JPH02137943A - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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JPH02137943A
JPH02137943A JP29227788A JP29227788A JPH02137943A JP H02137943 A JPH02137943 A JP H02137943A JP 29227788 A JP29227788 A JP 29227788A JP 29227788 A JP29227788 A JP 29227788A JP H02137943 A JPH02137943 A JP H02137943A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は感熱記録を行なうサーマルヘッドに[従来技
術] 従来、発熱素子の選択的発熱により感熱記録を行なうサ
ーマルヘッドは、基板上に発熱素子だけを有し、駆動回
路部とは別体になっている。そのため、印字ドツトがフ
ァインピッチになると発熱素子と駆動回路部との接続が
困難となる。そこで、サーマルヘッドの配線を発熱素子
側から扇形に広げて対処しているが、それでも生産性が
悪く、装置が大型化するという問題がある。
このようなことから、最近では、発熱素子と駆動回路部
とを1枚の基板に設けることが検討されている。この構
造は、基板上に絶縁膜を形成し、この絶縁膜上に発熱素
子と駆動回路部を形成し。
発熱素子の一端を駆動回路部に接続し、他端を7−スラ
インに接続した構成となっている。
[発明が解決しようとする!IN] しかしながら、上述したサーマルヘッドにおいては1発
熱素子と駆動回路部とを単に1枚の基板上に設けただけ
では1発熱素子と対応する保護膜の高さが駆動回路部と
対応する部分と同じか、それよりも低くなってしまうた
め、感熱記録を行なう際に、発熱素子と対応する部分Q
保護膜が感熱インクシートを介して被記録紙あるいは直
接感熱紙に密着させることができない、そのため、発熱
素子と対応する部分の保yI膜の上面と感熱紙または感
熱インクシートとの空隙により発熱素子で発生した熱が
良好に伝わらず、熱損失が大きく熱伝導率が悪いため鮮
明な感熱記録ができないという問題がある。
この発明の目的は、発熱素子に対応する部分の保護膜を
感熱紙あるいは感熱インクシートに確実に装着すること
ができるサーマルヘッドを提供することにある。
[課題を解決するための手段J この発明のサーマルへ一2ドは、1枚の基板上に、多数
の薄膜抵抗素子と、この薄膜抵抗素子を駆動するトラン
ジスタ素子と、前記薄膜抵抗素子とトランジスタ素子と
を所定のパターンに接続する配線導体とを形成するとと
もに、前記各薄膜抵抗素子と前記基板面との間に絶縁層
を介在させ、前記各薄膜抵抗素子に対応する部分の保護
膜を前記駆動回路素子と対応する部分よりも突出させた
ものである。
[作 用] この発明のサーマルヘッドによれば、基板と、この基板
上に配列形成される各薄膜抵抗素子との間に絶縁層を介
在させたので、各F1膜抵抗素子に対応する部分の保!
を膜が、駆動回路素子と対応する部分よりも突出して形
成される。このため、この部分の保護膜を感熱紙あるい
は感熱インクシートに確実に密着させることができ、各
薄膜抵抗素子に発生する熱を効率的に感熱紙または感熱
インクシートに伝導し、鮮明な感熱記録を行なうことが
できる。
[実施例J 以下、第1図〜第3図を参照して、この発明の一実施例
を説明する。
第1図はこの発明のサーマルヘッドの構成を示す8図中
1は単結晶のn型シリコン基板(ウェハ)である、この
シリコン基板lには各ブロックごとに、多数の薄H発熱
素子2.ダイオード3、トランジスタ素子4、C−MO
S −FET、およびバンプ部5が一括して形成されて
おり、各ブロックごとに切断されて1つのブロックがサ
ーマルヘッドをなす、以下、各素子の構成を順に説明す
る。
薄膜発熱素子2は発熱する部分であり、シリコン基板l
の左端近傍に形成されている。すなわち、シリコン基板
lの上面には発熱形成部6が隆起して形成されている。
この発熱形成部6はシリコン基板lの一面をエツチング
して除去することにより、第2図に示すように、シリコ
ン基板lの幅方向(第1図では垂直方向)の全長に亘り
、断面台形状に隆起して形成される。この場合、エツチ
ングする厚みはaJLm〜数十#Lmである。また、エ
ツチングはガスによるプラズマエツチング、あるいはフ
ッ酸を主成分とする薬液を用いて行う、このように隆起
した発熱形成部6の上面はS i02の絶縁膜7で覆わ
れている。この絶縁膜7はシリコン基板lを1000℃
程度に加熱して酸化処理(、@酸化処理)により形成さ
れる。この絶縁IIg7の表面には多結晶シリコンに不
純物をドープしてなる発熱抵抗層8が上述した発熱形成
部6の長芋方向に沿って、16〜32ドツ) / m 
mのピッチで等間隔に多数配列形成されている。この場
合。
各発熱抵抗層8は断面台形状に隆起された発熱形成部6
の一方の低い面から高い上面を乗り越えて他方の低い面
に連続して形成されている。このような発熱抵抗層8は
モノシラン(SiH4)ガスを用いてCV D (Ch
emical Vapor Deposition)法
により多結晶シリコン層を生成し、この多結晶シリコン
層に不純物として所定量のリン(P)イオンを打ち込ん
でドープさせた後、フォトリソグラフィ法によりパター
ン形成されたフォトレジスト膜をマスフとしてエツチン
グすることにより、上述した所定の形状に形成され、か
つ所定のシート抵抗(数十Ω/口)を有する。すなわち
、この発熱抵抗層8の全抵抗値はPイオンの打ち込み濃
度およびその面積によって決定されるため、Pイオンの
打ち込み量および非エツチングの量によって211t!
