JPH0213435B2 - - Google Patents

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JPH0213435B2
JPH0213435B2 JP61009483A JP948386A JPH0213435B2 JP H0213435 B2 JPH0213435 B2 JP H0213435B2 JP 61009483 A JP61009483 A JP 61009483A JP 948386 A JP948386 A JP 948386A JP H0213435 B2 JPH0213435 B2 JP H0213435B2
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JP
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ribbon cable
clamp
blade
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Takao Oohashi
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KURIEITO SHISUTEMU KK
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KURIEITO SHISUTEMU KK
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Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、リボンケーブルの所定箇所を切断
し、切断された端部に圧接端子を取付けるリボン
ケーブル処理装置に関する。
「従来技術およびその問題点」 第19図に示すように、リボンケーブル11は
複数の電線12が互いに平行に、かつ、平坦な状
態で接合されてできている。そして、リボンケー
ブル11の処理に際しては、所定長さで切断した
後、各電線12の端部12aを互いに分離させる
ようにしている。さらに、分離された電線12の
端部には、例えば圧接端子13が装着される。圧
接端子13は、各電線12の端部12aがそれぞ
れ嵌合する取付け溝14を有し、図示しない圧接
機により端部12aを取付け溝14内に打ち込む
ことにより、圧接端子13が取付けられるように
なつている。
従来、上記のようなリボンケーブル11の処理
に際しては、リボンケーブル11を切断機により
切断し、切断された電線端部12aを整列手段に
より拡開させて平行に保持し、電線端部12aを
圧接機により圧接端子13内に打ち込むようにし
た装置が使用されていた。また、整列手段として
は、所定間隔をおいて平行に突設された複数のピ
ンなどが使用されており、ピンを各電線端部12
aの間に挿入して端部12aを拡開させるように
していた。
しかしながら、上記従来の処理装置では、リボ
ンケーブル11を切断した後に、電線端部12a
に複数のピンからなる整列手段を押し込んで拡開
させるようにしていたので、端部12aが先端部
に向けて放射状に広がつてしまい、各端部12a
の位置と圧接端子13の取付け溝14の位置が合
わず、装着ミスが生じることが多かつた。
「発明の目的」 本発明の目的は、リボンケーブルの分離された
端部を互いに平行に拡開させて整列させることに
より、各端部が圧接端子の取付け溝内に正確に打
ち込まれるようにしたリボンケーブル処理装置を
提供することにある。
「発明の構成」 本発明によるリボンケーブル処理装置は、 リボンケーブルの供給経路において導入部に配
置され、リボンケーブルの各電線間に進退自在に
挿入される複数の刃を有するスリツターと、 リボンケーブルの供給経路に沿つて所定間隔を
おいて対向配置され、端縁部から放射状に伸びた
後互いに平行となる複数のくし歯状スリツトを有
し、リボンケーブルの各電線に対して交差する方
向から進退自在に挿入される一対の整列刃と、 これらの整列刃の内側でリボンケーブルの供給
側及び送出側に配置され、リボンケーブルの各電
線を開閉自在にクランプすると共に、リボンケー
ブルの供給経路に沿つて移動可能な前方クランプ
及びセンタクランプと、 この前方クランプ及びセンタクランプのさらに
内側に配置され、リボンケーブルを切断して2つ
