JPH02135215A - エポキシ樹脂用潜在性硬化剤 - Google Patents

エポキシ樹脂用潜在性硬化剤

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JPH02135215A
JPH02135215A JP28877888A JP28877888A JPH02135215A JP H02135215 A JPH02135215 A JP H02135215A JP 28877888 A JP28877888 A JP 28877888A JP 28877888 A JP28877888 A JP 28877888A JP H02135215 A JPH02135215 A JP H02135215A
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group
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mol
general formula
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JP28877888A
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Inventor
Koichi Sato
孝一 佐藤
Tetsuo Maeda
哲郎 前田
Miki Nishioka
西岡 美樹
Shinji Kanamori
金森 伸治
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Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、エボキン…常用潜在性硬化剤、及び当該潜在
性便化剤とエボキン樹脂とから成るエボキノ制指組成物
に関する。更に詳しくは、エボキノ樹脂に混合して、常
温での貯蔵安定性に優れ。
かつ加熱により硬化して耐熱性及びじん性に優れた硬化
物を与える潜在性硬化剤及びそれから成る組成物に関す
る。
[従来の技術] エボキノ樹脂は硬化特性に優れ、かつ得られた硬化物は
接着性9機械的特性、耐薬品性、電気的特性等の諸性質
に優れているため、広範な産業分野で使用されている。
 しかしながら、エポキシ樹脂は、使用に際してはエボ
キン樹脂と硬化剤との2成分をl昆合することが必要で
あるが、当該混合物は常温で短時間のうちに硬化を始め
るため、その使用においては煩雑な混合操作を頻繁に行
う必要があり、あるいは混合物を低温保管する必要があ
り、実用上の煩わしさを伴っている。
当該欠点がエボキン樹脂の用途に多大の制限を与えてい
るとの認識のもとに、当該欠点の解決を目標にして、 
エボキノ樹脂と混合して常温での貯蔵安定性に優れ、か
つ加熱により速硬化する硬化剤の開発が試みられてきた
。 このような硬化剤は。
潜在性硬化剤として知られており、幾つか既に実用に供
せられている 代表的な潜在性硬化剤を例示するならば、たとえばツノ
アノノアミド、有機酸ヒドラジド及びルイス酸−アミン
錯体が公知(垣内弘ai集、 “新エポキシ情(指”、
昭晃堂(19851+であるが、ツノアノノアミド及び
有機酸ヒドラジドは貯蔵安定性に優れるものの、実用硬
化温度が高い欠点を有し。
ルイス酸−アミン錯体は吸湿性が高く貯蔵安定性に劣る
欠点を有している。更に、これらの硬化剤は低分子物質
であり、毒性が比較的高いことも欠点である。他の潜在
性硬化剤として、三級アミノ基な有する化合物とエポキ
シ化合物とを反応させてなる付加物も知られており1例