nされ、最終的には数十〜数百Ω程度に調整されている
。この場合、各発熱抵抗層8は発熱形成部6の上面と対
応する部分のみが上述した所定のシート抵抗(a十〇1
0)とされ、それ以外の部分はこれよりも小さい抵抗と
される。すなわち、各発熱抵抗層8に関して重要な車項
は、解像度を向上するために、所要の発熱部分のみを発
熱させることにある。このため、この実施例では第2図
に示すように、発熱形成部6の上面に対応するA領域内
がその領域外部分に比して高抵抗になっている。この方
法としては、各発熱抵抗層8のA領域内のPイオン濃度
を、その領域外部分より小さくするか、またはA領域外
部分にボロン(B)イオンをドープする方法がある。こ
れ以外の方法としては、A領域内の各発熱抵抗層8にス
リットを形成し、領域外部分に対して導電路の幅を狭く
する方法、あるいは両方法を組み合わせた方法等がある
。そして、この発熱抵抗層8の表面には保、4膜9が形
成されている。この保護膜9は耐酸化性および耐摩耗性
を有するもので、 5i02とSiNの2層構造のもの
であっても、 5iONの単一層のものであってもよい
、ところで、薄膜発熱素子2の発熱抵抗層8は、第1図
から明らかな如く1発熱形成部6の隆起した上面と対応
する部分が後述する配線パターン18の上面よりも突出
して位置付けされている。この構造は各発熱抵抗層8」
二に被覆される保護[9の上面を平坦なものとする。そ
のため、各発熱抵抗層8の上に被覆された保護膜9は、
その周囲における左右両側の部分から上方へ突出して形
成されている。この構造は各発熱抵抗層8のと対応する
望城の保護ll5I9の表面を後述する感熱インクシー
ト33に密着させるのに極めて効果的である。
ダイオード3は薄膜発熱素子2の発熱時に他の薄W!1
発熱素子2への逆流を防止するものであり、シリコン基
板lの左端に形成されている。すなわち、シリコン基板
lの上面側内部にはポロン(B)イオンの打ち込みによ
りp型領域IOが形成されている。このpJM債域1o
は上述した薄膜発熱素子2のアースラインをなすもので
あり、このP型領域10の領域内にはPイオンがドープ
されたn型領域11が形成されている。このn型領域1
1はp層領域lOの中央部に形成され、Pイオンの打ち
込みの際にはp層領域lOの上面にゲート絶縁膜が形成
され、このゲート絶縁膜を介してPイオンが打ち込まれ
る。これにより、n型領域11の表面の荒れを防ぎ、ま
たn型領域11の形成後はゲート絶縁膜を除去して発熱
抵抗層8の一端12のコンタクトを可能にする。このよ
うにp型領域10内にn型領域11が形成されたシリコ
ン基板lの上面には、n型領域11の中央部分を除いて
、薄膜発熱素子2と同じ’;i02の絶縁膜7が熱酸化
処理により形成されるとともに、n型領域11の中央部
分に薄膜発熱素子2の発熱抵抗層8の一端12が接続さ
れている。この一端12は薄膜発熱素子2とダイオード
3との導通を図るものである。そして、この発熱抵抗層
8の一端12の上面にはりンケードガラス(PSG)よ
りなる絶縁性の高い絶縁保護膜12が形成されている。
この絶縁保護膜13は常圧のCVD法により全表面にP
SGIIIを被着し、このPSG膜をフォトリソグラフ
ィ法によりパターン形成されたフォトレジスト膜をマス
クとしてエツチングすることにより形成される。この絶
縁保護膜13の上面にはQ膜発熱禽子2と同じ保護膜9
が形成されている。この保護膜9は薄膜発熱素子の保護
1II9よりも発熱形成部6の隆起した分だけ低く形成
されている。換言すれば、薄膜発熱素子2と対応する保
護膜9の上面の方がダイオード3のそれよりも高く形成
されている。なお、シリコン基板lはそれ自体がアース
ラインとなるものであり、このようなサーマルヘッドを
使用する際には好ましくは、そのシリコン基板1の底面
1aを機器のグランドラインに接続する。
トランジスタ素子4を構成するn −M OSは電界効
果(FET)型のものであり、シリコン基板1における
薄膜発熱素子2から右側へ大きく離れた部分に形成され
ている。すなわち、その部分のシリコン基板1の上面側
内部にはBイオンがドープされたp要領域14が形成さ
