JPH02132135A - リング状物成形用ゴム組成物 - Google Patents

リング状物成形用ゴム組成物

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JPH02132135A
JPH02132135A JP28373788A JP28373788A JPH02132135A JP H02132135 A JPH02132135 A JP H02132135A JP 28373788 A JP28373788 A JP 28373788A JP 28373788 A JP28373788 A JP 28373788A JP H02132135 A JPH02132135 A JP H02132135A
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JP28373788A
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Kenichi Fujimoto
健一 藤本
Masatsugu Kudo
正嗣 工藤
Hiroshi Kamata
浩 鎌田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、リング状物成形用ゴム組成物に関する。更に
詳しくは、耐摩耗性にすぐれたDリングなどのリング状
物成形に用いられる水素添加NBR組成物に関する。
〔従来の技術〕
自動車のトルクコンバータ、ロックアップクラッチなど
に用いられるDリングなどは、従来耐熱性、耐油性など
の点からアクリルゴムやフッ素ゴムから成形されていた
が,トルクコンバータ内のサーボピストンのような往復
動するところにもこの製品が用いられるため、そこに耐
摩耗性が要求されるようになってきている. しかるに,従来用いられているアクリルゴムは、耐摩耗
性の点で劣り、製品の摩耗による油洩れなどの不具合を
発生させていた。また、フッ素ゴムの場合には、使用す
る作動油の添加剤(アミン系化合物)により、使用中に
ゴム表面にクラツクを生じ,やはり油が洩れるという不
具合を発生させている。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は,耐摩耗性にすぐれたDリングなどのリ
ング状物の成形に好適に用いられる水素添加NBR組成
物を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
かかる目的を達成せしめる本発明の水素添加NBR組成
物は、水素添加NBR 100重量部にカーボンブラッ
ク約20〜150重量部および架橋性基含有液状アクリ
ルゴム約1〜30重量部を添加してなる。
水素添加NBRとしては、水素化率約80%以上のもの
が用いられる。その水素化率は100%迄高めることが
でき,水素化率が高いもの程酎熱性は良くなるが.要求
される酎熱性の程度、コストなどの点から100%より
多少水素化率の低いものが一般に用いられる. カーボンブラックとしては、HAF. FEF, MA
F、SRF.MTなどの各種のものを使用することがで
きるが. HAF. MAF. FEFなどの高補強性
カーボンブラックを用いることが好ましい.カーボンブ
ラックは、水素添加NBR 100重量部当り約20〜
150重量部、好ましくは約40〜100重量部の割合
で用いられる。これ以下の使用割合では,Dリングに必
要な物性が得られず、一方これ以上の割合で用いると、
加工性が悪化し、成形を困難とさせる.また、カーボン
ブラックの代りに、シリカ,タルク、クレーなどのホワ
イトカーボン系充填剤を用いると、成形された製品の圧
縮永久歪を大きくするので好ましくない. 架橋性基含有液状アクリルゴムとしては、一般に溶液重
合法により重合した平均分子量が約iooo〜8000
、好ましくは約2000〜4000のものが用いられる
.その化学組成は、アルキル基が1〜8個の炭素原子を
有するアルキルアクリレートおよびアルキル基とアルキ
レン基とがそれぞれ1〜4個の炭素原子を有するアルコ
キシアルキルアクリレートよりなる群から選ばれた少く
とも1種のアクリレートと約0.5〜10モル%,好ま
しくは約1〜5モル%のアリル基,水酸基、カルボキシ
ル基,エボキシ基などの架橋性基含有(メタ)アクリレ
ートとの共重合体であり、例えばエチルアクリレートー
アリルメタクリレート共重合体、エチルアクリレート=
n−プチルアクリレートーアリルメタクリレート3元共
重合体,エチルアクリレートー2−ヒドロキシエチルア
クリレート共重合体、エチルアクリレートーメトキシエ
チルアクリレートーアリルメタクリレート3元共重合体
、エチルアクリレートー3−ヒドロキシブチルメタクリ
レートーアリルメタクリレート3元共重合体などが挙げ
られる。
これらの架橋性基含有液状アクリルゴムは、水素添加N
BR 100重量部当り約1〜30重量部、好ましくは
約2〜10重量部の割合で用いられる.これ以下の使用
割合では、Dリングなどに必要な物性が得られず、一方
これより多い割合で用いると、成形された製品の硬度、
伸び、ゴム強度などが悪化するようになる. 以上の各成分を必須成分とする未加硫のゴム組成物には
,加硫剤や必要に応じて加硫助剤、老化防止剤、可塑剤
、滑剤などの各種配合剤が配合される。
加硫剤としては、一般のNORと同様にイオウ加硫系を
用いることもできるが、成形されるリング状物の圧縮永
久歪を向上させるためには、有機過酸化物加硫系を用い
ることが好ましい.この有機過酸化物加硫剤としては、
例えばジクミルバーオキサイド,2,5−ジメチル−2
.5−ジ第3プチルパーオキシヘキサン、1.3−ジ第
3プチルバーオキシイソプ口ピルベンゼン、ペンゾイル
パーオキサイド.ジ第3プチルバーオキサイドなどが用
いら拉る。
ゴム組成物の調製は,二−ダ、インターミックス,バン
バリミキサなどの密閉型混線機あるいはオープンロール
を用いて混棟することによって行われ、調製されたゴム
組成物は,熱プレス、射出成形機などで所定の形状に成
形され,必要に応じて熱オーフンを用いての2次加硫も
行われる・〔発明の効果〕 水素添加NOHにカーボンブラックと共に液状アクリル
ゴムを添加することにより、ゴムの強度、圧縮永久歪な
どのゴム物性を低下させることなく、耐摩耗性を改善す
ることができる。
このような効果は、液状アクリルゴムによる自己潤滑作
用の付与によるものと考えられ、またこの液状アクリル
ゴム中には架橋性基を含有しており、それの加硫時の架
橋反応によりゴムの摩耗時のミクロな破壊が防止される
ものと考えられる.本発明に係る耐摩耗性および圧縮永
久歪にすぐれた成形品を与えるゴム組成物を用いてDリ
