JPH02135673A - 外部電気コネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、多極接続用、特に防水接続用の付加ロック付
き外部電気コネクタに関する。

〔従来の技術と発明が解決しようとする課題〕電気コネ
クタは大抵の場合、コネクタハウジングの狭い側に挿入
されて、コネクタ室内に位置する全ての電気コンタクト
に対応する縁等を係止ないしロックする一個の付加的ロ
ックスライダを備えている。このようなスライダによる
ロックは、コンタクト室が縦軸まわりに互いに角度をも
ってコネクタハウジングに設けられた場合は実施不可能
である。更に、このロックは、ハウジングが水密状に壁
の開口を貫通する防水式外部電気コネクタであって、コ
ネクタハウジングの狭い側がシールで被われていて、ロ
ックスライダが位置変更できない場合にも実施不可能で
ある。

従来のコネクタハウジングでは、すべてのコンタクト部
材がコンタクト部材室に載置されてはじめて挿入できる
。一方、組み付は時にコンタクト部材がコンタクト部材
室からすべり落ちたり、コンタクト部材室内で傾斜した
りするとコネクタの取付けが困難になるので注意を要す
る。また、ロックスライダが作動するとコンタクト部材
室内にコンタクト部材を挿入できなくなり、これによっ
てもコネクタの取付けが困難になる。

コンタクトの金属片を介する内部主ロックを備えたある
種のコネクタハウジングは、ハウジングの必要な切欠き
部を下から、つまりコネクタの輪郭側からスライダコア
を使用して形成しなければならない。その結果、コネク
タ開口に隣接して、それに連なる第２の、横にずれたス
ライダコア開口が形成される。これまでの防水でない場
合の解決策では、コネクタハウジングに挿入されるコネ
クタピンとコネクタハウジング内に位置するコンタクト
部材との不測の接触を避けるために望ましいコネクタ輪
郭をもった外ハウジングが使用されていた。この場合、
スライダコア開口は外ハウジングの底板によって被われ
る。この効果と付加的外部ロックが、止めグリップを備
えた底板を使用することにより達成される。

付加的ロックの組付は後にコンタクトを室内に載置する
ことは、防水式のものに限定されないが、これらの公知
コネクタでは不可能であった。

バー形のロックスライダの他に、櫛形ロックスライダも
知られているが、バー形ロックスライダと同じ欠点をも
っている。

本発明の目的は、互いに角度をもって対向するコンタク
ト部材室あるいは整列状のコンタクト部材室を形成する
コネクタハウジングに用いることができるとともに、矩
形のコネクタ開口におけるスライダコア開口を被い、更
に付加的ロックの組付は後にコネクタコンタクトを挿入
することができる付加的ロック付き外部コネクタを提供
することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る外部電気コネクタは、コネクタハウジング
と付加的ロック部材とから大体なり、コネクタハウジン
グが、列状に互いに隣接して並置されたコンタクト部材
室を有し、その各室の底部にコネクタ開口が、そしてそ
れに対向する位置に挿入用開口が形成され、好ましくは
コネクタ開口に隣接してスライダコア開口が形成され、
付加的ロック部材がコネクタの輪郭を形作る底板を備え
ている多極電気接続用の付加ロック付き外部コネクタで
あって、付加的ロック部材の底板からフレキシブルスプ
リングロック片が互いに間隔をもって平行に立設されて
コネクタハウジングの底壁に順番に接当し、これらフレ
キシブルスプリングロック片の上部遊端箇所に止め部が
形成され、各止め部が室壁を通してコネクタハウジング
のコンタクト部材室のひとつへ通じる凹部開口内に突出
するようになっている点に特徴を有している。

〔作用・効果〕

本発明によれば、コンタクト部材が付加的ロック部材を
備えた外部電気コネクタに取付けられ、スプリングロッ
ク片が退避可能で、かつコンタクト部材の止め部ないし
ロック縁の背後に弾性係合可能に構成されているので、
コンタクト部材室内への取付けは簡単で、機械で行える
。