れており、このp要領域14の領域内にはPイオンがド
ープされた2つのn型領域15.15が形成されている
。この2つのn型領域15.15はそれぞれソース、ド
レインの電極をなすものである。このようにp要領域1
4内にn型領域15.15が形成されたシリコン基板l
の上面には、2つのn型領域15.15を含む中央部分
を除いて、薄膜発熱素子2と同じ絶縁膜7が形成されて
おり、2つのn型領域15.15の間に位置する箇所に
は、 5i02よりなるゲート絶縁膜16を介して薄膜
発熱素子2の発熱抵抗層8と同じ多結晶シリコンよりな
るゲート電極17が形成されているとともに、2つのn
型領域15.15と対応する箇所には、ソース、ドレイ
ンの配線パターン18.18が形成されている。この場
合、中間のゲート電極17は薄膜発熱素子2と同様Pイ
オンをドープすることにより低抵抗に形成されており、
その全表面は配線パターン18.18と短絡しないよう
に、ダイオード3と同じ絶縁保護膜!3で覆われている
また、ソース、ドレインの各配線パターン18゜18は
^1.Al−5i、MoJ等の低抵抗金属等からなり、
その上面は薄膜発熱素子2の発熱抵抗層8の平坦な上面
よりも低い位置に形成され、それぞれ2つのn型領域1
5.15に接続されており、−方の配線パターン18は
F!Jll!発熱素子2の隆起した発熱抵抗層8の側面
における下部に導通して接続されている。そして、この
配線パターン18゜18およびゲート電極17上の絶縁
保、4膜13を覆って薄膜発熱素子2と同じ保護膜9が
形成されている。この場合、保WM9は配線パターン1
8.18が薄膜発熱素子2の発熱抵抗層8の上面よりも
低く形成されているので、発熱抵抗層8と対応する保護
膜9の上面よりも低く形成される。
このようなトランジスタ素子4は以下のように形成され
る。すなわち、シリコン基板lの表面に上述した薄膜発
熱素子2と同様に熱酸化処理により絶縁!I7を形成し
、この絶縁膜7をエツチングし、P壁領域14と対応す
る部分を除去し、この除去した部分を通してBイオンを
打ち込んでドープさせることによりシリコン基板l内に
P壁領域14を形成する。この後、絶縁膜7の除去され
た部分にゲート絶縁1g116を熱酸化処理により形成
し、その上面に多結晶シリコン層を上述した発熱抵抗層
8と同様にCVD法により生成し、この多結晶シリコン
層にPイオンを打ち込んで低抵抗に形成した後、この多
結晶シリコン層をエツチングしてゲート電極17を発熱
抵抗層8と同時にゲート絶縁WJ16上に形成する。し
かる後、P層領域14内にPイオンを打ち込んで2つの
n型領域15.15を形成し、このn型領域15.15
と対応する箇所のゲート絶縁膜16を除去した後。
その全表面に上述した薄膜発熱素子2と同様にPSGI
IQを被着し、このPSGIIQをエツチングしてゲー
ト絶縁y!J16および絶縁rIg7の表面をPSGよ
りなる絶縁保護膜13で被覆する。この後、全表面に金
属膜を蒸着またはスパッタリングにより形成し、この金
属膜をエツチングして配線パターン18.18を形成す
る。そして、全表面を上述した18II1g発熱素子2
と同様に保護膜9で被覆する。これにより、薄膜発熱素
子2と対応する保護膜9の上面よりも低く保護膜9が形
成されたトランジスタ素子4が形成される。
C−MOSはシフトレジスタ回路、ラッチ回路、および
ゲート回路を構成するFET型のものであり、n−MO
Sとp −MOSとからなり、上述したトランジスタ素
子4の右側に接近してn−MO5,p−MO3の順に形
成されている。この場合、n−MO5は上述したトラン
ジスタ素子4と全く同じ構成となっている。すなわち、
シリコン基板lの上面側内部にはBイオンがドープされ
たp型頭域19が形成され、このp型頭域19の領域内
にはPイオンがドープされた2つのn型領域20.20
が形成されている。この部分のシリコン基板lの上面に
は2つのn型領域20.20を含む中央部分を除いて、
上述したトランジスタ素子4と同じS io2の絶縁[
7が形成されており、2つのn型領域20.20の間に
位置する箇所には、S i02よりなるゲート絶縁膜2
1を介してトランジスタ素子4と同じ多結晶シリコンよ
