JP2857538B2 - ゴースト除去回路 - Google Patents

ゴースト除去回路

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JP2857538B2 JP4140576A JP14057692A JP2857538B2 JP 2857538 B2 JP2857538 B2 JP 2857538B2 JP 4140576 A JP4140576 A JP 4140576A JP 14057692 A JP14057692 A JP 14057692A JP 2857538 B2 JP2857538 B2 JP 2857538B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受信信号
のゴースト除去回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のゴースト除去回路としては、一般
に、クリアビジョン普及促進協議会平成2年10月1日
発行の「クリアビジョンハンドブック」 pp.170
−178や特開昭54−108521号公報,特開平1
−284179号公報などに記載されるように、トラン
スバーサルフィルタが用いられている。かかる従来技術
によると、テレビジョン信号はゴーストキャンセル基準
信号が重畳されて送信され、受信されたテレビジョン信
号でのゴーストキャンセル基準信号(以下、受信GCR
信号という)が予め設定されている理想的な波形のゴー
ストキャンセル基準信号(以下、参照GCR信号とい
う)と比較されて受信GCR信号のゴーストによる波形
歪がこれらの誤差として検出され、この誤差が最小にな
るようにトランスバーサルフィルタの単位遅延素子や乗
算器の係数を反復制御される。これにより、受信GCR
信号の波形歪、従って、受信されたテレビジョン信号の
ゴーストによる影響がキャンセルされることになる。
【0003】また、上記の「クリアビジョンハンドブッ
ク」の特に“6.3.4 ゴースト除去回路”の項に
は、ゴースト除去回路の基本型として、近接ゴーストに
対しては非巡回型のトランスバーサルフィルタを用い、
通常ゴーストに対しては巡回型のトランスバーサルフィ
ルタを用いて夫々擬似ゴースト信号を作成し、かかる擬
似ゴースト信号でもってビデオ信号のゴーストをキヤン
セルするものが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
ては、ゴーストを含む波形歪は全て線形歪として扱われ
ている。一方、テレビジョン信号の送信電波を親局,子
局,孫局等の多中継局を経て受信する場合、このテレビ
ジョン信号にビデオ帯域の高域部分が低域部分に比べて
時間的に遅れる群遅延が生じる。そして、ビデオ帯域の
高域部分の遅延時間が、低域部分に比べ、各中継局を経
る毎に夫々の放送機での遅延時間が加算されて増加し、
テレビジョン信号の群遅延が大きくなる場合があること
が知られている。
【0005】このように群遅延が付加された状態でゴー
スト除去回路を動作させた場合、低域部分の遅延時間と
高域部分の遅延時間との差によって生ずる非線形歪のた
め、受信GCR信号とゴースト除去回路で設定されてい
る参照GCR信号との波形を一致させることができな
い。このため、これらGCR信号を比較すると、常に誤
差が得られることになり、かかる誤差が得られる状態で
巡回型トランスバーサルフィルタの単位遅延素子毎の乗
算係数が反復制御されると、これら乗算係数は正しく制
御されずに収束せず、1以上に発散してしまう場合があ
った。このように乗算係数が発散すると、少なくとも或
る周波数成分についてゴースト成分が増強されることに
なる。この結果、画面上では、この発散によって増強さ
れる周波数成分と色副搬送波成分との差ビートが発生
し、縞模様が現われることになって画質が劣化する。こ
のようなことは、実験によっても確かめられた。
【0006】本発明の目的は、かかる問題を解消し、ビ
デオ帯域の群遅延による影響を除き、ゴーストを精度良
く除去することができるようにしたゴースト除去回路を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、少なくとも巡回型のゴースト除去手段を
備えたゴースト除去回路において、該巡回型のゴースト