えば特開昭59−53526 号、 同60−4524
 号、 同61148228号、同61−171722
号、米国特許第3.756.984号、同4. 066
、 625号、同4. 268. 656号等にその技
術が開示されているが、 これらの硬化剤を用いて硬化
した硬化物は一般に耐熱性に劣るため、他の硬化剤と併
用して用いられる二とが多かった。更にこれらの化合物
は、エポキン樹脂のア二オノ重合型硬化触媒として機能
する三級アミノ基が、線状エポキン樹脂の末端に付加し
た化合物であるが、当該潜在性硬化剤の触媒能あるいは
硬化速度は、硬化剤の添加量を一定にすると、当該硬化
剤の分子量に依存することになる。従って1例えば硬化
剤が1与りれな硬化物の特性を改良あるいは変性するよ
うな場合には、硬化速度と硬化物物性が同時に硬化剤添
加量に依存することとなり、不具合を生じることがある
酸無水物はルイス塩基の存在下あるいは不存在下で、エ
ポキシ樹脂の硬化剤となる二とが知られており、得られ
た硬化物は#41%性に優れる0例えばスチレンと無水
マレイン酸の共重合体は、無水マレイン酸残基が上述の
ようにエボキン樹脂の硬化能を有し、かつ当該共重合体
自身が高いガラス転移温度を有していることから、当該
共重合体とエボキンm Iffとからなる硬化物は耐熱
性に優れることが知られている(例えば特開昭58−6
4259号)、シかLながら、当該共重合体はルイス塩
基の不存在下では硬化速度が遅く実用的な硬化温度では
硬化剤としての機能を発揮せず、ルイス塩基の存在下で
は貯蔵安定性に劣り、a在住を示さない。
[発明が解決しようとする問題点コ 以上述べたように、エポキシ樹脂の潜在性硬化剤は幾つ
か知られているが、それらは何れも硬化剤としての機能
に劣っているか、あるいは硬化物の物性を向上させるも
のではなかった。
本発明の意図するところは、潜在性を有し、かつ硬化物
の物性、特に耐熱性を改良するエボキ7Ws脂用硬化剤
を提供し、なおかつそれから成るエポキシ樹脂組成物を
描供することにある。
[問題点を解決するための手段] 即ち発明者は0分子内に一飲代口]で表される反復単位
を10〜99モル%9−飲代[口]で表される反復単位
を1〜90モル%、−飲代[U1]で表される反復単位
を0〜90モル%及び一般式[IV]で表される反復単
位をθ〜90モル%有する高分子物質(この高分子物質
なイミド化合物と呼ぶ)100重量部とフェノール化合
物帆 O1〜1ail’!量部とを混合してなる組成物
をエポキシ樹脂の硬化剤として用いるならば、貯蔵安定
性に優れ、低温での硬化速度が速く、シかも硬化物が耐
熱性に優れるエポキシ樹脂組成物が得られることを見い
だした。
一般式[1]     −飲代[IN 3  R4 一般式[■] NO 一般式 [■コ (ただLRl、  Ri’i、  R3,R4,R6,
R7゜R8,R9及びRIOは水素原子、アルキル基。
ノクロアルキル基又はアリール基であり、R5はアルキ
レフ基、  シクロアルキレン基フェニレン基又は R
11−(ただしR11は一〇−シクロアルキレノ基又は
フェニレン基である)と結合したアルキレフ基であり、
Yは二級及び/又は三級窒素を含む有(浅基である。) Yの有g基の具体例としては一般式[V]、  [■]
、 [■]及び[■]がある。
−飲代[Vコ     −飲代[VI]−飲代 [■コ 一般式[■] (ただしR]2及びR13は水素原子、アルキル基、 
ノクロアルキル基、アリール基又はアルキレン基である
が、RI2とR+3が共に水素原子であってはならず、
Hは水素原子であり、Aはアルキル基、シクロアルキル
基又はアリール基である)であって、  a、b、  
