JPH0213002Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0213002Y2
JPH0213002Y2 JP1983113900U JP11390083U JPH0213002Y2 JP H0213002 Y2 JPH0213002 Y2 JP H0213002Y2 JP 1983113900 U JP1983113900 U JP 1983113900U JP 11390083 U JP11390083 U JP 11390083U JP H0213002 Y2 JPH0213002 Y2 JP H0213002Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lumen
catheter
tube
side lumen
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983113900U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6023042U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11390083U priority Critical patent/JPS6023042U/ja
Publication of JPS6023042U publication Critical patent/JPS6023042U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0213002Y2 publication Critical patent/JPH0213002Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 () 考案の背景 <技術分野> 本考案は、ダブルルーメンカテーテル、特にサ
ンプ胃管、心蔵カテーテル等に用いられるダブル
ルーメンカテーテルのサイドルーメンチユーブの
接合構造を改良したダブルルーメンカテーテルに
関するものである。
<先行技術> ダブルルーメンカテーテルは、サンプ胃管カテ
ーテル、心蔵手術に用いられる動脈血カテーテ
ル、気管用バルーンカテーテル等に用いられてい
る。ダブルルーメンカテーテルのサイドルーメン
には、サイドルーメンチユーブが設けられ、この
チユーブより空気、または洗浄液等を適宜流入す
る。そして、サイドルーメンチユーブとしては、
米国特許公報3903895号に示されているようなも
のが一般的である。これを第1図として図示す
る。
第1図に示されているものは、サイドルーメン
1に側孔を穿設し、この側孔にサイドルーメンチ
ユーブ2を挿入したものである。そして、通常挿
入しただけでは、簡単に抜去してしまうため挿入
部3に接着剤を注入して固着している。しかし、
この固着作業において、接着剤がサイドルーメン
チユーブ内に流入して、その内径を縮径させた
り、また体内留置時に接着剤が流出するおそれが
あつた。さらに、サイドルーメンチユーブが挿入
部3aを支点として折れ曲がり易く、サイドルー
メンが閉塞することもあつた。
() 考案の目的 そこで、本考案の目的は、使用時においてサイ
ドルーメンチユーブが容易に折れ曲がることがな
く、また、接着剤を用いることの弊害であるサイ
ドルーメンの閉塞、縮径化そして接着剤の溶出の
ないダブルルーメンカテーテルを提供することに
ある。
本考案の目的を達成するものは、熱可塑性樹脂
からなり、メインルーメンと該メインルーメンに
平行に設けられたサイドルーメンを有し、先端部
付近に開口を有するダブルルーメンカテーテルに
おいて、前記サイドルーメンはカテーテル後端部
付近で閉塞されており、該閉塞部よりカテーテル
先端方向の位置に、該サイドルーメンと外部とを
連通する側孔を設け、該側孔付近のカテーテル外
周上にサイドルーメンチユーブを有するサイドル
ーメンチユーブ固定部材を前記孔と該サイドルー
メンチユーブが連通するように設け、さらに熱融
着したダブルルーメンカテーテルである。
() 考案の具体的説明 本考案のダブルルーメンカテーテルを第2図な
いし第6図に示す好適実施例を用いて詳細に説明
する。
特に本考案のダブルルーメンカテーテルの好適
実施例として胃用カテーテルに用いた場合につい
て説明する。
本考案のダブルルーメンカテーテルは、メイン
ルーメン5とサイドルーメン6とを持つカテーテ
ル本体7を有している。カテーテル本体7の断面
形状は略円形となつている。そして、円筒形状の
カテーテル本体7内をその長手方向にそつて2つ
に区分する壁8を設けることにより、2つのルー
メン(メインルーメン5とサイドルーメン6)を
設けている。また、第4図に示すようにメインル
ーメン5とサイドルーメン6は、カテーテル先端
部9において連通している。カテーテル先端部9
は、なだらかな閉塞端10を有している。これは
体内への挿入を容易にするとともに挿入の際に、
組織の損傷を減少させるためである。メインルー
メンの後端は開口端11となつている。この開口
端内径は他の部分より拡径していることが好まし
い。これは、コネクタ一等を接続して、他のチユ
ーブ等との連結を容易にするためである。また第
5図に示すようにサイドルーメン6は、カテーテ
ル本体の後端部19付近で閉塞している。この閉
塞部12は、サイドルーメンより流入する空気、
または洗浄液等がサイドルーメン6の後端より外
部に流出するのを防ぐためのものである。サイド
ルーメンを閉塞させる方法はサイドルーメンの上
方から高周波を照射して、サイドルーメンを閉塞
させる方法、また、カテーテル本体の押出成型時
に、サイドルーメンを形成させるために流入する
空気の送付を停止させることによつても容易に閉
塞できる。そして、この閉塞部12の付近に側孔
13が設けられている。この側孔13により、サ
イドルーメン6と外部とが連通している。また、
カテーテル本体7の先端部のメインルーメン側に
は、血液または胃液等を吸引するための開口であ
る吸引孔14が設けられている。この吸引孔は、
メインルーメン側の側壁でなくサイドルーメン側
の側壁に設けてもよい。またカテーテル本体特に
先端部から中間部までの体内に挿入される部分の
側壁は梨地表面を有することが好ましい。体内挿
入時に組織との密着を防止し、容易に挿入できる
からである。そして、側孔13付近のカテーテル
外周上にサイドルーメンチユーブ固定部材15が
設けられている。この固定部材15は、上記側孔
13付近のカテーテル本体の外径と等しいかやや