除去手段の発散を検出する第1の手段と、該第1の手段
が該巡回型のゴースト除去手段の発散を検出する毎に群
遅延時間補償量が切り替わる第2の手段とを設け、入力
信号を該第2の手段を通してから少なくとも該巡回型の
ゴースト除去手段でゴーストを除去するようにする。
【0008】また、本発明は、ゴーストキャンセル基準
信号が付加されている信号のゴーストを除去する巡回型
のゴースト除去手段と、該巡回型のゴースト除去手段の
出力信号の該ゴーストキャンセル基準信号と参照ゴース
トキャンセル基準信号手段が発生する参照ゴーストキャ
ンセル基準信号との誤差を検出して巡回型のゴースト除
去手段を制御する制御手段とを備えたゴースト除去回路
において、該巡回型のゴースト除去手段の発散を検出す
る第1の手段を設け、該参照ゴーストキャンセル基準信
号手段は、該第1の手段が該巡回型のゴースト除去手段
の発散を検出する毎に順次群遅延量が異なる該参照ゴー
ストキャンセル基準信号を切り替え発生するようにす
る。
【0009】
【作用】巡回型のゴースト除去手段の発散が検出されて
第2の手段での群遅延時間補償量が切り替わると、入力
信号の群遅延時間が減少し、巡回型のゴースト除去手段
での群遅延による影響が低減する。従って、巡回型のゴ
ースト除去手段の発散が検出される毎に第2の手段での
群遅延時間補償量が切り替わることにより、入力信号の
群遅延がなくなるようになり、巡回型のゴースト除去手
段が群遅延によって影響されなくなる。
【0010】また、巡回型のゴースト除去手段の発散が
検出されて参照ゴーストキャンセル基準信号に付加され
ている群遅延時間が切り替わると、巡回型のゴースト除
去手段の出力信号のゴーストキャンセル基準信号の波形
が参照ゴーストキャンセル基準信号の波形に近づくこと
になり、巡回型のゴースト除去手段での群遅延による影
響が低減する。従って、巡回型のゴースト除去手段の発
散が検出される毎に参照ゴーストキャンセル基準信号に
付加されている群遅延時間が順次切り替わることによ
り、巡回型のゴースト除去手段の出力信号のゴーストキ
ャンセル基準信号の波形が参照ゴーストキャンセル基準
信号の波形に一致するようになり、入力信号の群遅延が
巡回型のゴースト除去手段に与える影響がなくなること
になる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明によるゴースト除去回路の一実施例を
示すブロック図であって、1は入力端子、2は群遅延補
償部、3,4は群遅延高域補償回路、5は切替スイッ
チ、6は乗算係数発散検出回路、7は非巡回型トランス
バーサルフィルタ、8は加算回路、9は巡回型トランス
バーサルフィルタ、10は出力端子、11は受信GCR
信号(ゴーストキャンセル基準信号)検出回路、12は
比較回路、13は参照GCR信号発生回路である。
【0012】同図において、ここでは、ゴースト除去処
理部で、「クリアビジョンハンドブック」の特に“6.
3.4 ゴースト除去回路”の項に記載されるように、
近接ゴースト除去部として非巡回型トランスバーサルフ
ィルタ7を使用し、通常ゴースト除去部として巡回型ト
ランスバーサルフィルタ9を使用している。入力端子か
ら入力される受信ビデオ信号は、群遅延補償部2で後述
するように処理された後、非巡回型トランスバーサルフ
ィルタ7で処理され、加算回路8を介して出力端子10
から出力される。加算回路8の出力ビデオ信号は、ま
た、受信GCR信号検出回路11に供給され、このビデ
オ信号に重畳されている受信GCR信号が検出される。
この受信GCR信号は比較回路12に供給されて、参照
GCR信号発生回路13から出力される群遅延がないと
きの理想波形の参照GCR信号と波形比較され、これら
の誤差信号、即ち、受信GCR信号の波形歪が検出され
る。この検出された波形歪に応じて非巡回型トランスバ
ーサルフィルタ7,巡回型トランスバーサルフィルタ9
の乗算係数が制御される。
【0013】ここでは、非巡回型トランスバーサルフィ
ルタ7でゴーストが除去され、これによって除去できな
かった残留ゴーストと同じ擬似ゴーストが巡回型トラン
スバーサルフィルタ9で形成され、この擬似ゴーストを
非巡回型トランスバーサルフィルタ7の出力ビデオ信号
に加算することにより、出力端子にゴーストが充分除去
されたビデオ信号が得られる。
