JPH0725033Y2 - 殺虫用容器 - Google Patents

殺虫用容器

Info

Publication number
JPH0725033Y2
JPH0725033Y2 JP1990018117U JP1811790U JPH0725033Y2 JP H0725033 Y2 JPH0725033 Y2 JP H0725033Y2 JP 1990018117 U JP1990018117 U JP 1990018117U JP 1811790 U JP1811790 U JP 1811790U JP H0725033 Y2 JPH0725033 Y2 JP H0725033Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
container
lid
insecticidal
food poisoning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990018117U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03108380U (ja
Inventor
明男 井ノ本
務 神崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainihon Jochugiku Co Ltd
Original Assignee
Dainihon Jochugiku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainihon Jochugiku Co Ltd filed Critical Dainihon Jochugiku Co Ltd
Priority to JP1990018117U priority Critical patent/JPH0725033Y2/ja
Publication of JPH03108380U publication Critical patent/JPH03108380U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0725033Y2 publication Critical patent/JPH0725033Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主としてゴキブリ等の大小様々な家住性害虫
の駆除用に用いる食毒剤を収納する殺虫用容器に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来、ゴキブリ等の害虫駆除方法としては、殺虫剤を噴
霧または塗布する方法、あるいは害虫に対する誘引物質
を含む捕獲器を使用する方法等が知られている。
しかし前者の殺虫剤の施用は積極的な方法であるが、使
用面や残効性の点で必ずしも満足できるものではなく、
一方、後者の捕獲器を用いる方法は、ゴキブリ等の発
生、増殖に対しては防止効果がなく、家屋内の害虫の一
部しか退治することができない。
また、最近、食毒剤例えばホウ酸をゴキブリ等が好む餌
に混ぜたものを容器に入れて駆除する方法も一般化し、
新しい食毒剤の開発や容器の改良が種々提案されている
が、その使用性、駆除評価は未だ十分とはいえない。
食毒剤入り容器については、安全性の観点から誤食防止
の機能や一定の強度が要求され、例えば実開昭60-41176
号公報開示の毒餌容器や、実開昭62-13175号公報および
実開昭62-21875号公報開示の食毒剤入り容器には一応の
配慮をみることができるが、使用性、駆除効率など多角
的検討が十分なされていないのが現状である。
〔考案が解決しようとする課題〕
そこで本考案は、ゴキブリ等の害虫駆除用に供される容
器について、誤食防止機能や強度上の性能はもちろん、
従来からの提案では未だ十分に果し得なかった製造コス
トの低廉性、取り扱い易さ、食毒剤の破片の容器外への
散乱防止、害虫の習性を利用した害虫の出入り易さ等の
要求を全て満足させることを目的としてなされたもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の殺虫用容器は、 略円形底面部周縁に複数個の隆起外壁部を隆設してこの
外壁部間を害虫の出入りする開口部となし、外壁内部に
は、該開口部と対峙し、かつ外壁部との間に害虫が通過
可能な空間を設けて複数個の食毒剤移動阻止用内壁部を
隆設するとともに、この内壁部の内側底面部に複数個の
凹部を形成するように内壁部間を互いに連結する土手部
を内壁周縁沿い並びに内方放射状に凸設した殺虫用容器
本体と、 食毒剤を抑えるための1個または複数個の突状部を下方
に突設せしめ、殺虫用容器本体の隆起外壁部の上面で接
合される蓋体とからなり、 殺虫用容器本体と蓋体の接合部をシールしたことを特徴
とするものである。
ここで内方放射状に凸設した土手部とは、本体底面部の
中心部から食毒剤移動阻止用内壁部の各々に向けて少な
くとも1個凸設したものを意味する。
さらに、殺虫用容器本体と蓋体とがヒンジにより連結さ
れているものが特に好ましい。
〔実施例〕
以下、本考案を実施例に基づいて説明するが、本考案は
これに限定されるものではない。
第1図は本考案に係る殺虫用容器の一実施例の蓋体の一
部を切り取った斜視図、第2図はその開蓋参考斜視図で
