JPH02128471A - 電界効果トランジスタ - Google Patents

電界効果トランジスタ

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JPH02128471A
JPH02128471A JP28113088A JP28113088A JPH02128471A JP H02128471 A JPH02128471 A JP H02128471A JP 28113088 A JP28113088 A JP 28113088A JP 28113088 A JP28113088 A JP 28113088A JP H02128471 A JPH02128471 A JP H02128471A
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JP
Japan
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insulating film
layer
film
field effect
gate
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Application number
JP28113088A
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English (en)
Inventor
Takashi Fukushima
隆史 福島
Atsushi Kudo
淳 工藤
Masayoshi Koba
木場 正義
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業」二の利用分野〉 この発明は、電界効果トランジスタに関し、さらに詳し
くは、インジウム(In)系化合物半導体を活性層とし
た金属絶縁膜半導体(以下、MISと記す)形などの電
界効果トランジスタの改良に関する。
〈従来の技術〉 化合物半導体、とくにIII−V族化合物半導体は、高
速性、低消費電力性、低雑音性などにおいてシリコンよ
りも優れているため、現今その開発か活発に行なわれて
いる。その素子形式としては、シリコンによって実現さ
れるMO9形電界効果1−ランジスタに相当するMIS
形電界効果トランジスタか、高性能化、高集積化に適し
ているため望ましいが、従来はその形成が後述するよう
な原因によって困難であった。そのため、■−V族化合
物半導体としては砒化ガリウム(G aA s)を用い
たショットキー形電界効果トランジスタが実現されてい
る程度である。
〈発明か解決しようとする課題〉 MIS形半導体が実現されれば、その論理振幅(入力電
圧の振幅)が大きい上に、雑音や電源電圧変動に対する
耐性が高く、しかも高集積度の電子デバイスが実現する
と期待されており、その+A 14としては燐化インジ
ウム(Ink)、砒化ガリウム・インジウム(rnGa
As)などのインジウム系化合物がある。
しかしなから、インジウム系化合物半導体によるMIS
形電界効果トランンスタは、実用化するには界面特性が
不充分であり、動作中に特性ドリフトが生じるなとの重
要な問題点があった。
すなわち、従来からInP、InGaAs等に対し、光
CVD法、プラズマCVD法等を用いたゲート絶縁膜形
成が試みられている。しかし、絶縁膜によっては、化合
物半導体の場合、成膜初期のPやAsの脱離によって界
面特性が劣化することが知られている。また、このよう
なPやAsの脱離を抑制する効果を持つ絶縁膜、たとえ
ば窒化シリコン(Si、N、)などは、絶縁膜としての
絶縁耐圧が低いという欠点があり、InP等の表面を良
好な化学量論状態に保ち、かつ絶縁耐圧が高い絶縁膜を
形成する技術は、現在迄のところ確立されているとは言
い難い。
本発明は、」−記諸点に鑑みて創案されたものであり、
」二連の技術的問題点を解決し、動作面で安定であり、
しかも高性能の電界効果トランジスタを提供することを
目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するため、この発明の電界効果トラン
ジスタは、インジウム系化合物単結晶半導体層と、上記
単結晶半導体層」―に形成された絶縁膜と、上記絶縁膜