に分離する切断刃と、切断された端部の一方又は
両方の各電線の端末を圧接端子に打ち込む圧接刃
とを有する切断・圧接機と、 リボンケーブルの供給経路に沿つて移動可能に
配置され、前記前方クランプからリボンケーブル
の端部を受け取り、リボンケーブルを所定長さ引
き出す後方クランプとを備えていることを特徴と
する。
したがつて、後方クランプが前方クランプから
リボンケーブルの端部を受取り、リボンケーブル
の供給経路に沿つて後退することにより、リボン
ケーブルが所定長さ引き出される。このとき、ス
リツターの刃がリボンケーブルの各電線間に進退
自在に挿入され、リボンケーブルの所定箇所にお
ける各電線を互いに分離する。リボンケーブルの
各電線が分離された部分において、一対の整列刃
が各電線に対して交差する方向から進退自在に挿
入される。各電線は、整列刃の対応するくし歯状
スリツトに挿入されて所定間隔に拡開され、一対
の整列刃の間で平行に整列する。また、それと共
に前方クランプ及びセンタクランプが各整列刃の
内側で各電線をクランプし、各電線の整列状態を
固定する。そして、切断・圧接機の切断刃によつ
て前方クランプ及びセンタクランプの間でリボン
ケーブルが切断される。次に、前方クランプ及び
センタクランプがリボンケーブルの供給経路に沿
つて移動し、切断されたリボンケーブルの端部を
位置合わせする。さらに、切断・圧接機の圧接刃
により、切断された端部の一方又は両方の各電線
の端末が圧接端子に打ち込まれる。その後、セン
タクランプ及び後方クランプがリボンケーブルを
開放し、切断されて2つに別れたうちの送出側の
リボンケーブルが取出される。また、後方クラン
プは、前方クランプの手前まで移動して、前方ク
ランプからリボンケーブルの端部を受取り、再び
後方に移動してリボンケーブルを所定長さ引き出
す。以上の操作を繰り返すことにより、リボンケ
ーブルにスリツトを入れ、各電線を拡開して整列
し、リボンケーブルを切断し、切断された端部に
圧接端子を取付けるという一連の工程を自動的に
作業性良く行なつて、リボンケーブルの端部に圧
接端子を取付けた加工品を効率的に製造すること
ができる。この場合、一対の整列刃で電線を拡
開、整列させ、さらに前方クランプ及びセンタク
ランプで整列状態を固定し、その状態で切断、圧
接を行なうので、各電線の端部が位置ずれするこ
となく、圧接端子の取付け溝内に正確に打ち込ま
れ、不良品の発生が少なくなり、歩留まりを向上
させることができる。
「発明の実施例」 第1図には、本発明を実施したリボンケーブル
処理装置の全体が模式的に示されている。
リボンケーブル11は、図において右方向から
導入される。Aはスリツターであり、リボンケー
ブル11の整列・圧接箇所に相当する部分に所定
長さのスリツトを入れ、電線12を相互に分離す
るものである。Bは第1の整列刃であり、スリツ
ターAにより分離された電線12部分に押し込ま
れ、各電線12を所定間隔で拡開させるものであ
る。Cは前方クランプであり、第1の整列刃Bの
内側をクランプする。Dは第1の圧接機であり、
切断されたリボンケーブル11の一方の端部に圧
接端子を装着する。Eは切断機であり、リボンケ
ーブル11の所定箇所を切断する。Fは第2の圧
接機であり、切断されたリボンケーブル11の他
方の電線に圧接端子を装着する。Gはセンタクラ
ンプ、Hは第2の整列刃であり、センタクランプ
Gは整列刃Hの内側をクランプする。Iは後方ク
ランプであり、リボンケーブル11を測長して所
定長さ引きだすものである。そして、第1の整列
刃Bと前方クランプCはユニツト化され、図中矢
印Jで示す如く移動する。また、センタクランプ
Gと第2の整列刃Hもユニツト化され、図中矢印
Kで示す如く移動する。さらに、後方クランプI
は図中矢印Lで示す如く移動する。
第2図には、この処理装置におけるスリツター
Aの構造が示されている。すなわち、基台21上
にリボンケーブル導入台22が設置されており、
導入台22上面にはリボンケーブルを位置決めす
るガイド23が設けられている。導入台22より
2本のガイド棒24,24が立設されており、そ
れらの上端部にエアシリンダ25が取付けられる
と共に、ガイド棒24,24に沿つて可動ブロツ
ク26が昇降可能に装着されている。そして、エ
アシリンダ25のピストンロツドは可動ブロツク
26に連結され、エアシリンダ25の作動により
可動ブロツク26が昇降する。可動ブロツク26
の下部にはスリツト形成刃27が装着されてい