c、d、  e及びfは0又は1以上の整数であり、か
つa+b=4.  c+d=3゜eXf≠0である。) 本発明の硬化剤の一成分であるイミド化合物において、
−飲代[1]及び一般式[IV]の反復単位はエボキノ
樹脂の硬化反応に直接関係しない単位であり、−飲代[
■コの反復単位はエボキン樹脂のアニオン重合型硬化剤
として機能する二級あるいは三級窒素を含む単位であり
、−飲代[■]の反復単位はエボキノ樹脂の重付加型硬
化剤として機能する酸無水物基を含む単位である。
イミド化合物の製造法については特に制限はな(9例え
ば重合して一般式[1]の反復単位を与える単量体(単
量体[1]1. −飲代[I1]の反復単位を与える単
量体(単量体[11])、  −飲代[I11]の反復
単位を与える単量体(単量体〔■]〕及び−飲代[IV
]の反復単位を与える単量体(単量体[rV] lのラ
ジカル共重合により製造する二とができる。
1tL1体[I]の具体例としては、エチレノ、フロピ
レフ、1−ブテノ、 インブチレン、 ンクロペンテノ
、/クロヘキ七ン等のオレフィ7.塩化ビニル、塩1ヒ
ビニリテ゛ノ等のハロゲノオレフィン。
1’Il: 1%ビニル等の脂肪酸ビニルエステル、ス
チレン。
α−ノチルスチレ/、ヒニルトルエノ、t−−ffチル
チレン等のスチレン類、  ビニルエーテル類。
ブタジェン、 イソプレン、 クロロプレン等の共役ツ
エン、 メチルアクリレート、 エチルアクリレート、
 ブチルアクリレート、ヘキシルアクリレート。
ンクロヘキンルアクリレート、 デシルアクリレート、
 オクタデシルアクリレート、 ヒドロキシエチルアク
リレート、 メトキノエチルアクIIレート。
グリッツルアクリレート等のアクリル酸エステル。
メチルメタクリレート、 エチルメタクリレート。
ブチルメタクリレート、ヘキシルメタクリレ−1・。
ンクロヘキシルメタクリレート、 オフタデノルメタク
リレート、 ヒドロキシエチルメタクリレート。
ノドキノエチルメタクリレート、 グリンジルメタク 
リ レー ト 等のメ タ り リ ル酸エ ステル、
  ア り リ ロニトリル、 メタクリレートリル等
のニトリル、アクリルアミド類、 メチルビニルケトン
、フェニルビニルケトン等、のビニルケトン、アクリル
酸、 ツタクリル酸、 イタコン酸等の不飽和カルボン
酸等があり、 これらを単独で、あるいは併用して使用
する二とができる。
単量体[I]]はイミド基を含む単量体であるが。
二の具体例としては例えばN−(N、N−ツノチルアミ
ノエチル)マレイミド、N−(N、N−ツノチルアミノ
エチル)マレ(ミド、  N−(N、  Nツメチルア
ミノプロピル)マレイミド、 N−ピペリツノエチルマ
レイミド、N−(4−ピペリジルエチル)マレイミド、
 N−ピコリルマレイミド。
卑があり、 これらを単独で、あるいは併用して使用す
る二とができろ。
単量体[[[1]の化合物の具体例としては無水ツレイ
ン酸、 無水メチルマレイン酸、無水1.’2−ツノチ
ルマレイノ酸、無水エチルマレイノ酸、無水フェニルマ
レイン酸等がある。
単量体[rV]の化合物の具体例としてはマレイ二V、
N−19ルマレイミド、N−エチルマレイミド、N−フ
ロビルマレイミド、N−へキンルマレ イ ミ ド、 
 N −ン り ロ ^ キ ン ル マ し イ ミ
 ド、  Nデノルマレイミド、N−フェニルマレイミ
ド、Nトリルマレ(ミド、N−(クロロフェニル)マレ
イミド、N−(ブロモフェニル)マレイミド。
N−(ノブロモフェニル)マレイミド等がある。
単量体[I1.  [n]、  [m]及び[IV]の
