JPH02128654A - 反芻動物用飼料添加剤 - Google Patents

反芻動物用飼料添加剤

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JPH02128654A
JPH02128654A JP1183771A JP18377189A JPH02128654A JP H02128654 A JPH02128654 A JP H02128654A JP 1183771 A JP1183771 A JP 1183771A JP 18377189 A JP18377189 A JP 18377189A JP H02128654 A JPH02128654 A JP H02128654A
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JP
Japan
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coated
copolymer
vinylpyridine
granulation
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Application number
JP1183771A
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English (en)
Inventor
Takaaki Kobayashi
隆明 小林
Takafumi Tosa
土佐 孝文
Hiroyoshi Okada
岡田 博義
Masao Miyake
正男 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ajinomoto Co Inc
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
Mitsubishi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は反芻動物用飼料添加剤に間するものである。詳
しくは、飼料添加剤中の生物学的活性物質が、反椙動物
の第−胃で分解されるのを極力防止し、かつ第四胃以降
の消化器官内で高い効率で消化吸収されるように保護さ
れた反芻動物用N料添加剤に関するものである。
〈従来の技術と課題) 家畜類の栄養素の補給や疾病の予防抑制等のために微量
の飼料添加剤が飼料中に配合されるが、反芻動物では一
般に、経口投与されたアミノ酸、蛋白質その他の生物学
的活性物質は、弱酸性乃至弱アルカリ性の第−胃(ルー
メン)内で微生物発酵によりかなりの部分がアンモニア
、炭酸ガスにまで分解される。第一胃内のバクテリア及
びプロトシアは自身の成長と増殖のためにアンモニアを
利用し、増殖形成された微生物の蛋白質は、単胃動物の
胃に相当する第四胃に送られて部分的に消化吸収され、
この工程は小股で完了しそこで吸収されるので吸収効率
が低い。
従来、これ等生物学的活性物質が、微生物により分解さ
れることなく第−胃を通過し、第四胃以降の消化器官で
効率よく吸収されるために、生物学的活性物質を種々の
被覆物質で被覆する方法が提案されているが充分な効果
は得られていない。
例えば特公昭62−41203には、生物学的活性物質
としての1゜−リジン塩酸塩のような塩基性アミノ酸の
酸性塩をプロピオン酸モルホリノ酪酸セルロース又はポ
リ(ビニルピリジン)のような合成高分子物質で被覆す
る方法が2較されているが、1.−リジン塩酸塩は水に
対する溶解度が大きく、その溶液は酸性であって、上記
のような酸に対する感受性が高い被覆剤では、第−胃の
環境下での溶出を防止することが極めて困難であるため
、例えば塩基性炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム
等の塩基性無機物質を混合している。しかし、これ等の
塩基性物質は第四胃で核物質が放出される隙に胃酸を中
和する作用があり、その必要がある場合は別として、胃
液の1)Hが高くなることかり念される。
また飼料添加剤の比重が増大するため、胃内の滞留時閉
が過大になる等の不都合を生じることがある。更に特開
昭59−91850には、核物質として用いられるリジ
ンは強い吸湿性を示し空中から二酸化炭素を吸収して著
しく不快な臭いを有し分解する傾向があることが記載さ
れている。
ところで、塩基性物質を例えばリジン塩酸塩等の塩基性
アミノ酸の塩酸塩と併用する場合に、造粒工程で水を使
用すると、造粒した粒子が淡黄色に着色したり、水分の
ある状態で静置すると臭気を発するなどの問題を生じる
。その理由は明らかではないが、水分の存在下で塩基性
アミノ酸を中和している塩酸なとの酸が部分的に中和さ
れて遊離の塩基性アミノ酸が生成し、これが微生物によ
る分解を受け易く、変質する原因となることは想像に難
くない。
