JPH02132150A - 硬化性組成物 - Google Patents

硬化性組成物

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JPH02132150A
JPH02132150A JP28641688A JP28641688A JPH02132150A JP H02132150 A JPH02132150 A JP H02132150A JP 28641688 A JP28641688 A JP 28641688A JP 28641688 A JP28641688 A JP 28641688A JP H02132150 A JPH02132150 A JP H02132150A
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epoxy ester
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Toshibumi Hirose
広瀬 俊文
Katsuhiko Isayama
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は湿気などにより硬化し、表面特性の改善された
(残留タックの少ない)硬化物を与える組成物に関する
。さらに詳しくは、ケイ素原子に結合した水酸基または
加水分解性基を有し、シロキサン結合を形成することに
より架橋しうるケイ素含有M(以下、反応性ケイ素基と
もいう)を有するオキシアルキレン系重合体と高級不飽
和脂肪酸エポキシエステルとを含有する硬化性組成物に
関する。
[従来の技術・発明が解決しようとする課題]分子内に
少なくとも1個の反応性ケイ素基を何する有機重合体と
して、後述するように数多くの提案がなされており、た
とえば主鎖がポリオキシプロピレンからなり末端にメト
キシシリル基が結合した何機重合体のように、既に工業
的に生産されているもの(商品名MSポリマー鐘淵化学
工業■製)もある。
前記a機重合体は各種配合剤と配合され、シーリング剤
などの用途に使用されているが、その配合組成や使用条
件などによっては硬化物の表面に残留タック(べとつき
)が残り、塵や埃が付着する原因にもなり、その改善が
望まれている。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、前記有機重合体の残留タックを改善する
ため(べとつきを減少させるため)鋭意検討を重ねた結
果、該有機重合体に高級不飽和脂肪酸エポキシエステル
を添加することにより目的が達せられることを見出し、
本発明に到達した。
すなわち本発明は、ケイ素原子に結合した水酸基または
加水分解性基を有し、シロキサン結合を形成することに
より架橋しうるケイ素含有基を少なくとも1個存するオ
キシアルキレン系重合体100部(重量部、以下同様)
に対して高級不飽和脂肪酸エポキシエステル0.1〜1
0部を含有させてなる硬化性組成物に関する。
[実施例] 本発明においては、反応性ケイ素基を少なくとも1個有
するオキシアルキレン系工『合体(以下、オキシアルキ
レン系重合体(A)ともいう)が用いられる。
前記オキシアルキレン系重合体(A)は、すでに特公昭
45−36319号、同46−12154号、同49−
32673号、特開昭50−156599号、同51−
73561号、同 54−6096号、同55−821
23号、同 55−123820号、同55−1251
21号、同55−131022号、同55135135
号、同55−137129号の各公報などに提案されて
いる重合体である。
オキシアルキレン系重合体(A)の分子鎖は、本質的に
一般式: −Rl −0− (式中、Rlは2価の有機基であるが、その大部分が炭
素数3または4の炭化水素基であるとき最も好ましい)
で示される繰返し単位からなるものであるのが好ましい
。R1の具体例としては、 −CH2 CthC H2 Cl12一などがあげられ
るが、とくCH3 に−C H C 82−が好ましい。前記オキシアルキ
レン系重合体(^)の分子鎖は1種だけの繰返し単位か
らなっていてもよく、2種以上の繰返し単位からなって
いてもよい。
オキシアルキレン系重合体(A)におけるシロキサン結
合を形成することによって架橋および(または)重合し