大きい内径を有する還状の部材であることが好ま
しい。尚、固定部材15は還状の部材でなく、側
孔13付近にのみ設けられるものであつてもよ
い。そして、この固定部材15が環状部材の場
合、その内にカテーテル本体7をその先端部より
挿通し、上記側孔13付近の位置に固定する。ま
た、第6図に示すように固定部材15の一部が切
除17されている方がカテーテル本体への固定が
容易である。この固定部材15の長手方向の中間
部外壁には、サイドルーメンチユーブ16が設け
られている。サイドルーメンチユーブ16は円筒
形状のチユーブであることが好ましいが、これ以
外の形状例えば多角形筒状体であつてもよい。還
状部材15とサイドルーメンチユーブ16は、一
体成形物であることが好ましいが別部材として接
着剤を用いない接着例えば熱融着させてもいい。
また、サイドルーメンチユーブ16の後端は拡径
していることが好ましい。これは、送空装置(図
示しない)のチユーブ等との接続を容易にするた
めである。そして、還状部材15を通して、サイ
ドルーメンチユーブ16の内腔は、側孔13と連
通するように設けられておりよつて、サイドルー
メンチユーブ16はサイドルーメン6とを連通す
る。サイドルーメンチユーブ16の開口18と側
孔13とは、同じ形状であることが好ましい。形
状は、円形が好ましいが、角形であつてもよい。
そして、固定部材15は、カテーテル本体に熱融
着されている。熱融着の方法としては、高周波ウ
エルダーを固定部材15の端部15a,15bに
あて、この端部を融着させる方法がある。これ以
外の公知の方法を用いてもよい。
本考案のダブルルーメンカテーテルに用いられ
る、熱可塑性樹脂としては、塩化ビニル樹脂、ポ
リウレタン樹脂等が考えられる。
以上、胃用カテーテルに用いたものを例にと
り、説明したが、これ以外の例えば、心臓手術に
おける右心室に留置する動脈カテーテルに用いる
ことができる。この動脈カテーテルに用いた場合
上記胃用カテーテルと相違する点は、右心室より
容易にカテーテルが抜去しないように、固定部材
例えば還状リングを設けるか、また本体先端部を
彎曲状等の形状に成形されている点である。その
他の形状は全く同じである。また、バルーン部を
有する気管内チユーブにも利用できる。
() 考案の具体的作用 本考案のダブルルーメンカテーテルの好適実施
例として、胃用カテーテルに用いたものを例にと
りその作用を説明する。
胃用カテーテルは、その先端部より、食道内に
挿入し、その先端部が胃腔内の下方に達するまで
挿入する。そして、カテーテルのメインルーメン
側5に接続された吸引機(図示しない)により、
胃液等を吸引する。この場合、通常サイドルーメ
ン6およびサイドルーメンチユーブ16は、開放
状態となつている。これは、吸引時にカテーテル
本体の先端部側壁に設けられた吸引孔より胃液等
を吸引する際、胃壁等の組織の損傷を減少させる
ためである。また、必要に応じ洗浄液を胃内に送
液し、胃腔内洗浄後メインルーメンより洗浄液を
吸引することもある。
() 考案の具体的効果 本考案のダブルルーメンカテーテルは、熱可塑
性樹脂からなり、メインルーメンと該メインルー
メンに平行に設けられたサイドルーメンを有し、
先端部付近に開口を有するダブルルーメンカテー
テルにおいて、前記サイドルーメンは、カテーテ
ル後端部付近で閉塞されており、該閉塞部よりカ
テーテル先端方向の位置に、該サイドルーメンと
外部とを連通する側孔を設け、該側孔付近のカテ
ーテル外周上にサイドルーメンチユーブを有する
サイドルーメンチユーブ固定部材を前記孔と該サ
イドルーメンチユーブが連通するように設け、さ
らに熱融着したものである。
よつて、本考案のカテーテルによれば、サイド
ルーメンチユーブの接着に接着剤を用いることが
ないので、その溶出、および接着剤によりサイド
ルーメンが縮径また閉塞されることを防止でき
る。また、サイドルーメンチユーブが、容易に折
れ曲がることがなく、よつて、サイドルーメンが
折れ曲がりによつて閉塞されることも防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のダブルルーメンカテーテルを示
す図面、第2図は本考案のダブルルーメンカテー
テル全体図、第3図は第2図のX−X断面図、第
4図は本考案のカテーテル先端部拡大断面図、第
5図は本考案のカテーテルの後端部付近の部分拡
大断面図、第6図は本考案のカテーテルの変形例
の後端部付近の部分拡大図である。 1……サイドルーメン、2……サイドルーメン
チユーブ、3……挿入部、5……メインルーメ
ン、6……サイドルーメン、7……カテーテル本
体、12……閉塞部、13……側孔、14……吸
引孔、15……固定部材、16……サイドルーメ
ンチユーブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱可塑性樹脂からなり、メインルーメンと該メ
    インルーメンに平行に設けられたサイドルーメン
    を有し、先端部付近に開口を有するダブルルーメ
    ンカテーテルにおいて、前記サイドルーメンは、
    カテーテル後端部付近で閉塞されており、該閉塞
    部よりカテーテル先端方向の位置に、該サイドル
    ーメンと外部とを連通する側孔を設け、該側孔付
    近のカテーテル外周上にサイドルーメンチユーブ
    を有するサイドルーメンチユーブ固定部材を前記
    側孔と該サイドルーメンチユーブが連通するよう
    に設け、さらに熱融着したことを特徴とするダブ
    ルルーメンカテーテル。
JP11390083U 1983-07-22 1983-07-22 ダブルル−メンカテーテル Granted JPS6023042U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11390083U JPS6023042U (ja) 1983-07-22 1983-07-22 ダブルル−メンカテーテル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11390083U JPS6023042U (ja) 1983-07-22 1983-07-22 ダブルル−メンカテーテル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6023042U JPS6023042U (ja) 1985-02-16
JPH0213002Y2 true JPH0213002Y2 (ja) 1990-04-11