りなるゲート電極17が形成され、2つのn型領域20
.20と対応する箇所には、ソース、ドレインの配線パ
ターン22.22が形成されている。
この場合にも、ゲート電極17は多結晶シリコンにPイ
オンをドープすることにより低抵抗に形成されており、
その全表面は配線パターン22.22と短絡しないよう
に、ダイオード3と同じ絶縁膜;ll1i13で覆われ
ている。そして、この配線パターン22,22およびゲ
ート電極17上の絶縁膜!IN!113を覆ってトラン
ジスタ素子4と同じ高で保護膜9が形成されている。こ
のようなn−MO3は上述したトランジスタ素子4と同
じ構成であるため、トランジスタ素子4と同じ工程で同
時に形成される。
また、p −MOSはシリコン基板1の上面側内部に2
つのp要領域23.23を形成した以外は上述したn−
MO3と全く同じ構成となっている。すなわち、2つの
P要領域23.23が形成された部分のシリコン基板l
の上面には2つのp要領域23.23を含む中央部分を
除いて、S io2の絶縁s7が形成されており、2つ
のp要領域23.23の間に位置する箇所には、 5i
02よりなるゲート絶縁膜21を介して多結晶シリコン
よりなるゲート電極17が形成され、2つのp要領域2
3.23と対応する箇所には、ソース、ドレインの配線
パターン22.22が形成されている。
この場合にも、ゲート電極17の全表面は配線パターン
22.22と短絡しないように絶縁保護膜13で覆われ
ている。そして、この配線パターン22.22およびゲ
ート電極17上の絶縁保y1膜13を覆って保!i膜9
が薄膜発熱素子2と対応する保all!I9よりも低く
形成されている。このようなP−MO3は、2つのP要
領域23.23がシリコン基板l内に直接形成される以
外は上述したトランジスタ素子4と同じ構成であるため
、pヤ望域23.23を形成するとき以外はトランジス
タ素子4と同じ工程で同時に形成される。
バンプ電極4はC−MO3に各種の信号を取り入れる電
極部分であり、シリコン基板lの右端に複数(この実施
例では画信号、クロック信号、ストローブ信号、イネー
ブル信号の4つ)設けられている。すなわち、シリコン
基板l上にS iQ7の絶縁wJ7および絶縁保護膜1
3を介して形成された配線パターン24の上面には所定
箇所がエツチングされた保護膜9が形成されており、こ
のエツチングされた部分にはバリアメタルとしてTs−
W合金および密着用メタルとしてAuを順次蒸着または
スパッタリングにより被着してなるパッド部24が配線
パターン24と導通して形成されている。このパッド部
25上にはAuメツキよりなるバンプ電極5が形成され
ている。この場合、バリアメタルとしてはTi−W合金
の他に、〒i、Cu、Ti−N、It、W−!3i等の
単層または積層構造のものを用いてもよく、また密着用
メタルとしてはOr、Pb、Sn等の単層または錆層構
造のものを用いてもよく、さらにバンプ電極5としては
半田系合金を用いてもよい、このようなバンプ電wi5
を形成する場合には、シリコン基板11−に上述したト
ランジスタ素子4と同様に絶縁膜7、絶縁保護[13、
配線パターン24、および保護膜9を順次積層形成し、
この保護1t!J 9をエツチングしてパッド部25の
形成領域と対応する保護[9を除去する。この後、保護
膜9の表面にバリアメタルとして丁+−W合金および密
着用メタルとしてAuを順次蒸着またはスパッタリング
により被着して金属層を形成し、この金属層の上面にフ
ォトレジストをスピンコーティングし、マスクを介して
露光して現像することにより、バンプ形成領域のフォト
レジストを除去し、この除去した部分にAuメツキを施
してバンプ電極5を形成する。この後、フォトレジスト
および不要な部分の金属層を順次エツチングして除去す
る。これにより、シリコン基板l上の保護膜9に配線パ
ターン24と導通する金属層よりなるパッド部25が形
成され、このパッドfi25上にバンプ電Ji5が形成
される。
なお、シリコン基板lは、ki後に、各ブロックごとに
ダイシングされて個々のサーマルヘッドに切り離される
。この結果、第1図に示すようなサーマルヘッドが(!
