JPH02134362A - 新規セレン化合物 - Google Patents

新規セレン化合物

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JPH02134362A
JPH02134362A JP28781488A JP28781488A JPH02134362A JP H02134362 A JPH02134362 A JP H02134362A JP 28781488 A JP28781488 A JP 28781488A JP 28781488 A JP28781488 A JP 28781488A JP H02134362 A JPH02134362 A JP H02134362A
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lower alkyl
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JP28781488A
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Masanobu Suzuki
政信 鈴木
Hiroshi Kuramochi
浩 倉持
Hisao Yokumoto
久雄 浴本
Tokuji Nakatani
中谷 得二
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は抗腫瘍性、抗変異原性を有する新規なセレン化
合物及びその中間体に関する。
〔従来の技術〕
ある種のセレン化合物に抗腫瘍性あるいは、発癌抑制作
用があることは既に報告がある。
(例えば、特開昭59−20274、特開昭59−14
24)Lかし現在までに実用に至っているものは見出さ
れていない。
〔発明が解決しようとする課題〕
悪性腫瘍はその性質が千差万別であり、また抗腫瘍剤の
使用によりそれに対する耐性も出てくるため、新規な抗
腫瘍剤の開発が望まれている。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本発明者らは抗腫瘍作用を有する化合物を種々探
索した結果、 一般式(1) 〔式中 al、 R2は低級アルキル基である。
R3,R4は水素原子、または−(CHz)nN(I’
f’)zで示される了ミノアルキル基、または−(CH
2)。No(R’)2 R6・着で示される四級アンモ
ニウムイルアルキル基である。この際、R5,R6は低
級アルキル基、またはベンジル基であり、nは2または
3であり、Yは負イオンとなる原子である。〕で表わさ
れるセレン化合物およびそれら薬物的に許容される付加
塩類がすぐれた抗腫瘍性および抗変異原性を示すことを
見い出した。
本発明は上記知見に基づいて完成されたものである。
上記一般式〔1〕において、低級アルキル基としては例
えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソブチル基、
ブチル基、イソブチル基、を−ブチル基、ペンチル基な
どの01〜C5のアルキル基があげられ、又、Xの負イ
オンとなる原子としてはクロル、ブロム、−ヨウ素など
のハロケン原子があげられる。
次に本発明における代表化合物の例を(表1)に示す。
(表1) 化合物名を記す。
次に一般式[1)で示される本発明化合物の製法につき
説明する。
アルキルチオールと亜セレン酸は、式(1)で示される
反応により、ビスチオセレニド化合物トジスルフィド化
合物を生成することが知られている。
(E、p、painter、 (:’hem、1lev
、 28.179 (1941)参照。) 4R8H+H2Se0a−+R85eSR+ll5SR
+3H20・・・・・・・・・・・・(1) 本発明者らは上記反応式を応用することにより、一般式
〔1〕で示される本発明化合物を、式(2)の方法で合
成した。
[11) 十3 Hz 0 〔1〕 〔鳳〕 ・・・・・・・・・(2) (式中、R1,R2,R3,R4は前記と同じ)本反応
において、−数式〔■〕の化合物と亜セレン酸との使用
割合は後者に対し前者2〜8倍モル程度が好ましい。
溶媒は一般式〔■〕のチオール化合物と亜セレン酸がほ
ぼ均一に溶解し、且つこれらと反応しない溶媒であれば
良く、好ましくは水、メタノールなどのアルコールまた
はこれらの混合溶媒が良い。反応温度は一20℃から5
0℃の間が望ましい。
反応後、はぼ1:1の割合で生成する一般式(1)で示
される本発明化合物と、−数式(1)で示されるジスル
フィド化合物を適当な分離手段により精へし、−数式(
1)で示される本発明化合物を得た。
