JPH02130817A - 単結晶薄膜形成用基板 - Google Patents

単結晶薄膜形成用基板

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JPH02130817A
JPH02130817A JP28433788A JP28433788A JPH02130817A JP H02130817 A JPH02130817 A JP H02130817A JP 28433788 A JP28433788 A JP 28433788A JP 28433788 A JP28433788 A JP 28433788A JP H02130817 A JPH02130817 A JP H02130817A
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JP
Japan
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film
silicon
substrate
silicon nitride
thin film
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Pending
Application number
JP28433788A
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English (en)
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Takashi Tagami
田上 高志
Tomonori Yamaoka
智則 山岡
Yasutomo Arima
有馬 靖智
Shuhei Tanaka
修平 田中
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は単結晶薄膜形成用基板に関し、特に結晶方位の
そろった単結晶薄膜を直接堆積形成できる単結晶薄膜形
成用基板に関する。
〔従来の技術〕
従来から、ガラス基板等の非晶質基板上に結晶面の単一
な半導体膜を形成する方法として、非晶質基板上に形成
した溝の形状を用いるグラフオエピタキシ法が知られて
いる。第6図にグラフオエピタキシ法で用いられている
従来の基板を示す。
該基板は、基板1の主要部表面に矩形の溝2をドライエ
ツチング法等を用いて作成したものであり、溝2の形状
として矩形を用いた場合には、(100)面の半導体膜
が、溝2の角部3を結晶核として垂直方向にグラフオエ
ピタキシャル成長することが知られている(例えば、^
pp1.Phys、Lett、、35.71(1979
))。
また、石英ガラス基板上に大粒径のシリコン薄膜を形成
する方法として、石英ガラス基板上に形成したシリコン
窒化膜のパターンを用いるSen taxy法が知られ
ている。第5図にSen taxy法による大粒径シリ
コン薄膜の形成方法を示す、該石英ガラス基板は、石英
ガラス基板4の主要部表面にシリコン窒化膜5のパター
ンを設けたものであり、シリコン膜の成長速度が、石英
ガラス上よりもシリコン窒化膜上で太き(なる条件を用
いて成膜を行うと、各々のシリコン窒化膜のパターン上
からシリコンの結晶核6が成長し、大粒径のシリコン薄
膜7が成長することが知られている(例えば、Proc
、19th Int、Conf、5olid 5tat
e Devices andMaterials、19
1 (1987)) −〔発明が解決しようとする課題
〕 上記グラフオエピタキシャル成長においては、成長する
結晶粒の方向性が該角部3の方向性により影響されるこ
とを利用しているため、良好な単結晶薄膜を成長させる
ためには、該溝2の幅を結晶粒の粒径よりも小さくして
、該角部3以外での結晶粒の発生を防止する必要がある
しかしながら、結晶粒の粒径よりも小さな溝加工を行う
ことが困難であるため、薄膜を堆積した後、アニール処
理を施してグラフオエピタキシャル成長を行っており、
薄膜の成長過程だけでグラフオエピタキシャル成長を行
うことができなかった。このことは、製造工程の増加、
あるいは、アニール処理に伴う弊害(例えば、基板構成
元素の単結晶薄膜への拡散)が発生するため、一つの問
題点となっていた。
また、上記Sen taxy法においては、結晶粒の方
向性を基板面上で揃えることができないため、得られる
膜は大粒径の多結晶薄膜であり、単結晶薄膜は原理的に
得ることができない。このことは、半導体デバイス等の
作成上、一つの問題点となっていた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので
あって、非晶質基板表面に、所定形状の溝を多数形成し
た単結晶薄膜形成用基板において、該溝の少なくとも角
部を含む表面を、結晶成長用材料を基板上に堆積させた
場合、その他の部分よりも大きな堆積速度を示す材料で
形成したことを特徴とする単結晶薄膜形成用基板である
本発明によれば、ドライエツチング等で形成した溝内の
角部に、結晶成長の核となる面が設けられているため、
該角部から選択的に結晶成長が起こるようになっている
。該角部に設けられる堆積速度の大きな材料により形成
される面の大きさは結晶膜物質の臨界結晶粒径と同程度
か、それより小さなことが好ましく、臨界結晶粒径より
大きいと核間の溝内角部以外からも結晶核が発生するた
め本発明の効果が現れにくい、また、該堆積速度の大き
