JPH0515322Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0515322Y2 JPH0515322Y2 JP1989014557U JP1455789U JPH0515322Y2 JP H0515322 Y2 JPH0515322 Y2 JP H0515322Y2 JP 1989014557 U JP1989014557 U JP 1989014557U JP 1455789 U JP1455789 U JP 1455789U JP H0515322 Y2 JPH0515322 Y2 JP H0515322Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catheter
- balloon
- tube
- diameter
- lumen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 4
- 206010016717 Fistula Diseases 0.000 description 3
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Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、医療用バルーンカテテールの改良
に関するものである。
に関するものである。
(従来の技術)
主として、カテーテルの人体挿入後、カテーテ
ルを挿入部位に固定するため、カテーテルチユー
ブに流体送入により膨張させることができるバル
ーン部を設けたカテーテルがあるが、従来のもの
は、カテーテルチユーブとバルーン部を設けた部
分との間に段差があるのでカテーテル挿入時に患
者への侵襲を防ぐ目的で、段差部分に滑らかな被
膜を補填していた。しかし、この手段では、バル
ーン部を設けた部分とその他の部分との間に太さ
の相違が生じることが避けられなかつた。
ルを挿入部位に固定するため、カテーテルチユー
ブに流体送入により膨張させることができるバル
ーン部を設けたカテーテルがあるが、従来のもの
は、カテーテルチユーブとバルーン部を設けた部
分との間に段差があるのでカテーテル挿入時に患
者への侵襲を防ぐ目的で、段差部分に滑らかな被
膜を補填していた。しかし、この手段では、バル
ーン部を設けた部分とその他の部分との間に太さ
の相違が生じることが避けられなかつた。
(解決しようとする課題)
バルーンカテーテルを人体組織に穿孔挿入し長
期留置する場合、従来品ではバルーン部の径に合
わせて穿孔することになるが、 (ア) 穿孔し、バルーンカテーテルを挿入した時点
においては、穿孔された人体組織とカテーテル
チユーブ(前記のように径が細い)との間に間
隙を生じ、止血が困難となるばかりでなく、感
染の原因となり、極めて危険である。
期留置する場合、従来品ではバルーン部の径に合
わせて穿孔することになるが、 (ア) 穿孔し、バルーンカテーテルを挿入した時点
においては、穿孔された人体組織とカテーテル
チユーブ(前記のように径が細い)との間に間
隙を生じ、止血が困難となるばかりでなく、感
染の原因となり、極めて危険である。
(イ) 長期留置している間に該穿孔部位に瘻孔が形
成され、その径はカテーテルチユーブの外径と
等しくなるため、バルーンカテーテルを人体組
織から抜去しようとするとき、細い瘻孔から太
いバルーン部を無理に引抜くこととなり、出血
を起こしやすく医療上問題であり、患者にも無
用の苦痛を与える。
成され、その径はカテーテルチユーブの外径と
等しくなるため、バルーンカテーテルを人体組
織から抜去しようとするとき、細い瘻孔から太
いバルーン部を無理に引抜くこととなり、出血
を起こしやすく医療上問題であり、患者にも無
用の苦痛を与える。
本考案の目的は、上記欠点を解決したバルーン
カテーテルを提案するにある。
カテーテルを提案するにある。
(課題を解決する技術手段)
上記課題を解決するには、バルーン部の径とバ
ルーン部より後ろのカテーテルチユーブの径とを
等しくする必要がある(バルーン部より前のカテ
ーテルチユーブの径が細いことは、バルーンカテ
ーテルの挿入に当たり利点とはなつても欠点とは
ならない。)。以下実施例によつて詳細を説明す
る。
ルーン部より後ろのカテーテルチユーブの径とを
等しくする必要がある(バルーン部より前のカテ
ーテルチユーブの径が細いことは、バルーンカテ
ーテルの挿入に当たり利点とはなつても欠点とは
ならない。)。以下実施例によつて詳細を説明す
る。
(実施例)
本考案の実施例を図面によつて説明する。第1
図は、本考案の特徴を備えたバルーンカテーテル
の一例を示す要部縦断面図、第2図は、第1図A
−A線断面における端面図で、本実施例のカテー
テルは、カテーテル本体1に体液の採取や薬剤投
与等を行うメインルーメン2とバルーン膨張用流
体通路であるバルーンルーメン3が形成されてお
り、そのメインルーメン2の先端開口部に人体組
織への挿入に好適なように先端部8が固着されて
いるとともに、該先端部8の近傍のカテーテル本
体1の壁にメインルーメン2に連通する側孔9穿
たれ、また、バルーンルーメン3の開口部6を被
覆し、両端のみをカテーテル本体1に固着された
筒状のバルーン部4が設けられている。該バルー
ン部4の前端とカテーテル本体1の段差部分は、
カテーテル挿入時に患者への侵襲を少なくするた
め、溶融状態で補填した樹脂7によつて滑らかに
され、バルーン部4の後端とカテーテル本体1の
末端近傍迄の段差部分は、バルーン部4と同じ外
径であり、その後端に接して外筒5が嵌着され
る。
図は、本考案の特徴を備えたバルーンカテーテル
の一例を示す要部縦断面図、第2図は、第1図A
−A線断面における端面図で、本実施例のカテー
テルは、カテーテル本体1に体液の採取や薬剤投
与等を行うメインルーメン2とバルーン膨張用流
体通路であるバルーンルーメン3が形成されてお