(ffjfiを解決するための手段) 本発明者等は上記の問題を解決するため鋭意検討した結
果、飼料添加剤における生物学的活性物質を、二種類の
vR質により2重に被覆すれば、反芻動物の第一胃内で
の生物学的活性物質の保護水準が向」―するとともに第
四胃での崩壊性が損われず、また塩基性物質を添加しな
いので、上に述べた塩基性アミノ酸の酸性塩が変質する
こともないことを見出し本発明を完成した。即ち、本発
明の要旨は、塩基性アミノ酸の酸性塩を核とし、その表
面を中性乃至弱酸性の反契動物に受け入れられる有a物
質により第一被覆し、第一被覆層の表面をpi(5,5
以下の酸性領域で水に溶解もしくは膨潤する合成高分子
物質からなる第二被覆層で被覆してなることを特徴とす
る反茹動物用飼料添加剤に存する。
以下に本発明の詳細な説明する。
[核物質] 本発明の反芻動物用飼料添加剤においては、核として生
物学的活性物質である塩基性アミノ酸の酸性塩あるいは
これと他の生物学的活性物質とを併用した混合物が使用
される。
塩基性アミノ酸の酸性塩としては、リジン、アルギニン
、ヒスチジン、ヒドロギシリジン、オルニチン等の塩基
性アミノ酸の酸性塩例えば塩酸塩、燐酸塩、硝酸塩、酢
酸塩から選ばれる一種または二種以上の混合物が挙げら
れる。
また、上記塩基性アミノ酸の酸性塩と併用される他の生
物学的活性物質としては、栄養物やこれを含む飼料ある
いは薬物類が使用され、好ましくは中性アミノ酸、アミ
ノ酸誘導体、アミノ酸のヒドロキシ同族化合物、蛋白質
類、炭化水素類、ビタミン類及び獣医薬類から選ばれる
一種または二種以上の混合物が挙げられる。具体的には
例えば、メチオニン、ロイシン、イソロイシン、バリン
、システィン、トリプトファン、スレオニン、フェニル
アラニン等の中性アミノ酸、N〜ルアシルアミノ、N〜
ヒドロキシメチルメチオニン・カルシウム塩等のアミノ
酸誘導体;2−ヒドロキシ−4−メチルメルカプト酪酸
及びその塩等のアミノ酸のヒドロキシ同族化合物;穀物
粉末、羽毛粉末、魚粉等の天然栄養物の粉末;カゼイン
、トウモロコシ蛋白、馬鈴薯蛋白等の蛋白質;澱粉、シ
ョ糖、ブドウ糖等の炭水化物;ビタミン^、ビタミンA
酢酸塩、ビタミンAパルミチン酸塩、ビタミンB群、チ
アミン、塩酸チアミン、リボフラビン、ニコチン酸、ニ
コチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、パントテン
酸コリン、塩酸ピリドキシン、塩化コリン、ジアノコバ
ラミン、ビオチン、葉酸、p−アミノ安息香酸、ビタミ
ンD?、ビタミン03、β−カロチン、ビタミンE等の
ビタミン類及びそれに類する機能を有する物質;テトラ
サイクリン系、アミノ配糖体系、マクロライド系、ポリ
エーテル系の抗生物質、ネグフォン等の駆虫剤、ピペラ
ジン等の虫下し、ニストロジエン、スチルベストロール
、ヘキセストロール、チロプロティン、ゴイトロジエン
等のホルモン類が使用される。
[核物質の造粒] 上りこ述べた核物質は、第一被覆処理に先立って周知の
造粒法、例えば押出し造粒法、流動造粒法、転勤造粒法
、攪拌造粒法等により造粒される。造粒に際しては、造
粒用の粘結剤、賦形剤、崩壊剤、比重調節用の充填剤な
との飼料用添加剤として生物学的に反芻動物に受Cj入
れられる物質を使用することが好都合である。
粘結剤(バインダー)としては、ポリビニルピロリドン
、ヒドロキシ10ビルセルロース、ポリビニルアルコー
ル、アラビアゴム、グアガム、アルギン酸ナトリウム、
セルロースグリコール酸ナトlウム、ポリアクリル酸ナ
トリウム等が挙げられ、また賦形剤としてはラクトース
、マンニット等が使用される。これ等の使用量は核物質
100重量部に対し通常1〜50重量部が適当であり、
水及び/又はアルコールの溶漬として噴霧して使用され
る。
崩壊剤としては愚鈴薯澱粉、コーンスターチ、カルボキ
シメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセル
ロースナトリウム、結晶性セルロース等が挙げられる。
更に、充填剤としては、比重が!。0より小さい微小中
空珪酸ナトリウム球、微小中空硼珪酸ナトリウム球、微
小中空珪酸カルシウム球、シラスバルーン、あるいは比
重が2.0より大きいタルク、カオリン、マイカ、シリ
カ、珪酸カルシウム、珪藻土等の無機物質が挙げられ、
上記比重が1.0より小さい物質と比重が2゜0より大
きい物質の双方を適切な量で使用して、最終造粒物の比
重を第−胃の胃液の比重と近い値となるように選ぶこと
により、飼料添加剤の胃内での滞留時閉が過大になるの
を防止することができるので好ましい、これ等の外、地
大書館発行の薬剤製造法(」二)医薬品開発基礎講座X
 I 、 133〜154頁に記載されている粘剤、賦
形剤、崩壊剤、滑沢剤、着色剤、矯味剤、矯臭剤など公
知の添加剤を必要に応じて使用することができる。
[第一被覆] 本発明においては、Lに述べた造粒した核物質の表面を
中性乃至弱酸性の反芻動物に受け入れられる有機物質に
