JPH02126457A - 回転ヘッド型テープ記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、Ｒ−ＤＡＴ　（回転ヘッド型ディジタル・オ
ーディオ・テープレコーダ）等の回転ヘッド型テープ記
録再生装置に関し、更に詳細には、高速サーチを容易に
達成することが可能な回転ヘッド型テープ記録再生装置
に関する。

［従来の技術］ Ｒ−ＤＡＴのフォーマットに従えば、第２図に示す磁気
テープ１上の傾斜トラック２に、ＰＣＭ領域２ａの他に
ＡＴＦ領域２ｂ、サブコード領域２ｃが設けられ、ＰＣ
Ｍ領域には同期信号（ＳＹＮＣ）を伴なってデータが書
き込まれる。なお、サブコード領域２Ｃ等にアドレスを
書き込むことができるので、情報ブロックのサーチを容
易に達成することが可能になる。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、Ｒ−ＤＡＴでサーチを高速で行う時には、例
えば特開昭６１−１９０７４５号公報に示されているよ
うに磁気テープとヘッドとの相対速度を一定に保つこと
が必要になる。相対速度を一定にする方法として、キャ
プスタンを使用してテープを一定速度走行させる方法及
びリールを制御してテープを一定速度で走行させる方法
がある。

しかし、前者のキャプスタンを使用する場合にはキャプ
スタンによる高速送りの信顆性に問題がある。また、後
者のリールを制御する場合には、リールに対するテープ
の巻径によってテープの走行速度が変化するため、制御
が複雑になった。

そこで、本発明の目的は比較的簡単に高速サーチを行う
ことができる回転ヘッド型テープ記録再生装置を提供す
ることにある。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するための本発明は、同期信号又は同期
情報を含む信号が記録されている傾斜トラックを有する
記録媒体テープを走行させるためのテープ走行機構と、
前記傾斜トラックを走査するための信号変換用回転ヘッ
ドと、前記回転ヘッドの回転機構と、前記回転ヘッドか
ら得られる再生信号から同期信号又は同期情報を検出す
る同期検出回路と、前記同期信号又は同期情報の周波数
が基準周波数信号と一致するように前記回転機構を制御
するヘッド回転制御回路と、前記回転ヘッドの回転に対
応した周波数を有する速度検出パルスを発生するヘッド
回転速度検出器と、前記速度検出パルスの幅の変化に基
づいて前記ヘッドの回転速度の変化を検知し、前記速度
検出パルスの幅が所定値よりも大きくなった時には前記
テープの走行速度を大きくし、前記速度検出パルスの幅
が所定値よりも小さくなった時には前記テープの走行速
度を小さくするように前記テープ走行機構を制御するテ
ープ走行速度制御回路と、高速サーチ指令に応答して前
記テープを所定期間だけ高速走行させるための立上り制
御回路とを備えていることを特徴とする回転ヘッド型テ
ープ記録再生装置に係わるものである。

［作　用］ 本発明の立上り制御回路によってテープを高速走行に移
行させると、テープとヘッドとの相対速度に変化が生じ
る。この相対速度の変化は再生信号から検出された同期
信号に基づいて知ることができる。ヘッド回転制御回路
によって同期信号の周波数が一定になるようにヘッド回
転ｍ楕が制御されると、結果として相対速度が一定にな
る。−方、ヘッド回転速度検出器から得られる速度検出
パルスの幅は速度情報を含んでいる。即ち、回転速度が
低下するとパルス幅が大きくなり、回転速度が上るとパ
ルス幅が小さくなる。テープ走行速度制御回路は速度検
出パルスの幅が所定値になるようにテープ走行速度を制
御する。ヘッドの回転速度が一定であると共に相対速度
が一定であるように制御すれば、必然的にテープの走行
速度が一定になる。

［実施例］ 次に、第１図〜第４図を参照して実施例に係わる回転ヘ
ッド型ディジタル磁気テープ記録再生装置を説明する。

第１図の磁気テープ１を走行させるためのテープ走行機
構３は、テープ１が巻き回された一対のり−ル４．５を
回転するための一対のリールモータ６．７及びテープ走
行方向切換用スイッチ８から成る。なお、定常速度（低
速度）でテープ１を走行させるためのキャプスタンやピ
ンチローラの図示は省略されている。

テープ１に対向して変換するための一対の記録再生兼用
磁気ヘッド９を回転するためのヘッド回転機構は、ヘッ
ド９が取り付けられたドラム１０とこのドラム１０を回
転するためのドラムモータ１１とから成る。なお、第２
図に示す斜めのトラック２を得るためにドラム１０の軸
に対してテープ１は傾斜して巻き付けられている。テー
プ１のドラム１０に対する巻き付は角度は約９０度であ
る。