」二に形成された電極を含む電界効果トランジスタであ
って、」―記絶縁膜は、ケート絶縁膜として、少なくと
も酸化シリコンからなる絶縁膜と燐化合物からなる絶縁
膜とによる二重積層構造をなしていることを特徴として
いる。
〈作用〉 インジウム系化合物単結晶半導体層には、ソース領域お
よびトレイン領域か形成され、絶縁膜は、ゲート絶縁膜
として、少なくとも酸化シリコンからなる絶縁膜と燐化
合物からなる絶縁膜とによる二重層構造をなし、上記絶
縁膜」二にゲート電極が形成される。
このように構成された電界効果トランジスタは良好な界
面特性、■族原子の拡散阻止能力、高耐圧なとの特徴を
有し、優れた総合特性を実現する。
〈実施例〉 以下、この発明を図示の実施例により詳細に説明する。
第1図は、この発明の一実施例のMIS形電界効果)・
ランンスタlの構造を示す断面図である。
同図において、2は単結晶InP基板、3.4はケート
絶縁膜、5はデー1〜電極、6はソース電極、7はドレ
イン電極、8はドープ層、9は単結晶InP活性層であ
り、インジウム系化合物単結晶半導体層である単結晶1
nP基板2の」−にドープ層8とともに後述する特性を
有するゲート絶縁膜3及びゲート絶縁膜4か形成され、
図示しないレジストをマスクどしてケート絶縁膜3.4
をエツチングにより取り除き、ソース電極6及びドレイ
ン電極7が形成され、ケート絶縁膜4のうえにゲート電
極5が形成される構造となしている。
本実施例において注目すべきは、次の点である。
すなわち、単結晶半導体層2と直接接触するゲート絶縁
膜3の飼料として、単結晶半導体中のPやAsの脱離を
抑制する効果をらつ燐化合物(例えば窒化燐、酸化燐等
)により実現される高品質絶縁膜を用い、ゲート電極5
の直下のゲート絶縁膜4の材料として絶縁耐圧の高いソ
リコン酸化膜(Si02)を使用している点である。
次に本実施例によるMTS形電界効果トランノスタの製
法について説明する。
第2図(a)乃至(d)は、それぞれ本発明の実施例の
MrS形電界効果トランジスタの製法を順を追って示す
断面図である。
同図(a)は、InP基板2上に、ドープ層8を形成さ
せる工程を示した図である。この工程では、半絶縁性あ
るいは高抵抗のInP基板2の」二に、高品質の1+I
nP単結晶をエピタキノヤル成長を行なうことがてきる
MOCVD、VPEなどの方法が適用される。すなわち
、MOCVD法を用いる場合には、約70 Torrの
減圧条件下において、基板温度600°C1組成比(V
/III)が約200となるように、トリメチルインジ
ウム(TMIn)およびボスフィン(PH3)、更にド
ーパントとしてシラン(SIH4)をトータルとして2
50SCCM流す。水素ガスをキャリアとし全ガス流量
15sLMの成長において、厚さ約0.3μmのn+ 
I nP層、すなわちドープ層8を得る。ここに上記n
+InPトープ層8の比抵抗ρはI〜l0xlO−’Ω
Gmである。
同図(b)は、活性層9を規定する工程を説明するため
の図である。仮想線で示される第1のレジストr1をマ
スクとして、深さd−04μm1幅C−3μmの領域G
をエツチングにより取り除く。この工程は臭素系エッヂ
ヤント(B r2+HB r+ H20)あるいは硫酸
系エッヂヤント(■l、504−1I(。
0、+r−r、o)を用いたウェットエツチング法によ
り行なわれる。
同図(c)はケート絶縁膜3及び4を形成させる工程を
説明するための図である。この工程では、前記のトープ
層8及び活性層9」二に高品質の燐化合物膜及びS10
.膜を形成することができるプラズマCVD法(PCV
D)、電子サイクロトロン共鳴プラズマCVD法(EC
RPCVD)、光CVD法(P hoto −CV D
 )などが適用される。即ちECRPCVDを用いた燐
化合物の場合について述べると、ヂャンバー内をベース
真空度的7XIO−6T orrとして、室温あるいは
300℃以下の基板加熱を行った状態で、次の表−1に
示すような組成のガスを流す。
表−1代表的な燐化合物と成膜時の 代表的なガス組成 なお、表−1においてPH3は4%希釈であり、希釈ガ
スとして通常H7、He、 N2、Ar等を用いるが、
当然のことながら希釈PH3に限定するものではない。
また、当然のことながら表−1に示した各燐化合物の成
膜時のガス組成はあくまでも代表的な組成であり限定さ
