の外表面、たとえば、自動二輪車や自
動三輪車、四輪車等の車両に用いられる、フェアリング
、ボディカバー、あるいはタンクの外表面、あるいは、
船の船体部品の外表面等に絵付けを行う場合に用いて好
適な給付方法に関するものである。
[従来の技術] 一般に、自動二輪車のフェアリングやボディカバー等の
外装部品の外表面に、ストライブやマーク類等(文字も
含む)を絵付けして意匠的効果を高めることが行われて
おり、その絵付方法として、たとえば、特公昭56−4
5768号に示されるように、絵柄が印刷され、かつ接
着剤が積層された熱可塑性フィルムを外装部品に対して
位置決めして配置した後に加熱軟化させ、次いで、この
フィルムを外装部品の外表面に圧着させることにより、
外装部品の外表面に、前記絵柄をフィルムによって覆っ
た状態で絵付けする技術が知られている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記技術においては、絵柄を覆った状態でフ
ィルムが残されることから、絵柄は後において、外装部
品に開口部がある場合、この開口部がフィルムによって
塞がれた状態となされ、また、フェアリングの周縁部か
らフィルムがはみ出した状態となされることから、前記
開口部を覆う部分および周縁部からはみ出したフィルム
を除去する処理を行わなければならない等の欠点があつ
lこ 。
そこで、本出願人は、先に特願昭62−294709号
として、外装品の外表面に、少なくとも剥離層、インキ
層および接着剤層の3層からなる絵柄層を印刷したベー
スフィルムを、前記絵柄層を外装部品に対向させた状態
で圧着した後に、前記ベースフィルムを剥離して前記絵
柄層を外装部品の外表面に転写し、しかる後に、前記絵
柄層の表面に硬化処理を施してなる方法を提案する。
しかしながら、上記絵付方法を実施するにあたり、外装
部品の外表面に凹部があるものおいては、ベースフィル
ムは凹部を覆うだけでその外表面に沿って密着しない場
合が起こり、この状態では、ベースフィルムを剥離して
も絵柄層が凹部外表面には転写されないといった不具合
が生じることがわかった。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記課題を解決するためになされたものであっ
て、凹部を有する外装部品の外表面に、少なくとも剥離
層、インキ層および接着剤層の3層からなる絵柄層を印
刷したベースフィルムを、前記絵柄層を前記外装部品に
対向させた状態で圧着し、次いで、前記ベースフィルム
を剥離して前記絵柄層を外装部品の外表面に転写し、し
かる後に、前記絵柄層の表面に硬化処理を施してなる外
装部品外表面の絵付方法であって、あらかじめ、前記凹
部に、空気抜き孔を貫通形成しておくことを特徴とし、
また、凹部に開口を有する外装部品を、その裏面全面を
覆う支持具によって支持した後に、外装部品の外表面に
、前述のごとく絵付けするに際し、あらかじめ、前記凹
部の開口に対応する前記支持具部分に、空気抜き孔を貫
通形成しておくこと、さらには、あらかじめ、前記凹部
に対応する前記ベースフィルム部分に、空気抜き孔をあ
けておくことを含むものである。
[作用] 本発明に係る外装部品外表面の絵付方法は、ベースフィ
ルムを外装部品の外表面に圧着させて、ベースフィルム
に印刷した絵柄層を外装部品の外表面に転写することに
より、外装部品と絵柄との位置合わせの精度を高め、ま
た、転写後においてベースフィルムを剥離することによ
り、外装部品に形成されている開口の開放と外装部品の
周縁部からのはみ出し部分の除去を同時に行うことがで
き、もってその作業が簡便化する。
また、ベースフィルムを外装部品に圧着させる段階で、
凹部、支持具あるいはベースフィルムに形成された空気
抜き孔から空気が抜け、ベースフィルムは四部の外表面
に密着することにより、その凹部外表面にも、確実に絵