共重合の方法については特に制限はなく、ラジカル共重
合の公知の方法を任意に適用できる。
本発明のイミド化合物を製造する池の方法として、単量
体[I1と単量体[I[11との共重合体をアミン化合
物と反応させて酸無水物残基をイミド化する方法を例示
することができる。高分子鎖中に酸無水物残基を有する
高分子物質とアミノ化合物とのイミド化反応は公知であ
り1例えば特公昭61−26936号あるいは特公昭6
2−8456号に開示された方法に従って、高分子物質
とアミン化合物とを反応させて、 目的とするイミド化
合物を製造することができる。
イミド化反応で一般式[■コの反復単位を導入する際に
用いられるアミン化合物を例示するならば、 ツメチル
アミノエチルアミン、エチルアミノエチルアミン、ジエ
チルアミノエチルアミン、 メチルアミツブ−ビルアミ
ン、ジメチルアミノプロピルアミノ、 ノエチルアミノ
プロビルアミン、ジプチルテミノプロビルアミノ、 ジ
メチルアミノエトキノプロビルアミン、 ラウリルアミ
ノプロピルアミン、 ノエタノールアミノブロビルアミ
ン、 Nアミノエチルピペリジン、 N−アミノエチル
−4−ピペコリン、 N−アミノエチルモルホリノ。
N−アミノプロピル−2−ピペコリン、 N−アミノプ
ロピルモルホリン、 4−アミノメチルビペリノン、 
l−アミノ−4−メチルビペラツノ、  N−アミノプ
ロピルビベラノン、 2−アミノビリノン。
3− ア ミ ノ ピ リ ノ ノ、  4− ア ミ
 ノ ピ リ ジ ノ、  2−ピコリルアミン、 3
−ピコリルアミン、 4−ピコリ ルア ミ ノ、  
l −ア ミ ノ エ チ ル イ ミ ダゾール、 
 1−アミツプロピルイミダゾール、 l−アミノヘキ
ノルイミダヅール等がある。
また、 イミド化反応で一般式[rV]の反復単位を導
入する際に用いられるアミノ化合物を例示すると、アン
モニ乙 メチルアミノ、エテルアミノ。
プロピルアミン、ブチルアミン、ヘキンルアミン。
ノクロヘキノルアミン、テ゛ノルアミン、オフタデノル
アミノ、 アニリン、 トルイジノ、ナフチルアミ礼 
クロロフェニルアミン、ジクロロフェニルアミノ。ブロ
モフェニルアミン、ノプロモフェニルアミ7等がある。
イミド化反応の方法は任意であり、溶媒の存在下あるい
は不存在下で、酸無水物基を含む高分子物質と前記のア
ミン化合物とを反応させる二とにより、目的とするイミ
ド化物を合成することができる。 特に、 スクリュー
押出機、  バンバリーミキサ−、コニーダー等の溶融
混練機を反応機として用い、溶融状態でイミド化反応を
行うと、溶媒を使用しないで反応を行う二とができるた
め1反応装置が小規模で済む、エネルギー消費量が少な
くて済む等の点で工業的に有利である。特に、溶融混練
機としてコニーダーあるいはスクリュー押出機を用いる
と、滞留時間あるいは反応温度の制御が容易であり、 
しかも、脱揮が容易であるために貯蔵安定性の低下を引
き起こす未反応アミンの除去が効率よく達成されるため
有利である。
イミド化反応に用いるスフQ 、−押出機は特に制限は
な(、単軸押出機、多軸押出機を任意に使用することが
できるが、特に押し出し操作性に優れる同方向あるいは
異方向回転二軸押出機が好ましく使用される。押出機は
脱揮のための開口部(イノ1−口)を有していることが
好ましく9通常はべ/10は真空ポツプで減圧される。
原料は同−島るいは別個の導入口(フィードロ)から押
出機内に供給するが、特に、低沸点のアミン化合物をフ
ィードすると3には定量ポツプで圧入することができる
。 フ(−ドロは必ずしもスクリューの基部に設ける必
要はなく、スクリュー基部から高分子物質を供給して、
