JPH02130840A - リードフレームの回収装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はリードフレームの回収装置に係り、リードフレ
ームのマガジンへの回収作業を停止することなく、リー
ドフレームの回収が終了したマガジンをライン外へ搬出
できるようにしたものである。

（従来の技術） 実装装置により電子部品が実装されたリードフレームは
、搬送手段により搬送されてマガジンに回収される。従
来、このようなリードフレームの回収装置として、リー
ドフレームの搬送路にマガジンの段積収納部を配設し、
リフターによりこれに収納された最下段のマガジンを下
から支持して、このリフターを昇降装置により徐々に下
降させながら、最下段のマガジンに一枚づつリードフレ
ームを回収し、このマガジンにリードフームが満杯回収
されたならば、２段目以上のマガジンが落下しないよう
にクランブ装置によりクランプしたうえで、リフターを
更に下降させて回収が終了した最下段のマガジンをライ
ン外へ搬出し、搬出が終了したならば、リフターを原位
置に上昇復帰させて新たな最下段のマガジンを下から支
持し、そこでクランプ装置のクランプ状態を解除したう
えで、上記動作を繰り返すものが実施されている。

しかしながら上記従来装置は、リフターが下降して満杯
になったマガジンを搬出し、再び原位置に戻って新たな
最下段のマガジンを支持するまでの間は、クランプ装置
にクランプされたマガジンは下降できないので、その間
はリードフレームのマガジンへの回収作業を停止しなけ
ればならず、ひいては実装装置によるリードフレームへ
の電子部品の実装作業も停止せねばならない問題があっ
た。

したがって本発明は、リードフレームの回収が終了した
マガジンをライン外へ搬出する際も、リードフレームの
回収作業を停止することなく続行できるリードフレーム
の回収装置を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） このために本発明は、リードフレームの搬送路に設けら
れたリードフレーム収納用マガジン・の段積収納部と、
この段積収納部に収納された最下段のマガジンを下から
支持するリフターと、このリフターの昇降装置と、この
昇降装置の駆動により所定高さまで下降したマガジンを
このリフターから搬出する搬出装置と、リードフレーム
の回収が終了した最下段のマガジンを上記段積収納部か
ら搬出するためにリフターが下降しているときに、段積
収納部に収納された２段目以上のマガジンが落下しない
ように、２段目のマガジンをクランプするクランプ装置
と、このクランプ装置によりマガジンをクランプした状
態で、このクランプ装置を下降させるクランプ装置の昇
降装置とからリードフレームの回収装置を構成したもの
である。

（作用） 上記構成において、段積収納部に収納された最下段のマ
ガジンをリフターが支持した状態で、このリフターが徐
々に下降することにより、リードフレームはこのマガジ
ンに一枚づつ回収される。このマガジンが満杯になると
、クランプ装置が作動して２段目以上のマガジンが落下
しないように２段目のマガジンをクランプしたうえで、
リフターは昇降装置に駆動されて所定高さまで下降し、
リフター上のマガジンは搬出装置によりライン外に搬出
される。搬出が終了すると、リフターは昇降装置に駆動
されて上昇し、クランプ装置によりクランプされた新た
な最下段のマガジン（すなわち上記２段目のマガジン）
を下から支持する。このようにリフターにより満杯にな
ったマガジンが搬出されている間は、クランプ部材がそ
の昇降装置に駆動されて徐々に下降することにより、新
たな最下段のマガジンにリードフレームが回収される。

そして上記のようにリフターが上昇してこの新たな最下
段のマガジンを下から支持すると、クランプ装置はクラ
ンプ状態を解除し、以後上記と同様にして、リフターが
下降しながらマガジンにリードフレームが回収される。