【0014】図2は図1における巡回型トランスバーサ
ルフィルタ9の一具体例を示す構成図であって、14〜
17は単位遅延素子、18〜22は乗算回路、23〜2
6は加算回路、27は入力端子、28は出力端子であ
り、6は図1に示した乗算係数発散検出回路である。
【0015】同図において、入力端子27からの入力信
号は単位遅延素子14〜17で順次単位時間ずつ遅延さ
れる。また、この入力信号は、乗算回路18で乗算係数
k1が乗算された後、加算回路23,24,25,26
により、夫々で乗算回路19で乗算係数k2が乗算され
た単位遅延素子14の出力信号,乗算回路20で乗算係
数k3が乗算された単位遅延素子15の出力信号,乗算
回路21で乗算係数k4が乗算された単位遅延素子16
の出力信号,乗算回路22で乗算係数k5が乗算された
単位遅延素子17の出力信号が加算される。これら乗算
係数k1〜k5は、上記のように、図1の比較回路12
で得られる誤差によって制御される。この結果、出力端
子28に上記の擬似ゴーストが得られ、図1の加算回路
8に供給される。
【0016】かかる巡回型トランスバーサルフィルタに
おいて、入力信号がその高域部分(例えば3.58MH
z)が低域部分(例えば1MHz)に比べて遅れたビデ
オ信号である場合、これらの遅延時間差によって非線形
歪が生じ、これにより、単位遅延素子14〜17毎の乗
算係数k1〜k5が1よりも小さい或る値に収束せず、
1以上となって発散する場合があった。一般的には、少
なくとも入力信号の或る周波数成分に対して巡回型トラ
ンスバーサルフィルタのフィードバック利得が1以上に
なれば、かかる発散が生じていることになる。乗算係数
発散検出回路6はこれら乗算係数k1〜k5を常時監視
しており、これら乗算係数の1つでも1以上になると、
発散してフィードバック利得が1以上となったと判定し
て、その検出信号を出力する。
【0017】図1における群遅延補償部2は、巡回型ト
ランスバーサルフィルタ9のかかる発散を防止するため
に、入力端子1からの入力ビデオ信号の高域部分と低域
部分との遅延時間差を補償するためのものである。
【0018】即ち、通常では、切替スイッチ5はa側に
閉じており、入力端子1から入力されたビデオ信号は直
接非巡回型トランスバーサルフィルタ7に供給される。
かかる切替スイッチ5の状態で高域部分が低域部分に比
べて遅れたビデオ信号が入力され、巡回型トランスバー
サルフィルタ9のフィードバック利得が1以上となる乗
算係数が発生すると、乗算係数発散検出回路6がこれを
検出し、切替スイッチ5をb側に切り替える。これによ
り、入力端子1からの入力ビデオ信号は群遅延高域補償
回路3で処理されて非巡回型トランスバーサルフィルタ
7に供給され、再びゴースト除去動作が行なわれる。群
遅延高域補償回路3は、図3の特性曲線Iで示すよう
に、ビデオ信号の3MHz以下の低域部分と3MHz以
上の高域部分との現状の相対的な時間関係からこの高域
部分を時間的に進めるものである。従って、高域部分が
低域部分に対して時間的に大きく遅れているときには、
この群遅延高域補償回路3によってこの遅れ時間が小さ
くなる。
【0019】この状態で乗算係数発散検出回路6が巡回
型トランスバーサルフィルタ9の乗算係数を検出し、乗
算係数が収束していれば、そのままゴースト除去動作が
続けられる。しかし、乗算係数の発散が検出された場合
には、切替スイッチ5はさらにc側に切り替えられ、入
力ビデオ信号は群遅延高域補償回路4で処理されて非巡
回型トランスバーサルフィルタ7に供給される。群遅延
高域補償回路4は図3の特性曲線IIで示すように、特性
曲線Iの場合よりもさらに低域部分に対して高域部分が
時間的に進められ、これにより、低域部分に対する高域
部分の時間的な遅れはさらに小さくなる。
【0020】図4は群遅延高域補償回路3,4の一具体
的を示す回路であって、29〜38はコンデンサ、39
〜46はコイルである。かかる回路の動作原理について
は、例えば昭和45年3月22日日本放送協会発行
「NHK技術ハンドブック3送信受信編」の“映像送信
機カラー信号補償装置”の項に詳しく説明されているの
で、ここではその説明を省略するが、図3に示した特性
曲線I,IIは構成部品29〜46の定数を適宜設定する
ことによって実現できる。
【0021】このように群遅延補償部2を用いることに
