JPH02126231A - 液晶表示素子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、液晶表示素子に関する。

従来の技術 第４図は、従来の液晶表示素子の一例を示す断面図であ
る。第４（２Ｉにおいて、互いに対向し合うように配置
された一対の表示電極基板１ａ　　ｌｂはガラス基板の
片面に電極パターンを形成したものであり、電極パター
ン含有する面が相互に対向するように配設される。これ
ら一対の表示電極基板１ａ、ｌｂの間にはスペーサ２が
分散配置され、そのあと一対の表示電極基板１ａ、ｌｂ
の周辺部相互間がシール材３によって貼りｈわされる。

このように一対の表示電極基板１ａ、ｌｂとシール材２
で囲まれて形成された空間内には液晶４が真空注入され
、これによって液晶表示素子が構成される。

発明が解決しようとする課題 ところが、上述した従来の液晶表示素子の場きには、液
晶４の注入量をきめ細かく制御しないと液晶４が多く注
入され過ぎて、第５図に示すように表示電極基板１ａ、
ｌｂの中央部が膨らみ、厚さ異常を起こすという問題点
を有する。特に液晶表示素子を量産する場合には、多数
の液晶表示素子の液晶注入を同時に行わなければならな
いが、各液晶表示素子ごとに注入速度が異なるので液晶
４の注入量をきめ細かく制御することは極めて困難であ
る。また、液晶表示素子の内空間容量と同菫の液晶４を
注入しても、液晶４の表面張力によってその後も余分な
液晶４が自然に注入されてしまうという現象も見られる
ので、液晶４の注入量をきめ細かく制御することが一層
困難となっている。

したがって、本発明の目的は、きめ細かい制御な要する
ことなく液晶注入を適正に行うことができる液晶表示素
子を提供することである。

課題を解決するための手段 本発明は、対向し合う一対の表示電極基板と、これら一
対の表示電極基板の周辺部相互の間に挟装されるシール
材とによ−）で形成される空間内に液晶を封止した液晶
表示装置において、厚み寸法が前記シール材よりも小さ
く前記一対の表示電極基板で挟持される枠材を、前記シ
ール材に沿わせて前記空間内に配置したことを特徴とす
る液晶表示素子である。

作　　用 本発明に従えば、厚み寸法がシール材よりら小さくシー
ル材の内側に位置する枠材を一対の表示電極基板が挟持
する構造のために、表示電極基板は液晶の封止される空
間の内側に向けて反らせることになり、その反り返った
形状によって表示電極基板から液晶の封止される空間側
へ向けて働く応力のために上記空間に余分な液晶が注入
されるのが阻止される。

実施例 第１図は本発明の一実施例である液晶表示素子の概略の
構成を示す断面図であり、第２図は第１図における■−
■矢視断面図を示す、第１図において、互いに対向し合
うように配置された一対の表示電極基板５ａ、５ｂは、
ガラス基板の片面に電極パターンを形成したものであり
、電極パターンを有する面が相互に対向するように配設
される。

一対の表示電極基板５ａ、５ｂの周辺部相互間は、径寸
法が１２μｍのガラスファイバ６ａをスペーサとして樹
脂６ｂに混合したシール材６によって貼りきわされ、同
時にシール材６よりも内側には、径寸法が７．５μｍの
ガラスファイバ７ａをスペーサとして樹脂７ｂに混合し
た枠材７が第２図に示すようにシール材６に沿って形成
され、一対の表示電極基板５ａ、５ｂに挟持されている
。すなわち、枠材７は表示電極基板５ａ、５ｂにそれぞ
れ接着固定されている。一対の表示電極基板５ａ５ｂと
シール材６とで囲まれる空間は、シール材６の一部に形
成した液晶注入孔８によって外界と通じている、また、
枠材７にも部分的に分断部９が形成され、この分断部９
によって枠材７の外側の空間と内側の空間が通じるよう
にしである。枠材７によって囲まれ実質的な表示部とな
る空間には、スペーサとして径寸法が６μ川のガラスフ
ァイバ１０が散在させである。

上述したシール材６および枠材７は、スクリーン印刷法
を用いることによって第３図に示すように塗布される。

すなわち、シール材６は一方の表示電極基板５ａ［Ｉｌ
に、枠材７は他方の表示電極基板５ｂ（１ｍにそれぞれ
塗布される９表示電極基板５ｂ上の枠材７で囲まれる頭
載にスペーサとなる上述したガラスファイバ１０を散在
させたあと、表示電極基板５ａ、５ｂを互いに圧着する
ことによってこれらの間が接着固定されて液晶セルが組
み立てられる。

上述したように、シール材６のスペーサとして樹脂６ｂ
に混きされたガラスファイバ６ａの径寸法が１２μｍで
あるのに対して、枠材６のスペーサとして樹脂７ｂに混
合されたガラスファイバ７ａの径寸法は７．５μｍであ
りガラスファイバ６ａよりも小さく、また表示部のスペ
ーサとして枠材６の内側に散在するガラスファイバ１０
の径寸法はこれよりもさらに小さい６４　ｍであるから
、一対の表示電極基板５ａ、５ｂはこれらとシール材６
とで囲まれる空間の内側に向けて第１図に示すように反
り返った形状となる。

このような組立状態のもとで、上記液晶注入孔８を通じ
て液晶セルの空間内に液晶１１が真空注入される。すな
わち上記真空注入は、先ず、チャンバ内に液晶１１と液
晶セルとを収容し、チャンバ内を真空にしてから、液晶
セルの液晶注入孔８を液晶１１中に浸漬し、そのあとチ
ャンバ内を大気圧に戻すことによって行われる。

表示電極基板５ａ、５ｂは液晶セルの空間内に向けて反
り返った形状となっているので、液晶セルの空間の容量
を越えて液晶１１が侵入しようとしても、反り返った形
状をなす表示電極基板５ａ。

５１）から空間内に向けて空間が膨らむのを阻止する応
力が働く、シたがって上記真空注入において液晶セルの
空間内全体に液晶１１が行き渡ったあと、そのままの状
態で放置しても液晶１１の注入が自然に進行してセル厚
が大きく変化するといった事態は生じない、実施例の場
合、６０分間放１してらセル厚は全く変化しないという
結果が得られた。なお液晶１１を注入したあと、液晶注
入孔８は封止される。

発明の効果 以上のように、本発明の液晶表示素子によれば、液晶の
封止される空間の内側に向けて表示電極基板が反り返る
構成としているので、この表示電極基板から液晶の封止
される空間側へ向けて働く応力のために余分の液晶か空
間内に侵入するのが阻止されることになり、液晶の注入
工程においてきめ細かい制御を要することなく適正な液
晶注入を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１（２は本発明の一実施例である液晶表示素子の概略
構成を示す断面図、第２図は第１図における■−■矢視
断面図、第３図はその液晶表示素子の液晶セルの組立工
程を示す説明図、第４（２Ｉは従来の液晶表示素子の概
略構成を示す断面図、第５図はその液晶表示素子が厚み
変形した状態を示す断面図である。 ５ａ、５ｂ・・・表示電極基板、６・・・シール材、７
・・・枠材、１１・・・液晶 代理人　　弁理士　画数　圭一部 第 図 第 図 ａ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 対向し合う一対の表示電極基板と、これら一対の表示電
   極基板の周辺部相互の間に挟装されるシール材とによっ
   て形成される空間内に液晶を封止した液晶表示装置にお
   いて、 厚み寸法が前記シール材よりも小さく前記一対の表示電
   極基板で挟持される枠材を、前記シール材に沿わせて前
   記空間内に配置したことを特徴とする液晶表示素子。