な材料より形成される面は溝側面全面である必要はない
。該堆積速度の大きな材料により形成される面の形成場
所としては、溝の内角部が望ましいが、ごくねすかばな
れた場所であっても結晶核生成および結晶方位決定に対
して同様の効果がある範囲であればかまわない。
該角部は、側面のみを堆積速度の大きな材料で形成され
る場合および角部を形成する2つの面の両方が該材料で
形成される場合が考えられるが、両面を該材料で形成す
ることが好ましい。又矩形溝の場合等複数の角部を有す
る場合溝内全角部を該材料で形成することが望ましいが
、少なくとも1角部側面が該材料で形成されていれば良
い。
角部に結晶成長の核となる面が設けられている溝は、従
来の矩形溝と同様に幅0.01〜1μ糟、深さ3nm〜
1μ曽の溝となっていることがグラフオエピタキシャル
の面で好ましく、また、0.01〜1μmの間隔で基板
表面に設けられていることが好ましい。
該溝および溝内角部の構造は、種々の構造が考えられる
。例えば、基板上に堆積速度の大きな材質の薄膜Aおよ
び堆積速度の小さな材質の薄膜Bが形成され、薄膜Aが
溝角部の1面又は2面を形成する様構成したもの(例え
ば第1図)、溝を有する基板上の溝側面に堆積速度の大
きな材質の薄膜Aがスパッタ法やドライエツチング法を
用いて形成されたもの(例えば第2図)、堆積速度の大
きな材質で形成された溝の不要部分(溝側面以外)がイ
オン注入法等で改質させられたもの等が例示できる。
該基板作成に使用する材料としては、その上に成膜され
る材料、その成膜方法、成膜条件等によって堆積速度に
差が生じ、結晶成長および方位の決定に悪影響を与えな
い任意の材料の組合せが使用できる。例えばシリコン結
晶を成長させる際のシリコン酸化物と窒化珪素の組合せ
、タングステン結晶を成長させる際のシリコン酸化物と
シリコンの組合せ等が例示できる。結晶方位に悪影響を
与えにくい材料としてはアモルファス材料が例示される
基板の材質は、結晶質、非晶質材料にわたり結晶成長に
悪影響を与えない任意の材質が使用できる。内でもガラ
ス基板等生産性に優れた基板を用いることができる。
〔作 用〕
本発明によれば、結晶膜物質に対して基板物質よりも堆
積速度がより大きな物質を溝低角部近傍に形成している
ので、各々の溝低角部近傍から結晶膜物質が同じ方位で
成長していき、基板全面に単結晶膜が形成される。
〔実施例1〕 以下、第1図を参照にして、本発明の一実施例を説明す
る。第1図では、シリコン膜の堆積速度が、シリコン酸
化膜上よりもシリコン窒化膜上で大きいことを利用した
実施例である。
石英ガラス基板4の表面に厚さ0.1μ市のシリコン窒
化膜5と厚さ0.1μmのシリコン酸化膜8とを順次堆
積しく第1図(al参照)、フォトレジスト膜10 (
図示せず)を形成した後、露光現像して幅1μmの開口
部が1μmの間隔で設けられたマスク材11 (図示せ
ず)とした。その後、該マスク材11をエツチングマス
クにして該シリコン酸化膜8と該シリコン窒化膜5とを
順次ドライエツチング法によりエツチングして深さ0.
2μmの溝2を形成することにより、溝角部3の側面に
のみ該シリコン窒化膜5の面を露出させた(第1図中)
参照)。該マスク材11を酸素プラズマ等で除去した後
、上記基板上に、シリコン膜の成長速度が石英ガラス(
およびシリコン酸化膜)上よりもシリコン窒化膜上で大
きくなる条件(例えば、前記5entaxyのシリコン
成膜条件: Proc、19th Int。
Conf、5olid 5tate Devices 
and Materials+ 191(1987))
でシリコン膜を堆積させたところ、良好な特性の得られ
るシリコン単結晶薄膜が得られた。
本実施例と同様に、シリコン膜の堆積速度がシリコン酸
化膜上よりもシリコン窒化膜上で大きいことを利用した
その他の例を、実施例2〜4で説明する。
〔実施例2〕 第2図を参照にして実施例2を説明する。石英ガラス基
板4の表面にフォトレジスト膜10 (図示せず)を形
成した後、露光現像して幅1μ−の開口部がlμIの間
隔で設けられたマスク材1工(図示せず)とした。その
後、該マスク材11をエツチングマスクにして該石英ガ
ラス基板4をドライエツチング法によりエツチングして
深さ0.1μmの溝2を形成した(第2図(a)参照)
。該マスク材11を酸素プラズマ等で除去した後、厚さ
0.05μmのシリコン窒化膜5を該石英ガラス基板4
の全面に堆積した(第2図(tel参照)。次に、教導
2の側面にのみシリコン窒化膜が残存するように、シリ
コン窒化膜5をドライエツチング法によりエツチングし
た(第2図(C)参照)。これにより、溝角部3の側面
にのみ該シリコン窒化膜5の面が形成できた。上記基板
上に実施例1と同様の条件でシリコン膜を堆積させたと
ころ、良好な特性の得られるシリコン単結晶薄膜が得ら
れた。
〔実施例3〕 第3図を参照にして実施例3を説明する9石英ガラス基
板4の表面に厚さO81μmのシリコン窒化膜5を堆積
しく第3図(al参照)、フォトレジスト膜10(図示
せず)を形成した後、露光現像して幅1μmの開口部が
1μmの間隔で設けられたマスク材11(図示せず)と
した。その後、該マスク材11をエツチングマスクにし
て8亥シリコン窒化膜5をドライエツチング法によりエ
ツチングして深さ0.1μmの溝2を形成した(第3図
(bl参照)。該マスク材11を酸素プラズマ等で除去
した後、教導2が設けられたシリコン窒化膜5付き石英
ガラス基板4に、酸素イオン9を基板表面に垂直な方向