あり、(a)は容器本体の斜視図そして(b)は蓋体の
裏面を示す斜視図である。また、第3図は別の実施例の
斜視図であり、第4図はその開蓋参考斜視図である。そ
して、第5図、第6図および第7図はさらに別の実施例
の開蓋参考斜視図をそれぞれ示し、各図の(a)は容器
本体の斜視図そして各図の(b)は蓋体の裏面を示す斜
視図である。
本考案の殺虫用容器は容器本体1と蓋体2からなり、両
部分は該本体1の底面部3の周縁部に隆設された外壁部
4と蓋体2の接合部を介して接合一体化される。
また、本考案の好ましい実施態様において容器本体と蓋
体とはヒンジにより連結されているが、この例を第3図
および第4図に示す。第3図に示すヒンジ付き殺虫用容
器は、第4図中の矢印Iの方向に蓋体2を閉じてこれと
容器本体1とをシールしてできる。このヒンジ16は容器
本体1や蓋体2と通常同じ材質であるが、異なるもので
もかまわない。
本考案の殺虫用容器はポリ塩化ビニール、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエステル、ポ
リカーボネート等の合成樹脂から、例えば真空、圧空ま
たは射出成形、プレス加工により成形され、また害虫に
対する誘引作用を強めるために誘引剤を混入した合成樹
脂材料から製造することも可能である。また、本考案の
殺虫用容器の容器本体1と蓋体2は別々に成形しても良
いし、ヒンジ16で両者が連結されているものは一体成形
することも可能である。
容器の大きさは特に制限を受けるものではないが、使用
性、コスト、食毒剤5の大きさ等を考慮して、容器本体
1および蓋体2が直径3〜10cmの円形状で、両部分を接
合後の高さが0.5〜3cmのものが適当である。
本体底面部3の周縁部に設けられた隆起外壁部4は、食
毒剤5の誤食を防ぐため、外側から食毒剤5が見えない
ようカバーし、また幼児の指が食毒剤5に届かないよう
にする役目と、その上面6において蓋体2と接合一体化
される役目を有する。さらに、食毒剤5の破片や粉が発
生しても、内部に隆設する食毒剤移動阻止用内壁部7と
ともに二重の防壁となって、これら破片や粉が容器外に
散乱するのを防止する。また、隣接する隆起外壁部4間
の間隙は害虫が出入りする開口部8を形成し、この開口
部8の底面部周縁には外壁部4間を連結する土手部9が
設けられていてもよい。
この土手部9は、 「ゴキブリが開口部8から容器内に入る際に踏み段
をまたぐと後戻りしない習性がある」という観察に基づ
いて設けられたもので、その結果、害虫の進入頻度を高
めることができる、 本体の強度を高めることができる、 等のメリットを有し、極めて有用である。
隆起外壁部4あるいは開口部8は複数個、好ましくは2
〜4個設けられ、その大きさ、形状は、食毒剤5や食毒
剤移動阻止用内壁部7の大きさ、形状、害虫の大きさ、
習性等を考慮して決定される。例えば、第1図、第2
図、第5図および第6図に示す本考案の実施態様は、隆
起外壁部4並びに開口部8を各々2個、第3図および第
4図では各々3個、そして第7図では各々4個設けたも
のであるが、ゴキブリ等の大型害虫が進入可能な開口部
を形成するものであれば、もちろん他の形態も種々可能
である。
本考案の殺虫用容器においては、外壁部4の内部に、開
口部8と対峙し、かつ外壁部4との間に害虫が通過可能
な空間を設けて、食毒剤移動阻止用内壁部7が複数個隆
設される。内壁部7は食毒剤5を収容する空間を形成
し、食毒剤5の移動を阻止する機能を有する。内壁部7
の個数は一般に外壁部4や開口部8の個数に対応し、そ
の大きさや高さは食毒剤5が外側から見えないように、
開口部8の大きさと同等かそれよりやや広く、食毒剤5
の高さと同等かそれよりやや高めが適当である。
また、本考案は外壁部4と内壁部7との間隙を害虫の通
路として構成する場合があるが、例えばゴギブリなどは
迷路状の場所を好むので、このような通路はなんら害虫
の進入の妨げにはならないものである。
さらに、食毒剤移動阻止用内壁部7の内側底面部3′に
複数個の凹部10が形成されるように、内壁周縁沿いに内
壁部7間を連結する土手部11が、また内壁部7間を内方
放射状に連結する土手部12が凸設される。この土手部11
は、前述の土手部9と同様、害虫の踏み段となって害虫
の進入頻度を高めるとともに、食毒剤5の破片や粉の散
乱防止等の役割を果たす。
一方、土手部12は、 「ゴキブリは餌の端部を好んでかじる習性がある」とい
う新しい知見に基づいて設けられたもので、この上に食
毒剤5を載置することにより凹部10に足を踏み入れたゴ
キブリに食毒剤上面端部だけでなく下面端部をも摂食さ
せることができ、その結果、駆除効果を著しく増強する
ことができる、 等の役割を果たす。
従来の食毒剤入り容器は全て凹部に食毒剤を収容したも
ので、係る効果は期待し得ず、本考案の土手部12は新規
でかつ極めて有用な駆除手段を提供するものである。
なお、土手部11および12の幅や高さは、大型の害虫例え
ばクロゴキブリやワモンゴキブリの大きさを考慮して選
択され、土手部11は幅0.1〜0.3cm、高さ0.1〜0.5cm程
度、そして土手部12は幅0.1〜0.8cm、高さ0.1〜0.8cm程
度が適当である。
また、隆起内壁部7が2個の場合、第5図や第6図に示
すように、底面部の直径線上に両壁部を連結する土手部
12を1個設け、さらにこれとは別の食毒剤5の保持用突
起部13を適宜凸設してもよい。
