JPH0733798Y2 - チューブ - Google Patents

チューブ

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JPH0733798Y2
JPH0733798Y2 JP14773489U JP14773489U JPH0733798Y2 JP H0733798 Y2 JPH0733798 Y2 JP H0733798Y2 JP 14773489 U JP14773489 U JP 14773489U JP 14773489 U JP14773489 U JP 14773489U JP H0733798 Y2 JPH0733798 Y2 JP H0733798Y2
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JP
Japan
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tube
wire
tip
sponge
attached
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JP14773489U
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JPH0388550U (ja
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康伸 泉
護 西島
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、主として体内の管腔、例えば冠動脈等に対し
て薬液を注入するための灌流用チューブに関するもので
ある。
《従来の技術》 従来より体外循環による開心術を行う際、心筋の壊死を
防ぐための心筋保護液を冠動脈に注入する方法、即ち冠
灌流法が必要不可欠な手技の一つとなっている。
一般に冠灌流を行うカニューラとしては、金属性のパイ
プの先端に、同じ金属性の先端チップや樹脂性のバスケ
ットを付設したものが多く用いられている。しかしなが
らこの方法は、心筋保護液を注入する間、術者が手で保
持する必要があり、長時間にわたる手術においては術者
への負担が無視できないものであった。
このように保持が不要なカニューラとして、先端部にバ
ルーンを有した軟質チューブが考案されている。これ
は、従来の硬質タイプのカニューラに比し、バルーンに
よる固定,液もれ防止の意味においては優れたものであ
るが、この欠点として、バルーンがすべり易く、特に血
管内のような粘膜質においてはそれが顕著であり、また
心筋保護液注入の際の圧力により極めて容易にすべり抜
けるトラブルが多かった。
一方、こうした従来タイプに代わり、第3図に示したよ
うな、チューブ先端に円錐形のスポンジを付設したカニ
ューラが知られている。これはチューブ(1)の先端部
にスポンジ(2)が接着され、また、チューブの外部に
沿わせて縄状に捩ったワイヤー(3)が取りつけられて
おり、スポンジ(2)により抜け防止の面では大きく改
善されたものである。しかしながら、このタイプのカニ
ューラにおいては、ワイヤー(3)がチューブ(1)の
外部に取りつけられているため、使用時ワイヤー(3)
が血管の内壁を損傷する危険性が高く、更に微妙な角度
の曲げ癖をつけにくい等の欠点があった。
《考案が解決しようとする課題》 本考案の目的とするところは、従来の心筋保護液等の注
入用カニューラの問題点であった血管壁の損傷を防止
し、また使用時の操作性を大幅に改良することである。
《課題を解決するための手段》 即ち本考案は、管壁にワイヤーが埋入されたチューブの
先端部に円錐形または紡錘形のスポンジが付設され、末
端部にはチューブの内腔に流体を導入するための接続手
段を配設したことを特徴とするチューブである。
以下、図面により本考案のチューブについて更に詳細に
説明を行う。
第1図は本考案の一実施例となるチューブの構造を示す
図である。チューブ(1)の管壁にワイヤー(3)が埋
込まれ、その先端部にスポンジ(2)を取り付けると共
に、後端部にはコネクター(4)が設けられている。チ
ューブ(1)の外形は通常3mm程度で、その材質として
はシリコーンゴム又はポリウレタン樹脂等が挙げられ、
特にこれらに限定されないが、比較的柔軟な材質である
ことが操作上望ましい。
チューブ(1)の管壁にワイヤー(3)を埋め込む方法
としては、チューブの押出し成形の際に、ワイヤーとの
共押し出しを行うか、またはチューブのメインルーメン
の他にサイドルーメンを作り、サイドルーメンにワイヤ
ーを埋入することも可能である。前者の方法ではチュー
ブ全長にわたりワイヤーが埋込まれるため、必要に応じ
てチューブ先端に柔軟なチップを付設することも効果的
である。後者の場合は、ワイヤーを適当な長さで埋込む
ことができる点で有利である。即ち、例えば先端より約
10mm後端側よりワイヤーを埋入することにより、チュー
ブ先端の柔軟性を保持することができる。この場合、ワ
イヤーの前後のサイドルーメン内を接着剤で充填するこ
とが必要である。また、この時のワイヤーの長さは通常
20〜100mmとするのが好適である。
ワイヤー(3)の材質は、通常のステンレス線を使用す
るが、これらに限定されない。また、ワイヤーの線径は
0.3〜1mmφの範囲が操作上望ましい。このようなワイヤ
ー(3)を埋入したことにより、手術時において血管内
に挿入する前、あるいは挿入後に、状況に応じて、スポ
ンジ(2)の後側近傍でチューブ(1)を折曲げ、ある
いは湾曲させることが容易に出来、操作性が大幅に改善
される。
スポンジ(2)は主にポリウレタン系の発泡材が使用さ
れるが、特にこれに限定されず、シリコーン発泡材等柔
軟性を有するものであれば良い。またその形状として
は、円錐形や紡錘形のものが適するが、この他に例えば
第2図のような円錐形と円筒形を、組み合わせたものも
可能である。
《考案の効果》 本考案によるチューブを使用することにより、体外循環
による開心術の際、状況に応じてチューブの先端部を容
易に折曲げ、あるいは湾曲させることが出来るので操作
性に優れ、冠動脈に対する心筋保護液の注入がより簡便
で、かつワイヤーは管壁に埋入されているので血管壁を
損傷することなく安全に施行できるようになり、術者の
負担も軽減でき極めて有用なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例となるチューブの構造を示す
図で、第2図は本考案によるチューブ先端のスポンジ形
の他の実施例を示す図である。また第3図は従来のチュ
ーブ構造を示す図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】管壁にワイヤーが埋入されたチューブの先
    端部に円錐形または紡錘形のスポンジが付設され、末端
    部にはチューブの内腔に流体を導入するための接続手段
    を配設したことを特徴とするチューブ。
JP14773489U 1989-12-25 1989-12-25 チューブ Expired - Lifetime JPH0733798Y2 (ja)

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JP14773489U JPH0733798Y2 (ja) 1989-12-25 1989-12-25 チューブ

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JPH0388550U JPH0388550U (ja) 1991-09-10
JPH0733798Y2 true JPH0733798Y2 (ja) 1995-08-02

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US6458109B1 (en) * 1998-08-07 2002-10-01 Hill-Rom Services, Inc. Wound treatment apparatus

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JPH0388550U (ja) 1991-09-10

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