そして各コンタクト部材は取付後、別々にロックされ所
定位置に保持される。

その結果、簡単な構成ながら、組立が簡単で、ハウジン
グに横断面が矩形のコンタクト部材室が並設されてハウ
ジング壁に対してその軸心回りに回動されていても付加
的ロックを行える特別なロックを備えた防水外部コネク
タの製造が可能になった。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

外部コネクタ１はプラスチックからなり、コネクタハウ
ジング２とコネクタシール３と付加的ロック部材４とか
らその概略が構成されている。

第２図〜第５図に示す一体型のコネクタハウジング２は
、シール室収納部５とコンタクト室収納部６とが、第４
図に示すように接続方向７に並設されてなり（接続方向
視で同一面上に位置し）、その両者の移行部分には、外
方へ突出した外部クリップ及び／または接続のためのレ
ール８が設けられている。

シール室収納部５には電線シール１０をそれぞれ収納す
る円筒のシール室９が設けられ、それらの外郭１１は第
３図に示すように波状になっている。コンタクト室収納
部６には、好ましくは横断面が矩形のコンタクト部材室
１２が円筒のシール室９と同一面に設けられ、電線１３
にクリンプされたコンタクト部材、つまりスタンピング
（図外）を収納するよう構成されている。コンタクト部
材室１２は、シール室９と反対側の端部で、コネクタコ
ンタクト部材（図外）と対向する接続用開口１５を形成
した底壁１４と、対応する接続用開口１５に連接したス
ライダコア開口１５ａ（第５図）によって終端する。

コンタクト室収納部６内に位置するコンタクト部材室１
２の縁１２ａは台部１６に対して傾斜している。

平坦なリング面１７がレール８の下（接続方向７から見
て下）に位置し、レール８の底面に押し付けられたコネ
クタシール３（例えばゴム製シール）がそれによって支
持される。収納部６は狭いへこみ可能なリング縁１８を
超えてリング面１７に連結され、これによって互いに隣
接して各コンタクト部材室１２へ延びた矩形の凹部開口
１９が形成されている。凹部開口１９はリング縁１８の
部分で始端し、底壁１４から相当離れた位置で終端する
。

シール室収納部５の正面に、コネクタシール３をおおっ
て接続方向７に延びたＵ形の止めスプリングクランプ２
０が取り付けられ、それがカウンタ止め具（図外）と協
働する。

付加的ロック部材４は、二つの前縁２２と二つの長手方
向縁２３とを有する底板２１を備え、コネクタの輪郭を
形作っている。

その長手方向縁２３には、フレキシブルスプリングロッ
ク片２４が互いに間隔をもって平行に立設されて、各ロ
ック片２４の上部遊端箇所に止め部２５が形成されてい
る。止め部２５は付加的ロック部材４の内部２６へ向か
って延びている。各止め部２５の下の底板２１部分には
、じょうご状座ぐり部を備えたコネクタ開口２７が形成
されている。図示の例では止め部２５がコンタクト部材
室１２の回動位置に対応してフレキシブルスプリングロ
ック片２４に対して傾斜している。

この付加的ロック部材４は、コネクタ開口２７が外部コ
ネクタハウジングのコネクタ開口１５と同一面に位置し
、スライダコア開口１５ａがおおわれ、止め部２５が凹
部開口１９内に突出するよう、外部コネクタハウジング
の底壁１４に取り付けることが大切である。これによっ
て付加的ロック部材４は外部コネクタハウジングにしっ
かりと固定される。止め部２５の止め縁２９は直角に内
部２６へ、コンタクト部材室１２の壁の厚さを超える長
さで延び、従って止め縁２９がコンタクト部材室１２の
内部に突出して付加的ロック縁として作用する。この縁
２９は、コンタクト部材室１２に挿入された電気コネク
タまたはコンタクト部材（図外）の対応する縁を係止し
て付加的ロックを現出する。

