JPH02134911A - リンギング補償フイルタ回路 - Google Patents

リンギング補償フイルタ回路

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JPH02134911A
JPH02134911A JP28767788A JP28767788A JPH02134911A JP H02134911 A JPH02134911 A JP H02134911A JP 28767788 A JP28767788 A JP 28767788A JP 28767788 A JP28767788 A JP 28767788A JP H02134911 A JPH02134911 A JP H02134911A
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JP
Japan
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filter
output
iir
ringing
filters
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JP28767788A
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Makoto Onishi
誠 大西
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はリンギングを補償したフィルタ回路に係わり、
特に急峻な遮断特性を有してリンギングを発生しやすい
無限インパルス応答(IIR)フィルタのリンギング補
償に関する。
〔従来の技術〕
TV受像機の高画質化が盛んに行われている。
高画質化には受信したTV信号の高域成分を損なわずに
フィルタリングする必要がある。しかしフィルタの遮断
特性を急峻にすると入力信号のエツジ部分の近傍にリン
ギングが生じ、これが著しく再生画像の画質を劣化させ
ていた。そこで、このリンギングを除く種々の方法が考
案されており、例えば、適応的にフィルタ振幅特性を切
り換える方式や、メデイアンフィルタと呼ばれる非線形
なフィルタなどが用いられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術はいずれの方法も低域通過フィルタの作用
によりリンギングを小さくするもので、画像のエツジ部
分近傍の高域信号成分は極端に小さい振幅となってしま
い、精細度は低下し、ぼやけた画像となってしまう欠点
があった。エツジ近傍だけ低域通過フィルタに切り換え
る方法では精細度低下はエツジ部分だけに限定されるも
のの、切り換えに伴う波形の不連続性による不自然さは
残り、やはり画質を低下させてしまう。
本発明の目的は、エツジ付近に発生するリンギング成分
のみを取り除き、高精細な成分はそのまま通過させるこ
とができるリンギング補償IIRフィルタ回路を提供す
ることにある。
(課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するため、本発明においては目的とする
無限インパルス応答(IIR)フィルタとほとんど同じ
振幅周波数特性を持ち、がっ非対称なインパルス応答を
持つフィルタを用い、入力信号のエツジを検出して出力
エツジの前後でこれらのフィルタを切り換える。
IIRフィルタはその名の通りインパルス応答が無限時
間続くフィルタである。フィルタの安定性が保証されて
いればインパ/L<ス応答は有限時間Tfで小さい振幅
値に減衰しTf時間以降は無視することができる。後述
するようにIIRフィルタの位相特性を補償してインパ
ルス応答の波形を変えたフィルタをつくることができる
。従ってTf時間内でほぼ時間対称なインパルス応答を
持つフィルタ(位相補償IIR)および元のIIRフィ
ルタと時間反転したインパルス応答を持つフィルタ(過
補償IIR)が得られる。これら3つのフィルタの振幅
特性はまったく同じであるが応答波形は異なり、元のI
IRフィルタとこれに時間反転したインパルス応答を持
つ過補償IIRフイルタは各々前リンギングおよび後リ
ンギングが小さくなったフィルタであり、Tf時間内で
時間対称なインパルス応答を持つ位相補償IIRフィル
タは近似的に直接位相特性を持つフィルタとなる。
そこで、これら3つのフィルタを入力信号のエツジを検
出した信号により切り換え、出力信号のエツジ出力時間
より7時間前(T≧Tf)の期間には前リンギングの小
さいIIRフィルタを選択し、出力信号のエツジより1
時間後の期間には後リンギングの小さくなった過補償I
IRフィルタを選択し、そのほかの時間には近似的な直
線位相特性を持つ位相補償IIRフィルタを選択するよ
うに切り換えれば、振幅周波数特性を劣化させずにリン
ギングを抑えたIIRフィルタを実現することができる
〔作用〕
IIRフィルタの位相特性を補償してインパルス応答波
形の異なるフィルタを得る方法について説明する。II
Rフィルタは分数式で表される伝連関数を持つ。分母多
項式の根は極と呼ばれ、これがインパルス応答が無限に
続く原因となっている。第3図にIIRフィルタの振幅
