JPH02136451A - 壁パネルの取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、家屋構造体の外面に階上、階下の壁パネルを
ともに精度よくかつ容易に取付けうる壁パネルの取付構
造に関する。

〔従来の技術〕

壁、床、屋根などをパネルを用いて形成するいわゆるパ
ネル工法の家屋が普及している。このようなパネル工法
による家屋にあっては、パネルは予め工場で生産される
とともに、施工現場において家屋骨組体にボルト等の固
定金具を用いて取付けられる。

又近年、家屋の外向き面に配される外壁用の壁パネルに
あっては、居住面積の増大、敷地の有効利用を計るため
、柱、梁などの外側に配されることが多い。

〔発明が解決しようとする課題〕

このような外壁用の壁パネルは、製作誤差、取付は誤差
等によって家屋の骨組体との接続に関して両者の接続端
に位置ずれが生じ易くその修正に多大の手間を要する。

しかも外壁用の壁パネルは耐火材を用いて形成されてい
るため、重量が比較的重く、その移動は容易ではない。

しかも骨組体の外向き面に取付ける場合には、左右、上
下に夫々複数枚の壁パネルを並設していわゆる外壁を形
成するものであるから壁パネルに製作誤差が生じた場合
であっても、壁パネル間の隙間を略均−にする必要があ
り、そのためには、個々の壁パネルについて調整を必要
とする。

従って骨組体の外側に壁パネルを張出して取付ける場合
であっても、その取付けが容易にでき組付は精度を高め
うる構造のものの出現が要望されていた。

本発明は、階下の壁パネル固定用の孔部を有しかつ階上
の壁パネルの下端部に取付く取付具を上下に移動可能に
当接させうるネジ軸を設けることを基本として、階下の
壁パネルを固定と、階上の壁パネルを高さ調整可能に支
持でき、階上、階下の壁パネルを精度よくかつ容易に立
役しうる壁パネルの取付構造の提供を目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、家屋構造体の外向き面に壁パネルを取付ける
壁パネルの取付構造であって、家屋構造体の梁材に、脚
片外端の立上げ片に、その下方に位置し階下の壁パネル
固定用の孔部と、上方内面に位置し垂直なネジ穴を具え
るナツト部材とを設けた支持金物と、前記ネジ穴に螺合
するネジ軸とからなる調整金具を、前記脚片を用いてか
つ前記壁パネルの両側に位置させて固定するとともに、
前記立上げ片と同厚かつ立上げ片上方に位置するスペー
サと、該スペーサの内面に配されかつ前記立上げ片の内
側で垂下しつる横長の基片下端に内方に突出する当片を
設けた当板金物とを有する取付具を、前記当片を壁パネ
ル両側の前記各ネジ軸上面に当接させて階上の壁パネル
の下端部に取付けてなる壁パネルの取付構造である。

〔作用〕

調整金具は支持金具に孔部を設けているため、階下の壁
パネルを取付けることができる。又調整金具は前記支持
金物の垂直なネジ穴に螺合するネジ軸を有しかつ調整金
具を壁パネルの両側に位置させ配設するとともに、壁パ
ネルに取付く取付具は、各調整金具の夫々のネジ軸上面
に当接させているため、取付具は位置ずれ又は傾くこと
なく階上の壁パネルは傾くことなくかつ精度よく調整金
具に支持される。しかも壁パネルと取付具の間で支持金
物の立上げ片を挟持しうるため階上の壁パネルの固定が
確実となる。

又壁パネルは、ネジ軸を当片に常に当接させうるため、
従来の壁パネルのように内面から水平に突出するボルト
によって取付けていたものに比べて地震等家屋に横揺れ
が生じた場合であっても壁パネルにずれが生じることが
なく、耐震性においても優れる。

〔実施例〕

以下本発明の一実施例を図面に基づき説明する。

調整金具３は、階下の壁パネルＰ１と階上の壁パネルＰ
２をともに取付けうる金具である。

家屋構造体Ａは、第１．２ｙ！Ｊに示すごとく基礎Ｆか
ら立上る一対の柱Ｈ％Ｈ間に該柱Ｈの中間に梁材し、又
柱Ｈの上部に上の梁材Ｌ１を架は渡している。梁材りは
、本実施例では上フランジ、下フランジを具える断面■
形の型材によって形成さ・れる。