から、10keVのエネルギーで1×10′7個/ c
m ”注入した(第3図(C1参照)。該酸素イオンが
イオン注入されなかった溝 角部3の側面はシリコン窒
化膜のままで残存し、該酸素イオンがイオン注入された
領域はシリコン 酸化膜8に改質できた(第3図(dl
参照)。上記基板上に実施例1と同様の条件でシリコン
膜を堆積させたところ、良好な特性の得られるシリコン
単結晶薄膜が得られた。
〔実施例4〕 実施例1〜3では、結晶成長の核となる面を溝角部の側
面にのみ形成したが、本実施例では結晶成長の核となる
面を溝底面と溝側面との境界角部にまたがって形成した
場合について説明する。以下、第4図を参照にして実施
例4を説明する。
基板1の表面に厚さ0.2μ慣のシリコン窒化膜5を堆
積しく第4図(al参照)、フォトレジスト膜10 (
図示せず)を形成した後、露光現像して幅1μmの開口
部が1μmの間隔で設けられたマスク材11 (図示せ
ず)とした。その後、該マスク’R11をエツチングマ
スクにして該シリコン窒化膜5をドライエツチング法に
よりエツチングして深さ0.1un+の:a2を形成し
た(第4図(bl参照)。
該マスク材11を酸素プラズマ等で除去した後、第4図
(C)に示すように政情2が設けられたシリコン窒化膜
5に、酸素イオン9を、政情2の側壁に直交する方向か
ら、45°の角度で、10keVのエネルギーでlXl
0”個/ cs ”注入した。該酸素イオンがイオン注
入されなかった溝角部3はシリコン窒化膜のままで残存
し、該酸素イオンがイオン注入された領域はシリコン酸
化膜8に改質できた(第4図(d+参照)。上記基板上
に実施例1と同様の条件でシリコン膜を堆積させたとこ
ろ、良好な特性の得られるシリコン単結晶薄膜が得られ
た。なお、上記酸素イオンのイオン注入条件は一例であ
り、第4図(d)に示すように溝角部3がシリコン窒化
膜で残存できるイオン注入条件であれば良い。
上記実施例1〜4は、シリコン膜の堆積速度がシリコン
酸化膜上よりもシリコン窒化膜上で大きくなる成膜条件
でシリコン単結晶薄膜を形成した例であるが、本発明を
実施するに当たっては、これに限定されない。上記実施
例1〜5の他に、タングステン膜の堆積速度がシリコン
酸化膜上よりもシリコン膜上で大きくなる条件(例えば
、J。
Electrochen+、 Soc、、 13L 1
427 (1984); DenkiKagaku、 
56.553(1988))を利用してもタングステン
膜の単 結晶薄膜が得られる。このように、本発明では
、材料の組合せが限定されるもの−でなく、選択成長が
起こる材料の組合せであれば上記実施例1〜4で説明し
たように、成膜過程だけでグラフオエピタキシにより単
結晶薄膜が得られる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、基板の表面に形成した溝のコーナーか
ら成膜過程において優先的に結晶成長を起こすことがで
きるので、従来のグラフオエピタキシでは不可能であっ
た成膜過程での単結晶膜成長が実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の実施例1ないし4を説明
するための製造工程図、第5図はSon taxy法を
説明するための製造工程図、第6図は従来のグラフオエ
ピタキシ用基板の概略を示す断面図である。 第6図 第 図 第 5図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表面に、所定形状の溝を多数形成した単結晶薄膜
    形成用基板において、該溝の少なくとも角部を含む表面
    を、結晶成長用材料を基板上に堆積させた場合、その他
    の部分よりも大きな堆積速度を示す材料で形成したこと
    を特徴とする単結晶薄膜形成用基板。
  2. (2)該大きな堆積速度を示す材料が窒化シリコンであ
    り、その他の部分の材料がシリコン酸化物である請求項
    1記載の単結晶薄膜形成用基板。
JP28433788A 1988-11-10 1988-11-10 単結晶薄膜形成用基板 Pending JPH02130817A (ja)

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JP (1) JPH02130817A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5585304A (en) * 1991-06-13 1996-12-17 Agency Industrial Science Method of making semiconductor device with multiple transparent layers
JP2000260713A (ja) * 1999-03-05 2000-09-22 Sanyo Electric Co Ltd 多結晶シリコン膜の形成方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5585304A (en) * 1991-06-13 1996-12-17 Agency Industrial Science Method of making semiconductor device with multiple transparent layers
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