うる反応性ケイ素基はよく知られた官能基であり、室温
においても架橋しうるという特徴を存している。この反
応性ケイ素基の代表例としては、・一般式(I):(式
中、R2は炭素数1〜20の置換もしくは非置換の1価
の有機基またはトリオルガノシロキシ基で、(m(2−
a) +a−b)個のR2は異なッテイてもよい、Xは
水酸基または加水分解性基であり、(a+a+b)個の
Xは異なっていてもよい、aは0、1または2、bは0
、1、2または3、ただし(ma+b)≧1、また1個
の におけるaは同じである必要はない、lは0〜19の整
数)で表わされる基があげられる。一般式[1)で表わ
される反応性ケイ素基のうちでは経済性などの点から一
般式(■): −Sl−XΩ (式中、R2は前記に同じ、gは1、2または3)で表
わされる基が好ましい。
一般式+1)におけるXの1種である加水分解性基の具
体例としては、たとえばハロゲン原子、水素原子、アル
コキシ基、アシルオキシ基、ケ1・キシメート基、アミ
ノ基、アミド基、酸アミド基、アミノオキシ基、メルカ
ブト基、アルケニルオキシ基などがあげられる。これら
のうちでは加水分解性がマイルドであるという点からメ
トキシ基、エトキシ基などのアルコキシ基が好ましい。
また一般式+1)におけるR2の具体例としては、たと
えばメチル基、エチル基などのアルキル基、シクロヘキ
シル基などのシクロアルキル基、フエニル基などのアリ
ール基、ベンジル基などのアラルキル基や、一般式: (R − )3 SIO− (1?”はメチル基、フエニル基などの炭素数1〜20
の置換もしくは非置換の1価の有機基で、3個のR′は
同じである必要はない〕で示されるトリオルガノシロキ
シ基などがあげられる。これらのうちではメチル基がと
くに好ましい。
オキシアルキレン系重合体(^)中の反応性ケイ素基の
個数は1個以上あればよいが、充分な硬化性をうるとい
う点からすると平均1.1個以上、さらには 1.5〜
4個が好ましい。また反応性ケイ素基はオキシアルキレ
ン系重合体(^)の分子鎖末端に存在するのが好ましい
オキシアルキレン系重合体(^)は、数平均分子量が5
00〜30,000のものが好ましく、a,ooo〜1
5.000のものがさらに好ましい。オキシアルキレン
系重合体(A)は単独で使用してもよく、2種以上併用
してもよい。
オキシアルキレン系重合体(A)は、たとえば一般式[
1)で表わされる基に水素原子が結合したヒドロシリル
化合物と、一般式([):R3           
      (110CH2−  C−R4 −(0)
(式中、R3は水素原子または炭素数1〜20の1価の
有機基、R4は炭素数1〜20の2価の有機基、Cは0
または1)で示されるオレフィン基を有するオキシアル
キレン系重合体とを、白金化合物などの■族遷移金属化
合物などを触媒として付加反応させるなどの方法により
製造される。
前記以外のオキシアルキレン系重合体(A)を製造する
方法としては、 ■水酸基末端オキシアルキレン系重合体にトルエンジイ
ソシアネートのようなポリイソシアネート化合物を反応
させてイソシアネート基末端オキシアルキレン系重合体
とし、そののち該インシアネート基に一般式(M: (式中、■は水酸基、カルボキシル基、メルカブト基お
よびアミノ基(1級または2級)から選ばれた活性水素
含有基、g,R2   R4およびXは前記に同じ)で
示されるシリコン化合物のV基を反応させる方法、 ■一般式(5)で示されるオレフィン基を有するオキシ
アルキレン系重合体のオレフィン基に、νがメルカブト
基である一般式■で示されるシリコン化合物のメルカブ
ト基を付加反応させる方法、および ■水酸基末端オキシアルキレン系重合体の水酸基に、一
般式M: OCN−R4 −St−X g (式中、R2   R4   Xおよびρは前記に同じ
)で表わされる化合物を反応させる方法 などが具体的にあげられるが、本発明ではこれらの方法
に限定されるものではない。
前記一般式(1)で示される基に水素原子が結合したヒ
ドロシリル化合物と一般式(IIr)で示されるオレフ
ィン基を有するオキシアルキレン系重合体とを反応させ
る方法において、それらを反応させたのち、一部または
全部のX基をさらに他の加水分解性基または水酸基に変
換させてもよい。たとえばX基がハロゲン原子、水素原
