JPH02136135A - 超音波診断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、超音波診断装置、特に２周波数プローブを
用いた超音波診断装置に関する。

（従来技術） 超音波診断装置には、断層像（Ｂモード像）だけでなく
、ドプラ法による血流情報（ドプラモード像情報）を表
示できる装置が開発されている。

このような超音波診断装置は心臓および末梢血管、特に
頚動脈の診断に用いられ、診断部位の断層像とこの断層
像上の血管系の血流状態を表示できる。

上記の２つのモードを表示できる従来の超音波診断装置
としては、次のような２つのタイプがある。１つはＢモ
ード用高周波超音波プローブとドプラモード用低周波プ
ローブとが複合されたプローブであり、これらのプロー
ブを切換えて使用するタイプである。他のタイプは１つ
のプローブを２つの周波数により駆動できる２周波数超
音波プローブを用いるタイプである。

（発明が解決しようとする課題） 従来の超音波診断装置において、最初のタイプは２種類
の超音波プローブを必要とするので、プローブ全体の構
成が複雑となり、取扱いおよびメンテナンス等の観点か
ら問題がある。第２のタイプでは、１つの超音波プロー
ブから出力される２つの異なる周波数の受信信号が信号
処理され、画像信号に変換されるので、両信号が混在し
画質が低下する問題がある。

従って、この発明は、２周波数超音波プローブを使用し
、画質の低下の問題を解決した超音波診断装置を提供す
ることを目的とする。

［発明の構成コ （課題を解決するための手段および作用）この発明によ
ると、複数の周波数によって駆動される超音波プローブ
と、この超音波プローブに段数の周波数の駆動１５号を
供給する送信回路と、前記超音波プローブからのエコー
信号を受信し、処理する受信回路と、前記エコー信号に
含まれるＢモード信号成分およびドプラモード信号成分
を選択的に通過するフィルタ手段とにより構成される超
音波診断装置が提供される。

フィルタ手段によりＢモード信号およびドプラモード信
号が分離され、両名とも良好な画質で表示できる。

（実施例） 第１図に示す回路において、２周波数超音波プローブ１
１は送信回路１２および受信回路１３に接続される。送
信回路１２はパルサー１２ａおよび送信制御回路１２ｂ
により構成され、パルサー１２ａは送信制御回路１２ｂ
からの送信制御信号に応じて、例えば５　Ｍ　ＨｚのＢ
モード駆動パルスおよび２．５ＭＨｚのドプラモード駆
動パルスを超音波プローブ１１に出力する。操作パネル
１４はドプラモードまたはＢモードを選択するために設
けられ、この選択に応じて送信制御回路１２ｂは制御信
号をパルサー１２ａに供給する。

受信回路１３は超音波プローブ１１から出力されるエコ
ー信号を受信し、増幅および遅延処理等を行ってＢモー
ド信号およびドプラ信号を出力する。受信回路１３の出
力端子はドプラ検出回路１５を介してドプラ処理回路１
６に結合されると共にバイパスフィルタ（ＨＰＦ）１７
を介してＢモード処理回路１８に結合される。ドプラ検
出回路１５は受信回路１３からの出力信号からドプラ信
号を検出し、ドプラ処理回路１６はドプラ信号をカラー
ドプラモード信号等に変換する。

ＨＰＦ１７は受信回路１３から出力される信号の高周波
信号成分、即ち５　Ｍ　ＨｚのＢモード信号を通過させ
、２．５ＭＨｚのドプラ信号の通過を１＋ＪＩ　＋Ｉ−
する。Ｂモード処理回路］８はＨＰＦ１７からのＢモー
ド信号を信号処理する。

ドプラ処理回路１６およびＢモード処理回路１８の出力
端子はデジタルスキャンコンバータ（ＤＳＣ）１９を介
してモニタ２０に結合される。

２１、Ｉｄ波数超行波プローブ１１は第２図に示すよう
に構成されている。即ち、圧電セラミック２１はＢモー
ト信号（５Ｍ　Ｈｚ　）の波長の約１／４に相当する厚
みを有する。この圧７ｕセラミック２１の両面には電Ｗ
　２２　ａ及び２２ｂが夫々接合されている。一方電極
２２ａの他面にはエポキシ系ｔオ料により形成される跨
響整合層２３．２４並びにシリコン系材料により形成さ
れる音響レンズ２５が順次形成される。他方電極２２ｂ
の他面には圧電セラミック２１と略同じ厚みを有する負
荷セラミック２６が接合され、更にゴムまたはエポキシ
系材料により形成されるバッキング材２７が設けられる
。

第２図の超音波プローブ１１に第３図の（ａ）に示すパ
ルス幅ＴＩのドプラ駆動パルスが供給されると、（ｂ）
に示すような２．５ＭＨｚの中心周波数をＨするエコー
信号が得られる。次に、駆動パルス（ａ）の１／２のパ
ルス幅の駆動パルス（Ｃ）がプローブ１１に供給される
と、（ｄ）に示すような５　Ｍ　Ｈｚの中心周波数を有
するエコー信号が得られる。

