JPH0212731B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0212731B2
JPH0212731B2 JP6794883A JP6794883A JPH0212731B2 JP H0212731 B2 JPH0212731 B2 JP H0212731B2 JP 6794883 A JP6794883 A JP 6794883A JP 6794883 A JP6794883 A JP 6794883A JP H0212731 B2 JPH0212731 B2 JP H0212731B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
base
raw material
top plate
water return
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6794883A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59192525A (ja
Inventor
Tatsuyuki Matsuo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority to JP6794883A priority Critical patent/JPS59192525A/ja
Publication of JPS59192525A publication Critical patent/JPS59192525A/ja
Publication of JPH0212731B2 publication Critical patent/JPH0212731B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水返し部を有する洗面化粧台の製造方
法に関する。
従来から洗面化粧台の洗面ボールには上端開口
周に沿つて内方へ突出した水返し部を形成し、水
跳ね或いは溢流を防ぐようにしたものがある。
また、最近では洗面ボールを備えた化粧台を
FRP又は人工大理石等で一体的に成形する場合
がある。斯る一体成形を行なうには一般的にアウ
ターモールドとインナーモールドとの間のクリア
ランスに原料を注入し、硬化した後各モールドを
取り外すことで製品である化粧台を得るようにし
ている。
しかしながら、上記の如く鋳込み成形によつて
化粧台を一体的に成形する場合、水返し部がある
と、これが脱型時の引つかかりとなり脱型ができ
ないこととなる。このため人工大理石原料などを
用いて一体成形する場合には多くの水返し部のな
い洗面ボールとしている。
また、化粧台を一体成形する場合であつても第
1図に示す如き手段によれば水返し部を有するも
のとすることができる。即ち、アウターモールド
1、インナーモールド2及びサイドモールド3に
よつて形成されるキヤビテイ4内に、オーバーフ
ローした水を排出するための塩ビパイプ5をセツ
トし、更にインナーモールド3の内面に置型6を
取付け、この状態でキヤビテイ4内に人工大理石
などの原料7を注入して成形し、硬化後、脱型を
行なうとともに置型を取外せば、第2図に示す如
く、水返し部8を有する洗面ボール9を一体成形
することができる。
しかしながら、斯る手段による場合は成形後、
洗面ボール9の内面に置型6とインナーモールド
2の境目が筋跡6aとなつて残り、補修が必要と
なる。
本発明は上述の如き従来の不具合を解消すべく
成したものであつて、その目的とする処は、水返
し部を有する洗面ボールを備えた洗面化粧台を一
体的に成形し得るとともに、水返し部を成形する
ことによつて型跡等が生じることのない洗面化粧
台の製造方法を提供するにある。
この目的を達成すべく本発明は、ゾル状態の原
料をモールド内に注入して水返し部のない洗面ボ
ール部を備えた母台を成形し、この母台が硬化し
た後脱型して取出し、一方水返し部となる部分を
有する天板を成形すべくモールド内にゾル状態の
原料を注入し、この天板の原料がゲル化する前
に、上記母台の洗面ボール開口縁が水返し部とな
る部分の周囲に重なるように硬化した母台を天板
原料上にセツトし、母台と天板とを密着せしめる
ようにしたことをその要旨としている。
以下に本発明の実施例を第3図乃至第10図に
基いて説明する。
第3図は本発明の最初の工程である母台の成形
工程を示した断面図であり、アウターモールド1
0、インナーモールド11及びサイドモールド1
2を型合せすることによつて形成されるキヤビテ
イ13内にゾル状態のガラス繊維強化セメント原
料14を注入して鋳込み、この原料14を硬化せ
しめた後、各モールド11,12,13を脱型
し、第4図に示す如き母台15を成形する。この
母台15は後に天板が密着せしめられる上面16
の略中央に洗面ボール部17が形成され、この洗
面ボール部17には水返しが設けられていない。
次いで、第5図に示すように、上記母台15の
洗面ボール部17内にインナーモールド18をセ
ツトし、インナーモールド18と洗面ボール部1
7内面との間に形成されるキヤビテイ19内にオ
ーバーフロー用の塩ビパイプ20をセツトする。
そして、この状態において上記キヤビテイ19内
にゾル状態の人工大理石原料21を振動をかけな
がら注入し、硬化せしめる。そして硬化したなら
ば、第6図に示すようにインナーモールド18を
取外す。而して洗面ボール部17の内面に人工大
理石層22が密着複合化される。
一方、第7図に示すように、インナーモールド
23とサイドモールド24とを型合せすること
で、上方が開放されたキヤビテイ25を形成す
る。ここでキヤビテイ25の底面となるインナー
モールド23表面の略中央には前記洗面ボール部
17の上端開口部形状よりも小さく且つ略相似形
の突部23aを形成している。そして、第8図に
示すように天板を形成するため、上記キヤビテイ
25内にゾル状態の人工大理石原料26を、突部
23aの上面と面一となるか或いは突部23aの
上面が若干突出する程度に注入する。
次いで、上記の人工大理石原料26がゲル化す
る以前に、既に硬化脱型せしめた母台15を人工
大理石原料26上にセツトする。この場合、第9
図に示すように、母台15の洗面ボール部17の
開口縁が、インナーモールド23の突部23aを
囲むようにしてセツトし、洗面ボール部17開口