子のぱあいには、これらの基をアルコキシ基、アシルオ
キシ基、アミノオキシ基、アルケニルオキシ基、水酸基
などに変換して使用するのが好ましい。
一般式(町において、R3は水素原子または炭素数1〜
20の置換もしくは非置換の1価の有機基であるが、水
素原子または炭化水素基であるのが好ましく、とくに水
素原子であるのが好ましい。また、R4は炭素数1〜2
0の2価の有機基であるが、−RS −  −RS O
RS −  −RS −OC−、−R5 NIIC−、
−1?5 G− ( RSは炭素数1〜10の2価の炭
化水素基)であるのが好ましく、とくにメチレン基であ
るのが好ましい。
一般式(釦で示されるオレフィン基を有するオキシアル
キレン系■合体の具体的な製造法としては、特開昭54
−6097号公報に開示されているように、たとえばオ
キシアルキレン系重合体の末端水酸基と不飽和基を有す
る化合物とを反応させてエーテル結合、エステル結合、
ウレタン結合、カーボネート結合などにより結合させて
製造する方法、あるいはエチレンオキシド、プロピレン
オキシドなどのエボキシ化合物を重合する際に、アリル
グリシジルエーテルなどのオレフィン基含有エポキシ化
合物を添加して共重合させることにより側鎖にオレフィ
ン基を導入する方法などが例示されつる。
本発明においては、オキシアルキレン系重合体(A)を
硬化させた際に残留しやすいタックを残留しにくくする
ために、高級不飽和脂肪酸エポキシエステルが使用され
る。
前記高級不飽和脂肪酸エポキシエステルとは、高級不飽
和脂肪酸と好ましくは2個以上のエボキシ基を有する化
合物とを反応させてえられる乾燥性の浦のことである。
前記高級不飽和脂肪酸としては、1分子中に8個以上、
とくにはlO個以Lの炭素原子を有するものが好ましく
、たとえばリノール酸、リノレン酸、エレオステアリン
酸、イワシ酸、オレイン酸、リカン酸、リシノール酸、
脱水ヒマシ油脂肪酸などが使用されつるが、高級不飽和
脂肪酸エポキシエステルの乾燥性がよくなるという点か
らリノレン酸、リカン酸、脱水ヒマシ浦脂肪酸、エレオ
ステアリン酸か好ましい。これらは単独で用いてもよく
、2種以」二併用してもよい。
前記好ましくは2個以上のエポキシ基を有する化合物と
しては、たとえば通常のエビビス型エポキシ樹脂、ノボ
ラック型エポキシ樹脂、脂環式型エボキシ樹脂や、さら
にはいわゆる希釈剤の範時に入る脂肪族エボキシ樹脂、
臭素化エポキシ樹脂、多官能性エポキシ樹脂などが使用
されうる。エポキシ樹脂の融点は常温で液状のものから
 150゜C程度のものまで使用可能である。
これらは単独で用いてもよく、2種以−L併用してもよ
い。
前記高級不飽和脂肪酸エポキシエステルの具体例として
は、たとえば脱水ヒマシ油脂肪酸とエビコート1004
 (ビスフェノールA型エポキシ樹脂、融点98℃、エ
ボキシ当童925、分子量約1800)とを反応させて
えられるエステル化合物があげられる。
高級不飽和脂肪酸エポキシエステルの使用口はオキシア
ルキレン系重合体(^”)  100部に対して0.1
〜10部、好ましくは1〜8部である。前記使用量が0
.1部未満になると高級不飽和脂肪酸エポキシエステル
を用いる目的である残留タックの低下が充分おこらず、
lo部をこえると硬化物の引張り特性や表面のゴム弾性
などが損われる。
オキシアルキレン系重合体(A)と高級不飽和脂肪酸エ
ポキシエステルとを用いて調製される本発明の組成物の
調製方法には、とくに制限はないか、具体的な方法の1
つとして高級不飽和脂肪酸エポキシエステルをオキシア
ルキレン系重合体<A)に単に添加する方法があげられ
る。
このぱあい、高級不飽和脂肪酸エポキシエステルの性状
などに応じて加熱攪拌条件などを適宜調整し、均一に分
散、溶解させればよい。しかし、完全に均一透明な状態
にする必要はなく、不透明な状態であっても分散してい
れば充分[]的は達せられる。また必要に応じて、たと
えば界面活性剤などの分散性改良剤などを併用してもよ
い。
本発明の組成物を調製する他の方法としては、最終用途
に使用する際に高級不飽和脂肪酸エポキシエステルを所
定量添加混合する方法であり、たとえば2成分型のシー
リング剤などとして使用ずるようなぱあい、オキシアル
キレン系重合体(八)と高級不飽和脂肪酸エポキシエス
