JPH02132180A - 蓄熱材組成物 - Google Patents
蓄熱材組成物Info
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- JPH02132180A JPH02132180A JP18808988A JP18808988A JPH02132180A JP H02132180 A JPH02132180 A JP H02132180A JP 18808988 A JP18808988 A JP 18808988A JP 18808988 A JP18808988 A JP 18808988A JP H02132180 A JPH02132180 A JP H02132180A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、蓄熱材組成物に関する。更に詳しくは、空調
、特にグリーンハウス内の温度調節に適した潜熱蓄熱材
組成物に関する。
、特にグリーンハウス内の温度調節に適した潜熱蓄熱材
組成物に関する。
空調、特にグリーンハウス内の温度調節は、植？の成長
を促進し、収穫時期を早めるために非常に重要な問題で
ある。ハウス内の温度は、通常は昼間は太陽の熱で３０
℃以上にも達するため、２５℃以上になると天窓が開き
、ハウス内の余剰の熱を外部に放出するようにして換気
を行っている。
を促進し、収穫時期を早めるために非常に重要な問題で
ある。ハウス内の温度は、通常は昼間は太陽の熱で３０
℃以上にも達するため、２５℃以上になると天窓が開き
、ハウス内の余剰の熱を外部に放出するようにして換気
を行っている。
方、夜間には、外気温度の低下に伴いハウス内温度も低
下し、特に冬場にはＯ′Ｃ以下になるため、ハウス内温
度が１０℃以下にならないようにボイラーで暖房を行っ
ているのが現状である。
下し、特に冬場にはＯ′Ｃ以下になるため、ハウス内温
度が１０℃以下にならないようにボイラーで暖房を行っ
ているのが現状である。
そこで、昼間の余剰な熱を夜間の暖房に利用しようとい
う考えが提案され、近年空調温度レベル、特に２５℃前
後に融点を持つ潜熱蓄熱材の開発が活発に行われるよう
になってきた。
う考えが提案され、近年空調温度レベル、特に２５℃前
後に融点を持つ潜熱蓄熱材の開発が活発に行われるよう
になってきた。
本発明者らは、融解温度１０〜２５℃の潜熱蓄熱材の開
発を目的として研究を行った結果、炭酸ナトリウム・１
０水和物（Ｎａ２ＣＯ，・１０ｌ１■０）とリン酸水素
２ナトリウム・１２水和物（Ｎａ２１１ＰＯ４４２Ｈ２
０）とを混合したとき、共晶点付近の組成において融解
温度２５゜Ｃで潜熱量が５０ｃａｌ／ｇ前後の潜熱蓄熱
材の組成物が得られることを先に見出した（特願昭６２
−２２６， ２７８号）。
発を目的として研究を行った結果、炭酸ナトリウム・１
０水和物（Ｎａ２ＣＯ，・１０ｌ１■０）とリン酸水素
２ナトリウム・１２水和物（Ｎａ２１１ＰＯ４４２Ｈ２
０）とを混合したとき、共晶点付近の組成において融解
温度２５゜Ｃで潜熱量が５０ｃａｌ／ｇ前後の潜熱蓄熱
材の組成物が得られることを先に見出した（特願昭６２
−２２６， ２７８号）。
？発明が解決しようとする課題〕
第１図のグラフには、Ｎａ， ＣＤ， ・１ ０＋Ｉ２
０とＮａ， ＩＩＰＯ． ・１２１１よＯとの混合物の
融解温度が示されている。横軸の座標は、Ｎａ２ＩＩＰ
Ｏ４・１２１１■０の添加モル％を示しており， Ｎａ
２Ｃｏ， ｌｏｆｔ２０が１００モル％の場合の融解温
度は左端の縦軸上に、またＮａ，ＨＰＯ．，１２１１■
０が１００モル％の場合の融解温度は右端の縦軸上にそ
れぞれ示されている。
０とＮａ， ＩＩＰＯ． ・１２１１よＯとの混合物の
融解温度が示されている。横軸の座標は、Ｎａ２ＩＩＰ
Ｏ４・１２１１■０の添加モル％を示しており， Ｎａ
２Ｃｏ， ｌｏｆｔ２０が１００モル％の場合の融解温
度は左端の縦軸上に、またＮａ，ＨＰＯ．，１２１１■
０が１００モル％の場合の融解温度は右端の縦軸上にそ
れぞれ示されている。
３２゜Ｃに融解温度を持つＮａ２Ｃｏ， ・１０｝１２
０に、３６℃の融解温度を持つＮａ１１４Ｐ０４・１２