よって第一被覆するものである。
第一被覆は、核物質である塩基性アミノ酸の酸性塩と後
述する第二被覆層とが直接接触すること防止し、これに
より第一胃内での核物質の保護を確実とこすると共に、
第四胃での崩壊性を反芻動物用N t4として有用なし
ベルζこ維持するためのものである。即ち、核物質の塩
基性アミノ酸の酸性塩は、水に溶解した場合酸性を呈し
、極めて易溶性であるため第二被覆層による被覆のみで
は、第−胃での長時間にわたる滞留の閏保護することが
困難であるが、中性乃至弱酸性の第一被覆物質が、核物
質と保護ポリマー(第二被覆N)との直接的接触を防止
することにより、第一胃内での核物質の保護が助長され
、しかも第四胃での崩壊性は阻害されないのである。
第一被覆剤である中性乃至弱酸性の反芻動物に受け入れ
られる有機物質の好ましい例は、中性乃至弱酸性の飼料
、食品、飼料添加物である。
例λば以下の(1)〜(4)に例示するような中性乃至
弱酸性のアミノ酸類、天然の栄i?llJ、蛋白質及び
炭水化物等の生物学的活性物質の1種又は2種以上の混
合物から選ばれるが、特に20℃における溶解度が水t
oo g当り20 g以下のものが好適であり、溶解度
が大き過ぎると第−胃での保護性が低下する傾向が認め
られる。
(1)メチオニン、ロイシン、イソロイシン、バリン、
システィン、トリプトファン、スレオニン、フェニルア
ラニン等の中性アミノ酸 (2)穀物粉末、羽毛粉末、魚粉等の天然栄養物、(3
)カゼイン、トウモロコシ蛋白、馬鈴薯蛋白等の蛋白質 (4)i粉、ショ糖、葡萄精糖等の炭水化物なお、上記
の被覆剤成分と共に、核物質の造粒時に充填剤として挙
げた種々の無機物の一種又は二種以上を併用することが
できる。
第一被覆剤の使用量は、核物質1011部に対し2Ji
t部以上が望ましく、上限は特に無いが通常3〜300
重量部程度が好ましい。第一被覆剤の量が過小な場合に
は、前記の第一被覆による第一胃内での核物質の保護の
効果が充分発揮されない。
なお、第一被覆の方法としては、例えばパンコーティン
グ法、流動コーティング法、遠心流動コーティング法等
の一般的なコーティング法を何れも適用することができ
る0例えば遠心流動造粒コーティング装置を使用し、造
粒した核物質を第−被覆剤及びバインダー水溶液と所定
の量比で供給して被覆処理し、次いで乾燥することによ
り実施される。
[第二被覆] 本発明においては、第一の被覆処理した粒子の表面を第
二被覆層で被覆するものである。
第二被覆は、第一被覆粒子が第一胃内で長時間滞留する
際に安定な状肚に保護すると共に、第四胃で比較的短時
間の滞留時閏内に核物質を速やかに溶出させるためのも
のである。従フて第二被覆剤としては、反芻動物の第−
胃の胃液に対応する弱酸性乃至弱アルカリ性の条件下で
は安定であるが、第四胃の胃液に対応する強酸性の条件
下では崩壊、膨潤又は溶出する性質を具備するもの、即
ち、pH5,5以下の酸性領域で水に溶解もしくは膨潤
する合成高分子物質が使用される。
第二被覆剤の具体例としては、例えば以下の物質を挙げ
ることができる。
ベンジルアミノメチルセルロース、ジメチルアミノメチ
ルセルロース、ジエチルアミノメチルセルロース、ピペ
リジルエチルヒドロキシエチルセルa−ス、セルロース
アセテートジエチルアミノアセテート、セルロースアセ
テートジブチルアミノヒドロキシプロピルエーテル、エ
チルセルロース−N、N−ジエチルアミノヒドロキシプ
ロピルエーテル、エチルセルロースピリジノヒドロキシ
プロピルエーテル等のセルロース誘導体; N、N−ジ
エチルビニルアミン・ビニルアセテート共重合体、ビニ
ルピペリジンやビニルアセテート共重合体、ビニルベン
ジルアミン・ビニルアセテート共重合体、ポリビニルジ
エチルアミノアセトアセタール、ポリビニルベンジルア
ミノアセトアセタール、ビニルピペリジルアセトアセタ
ール争ビニルアセテート共重合体、ポリビニルアセター
ルジエチルアミノアセテート等のアセテート誘導体;ポ
リジエチルアミノメチルスチレン、ポリジェタノールア
ミノメチルスチレン4ポリジメチルアミノエチルメタク
リレート、ジメチルアミノエチルアクリレート・メチル
メタクリレート共重合体、ジメチルアミノエチルメタク
リレート・メチルメタクリレート共重合体、2−(4−
モルホリノ)エチルアクリレート・メチルメタクリレー
ト共重合体;ポリ2−メチル−5−ビニルピリジン、ポ
リ2−エチル−5−ビニルピリジン、ポリ2−ビニルピ
リジン、ポリ4−ビニルピリジン等のポリビニルピリジ
ン;2−ビニルピリジン・スチレン共重合体、4−ビニ
ルピリジン・スチレン共重合体、2−エチル−5−ビニ
ルピリジン・スチレン共重合体、2−メチル−5−ビニ
ルピリジン・スチレン共重合体等のビニルピリジン・ス
チレン共重合体;2−ビニルピリジン・アクリロニトリ
ル共重合体、2−エチル−5−ビニルピリジン・アクリ
ロニトリル共重合体、ビニルエチルピリジン・アクリロ
ニトリル共重合体等のビニルピリジン・アクリロニトリ
