JPH02129079A - ハイジルコン質流し込み耐火物 - Google Patents
ハイジルコン質流し込み耐火物Info
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- JPH02129079A JPH02129079A JP63282291A JP28229188A JPH02129079A JP H02129079 A JPH02129079 A JP H02129079A JP 63282291 A JP63282291 A JP 63282291A JP 28229188 A JP28229188 A JP 28229188A JP H02129079 A JPH02129079 A JP H02129079A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明はハイジルコン質流し込み耐火物に関し、特に
溶融金属容器用の流し込み耐火物に関するものである。
溶融金属容器用の流し込み耐火物に関するものである。
近年、取鍋等の溶融金属容器の内張りの不定形化が省エ
ネルギー、省力化等を目的に進められている。この内張
りに使用する不定形耐火物の施工法としては、スタンプ
施工、スリンガ−施工、流し込み施工等があるが、設備
費、施工時間、施工体の均一性、耐用性等の観点から流
し込み施工が一般に行われている。
ネルギー、省力化等を目的に進められている。この内張
りに使用する不定形耐火物の施工法としては、スタンプ
施工、スリンガ−施工、流し込み施工等があるが、設備
費、施工時間、施工体の均一性、耐用性等の観点から流
し込み施工が一般に行われている。
取鍋等の溶融金属容器用の内張り材として鋼浴部にはジ
ルコン−珪石系の流し込みタイプの不定形耐火物が一般
に使用されており、スラグライン部に使用するハイジル
コン質流し込み材は通常ジルコンを８０重量％以上含有
し、ジルコンれんがの破砕粒、ジルコンサンド、ジルコ
ンフラワー等を主原料とし、バインダーにアルミナセメ
ントを使用したものが一般に使用されている。
ルコン−珪石系の流し込みタイプの不定形耐火物が一般
に使用されており、スラグライン部に使用するハイジル
コン質流し込み材は通常ジルコンを８０重量％以上含有
し、ジルコンれんがの破砕粒、ジルコンサンド、ジルコ
ンフラワー等を主原料とし、バインダーにアルミナセメ
ントを使用したものが一般に使用されている。
（発明が解決しようとする課題〕
従来のスラグライン用のハイジルコン質流し込み材では
以下の問題を有している。
以下の問題を有している。
０粒径が０．５ｍｍ以下のジルコンサンドをジルコン原
料のトップサイズとしているため、スラグライン部に使
用するハイジルコン質流し込み材では粒度構成上、緻密
な施工体を形成しに＜＜、耐食性が劣る。
料のトップサイズとしているため、スラグライン部に使
用するハイジルコン質流し込み材では粒度構成上、緻密
な施工体を形成しに＜＜、耐食性が劣る。
■ジルコンれんがの破砕粒７〜１ｍｍを使用する例もあ
るが、ジルコンれんがを破砕して作製した粗粒は気孔率
が１２％以上と大きく、このためスラグ等の浸透が大き
く、耐久ポーリング性や耐食性で問題がみられる。
るが、ジルコンれんがを破砕して作製した粗粒は気孔率
が１２％以上と大きく、このためスラグ等の浸透が大き
く、耐久ポーリング性や耐食性で問題がみられる。
■スラグライン部の溶損は鋼浴部の溶損に比べて太き（
、スラグラインと鋼浴部の溶損バランスがとれないケー
スが多く、特にスラグライン材の耐用性の向上が望まれ
ている。
、スラグラインと鋼浴部の溶損バランスがとれないケー
スが多く、特にスラグライン材の耐用性の向上が望まれ
ている。
■バインダーにアルミナセメントを単独で使用した流し
込み材では、その結合が水和結合であるため、鍋使用中
の加熱−冷却の繰り返しによる強度劣化が大きく、亀裂
や剥離の発生がみられ、問題となっていた。
込み材では、その結合が水和結合であるため、鍋使用中
の加熱−冷却の繰り返しによる強度劣化が大きく、亀裂
や剥離の発生がみられ、問題となっていた。
この発明は上記従来の事情に鑑みて提案されたものであ
って、耐食性、耐スポーリング性に優れ、亀裂の発生や
強度劣化の少ないジルコン質流し込み耐火物を提供する
ことを目的とする。
って、耐食性、耐スポーリング性に優れ、亀裂の発生や
強度劣化の少ないジルコン質流し込み耐火物を提供する
ことを目的とする。
この発明は上記目的を達成するために以下の手段を採用
している。すなわち、気孔率１２％以下で径１ｍｍ以上
のジルコン粗粒を１０〜６０重量％使用し、ジルコン含
有量が８０重量％以上のジルコン質流し込み材に、バイ
ンダーとしてアミンシリケート、シリカゾル、アンモニ
ウムシリケート、エチルシリケート及びアルミナゾルか
ら選ばれる少なくとも１種、硬化剤としてアルミナセメ
ント及びアルミナセメント構成鉱物から選ばれる少なく
とも１種を使用するものである。
している。すなわち、気孔率１２％以下で径１ｍｍ以上
のジルコン粗粒を１０〜６０重量％使用し、ジルコン含
有量が８０重量％以上のジルコン質流し込み材に、バイ