＋１２０を加えて行くと、３２℃の融解温度が次第に低
下し、添加ＭｌＯモル％あたりから融解温度約２９．５
℃の相とは別に、融解温度２・１．５゜Ｃ付近の相（図
中、ａで示す）が生成するようになる。添加を更に進め
、添加曖が約３０モル％に達すると高温側の相はみられ
なくなり、２５℃に融解温度を持つ低温側の共晶組成の
相（図中、ｂて示す）だけがみられるようになる。更に
添加量が増大し、約３０〜５５モル％の間では２５℃に
融解温度を持つ相だけが表オ）れる。添加量が約６０モ
ル％になると、再び高温側の相（図中、Ｃで示す）がみ
られるようになり，添加量９０モル％では２５℃に融解
温度を持つ相はみられなくなる。
０に、３６℃の融解温度を持つＮａ１１４Ｐ０４・１２
＋１２０を加えて行くと、３２℃の融解温度が次第に低
下し、添加ＭｌＯモル％あたりから融解温度約２９．５
℃の相とは別に、融解温度２・１．５゜Ｃ付近の相（図
中、ａで示す）が生成するようになる。添加を更に進め
、添加曖が約３０モル％に達すると高温側の相はみられ
なくなり、２５℃に融解温度を持つ低温側の共晶組成の
相（図中、ｂて示す）だけがみられるようになる。更に
添加量が増大し、約３０〜５５モル％の間では２５℃に
融解温度を持つ相だけが表オ）れる。添加量が約６０モ
ル％になると、再び高温側の相（図中、Ｃで示す）がみ
られるようになり，添加量９０モル％では２５℃に融解
温度を持つ相はみられなくなる。
このような２５℃に融解温度を持つ相について、各組成
物の潜熱旦を測定すると、次のような値が示される。
物の潜熱旦を測定すると、次のような値が示される。
表
Ｎａ Ｉ｛Ｐ０ ・１２Ｈ Ｏ 加量モル％）
ｍ−ｍ Ｊｔ （ｃａＭ訂１０
１５．８２０
３５．３３０ ４
９．７４０ ５１．０
５０ ４８．５６０
４６．６７０
３８．０８０
１８．９９０
８．２一般に、蓄熱材として利用しうる
材料は、少なくとも３０ｃａｌ／ｇ程度の潜熱量を有す
る必要がある。
ｍ−ｍ Ｊｔ （ｃａＭ訂１０
１５．８２０
３５．３３０ ４
９．７４０ ５１．０
５０ ４８．５６０
４６．６７０
３８．０８０
１８．９９０
８．２一般に、蓄熱材として利用しうる
材料は、少なくとも３０ｃａｌ／ｇ程度の潜熱量を有す
る必要がある。
従って、Ｎａ２ＨＰＯ４・１２Ｈ，Ｏの適当な成分割合
は約２０〜７０モル％であり、好ましくは約３０〜６０
モル％であると、上記表の結果は示している。
は約２０〜７０モル％であり、好ましくは約３０〜６０
モル％であると、上記表の結果は示している。
このように． Ｎａ．ＣＯ，’１０Ｈ．０−Ｎａ２ＨＰ
Ｏ．’１２Ｈ，０系蓄熱材利成物は、約２５゜Ｃにおけ
る使用目的には十分適合し得るものの、それ以下の使用
温度には適合させることができない。
Ｏ．’１２Ｈ，０系蓄熱材利成物は、約２５゜Ｃにおけ
る使用目的には十分適合し得るものの、それ以下の使用
温度には適合させることができない。
そこで、本発明においては、約１６〜２４．５℃の間の
溶融温度を有し、この範囲内の任意の温度において使用
可能な蓄熱材組成物を提供することをその目的としてい
る。
溶融温度を有し、この範囲内の任意の温度において使用
可能な蓄熱材組成物を提供することをその目的としてい
る。
かかる本発明の目的は，炭酸ナトリウム・ｌＯ永和物約
８０〜３０モル％とリン酸水素２ナトリウム・１２水和
物約２０〜７０モル％との混合物に、（１）リン酸水素
２カリウムまたはリン酸３カリウムあるいは（２）炭酸
２カリウｌ１または炭酸ナトリウムカリウムを添加した
蓄熱材組成物によって達成される。
８０〜３０モル％とリン酸水素２ナトリウム・１２水和
物約２０〜７０モル％との混合物に、（１）リン酸水素
２カリウムまたはリン酸３カリウムあるいは（２）炭酸
２カリウｌ１または炭酸ナトリウムカリウムを添加した
蓄熱材組成物によって達成される。
第２図のグラフには、Ｎａ．ＣＯ．・ｌＯＨ，０ ６０
モル％とＮａ２ＨＰＯ４・１２｝！，０ ４０モルメと
の混合物に、リン酸水素２カリウムκ２ＨＰＯ４（○印
）またはリン酸３カリウムＫ２Ｐ０４（●印）を添加し
たときの，全体組成に対す？リン酸のカリウム塩の添加
割合と融解温度との関係が示されている。
モル％とＮａ２ＨＰＯ４・１２｝！，０ ４０モルメと