（実施例） 次に、図面を参照しながら本発明の詳細な説明する。

第１図はリードフレームの回収装置の全体斜視図であっ
て、１は実装装置（図外）により電子部品が実装された
リードフレームＬＦの搬送路である。２はこの搬送路１
に設けられた段積収納部であって、その内部にはリード
フレーム収納用マガジン３が複数個段積して収納されて
いる０段積収納部２は、縦材２ａと横材２ｂを止具２Ｃ
により箱形に組み立てて形成されており、止具２Ｃを長
孔２ｄに止着することにより、マガジン３の長さ方向の
寸法に対応して、その大きさを調整できるようになって
いる。第２図（ａ）〜（Ｃ）はマガジン３の昇降手段を
簡略に示すものであって、次に第１図と第２図を参照し
ながら、更に詳細な説明を行う。

第２図（ａ）において、５は最下段のマガジン３ａが落
下しないようにこれを下から支持するリフターである。

６はこのリフター５の昇降装置であって、モータ７と、
ベルト８を介してこのモータ７により駆動されて回転す
る送りナツト部９と、この送りナツト部９が螺着された
垂直な送りねじ１０から成っており、リフター５は送り
ナツト部９に取り付けられている。

１５はクランプ装置としてのエアシリンダであって、上
記段積収納部２を取り囲むように配設された支持フレー
ム１６　（第１図参照）に取り付けられており、そのロ
ッド５ａが突出して第２段目のマガジン３ｂの側壁面に
押接することにより、第２図（ｂ）に示すように、リフ
ター５が下降して最下段のマガジン３ａが２段目のマガ
ジン３’ｂから離れたときに、２段目以上のマガジン３
ｂ〜３ｄが下方に落下するのを防止する。１７はシリン
ダ１５の昇降装置であって、上記昇降装置６と同様に、
モータ１８．ベルト１９．送りナフト２０．送りねじ１
０から成っており、シリンダ１５の支持フレーム１６は
このナンド部２０に取り付けられている。このように２
つの昇降装置６，１７は、送りねじ１０を共用している
。

２２はマガジン３の回収テーブルであって、このテーブ
ル２２の下部には、マガジン３の搬出装置２３が設けら
れている。この搬出装置２３は、エアシリンダ２４のロ
フト２４ａの先端部に、引き出しプレート２５を装着し
て構成されている。ロッド２４ａは突出状態においてリ
フター５の下方にあり、リフター５により受部２６上ま
で下降したマガジン３ａを、ロフト２４ａが退去するこ
とにより、プレート２５で引き出してテーブル２２上に
搬出する。

第１図において、３０は段積収納部２の巾方向に配設さ
れた送りねじであって、その両側部には右ねじ３０ａと
左ねじ３０ｂが形成されており、これらのねじ３０ａ、
３０ｂに、上記段積収納部２の縦材２ａが取り付けられ
たフレーム３１の両端部が螺着されている。３２はねじ
３０ａ、３０ｂに螺合するナツトである。この送りねじ
３０がベルト３３を介してモータ３４により駆動される
と、フレーム３１は送りねじ３０に沿って摺動し、段積
収納部２の横巾を調整する。すなわちこれらの部材３０
〜３４は、リードフレームＬＦの品種が変更されてマガ
ジンの横寸法が変るときに、これに対応できるように段
積収納部２の横寸法の大きさを調整する調整装置を構成
している。

本装置は上記のような構成より成り、次に動作説明を行
う。

電子部品が実装されたリードフレームＬＦは、搬送路１
上を間欠的にピッチ送りされて、最下段のマガジン３ａ
内に一枚づつ回収される。リードフレームＬＦのピッチ
送りに同期して、昇降装置６のモータ７が間欠駆動する
ごとにより、リフター５は間欠的に徐々にピッチ下降し
、リードフレームＬＦは最下段のマガジン３ａのランク
とランクの間に一枚づつ段積みされて回収される。この
ようにリードフレームＬＦをマガシジン３ａに回収する
ためにリフター５が下降している際中ば、クランプ装置
としてのシリンダ１５のロフト１５ａは退去しており、
したがって段積みされた２段目以上のマガジン３ｂ〜３
ｄは最下段のマガジン３ａと共に下降する（以上、第２
図（ａ）参照）。