る。スリツト形成刃27は、複数枚の刃が所定間
隔をおいて平行に取付けられており、リボンケー
ブル11の各電線12の間にスリツトを形成して
電線12を分離するようになつている。なお、リ
ボンケーブル11の切断・圧接箇所に対応する部
分に所定長さのスリツトが形成されるように、リ
ボンケーブル11の送り量に応じてエアシリンダ
25が作動するように調整されている。
第3図には、この処理装置における第1の整列
刃Bと前方クランプCの構造が示されている。す
なわち、レール31に沿つて移動可能に支持され
たスライダー32に支持板33が延設されてお
り、この支持板33に第1の整列刃Bと前方クラ
ンプCが設置されている。第1の整列刃Bは、軸
34と共に回動するアーム35に取付けられてい
る。また、前方クランプCは、軸36に固着され
た偏心ローラからなり、この偏心ローラと板37
との間にリボンケーブル11が挿通され、偏心ロ
ーラの回転により板37との間にリボンケーブル
11をクランプするようになつている。軸34,
36の回動は、エアシリンダ38により同時に行
なわれる。すなわち、エアシリンダ38は支持板
33に取付けられ、そのピストンロツド39にリ
ンク40,41,42が連結されていて、リンク
40,41,42を動かして軸34,36の同時
に回動させる。そして、軸34と共にアーム35
が回動し、第1の整列刃Bがリボンケーブル11
に押し込まれると、それとほぼ同時に軸36が回
動して前方クランプCによりクランプがなされ
る。なお、43は主クランプであり、スライダー
32に設置されたエアシリンダ44の作動により
リンク45を介して回動し、リボンケーブル11
をしつかりとクランプするようになつている。4
6はリボンケーブル11を正確に位置決めするガ
イドである。
第4図および第5図には、整列刃Bの詳細な構
成が示されている。すなわち、整列刃Bは、下縁
部から放射状に伸びた後互いに平行となる複数の
くし歯状スリツト47を有し、かつ、下縁部から
離れるにしたがつて肉厚となるテーパ部48が設
けられている。したがつて、整列刃Bをリボンケ
ーブル11の端部に押し込むことにより、リボン
ケーブル11の各電線12が整列刃Bのスリツト
47内にそれぞれ挿入され、互いに拡開された状
態で平行に整列される。
第6図および第7図には、この処理装置におけ
る第1の圧接機D、切断機E、第2の圧接機Fの
構造が示されている。この実施例においては、こ
れらの装置は一体にユニツト化されている。すな
わち、基台51上にガイド棒52,52が立設さ
れ、このガイド棒52,52に上方可動ブロツク
53が昇降可能に取付けられている。ガイド棒5
2,52の上部背面側には支持板54を介してエ
アシリンダ55が取付けられており、エアシリン
ダ55のピストンロツド56先端には、リンク5
7,58の一端が枢着されており、リンク57,
58はY字状に開いて、リンク57の他端はガイ
ド棒52の上端部に取付けられた固定板59に枢
着され、リンク58の他端は上方可動ブロツク5
3に枢着されている。したがつて、エアシリンダ
55の作動により、上方可動ブロツク53が昇降
するようになつている。また、ガイド棒52,5
2には下方可動ブロツク60が昇降可能に取付け
られており、下方可動ブロツク60は、基台51
に取付けられたエアシリンダ61の作動で昇降動
作する。上方可動ブロツク53の両側には、第1
の圧接機D、第2の圧接機Fの圧接刃62,63
が設けられている。この圧接刃62,63に対応
して下方可動ブロツク60には圧接端子載置台6
4,65が設置されている。圧接端子載置台6
4,65にはレールを通して背面側から圧接端子
が順次供給されるようになつている。この場合、
各圧接端子載置台64,65には押えレバー6
6,67が取付けられており、押えレバー66,
67は圧接端子を位置決めした状態でしつかりと
保持する。そして、圧接刃62,63が上方可動
ブロツク53と共に下降し、圧接端子載置台6
4,65が下方可動ブロツク60と共に上昇して
端子打込みがなされるとき、押えレバー66,6
7はカム機構により圧接刃62,63が当たらな
い位置まで回動して外れるようになつている。上
方可動ブロツク53には切断機Eの上刃68が取
付けられ、下方可動ブロツク60には切断機Eの
下刃69が取付けられている。また、上刃68
は、ガイド棒70,71に案内されて上方可動ブ