特性2群遅延特性とインパルス応答の一例を示す。II
Rフィルタの位相特性を補償するには全域通過フィルタ
(APF)を用いる。APFは全ての周波数に対して振
幅特性が1で、位相特性だけが変わるIIRフィルタで
ある。
第4図に第3図のIIRフィルタの位相補償に用いる6
/6次のAPFの群遅延特性の一例を示す。第4図では
特性に多少うねりがあり、完全な直線位相にできないが
、APFの次数をさらに大きくすれば位相補償精度を上
げることができる。
第3図のIIRフィルタに第4図のAPFを付加するこ
とによりフィルタ全体の位相特性を変え、信号通過域で
近似的に直線位相特性を持つフィルタとすることができ
る。
位相補償したフィルタの群遅延特性とインパルス応答波
形を第5図に示す。位相補償したIIRフイ、ルタにさ
らにAPFを追加すると位相特性は過補償され、元のI
IRフィルタのインパルス応答と時間対称な応答を持つ
フィルタを得ることができる。(第6図に特性と波形を
示す。)こうして得られる3つのフィルタはインパルス
応答のピークの時間位置がずれている。そこで遅延時間
補償フィルタを用いて遅延時間を補償し、出力を切り換
えても応答波形が時間ずれを起こさないようにしておく
。遅延時間補償フィルタとして遅延素子をそのまま用い
ても大まかな時間調整ができる。
〔実施例〕
以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
第1図において1はリンギング補償の対象となるIIR
フィルタ、2および3は位相補償用全域通過フィルタ(
APF)、4および5は遅延時間補償フィルタ、6およ
び7は切換スイッチ、8はエツジ検出器、9は切換制御
回路である。入力信号に含まれるエツジ部分はエツジ検
出器8で検出され、検出信号から切換制御回路9でフィ
ルタ切換信号が作られる。フィルタ切換信号はスイッチ
6と7を切換え、リンギングの補償された信号を出力す
る。
スイッチ6と7は同時にa、b、cに切り換えられ、a
ではAPFを2段通った過補償IIRフィルタ出力が、
bではAPFと遅延補償フィルタを通過した位相補償I
IRフィルタ出力が、そしてCでは位相補償されないI
IRフィルタ出力が選択される。APFと遅延補償フィ
ルタの遅延時間を合わせておき、フィルタを切り換えて
も、出力の時間がずれないようにしておく。フィルタ切
り換え信号は出力エツジのタイミングに合わせてスイッ
チの切り換えを行い、出力にリンギングが現れないよう
にする。第1図のような構成により、IIRフィルタの
リンギング補償が可能であることがわかる。
第2図に第1図の動作波形図を示す。入力にステップ信
号が印加されると、出力aには過補償IIRフィルタの
出力が、出力すには位相補償IIRフィルタの出力が、
出力Cには工IRフィルタの出力が現われる。出力a、
b、cの出力りイミノジは遅延補償フィルタ4,5によ
り同一時刻となっている。入力ステップ信号のエツジ検
出信号から作られた切換制御信号により、出力エツジの
1時間前(Tはインパルス応答が十分小さくなるまでの
時間Tfより大きい)には出力Cを選択し、1時間後ま
では出力aを選択し、そのほかの時間には出力すを選択
する。
第7図に第1図のリンギング補償フィルタの切り換え制
御回路の一実施例を示す。第7図において101〜10
.は遅延素子、llo〜11nは係数掛算器、121〜
12nは加算器、13はリミタである。入力信号から検
出されたエツジ検出信号は、遅延素子列Lo工〜10n
に入力されて遅延時間りずつ遅延された信号を得る。こ
れに掛算器11゜〜11nで係数co−cnを掛け、加
算器121〜]2nで加算する。係数cIは本体のII
Rフィルタのインパルス応答継続時間(はぼTに等しい
)の2倍の時間長を持つ点対称な係数で、前半分の期間
ですべて正の値をとる。累算結果は両極性リミタ13で
振幅制限し、フィルタ切換制御信号kとする。
入力信号のエツジ発生頻度が高いときフィルタ切り換え
動作を2Tよりも短い周期で行なう必要がある。このと
きフィルタ切り換え動作のタイミングが出力エツジの時
間とずれると、誤動作を生じ、リンギング補償動作がう
まく行かなくなる。
そこで上述した点対称係数を応答の中心に対し単調増加
する係数とする。
この場合の動作波形を第8図に示す。入力波形から検出
されたエツジ検出信号ex、exはIIRフィルタのイ
ンパルス応答継続時間より短い間隔で入力される。これ
に対し切り換え制御回路のフィルタ係数を第8図のよう
にしおけば、出力はelに対する応答f1と62に対す
る応答f2の和となり、これをリミタに通した出力は出
力エツジの中央で切り換わる信号となる。こうしてリン
ギング補償が正しく行える。
第8図におけるエツジ検出信号は1ビツトでよいので、
遅延素子はシフトレジスタ、掛算器および加算器はRO
Mを用いて容易に構成することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、IIRフィルタの振幅特性をほとんど
劣化させることなくリンギング補償したフィルタが得ら
れる。IIRフィルタは少ない次数で急峻な遮断特性が
得られるが、リンギングの発生をともない、その利点は
半減されていた。本発明はこの欠点を取り除き、しかも