柄層が転写されて絵付けが行われる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面にもとづき説明する。
第1図中1は本実施例が適用された外装部品を備えたス
クータ型自動二輪車を示しており、車体フレーム2と、
前輪3および後輪4と、前輪3を支持するフロント7オ
ーク5と、フロントフォーク4の上端部に取り付けられ
t;ステアリングハンドル6と、フロントフォーク5を
覆うフロントカバー7と、車体を停車させるためのスタ
ンド8と、運転者が着座するシート9と、シート9の下
方に車体を覆って設けられた本実施例に係る外装部品と
してのボディカバーlOと、ボディカバー10内に配設
された図示せぬエンジンを含むパワーユニットitを備
える。
前記ボディカバー10は、ABS、AES等の合成樹脂
により成形されており、その後部の外表面には、車体を
前記スタンド8によって停車させる際、手を差し入れて
車体を持ち上げるための凹部12が、また、前部には、
エンジンに冷却風を導入するためのエアダクト13が形
成されている。
このエアダクト13は、ボディカバーlOと一体であっ
て、第11図に示すように、車体の内側にへこんだ凹部
13aと導風口13bからなる。
そして、ボディカバーlOの外表面には、本実施例方法
によって絵付けが施されており、以下その方法を説明す
る。
まず、本実施例において使用される絵付は用のベースフ
ィルムFの構成について説明する。
このベースフィルムFは、第2図および第3図に示すよ
うに、略正方形をなし、その一方の面(第3因中の下方
の面)に、剥離7114、インキ層15、接着剤層16
が順次積層されて絵柄層17が形成されている。
前記ベースフィルムFは、たとえば、塩化ビニル、AB
S、フッソ樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
カーボネート等、およびこれらの複合体である熱可塑性
樹脂が用いられる。
前記剥離層14としては、ポリビニルブチラール、ニト
ロセルロース、塩化ゴム等が用いられる。
前記インキ層15には、通常のインキ、あるいは、ベー
スフィルムFの伸びにより良く対応できるものとして、
アクリル−塩酸ビニルの樹脂バインダと耐候性の良い顔
料を使用したインキが用いられる。
前記接着剤層16としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹
脂のいずれも使用可能であるが、たとえば、樹脂や樹脂
上の塗装面上に付着させる場合には、温度的制約ならび
にベースフィルムFの貯R安定性の上では、ウレタン系
の熱可塑性樹脂が好ましい。
一方、前記剥離層14、インキ層15、および接着剤層
16は、それぞれ、シルク印刷、グラビア印刷、バーコ
ード、ナイフコート等の印刷手段ニヨリ前記ベースフィ
ルムF上に順次積層される。
次いで、以上の構成からなる絵柄層17が印刷形成され
たベースフィルムFを用いて、本実施例の方法により、
前記ボディカバーlOの外表面に絵付けを行う手順につ
いて、第4図ないし第11図により説明する。
まず、図中18で示す支持具を用意する。この支持具1
8は、ボディカバー10の裏面に沿った形状を有してい
る。
そして、この支持具18上に、外表面を上にした状態で
ボディカバーlOを載せた後、ボディカバー10の凹部
12に、第5図および第8図に示すように、ボディカバ
ー10の表裏に貫通する空気抜き孔19をあけ、さらに
、支持具18の空気抜き孔19に対応する箇所にも連続
して空気抜き孔20をあける。また、これとともに、第
5図および第1θ図に示すように、エアダクト13を塞
いでいる部分の支持具1Bに、空気抜き孔21をあける
次いで、第5図に示すように、ボディカバー10を載せ
た支持具18を真空容器22内の受は台23上にセット
するとともに、絵柄層17が印刷形成されたベースフィ