一対のヘッド９はロータリトランス１２を介して再生回
路１３に接続されている。再生回路１３は増幅器及び波
形整形回路を含む、再生回路１３の出力段にはデータを
得るためのデコーダ１４が接続されている。記録済の磁
気テープ１には同期信号及びアドレス信号を伴なってＰ
ＣＭ信号が記録されている。なお、同期信号及びアドレ
ス信号は高速サーチ時の走査でも読み収ることができる
ように記録されている。

再生回路１３に接続された同期検出回路１４ａは再生信
号から同期信号を検出するものである。

同期検出回路１４ａに接続されたＰＬＬ回路１５即ちフ
ェーズ・ロック・ループは検出した同期信号に基づいて
タロツク信号を形成し、デコーダ１４に与えると共にヘ
ッド回転制御回路１６に与えるものである。

ヘッド回転制御回路１６は、分周器１７と位相比較器１
８と基準周波数信号発生器１９と積分回路２０と駆動回
路２１とから成る６分周器１７はＰＬＬ回路１５から得
られるタロツク信号を分周して位相比較器１８に与える
ものである１位相比較器１８は分周器１７の出力と基準
周波数信号発生器１９の出力とを比較し、位相差（周波
数差）に対応する出力を発生するものである。積分回路
２０は位相比較器１８の出力を平滑するためのローパス
フィルタである。駆動回路２１は積分回路２０の出力に
応答してドラムモータ１１を駆動する。即ち、分周器１
７の出力周波数と基準周波数とが一致するようにドラム
モータ１１を制御する。

分周器１７の出力周波数と基準周波数とを一致させるこ
とによってテープ１とヘッド９との相対速度を一定にす
ることができる。即ち、再生信号から検出される同期信
号が一定周波数であるということは、一定の走査速度即
ち一定の相対速度となるようにヘッド９の回転及びテー
プ１の走行が制御されていることを意味する。

速度検出器２２はドラム１０の回転速度即ちヘッド９の
回転速度を検出するものであって、ヘッド９の回転速度
に対応した周波数を有して速度検出パルスを発生する。

この速度検出器２２は例えばドラム１０に取り付けられ
たマグネットとドラム外のホール素子とから成る。なお
、速度検出パルスの幅はドラム１０の回転速度が大きく
なると狭くなり、回転速度が小さくなると広くなる。

速度検出器２２はテープ走行速度制御回路２３の基準パ
ルス発生器２４と位相比較器２５とに接続されている。

基準パルス発生器２４は第３図（Ａ＞に示す速度検出パ
ルスの前縁に応答して第３図（Ｂ）に示すように一定パ
ルス幅の基準パルスを発生するものである６位相比較器
２５は、第３図（Ａ）の速度検出パルスと第３図（Ｂ）
の基準パルスとを比較し、パルス幅の差に対応する出力
を得るものであり、例えば第３図（Ｃ）に示すように第
３図（Ｂ）の基準パルスが低レベルである期間に第３図
（Ａ）の速度検出パルスが高レベルであれば、高レベル
の出力パルスを発生する。

位相比較器２５の出力パルスの幅は、ドラム１０の回転
速度が低下するにつれて大きくなる０位相比較器２５に
接続された積分口＃１２６は位相比較器２５の出力を平
滑するローパスフィルタである。

積分回路２６に接続された駆動回路２７は積分回路２６
の出力が低下した時にはテープ１の走行速度を高めるよ
うにリールモータ６．７を制御し、逆に積分回路２６の
出力が高くなった時にはテープ１の走行速度を低めるよ
うにリールモータ６．７を制御するものである。なお、
駆動回路２７は立上り制御用スイッチ２８と走行方向切
換スイッチ８とを介してリールモータ６．７又は８に接
続される。

２９は立上り制御回路であり、立上り制御用スイッチ２
８と、この制御回路３０と、立上り駆動回路３１と、リ
ール速度検出器３２とから成る。

制御回路３０は端子３３から高速サーチ入力を受けてス
イッチ２８を所定時間だけ接点すに投入し、立上り駆動
回路３１をリールモータ６又は７に接続し、その後はス
イッチ２８を接点すに投入して駆動回路２７をリールモ
ータ６又は７に接続するものである。立上り駆動回路３
１はテープ１を高速走行させる電圧をリールモータ６又
は７に供給するものであるやリール速度検出器３２は巻
取側となるリール４又は５の速度を検出するものであり
、回転数に対応した周波数信号を発生するＦＧと周波数
−電圧変換回路とから成り、この出力で立上り駆動回路
３１を制御する。