ンダーとしてアミンシリケート、シリカゾル、アンモニ
ウムシリケート、エチルシリケート及びアルミナゾルか
ら選ばれる少なくとも１種、硬化剤としてアルミナセメ
ント及びアルミナセメント構成鉱物から選ばれる少なく
とも１種を使用するものである。
上記において、耐火材はジルコンの含有量が８０重量％
以上必要であり、より好ましくは９０重量％以上必要で
ある。８０重量％以下では、耐食性に劣り、スラグライ
ンの耐用が悪くなって好ましくない。
以上必要であり、より好ましくは９０重量％以上必要で
ある。８０重量％以下では、耐食性に劣り、スラグライ
ンの耐用が悪くなって好ましくない。
径１ｍｍ以上のジルコン粗粒の使用量は１０〜６０重量
％であり、より好ましくは２０〜５０重量％必要である
。１０重量％以下では充分に耐食性の向上が見られず、
６０重量％以上では粗粒リッチになりすぎ、作業性や充
填性の点で問題がみられる。尚、ジルコン粗粒の径を１
ｍｍ以下とした場合は、耐食性等で問題がみられるので
好ましくない。
％であり、より好ましくは２０〜５０重量％必要である
。１０重量％以下では充分に耐食性の向上が見られず、
６０重量％以上では粗粒リッチになりすぎ、作業性や充
填性の点で問題がみられる。尚、ジルコン粗粒の径を１
ｍｍ以下とした場合は、耐食性等で問題がみられるので
好ましくない。
また、ジルコン粗粒の気孔率は１２％以下、好ましくは
１１％以下とする。１２％以上では耐食性の向上が認め
られない。
１１％以下とする。１２％以上では耐食性の向上が認め
られない。
更に、ジルコン粗粒の組成において、ＺｒＯ２、Ｓ ｉ
Ｏ□以外の不純物は耐食性の点から１０重量％以下、
より好ましくは８重量％以下とする。
Ｏ□以外の不純物は耐食性の点から１０重量％以下、
より好ましくは８重量％以下とする。
アルミナセメントを単独でバインダーとして使用した流
し込み材は、加熱冷却を繰り返し使用する取鍋等の使用
において、強度劣化が大きく、使用中期〜末期にかけ、
強度劣化が起こり、亀裂や剥離が発生するという問題が
みられる。そこで、零順に於いては、バインダーとして
、アミンシリケート、アンモニウムシリケート、シリカ
ゾル、エチルシリケート及びアルミナゾルから選ばれた
少なくとも１種を、硬化剤としてアルミナセメント及び
アルミナセメント構成鉱物から選ばれた少なくとも１種
とを組合わせて使用するようにしている。
し込み材は、加熱冷却を繰り返し使用する取鍋等の使用
において、強度劣化が大きく、使用中期〜末期にかけ、
強度劣化が起こり、亀裂や剥離が発生するという問題が
みられる。そこで、零順に於いては、バインダーとして
、アミンシリケート、アンモニウムシリケート、シリカ
ゾル、エチルシリケート及びアルミナゾルから選ばれた
少なくとも１種を、硬化剤としてアルミナセメント及び
アルミナセメント構成鉱物から選ばれた少なくとも１種
とを組合わせて使用するようにしている。
本発明の流し込み材において、ジルコン粗粒以外の耐火
物原料としては、ジルコンフラワー、ジルコンサンド、
粘土、シリカ微粉、珪石等が使用できる。
物原料としては、ジルコンフラワー、ジルコンサンド、
粘土、シリカ微粉、珪石等が使用できる。
本発明に使用したジルコン粗粒の配合例を第１表に示す
。この配合に適量（２〜３重量％）の水を加え、プレス
成形する。これを乾燥後、１６００−１７００℃で焼成
し、所定粒度に粉砕し、ジルコン粗粒とした。これによ
り得られたジルコン粗粒は気孔率１０％、かさ比重３．
８であった。
。この配合に適量（２〜３重量％）の水を加え、プレス
成形する。これを乾燥後、１６００−１７００℃で焼成
し、所定粒度に粉砕し、ジルコン粗粒とした。これによ
り得られたジルコン粗粒は気孔率１０％、かさ比重３．
８であった。
このジルコン粗粒を使用した本願発明に係るハイジルコ
ン質流し込み材の配合例を第２表に実施例品■■■とし
て示し、また、併せて、従来例に係るハイジルコン質流
し込み材の配合例を従来品■■として示す。また、試験
結果を第３表に示す。
ン質流し込み材の配合例を第２表に実施例品■■■とし
て示し、また、併せて、従来例に係るハイジルコン質流
し込み材の配合例を従来品■■として示す。また、試験
結果を第３表に示す。
第３表からも明らかなように、本発明のジルコン粗粒を
使用したハイジルコン質流し込み材では、従来のものに
比べ気孔率が低く、従ってスラグの浸透が小さく耐食性
、耐スポーリング性が高く、熱間及び常温での強度が高
くなる。その結果、実炉での使用結果も非常に良好であ
った。
使用したハイジルコン質流し込み材では、従来のものに
比べ気孔率が低く、従ってスラグの浸透が小さく耐食性
、耐スポーリング性が高く、熱間及び常温での強度が高
くなる。その結果、実炉での使用結果も非常に良好であ
った。
第
表
ジルコン粗粒の配合率１璽％）
第
表
ハイジルモノ賞疏し込み材のりＳｊｉｌｍ〔発明の効果
〕 本発明のハイジルコン質流し込み材を取鍋スラグライン
に使用することにより、スラグラインと鋼浴部の溶損バ
ランスをとることが可能となり、コストの低減につなが
る。更に、亀裂、剥離の発生がないため、中間修理とし
てパッチング、吹き付は等の作業を行う必要もない。