の混合物に、リン酸水素２カリウムκ２ＨＰＯ４（○印
）またはリン酸３カリウムＫ２Ｐ０４（●印）を添加し
たときの，全体組成に対す？リン酸のカリウム塩の添加
割合と融解温度との関係が示されている。
この結果から、κ２ＨＰＯ４は約５〜２５モルＸの添加
割合で融解温度は２４〜１６℃となり、またＫ，ＰＯ４
は約５〜ｚＯモル２の添加割合で融解温度は２３．５〜
１７℃となり，添加するＫ２１！ＰＯ４またはＫ，ＰＯ
４の割合を調整することで、任意の融解温度のシｔ熱材
組成物を得ることができる。なお、これ以外のＮａ２Ｃ
Ｏ：Ｉ・１０ｌ１■０−Ｎａ２ｔｌＰｏ４・１ ２Ｈ２
０のモル比の混合物においても、同様にして約１６〜２
４℃の間の任意の融解温度に調節することができる。
割合で融解温度は２４〜１６℃となり、またＫ，ＰＯ４
は約５〜ｚＯモル２の添加割合で融解温度は２３．５〜
１７℃となり，添加するＫ２１！ＰＯ４またはＫ，ＰＯ
４の割合を調整することで、任意の融解温度のシｔ熱材
組成物を得ることができる。なお、これ以外のＮａ２Ｃ
Ｏ：Ｉ・１０ｌ１■０−Ｎａ２ｔｌＰｏ４・１ ２Ｈ２
０のモル比の混合物においても、同様にして約１６〜２
４℃の間の任意の融解温度に調節することができる。
また、第３図のグラフには、Ｎａ２ＣＯ，・１０Ｈ２０
６０モル％とＮ８２１１Ｐ０４・１２１１■０４０モ
ル％との混合物に、炭酸２カリウムＫ，Ｃｏ，（Δ印）
または炭酸ナトリウムカリウムＮａＫＣＯ． （▲印）
を添加したときの、全体組成に対する炭酸の（ナトリウ
ム）カリウム塩の添加割合と融解温度との関係が示され
ている。
６０モル％とＮ８２１１Ｐ０４・１２１１■０４０モ
ル％との混合物に、炭酸２カリウムＫ，Ｃｏ，（Δ印）
または炭酸ナトリウムカリウムＮａＫＣＯ． （▲印）
を添加したときの、全体組成に対する炭酸の（ナトリウ
ム）カリウム塩の添加割合と融解温度との関係が示され
ている。
この結果から、Ｋ， ＣＯ，は約５〜２０モル％の添加
割合で融解温度は２４〜１９．５℃となり、またＮａＫ
ＣＯ，は約５〜２５モル対の添加割合で融解温度は２４
．５〜２０℃となり、添加するκ２ＣＯ，またはＮａＫ
ＣＯｉの割合を調整することで，任意の融解温度の蓄熱
材組成物を得ることができる。ただし、これ以上の割合
でのＫ２Ｃｏ，またはＮａＫＣＯ３の添加は、ベース材
料の組成に悪影響を及ぼし、組成物の著しい省化を招く
ようになる。なお、これ以外のＮａ， ＣＯ，・ＩＯＨ
２０−Ｎａ２ＨＰＯ４・１２Ｈ２０のモル比の混合物に
おいても、同様にして約１９．５〜２４．５℃の間の任
意の融解温度に調節することができる。
割合で融解温度は２４〜１９．５℃となり、またＮａＫ
ＣＯ，は約５〜２５モル対の添加割合で融解温度は２４
．５〜２０℃となり、添加するκ２ＣＯ，またはＮａＫ
ＣＯｉの割合を調整することで，任意の融解温度の蓄熱
材組成物を得ることができる。ただし、これ以上の割合
でのＫ２Ｃｏ，またはＮａＫＣＯ３の添加は、ベース材
料の組成に悪影響を及ぼし、組成物の著しい省化を招く
ようになる。なお、これ以外のＮａ， ＣＯ，・ＩＯＨ
２０−Ｎａ２ＨＰＯ４・１２Ｈ２０のモル比の混合物に
おいても、同様にして約１９．５〜２４．５℃の間の任
意の融解温度に調節することができる。
炭酸ナトリウム・ＩＯ水和物とリン酸水素２ナトリウム
・１２水和物の混合物に、（１）リン酸水素２カリウム
またはリン酸３カリウムを添加することにより約１６〜
２４℃の間で、あるいは（２）炭酸２カリウムまたは炭
酸ナトリウムカリウムを添加することにより約１９．５
〜２４．５゜Ｃの間でそれぞれ任意の融解温度を有する
蓄熱材組成物が提供される。
・１２水和物の混合物に、（１）リン酸水素２カリウム
またはリン酸３カリウムを添加することにより約１６〜
２４℃の間で、あるいは（２）炭酸２カリウムまたは炭
酸ナトリウムカリウムを添加することにより約１９．５
〜２４．５゜Ｃの間でそれぞれ任意の融解温度を有する
蓄熱材組成物が提供される。
このような融解温度を示す本発明の蓄熱材組成物は，冬
期ビニルハウスなどの菩熱材としてきわめて有用である
。
期ビニルハウスなどの菩熱材としてきわめて有用である
。
