JPH021257Y2 - - Google Patents

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JPH021257Y2
JPH021257Y2 JP1985044584U JP4458485U JPH021257Y2 JP H021257 Y2 JPH021257 Y2 JP H021257Y2 JP 1985044584 U JP1985044584 U JP 1985044584U JP 4458485 U JP4458485 U JP 4458485U JP H021257 Y2 JPH021257 Y2 JP H021257Y2
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container body
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prevention frame
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は簡易開放容器に係り、例えば、ゴキブ
リ駆除剤、防臭剤、芳香剤および樟脳の如き各種
錠剤を容器本体に収納してセツトしておくとき、
これらの容器本体からの飛出しを防止し、童幼児
等による誤食を防止できるようにしたもので、い
わゆるイージーオープンシールによる開封が容易
な簡易開放容器の改良に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
従来から、第5図に示すように、ゴキブリ駆除
剤、防臭剤、芳香剤、樟脳の如き各種錠剤21の
収納には、それぞれを単体毎に収納する多数の収
納凹所22が形成された硬質塩化ビニール樹脂製
のシート状の容器本体23に配列収納させ、収納
した状態での容器本体23全体を、ポリエステ
ル、ポリエチレン、LTSのサンドフイルム、ア
ルミ箔等のシール材24にて密封状態でシールし
たイージーオープンシール型式の簡易開放容器が
使用されている。そして、使用時には、必要とす
る錠剤21の個数に応じて収納凹所22毎に容器
本体23を切断し、また、シール材24を剥離
し、所定の場所に配置セツトするものとしてい
る。
ところが、このような従来例によると、錠剤2
1が収納されている収納凹所22の開口は、ゴキ
ブリが錠剤21を食べるのに、あるいは臭いの吸
収、芳香の飛散・揮発その他用途に適するように
大きく開放されているため、家庭内の適当な場所
に配置セツトされていると、振動その他によつて
錠剤21が収納凹所22から飛び出したり、童幼
児が誤つてこれを食べてしまうことがあり、危険
なものであつた。このような家庭内において発生
する誤食事故は、錠剤21が備えている有益性、
薬効性を減殺させる結果ともなり、これの解決が
望まれており、また、その改善を図るべく行政指
導が行なわれているものである。
〔考案の目的〕
そこで、本考案は叙上の如き、従来存した諸事
情に鑑み案出されたものであり、シールを開封状
態で配置セツトされるも、飛び出しを阻止し、ま
た、童幼児が薬剤を容易に取り出すことができ
ず、その誤食を確実に防止すると共に、薬剤自体
が備えている有益性、薬効性を些かも損わせず、
薬剤が有する諸性能が十分に発揮させられるよう
にした簡易開放容器を提供することを目的とする
ものである。
〔考案の概要〕
上述した目的を達成するため、本考案にあつて
は、多数の収納凹所が配列形成された容器本体
と、この収納凹所内に充填される薬剤の外形寸法
より小さい窓孔を収納凹所に対応させて開穿し、
この容器本体上に積層固定されるシート状の飛出
し防止枠と、この飛出し防止枠上に剥離可能にし
て貼着されるシール材とを備えたことに存するも
のであり、こうすることで、誤食の防止、薬剤が
備えている諸性能の十分な発揮を可能とさせるこ
とに成功したものである。
〔考案の実施例〕
以下、第1図ないし第4図を参照して本考案の
実施例を説明する。
図において示される符号1は、ハイインパクト
スチロール、硬質塩化ビニール樹脂の如き硬質合
成樹脂製のシート材、例えば肉厚を0.3mmとした
シート材にて、縦方向、横方向に多数の収納凹所
2が配列形成された容器本体である。この容器本
体1自体は、凹状の収納凹所2と、この収納凹所
2を連続一体化させている水平状の連続部3とを
一体に備えて成り、シール材を熱加圧することで
一体に形成される。図示にあつての収納凹所2は
1列を5個として4列に計20個が配列され、その
数、配列状態は図示例に限定されず、また、収納
凹所2自体は、平面円形状に限らず、矩形状、三
