JPH02131394A - 昇降機用電圧形インバータ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） 本発明は、停電時またはインバータ保護機能動作時のバ
ックアップ電源として外部に直流電源（従来の技術） 一般に、電圧形インバータ装置は、各種保護機能を有し
、過電圧保護，過電流保護，不足電圧保護等の機能が動
作したときは、インバータ運転を瞬時に停止させるよう
にしている。

従来より、昇降機用モータの運転のために、この皿のイ
ンバータ装置が用いられている。この昇降機用インバー
タ装置では、上述の各種保護機能が動作したときに、昇
降機箱が、建物の階と階との途中で止まるおそれがある
。この予防策として、従来より非常用の直流電源を外部
設置形で備え、停電時や保護機能動作時にはこの外部直
流電源から電源を供給する方法を揉用している。

このインバータ装置の一例を第４図に示す。同図におい
て、１は商用３相交流電源、２はインバータ主回路、３
は商用単相交流電源、４は制御回路、５は異常検出リレ
ーである。そして、６はバックアップ電源としての直流
電源たるバッテリーであり、７は無停？［源である。イ
ンバータ主回路２は、３相交流電源１を整流器８により
整流してコンデンサ９により平滑化し、スイッチング素
子１０にて交流に再変換する一般的な構成である。

このスイッチング素子１０には制御回路４からのベース
信号によって制御されるようになっている。

このようなインバータ装置において、インバータ出力は
、内部設定で決定される電圧／周波数パターンで決定さ
れる。通常、この電圧／周波数パターンはいったん設定
されると、運転中は変更されない。しかして通常の運転
時に、各種保護機能が働くと、異常検出リレー５が動作
しインバータ装置は瞬時に出力を停止するようになって
いる。

この時点では昇降機箱は階と階との中間に止まるＣこと
があるが、しかしこの場合には、バッテリー６と無停電
電源７とを切り替え使用することで、昇降機用モータを
駆動して昇降機箱を適宜の階に移動させる。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記従来のものでは、バッテリー６の電
源容量を大容量をする必要があり、その設置スペースに
苦慮すると共に、経済的にも不利であった。即ち、イン
バータ主回路２は昇降機用モータを駆動する部分である
から、かなりの電力を消費する。従って、停電時とか保
護機能動作時にバッテリー６が使用される場合、モータ
の容量に応じてバッテリー６の電源容二を設定すると、
バッテリーがかなり大型化する。例えば、２００Ｖのイ
ンバータ装置の場合、主回路２の直流部は２８２Ｖ　（
２００ｘＪ２）　のｍＲを必要とする。

これを達成するには、１５■のバッテリーならば、これ
を１９個直列接続しなければならない。この結果、バッ
テリーが大型化してしまう問題が発生する。

本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目
的は、停電時またはインバータ保護機能動作時に外部直
流電源にて非常運転を行なうものにおいて、容量の小さ
い直流電源で上記非常運転を支障なく行なうことができ
、もって直流電源の小容量化を達成できて、小スペース
化等を図ることができる昇降機用電圧形インバータ装置
を提供するにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は、停電時またはインバータ保謹機能動作時のバ
ックアップ電源として外部に直流電源を設けた昇降機用
電圧形インバータにおいて、停電またはインバータ保設
機能動作があったときには電圧／周波数パターンを通常
運転時の場合よりも高くなるよう切り替えるようにした
ところに特徴を何する。

この場合、昇降機の加速時及び減速時にそれぞれ対応さ
せて電圧／周波数パターンを設定するようにしてもよい
。

（作用） 通常の運転時には、所定のインバータ定格電圧で、所定
の電圧／周波数パターンにて運転されているが、停電時
や保護機能動作時には直流電源にて運転される。この場
合に、同じ電圧／周波数パターンで運転して、出力電圧
を同様に得ようとすると、かなり大容量の直流電源が必
要となる。

また、人力電圧を低くすると、出力電圧も低くなり、こ
の場合、モータトルクの減少度合は出力電圧の２乗に逆
比例するから、非常運転が困難となる。

しかしながら、上記手段によれば、停電またはインバー
タ保護機能動作があったときには、つまり、直流電源使
用に切り替オ〕るときには、電圧／周波数パターンを通
常運転時の場合よりも高くなるよう切り替えるようにす
るから、入力電圧即ち直流？Ｉｉ源電圧が小さくても高
い出力電圧を得ることができて、非常運転を支障なく行
なうことができる。

この場合、停電またはインバータ保護動作の発生時期は
、昇降機の加速時であったり減速時であったりするが、
この加速時及び減速時に対応した電圧／周波数パターン
を設定すれば、非常運転をさらに円滑に行なうことがで
きる。

（実施例） 以下本発明の一実施例につき第１図ないし第３図を参照
して説明する。

第１図には第４図と同一部分には同一符号を付しており
、従って、１は商用３相交流電源、２はインバータ主回
路、３は商用単相交流電源、５は異當検出リレーである
。そして、６はバックアップ電源としての直流電源であ
り、７は無停電電源である。インバータ主回路２は、３
相交流電源１を整流器８により整流してコンデンサ９に
より平滑化し、スイッチング索子１０にて交流に再変換
する一般的な構成である。なお、１１は突入電流抑制用
抵抗器である。