ルムFを、絵柄層17をボディカバー10の外表面に対
向させ、かつ、位置合わせした状態で真空容器22内に
設置し、ベースフィルムFにより真空容器22内を気密
に分割する。
続いて、ベースフィルムFによって真空容器22内に形
成されたそれぞれの分割室24.25の内圧が同一真空
圧となるよう減圧した後、真空容器22内の上方に設け
られたヒータHにより、前記ベースフィルムFを適宜な
温度で加熱し、軟化させる。
その後、第6図に示すように、受は台23を支持する昇
降機構26を上昇させることにより、支持具18および
ボディカバー10を上昇させてボディカバー10の外表
面をベースフィルムFに当接させる。
続いて、真空容器22におけるボディカバー10が配設
されていない側の分割室24を大気に開放してその内圧
を上昇させる。
すると、ベースフィルムFは、第7図に示スヨうに、そ
の両面間の圧力差によりボディカバー10の外表面に圧
接させられる。
その際、ボディカバーlOの凹部12に対応するベース
フィルムF部分は、凹部12の上端開口を塞いでこの凹
部12内に空気を封入するようになるが、この空気は、
ボディカバー10側、および支持具18側にあけられた
連続する各空気抜き孔19.20から支持具18の裏面
側に抜け、これにより、第8図に示すように、ベースフ
ィルムFは凹部12の外表面に密着する。
また、エアダクト13に対応するベースフィルムF部分
は、エアダクト13の凹部13aと導風口13bを塞ぐ
支持具18部分によって形成される凹部を覆ってその内
部に空気を封入するようになるが、この空気は、支持具
18に形成された空気抜き孔21から支持具18の裏面
側に抜け、これにより、第1θ図に示すように、ベース
フィルムFは凹部13aおよび支持具1Bの外表面に密
着する。
次いで、ボディカバー10を真空容器22から取り出し
た後に、ベースフィルムFを剥離する。
この状態において、第9図および第11図に示すように
、ボディカバーlOの外表面にインキ層15によって形
成された絵柄が転写される。この際、ベースフィルムF
の柔軟性により、絵柄層17が、ボディカバー10の外
周縁部およびエアダク1−13の導風口13b周縁部を
巻き込んで、その裏面側まで覆うことになるから、絵柄
の切り離し端部がボディカバー10の裏面側に位置し、
このため外観を損なうことはない。
次イで、ベースフィルムFを剥離した後に、ボディカバ
ーlO上に露出させられた剥離層14に、高圧水銀灯や
メタルハライドランプ等によって紫外線を照射し、剥離
層14を硬化させる。なお、この硬化処理は、紫外線硬
化型樹脂を用いずに、絵柄層17の表面にクリヤ塗装を
施すことによって行うことも可能である。
これによって、絵柄層17の表面に硬化層が形成されて
耐候性および耐擦傷性に富む絵付けが行え、この結果、
前述したボディカバー10.あるいはフロントカバー7
等、外気、雨、さらには、泥等が吹き付けられるといっ
た悪条件のもとにさらされる外装部品に適用した場合に
、長期に亙る絵柄の外観維持が期待できる。
また、凹部12およびエアダクト13に対する絵付けは
、ベースフィルムFをボディカバー10に圧接させる段
階で、前記各空気抜き孔19.20.21から空気が抜
け、ベースフィルムFは凹部12およびエアダクト13
の凹部13aの外表面に密着することにより、確実に絵
柄層17が転写され、その絵付けが行われる。
第12図および第13図は本発明の他の実施例を示して
いる。この実施例においては、上記実施例のように、凹
部13および支持具18に空気抜き孔19.20.21
をあける代わりに、凹部12およびエアダクト13の凹
部13aに対応するベースフィルムF部分に空気抜き孔
30,31をそれぞれ形成している。
これによれば、前記各空気抜き孔30.31がら空気を
抜は出ることにより、ベースフィルムFは各凹部12.