次に、第１図の属音゛波診断装置の動作を説明する。

操作パネル１４によりＢモードが選択されると、送信制
御回路１２ｂは５　ＭＨｚを中心周波数とする送信信号
をパルサー１２ａに出力する。パルサー２ａは送信信号
に応答して５〜ＩＨｚの駆動パルスを超音波プローブ］
１に出力する。超音波プローブ］１の電極２２ａ、２２
ｂに５　Ｍ　Ｈｚの駆動パルスが印加されることにより
超音波プローブ１１は駆動され、Ｂモードに適した高周
波超音波ビームを被検体に放射する。被検体からのエコ
ー波は超詮波プローブ１１によりエコー信号（第３図（
ａ））に変換される。このエコー信号は受信回路１３に
より増幅および遅延処理される。受信回路１３から出力
される信号はＨＰＦ１７によってフィルタされ、５〜Ｉ
Ｈｚを中心周波数とするＢモード信号のみが通過され、
Ｂモード処理回路１８に人力される。Ｂモード処理回路
１８はＢモード信号を信号処理し画像信号としてＤ　Ｓ
　Ｃ１，９に供給する。ＤＳＣ１９はＢモード画像信号
をテレビジョン信号に変換し、モニタ２０に出力する。

モニタ１つはテレビジョン信号をＢモード象、即ち断層
像として表示する。

次に、操作パネル１４によりドプラモードが設定される
と、送信制御回路１２ｂは２．５ＭＨｚのドプラモード
に適した送信信号をパルサー１２ａに出力する。パルサ
ー１２ａは送信信号に応じて２　、　５　ｕ　Ｈｚの駆
動パルスを超音波プロブ１１の電極２２ａ、２２ｂに供
給する。超音波プローブ１１はドプラ検出に適した低周
波超音波ビームを被検体に放射する。被検体、即ち血流
によりドプラシフトされたエコー波が超音波プロブ１１
によりエコー信号に変換される。エコー信号は受信回路
１３により信号処理され、ドプラ検出回路１５に入力さ
れる。ドプラ検出回路〕５は受信回路１３の出力信号か
らドプラ信号を検出する。ドプラ信号はドプラ処理回路
１６により信号処理され、カラードプラモード信号に変
換される。

このカラードプラモード信号はＤＳＣ１９によりテレビ
ジョン信号に変換され、モニタ２０　＋、：　ｒｊｔ給
される。モニタ２０はドプラモード信号を血流を表すカ
ラードプラ画像として表示する。

上を己のよう１こＢモードおよびドプラモードを切換え
て超音波診断画像を得る動作において、２周波数超音波
プローブ１１からは２．５ＭＨｚを中心周波数とするド
プラ（、＝号と５　Ｍ　Ｈｚを中心周波数とするＢモー
ド信号とが出力される。このような２種の信号は第４図
に示すような波形の信号として受信回路１３から出力さ
れるが、このような信号がＨＰＦ　１７を通過すること
によって破線で示される低周波信号、即ちドプラ信号成
分が除去され、Ｂモード信号のみがＢモード処理回路１
８およびＤＳＣ１９を介してモニタ２０に供給される。

従って、不所望な信号成分を含むことなく、Ｂモード画
像が表示され、良好な画質のＢモード画１象が得られる
。

上記実施例において、ドプラモードが設定されたとき、
バースト波を形成し、このバースト波により超音波プロ
ーブを駆動すると、ドプラ検出し度か向上できる。

［発明の効果］ 複数の周波数で駆動できる超音波プローブを用い、この
超音波プローブを複数の周波数の信号により駆動される
ことにより得られるエコー信号をフィルタによって所望
の周波数の信号のみを抽出することにより簡＋１１な回
路構成により良好な画質の超音波画像と高感度なドツプ
ラ情報を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に従った超音波診断装置の
ブロック回路図、第２図は２周波数超き波プローブの断
面図、第３図は超ご波プローブの送信信号および受信信
号の波形図、しして第４図はＢモード信号およびドプラ
信号の波形図である。 １１・・・２周波数超音波プローブ、１２・・送信回路
、１３・・・受信回路、１５・・・ドプラ検出回路、１
７・・・バイパスフィルタ、１８・・・Ｂモード処理回
路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数の周波数によって駆動される超音波プローブと、こ
   の超音波プローブに複数の周波数の駆動信号を供給する
   送信回路と、前記超音波プローブからのエコー信号を受
   信し、処理する受信回路と、前記エコー信号に含まれる
   Ｂモード信号成分およびドップラモード信号成分を選択
   的に通過するフィルタ手段とにより構成される超音波診
   断装置。