止め部２５は傾斜した遊端縁３０と、それに隣接したカ
ウンタ縁３１を形成している。この傾斜縁３０はロック
部材４の外部コネクタハウジングへのすベリばめを容易
にし、カウンタ縁３１は凹部開口１９の上縁に接当する
。このようにして、縁２９および３１によって付加的ロ
ック部材４が接続方向７にしっかりと固定される。従っ
て、止め部２５は凹部開口１９に対応する長さを持つ。

止め部２５は丸い端部３２を有し、それが外部コネクタ
ハウジングの壁から突出し、コンタクト部材室１２から
コンタクト部材を取り出すために手または道具で対応す
るスプリングロック片２４を曲げるために利用できる。

同時に、コネクタシール３がこの丸い端部３２に支持さ
れ、そのスリップが防止される。

かかる外部電気コネクタによれば、コンタクト部材が付
加的ロック部材４を備えた外部コネクタに取り付けられ
、スプリングロック片２４が退避可能で、かつコンタク
ト部材の止め部ないしロック縁の背後に弾性係合可能に
構成されているので、コンタクト部材室１２内への取付
は簡単で、機械で行える。そして各コンタクト部材は取
付後、別々にロックされ所定位置に保持される。その結
果、簡単な構成ながら、組立が簡単で、ハウジングに横
断面が矩形の室が並設されてハウジング壁に対してその
軸心回りに回動されていても付加的ロックを行える特別
なロックを備えた防水外部コネクタの製造が可能になっ
た。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の外部電気コネクタを示し、第１図は外部
コネクタの部分断面正面図、第２図は外部コネクタハウ
ジングの正面図、第３図は外部コネクタハウジングの平
面図、第４図は外部コネクタハウジングの側面図、第５
図は外部コネクタハウジングの底面図、第６図は付加さ
れたロック部材の底面図、第７図は付加されたロック部
材の平面図、第８図は付加されたロック部材の正面図、
第９図は第７図のＩＸ−ＩＸ線矢視図、第１０図は第７
図のＸ−Ｘ線矢視図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、コネクタハウジングと付加的ロック部材とから大体
   なり、コネクタハウジングが、列状に互いに隣接して並
   置されたコンタクト部材室を有し、その各室の底部にコ
   ネクタ開口が、そしてそれに対向する位置に挿入用開口
   が形成され、好ましくはコネクタ開口に隣接してスライ
   ダコア開口が形成され、付加的ロック部材がコネクタの
   輪郭を形作る底板を備えている多極電気接続用の付加ロ
   ック付き外部コネクタであって、付加的ロック部材（４
   ）の底板（２１）からフレキシブルスプリングロック片
   （２４）が互いに間隔をもって平行に立設されてコネク
   タハウジング（２）の底壁（１４）に順番に接当し、こ
   れらフレキシブルスプリングロック片（２４）の上部遊
   端箇所に止め部（２５）が形成され、各止め部 （２５）が室壁を通してコネクタハウジング（２）のコ
   ンタクト部材室（１２）のひとつへ通じる凹部開口（１
   ９）内に突出するようになっていることを特徴とする外
   部電気コネクタ。 ２、前記止め部（２５）が前記コンタクト部材室（１２
   ）内へ直角に延びた止め縁（２９）を備え、この止め縁
   （２９）がコンタクト部材室（１２）の壁の厚さより長
   く、従って止め縁（２９）がコンタクト部材室（１２）
   の内部に突出して付加的ロック縁として作用することを
   特徴とする請求項１に記載の外部電気コネクタ。 ３、前記ロック片（２４）が前記底板（２１）の長手方
   向縁（２３）に沿って配置されていることを特徴とする
   請求項１または２に記載の外部電気コネクタ。 ４、各止め部（２５）の下の底板（２１）部分には、じ
   ょうご状の座ぐり部を備えたコネクタ開口（２７）が形