〕 本発明のハイジルコン質流し込み材を取鍋スラグライン
に使用することにより、スラグラインと鋼浴部の溶損バ
ランスをとることが可能となり、コストの低減につなが
る。更に、亀裂、剥離の発生がないため、中間修理とし
てパッチング、吹き付は等の作業を行う必要もない。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 〔１〕気孔率１２％以下で径１ｍｍ以上のジルコン粗粒
を１０〜６０重量％使用し、ジルコン含有量が８０重量
％以上のジルコン質流し込み材に、バインダーとしてア
ミンシリケート、シリカゾル、アンモニウムシリケート
、エチルシリケート及びアルミナゾルから選ばれる少な
くとも１種、硬化剤としてアルミナセメント及びアルミ
ナセメント構成鉱物から選ばれる少なくとも１種を使用
したことを特徴とするハイジルコン質流し込み耐火物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63282291A JPH02129079A (ja) | 1988-11-08 | 1988-11-08 | ハイジルコン質流し込み耐火物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63282291A JPH02129079A (ja) | 1988-11-08 | 1988-11-08 | ハイジルコン質流し込み耐火物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02129079A true JPH02129079A (ja) | 1990-05-17 |
Family
ID=17650512
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63282291A Pending JPH02129079A (ja) | 1988-11-08 | 1988-11-08 | ハイジルコン質流し込み耐火物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02129079A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106365660A (zh) * | 2016-11-21 | 2017-02-01 | 武汉科技大学 | 一种中间包永久层钛铝酸钙浇注料及其制备方法 |
| CN106747363A (zh) * | 2016-11-16 | 2017-05-31 | 武汉科技大学 | 一种铬铁矿焙烧回转窑工作层浇注料及其制备方法 |
| CN110436948A (zh) * | 2019-09-12 | 2019-11-12 | 长兴煤山新型炉料有限公司 | 一种陶瓷质高炉摆动流槽及其制备方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62256774A (ja) * | 1986-04-18 | 1987-11-09 | 品川白煉瓦株式会社 | 溶鋼取鍋ライニング構造 |
| JPH01201083A (ja) * | 1988-02-05 | 1989-08-14 | Towa Taika Kogyo Kk | 炉外精錬用インジェクションランス用耐火キャスタブル |
-
1988
- 1988-11-08 JP JP63282291A patent/JPH02129079A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62256774A (ja) * | 1986-04-18 | 1987-11-09 | 品川白煉瓦株式会社 | 溶鋼取鍋ライニング構造 |
| JPH01201083A (ja) * | 1988-02-05 | 1989-08-14 | Towa Taika Kogyo Kk | 炉外精錬用インジェクションランス用耐火キャスタブル |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106747363A (zh) * | 2016-11-16 | 2017-05-31 | 武汉科技大学 | 一种铬铁矿焙烧回转窑工作层浇注料及其制备方法 |
| CN106747363B (zh) * | 2016-11-16 | 2019-04-26 | 武汉科技大学 | 一种铬铁矿焙烧回转窑工作层浇注料及其制备方法 |
| CN106365660A (zh) * | 2016-11-21 | 2017-02-01 | 武汉科技大学 | 一种中间包永久层钛铝酸钙浇注料及其制备方法 |
| CN106365660B (zh) * | 2016-11-21 | 2019-04-26 | 武汉科技大学 | 一种中间包永久层钛铝酸钙浇注料及其制备方法 |
| CN110436948A (zh) * | 2019-09-12 | 2019-11-12 | 长兴煤山新型炉料有限公司 | 一种陶瓷质高炉摆动流槽及其制备方法 |
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