角形状、多角形状等の任意の形状を選定できるも
のである。
収納凹所2内には、ゴキブリ駆除剤、防臭剤、
芳香剤、樟脳の如き各種錠剤としての薬剤4が収
納されるもので、この収納された状態での薬剤4
の外形寸法より小さな開口大きさを有する窓孔5
が開穿されている飛出し防止枠6を容器本体1上
に200〜300℃にて加熱溶着、あるいは溶着材にて
溶着することで積層固定し、窓孔5内縁が薬剤4
上に位置してこの上面を抑えるようにしてある。
この飛出し防止枠6自体は、容器本体1と同効材
にて、肉厚を例えば0.2mmのシート材にて形成さ
れるもので、容器本体1における平面形状の外形
と略同一に形成され、また、収納凹所2の配列形
態と略同一にして窓孔5が配列開穿されている。
もとより、窓孔5の形状は、図示の如く円形状に
限らず、収納凹所2内に収納されている薬剤4が
収納凹所2内から飛出さないよう、窓孔5内縁が
それを押えればよいことから、矩形状、三角形
状、多角形状等の任意の形状でよく、また、窓孔
5と収納凹所2開口との平面形状は共に同一であ
る必要もない。図示にあつては、収納凹所2開口
径を25.5mm、窓孔5径を18mmとして形成し、収納
凹所2内の錠剤状の薬剤4を確実に押えている。
そして、飛出し防止枠6上には、収納凹所2内
に収納された薬剤4の気化等を防止すべく、ポリ
エステル、ポリエチレン、LTSのサンドフイル
ム、アルミ箔等にて成るシール材7が剥離可能に
して、100〜200℃にて密封状態でヒートシールさ
れる。
しかして、このような容器本体1、飛出し防止
枠6、シール材7にて薬剤4を収納、シールする
には、第3図あるいは第4図に示されたような手
順によつて行なわれる。
第3図にあつては、ペースト状の薬剤を収納凹
所2内に充填し、固化させたものであり、先ず、
用意された容器本体1上に飛出し防止枠6を載置
し(A,B参照)、200〜300℃のヒートプレス8
にて飛出し防止枠6を容器本体1上に加熱溶着さ
せ(C参照)、冷却させる(D参照)。この冷却に
より飛出し防止枠6の窓孔5の内周縁部が下方へ
垂れるように収縮し、薬剤4の上面を堅く抑え
る。次いで、充填ノズル9を各収納凹所2位置に
合致させてペースト状の薬剤10を窓孔5を経て
収納凹所2内に充填し(E参照)、適当に固化さ
せて錠剤状の薬剤4となし、シール材7を載置
し、再び、100〜200℃のヒートプレス11にてシ
ール材7を飛出し防止枠6上にヒートシールし
(F参照)、完成品とする(G参照)。このように、
ペースト状の薬剤10の充填方法を採用すること
は、一連の収納工程を自動化するのに大きく役立
つものである。
第4図にあつては、薬剤4を予め収納させるも
のであり、先ず、用意された容器本体1の各収納
凹所2内に薬剤4を投入、充填するもので、その
際、ペースト状の薬剤を充填し、固化させるか、
予め成型固化された錠剤状にしたものを投入させ
るかは任意に選択できる(A,B参照)。次いで、
容器本体1の上に飛出し防止枠6を載置し、(C
参照)、200〜300℃のヒートプレス8にて飛出し
防止枠6を容器本体1上に加熱溶着させ(D参
照)、冷却させる(E参照)。これにより、窓孔5
の内周縁部が収縮して薬剤4の上面を堅く抑え
る。そして、飛出し防止枠6上に載置したシール
材7を100〜200℃のヒートプレス11にてヒート
シールし(F参照)、完成品とする(G参照)。
なお、図示にあつては、容器本体1における収
納凹所2相互間での連続部3部分に空気逃し用凹
部12を形成してある。また、この連続部3の空
気逃し用凹部12に対応させて飛出し防止枠6に
切込み13を多数入れてある。これにより、ヒー
トプレス11にてシール材7を飛出し防止枠6上
にヒートシールするとき、シール材7と飛出し防
止枠6との間に存する空気が切込み13を通して
空気逃し用凹部12に集められ、シール材7を飛
出し防止枠6上に均一にシールさせることができ
る。
また、飛出し防止枠6の各窓孔5には一文字、
もしくは十文字の桟をそれぞれ架設してもよい。
これによれば収納凹所2からの薬剤4の飛出し防
止は一層確実となる。さらに、本考案は容器本体
1の底部に薬剤4の外形より小さい小孔を穿設し
てもよい。これによれば、この小孔からもゴキブ
リ等が薬剤4を食することができ、より多くのゴ
キブリの駆除を図ることができる。
本考案は叙上のように構成されており、これの
使用に際しては、必要とする薬剤4の個数に応じ
て収納凹所2毎に、シール材7、飛出し防止枠6
が一体となつた容器本体1を切断し、また、シー
ル材7を剥離し、所定の場所に配置セツトするも
のである。したがつて、薬剤4がゴキブリ駆除剤