ル共重合体;2−ビニルピリジン・メチルメタクリレー
ト共重合体、4−ビニルピリジン・メチルメタクリレー
ト共重合体等のビニルピリジンφメチルメタクリレート
共重合体;2−ビニルピリジン・ブタジェン共重合体の
ようなビニルピリジン・ブタジェン共重合体;2−ビニ
ルピリジン・ブタジェン・スチレン共重合体、2−ビニ
ルピリジン・スチレン・メチルメタクリレート共重合体
等の2−ビニルピリジンとブタジェン及びスチレン、あ
るいはスチレン及びメチルメタクリレートとの共重合体
; N、N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミド・
アクリロニトリル共重合体、N、N−ジメチルアミノプ
ロピルアクリルアミド・スチレン共重合体、N、N−ジ
メチルアミノプロピルメタクリルアミド・アクリロニト
リル共重合体、N、N−ジメチルアミノプロピルメタク
リルアミド・スチレン共重合体等のアクリルアミド又は
メタクリルアミドとアクリロニトリル又はスチレンとの
共重合体;テレフタル酸又はマレイン酸とN−n−ブチ
ルジェタノールアミンとの反応縮合物及びブロビレング
リコ−ル・マレイン酸ポリエステルのベンジルアミン付
加物。
以上の第二被覆剤のうち好ましいのは、アミノ基を含有
する合成高分子物質、塩基性窒素を含有する合成高分子
物質であり、具体的にはジメチルアミノエチルメタクリ
レートとメタクリル酸アルキルエステル又はアクリル酸
アルキルエステルとの共重合物;2−メチル−5−ビニ
ルピリジン、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン
、2−ビニル−6−メチルピリジン及び2−ビニル−5
−メチルビリジンから選ばれたビニルピリジンと、メタ
クリル酸アルキルエステル、アクリル酸アルキルエステ
ル及びアクリロニトリルから選ばれたアクリル化合物又
はスチレンとの共重合物である。
上記の第二被覆剤と共に、タルク、アルミニウム、マイ
カ、シリカ、カオリン、ベントナイト、珪藻土、ステア
リン酸、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグ
ネシウム等の融着防止剤を含有させてもよい。
第二被覆剤の使用量は、被覆した粒子が反劃動物の第一
胃内で滞留する間に核物質を安定な状態に保護し、かつ
第四胃内での比較的短い滞留時間内に核物質を速やかに
溶出させるに足りる量であればよく、粒子の大きさや第
二被覆剤の種類によっても異なるが、通常被覆前の粒子
に対して10〜200重量%、好ましくは15〜8帽1
%が使用される。
第二被覆の方法としては、例えばパンコーティング法、
流動コーティング法、遠心流動コーティング法等の一般
的なコーティング法を何れも適用することができる。第
二被覆に際し、被覆剤は通常適当な溶媒例えば塩化メチ
レン、クロロホルム、メタノール、エタノール、イソプ
ロパツール、酢酸エチル、アセトン、メチルエチルケト
ン、トノ1エン等に溶解して使用されるが、乳化剤を用
い(エマルジョンとして使用することもできる。!/被
被覆際し前記の融着防止剤を懸濁した状態”V・fl”
’、1用してもよい。
以上のように被覆処理して得られる本発明の1・・・。
側動物用飼料添加剤は、反芻動物への経口投与・°・適
応する大きさであることが必要であり、通常直径が0.
4〜5■■、特に0.8〜3.51程度のものが好まし
い。
また、飼料添加剤の比重が1−1.4程度のものが反芻
動物の胃液と近似しており、飼料添加剤の胃内での滞留
時間が過大になる恐れがないので好ましい。
(実施例) 以下本発明を実施例について更に詳細に説明するが、本
発明はその要旨を超えない限りこれ等の実施例に限定さ
れるものではない、なお、以下の実施例及び比較例にお
いて1%」は特に規定しない限り重量%を示すものとす
る。
また、飼料添加剤が反芻動物用として有用であり実用的
であることの評価は次の試験方法による以下の基準によ
った。
[試験方法] 内容積300纏1の三角フラスコに試料1gを採取し、
反芻動物の第一胃液に相当するMcDouga l l
緩衝液本又は第四胃液に相当するC1ark Lubs
li衝液京を夫々200讃1宛添加し、39±0.5℃
の恒温槽中ハ・振幅4c■で91回/分の往復振動を与
えっつ振盪(、McDouga l I緩衝液では24
時間後、C1ark LubsliM液では2〜3時間
後の生物学的活性物質の溶出量高速液体クロマトグラフ
ィーにより定量した。
[評価基準] McDougall緩衝液中で24時間据通した場合に
、試料中のアミノ酸塩の65%以上望ましくは75%J
j上が安定に保持され、かっC1ark Lubsll
衝液中7・3時閉振盪した場合に試料中の生物学的活性
物質の大部分が溶出されることを評価基準とした。
(注) McDou3all緩衝液零:炭酸水素ナトリ
ウム7.43 g、燐酸二ナトリウノ、・12水塩7.
Og、塩化ナトリウム0.34 g、塩化カリウム0.