縁と突部23aとの間に水返し部となる部分27
が残るようにする。
斯るセツト状態のまま所定時間放置し、人工大
理石原料26がゲル化させ、その後加熱又は常温
にて硬化せしめる。すると母台15を天板となる
人工大理石原料26にセツトした時点では、人工
大理石原料26はゲル化前であるので、人工大理
石原料26を硬化せしめることで母台15と天板
28とは密着する。特に洗面ボール部17の内側
層は同じ人工大理石原料を用いているため、一体
的に密着し、水密性は極めて良好となる。
そして、最後にインナーモールド23及びサイ
ドモールド24を外すことにより、第10図に示
すような洗面化粧台29が得られる。即ち、洗面
化粧台29は裏面部がガラス繊維強化セメントか
らなる母台15で形成され、表面部が人工大理石
からなる天板28によつて形成され、特に母台1
5の洗面ボール部17には人工大理石層22が形
成され、更にこの人工大理石層22が形成された
洗面ボールの開口縁には内方に向つて突出する水
返し部30が一体的に設けられることとなる。
尚、以上は本発明の実施の一例を示したもので
あり、使用する原料は上記のものに限らず任意で
ある。そして母台の洗面ボール部内面に、母台原
料とは異なる原料からなる層を形成しない場合に
は、一工程を省略することが可能である。
以上説明したように、本発明によれば水返し部
のない洗面ボール部を有する母台と、水返し部と
なる部分を有する天板とをそれぞれ別個のモール
ドで成形し、該天板を成形するにあたつて、天板
原料がゲル化しないうちに、既に硬化した母台を
上記天板原料上にセツトし、天板と母台とを一体
的に成形するようにしたので、従来の如く置型を
用いず水返し部を有する化粧台を得ることがで
き、しかも化粧台表面に型跡が残ることもない。
また、天板原料がゲル化する前に母台をセツト
するようにしたので母台の洗面ボール部が天板原
料に食い込むようにセツトされ、より一層強固に
密着せしめられるとともに水密性が向上する等多
くの効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
図面は従来方法及び本発明方法を説明したもの
であり、第1図は洗面化粧台の従来の成形状態を
示す断面図、第2図は従来方法によつて得られた
洗面化粧台の断面図、第3図は本発明の最初の工
程を示す断面図、第4図は最初の工程によつて得
られた母台の斜視図、第5図は母台の洗面ボール
部内側に他の原料からなる層を形成する工程を示
す断面図、第6図は第5図の工程後の洗面ボール
部の断面図、第7図は天板を成形するモールドの
斜視図、第8図は第7図のモールド内に原料を注
入した状態の断面図、第9図は第8図の状態の原
料上に母台をセツトした状態の断面図、第10図
は本発明方法によつて得られた洗面化粧台の断面
図である。 尚、図面中14,26はゾル状態の原料、15
は母台、17は洗面ボール部、27は水返しとな
る部分、28は天板、29は洗面化粧台、30は
水返し部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ゾル状態の原料をモールド内に鋳込み水返し
    部のない洗面ボール部を有する母台を成形する工
    程と、この母台が硬化した後脱型する工程と、ゾ
    ル状態の原料をモールド内に鋳込み水返し部とな
    る部分を有する天板を成形する工程と、上記モー
    ルド内の天板原料がゾル化する以前に水返し部と
    なる部分の周囲に母台の洗面ボール開口縁が重な
    るように上記天板原料上に硬化した母台をセツト
    し、母台と天板原料とを密着せしめる工程とを含
    む洗面化粧台の製造方法。
JP6794883A 1983-04-18 1983-04-18 洗面化粧台の製造方法 Granted JPS59192525A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6794883A JPS59192525A (ja) 1983-04-18 1983-04-18 洗面化粧台の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP6794883A JPS59192525A (ja) 1983-04-18 1983-04-18 洗面化粧台の製造方法

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Publication Number Publication Date
JPS59192525A JPS59192525A (ja) 1984-10-31
JPH0212731B2 true JPH0212731B2 (ja) 1990-03-26

Family

ID=13359672

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JP6794883A Granted JPS59192525A (ja) 1983-04-18 1983-04-18 洗面化粧台の製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0358338A (ja) * 1989-07-26 1991-03-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気記録再生装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62275716A (ja) * 1986-05-26 1987-11-30 Matsushita Electric Works Ltd 洗面ボ−ルの成形型

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JPH0358338A (ja) * 1989-07-26 1991-03-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気記録再生装置

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JPS59192525A (ja) 1984-10-31

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