階下の壁パネルＰ１は、モルタル等の耐火材を装填した
縦長矩形のパネル体であり、その内向き面Ｃの上部に位
置して周面にネジ部を有する２本の螺杵２２Ａ、２２Ａ
が同高さでかつ内方に向かって突出する。又該壁パネル
Ｐｌの下部にも前記構成の２本の螺杵２２Ｂ、２２Ｂが
同様に突出する０階上の壁パネルＰ２は階下の壁パネル
Ｐ１の上方に配されかつ前記階下の壁パネルＰｉと同様
に下部には同高さに位置し２本の螺杵２３Ａ、２３Ａが
上部には２本の螺杵２３Ｂ、２３Ｂが夫々内向き面Ｃか
ら突出する。

なお階下、階上の壁パネルＰ１、Ｐ２の各螺杵の横方向
の距離は何れも等しい長さに設定される。

前記梁材りには、支持金物２を有する前記調整金具３が
取付けられる。

支持金物２は、前記梁材りの上フランジ上面に、該上フ
ランジ外縁から外端を若干はみ出させて載置される脚片
６と該脚片６の外端から垂直に立上がる立上げ片７とを
有し、又脚片６の両側縁から内側に控えて三角形状の一
対のリブ板１４．１４が脚片６と立上げ片７との間に設
けられる。

立上げ片７の前記リブ板１４．１４間にかつ該立上げ片
７の下方に位置し立上げ片７を貫通する孔部８が、該孔
部８の上方内面に位置しネジ穴９を具えるナット部材１
０が取付けられる。

ナツト部材１０は、垂直なネジ穴９を具え、該ネジ穴９
には、上面１１ａが平坦なネジ軸１１を螺入する０本実
施例では支持金物２はネジ軸１２とともに調整金具３を
形成する。

取付具４は、上の壁パネルＰ２の前記下の螺杵２３Ａに
、該螺杵２３Ａが貫通しうる孔を中心に具えかつ前記立
上げ片７と同厚のスペーサ１２と、該スペーサ１２の内
面に配され、２本の前記下の螺杵２３Ａ、２３Ａがとも
に挿通しうる２個の孔２４．２４を具える横長矩形の基
片２５下端に内方に突出する当片１３を設けた当板金物
５とを有する。又本実施例では、上の壁パネルＰ２の内
向き面Ｃとスペーサ１２の外面との間に矩形平板状の当
接片２６を介在させる。当接片２６は、中心に前記螺杵
２３Ａが貫通する透孔を設けるとともにその内側に向く
面にゴムシート２７を添着し、当接片２６内面２６ａの
前記立上げ片７に当接に際して摩擦力を高めている。

又螺杵２３Ａには、前記当板金物５の内側に取付具４を
下の壁パネルＰ２の下部に固定するナツト２９を設ける
。

前記取付具４は、スペーサ１２を立上げ片上方に位置さ
せることにより、当板金物５の当片１３の下面は調整金
具３の前記ネジ軸１１上面１１ａと向き合う、ネジ軸１
１を螺進させ、上面１１ａが当片１３下面と当接するこ
とによって、壁パネルＰは取付具４を介して調整金具３
に支持されるとともに、ネジ軸１１を上下動させること
により上の壁パネルＰ２の高さ位置を調整することがで
きる。

然る後、ナツト２９の締め上げにより立上げ片７は当接
片２６と当板金物５の基片２５とによって挟まれ、上の
壁パネルＰ２の下部を移動不能に固定することができる
。

なお上の壁パネルＰ２の上部は、梁材Ｌ２の外向き面に
設けられる取付金具３０の垂直片３１に上の壁パネルＰ
２の内向き面Ｃを当接させ、上の螺杵２３Ｂに螺合する
ナツトを用いて前記取付金具３０に固定する。