テルおよび要すれば使用される硬化触媒などとを混合し
て使用する方法があげられる。
前記硬化触媒の具体例としては、たとえばテトラブチル
チタネート、テトラブロピルチタネトなどのチタン類エ
ステル類;ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫マレエ
ート、ジブチル錫ジアセテート、オクチル酸錫、ナフテ
ン酸錫などの有機錫化合物;オクチル酸鉛;ブチルアミ
ン、オクチルアミン、ジブチルアミン、モノエタノール
アミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、
ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、オレ
イルアミン、オクチルアミン、シクロヘキシルアミン、
ペンジルアミン、ジエチルアミノブロビルアミン、キシ
リレンジアミン、トリエチレンジアミン、グアニシン、
ジフエニルグアニジン, 2,4.6−トリス(ジメチ
ルアミノメチル)フェノール、モルホリン、N−メチル
モルホリン、1.8−ジアザビシク口(5,4.0)ウ
ンデセン−7(DBU)などのアミン系化合物あるいは
それらのカルボン酸などの塩;過剰のポリアミンと多塩
基酸よりえられる低分子量ポリアミド樹脂;過剰のポリ
アミンとエボキシ化合物との反応生成物;アミノ基を有
するシランカップリング剤、たとえばγ−アミノブ口ピ
ルトリメトキシンラン、N−(β−アミノエチル)アミ
ノブロビルメチルジメトキシシランなどの公知のシラノ
ール縮合触媒があげられる。
これらは単独で使用してもよく、2種以上併用してもよ
い。
本発明の組成物には、さらに必要に応じ′C引張特性な
どを改善する物性調整剤、補強性または非補強性の充填
剤、補強材、可塑剤、接着促進剤、垂れ防止剤、着色剤
、老化防止剤、難燃剤などの各種添加剤を配合し,でも
よい。
前記引張特性などを改良する物性1凋整剤の例としては
各種シランカップリング剤、たとえば1分子中にシラノ
ール基を1個含有するシリコン化合物、加水分解して1
分子中にシラノール基を1個含有する化合物を生成する
シリコン化合物などのように硬化物の硬度を下げて伸び
を出すものや、1分子中にシラノール基を3個以上含有
するシリコン化合物、加水分解して1分子中にシラノー
ル基を3個以上含有する化合物を生成するシリコン化合
物などのように硬化物の硬度をあげる化合物、さらには
ジメチルジメトキシシランやγ−グリシドキシブ口ビル
メチルジメトキンシラン、N− (β−アミノエチル)
アミノブロビルメチルジメトキシシラン、γ−メルカブ
トブ口ビルメチルジメトキシシランなどの官能基をaす
るジアルコキシシラン類、ジメチルジイソブ口ベノキシ
シランやγ−グリシドキシブ口ビルメチルジイソブロベ
ノキシシランなどの官能基をqするジイソブ口ベノキシ
シラン類、シリコーンワニス類、ボリシロキサン類など
があげられる。
前記硬化物の硬度を下げて伸びを出すものの具体例とし
ては、たとえば (CH3>s SIOII、( Cs H5 )2 S
 I (CH3) Of!、(CH3 )2 Si (
CsH s) 041、(CH3 )3 SIOCH3
、(CHJ )3 SIOCH2 Cth  、((J
{3 )3 SiOC6H s  、(CH3 )3 
SiNSI(CH3) 3  、■ I1 などの化合物があげられる。
また前記硬化物の硬度をあげるものの具体例としては、
たとえばメチルトリメトキシシラン、n−プロビルトリ
メトキシシラン、メチルトリイソブロベノキシシラン、
γ −グリシドキシブ口ビルトリメトキシシラン、ビニ
ルトリメトキシシラン、γ −アミノブロビルトリメト
キシシラン、γ −メルカブトブ口ビルトリメトキシシ
ランなどがあげられるが、これらに限定されるものでは
ない。
前記充填剤や補強材の具体例としては、重質および軽質
炭酸カルシウム;脂肪酸、樹脂酸、陽イオン界面活性剤
、陰イオン界面活性剤などで表面処理を行なった炭酸カ
ルシウム;炭酸マグネシウム;タルク;酸化チタン;硫
酸バリウム;アルミナ;アルミニウム、亜鉛、鉄などの
金属粉;ベントナイト;カオリンクレー;ヒュ−ムドシ
リカ;石英粉;ホワイトカーボン、カーボンブラック;
タルク、石綿、ガラス繊維など、通常使用されるものが