バレル途中に設けられた)(−ドロからアミノ化合物を
溶融された高分子物質中に供給することも可能である。
 また、原料を同一フィートロからフィードするときに
は、二種類あるいはそれ以上の原料を前もってミキサー
等で1昆合しておく二とができろ。
スフ’I a−押出機の運転条件は任意であるが。
反応温度は100〜400°C1好まL(は200〜3
50℃の範囲に制御することが好ましく1反応時間は2
0分以下が好ましい また3反応物の酸化劣化を防ぐ目
的で、押出機内部を窒素、 アルゴ7等の不活性ガスで
置換してもよい。
イミド化反応は特に触媒を必要としないが、用い る 
ならば ト リ メ チ ルア ミ 〕、  ト リ 
エ チルレア ミ ノ。
1、リブチルアミノ、N、N−ツメチルアニリノ。
N、  N−ツメチルアニリノ等の三級アミンが好適で
ある (ミド化反応は9反応缶を用いて、溶液状法で行うこと
もできる1反応方法には特に制限はないが、具体例を示
すならば、酸無水物残基を含む高分子物質と前記のアミ
ノ化合物とを溶媒中に溶解し1反応温度50〜250℃
で2〜20時間反応させる。触媒は必ずしも必要としな
いが、前記の三級アミン触媒を用いる二ともできる6 
反応溶媒はア七トン、 メチルエチルケトノ、 メチル
イソブチルケトン、 ンクロヘキサノン専のケトン類、
テトラヒドロフラノ、 l、4−ノオキサン等のエーテ
ル類、  l−ルエノ、キルシ等の芳香族炭化水素。
ツメチルホルムアミド、ジメチルスルホキンド。
N−メチル−2−ピロリドン等を例示できる単量体[1
[1]に変えて、マレイン酸、 メチルマレイン酸、 
1.2−ジメチルマレイン酸、  エチルマレイン酸、
フロビルマレイノ酸、  フヱニルマレイノ酸、アコニ
91・酸、フマル酸、ノチルフマル酸、I、2−1メチ
ルフマル酸、エチルフマル酸。
プロピルフマル酸、  フェニルフマル酸、  イタコ
ン酸等の不飽和ジカルボン酸を単量体[夏コと共重合し
て1与られた高分子物質を、前記のアミン化合物でイミ
ド化して目的の潜在性硬化剤を合成する二とも可能であ
る 本発明の硬化剤に用いるイミド化合物は、−飲代口]で
表される反復単位を10〜99モル%。
−飲代[111で表される反1菫単位を1〜90モル%
、−飲代[I[I]で表される反復単位を0〜90モル
%及び−飲代[IV]で表される反復単位をO〜90モ
ル%有する高分子物質であるが、 ここで−飲代[11
の反復単位がlθモル?も未満であっては、あるいは−
飲代[1]の反復単位が90モル%を越えては当該高分
子物質をエポキシ樹脂と混合して得た組成物の貯蔵安定
性が劣り、−飲代[I]の反復単位が99モル%を越え
ては、あるいは−飲代[■]の反復単位が1モル%未満
であっては当該組成物の硬化速度が遅いため適当でない
、 また、−飲代[I11]あるいは一般式[TV]の
反復単位が 90モル%を越えると、当該組成物を硬化
してなる硬化物の強震が弱いため適当でない、 更に好
ましい組成は、−飲代[I1で表される反復単位が30
〜80モル%、−飲代[■]で表される反復単位が5〜
60モル%、−飲代[I11]で表される反復単位がθ
〜50モル%、一般式[■]で表される反復単位が0〜
50モル%である。
本発明で用いるイミド化合物はガラス転移11度が50
〜250℃、好ましくは70〜200°Cの範囲である
二とが好ましい、ガラス転移l旦度が50℃未満ではエ
ポキシ樹脂と1昆合してf辱た組成物の貯蔵安定性が低
く、250°Cを越えると該組成物の硬化速度が遅い。
更に、 イミド化合物は分子量が400〜200.00
0の範囲のものが好ましく、特に1.000〜100.