ロツク53に対して相対的に上下動可能に取付け
られている。さらに、上方可動ブロツク53には
エアシリンダ72が装着されており、エアシリン
ダ72の作動により上刃68は下方可動ブロツク
60に支持された状態からさらに上下動するよう
になつている。したがつて、上方可動ブロツク6
0をある程度下降させた状態でエアシリンダ72
を作動させて上刃68をさらに下降させ、それと
同時にエアシリンダ61を作動させて下方可動ブ
ロツク60と共に下刃69を上昇させることによ
り、上刃68と下刃69とが摺接して切断がなさ
れるようになつている。
第8図には、この処理装置におけるセンタクラ
ンプG、第2の整列刃Hの構造が示されている。
すなわち、レール81に沿つて移動可能にスライ
ダ82が支持されており、センタクランプGはこ
のスライダ82に軸83,84を介して回動可能
に取付けられた一対のつかみレバー85,86か
らなつている。そして、つかみレバー85,86
の先端部がセンタクランプGのクランプ部となつ
ている。さらに、一方のつかみレバー85の先端
部よりやや基部寄りに整列刃Hが取付けられてお
り、これに対応して他方のつかみレバー86の内
側には第2の整列刃Hが挿入される凹部87が設
けられている。また、スライダ82にはエアシリ
ンダ88が取付けられており、そのピストンロツ
ド89はリンク90,91の一端に枢着されてい
る。リンク90,91の他端はつかみレバー8
5,86の後端部にそれぞれ枢着されている。し
たがつて、エアシリンダ88の作動により一対の
つかみレバー85,86が開閉動作し、閉じると
きに第2の整列刃Hがリボンケーブル11の電線
12間に嵌入して電線12を拡開させ、それと共
にクランプGによるクランプがなされる。なお、
第2の整列刃Hは、第4図および第5図に示した
第1の整列刃Bと同様な構造をなしている。
第9図には、この処理装置における後方クラン
プIの構造が示されている。すなわち、レール9
1にスライダ92が移動可能に支持されており、
スライダ92には補助レール93が取付けられ、
さらに補助レール93にはクランプ台94が移動
可能に支持されている。後方クランプIは、この
クランプ台94に軸95,96を介して回動可能
に取付けられた一対のつかみレバー97,98か
らなつている。そして、つかみレバー97,98
の先端部が後方クランプIのクランプ部となつて
いる。また、クランプ台94にはエアシリンダ9
9が取付けられており、そのピストンロツド10
0はリンク101,102の一端に枢着されてい
る。リンク101,102の他端はつかみレバー
97,98の後端部にそれぞれ枢着されている。
したがつて、エアシリンダ99の作動により一対
のつかみレバー97,98が開閉動作し、クラン
プIによるクランプがなされる。なお、一方のつ
かみレバー97にはエアシリンダ103が取付け
られ、エアシリンダ103のピストンロツドには
排出レバー104が取付けられている。エアシリ
ンダ103は、つかみレバー97,98が開くと
きに作動し、排出レバー104を押出して、リボ
ンケーブル11をクランプIから取外すものであ
る。なお、図中、105は補助レール93に取付
けられた前方ストツパ、106はレール91に取
付けられた前方ストツパ、107はシヨツクアブ
ゾーバである。また、レール91には、スライダ
92より後方に、測長器108がレール91に沿
つて移動可能に取付けられている。測長器108
は、後方ストツパ109とシヨツクアブゾーバ1
10とを有し、ロツクレバー111によりレール
91の任意の箇所に固定可能となつている。さら
に、測長器108にはリミツトスイツチ112が
取付けられ、スライダ92が後方ストツパ109
に当接したときにそれを検知して駆動装置に信号
を送るようになつている。また、レール91には
スケール113が添設されており、求めるリボン
ケーブルの長さに応じて測長器108の位置を決
定し、測長操作がしやすいようになつている。
第10図には、前述したセンタクランプGおよ
び後方クランプIの駆動装置が示されている。こ
れらの駆動装置は、第8図におけるレール81、
第9図におけるレール91の背面側に取付けられ
ている。すなわち、ロツド121の先端には第8
図におけるスライダ82が連結されており、した
がつてセンタクランプGはロツド121の軸方向
移動によつて移動する。また、スライダ92はレ
ール91に沿つて移動し、スライダ92には補助