分離手段としては、シリカゲルによるカラムクロマトグ
ラフィーもしくは、樹脂(例えばAmberlite 
XAD −2または、5epabeads S P −
207)Kよるクロマトグラフィーが良く、場合によっ
ては再結晶法も有効な手段である。
なお、R3又はR4が−(CH2)nN (R’)2R
6・Yoで表わされる化合物の場合、 (CHz )n
 N (R’ )2で表わされる式(1)の化合物にR
’Yで示される化合物を前者に対し2倍モル以上、好ま
しくは4倍モル以下反応させることによっても得ること
ができる。
式(2)の出発物質である一般式〔n〕で示されるチオ
ール化合物は、式(3ンまたは式(4)の方法で合成す
る。
(IV) [0〕 (IVI 〔ll) [11〕 (式中、R1,R2,R3,R4は前記と同じ、Xはハ
ロゲン原子を表わす) 式(3)は、−数式〔lV)で示されるアルキルハライ
ド化合物を一般に知られているチオール合成法(例えば
、チオ尿素を用いる方法、またはチオ硫酸ナトリウムに
よる方法。)によって、−数式〔■〕で示されるチオー
ル化合物を得る方法である。
式(4)は、−数式〔1■〕で示されるアルキルハライ
ド化合物を、一般に知られているジスルフィド合成法(
好ましくは、二硫化ナトリウムを用いる方法。)により
一旦、−数式〔腸〕で示されるジスルフィド化合物とし
、さらにこれを一般に知られているジスルフィドのチオ
ールへの還元法(好ましくは、テトラヒドロフラン溶媒
中水素化ホウ素ナトリウムとメタノールを用いて加熱す
る方法。)により、−数式[11)で示されるチオール
化合物を得る方法である。
式(3)によるか式(4)によるかは、それぞれの場合
の反応性の良書、取り扱いの難易、収率などの点を考慮
して選ばれる。
一般式〔l〕で示される本発明化合物合成の際式(2)
で副生ずるジスルフィド化合物、すなわち−数式〔厖〕
の化合物は、式(4)で再利用可能である。
式(3)または式(4)の反応の出発物質である一般式
〔1■〕で示される化合物は1式(5)の方法で合成す
る。
〔V)       (Vl)        (fV
)(式中、R’、 R2,Il”、 R’、 Xは前記
と同じ)−数式(V)で示される化合物は、例えば市販
(TOKYOKASEI Co、 Ltd)ノa −り
a a イア 7チリルクロリド、またはα−ブロモイ
ソブチリルプロミドがあげられる。−数式(Vl〕で示
される化合物は、例えば市販(TOKYOKASEI 
Co。
1、ld )のN、N−ジメチルエチレンジアミン、ま
たはN、N−ジメチルアミノ−n−プロピルアミン、ま
たは28%アンモニア水があげられる。
式(5)の方法で合成される一般式(IVIの化合物は
、−数式[VDで示されるアミン化合物がジアミンの場
合、−数式〔VDで示される酸ノ・ライドと、反応せず
に残る側のアミン(通常3級アミンの側である。)のH
Cl塩(原料化合物〔v〕が酸クロリドの場合。)、ま
たはHBr塩(原料化合物(V)が酸プロミドの場合。
)として得られる。
これらの塩は、アンモニア水でアルカリ性とした後、常
法による溶媒抽出で、フリーアミンの一般式CIV)で
示される化合物として得られる。
上記のようにして得た一般式CIV)の化合物が反応性
に富む場合は、直ちに次の式(3)、式(4)の反応に
用いるのが望ましい。
(表2)、(表3)に−数式(il〕、C厘]、[IV
’)で示される中間体の代表例を示す。
次K、−数式〔1〕で示される本発明化合物、および−
数式(Il〕、(Il〕、(IV)で示される中間化合
物の性状および物理データを(表4)に示す。
(表4) 化合物% 本発明化合物は、後記の如く抗腫瘍剤として期待される
ものである。この場合の製剤化および投与方法は従来公
知の種々の方法が適用できる。すなわち、投与方法とし
ては注射、経口、直腸投与などが可能である。製剤形態
としては注射剤、粉末剤、顆粒剤、錠剤、座薬などの形
態がとり得る。
製剤化の際にはセレン化合物に悪影響を与えない限り、
医薬用に用いられる種々の補助剤、すなわち、担体やそ
の他の助剤、例えば安定剤、防腐剤、無痛化剤、乳化剤
等が必要に応じて使用されうる。
製剤において、セレン化合物の含量は製剤形態等により
広範囲に変えることが可能であり、一般にはセレン化合
物を0.01〜100%(重量)、好ましくはO,1〜
70%(重量)含有し、残りは通常医薬用に使用される
担体その他の補助剤からなる。
本発明化合物の1日当りの投与量は、基礎薬効実験から
、経口的には、0.01■〜lO■/ kg好ましくは
O1〜2mg/′kg、注射剤としては0.01〜5■
/ kg好ましくは01〜1■/靭、坐剤では0.01