従来のリンギング補償法のように振幅特性を劣化させる
ことが無いので、画像信号処理、TV受像機などに用い
て画質向上に効果がある。また従来のフィルタにリンギ
ング補償のため追加する部分はごく小規模のものであり
、すべてディジタル処理であるので容易にLSI化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のフィルタ回路の構成を示す
ブロック図、第2図は第1図の回路の動作波形図、第3
図はIIRフィルタの特性とインパルス応答波形を示す
図、第4図はIIRフィルタの位相補償に用いる全域通
過フィルタの特性を示す図、第5図は位相補償IIRフ
ィルタの特性とインパルス応答波形を示す図、第6図は
過補償IIRフィルタの特性とインパルス応答波形を示
す図、第7図は切り換え制御回路の一実施例を示すブロ
ック図、第8図は第7図の動作波形図である。 1・・・無限インパルス応答フィルタ、2,3・・・全
域通過フィルタ、4,5・・・遅延時間補償フィルタ、
6.7・・・フィルタ切替スイッチ、8・・・エツジ検
出回路、9・・・フィルタ切替制御回路、101〜10
n・・・遅延素子、llo〜11n・・・係数掛算器、
12z〜12n・・・加算器、13・・・リミタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、無限インパルス応答(IIR)フィルタからなる第
    1のフィルタと、該IIRフィルタに全域通過フィルタ
    を縦続接続して群遅延特性を補償した第2のフィルタと
    、前記IIRフィルタに前記全域通過フィルタを2段縦
    続接続して過補償した群遅延特性を持つ第3のフィルタ
    を設け、前記3つのフィルタに同一のインパルスを入力
    し、各々のフィルタの主応答パルスの時間位置が等しく
    なるように前記3つのフィルタに遅延時間補償フィルタ
    を付加し、入力信号のエッジ部分を検出した信号からフ
    ィルタ切り換え制御信号を形成し、該フィルタ切り換え
    制御信号によつて、出力信号のエッジ部分より一定時間
    Tだけ前の期間には前記第1のフィルタの出力を選択し
    、前記出力信号のエッジ部分より前記Tだけ後ろの期間
    では前記第3のフィルタの出力を選択し、前記出力信号
    のエッジ部分より前記T以上はなれた期間では前記第2
    のフィルタの出力を選択して出力するように動作させる
    ことを特徴とするリンギング補償フィルタ回路。 2、特許請求の範囲第1項記載のリンギング補償フィル
    タ回路において、前記IIRフィルタと、該IIRフィ
    ルタの出力に前記第1の全域通過フィルタと前記第1の
    遅延時間補償フィルタを接続し、前記第1の全域通過フ
    ィルタの出力に第2の全域通過フィルタを接続し、前記
    第1の全域通過フィルタの出力と前記第1の遅延時間補
    償フィルタの出力とを切り換え選択する第1の切り換え
    スイッチを介して第2の遅延時間補償フィルタを接続し
    、前記第2の全域通過フィルタの出力と前記第2の遅延
    時間補償フィルタの出力とを切り換え選択する第2の切
    り換えスイッチを設け、前記フィルタ切り換え制御信号
    によつて前記第1および第2の切り換えスイッチを制御
    し、前記出力信号のエッジ部分より前記一定時間Tだけ
    前の期間には前記第1および第2の遅延時間補償フィル
    タの出力を選択し、前記出力信号のエッジ部分より前記
    Tだけ後ろの期間では前記第1および第2の全域通過フ
    ィルタの出力を選択し、前記出力信号のエッジ部分より
    前記T以上はなれた期間では前記第1の全域通過フィル
    タと前記第2の遅延時間補償フィルタの出力を選択する
    ように動作させることを特徴とするリンギング補償フィ
    ルタ回路。
JP28767788A 1988-11-16 1988-11-16 リンギング補償フイルタ回路 Pending JPH02134911A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06509923A (ja) * 1992-06-12 1994-11-02 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド テレビジョン受信機のための雑音減少装置及び方法
US6987542B2 (en) 2000-11-13 2006-01-17 Koninklijke Philips Electronics N.V. Detection and correction of asymmetric transient signals
JP2010011358A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Sharp Corp 受信装置、チューナ、およびテレビジョン受像機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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