又階下の壁パネルＰ１は、基礎Ｆに固定されかつ前記調
整金具３と、取付具４と同様な機構を有し高さ調整可能
な基礎金具３３に下の螺杵２２Ｂ１２２Ｂをともに固定
することにより下部を取付ける一方、上部は上の螺杵２
２Ａ、２２Ａを対置される支持金物２．２の各孔部８．
８に挿入することにより固定する。

本実施例では、前記梁材り上面に、階上の床を形成する
コンクリートＧを打設するための下地となる床下地位板
Ｅがその外側端を前記階上の壁パネルＰ２の内向き面に
近接させて取付けられる。

床下地板は波状に折曲げた波形材であり、調整金具３の
取付く位置を切除した凹部３６が設けられる。

又本実施例では調整金具３の屋内側には、コンクリート
流れ止め具１５が設けられる。

コンクリート流れ止め具１５は、調整金具３の前記リブ
板１４．１４を挿入しうる切欠部１６を有する上板１７
と、該上板１７の両縁から垂下しかつ前記リブ板１４．
１４と平行な一対の側板１８．１８と、前記切欠部１６
の内縁近傍に位置しかつ上Ｉｆｉ１７の上面１７ａに設
けた流れ止め片２０を具えており、調整金具３にコンク
リート流れ止め具１５を前記リブ板１４．１４の外側か
ら冠装することにより、調整金具３は、リブ板１４．１
４間の立上げ片７近傍に開口部りを有して覆われる。

このようなコンクリート流れ止め具１５を用いることに
より、コンクリート打設時においてもコンクリートＧが
ネジ軸１１近傍まで流入することなく、従ってコンクリ
ート打設後であっても上の壁パネルＰ２の位ｉ！Ｆ１ｍ
整が可能となる。

〔発明の効果〕

軟土のごとく本発明の壁パネルの取付構造は、家屋構造
体の梁材に調整金具を取付けかつ調整金具に階下の壁パ
ネル固定用の孔部と階上の壁パネル下端に取付く取付具
の当片と当接するネジ軸を設けたため、調整金具は、階
上、階下の両壁パネルをともに取付けうる。

又調整金具は壁パネルの両側に配しかつ取付具は各調整
金具の夫々の上面に当接させているため、取付具は位置
ずれ、又は傾くことなく調整金具に支持され、しかも壁
パネルと取付具の間で支持金物の立上げ片を挟持しうる
ため、階上の壁パネル下部を高さ調整可能かつ一１実に
固定することができるため、階上、階下の壁パネルをと
もに精度よくかつ容易に立役しうる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２図はその
縦断面図、第３図はその背面図、第４図は要部を拡大し
て示す縦断面図、第５図はその分解斜視図である。 ２・・−支持金物、　３・−調整金具、　４−取付具、
５、・−当板金物、　６−・・脚片、　７−立上げ片、
８・−・孔部、９・・・・ネジ穴、　　１０−ナツト取
付部材、１１−・−ネジ軸、　　１２−・−スペーサ、
　　１３・・−当片、２５・−・基片、　Ａ・−・・家
屋構造体、　Ｂ−外向き面、Ｐｌ−・・−階下の壁パネ
ル、　Ｐ２−階上の壁パネル、Ｌ−・−梁材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　家屋構造体の外向き面に壁パネルを取付ける壁パネ
   ルの取付構造であって、家屋構造体の梁材に、脚片外端
   の立上げ片に、その下方に位置し階下の壁パネル固定用
   の孔部と、上方内面に位置し垂直なネジ穴を具えるナッ
   ト部材とを設けた支持金物と、前記ネジ穴に螺合するネ
   ジ軸とからなる調整金具を、前記脚片を用いてかつ前記
   壁パネルの両側に位置させて固定するとともに、前記立
   上げ片と同厚かつ立上げ片上方に位置するスペーサと、
   該スペーサの内面に配されかつ前記立上げ片の内側で垂
   下しうる横長の基片下端に内方に突出する当片を設けた
   当板金物とを有する取付具を、前記当片を壁パネル両側
   の前記各ネジ軸上面に当接させて階上の壁パネルの下端
   部に取付けてなる壁パネルの取付構造。