ングを成形し、シール製品となすことにより、従来問題
となっていたサーボピストンシリンダ部などにおけるシ
ール材の摩耗による油洩れ不具合などを効果的に解消す
ることができる.また,Dリング以外にも,0リングな
どのリング状物の成形にも用いられ、これらのリング状
物は往復動する個所ばかりではなく、回転動する個所に
も用いられる.〔実施例〕 次に,実施例について本発明を説明する.実施例1〜3 ▲     嘔−−一刃脈租丸副?叉斜叩水素添加NB
R(日本ゼオン製品Zetpol 2020)   1
00   100水素#hlFJBR(日本ゼオン製品
Zet四l 1020)            1■
H正カーボンブラック             40
    30HA#J−ボンブラッ’)       
           20    65以−AMA(
95:5)共重合体(囮杼000)         
   5    5HA−BA−AA(76:20:6
)共重合体(1#l−34000)      4酸イ
ヒjロBシt,3                 
            43ステアリン酸     
            1112,2.4−トリメチ
ノl,−1.2−ジハイドロキノリン   2122−
メルカプトベンゾイミダゾール           
lジオクチルセバケート              
    54ジクミルパーオキサイド        
    2   6   2トリアリルイソシアヌレー
ト          14rフェニレンビスマレイミ
ド         0.51EA:エチルアクリレー
ト AMA :アリルメタクリレート BA : n−プチルアクリレート AA:アリルアクリレート 上記各配合剤を3Q二−ダで混練し、混線物を165℃
で15分間熱プレスして加硫成形し,150 X 15
0X 2m+aのゴムシートおよびDリング(内径40
mm ,外径60IIIIl1、厚さ5IIIII+)
をそれぞれ成形した。
比較例1 実施例1において. FEFカーボンブラック量を10
重量部に変更した。
比較例2 実施例1において、HA−BA−AA共重合体を用いな
かった。
比較例3 実施例1において、FEFカーボンブラックの代りに、
同量のシリカ(日本アエロジル製品R972)が用いら
れた。
比較例4 アクリルゴム(日本メクトロン製品ノックスタイトA−
1095)  100重量部旧カーボンブラック   
                50亜リン酸釦  
                        5
ステアリンPa1 ヘキサメチレンジアミン              
    1島−BA(80:20)共重合体(MW約凹
00)              3上記各配合剤を
10インチオープンロールで混練し、混線物を165℃
、30分間プレス加硫および175℃,10時間オーブ
ン加硫し、実施例1と同様のゴムシートならびにDリン
グを成形した.比較例5 フッ素ゴム(デュポン社製品パイトン260C)   
  1.00重量部訂カーボンブラック       
        20酸化マグネシウム       
          3水酸化カルシウム      
          3EA−BA (80:20)共
重合体(肋約3000)          3上記各
配合剤を10インチオープンロールで混練し、混線物を
165℃、20分間プレス加硫および175℃、24時
間オーブン加硫し、実施例1と同様のゴムシ一トならび
にDリングを成形した.以上の各実施例および比較例で
得られたゴムシ一トについて、常態物性、圧縮永久歪(
150℃、70時間)およびテーバー摩耗量(JISκ
−7204i1!拠;伍石1ト18、荷重I Kgf、
1000回)の測定を行なうと共に、Dリングについて
、次の試験条件下で往復動する摩耗試験機を用い、摩耗
量−ΔQC=試験前後における外径寸法差)を測定した
油     圧: 8Kgf/aJ 温    度;l20℃ 油  :出光ATFデキシロン■ ストローク: lo+e+e サイクル: 20cpm 時   間:200時間 得られた結果は、次の表に示される。この結果から、本
発明のゴム組成物からの成形品は各比較例のものと比較
して、常態物性,圧縮永久歪、耐摩耗性のいずれの点に
おいてもすぐれていることが分る.なお、比較例5のD
リングは、摩耗試験後のゴム表面にクラックの発生が認
められた。
一』「定ヨ1」L一 硬さ(JIS A) (ポイント) 引弓比虫さ   (Kgf/a#) 伸び       α) 圧縮永久歪    α) テーパー摩耗量  (g) Dリング摩耗量−ΔQ(硼) 表 一実11例一一」シ較一舅− 1 2 3 1. 2 3 4 5

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、水素添加NBR100重量部にカーボンブラック約
    20〜150重量部および架橋性基含有液状アクリルゴ
    ム約1〜30重量部を添加してなるリング状物成形用ゴ
    ム組成物。
JP28373788A 1988-11-11 1988-11-11 リング状物成形用ゴム組成物 Expired - Lifetime JP2658294B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004526036A (ja) * 2001-04-16 2004-08-26 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー アクリルエステル共重合体の架橋方法
JP2006335784A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Jsr Corp 耐油耐候性ゴム組成物及びその成形品
JP2011016984A (ja) * 2009-06-12 2011-01-27 Toyo Tire & Rubber Co Ltd ゴム組成物及び空気入りタイヤ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004526036A (ja) * 2001-04-16 2004-08-26 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー アクリルエステル共重合体の架橋方法
JP2006335784A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Jsr Corp 耐油耐候性ゴム組成物及びその成形品
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