000の範囲である二とがげ 好ましい1分子量が400未満ではエポキシ樹脂と混合
して得た組成物の貯蔵安定性が低く、20o、oooを
越えるとa’ tu成酸物硬化速度が遅いなお、 こ二
でいう分子量とは、 ゲルパーミエーンーノクロマトグ
ラフf−法で求めたボリスチレノ基準の重量平均分子量
である。
本発明ではイミド化合物とフェノール化合物とを混合し
て潜在性硬化剤とするが、フェノール化合物は分子内に
フェノール性のヒドロキノン基を存する化合物であり、
具体的にはフェノール、クレl−ル、 キ/レノール等
の一価フエノール、カテコール、 レゾルツノ、 ヒド
ロキノン、 ビスフェノールA、 ビスフェノールF、
  ビスフェノールS等の二価フェノール、 ピロガロ
ール、フェノールノボラック明月旨、 タレゾールノボ
ラック…n旨、 ポリ (ヒドロキンスチレン)等の多
価フェノール化合物等が用いられろ 本発明の潜在性硬化剤はイミド化合物100重量部とフ
ェノール化合物0.01〜100重HkBとを混合して
製造されるが1両者の混合方法は特に制限はなく、溶液
状態あるいは溶融状態で任世の混合装置を用いて混合さ
れる。 イミド化合物が溶液反応で製造される場合には
反応液中にフェノール化合物を添加して攪拌すればよ(
、あるいはイミド化合物とフェノール化合物を押出機に
供給して溶融混合することも可能である。 イミド化合
物が押出機で製造される場合には、押出機のバレル途中
に設けられた)(−ドロからフェノール化合物を途中フ
ィードして溶融l昆合する二ともできる。
イミド化合物はそれ自身でエポキシ樹脂の潜在性硬化剤
となるが、 フェノール化合物を混合することにより潜
在性が向上する。ただしその作用機構は明かでな(、混
合時に両者が反応している否かも不明である。 フェノ
ール化合物の1琵含量が001重量部未満では潜在性の
向上効果が認められず、 100重量部を越えると、そ
の効果が飽和するばかりでな(、硬化剤としての硬化性
能が低下して好ましくない。
本発明の潜在性硬化剤は、エポキシ樹脂と混合して潜在
性を有するエボキノ樹脂組成物を与えるが、用いられる
エボキン樹脂は特に制限はなく。
液体あるいは固体の公知のエポキシ樹脂が任意に用いら
れる。好適に用いられるエボキノ樹脂を例示するならば
、 ビスフェノールAジグリノノルエーテル型、 ノボ
ラツクグリンノルエーテル型等のグリンノルエーテル型
エポキン樹脂、ヘキサヒドロフタル酸グリンジルエステ
ル、ダイマー酸グリンノルエステル等のグリノノルエス
テル型エーパキノ樹脂、 トリグリノノルイソノアヌレ
ー+、  テトラグリ、ノルノアミノノフェニルメタン
等のグリ/ノルアミノ型エボキノ樹脂、エポキシ化ポリ
ブタノエ/、エポキシ化大豆油等の線状脂肪族エボキノ
IIIq旨、 3.4−エボキノー6−ノナルシクロヘ
キノルメチル力ルポキル−ト等の指環族エボキノ明月旨
等がある 本発明の潜在性硬化剤の使用量はエボキノ樹脂100重
凰部に対して0. 1〜100重量部力く好まLC,0
,1重量部未満であってはエボキノ樹弓旨組成物の硬化
速度が遅<、100重量部を越えると硬化物の強度が低
い 本発明のエボキノ樹脂組成物は1本発明の潜在性硬化剤
とエボキノ樹脂とに加えて、池の公知のに止剤を含有す
ることができるが、 二のような硬化剤としては酸無水
物、ノンアンジアミド、ジアミノマレオニトリル、 イ
ミダゾール化合物、二塩基酸ジヒドラジド、 ポリアミ
ン塩、 グアナミン類。
メラミン類等がある 更に1本発明のエボキノ樹脂組成物は公知のエポキシ樹
脂用添加剤、たとえば可とう性付与剤。
耐衝撃性改良剤、充填剤、希釈剤、チキソトロピー付与
剤、 顔料、 溶剤、 消泡剤、 レベリング剤。
粘着付与剤等を含有していて良い。
[作用] 本発明の硬化剤を含有するエボキン樹脂組成物は潜在性
に優れるため取扱いが容易であり、しかも硬化速度が速