より、群遅延時間のフラット化が実現されて非線形歪が
除去可能となり、これによってゴースト除去回路の発
散、発振がなくなる。
【0022】なお、この実施例では、群遅延高域補償回
路を2個用いたが、コスト等を重視して1個用いるよう
にしてもよいし、また、性能を重視して3個以上用いる
ようにすることもできる。また、群遅延高域補償回路と
しては、半導体を利用したアクティブフィルタ、ディジ
タル技術応用したディジタルフィルタ、SAWフィルタ
などによっても実現できる。
【0023】図5は本発明によるゴースト除去回路の他
の実施例を示すブロック図であって、47は参照GCR
信号発生部、48,49,50は参照GCR信号発生回
路、51は切替スイッチであり、図1に対応する部分に
は同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0024】同図において、この実施例は、図1での群
遅延補償部2の代りに、参照GCR信号発生部47を設
けたものである。この参照GCR信号発生部47は、図
1に示した乗算係数発散検出回路6と同様の乗算係数発
散検出回路6と、異なる参照GCR信号を発生する参照
GCR信号発生回路48,49,50と、乗算係数発散
検出回路6の出力信号によって制御されて参照GCR信
号発生回路48,49,50のいずれかからの参照GC
R信号を選択する切替スイッチ51とで構成されてい
る。
【0025】ここで、参照GCR信号発生回路50は、
入力端子1からの入力ビデオ信号に群遅延がない場合に
使用する参照GCR信号を発生するものである。参照G
CR信号発生回路49,50は入力ビデオ信号に群遅延
がある場合に使用する参照GCR信号を発生するもので
あって、参照GCR信号発生回路50が発生する参照G
CR信号には、参照GCR信号発生回路49が発生する
参照GCR信号よりも大きな群遅延が含まされている。
【0026】通常、切替スイッチ51はa側に閉じてい
て、参照GCR信号発生回路50から出力される参照G
CR信号を選択しており、この参照GCR信号が比較回
路12に供給されてゴースト除去動作が行なわれてい
る。しかし、入力ビデオ信号に群遅延があって、乗算係
数発散検出回路6が巡回型トランスバーサルフィルタ9
の乗算係数が発散していることを検出すると、切替スイ
ッチ51はb側に切り替わって参照GCR信号発生回路
49から出力される参照GCR信号を選択する。この参
照GCR信号を用いてゴースト除去動作が行なわれ、こ
れによって巡回型トランスバーサルフィルタ9の乗算係
数に発散がない場合には、この状態でゴースト除去動作
が続けられる。しかし、巡回型トランスバーサルフィル
タ9の乗算係数がなお発散する場合には、切替スイッチ
51はさらにc側に切り替えられ、参照GCR信号発生
回路48からの参照GCR信号が選択されて比較回路1
2に供給される。
【0027】このようにして、この実施例では、入力ビ
デオ信号に群遅延による波形歪があっても、ゴースト除
去が可能となり、しかも、非巡回型トランスバーサルフ
ィルタ7,巡回型トランスバーサルフィルタ9によって
群遅延による波形歪も除去できる。また、図1に示した
実施例のように群遅延補償部2を用いる場合に比べ、回
路規模を大幅に縮少できるし、低コストにもなる。
【0028】なお、この実施例においては、群遅延がな
い場合の参照GCR信号発生回路50の他に2個の群遅
延がある場合の参照GCR信号発生回路を用いたが、1
個であっても、3個以上であってもよい。
【0029】図6は本発明によるゴースト除去回路のさ
らに他の実施例の要部を示すブロック図であって、52
は可変参照GCR信号発生回路であり、前出図面に対応
する部分には同一符号をつけている。
【0030】同図において、この実施例は、図5に示し
た実施例で複数の参照GCR信号発生回路と切替スイッ
チとを用いた代りに、1個の可変参照GCR信号発生回
路52を用い、さらに回路規模の縮小と低コストかとを
図ったものである。可変参照GCR信号発生回路52
は、まず最初、群遅延を持たない参照GCR信号を発生
するが、乗算係数発散検出回路6から検出信号が供給さ
れる毎に段階的に順次群遅延量が大きくなる参照GCR
信号を発生する。これにより、図5に示した実施例と同
様のゴースト除去効果が得られる。
【0031】なお、以上の各実施例では、ゴースト除去