Family

ID=30263492

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11390083U Granted JPS6023042U (ja) 1983-07-22 1983-07-22 ダブルル−メンカテーテル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6023042U (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05246Y2 (ja) * 1986-05-28 1993-01-06
US4753640A (en) * 1986-10-06 1988-06-28 Catheter Technology Corporation Catheters and methods
US7097632B2 (en) * 2002-10-28 2006-08-29 Sherwood Services Ag Automatic valve

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4119099A (en) * 1976-11-26 1978-10-10 The Kendall Company Catheter

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4119099A (en) * 1976-11-26 1978-10-10 The Kendall Company Catheter

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6023042U (ja) 1985-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10918826B2 (en) Coaxial venal cannula
US5053004A (en) Catheter having two coaxial lumens
US5041084A (en) Single stage venous catheter
US5350358A (en) Bent co-axial catheter
JPH1099428A (ja) サクションカテーテル
JP2589943B2 (ja) 剛性可変カテーテル
JP5307275B2 (ja) 案内用鞘とカテーテルとの組合せ
US4994018A (en) Intra-aortic balloon assembly
CA2651253C (en) Hub for triple lumen catheter assembly
JPS60501539A (ja) 吸引カテ−テル
JPS58190448A (ja) 潅流用二重カテ−テル
JPS62179472A (ja) 医療チユ−ブ装置
JP3448294B2 (ja) 低摩擦ライニングを有するカテーテル先端
JPH10118191A (ja) 医療用プローブ
JPH0213002Y2 (ja)
JP3483088B2 (ja) カテーテル
WO2006118103A1 (ja) 大動脈内バルーンポンピングセット
JP4697620B2 (ja) バルーン付カテーテル
JP2000217923A (ja) バルーンカテーテルおよびその製造方法
JPH0748268Y2 (ja) バルーンカテーテル
JP3273264B2 (ja) イントロデューサー・シース
JPH0515322Y2 (ja)
JPH0337632Y2 (ja)
JP3206877B2 (ja) 医療用ドレーンチューブ
JPH0733798Y2 (ja) チューブ