Iられる。
次に、第3図を#照して、■−述したサーマルヘッドを
外部回路に接続して使用する場合について説明する。
このサーマルヘッドは四角形の平板状をなし、その下向
左端側に多数の合膜発熱素子2・・・およびダイオード
3・・・よりなる発熱部26が形成され、下面中央には
多数のトランジスタ素子4・・・およびC−MOSより
なる駆動回路部27が形成され、右端には複数(この実
施例では4つ)のバンプ電極5・・・が形成されており
、このバンプ電極5・・・にフレキシブルシート28が
接続され、このフレキシブルシート28を介して機器の
回路基板29に接続されている。フレキシブルシート2
8は可撓性を有するフィルム30の下面に銅箔をニー、
チングして半I’llメツキがkされた複数の配線31
がパターン形成されており、この各配線31の一端が複
数ノバンプ電極5・・・l−に配置され、熱圧着治具に
より接合され、この接合部分がシリコンゴム等の絶縁性
接着材32で覆われている。また、各配線31の他端は
同様の熱圧着治具により回路基板29に接合され、この
接合部分がシリコンゴム等の絶縁性接着材32で覆われ
ている。なお、回路基板29はサーマルヘッドの駆動回
路部27に画信号、クロック信号、ストローブ信号、イ
ネーブル信号をグーえて駆動するものである。
このようにフレキシブルシート28を介して回路基板2
9と接続されたサーマルヘッドは、第3図に示すように
、フレキシブルシー) 28 (7) M 分で屈曲さ
れ、垂直な状態の回路基板29に対して左下がりに傾斜
した状態に保持され、下面側に発熱部26および駆動回
路部27等が位置している。そのため、サーマルヘッド
の発熱部26は左下端に位置し、しかも発熱部26の発
熱抵抗層8と対応する保護膜9の1−面がその周囲より
も突出しているので、この突出した発熱部26が感熱イ
ンクシート33を介して被記録紙34に密接する。そし
て、この状態で回路基板29からフレキシフルシート2
8を介してサーマルヘッドのバンプ′ift極5・・・
に所定の信号(画信号、クロック信号、ストローブ信号
、イネーブル信号)が与えられると、駆動回路部27が
駆動されて、そのトランジスタ素子4が発熱部26の薄
膜発熱素子2に選択的に71tt&を流して発熱させ、
この熱により感熱インクシート33のインクが被記録紙
34に転写され、これにより感熱記録を行なうことがで
きる。
したがって、−h述したサーマルヘッドによれば、ドル
膜発熱素子2の発熱形成?B6を隆起させることにより
、その部分のL面に絶縁膜7および発熱抵抗層8を介し
て形成される保護膜9のl百函を駆動回路部27の保護
膜9の」−面よりも突出させたので、発熱抵抗層8と対
応する部分の保護膜9の表面のみを感熱インクシート3
3に確実に密接させることができる。そのため、薄膜発
熱素子2の発熱抵抗層8で発熱した熱は損失することな
く、保護膜9を介して感熱インクシート33に伝導され
るので、感熱インクシート33のインクを良&fに被記
録紙34に転写することができ、極めて鮮IIな感熱記
録を行なうことができる。特に2薄1漠発熱素子2はダ
イオード3に接続されているので、このダイオード3で
電流の逆流を確実に防止することができる。そのため、
従来のように7−スラインの配線幅を広くする必要がな
いので、+1!膜発熱素子2を基板lの端部に形成する
ことができ、より一層、%ljH発熱素子2と対応する
部分の保!I膜9のみを感熱インクシート33に密着さ
せることが=I能となる。しかも、ダイオード3で電流
の逆流を確実に防11−することができるので、解像度
の高い感熱記録を行なうことができる。
また、1−述したようなサーマルヘッドによれば、シリ
コン基板1に多数の薄膜発熱素子2、トランジスタ素子
4.およびC−MOSを一体に形成したので、外部の回
路基板29等の接続用のバンプ電極5の数を最小限に少
なくすることができる、そのため、従来のように配線部
を扇形に広げる必要がないので、装置全体をコンパクト