り、そのメインルーメン2の先端開口部に人体組
織への挿入に好適なように先端部8が固着されて
いるとともに、該先端部8の近傍のカテーテル本
体1の壁にメインルーメン2に連通する側孔9穿
たれ、また、バルーンルーメン3の開口部6を被
覆し、両端のみをカテーテル本体1に固着された
筒状のバルーン部4が設けられている。該バルー
ン部4の前端とカテーテル本体1の段差部分は、
カテーテル挿入時に患者への侵襲を少なくするた
め、溶融状態で補填した樹脂7によつて滑らかに
され、バルーン部4の後端とカテーテル本体1の
末端近傍迄の段差部分は、バルーン部4と同じ外
径であり、その後端に接して外筒5が嵌着され
る。
なお、該外筒5は、カテーテル本体1の末端よ
り短くする方が、分岐管10を固着する際その取
り付け強度を確保し易い。
り短くする方が、分岐管10を固着する際その取
り付け強度を確保し易い。
また、カテーテル本体1の作成は従来方法と特
に異ならないが、外筒5を嵌着しない部分は比較
的に肉薄になるので、従来のものより高硬度の材
質とすることが考えられる。
に異ならないが、外筒5を嵌着しない部分は比較
的に肉薄になるので、従来のものより高硬度の材
質とすることが考えられる。
(本考案の効果)
本考案によれば、カテーテルを人体組織に穿孔
挿入する場合、穿孔部人体組織とカテーテルとの
間に間隙を生じないから、止血を容易にし、また
感染の原因を作らない。カテーテルを長期留置す
る場合、瘻孔は挿入されているカテーテルの周囲
に形成されるから、カテーテル抜去時に出血させ
て患者の身体を侵襲することがない。のみなら
ず、従来のカテーテルを製造する場合と比較して
さしたる手間をかける必要なく安価に作ることが
できる長所を有するものである。
挿入する場合、穿孔部人体組織とカテーテルとの
間に間隙を生じないから、止血を容易にし、また
感染の原因を作らない。カテーテルを長期留置す
る場合、瘻孔は挿入されているカテーテルの周囲
に形成されるから、カテーテル抜去時に出血させ
て患者の身体を侵襲することがない。のみなら
ず、従来のカテーテルを製造する場合と比較して
さしたる手間をかける必要なく安価に作ることが
できる長所を有するものである。
第1図は本考案の特徴を備えたバルーンカテー
テルの要部縦断面図、第2図は第1図A−A線断
面における端面図である。 1……カテーテル本体、2……メインルーメ
ン、3……バルーンルーメン、4……バルーン
部、5……外筒。
テルの要部縦断面図、第2図は第1図A−A線断
面における端面図である。 1……カテーテル本体、2……メインルーメ
ン、3……バルーンルーメン、4……バルーン
部、5……外筒。
Claims (1)
- 両端に開口するメインルーチン2及び側面に複
数開口するバルーンルーメン3が設けられたカテ
ーテル本体1と前記バルーンルーメン3の開口部
の1カ所を被覆し両端のみをカテーテル本体1に
固着された筒状のバルーン部4とバルーン部4と
同じ外径であり、その後端に接してカテーテル本
体1に嵌着された外筒5とを備えたことを特徴と
する段差のないバルーンカテーテル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989014557U JPH0515322Y2 (ja) | 1989-02-09 | 1989-02-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989014557U JPH0515322Y2 (ja) | 1989-02-09 | 1989-02-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02106250U JPH02106250U (ja) | 1990-08-23 |
JPH0515322Y2 true JPH0515322Y2 (ja) | 1993-04-22 |
Family
ID=31225860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989014557U Expired - Lifetime JPH0515322Y2 (ja) | 1989-02-09 | 1989-02-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0515322Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0751065Y2 (ja) * | 1989-09-28 | 1995-11-22 | 信越ポリマー株式会社 | バルーン付きカテーテル |
JP2502174B2 (ja) * | 1990-08-07 | 1996-05-29 | 富士システムズ株式会社 | バル―ンカテ―テルの製造方法 |
JP5526218B2 (ja) * | 2007-05-11 | 2014-06-18 | テルモ株式会社 | ガイドワイヤ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS648980A (en) * | 1987-07-02 | 1989-01-12 | Terumo Corp | Balloon catheter and its preparation |
JPS648981A (en) * | 1987-07-02 | 1989-01-12 | Terumo Corp | Balloon catheter and its preparation |
-
1989
- 1989-02-09 JP JP1989014557U patent/JPH0515322Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02106250U (ja) | 1990-08-23 |
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