■〜10暉/kg好ましくは0.1〜2 ll1g/′
kgが望ましい。
〔作 用〕
次に本発明化合物の抗腫瘍性、抗変異原性を実験例で示
す。
1)各種癌細胞に対する本発明化合物の増殖阻害活性 〔実験方法〕 種々濃度の本発明化合物とともに各種癌細胞を培養し、
増殖を50%阻害する沈要する薬物濃度(ICso)を
求めた。
〔実験結果〕
表5に示す。
(表6 2)エーリッヒ腹水腫瘍に対する抗腫瘍性〔実験方法〕 5週令のICRマウス唾)を用い、腹腔内にエーリッヒ
腹水腫瘍(Ehl ich carcinoma )約
106細胞/ 0.2 mlを接種し、翌日から1日1
回、5日間薬剤を腹腔内に投与した。薬物無処置群は生
理食塩液を同様に投与した。投与後の観察期間を60日
とし、薬物処置群及び無処置群の平均生存日数(それぞ
れT、C)から、T/’Cパーセント(T/CX100
)を求めた。
又、試験化合物を投与した担癌マウスが毒性死する四散
から50%致死量(LDso)を求めた。
〔実験結果〕
表6に示す。表中、投与重量(■)はセレン単体として
の重量に換算した量である。
3)マウス肝癌MH134に対する抗腫瘍性〔実験方法
〕 6週令のC3H/Heマウス唾)を用い、腹腔内に一7
ウス肝癌(Mouse hepatoma ) ME−
1134約106細%j 、/ 0.2 mlを接種し
、翌日から1日1回、5日間薬剤を腹腔内に投与した。
薬物無処置群は生理食塩液を同様に投与した。投与後の
観察期間を60日とし、薬物処置群及び無処置群の平均
生存日数(それぞれT、(” )から、T/Cパーセン
ト(T/CX100)を求めた。
又、試験化合物を投与した担癌マウスが毒性死する四散
から50%致死量(LD5o)を求めた。
〔実験結果〕
表7に示す。表中、投与重量(暉)はセレン単体として
の重量に換算した量である。
(表7 4)微生物を用いる抗変異原性試験 〔実験方法〕 フレームシフト型の復帰変異株3a1monellaT
yphimur+um TA 98、塩基対置換型の復
帰変異株3a1monella Typhimuriu
m TA 100の2菌株を用い、変異原物質をAF−
2:2−(2−FurVl)−3−(5−n1tro 
−’l −furyl ) acrylamideおよ
びB (α) P : Benzo −(α)−pyr
eneの2種を用いた。
この試験の原理と方法を以下に述べる。ヒスチジン要求
性であるSalmonlla Typhimurium
 TA98、TA 100変異株は変異原物質の存在に
より突然変異を起こし、ヒス千ジン非要求性の野性様に
復帰する。この現像を利用し、ヒスチジンを含まない寒
天培地上で種々の濃度の被験物質を変異原物質と共に菌
に加え、一定時間培養した後、生育するコロニー数をカ
ウントし、被験物質の突然変異の阻害の有無を検討した
被験物質は化合物%(1−2)SSEA塩酸塩である。
〔実験結果〕 表8、表9に示す。
変異原コントロールのコロニー数に対f る割合が75
%以下の場合に抗変異原性ありと判断すると、被験物質
5SEA塩酸塩は、TA98についてはB(Ql)Pお
よびAF−2の両者に、TA 100についてはB(α
)Pに対し添加量に比例して抗変異原性を示した。
〔効 果〕
本発明化合物は、腹水癌、肝癌などの悪性腫瘍に対し抗
腫瘍活性を有している。また抗変異原性も有しており、
抗腫瘍剤として期待される。
次に実施例により本発明化合物の製法を具体的に述べる
実施例1)  SSI3Am(1−1)(7)合成SH
BAm (it −1)、2,985 g (25mm
ol )をメタノール100m1に溶解し、25℃でか
きまぜながら亜セレン酸0.806 g (6,25m
mof )の水10m1溶液を滴下する。2時間反応後
、溶媒を減圧下留去し、白色粉末3.54 gをSSB
Am (1−1)とS2BAm(1−1)の混合物とし
て得る。これを適量の90%メタノールに溶解し、続い
て減圧下、徐々に濃縮し、溶解性の低いSSBAm (
1−1)を析出させる。
溶解性の高いS2BAm (1−1)は溶液中に残る。
これを数回くり返すことによりSSBAm(1−1)l
、827g(収率92.7%亜セレン酸より)を得る。
実施例2)  5SEA(]−2)の合成52EA(1
−2) 3,322 g (8,77mmol )およ
び水素化ホウ素ナトリウム0.836g(22,1mm
ol)をテトラヒドロフラン35m1に溶解し、これを
加熱還流する。これにメタノール3.5 mlを30分
で徐々に加える。さらに2時間反応後、放冷し室温にも
どす。この後、IN−塩酸18mtを少量ずつ加える。
さらに6Ni!(!1112m1を加えた後、70℃に
加熱して4時間反応後加熱を停止し放冷する。減圧下濃