である場合には、飛出し防止枠6の窓孔5が多数
のゴキブリを侵入させるように十分に大きく開口
しているので、多数のゴキブリをこの薬剤4へ集
め、これを食させて多くのゴキブリを駆除するこ
とができる。しかも飛出し防止枠6は簡単に構成
されているので、製造が容易となり、製造コスト
を低減することができる。
なお、上述実施例では第1図において、空気逃
し用凹部12を互いに対向する円弧状の切込みに
より形成した場合を図示したが、本考案はこれに
限定されるものではなく、例えば円形の切込みに
より形成してもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、容器本体に配列
形成された多数の収納凹所内に収納された薬剤
は、この薬剤の外形大きさより小さな開口大きさ
を有する窓孔が開穿されている飛出し防止枠によ
つて、その飛出しが阻止され、また、その取り出
しは不能となるから、童幼児が誤つてこれを食す
ることがなく、誤食事故の発生を未然に防止する
ことができる。また、この簡易開放容器をゴキブ
リ駆除剤用容器に使用する場合には、シール材を
剥離すれば、飛出し防止枠の窓孔から多くのゴキ
ブリを収納凹所に侵入させてゴキブリ駆除材を食
させることができ、ゴキブリ駆除材が備えている
有益性、薬効性が減殺される虞れは殆どない。
さらに、ゴキブリ駆除剤用の簡易開放容器とし
てではなく、防臭剤、芳香剤の容器として使用す
るも容易であり、また、飛出し防止枠が内部に収
納した薬剤の飛出しを阻止することから、例えば
樟脳を収納し、適宜に吊下げて使用することもで
き、極めて広い汎用性を有する。
以上説明したように、本考案によれば、イージ
ーオープンシール型式のものとして、収納した薬
剤の飛出し、取り出しを阻止して誤食を防止する
と共に、薬剤が備えている諸性能を十分に発揮さ
せることができ、また、構成が簡単で、安価に提
供できる等の実用上極めて有益な効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の実施例を示すも
ので、第1図は一部切欠分解斜視図、第2図は断
面図、第3図AないしGは薬剤の収納工程を説明
する一例の断面図、第4図AないしGは同じく他
例の断面図であり、第5図は従来例を示す一部切
欠斜視図である。 1……容器本体、2……収納凹所、3……連続
部、4……薬剤、5……窓孔、6…飛出し防止
枠、7……シール材、8……ヒートプレス、9…
…充填ノズル、10……薬剤、11……ヒートプ
レス、12……空気逃し用凹部、21……錠剤、
2……収納凹所、23……容器本体、24……シ
ール材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多数の収納凹所が配列形成された容器本体と、
    この収納凹所内に充填される薬剤の外形寸法より
    小さい窓孔を収納凹所に対応させて開穿し、この
    容器本体上に積層固定されるシート状の飛出し防
    止枠と、この飛出し防止枠上に剥離可能に貼着さ
    れるシール材とを備えたことを特徴とする簡易開
    放容器。
JP1985044584U 1985-03-27 1985-03-27 Expired JPH021257Y2 (ja)

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JP1985044584U JPH021257Y2 (ja) 1985-03-27 1985-03-27

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JP1985044584U JPH021257Y2 (ja) 1985-03-27 1985-03-27

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JPS61161270U JPS61161270U (ja) 1986-10-06
JPH021257Y2 true JPH021257Y2 (ja) 1990-01-12

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JP1985044584U Expired JPH021257Y2 (ja) 1985-03-27 1985-03-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5752056U (ja) * 1980-09-11 1982-03-25

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