43 g、塩化マグネシウム・6水塩0.10 g及び
塩化カルシウム0.05 gを水tooo−1に溶解し
、炭酸ガスを飽和させて調製する(pH6,8)。
C1ark Lubsll衝液本: 0.2N塩化力リウム50m1及び0.2 N塩酸10
.6 allを水139.4 mlに加えて@製する(
pH2,0)。
実施例1 (イ汀核物質の造粒] 遠心流動造粒コー・ティング装置(フロイント産業社C
F−360)に、種核として粒径20〜24メツシユの
14−リジン塩酸塩の結晶!80gを加え、回転させな
がら14−リジン塩酸塩と微結晶セルロース(崩壊剤)
との10:1混合物2200 gを少量づつ添加し、バ
インダーとしてヒドロキシプロピルセルロースの4%水
溶液+630 gを噴震して造粒を行った。得られた造
粒物を流動FW!乾燥機で水分含有量が1%([1にな
るまで乾燥し、標準篩で分級して89.5%の14−リ
ジン塩酸塩を含有する10〜12メツシユの造粒物を得
た。なお、粒子中のアミノ酸類の含有量は、試料1gを
クラーク・ラプス緩衝液2001に溶解し、高速液体ク
ロマトグラフィーにより電歇することにより求めた。以
下の実施例についても同様の手法で定量した。
(ロ)[第一被覆] 上記(イ)で得た1、−リジン塩酸塩の造粒物2000
 gを遠心流動造粒コーティング装置に入れ回転さぜな
がら、バインダーとしてヒドロキシプロピルセルロース
の4%水溶液1ooo gを噴霧1ノつつ、これに第一
被覆剤として微粉状のり、1.−メチオニン880gを
供給して被覆処理した後、流動層型轄燥機で乾燥lノで
、64.5%のし一リジン塩酸塩、25.8%の0゜L
−メチオニン及び9.7%のセルロース(−ヒドロキシ
プロピルセルロースを含有する0、1.−メチオニンで
被覆された粒度9〜10メツシユの第一被覆物を得た0
粒子中の成分のうち、アミノ酸類は上記(イ)に示した
方法により定量した。その他の成分は、粒子の重量から
アミノ酸類を差し引いた残りとして計算により求めた。
以下の実施例及び比較例についても同様にして求めた。
(ハ)[第二被覆] 70%の4−ビニルピリジンと30%のスチレンとの共
1合体くエタノール中0.5 g/旧での還元粘度:η
拳pte=1.30>及びその1/6!lのステアリン
酸(融着防止剤)の混合物をエタノールに溶解して4%
濃度のエタノール溶液とし、二流体ノズルから噴霧し、
同時にタルクを粉末のまま少量づつ供給した。
この際、溶液とタルク粉末(融着防止剤)とを、共重合
体:タルク粉末ニステアリン酸の重量比が30=65:
5となるよう供給量を調節し、第二被yj、削として使
用した。
前記(ロ)で得た第一被覆物600gを流動コーティン
グ装置内に供給し、これここ上記共重合体及びステアリ
ン酸のエタノール溶液2060 gとタルク粉末192
gを用いて第二被覆層を形成した。次いで、70℃で5
時間乾燥して第二被覆物833gを得た。第二被覆層の
粒子全体に占める割合は28%である。
得られた第二被覆粒子の比重(空気比較式比重計で測定
、以下の実施例も同様に行なった)は1.10であ−)
た、なお、第−被覆層及び第二被覆層を形成する際、コ
ーティング装置内でIIImされたポリマー溶液の飛沫
や添加された固体の微粒子は、装置が排気用吸引ダクト
と連結されているため有効に使用され、塗着する割合は
運転条件により異なるが通常70〜90%である。
以下の実施例及び比較例においては、予め被覆量を設定
してコーティングを実施した。所定量の被覆層を形成す
るためには、被覆後の被覆物を熱風循環式のオーブンに
入れ、70℃で5時間乾燥した後、室温で重量を測定し
て塗着@を求め、所定の量になるまで塗装−乾燥一重量
測定の操作を繰返()た。
以上のようにして得られた飼料添加剤中の1.〜リジン
塩酸塩及びり、1.−メチオニンは、MeDouga 
l l緩衝液中39℃で24時間振盪後、合計で97%
が保持されていた。また、C1ark Lubs緩街液
中39℃で2時間振盪することにより14−リジン塩酸
塩及びo、1.−メチオニンは合計で95%溶出し、ま
た3時間振盪することにより100%溶出した。
比較例1 実施例1において、n、[、−メチオニンによる前記(
ロ)の第一被覆処理を行わず、その他は実施例1におけ
ると同様に処理した。得られた粒子中の14=リジン塩
酸塩は、McDouga l l緩衝液中39℃で24
時間振盪後、22.5%が保持されていたに過ぎなかっ
た。またC1ark Lubs緩衝液中39℃で3時間
振盪することにより!、−リジン塩酸塩は99.5%溶
出した。
実施例2 (イ)[核物質の造粒] 実施例1の(イ)と同様にして1.−リジン塩酸塩の造
粒物を得た。
(ロ)[第一被覆] 上記(イ)で得たし一リジン塩酸塩の造粒物2000 
gを、第一被覆剤として微粉状のL−ロイシン900g
を用いた以外は実施例1と同様ににして被覆処理した後
、流動層型乾燥機で乾燥して、63.2%のし−リジン
塩酸塩、27.2%の1、−ロイシン及び9.6%のセ
ルロース+ヒト自キシプロピルセルロースを含有するし
一ロイシンで被覆された粒度9〜10メツシユの第一被
覆物を得た。
(ハ)[第二被覆] N、N−ジメチルアミノエチルメタクリレート・メチル