第１図は、Ｎａ， ｃｏ， ＋ １０１１■０−Ｎａ２
ｔｌＰｏ４・ｌ ２Ｈ２０混合物の融解温度を示すグラ
フである。第２図は、この混合物にＫ２ＨＰＯ４または
ＫＪＰ０４を添加したときの添加割合と融解温度との関
係を示すグラフである。 また、第３図は、この混合物にκ２ＣＯ：ｌまたはＮａ
ＫＣＯ，を添加したときの添加割合と融解温度との関係
を示すグラフである。
ｔｌＰｏ４・ｌ ２Ｈ２０混合物の融解温度を示すグラ
フである。第２図は、この混合物にＫ２ＨＰＯ４または
ＫＪＰ０４を添加したときの添加割合と融解温度との関
係を示すグラフである。 また、第３図は、この混合物にκ２ＣＯ：ｌまたはＮａ
ＫＣＯ，を添加したときの添加割合と融解温度との関係
を示すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、炭酸ナトリウム・１０水和物約８０〜３０モル％と
リン酸水素２ナトリウム・１２水和物約２０〜７０モル
％との混合物に、リン酸水素２カリウムまたはリン酸３
カリウムを添加してなる蓄熱材組成物。 ２、炭酸ナトリウム・１０水和物約８０〜３０モル％と
リン酸水素２ナトリウム・１２水和物約２０〜７０モル
％との混合物に、炭酸２カリウムまたは炭酸ナトリウム
カリウムを添加してなる蓄熱材組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18808988A JPH02132180A (ja) | 1988-07-01 | 1988-07-29 | 蓄熱材組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63-162450 | 1988-07-01 | ||
| JP16245088 | 1988-07-01 | ||
| JP18808988A JPH02132180A (ja) | 1988-07-01 | 1988-07-29 | 蓄熱材組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02132180A true JPH02132180A (ja) | 1990-05-21 |
Family
ID=26488243
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18808988A Pending JPH02132180A (ja) | 1988-07-01 | 1988-07-29 | 蓄熱材組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02132180A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106723344A (zh) * | 2016-12-05 | 2017-05-31 | 湖南中烟工业有限责任公司 | 十二水磷酸氢二钠在降低主流烟气温度中的应用及添加有十二水磷酸氢二钠的卷烟滤嘴 |
| WO2020246387A1 (ja) * | 2019-06-03 | 2020-12-10 | 矢崎総業株式会社 | 蓄熱材組成物及び建築物の冷暖房用の蓄熱システム |
-
1988
- 1988-07-29 JP JP18808988A patent/JPH02132180A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106723344A (zh) * | 2016-12-05 | 2017-05-31 | 湖南中烟工业有限责任公司 | 十二水磷酸氢二钠在降低主流烟气温度中的应用及添加有十二水磷酸氢二钠的卷烟滤嘴 |
| WO2020246387A1 (ja) * | 2019-06-03 | 2020-12-10 | 矢崎総業株式会社 | 蓄熱材組成物及び建築物の冷暖房用の蓄熱システム |
| JP2020196815A (ja) * | 2019-06-03 | 2020-12-10 | 矢崎総業株式会社 | 蓄熱材組成物及び建築物の冷暖房用の蓄熱システム |
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