   成されていることを特徴とする請求項１から３のいずれ
   かに記載の外部電気コネクタ。 ５、前記凹部開口（１９）が矩形で互いに隣接している
   ことを特徴とする請求項１から４のいずれかに記載の外
   部電気コネクタ。 ６、前記凹部開口（１９）がコネクタ開口 （２７）と同一面上に位置することを特徴とする請求項
   １から５のいずれかに記載の外部電気コネクタ。 ７、前記止め部（２５）には、傾斜した遊端縁（３０）
   と、それに隣接したカウンタ縁 （３１）とが形成されていることを特徴とする請求項１
   から６のいずれかに記載の外部電気コネクタ。 ８、前記カウンタ縁（３１）が凹部開口（１９）の上縁
   に接当することを特徴とする請求項１から７のいずれか
   に記載の外部電気コネクタ。 ９、前記止め部（２５）が凹部開口（１９）に対応する
   長さを持つことを特徴とする請求項１から８のいずれか
   に記載の外部電気コネクタ。 １０、前記止め部（２５）が丸い端部（３２）を有し、
   それがコネクタハウジング（２）の壁から突出すること
   を特徴とする請求項１から９のいずれかに記載の外部電
   気コネクタ。 １１、前記コネクタハウジング（２）がシール室収納部
   （５）とコンタクト室収納部（６）とからなり、それら
   が接続方向視で同一面上に位置し、シール室収納部（５
   ）とコンタクト室収納部（６）との間の移行部分の外側
   にコネクタシール（３）が取り付けられ、前記付加的ロ
   ック部材（４）がコネクタハウジング（２）の底壁（１
   ４）をおおってコネクタハウジング（２）に固着されて
   いることを特徴とする請求項１から１０のいずれかに記
   載の外部電気コネクタ。 １２、前記シール室収納部（５）と前記コンタクト室収
   納部（６）との間の移行部分に外方へ突出したグリップ
   レール（８）が設けられていることを特徴とする請求項
   １１に記載の外部電気コネクタ。 １３、各シール室（９）が一本の電線シール（１０）を
   収納する円筒形室であり、コンタクト部材室（１２）が
   好ましくは矩形の横断面をもち、シール室（９）と同一
   面に設けられ、電線（１３）にクリンプされたコンタク
   ト部材を収納し、コンタクト部材室（１２）がシール室
   （９）と反対側の端部で、コネクタコンタクト部材と対
   向する接続用開口 （１５）を形成した底壁（１４）によって終端すること
   を特徴とする請求項１１または １２に記載の外部電気コネクタ。 １４、前記グリップレール（８）の下に平坦なリング面
   （１７）が位置し、前記グリップレール（８）の底面に
   押し付けられた例えばゴム製のコネクタシール（３）が
   それによって支持されていることを特徴とする請求項１
   １から１３のいずれかに記載の外部電気コネクタ。 １５、前記コンタクト室収納部（６）が、狭いへこみ可
   能なリング縁（１８）を超えてリング面（１７）に連結
   され、コネクタシール （３）が前記止め部（２５）の丸い端部 （３２）に支持されていることを特徴とする請求項１４
   に記載の外部電気コネクタ。 １６、前記コンタクト部材室（１２）が四角で互いに角
   度をもって隣接して並置され、これに応じてコネクタ開
   口（１５）とスライダコア開口（１５ａ）とコネクタ開
   口（２７）とが位置づけされ、止め部（２５）がコンタ
   クト部材室（１２）の角度に対応、してロック片（２４
   ）に対して傾斜し、凹部開口（１９）もコンタクト部材
   室（１２）に向かって傾斜していることを特徴とする請
   求項１から１５のいずれかに記載の外部電気コネクタ。 １７、前記シール室収納部（５）の正面に、コネクタシ
   ール（３）をおおって接続方向（７）に延びたＵ形の止
   めスプリングクランプ （２０）が取り付けられていることを特徴とする請求項
   １から１６のいずれかに記載の外部電気コネクタ。