メタクリレート・ブチルメタクリレート共重合体(Ro
hw+ Pharw+a社、商品名Eudragit 
Eloo)、アルミニウム粉末及びタルク粉末の混合物
(重量比70:15:15)に、共重合体濃度が5%に
なるようにエタノールを添加し、室温で攪拌して被覆用
のスラリー液を調製した。
前記(ロ)で得た第一被覆物800gを流動コーティン
グ装置内に供給し、回転しながら上記被覆用のスラリー
液5644 gを噴霧して第二被覆層を形成した後、7
0℃で5時閉乾燥して第二被覆物1143 gを得た。
第二被覆層の粒子全体に占める割合は30%である。
以上のようにして得られた第二被覆粒子中のL−リジン
塩酸塩及び14−ロイシンは、MeDouga!I緩衝
液中39℃で24時間SS後後合計で92%が保持され
ていた。また、C1ark l、ubsllffi液中
39℃で2時間振盪することによりL−リジン塩酸塩及
び1.−ロイシンは合計で100%溶出した。
実施例3 (イ)[核物質の造粒] 実施例1の(イ)と同様にしてし一リジン塩酸塩の造粒
物を得た。
(ロ)[第一被覆] 上記(イ)で得た1、−リジン塩酸塩の造粒*2000
gを、第一被覆剤として微粉状のL−)リブトファン9
00gを用いた以外は実施例1と同様にして被覆処理し
た後、流tIj層型乾燥機で乾燥して、63.0%の1
.−リジン塩酸塩、26.7%のL−)リブトファン及
び10.3%のセルロース+ヒドロキシプロピルセルロ
ースを含有するl、−トリプトファンで被覆された粒度
9〜10メツシコの第一被覆物を得た。
(ハ)[第二被覆] 2−ビニルピリジン・スチレン共重合体(重f1m成7
0:30、エタノール中0.5 g/旧の濃度で測定し
た還元粘度:ηsp/c二1.05)及びそのI10量
のステアリン#(融着防止剤)の混合物をエタノールに
溶解して4%a度のエタノール溶液とし、二流体ノズル
から噴霧する一方、タルクを粉末の状態のまま供給し、
共重合体:タルク粉末ニステアリン酸の重量比が30:
65:5となるような割合で第二被覆剤として使用した
前記(ロ)で得た第一被覆物を流動コーティング装置内
に供給し、回転しながら上記の第二被覆剤を、被覆りの
占める割合が被覆後の粒子全重量の30%になるまで噴
霧して被覆処理した。
以上のようにして得られた第二被覆粒子中の1.−リジ
ン塩酸塩及びし−トリプトファンは−cDougall
緩衝液中39℃で24時閏S盪後、合計で99%が保持
されていた。また、C1ark Lubs緩衝液中39
℃で2時閉振盪することによりL−リジン塩酸塩及びし
=トリプトファンは合計で88%溶出し、また3時閉振
盪することにより100%溶出した。
実施例4 (イ)[核物質の造粒] 遠心流動造粒コーティング装置に、種核として粒径20
〜24メツシユの白糖の結晶360gを入れ、回転させ
なからi4−ヒスチジン塩酸塩とタルク(充填剤)との
混合物(20:1)2100 gを少量づつ添加し、ヒ
ドロキシプロピルセルロースの4%水−エタノール溶液
(水:エタノール= 40:60)1650 gを噴霧
して造粒を行った。得られた造粒物を流動層型乾燥機で
乾燥し、分級して79.5%のL−ヒスチジン塩酸塩を
含有する9〜10メツシユの造粒物を得た。
(ロ)[第一被覆] 上記(イ)で得たl、−ヒスチジン塩酸塩の造粒物20
00 gを実施例1と同様にして被覆処理した後、流動
層型乾燥機で乾燥1ノで、54.9%の1.−ヒスチジ
ン塩酸塩、30.0%のり、14−メチオニン、9.9
%の砂糖及び5.2%のダルク+ヒドロキシプロピルセ
ルロースを含有する0、1、−メチオニンで被覆された
粒度8〜10メツシユの第一被覆物を得た。
(ハ)[第二被覆] 前記(ロ)で得た実施例2と同一の第二被覆用スラリー
液を用い、第一被覆物を流動コーティング装置内に供給
し、回転しながら上記被覆用のスラリー液を被覆層の占
める割合が被覆後の粒子全重量の30%になるまで噴霧
して第二被覆処理を行った。
以上により得られた第二被覆粒子中のし一ヒスチジン塩
酸塩及びり、1.−メチオニンはMcDougal l
緩衝液中39℃で24時間1i!ji後、合計で95%
が保持されていた。また、C1ark Lubslt衝
液中39℃で2時間振盪することにより1.−ヒスチジ
ン塩酸塩及びり、L−メチオニンは合計で92%溶出し
、3時間振盪することにより98%溶出した。
比較例2 実施例4において、0,1.−メチオニンによる前記(
ロ)の第一被覆処理を行わず、その他は実施例・1にお
けると同様に処理した。得られた粒子中の1゜ヒスチジ
ン塩酸塩は、MeDouga l l緩衝液中39℃で
24時閏振t11後、18,5%が保持されていたに遇
ぎなかった。またC1ark Lubs緩lj液中39
℃で3時間振盪することによりL−ヒスチジン塩酸塩は
100%溶出した。
実施例5 (イ)[核物質の造粒] 遠心流動造粒コーティングH費に、種核として粒径20
〜24メツシユの粒状白糖350gを入れ、2%のヒド
ロキシプロピルセルロースを含む水−メタノール溶液(
水:メタノール=70:30)650 gを噴霧しつつ
、これに14−リジン塩酸塩1500 g、ゲルコス5
00g及びカオリンく充填剤)300 );の混合物を