れるものではない。
次に、約870ガウスの磁場と、周波数的24.5GH
zのマイクロ波を約120W導入することにより、ゲー
ト絶縁膜3を得る。
さらに、同様の条件で、組成比Q2/SiH+が3とな
るように、酸素ガス(02)および5I84を計20S
CCM流ずことにより、厚さ約90nmの8107、す
なわちゲート絶縁膜4を得る。なお、この場合の基板温
度とS + 02膜のデボレートとの関係の一例を表−
2に示す。
表−2基板温度とSighのデボレートとの関係 同図(d)は、ソース電極6.トレイン電極7およびケ
ート電極5の形成工程を示す図である。前記ケート絶縁
膜4」−の図示しない第2のレジストをマスクとして、
ゲート絶縁膜4および3をエツチングにより取り除き、
ドープ層8上にAu/Ge電極によりソース電極6.ド
レイン電極7を設け、その後、さらにゲート絶縁膜4上
にAQ電極により リグート電極5を設ける。さらにパッンヘーノヨン工程
を経て、MIS形電界効果トランジスタlが完成する。
なお同図(d)は前記した第1図と同一構造を示す図で
ある。
以」二のようにして形成された本発明の実施例としての
MIS形電界効果トランジスタlについて、絶縁膜3に
いずれの燐化合物を用いた場合ら発明者等がターマン法
で評価した界面準位密度は、その最小値が5 X 10
10cF”eV刊であり、またゲート絶縁膜中の固定電
荷は7 X l O10am−’と低い値を示した。
また電界効果移動度はμfe= 3300 crrr2
/ VSと良好な値が得られた。さらにゲート電圧Vg
=5Vを印加した状態でのドレイン電流のドリフトは、
1時間で高々3%以下と極めて高い安定度を示した。
すなわち、本実施例によれば安定で特性の優れたMIS
形電界効果トランジスタを実現可能となる。
なお、上記した実施例においては燐化合物膜」−に5i
O7膜を積層する構造となしたが、総合的な効果が出れ
ば良いため、積層の順序は逆であっても構わない。また
各層厚及び層数は上記の実施例に限定されるものではな
い。
更に、上述の実施例では活性層9を形成する■■族の化
合物半導体としてrnPを用いた例について説明したが
、本発明はこれに限定されるものではなく、TnGaA
s、TnGaAsP等のIn系の同族の他の化合物半導
体を用いる場合にも同様に実施することが出来、当然に
本発明の範囲に含まれるものであることは言うまでもな
い。
〈発明の効果〉 以上より明らかなように、この発明の電界効果トランジ
スタは、インジウム系化合物単結晶半導体層上に形成さ
れた絶縁膜が、ゲート絶縁膜として、少なくとも酸化シ
リコンからなる絶縁膜と燐化合物からなる絶縁膜とによ
る二重積層構造をなしているので、良好な界面特性、■
族原子の拡散阻止能力、高耐圧特性が得られ、従って、
素子特性の向上と信頼性の向」二が図られ、その高速性
や低雑音化を活用した超高速デバイスを実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のMIS形電界効果トラン
ジスタの構造を示す断面図、第2図(a)乃至(d)は
それぞれ上記実施例のMIS形電界効果トランジスタの
製法を順を追って示す断面図である。 l・MIS形電界効果トランジスタ、 2・・単結晶InP基板、 3・・・燐化合物からなるゲート絶縁膜、4・ SiO
2からなるゲート絶縁膜、5・・ゲート電極、6・−・
ソース電極、7・・・ドレイン電極、8・・・n+ I
nPドープ層、9 ・単結晶InP活性層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)インジウム系化合物単結晶半導体層と、上記単結
    晶半導体層上に形成された絶縁膜と、上記絶縁膜上に形
    成された電極を含む電界効果トランジスタであって、 上記絶縁膜は、ゲート絶縁膜として、少なくとも酸化シ
    リコンからなる絶縁膜と燐化合物からなる絶縁膜とによ
    る二重積層構造をなしていることを特徴とする電界効果
    トランジスタ。
JP28113088A 1988-11-07 1988-11-07 電界効果トランジスタ Pending JPH02128471A (ja)

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