レール93が取付けられ、補助レール93にはク
ランプ台94が移動可能に支持されている。後方
クランプIはクランプ台94に搭載されている。
まず、センタクランプGはエアシリンダ122に
より可動ブロツク123を移動させ、それに伴な
つてロツド121を軸方向移動させることにより
第1動作の移動がなされる、また、可動ブロツク
123にはハウジング124を介してエアシリン
ダ125が取付けられ、エアシリンダ125の作
動によりロツド121は可動ブロツク123に対
してもさらに相対的に軸方向移動し、これにより
センタクランプGの第2動作の移動がなされる。
一方、クランプ台94には、ロツド121に摺動
可能に取付けられたロツクアツプ装置126が装
着されている。また、スライダ92にはエアシリ
ンダ127が連結され、エアシリンダ127の作
動によりスライダ92はレール91に沿つて移動
する。これにより、スライダ92に補助レール9
3を介して搭載されたクランプ台94が移動し、
後方クランプIの第1動作がなされる。このと
き、ロツクアツプ装置126は、ロツクを解除さ
れており、ロツド121に沿つて摺動する。そし
て、前述したエアシリンダ125を作動させると
き、ロツクアツプ装置126をロツクさせると、
ロツド121の軸方向移動に伴なつてクランプ台
94が補助レール93上を移動し、それにより後
方クランプIの第2動作の移動がなされる。この
ように、センタクランプGおよび後方クランプI
の第2動作の移動は、ロツクアツプ装置126の
ロツクによる一体的な移動となる。したがつて、
両者の移動時期および移動量を正確に一致させる
ことができる。なお、ロツクアツプ装置126と
しては、例えばロツクアツプリングを用いた公知
のものが使用できる。
次に、第11図ないし第18図を併せて参照し
ながら、このリボンケーブル処理装置の作動につ
いて説明する。
第11図に示すように、前方クランプCは、リ
ボンケーブル11を保持した状態で図中矢印a方
向に移動し、リボンケーブル11の先端部を後方
クランプIの位置まで持つていく。
第12図に示すように、後方クランプIはリボ
ンケーブル11の先端部を把持し、前方クランプ
Cはリボンケーブル11を離して元の位置に復帰
する。後方クランプIは、図中矢印b方向に移動
し、リボンケーブル11を所定の長さ引出す。こ
の長さは、第9図に示した測長器108により自
由に調整できる。後方クランプIの移動に併な
い、スリツターAが図中矢印cで示す如く上下動
し、リボンケーブル11の切断・圧接箇所に対応
する部分の電線12を互いに分離する。
第13図に示すように、後方クランプIの移動
が終つたとき、少なくとも第1の整列刃Bと第2
の整列刃Hとの間は、スリツターAによる電線1
2が分離された部分となつている。この状態で、
第1の整列刃Bをリボンケーブルに押し込むと同
時にその内側を前方クランプCで保持する。ま
た、第2の整列刃Hをリボンケーブル11に押し
込むと同時にその内側をセンタクランプGで保持
する。整列刃B,Hにより、その間の各電線12
は、互いに拡開され、平行に整列される。そし
て、その整列状態は、前方クランプCおよびセン
タクランプGにより固定される。
第14図に示すように、リボンケーブル11の
拡開され整列された電線12の中間部が切断機E
により切断される。その後、前方クランプCが図
中矢印d方向に移動し、センタクランプGが図中
矢印e方向に移動し、後方クランプIが図中矢印
f方向に移動する。なお、このときセンタクラン
プGと後方クランプIの移動は、第10図に示し
たロツクアツプ装置126をロツクした状態でエ
アシリンダ125によつてなされ、両者の移動時
期および移動量が正確に一致される。したがつ
て、センタクランプGと後方クランプIの間に保
持されたリボンケーブル11がたるんで曲がつた
り、あるいは無理な張力により切断されたりする
ことはない。
第15図に示すように、リボンケーブル11の
切断された端部が第1の圧接機Dおよび第2の圧
接機Fの位置にくると、各クランプC,G,Iの
移動が停止する。このとき、リボンケーブル11
の拡開された電線12は、前方クランプCおよび
センタクランプGにより整列状態を固定されてい
るため、各電線12の端部12aが圧接端子13
の取付け溝14に正確に一致される。
第16図に示すように、第1の圧接機Dおよび
第2の圧接機Fが作動して、圧接端子13の取付
け溝14内に、リボンケーブル11の電線12の