添加して造粒を行った。得られた造粒物を流動層型乾燥
機で乾燥し分級して10〜12メツシユの造粒物を得た
(ロ)[第一被覆] 上記(イ)で得た;4−リジン塩酸塩を含む造粒物so
ogを遠心流動造粒コーティング装置に装入し、4%の
ヒドロキシプロピルセルロースを含む水−イタノール(
40:60)溶液940gを噴霧しつつ、こ九i: i
粉(第一被覆剤)230 gを供給して被覆処理し?、
W二後、流動層型乾燥機で乾燥し更に分級して、粒度9
〜10メツシユの第一被覆粒子を得た。
(ハ)[第二被覆] 上記(ロ)で得た第一被覆粒子を流動コーチイン)′装
置内に供給し、これに実施例1の(ハ)で使用1、た4
−ビニルピリジン・スチレン共重合体及びそQ:i l
 / Q量のステアリン酸混合物のエタノール溶液2゛
タルク粉末とを第二被覆剤とし、被覆層の占め5割合が
被覆後の粒子全重量の29.5%になるまです霧して被
覆処理した。得られた第二被覆粒子の11−重は1.1
8であった。
以上のようにして得られた第二被覆粒子中のしリジン塩
酸塩及びグルコースは、MeDougall緩衝液中3
9℃で24時閏据盪後、合計で92%が保持されでいた
。また、C1ark Lubs緩市液中39℃で2時間
振盪することによりL−リジン塩酸塩及びグルコース合
計で99%が溶出した。
実施例6 (イ)[核物質の造粒] 遠心流動造粒コーティング装置に、種核として粒径20
〜24メツシユの粒状白糖350gを入れ、2%のヒド
ロキシプロピルセルロースを含む水−メタノール溶液(
水:メタノール=70:30)640 gを噴霧しつつ
、これにL−アルギニン塩酸塩2000 g及びカオリ
ン250 gの混合物を添加して造粒を行った。
得られた造粒物を流vJ層梨型乾燥機乾燥し分級して1
0〜12メツシユの造粒物を得た。
(ロ)[第一被覆] 上記(イ)で得たし一アルギニン塩酸塩を含む造粒物T
oo gを遠心流動造粒コーティング装置に装入し、4
%のヒドロキシプロピルセルロースを含む水−メタノー
ル(40:60)溶液820gを噴霧lノつつ、これに
1.−スレオニン(第一被覆剤)250 gを供給して
被覆処理した後、流動1型乾燥機で乾燥し分級して、粒
度9〜10メツシユの第一被覆粒子を得た。
(ハ)[第二被覆] L記(ロ)で得た第一被覆粒子を、実施例1の(ハ)と
同一の第二被覆剤を用い、被覆層の占める割合が被覆後
の粒子全重量の25.5%になるまで噴霧して被覆処理
した。得られた第二被覆粒子の比重はI 、 + 4 
”Qあ−〕た。
以」−のようにして得られた第二被覆粒子中の1.−ア
ルギニン塩酸塩及び1、−スレオニンはMcDouga
ll緩衝液中39℃で24時間振盪後、合計で90%が
保持されていた。また、C1ark Lubsilff
i液中39℃で2時閏娠盪することによりL−アルギニ
ン塩酸塩及び1、−スレオニン合計で100%が溶出し
た。
実施例7 (イ)[核物質の造粒] 遠心流動造粒コーティングli装置に、種核として粒径
20〜24メツシコ、の粒状白糖350gを入れ、4%
のヒドロキシプロピルセルロースを含む水−メタノール
溶液(水:メタノール= 40:60)640 gを噴
霧()つつ、これに1.−リジン塩酸塩1000 g、
 D、L−メチオニン1ooo g、マイクロセルM−
35(旭ガラス社製微小中空硼珪酸ソーダ、充填剤)2
00 g及びベントナイト(充填剤)100 gからな
る混合物を添加して造粒を行った。得られた造粒物を流
動N型乾燥機で乾燥し分級して10−12メツシユの造
粒物を得た。
(ロ)[第一被覆] 上記(イ)で得た造粒物1000 gを遠心流動造粒コ
ーティングVi置に装入し、4%のヒドロキシプロピル
セルロースを含む水−メタノール(40:60)溶液4
00 gを噴霧しつつ、カゼイン(第一被覆剤)400
gを供給して被覆処理した後、流動層型乾燥機τ乾燥し
分級して、粒度9〜IOメツシユの第一被覆粒子を得た
(ハ)[第二被覆] 」二記(ロ)で得た第一被覆粒子を、実施例3の(ハ)
と同一の第二被覆剤を用い、被覆層の占める割合が被覆
後の粒子全重量の24.0%になるまで噴霧して被覆処
理した。得られた第二被覆粒子の比重は1.11であっ
た。
以」−のようにして得られた第二被覆粒子中の1゜リジ
ン塩酸塩及び0,1.−メチオニンは、MeDouga
ll緩lj液中39℃で24時間振盪後、合計で98%
が保持されていた。また、C1ark Lubs緩衝液
中39℃で3時間娠1することによりL−リジン塩酸塩
及びり、L−メチオニン合計で96.5%が溶出した。
実施例8−1〜8−4 (イ)[核物質の造粒] 遠心流動造粒コーティング装置に、種核として粒径20
〜24メツシユの球状白tli[商品名 ノンバレル(
Non−pareil) 103、フロイント産業社1
1360gを装入し、回転させながらL−リジン塩酸塩
2000 gとタルク400gの混合物を少量づつ添加
し、バインダーとしてヒドロキシプロピルセルロースの
4%水溶液1600 gを噴霧して造粒を行った。得ら
れた造粒物を流動層型乾燥機rこより70℃で5時フ乾
燥した後、分級して9〜10メツシユの乳白色の造粒物
を得た。得られた粒子の比重は1.47、嵩密度は0.