上記スイッチング素子１０を駆動制御する制御回路１２
は、異常検出リレー５を有するほかに、Ｖ／ｆ切替回路
１３，通常運転用Ｖ／ｆ設定器１４，非常運転用Ｖ／ｆ
設定器１５及び主制御部１６を白゜シて構成されている
。また、１７．１８は停電時や保護機能動作時に異常信
号を入力する端子である。Ｖ／ｆ切替回路１３は通常運
転時にはＶ／ｆ設定器１４を有効化し、上記異常信号が
与えられると、今一つのＶ／ｆ設定器１５を有効化する
。従って、通常運転時には、電圧／周波数パターンはこ
のＶ／ｆ切替回路１４により設定されている。このＶ／
ｆ切替回路１４による電圧／周波数パターンは、第２図
に示す設定パターン（その範囲は斜線部分である）のう
ちから、昇降機の負荷特性に応じて任意に選定し得るよ
うになっている。この第２図に示す通常運転時の電圧／
周波数パターンの範囲は、必要トルクの確保とかモータ
過励磁防市等の配慮から、低周波数時Ｏ〜３０％電圧と
なっている。また、停電時や保護機能動作時にはＶ／ｆ
切替回路１５による電圧／周波数パターンにて運転され
る。このＶ／ｆ切替回路１５による電圧／周波数パター
ンは、第３図に示す（電圧／周波数パターンの範囲は斜
線部分である）のうちから、昇降機の負４Ｉ特性に応じ
て任意に選定し得るようになっている。この場合、例え
ばバッテリー６の電圧が通常運転時の定格電源の１／２
であれば、この電圧パターンも２倍高くしておけばよく
、従って、第３図に示すように低周波数時３０〜７０％
電圧となる範囲で電圧：Ａ整できるようにしている。こ
の結果、モータに供給する電圧が一定となり、非常運転
を支障なく行なうことができる。このようにバッテリー
６を使用する場合に電圧／周波数パターンを切り替える
ので、バッテリー６としては高い電圧を必要とせず、こ
の結果、バッテリーを小容量化できる。従って、バッテ
リー６の設置スペースを小さくできると共に、経済的負
担も少なくできる。

なお、高周波数時には上昇率が低くなるから、バッテリ
ー６での非常運転時には周波数を低くするように制御す
る方が好ましい。この場合、バッテリー６の電力消費も
多大となるが、非常運転は、昇降機箱を最寄りの階まで
移動させるだけの短時間運転で良いので、実用上何の問
題もない。

上記実施例において、加速・減速に関連して電圧／周波
数のパターンを変更するようにしても良い。つまり、停
電またはインバータ保護動作の発生時期は、昇降機の加
速時であったり減速時であったりするが、この加速時及
び減速時に対応した電圧／周波数パターンを設定すれば
、非常運転をさらに円滑に行なうことができる。

また上記実施例では、所定の電圧／周波数パターンを設
定するためのＶ／ｆ設定器１４．１５と、これらのいず
れかを仔効化する切替回路１３とを用いて、電圧／周波
数のパターンを変更するようにしたが、これらは、マイ
クロコンピュータにて制御するようにしても良い。

［発明の効果］ 本発明は以上の記述にて明らかなように、次の効果を得
ることができる。

請求項１記載の昇降機用電圧形インバータ装置において
は、停電時とが保護機能動作時に電圧／周波数パターン
を通常運転の場合よりも高くするよう制御するから、直
流電源の電圧が低くても非常運転を行なうに十分の出力
電圧を得ることができ、よって、直流電源の小容量化を
達成することができ、この結果、直流電源の設置スペー
スを小さくできると共に、経済的負担も軽くできる。

請求項２記載の昇降機用電圧形インバータ装置において
は、停電または保護機能動作の発生時期に昇降機の加速
・減速の状況に応じて電圧／周波数パターンを設定する
ので、非常運転をさらに円滑に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明の一実施例を示し、第１図
は概略的電気回路図、第２図は通常運転時の電圧／周波
数パターンを示す図、第３図は非常運転時の電圧／周波
数パターンを示す図である。そして第４図は従来例を示
す第１図相当図である。 図中、２はインバータ主回路、６はバッテリー（直流電
源）、７は無停電電源、１２は制御回路、１３はＶ／ｆ
切替回路、１４は通常運転用Ｖ／ｆ設定器、１５は非常
運転用Ｖ／ｆ設定器である。 代理人　　　弁理士　則　近　　憲　佑同　　　　　　
　　　　弟　　子　　丸　　　　健出力周波数（％） 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、停電時またはインバータ保護機能動作時のバックア
   ップ電源として外部に直流電源を設けた昇降機用電圧形
   インバータにおいて、停電またはインバータ保護機能動
   作があったときには電圧／周波数パターンを通常運転時
   の場合よりも高くなるよう切り替えるようにしたことを
   特徴とする昇降機用電圧形インバータ装置。 ２、昇降機の加速時及び減速時にそれぞれ対応する電圧
   ／周波数パターンが設定されていることを特徴とする請
   求項１記載の昇降機用電圧形インバータ装置。