(、硬化物は耐熱性に優れるため。
塗料、接着剤、FRP、  エレクトロニクス素子封止
相等の電気、電子機器部品、各種工業部品等に好適に用
いられる。
[実施例コ 以下に実施例をあげて本発明を更に詳細に説明するが、
実施例および比較例で用いた部お上び%よすべて重量基
準である。
なお、各櫨性質の測定方法は吹の通りであるf Ih 
剤の分子rn:  試料のテトラヒドロフラノ溶液ヲ用
い、ケルパーミニ−)日ンクロマトクラフィー法により
、 ボリスチレノ基準の重量平均分子量を求めた。
硬化剤のガラス転移温度: セイコー電子工業株式会社
製DSC−200を用い、示差走査熱量分析法により求
めた 硬化温度: エボキノ樹脂と硬化剤との混合物をアルミ
ニウム製容器にとり、恒+!i 哨に1時間放置した後
に硬化の有無を観察した。恒温槽の11度は80℃、 
 100”C,120℃、 140℃および160 ℃
 と し た。
ポットライフ: エボキノ樹脂と硬化剤との混合物をガ
ラス容器に入れ、 40°Cの恒温槽に放rItしてゲ
ル化するまでの時間を測定した。
硬化時間:  Ther+ochimicn Acta
、3[1(1980)+21131に開示されたR、 
L、 Millerらの方法に従−、エボキノ樹脂と硬
化剤との混合物を、一定温度に保持されたDSC装置に
仕込み1発熱終了時間を測定した5 硬化物のガラス転移温度: エボキンtN 1lltと
硬イヒ剤との混合物を160℃で6時間で注型成型した
得うれたテストピースを七イコー電子工業株式会社製D
SC−200を用い、示差走査熱量分析法により求めた また。用いた試料の由来は次の通りである5MA100
O:  ^RCOChemical Compnny 
 Ltd、製のスチレンと無水マレイン酸の共重合体、
 スチレンと無水マレイノ酸との共重合比は1:1゜ビ
スフェノールA型エボキンtN脂:  m化ンエルエボ
キノ株式会社製エピコート828.エボキノ当ff11
84〜194゜ 実施例1 30部の5MA100Oをオー;・クレープに仕込み、
窒素ガスを流しながら70Bの7クロヘキサノノを圧加
して溶解した。 次に5MA100Of7)無水マレイ
ノ酸残基に対して80モル%に相当する量のN、  N
−ツメチルアミノプロピルアミ/40部を加えて缶を密
閉し、攪拌しつつ140℃で6時間反応させた。冷却後
1反応液は黄色透明であった9次いでSMA−1000
の無水マレインWa基に対して10モル%のビスフェノ
ールA119’+を加えて缶を密閉し同様に攪拌しつつ
140℃で6時間放置した。
冷却後1反応液を30倍のへキサン中に注いでポリマー
を回収し、 80°Cで真空乾燥して淡黄色の粉体な帰
な 得られた粉体を乳鉢で更に細かく粉砕り、200メ7ノ
二のふるいでふるい分けしてメッノ4通過物をす/プル
とした 1孕られた硬化剤粉末10部をビスフェノールA型エボ
キノ#4指90部と混合して硬化試験に1バし比較例1
. 2 実り例1で得た5MA100OとN、  N−ジノチル
アミノフロビルアミンとの反応生成物にビスフェノール
Aを加えない以外は実施例1と同様に行った 実施例1及び比較例1で得られた硬化剤の性質及び硬化
剤の性能を表1にまとめる。比較例2として既存の三級
アミンの硬化性能も付記した。
実施例1及び比較例1から9本発明の硬化剤とエボキノ
明脂との組成物は潜在性が改良されている事がわかる。
更に、当i潜在性硬化剤は硬化速度が速(、シかも硬化
物は耐熱性に優れていることが分かる。
実施例2 スクリュー押出機に5MA100Oを100部とN、 
 N−ツメチルアミノプロピルアミノ40部とを供給し
て反応を行った。
次いで生成物100部にビスフェノールAを]1部を混
合して再度押出機に供給した。
用いたスクリュー押出機はベントロを有する。
同方向回転二軸押出機であり、スフ11、−の有効長さ