縮して粘稠油状物の粗5HEA (II=2)塩酸塩6
.2 g (NaC1塩を含む)を得る。
粗5HEA (ll−2)塩酸塩6.2gを、水40m
1に溶解し、かきまぜながらこれに亜セレン酸0.54
6g(4,23mmol )の水14m1溶液を徐々に
滴下し、2.5時間後反応を終了する。反応液のシリカ
ゲル薄層クロマトグラフィー(展開液;アンモニア水飽
和クロロホルム:メタノール=9:1)により5SEA
(1−2)および52EA (1−2)がほぼl:lの
比で生成しているのを確かめる。
(l(f値は5SEAが0.41.52EAは0.33
である。)この後、反応液に食塩を加えて飽和とした後
、Amberlite XAD −2に通し、反応混合
物を吸着させる。続いて、食塩濃度を8%から徐々に下
げ、脱着さセることによりクロマトグラフィーな行ない
5SEA塩酸塩と52EA塩酸塩を分離する。
または、この反応液を28%アンモニア水でアルカリ性
とした後、クロロホルムで数回抽出し、無水Naz S
 04で脱水後、溶媒を除いて5SEA (i2 )、
52EA(1−2)のほぼ1:1混合物を油状物として
得、これをシリカゲルカラムクロマトグラフィ(展開液
ニアンモニア水飽和クロロホルム:メタノール−15:
l〜5:1)により分離し、5SEA(1−2)を得る
5SEA(1−2)の単離収率は、いずれの方法でも7
0〜95%となる。
5SPA (1−3)の場合も同様に合成し精製する。
単離収率は70〜95%である。
実施例3)  5SEAb (1−4)の合成5SEA
(+−2)塩酸塩635mg(1,197mmol )
を水10m1に溶解し、食塩を加えて飽和とする。
これに14%アンモニア水5 mlを加えてアルカリ性
とした後クロロホルムで抽出(2回、50m1.25 
ml ) L、クロロホルム層を無水Na2804で脱
水する。次にこれをろ過し減圧下クロロホルムを留去し
、油状の5SEA(1−2’)を得る。
この5SEAをメタノールl0m1に溶解し、塩化ベン
ジル760■(6,0mmol )を加えて、かきまぜ
ながら50℃に加温し、8時間反応後、放冷した後減圧
下濃縮してメタノールを留去する。残留物に水20 m
t、クロロホルム20m1を加えてふりまぜる。朴直後
クロロホルム層を除き、水層を濃縮して、粗5SEAb
 1.0 gを得る。これをAmbertiteXAD
−2による吸着クロマトグラフィーにて精製し、5SE
Ab (1−4、)、660■(収率77.6%)を得
る。
実施例4)  SHBAm(1t−1)ノ合成S2BA
m(1−1) 5.57 g (0,0236mol 
)にテトラヒドロフラン230I111を加え、さらに
水素化ホウ素ナトリウム2.67g(0,0706mo
l)を加えて、加熱還流し、この混合溶液にメタノール
23m1を15時間かけて徐々に加える。さらに1.5
時間加熱還流後、放冷して室温にもどす。
次にIN塩酸80m1を加えてかきまぜる。30分後、
反応溶液を食塩で飽和とした後、酢酸エチルで3回抽出
する。酢酸エチル抽出液をあつめて無水Naz S 0
4で脱水後、ろ過し減圧下濃縮する。残分なシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(径3.6cmx高さ20 
cm 、展開液:酢酸工千ル:石油ニーfル= 3 :
 2 )に付し、5HBArn (11−1)を3.0
09g(収率53.6%)得る。
実施例5)  5IIPA (II −3)の合成52
PA(II−3)6.083g (0,01496mo
l )をテトラヒドロフラン60m1に溶かし、水素化
ホウ素ナトリウム1.478g(0,0390mol)
を加えて加熱還流する。これにメタノール6 mlを2
.5時間で徐々に加える。さらに0.5時間反応後、放
冷して室温にもどす。これにかきまぜながらIN塩酸3
0m1を加える。さらに6N塩酸45m1を加えて一夜
かきまぜる。次にこの酸性水層をクロロホルムと共にふ
りまぜて分離したクロロホルム層を除く。酸性水層をA
mberlite XAD −2(約100m1)に通
し、吸着した5HPA−塩酸塩を水で溶出させる。
5IIPA画分をあつめて減圧下濃縮する。残分をエタ
ノール抽出し、エタノールに不溶の食塩をろ別して除く
。エタノール抽出液を減圧下濃縮して5HPA (II
 −3)塩酸塩7.092g(収率98%)を得る。
実施例6)  52EA(1−2)の合成硫化ナトリウ
ム(Na2s−90aO) 13.217 g(0,0
55mol )および硫黄(S)1.764g(005
5m0+ )を95%エタノール中で加熱還流する。2