49、リジン塩酸塩含有量は0.71 g/ gであっ
た。
(ロ)[第一被覆] 上記(イ)で得た造粒物700gを同一の遠心流動造粒
コーティング装置に装入し、ヒドロキシプロピルセルロ
ースの4%水溶液を噴霧しつつ、こねに第一被覆剤とし
て微粉末状のり、L−メチオニン4・、表1に示す種々
の量で供給して被覆処理し、次いで流動層型乾燥機で乾
燥したのち分級して、表向がメチオニンからなる第一被
覆層で被覆された粒度9〜IOメ・ソシコの第一被覆粒
子を得た。メチオニンの使用量とその塗着量から求めた
、第一被覆後の粒子全体に占める第−被覆層(メチオニ
ンY)の割合(重量%)を表1に示した。
(ハ)[第二被覆] 70%の4−ビニルピリジンと30%のスチレンとcy
)共重合体(エタノール中0.53/d+での還元帖見
?、:ηsp/c= 1.30)をエタノールに溶解し
’r3%(1酊)溶液とし、この溶液とタルク粉末とを
、共重合体:タルク粉末の!量比が30870となるよ
うな割合で混合して第二被覆剤を:J4製した。この第
一被覆剤を用いて、上記(ロ)で得た第一被覆粒子を、
表1に示すように、粒子全体に占める被N屡の割合が2
0〜311%になるよう噴霧して被覆処理した。
以上のようにして得られた第二被覆粒子を、緩衝液中で
振盪試験により評価したところ、表1に示すように、中
性の環境下(pH6,8)では良好な保護性を示し、ま
た酸性の環境下(pH2)では1.5時閘以内に内容物
が速やかに放出された。
/ 比較例3 くイ)[核物質の造粒] 遠心流動造粒コーティングg装置に、種核として実施例
8で用いた球状白糖360 gを装入し、回転させなが
ら1、−リジン塩酸塩1600 gと塩基性炭酸マグネ
シウム400gの混合物を少量づつ添加し、バインダー
としてヒドロキシプロピルセルロースの4%水溶液を噴
霧して造粒を行った。得られた造粒物を流動FM型乾燥
機により70℃で5時閏乾燥した後、分級して9〜lO
メツシコの淡黄色造粒物を得た。得られた粒子のリジン
塩酸塩含有量は0.66g/gであった。
(ロ)[被覆処理] 上記(イ)で得た造粒物について、第一被覆の処理を行
なうことなく、実施例8における第二被覆の処理を行な
った。即ち、実施例8で調製した、70%の4−ビニル
ピリジンと30%のスチレンとの共1合体のエタノール
溶液とタルク粉末とを、共重合体:タルク粉末の重量比
が30ニア0となるようなり1合でC合して調製した被
覆剤を用いて、上記(イ)で得た造粒物を、被覆層の占
める割合が被覆後の粒子全販量の20%になるまで噴霧
して被覆処理した。
以上のようにして得られたmff粒子中の1.−リジン
塩酸塩は、MeDougall緩衝液中39℃で24時
間振盪後、55%が保持されていたに過ぎなかった。ま
た、C1ark Lubsli衝液中では39℃で1.
5時閏[iすることによりL−リジン塩酸塩及び0,1
4−メチオニン合計で100%溶出された。
(発明の効果) 本発明の飼料添加剤は、上記の実施例及び比較例から明
らかなように、反芻動物の第−胃の胃液に相当するMc
Dougall緩衝液中への生物学的活性物質の溶出率
が極めて低く、かつ第四胃の胃液に相当するC1ark
 Lubs緩衝液中への生物学的活性物質の溶出率が著
しく高い値を示[/、反芻動物用飼料添加剤として有用
であり、産業的意義は極めて大きい。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塩基性アミノ酸の酸性塩を核とし、その表面を中
    性乃至弱酸性の反芻動物に受け入れられる有機物質によ
    り第一被覆し、第一被覆層の表面をpH5.5以下の酸
    性領域で水に溶解もしくは膨潤する合成高分子物質から
    なる第二被覆層で被覆してなることを特徴とする反芻動
    物用飼料添加剤。
JP1183771A 1988-07-19 1989-07-18 反芻動物用飼料添加剤 Pending JPH02128654A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17825688 1988-07-19
JP63-178256 1988-07-19

Publications (1)

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JPH02128654A true JPH02128654A (ja) 1990-05-17

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ID=16045313

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1183771A Pending JPH02128654A (ja) 1988-07-19 1989-07-18 反芻動物用飼料添加剤

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010539939A (ja) * 2007-09-27 2010-12-24 アーカー−ダニエルズ−ミッドランド カンパニー 異形性のリジン飼料顆粒

Cited By (1)

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