マガジン３ａが満杯になると、クランプ装置１５のロッ
ド１５ａは突出して２段目のマガジン３ｂの側壁面に押
接し、２段目以上のマガジン３ｂ〜３ｄが落下しないよ
うにクランプしたうえで、昇降装置６は駆動し、リフタ
ー５は下降してマガジン３ａを受部２６上まで下降させ
る（第２図（ｂ）参照）。するとシリンダ２４のロッド
２４ａは退去して、このマガジン３ａはテーブル２２上
に搬出される。次に昇降装置６は逆方向に駆動してリフ
ター５を上昇させ、このリフター５により新たな最下段
のマガジン３ｂを支持する（第２図（ｃ）参照）。

このようにリフター５がマガジン３ａをライン外へ搬出
するために、下降と上昇をしている間は、昇降装置１７
のモータ１８が駆動して、クランプ部材１５をピッチ下
降させ、これにクランプされた２段目以上のマガジン３
ｂ〜３ｄをピンチ下降させることより、リードフレーム
ＬＦのマガジン３ｂへの回収を停止することなく続行す
る。そしてリフター５が上昇してこのマガジン３ｂを落
下しないように下から支持したならば、クランプ装置１
５のロッド１５ａは退去してクランプ状態を解除し、以
後は最初のマガジン３ａの場合と同様に、リフター５が
昇降装置６に駆動されてピンチ下降することにより、リ
ードフレームＬＦの回収が行われ、またクランプ状態を
解除したクランプ装置１５は、昇降装置１７に駆動され
て原位置まで上昇復帰する。このように本装置によれば
、リフター５を昇降させて、リードフレームＬＦの回収
が終了したマガジン３をテーブル２２に搬出している陣
中も、クランプ装置１５によりマガジン３をクランプし
てピッチ下降させることにより、リードフレームＬＦの
回収を停止することなく続行することができる。

（発明の効果） 以上説明したように本発明は、リードフレームの搬送路
に設けられたリードフレーム収納用マガジンの段積収納
部と、この段積収納部に収納された最下段のマガジンを
下から支持するリフターと、このリフターの昇降装置と
、この昇降装置の駆動により所定高さまで下降したマガ
ジンをこのリフターから搬出する搬出装置と、リードフ
レームの回収が終了した最下段のマガジンを上記段積収
納部から搬出するためにリフターが下降しているときに
、段積収納部に収納された２段目以上のマガジンが落下
しないように、２段目のマガジンをクランプするフラン
ツ装置と、このクランプ装置によりマガジンをクランプ
した状態で、このクランプ装置を下降させるクランプ装
置の昇降装置とからリードフレームの回収装置を構成し
ているので、リードフレームの回収が終了したマガジン
をライン外へ搬出している陣中も、クランプ装置でマガ
ジンをクランプしたうえで、このクランプ装置を下降さ
せることにより、リードフレームのマガジンへの回収作
業を続行することができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例を示すものであって、第１図はリー
ドフレームの回収装置の全体斜視図、第２図（ａ）、　
　（ｂ）、　　（Ｃ）は動作順の要部背面図である。 工・・・搬送路 ２・・・段積収納部 ３・・・マガジン ３ａ・・・最下段のマガジン ３ｂ・・・２段目のマガジン ５・・・リフター ６・・・昇降装置 １５・・・クランプ装置 １７・・・昇降装置 ２３・・・搬出装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. リードフレームの搬送路に設けられたリードフレーム収
   納用マガジンの段積収納部と、この段積収納部に収納さ
   れた最下段のマガジンを下から支持するリフターと、こ
   のリフターの昇降装置と、この昇降装置の駆動により所
   定高さまで下降したマガジンをこのリフターから搬出す
   る搬出装置と、リードフレームの回収が終了した最下段
   のマガジンを上記段積収納部から搬出するためにリフタ
   ーが下降しているときに、段積収納部に収納された２段
   目以上のマガジンが落下しないように、２段目のマガジ
   ンをクランプするクランプ装置と、このクランプ装置に
   よりマガジンをクランプした状態で、このクランプ装置
   を下降させるクランプ装置の昇降装置とから成ることを
   特徴とするリードフレームの回収装置。