季 時間反応後、この溶液に5BEA(IV−2) 26 
g(0,11mol )のエタノール100m1溶液を
加える。
70℃で30分反応後、加熱を止め、室温でさらに一夜
かきまぜる。終了後、減圧下濃縮し、残分に水100m
1を加えて溶解し、さらに28%アンモニア水20m1
を加えた後、クロロホルム120m1で2回抽出する。
クロロホルム層を無水Na2SO4で脱水後ろ過し、減
圧下濃縮して粗52EA 24 gを得る。これを6N
−塩酸で酸性化後、Amber!1teXAD−2(6
00ml )のカラムに吸着させ水で徐々に溶出してク
ロマトグラフィーを行なう。
52EA塩酸塩の画分をあつめて減圧下濃縮し、これを
さらに28%アンモニア水にてアルカリ化後クロロホル
ム抽出する。クロロホルム層を無水Na2 SO4で脱
水し、ろ過後減圧下濃縮して、52EA(ll−2)2
0.477g(収率99.7%)を得る。
実施例7)  Sf313Am (IV −1)の合成
28%アンモニア水somtを一20’Cに冷却しかき
まぜなから2−プロモーイソ−ブチリルプロミド12.
758g(0,0555mol)の無水ジクロロメタン
50m1溶液を、50分で徐々に滴下する。
滴下終了後、室温にもどし、酢酸エチルを加えてふりま
ぜる。有機層を分離し、無水Naz SO4で脱水する
。残りのアルカリ水層を再び酢酸エチル抽出し、酢酸エ
チル層を無水Naz SO4で脱水する。脱水剤をろ別
後、有機層をあわせて減圧下a縮してS[1BArn(
fV −1) 9.576 g (粗収率104%)を
得る。
実施例8)  5BEA(IV−2)の合成N、N−ジ
メチルエチレンジアミン9.707g(0,11mol
 )を無水ジクooメタン60mtに溶解し、0℃に冷
却した後、2−プロモーイソーフチリルブロミド25.
317 g (0,11mol )ノ無水ジクr:io
メタン601711溶液をかきまぜながら45分で徐々
に滴下する。さらに1時間反応後、反応液を室温にもど
す。室温で2.5時間反応後、減圧下濃縮して粗生成物
5BEA(IV−2)をHBr塩として得る。
5BEA・HBr塩をクロロホルム100ffllに溶
解し14%アンモニア水150m1を加えてかきまぜた
後、クロロホルム層を分離し、無水Na2 S04で脱
水後、ろ過して減圧下濃縮することにより、5BEA(
IV−2) 27.6 g (粗収率106%)を得る

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 〔式中、R^1、R^2は低級アルキル基である。 R^3、R^4は水素原子、または−(CH_2)_n
    N(R^5)_2で示されるアミノアルキル基、または
    −(CH_2)_nN^■(R^5)_2R^6・Y^
    ■で示される四級アンモニウムアルキル基である。この
    際、R^5、R^6は低級アルキル基、またはベンジル
    基であり、nは2または3であり、Yは負イオンとなる
    原子である。〕 で表わされるセレン化合物およびそれらの薬物的に許容
    される付加塩類。
  2. (2)一般式〔II〕、〔III〕および〔IV〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔III〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔IV〕 〔式中、R^1、R^2は低級アルキル基である。 R^3、R^4は水素原子、または−(CH_2)_n
    N(R^5)_2で示されるアミノアルキル基、この際
    R^5は低級アルキル基であり、nは2または3である
    。 Xはハロゲン原子である。〕 で表わされる一般式〔 I 〕の合成中間化合物。 およびそれらの付加塩類。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
MD4014C2 (ro) * 2009-04-23 2010-09-30 Татьяна ГУЦУЛ Complecşi polioxometalaţi cu activitate antitumorală

Cited By (1)

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MD4014C2 (ro) * 2009-04-23 2010-09-30 Татьяна ГУЦУЛ Complecşi polioxometalaţi cu activitate antitumorală

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