13aの外表面に密着し、もって絵柄層17がここに確
実に転写されて絵付けが行われる。
なお、本発明は上記各実施例のごとく自動二輪車lのボ
ディカバーlOに限らず、フロントカバ−7や他の自動
二輪車の外装部品への適用も、また、バギー等の自動三
輪車、乗用車等の四輪車、さらには、船舶の外装部品へ
の適用も可能である。
さらに、ベースフィルムFを外装部品に圧着させる方法
は前述した方法に適宜採用できるものである。
[発明の効果〕 以上説明したように、本発明の外装部品外表面の絵付方
法によれば、以下のような効果を奏する。
■外装部品の設定された位置に高精度に絵付けを行うこ
とができるとともに、外装部品に形成されている開口等
の不連続部をまたいで絵付けを行う場合においても、こ
の不連続部の端部間における絵柄間の位置ずれを抑制し
て外観が損なわれることを防止する。
■ベースフィルムの剥離作業の一つの操作により、外装
部品に開口が形成されている場合における開口の開放な
らびに周縁部からのはみ出し部分の除去を行うことがで
き、絵付は作業を簡便なものとする。
■絵付は後の絵柄の表面の耐候性、耐擦傷性を高めるこ
とができる。
■ベースフィルムを外装部品に圧着させる段階で、凹部
、支持具あるいはベースフィルムに形成された空気抜き
孔から空気が抜け、ベースフィルムは凹部の外表面に密
着することにより、その凹部外表面にも、確実に絵柄層
が転写されて絵付けが行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例が適用されたスクータ型自動
二輪車の側面図、第2図はベースフィルムの平面図、第
3図はその構成を示す拡大縦断面図、第4図はボディカ
バーが真空容器内にセットされた状態の斜視図、第4図
ないし第11図は工程説明図で、第5図ないし第7図は
その手順を示す図、第8図および第9図は第1図におけ
る■−■線に沿う断面に相当する図、第10図および第
11図は第1図1こおけるX−X線に沿う断面に相当す
る図、第12図および第13図は本発明の他の実施例の
凹部およびエアダクトの断面図である。 l・・・・・・自動二輪車、 lO・・・・・・ボディカバー 12・・・・・・凹部、 13・・・・・・エアダクト、 13a・・・・・・エアダクトの凹部、13b・・・・
・・エアダクトの開口、14・・・・・・剥離層、 15・・・・・・インキ層、 16・・・・・・接着剤層、 17・・・・・・絵柄層、 19.20.21.30.31・・・・・・空気抜き孔
。 第2図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)凹部を有する外装部品の外表面に、少なくとも剥
    離層、インキ層および接着剤層の3層からなる絵柄層を
    印刷したベースフィルムを、前記絵柄層を前記外装部品
    に対向させた状態で圧着し、次いで、前記ベースフィル
    ムを剥離して前記絵柄層を外装部品の外表面に転写し、
    しかる後に、前記絵柄層の表面に硬化処理を施してなる
    外装部品外表面の絵付方法であって、あらかじめ、前記
    凹部に、空気抜き孔を貫通形成しておくことを特徴とす
    る外装部品外表面の絵付方法。
  2. (2)凹部に開口を有する外装部品を、その裏面全面を
    覆う支持具によって支持した後に、外装部品の外表面に
    、少なくとも剥離層、インキ層および接着剤層の3層か
    らなる絵柄層を印刷したベースフィルムを、前記絵柄層
    を前記外装部品に対向させた状態で圧着し、次いで、前
    記ベースフィルムを剥離して前記絵柄層を外装部品の外
    表面に転写し、しかる後に、前記絵柄層の表面に硬化処
    理を施してなる外装部品外表面の絵付方法であって、あ
    らかじめ、前記凹部の開口に対応する前記支持具部分に
    、空気抜き孔を貫通形成しておくことを特徴とする外装
    部品外表面の絵付方法。
  3. (3)凹部を有する外装部品の外表面に、少なくとも剥
    離層、インキ層および接着剤層の3層からなる絵柄層を
    印刷したベースフィルムを、前記絵柄層を前記外装部品
    に対向させた状態で圧着し、次いで、前記ベースフィル
    ムを剥離して前記絵柄層を外装部品の外表面に転写し、
    しかる後に、前記絵柄層の表面に硬化処理を施してなる
    外装部品外表面の絵付方法であって、あらかじめ、前記
    凹部に対応する前記ベースフィルム部分に、空気抜き孔
    をあけておくことを特徴とする外装部品外表面の絵付方
    法。
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