デコーダ１４の出力段に設けられたサーチ回路３４はデ
コーダ１４の出力からアドレスを検出し、端子３５から
与えられた所望アドレスと比較する回路である。

次に、第４図のフローチャートを参照して第１図の装置
の動作を説明する。

まず、ブロック４１に従ってサーチがスタートすれば、
スイッチ２８が接点ａに投入され、ブロック４２に示す
ように立上り駆動回路３１から巻取側となる例えばリー
ルモータ５に立上り駆Ｗｂ　を圧が供給される。この立
上り駆動電圧はテープ１を所定の高速走行させることが
可能なレベルの定電圧である。

一方、ヘッド回転制御回路１６はブロック４３に示すよ
うに再生信号から検出された同期信号の分周出力と基準
周波数信号との比較に基づいてヘッド９とテープ１との
相対速度が一定になるようにドラムモータ１１を制御す
る。

また、ブロック４４で示すように速度検出器２２によっ
てドラム１０の回転を検出し、ブロック４５に示すよう
に基準パルス発生器２４によって速度検出パルスのエツ
ジに同期した基準パルスを形成する。

次に、ブロック４６に示すように位相比較器２５によっ
て速度検出パルス幅と基準パルス幅とを比較し、この出
力を積分回路２６で積分することによって速度と反比例
的関係を有して変化する制御電圧を得て巻取側リールモ
ータ７を駆動する。

即ち、速度検出パルスの幅が広くなった場合にはブロッ
ク４７に示すようにリールモータ供給電圧を増加させ、
逆に速度検出パルスの幅が狭くなった場合にはブロック
４８に示すようにリールモータ供給電圧を低下させる。

なお、スイッチ２８はサーチ開始から所定時間後に接点
すに投入されるので、テープ走行速度制御回路２３によ
る制御ループが成立し、テープ１は高速かつ一定速度で
走行する。

サーチ回路３４によって所望情報ブロックが検知された
ら、停止又は通常再生モードに切り換える。

［発明の効果］ 上述のように本発明によれば、ヘッドとテープとの相対
速度を一定に保つための制御を容易に達成することがで
きる。また、高速サーチ時におけるテープ走行速度をヘ
ッド回転検出パルスに基づいて一定に制御することがで
きる。即ち、簡単な構成でテープを一定速度で走行させ
ることが可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係わる回転ヘッド型磁気テ
ープ記録又は再生装置を示すブロック図、第２図はテー
プ上のトラックを示す平面図、第３図は第１図のＡ、Ｂ
、０点の電圧を示す波形図、 第４図は第１図の装置の動作を説明するための流れ図で
ある。 １・・・磁気テープ、３・・・テープ走行ｖ１構、９・
・・磁気ヘッド、１０・・・ドラム、１１・・・ドラム
モータ、１４ａ・・・同期検出回路、１６・・・ヘッド
回転制御回路、２２・・・速度検出器、２３・・・テー
プ走行速度制御回路、２４・・・基準パルス発生器、２
５・・・位相比較器、２９・・・立上り制御回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 同期信号又は同期情報を含む信号が記録されている傾斜
   トラックを有する記録媒体テープを走行させるためのテ
   ープ走行機構と、 前記傾斜トラックを走査するための信号変換用回転ヘッ
   ドと、 前記回転ヘッドの回転機構と、 前記回転ヘッドから得られる再生信号から同期信号又は
   同期情報を検出する同期検出回路と、前記同期信号又は
   同期情報の周波数が基準周波数信号と一致するように前
   記回転機構を制御するヘッド回転制御回路と、 前記回転ヘッドの回転に対応した周波数を有する速度検
   出パルスを発生するヘッド回転速度検出器と、 前記速度検出パルスの幅の変化に基づいて前記ヘッドの
   回転速度の変化を検知し、前記速度検出パルスの幅が所
   定値よりも大きくなった時には前記テープの走行速度を
   大きくし、前記速度検出パルスの幅が所定値よりも小さ
   くなった時には前記テープの走行速度を小さくするよう
   に前記テープ走行機構を制御するテープ走行速度制御回
   路と、高速サーチ指令に応答して前記テープを所定期間
   だけ高速走行させるための立上り制御回路とを備えいる
   ことを特徴とする回転ヘッド型テープ記録再生装置。