動作の発散検出を巡回型トランスバーサルフィルタの乗
算係数を検出して判断するようにしたが、ゴースト除去
処理後の信号波形を検出して発散、発振の判断を行なう
ようにしてもよい。
【0032】また、以上の各実施例においては、非巡回
型トランスバーサルフィルタ7や巡回型トランスバーサ
ルフィルタ9等からなるゴースト除去処理部をIC化す
るに際し、高域補償回路2や参照GCR信号発生部47
を同じICに搭載することができ、高域補償回路2や参
照GCR信号発生部47を設けたことによるコストアッ
プは格別問題とはならない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力信号に群遅延があっても、ゴーストによる波形歪も
精度良く除去することができるし、さらには、この群遅
延による波形歪をも除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるゴースト除去回路の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】図1におけるトランスバーサルフィルタの一具
体例を示す構成図である。
【図3】図1における群遅延高域補償回路の特性図であ
る。
【図4】図1における群遅延高域補償回路の一具体例を
示す回路図である。
【図5】本発明によるゴースト除去回路の他の実施例を
示すブロック図である。
【図6】本発明によるゴースト除去回路のさらに他の実
施例の要部を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 群遅延補償部 3,4 群遅延高域補償回路 5 切替スイッチ 6 乗算係数発散検出回路 7 巡回型トランスバーサルフィルタ 8 加算回路 9 非巡回型トランスバーサルフィルタ 10 出力端子 11 ゴーストキャンセル参照GCR信号検出回路 12 比較回路 13 参照GCR信号発生回路 47 参照GCR信号発生部 48,49,50 参照GCR信号発生回路 51 切替スイッチ 52 可変参照GCR信号発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−11465(JP,A) 特開 平3−10469(JP,A) 特開 平4−74066(JP,A) 特開 平3−117978(JP,A) 特開 昭57−199373(JP,A) 特開 平3−253178(JP,A) 特開 平4−138777(JP,A) 特開 平2−19075(JP,A) 特開 平3−159480(JP,A) 特開 平4−108273(JP,A) 特開 平3−284066(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/21

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも巡回型のゴースト除去手段を
    備えたゴースト除去回路において、 該巡回型のゴースト除去手段の発散を検出する第1の手
    段と、 該第1の手段が該巡回型のゴースト除去手段の発散を検
    出する毎に群遅延時間補償量が切り替わる第2の手段と
    を設け、入力信号を該第2の手段を通してから少なくと
    も該巡回型のゴースト除去手段でゴーストを除去するこ
    とを特徴とするゴースト除去回路。
  2. 【請求項2】 ゴーストキャンセル基準信号が付加され
    ている信号のゴーストを除去する巡回型のゴースト除去
    手段と、該巡回型のゴースト除去手段の出力信号の該ゴ
    ーストキャンセル基準信号と参照ゴーストキャンセル基
    準信号手段が発生する参照ゴーストキャンセル基準信号
    との誤差を検出して巡回型のゴースト除去手段を制御す
    る制御手段とを備えたゴースト除去回路において、 該巡回型のゴースト除去手段の発散を検出する第1の手
    段を設け、 該参照ゴーストキャンセル基準信号手段は、該第1の手
    段が該巡回型のゴースト除去手段の発散を検出する毎に
    順次群遅延量が異なる該参照ゴーストキャンセル基準信
    号を切り替え発生することを特徴とするゴースト除去回
    路。
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