各端部12aが打ち込まれ、圧接端子13の装着
がなされる。打ち込みが終了すると、第17図に
示すように、圧接機D,Fは元の位置に復帰す
る。
第18図に示すように、前方クランプCおよび
センタクランプGによるクランプが開放され、さ
らに後方クランプIが開いて後方のリボンケーブ
ル11を排出する。このとき、第9図に示した排
出レバー104が作動する。
以上の工程を繰り返すことにより、リボンケー
ブル11を所定長さに切断し、その切断端部に圧
接端子を装着した線材を、連続的に製造すること
ができる。
なお、上記の実施例において、圧接機D,Fを
いずれか一方のみとし、切断機Eにストリツプ刃
も併設して、リボンケーブル11の一方の端部は
圧接端子を装着し、他方の端部は被覆を剥がした
状態とすることも可能である。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、リボン
ケーブルの切断・圧接箇所に相当する部分に、一
対の整列刃を挿入して、リボンケーブルの各電線
を拡開させて平行に配列し、さらに整列刃のそれ
ぞれの内側を一対のクランプで保持するようにし
たので、電線の拡開された整列状態を固定するこ
とができる。そして、上記状態で切断し、切断さ
れた端部を圧接端子内に打ち込むようにしたの
で、各電線の端部と圧接端子の取付け溝とが位置
ずれすることはなく、圧接端子の装着ミスを少な
くして歩留りを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施したリボンケーブル処理
装置の全体を示す模式図、第2図は同処理装置に
おけるスリツターの構造を示す正面図、第3図は
同処理装置における前方クランプおよび第1の整
列刃の構造を示す正面図、第4図は上記第1の整
列刃を示す部分拡大正面図、第5図は上記第1の
整列刃を示す部分拡大側面図、第6図は同処理装
置における切断・圧接機を示す正面図、第7図は
同切断・圧接機の側面図、第8図は同処理装置に
おけるセンタクランプの構造を示す正面図、第9
図は同処理装置における後方クランプの構造を示
す正面図、第10図は上記センタクランプおよび
後方クランプの駆動装置を示す背面図、第11
図、第12図、第13図、第14図、第15図、
第16図、第17図および第18図は同処理装置
の作動を工程に従つて示す模式図、第19図はリ
ボンケーブルへの圧接端子取付け態様を示す平面
図である。 図中、11はリボンケーブル、12は電線、1
2aは電線の端部、13は圧接端子、Aはスリツ
ター、Bは第1の整列刃、Cは前方クランプ、D
は第1の圧接機、Eは切断機、Fは第2の圧接
機、Gはセンタクランプ、Hは第2の整列刃、I
は後方クランプである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 リボンケーブルの供給経路において導入部に
    配置され、リボンケーブルの各電線間に進退自在
    に挿入される複数の刃を有するスリツターと、 リボンケーブルの供給経路に沿つて所定間隔を
    おいて対向配置され、端縁部から放射状に伸びた
    後互いに平行となる複数のくし歯状スリツトを有
    し、リボンケーブルの各電線に対して交差する方
    向から進退自在に挿入される一対の整列刃と、 これらの整列刃の内側でリボンケーブルの供給
    側及び送出側に配置され、リボンケーブルの各電
    線を開閉自在にクランプすると共に、リボンケー
    ブルの供給経路に沿つて移動可能な前方クランプ
    及びセンタクランプと、 この前方クランプ及びセンタクランプのさらに
    内側に配置され、リボンケーブルを切断して2つ
    に分離する切断刃と、切断された端部の一方又は
    両方の各電線の端末を圧接端子に打ち込む圧接刃
    とを有する切断・圧接機と、 リボンケーブルの供給経路に沿つて移動可能に
    配置され、前記前方クランプからリボンケーブル
    の端部を受け取り、リボンケーブルを所定長さ引
    き出す後方クランプとを備えていることを特徴と
    するリボンケーブル処理装置。
JP948386A 1986-01-20 1986-01-20 リボンケ−ブル処理装置 Granted JPS62168356A (ja)

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