しと外径りとの比、いわゆるL/Dは25で、もる :l: ?パーロはスクリュー基部にあり、原料はスク
リュー型の定量フィーダーによりホウバー口に投入され
る。使用原料は予めへンノエルミキサーで予備混合して
用いた。
ベノト口は一つであり、真空ボ/ブで一600m騙Hg
に減圧されている 反応温度は280℃とし、滞留時間は2分とした。
押出機からの吐出物は、乳鉢で微粉砕された後。
2007ツノユのふるいでふるい分けされてノッノエ通
過物をサノプルとした。
1辱られた硬化剤は実施例1と同様にビスフェノールA
型エボキノ樹脂と混合して各種の評価に供した 比較例3 SMA I 000とN、N−ツメチルアミノプロピル
アミンとの反応生成物にビスフェノールAを加えない以
外は実施例2と同様に行った。
実施例2及び比較例3で岑たエポキシ18 脂f!l酸
物の性能評価結果を表2にまとめる 表2からスフリス−押出機内で反応させて製造された硬
化剤は1反応缶で!2造された硬化剤と同様に貯藏安定
性、硬化特性に1憂れており、硬化物の性質にも優れて
いることが分かる。更に1反応缶による反応に比較して
、スクリュー押出1を用いた反応では反応時間が短く1
反応操作も簡単であり、 しかも生成物を別途精製する
必要がない等。
工業的に利点が多い。
[発明の効果コ 以上に説明した通り1本発明の潜在性硬化剤は。
従来のエポキシ樹脂用硬化剤の欠点であった貯蔵安定性
が大幅に改善された硬化剤である。更に本発明の潜在性
硬化剤は、従来の潜在性硬化剤の欠点であった硬化71
度の高さ、あるいは硬化物の耐熱性の低さが克服されて
いる。従って1本発明の潜在性硬化剤とエボキノ樹脂と
から成る組成物は。
従来のエボキノ樹脂の欠点であった取扱いの煩雑さが解
消され、 しかも低い硬化温度で耐熱性の高い硬化物を
与えることが出来る

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、分子内に一般式[ I ]で表される反復単位を10
    〜99モル%、一般式[II]で表される反復単位を1〜
    90モル%、一般式[III]で表される反復単位を0〜
    90モル%及び一般式[IV]で表される反復単位を0〜
    90モル%有する高分子物質100重量部とフェノール
    化合物0.01〜100重量部とを混合してなるエポキ
    シ樹脂用潜在性硬化剤。 ▲数式、化学式、表等があります▼一般式[III] ▲数式、化学式、表等があります▼一般式[IV] ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただしR1、R2、R3、R4、R6、R7、R8、
    R9及びR10は水素原子、アルキル基、シクロアルキ
    ル基又はアリール基であり、R5はアルキレン基、シク
    ロアルキレン基、フェニレン基又はR11−(ただしR
    11は−O−、シクロアルキレン基又はフェニレン基で
    ある)と結合したアルキレン基であり、Yは二級及び/
    又は三級窒素を含む有機基である。) 2、エポキシ樹脂と請求項1記載の潜在性硬化剤とから
    成る潜在性を有するエポキシ樹脂組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5373065A (en) * 1991-07-31 1994-12-13 Dai-Ichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd. Process for producing formamide group-containing copolymer, and thermoplastic resin composition containing the same
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