あげられる。とくにヒュームドシリ力など透明性を与え
る充填剤や補強材を用いると透明性に優れたシーリング
剤をつくることも可能である。前記充填剤や補強材は単
独で使用してもよく、2種以上使用してもよい。
物性の調節、性状の調節などのために使用される前記可
塑剤の具体例としては、たとえばジブチルフタレート、
ジヘプチルフタレート、ジ(2−エチルヘキシル)フタ
レート、プチルベンジルフタレート、プチルフタリルブ
チルグリコレートなどのフタル酸エステル類;ジオクチ
ルアジペート、ジオクチルセバケートなどの非芳呑族2
塩基酸エステル類,ジエチレングリコールジベンゾエー
ト、トリエチレングリコールジベンゾエートなどのポリ
アルキレングリコールのエステル類;トリクレンジルホ
スフエート、トリブチルホスフエートなどのリン酸エス
テル類:塩化バラフィン類;アルキルジフエニル、部分
水添ターフエニルなどの炭化水素系油などがあげられる
。これらは単独で用いてもよく、2種以−L併用しても
よいが、必ずしも必要とするものではない。なお、それ
ら可塑剤は重合体製造時に配合してもよい。
前記接着促進剤はオキシアルキレン系重合体(八)自体
がガラス、ガラス以外のセラミック類、金属などに対し
良好な接着性を存し、また各種ブライマーを用いれば広
範囲の材料に接着させることが可能であるので必ずしも
必要ではないが、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、物性
調整剤としてすでに記載した各種シランカップリング剤
、アルキルチタネート類、芳香族ポリイソシアネートな
どを1種または2種以上用いることにより、さらに多種
の披百体に対する接着性を改淳することかできる。
前記垂れ防止剤としては、たとえば水添ヒマシ浦誘導体
;ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム
、ステアリン酸バリウムなどの金属石ケン類などが使用
されうるが、使用目的、配合する充填剤や補強材によっ
ては不要である。
前記着色剤としては、通常の無機顔料、有機a料、染料
などが使用されうる。
前記老化防止剤としては、通常の酸化防止剤、紫外線吸
収剤などが使用されつる。
本発明の組成物には作業性の改善、粘度の低丁などのた
めに溶剤を配合してもよく、たとえばトルエン、キシレ
ンなどの芳香族炭化水素系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、酢酸アミル、酢酸セロソルブなどのエステル系溶剤
、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイ
ソブチルケトンなどのケトン系溶剤が具体例としてあげ
られる。これらの溶剤は重合体製造時に用いてもよい。
たとえば本発明の組成物をシーリング剤に用いるぱあい
、すべての配合成分を予め配合して密封保存I7、施工
後空気中の湿気により硬化させる1成分型として調製し
てもよく、また硬化剤として別途硬化触媒、充填剤、可
塑剤、水などの成分を予め配合しておき、該配合剤( 
+,4 )と重合体組成物とを使用前に混合する2成分
型として調製してもよい。
前記シーリング剤が1成分型のぱあい、すべての配合成
分が予め配合されるため、水分を含有する配合成分は予
め脱水・乾燥してから使用するか、また配合・混練中に
減圧などして脱水するのが好ましい。
前記シーリング剤が2成分型のぱあい、オキシアルキレ
ン系重合体(A)を含有する主剤に硬化触媒を配合する
必要がないので、主剤中には若干の水分を含有していて
もゲル化の心配は少ないが、長期間の貯蔵安定性を必要
とするぱあいには脱水・乾燥させるのが好ましい。
前記脱水・乾燥法としては、粉状などの固状物のぱあい
には加熱乾燥法、液状物のぱあいには減圧脱水法や合成
ゼオライト、活性アルミナ、シリカゲルなどを使用した
脱水法が好適である。
また、イソシアネート化合物を少量配合してイソシアネ
ート基と水とを反応させて脱水してもよい。
かかる脱水・乾燥法に加えてメタノール、エタノールな
どの低級アルコール:n−プロピルトリメトキシシラン
、ビニルメチルジメトキシシラン、γ−メルカブトブ口
ビルメチルジメトキシシラン、γ−メルカブトブ口ビル
メチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプ口ピルl
・リメトキシシランなどのアルコキシンラン化合物を添
加することにより、さらに貯蔵安定性は向上する。
このようにしてえられる本発明の硬化性組成物は接着剤
や粘着剤、塗料、密封剤やシーリング剤、防水剤、吹付
剤、型取り用材料および注型ゴム材料などとしてa用に
使用することができる。なかでも、密封剤への応用はと
くにF: Jl]である。
以下、実施例をあげて本発明の組成物を具体的に説明す
る。
実施例1〜6および比較例1 1分子当り平均2個のジメトキシシリル基(−S l 
(CH3 ) (OCtl3)2 )を含有する平均分
子量9600のプロピレンオキシド系重合体100gに
対し、第1表に示す高級不飽和脂肪酸エポキシエステル
およびイルガキュア−651(チバガイキン社製の増感
剤)を第1表に示したffi添加したのち、膠質炭酸カ
ルシウム(白石工業■製、商品名OCR)150g,ジ
オクチルフタレート65g1 ヒンダードフェノール系
老化防止剤(大内新興化学■製、商品名ノクラックNS
−6) Ig、オクチル酸錫(IIHg,ラウリルアミ
ン1gを感加し、充分混練してから小型3本ペイントロ
ールを3回通し、厚さ約3mmのシートを作製した。そ
ののち、23℃、5o%R I1で養生したのち屋外に
曝露し(南面45度傾斜)、埃の付着状態を観察した。
また、養生期間1日および7日の2種類のサンプルにつ
いて残留タックを指触により判定した。結果を高級不飽
和脂肪酸エポキシエステルを添加しない比較例1のぱあ
いとともに第1表に示す。
なお、第1表中のD−4エステルはエビコート1004
(1’lil化シエルエポキシ■製)と脱水ヒマシ油脂
肪酸(ほとんどがオクタデカジエン酸であり、共没ジエ
ン酸を約35%含む)とのエステル化合物(伊藤製油■
製)であり、酸価1.8、色相(ガードナー・ヘリーゲ
)2、不揮発分509oのキシレン溶液である。なお、
第1表中のtR加口は固型分換算量である。
また、第1表中の埃{=1着性評価における○は埃がほ
とんど付着しない、△は埃が少し付着する、×は埃が付
石する、残留タック評価における◎は指触しても全くタ
ックがない、Oはややタックがある、△はタックがある
、×はタックがひどいを表わす。
[以下余白コ 第1表の結果より、高級不飽和脂肪酸エポキシエステル
を添加すると埃の付着および残留タックが改善されるこ
とがわかる。
実施例7〜l2および比較例2 1分子当り平均2.7個のジメトキシシリル基(−St
(CH3 )(OCR3 )2 )を含有する平均分子
量+0000のプロピレンオキシド系重合体1 00g
にC6 H5 0Si (CIi3) 3を3g添加し
、80℃で2時間攪拌したちの100gに対し、第2表
に示す高級不飽和脂肪酸エポキシエステルおよび増感剤
を第2表に示した量添加したものを使用した他は実施例
1〜6と同様の条件で評価を行なった。結果を第2表に
示す。
[以下余白] 第2表の結果から、Cs }Is OS1 (Clb)
 3により変性処理を行なった重合体に対しても、実施
例1〜6のぱあいと同様の改冴効果かえられることがわ
かる。
[発明の効果] 本発明の組成物を用いると残留タックが小さく、埃か付
着しにくい硬化物かえられる。
特 許 出 願 人 鐘淵化学工業株式会社 ”ヒP栄一=

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ケイ素原子に結合した水酸基または加水分解性基を
    有し、シロキサン結合を形成することにより架橋しうる
    ケイ素含有基を少くとも1個有するオキシアルキレン系
    重合体100重量部に対して高級不飽和脂肪酸エポキシ
    エステル0.1〜10重量部を含有させてなる硬化性組
    成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57155249A (en) * 1981-03-20 1982-09-25 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd Curable composition

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