に構成することができる。特に、バンプ電極5はその数
が4i程度で、しかも保護l!I9の上方に突出して形
成されているので、接続作業性が良く、確実かつ良好に
接続することができるとともに、接続信頼性の高いもの
を得ることができる。さらに、上述したサーマルヘッド
はシリコン基板lに薄膜発熱素子2.ダイオード3、ト
ランジスタ素子4゜およびC−MOS等の各素子を総て
同時に並行して形成することができるので、生産性が良
い。
なお、この発明は上述した実施例に限定されることなく
1種々変形応用が可能である0例えば感熱インクシート
33を介して被記録紙34に感熱記録を行なうことなく
、サーマルヘッドの発熱部26を直接感熱紙に接触させ
て感熱記録を行なってもよい、また、薄膜発熱素子2の
一端に必ずしもダイオード3を接続する必要はなく、低
抵抗の金属よりなるアースラインとしての配線パターン
を接続してもよい、また、n型領域11.14.19お
よびp層領域23をイオンの打ち込みにより形成したが
、これに限らず、熱拡散法で形成してもよい、さらに、
n型領域15.19を形成してからp層領域23を形成
したが、これに限らず、p層領域23を形成してからn
型領域15.19を形成してもよい、また、多結晶シリ
コン層46はn型領域15.19およびp層領域23を
形成した後に生成するようにしてもよい。
さらに、薄膜発熱素子2の発熱形成部6はシリコン基板
1上に各薄膜発熱素子2を形成する領域の全巾に亘り帯
状に連結して隆起させたが、各薄膜発熱素子2と対応す
る部分のみ隆起させ、各薄膜発熱素子2間は陥没させて
も良い、また、その形成方法もシリコン基板lをエツチ
ングして形成する方法に限らず、 5i02等の絶縁膜
7を隆起させて形成してもよい、また基板は単結晶のシ
リコン基板1に限らず、石英、ガラス等の絶縁基板であ
ってもよい、この場合には、絶縁基板の表面に多結晶シ
リコン層を形成し、この多結晶シリコン層に所定の不純
物をドープして薄膜発熱素子および薄膜トランジスタ等
の各素子を形成すればよい。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように、この発明のサーマルヘッド
によれば、基板と、この基板上に配列形成される各薄m
抵抗素子との間に絶縁層を介在させたので、各9膜抵抗
素子に対応する部分の保護膜が、駆動回路素子と対応す
る部分よりも突出して形成される。このため、この部分
の保護膜を感熱紙あるいは感熱インクシートに確実に密
着させることができ、各薄M抵抗素子に発生する熱を効
率的に感熱紙または感熱インクシートに伝導し。
鮮明な感熱記録を行なうことができる。
す要部拡大平面図、第3図はサーマルヘッドの使用状態
を示す図である。
1・・・・・・シリコン基板、2・・・・・・薄膜発熱
素子。
4・・・・・・トランジスタ素子、6・・・・・・発熱
形1&部。
7・・・・・・絶縁膜、8・・・・・・発熱抵抗層、9
・・・・・・保護膜。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1枚の基板上に、多数の薄膜抵抗素子と、この薄膜抵抗
    素子を駆動する駆動回路素子と、前記薄膜抵抗素子と駆
    動回路素子とを所定のパターンに接続する配線導体とを
    形成したサーマルヘッドにおいて、 前記各薄膜抵抗素子と前記基板面との間に絶縁層を介在
    させ、前記各薄膜抵抗素子に対応する部分の保護膜を前
    記駆動回路素子と対応する部分よりも突出させたことを
    特徴とするサーマルヘッド。
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US7990405B2 (en) 2008-08-29 2011-08-02 Canon Kabushiki Kaisha Thermal head and thermal printer
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