食毒剤5の処方、組成、剤型、性状は本考案を限定する
ものではないが、ホウ酸、マイクロカプセル化されても
よい有機リン剤の一方または双方、あるいはこれらにピ
レスロイド剤等を加えたたものを有効成分とし、さらに
好ましくは誘引剤を加え、運搬その他取り扱い時の振動
に耐え、できうる限り破片や粉の発生が起こらないよう
に留意された固形状のものが好ましい。
本考案の蓋体2の裏面、即ち本体1と対面する側の面に
は食毒剤5の上下移動を抑えるための突状部14が下方に
向かって突設される。その大きさ、形状、個数は食毒剤
5の形態に従って適宜決定されるが、通常円錐形あるい
は円筒形のものを数個設けるのが一般的である。
また、蓋体2の裏面周縁には容器本体1の隆起外壁部4
との接合部15が設けられるが、第2図や第5図に示すよ
うに平板上に適宜設定されてもよいし、また、第6図や
第7図のように、接合部15が隆起外壁部4の個数に合わ
せて形状任意で下方に向けて隆設されてもよい。
本考案の容器は係る構成の容器本体1の所定の位置に食
毒剤5を収納し、蓋体2をその接合部15と隆起外壁部上
面6とを重ね合わせた後、接合部を熱シール、超音波溶
着あるいは接着剤等を用いてシールすることによって完
成される。
こうして得られた本考案の殺虫用容器は、使用が簡便
で、誤食等の恐れがほどんどないものであり、これを家
庭内のゴキブリ等の徘徊する場所に設置するだけで高い
毒殺効果をあげることができるが、該容器に接着部材例
えば両面接着テープ等を貼付しておけば、床あるいは壁
面に貼着固定することも可能で便利である。
〔考案の効果〕
以上詳しく説明したように、本考案の殺虫用容器は、合
成樹脂材料から成形されるため製造コストが低廉で、か
つ丈夫であり、食毒剤移動阻止部(図面上7および14)
の機能により食毒剤を安定して保持することができる。
特に容器本体1と蓋体2とがヒンジ16により連結されて
いる構造のものは一体成形が可能で製造コストおよび強
度の点でさらに優れている。
また、食毒剤は予め密封収納されているため、消費者が
食毒剤に触れることなく取り扱いも簡単で、その上、外
壁部4や土手部11の存在により食毒剤の破片や粉が容器
外に散乱する心配がないので安全性に富んでいる。しか
も、外から食毒剤が見えず、また幼児の指がこの食毒剤
まで届かない構造となっているので、誤食の心配がほと
んどないという利点がある。
さらに本考案は、ゴキブリ等の習性を高度に利用し、土
手部9,11および12を設けて害虫の進入頻度並びに摂食頻
度を高める工夫が施されているので、高い害虫駆除効果
が期待でき、従来品にはない斬新で実用性の高い殺虫用
容器を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る殺虫用容器の一実施例の蓋体の一
部を切り取った斜視図である。 第2図(a)および(b)はその開蓋参考斜視図であ
り、第2図(a)は容器本体の斜視図そして(b)は蓋
体の裏面を示す斜視図である。 第3図は本考案に係る殺虫用容器の別の実施例を示す斜
視図であり、第4図はその開蓋参考斜視図である。 第5図(a)および(b)、第6図(a)および(b)
並びに第7図(a)および(b)はさらに別の実施例の
開蓋参考斜視図をそれぞれ示し、各図の(a)は容器本
体の斜視図そして各図の(b)は蓋体の裏面を示す斜視
図である。 図中、 1……容器本体 2……蓋体 3,3′……本体底面部 4……隆起外壁部 5……食毒剤 6……隆起外壁部上面 7……食毒剤移動阻止用内壁部 8……開口部 9……土手部(外壁部間) 10……凹部 11……土手部(内壁部間) 12……土手部(内壁部内方放射状) 13……保持用突起部 14……突状部 15……蓋体接合部 16……ヒンジ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略円形底面部周縁に複数個の隆起外壁部を
    隆設してこの外壁部間を害虫の出入りする開口部とな
    し、外壁内部には、該開口部と対峙し、かつ外壁部との
    間に害虫が通過可能な空間を設けて複数個の食毒剤移動
    阻止用内壁部を隆設するとともに、この内壁部の内側底
    面部に複数個の凹部を形成するように内壁部間を互いに
    連結する土手部を内壁周縁沿い並びに内方放射状に凸設
    した殺虫用容器本体と、 食毒剤を抑えるための1個または複数個の突状部を下方
    に突設せしめ、殺虫用容器本体の隆起外壁部の上面で接
    合される蓋体とからなり、 殺虫用容器本体と蓋体の接合部をシールしたことを特徴
    とする殺虫用容器。
  2. 【請求項2】殺虫用容器本体と蓋体とがヒンジにより連
    結されていることを特徴とする請求項1記載の殺虫用容
    器。
JP1990018117U 1990-02-23 1990-02-23 殺虫用容器 Expired - Lifetime JPH0725033Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990018117U JPH0725033Y2 (ja) 1990-02-23 1990-02-23 殺虫用容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990018117U JPH0725033Y2 (ja) 1990-02-23 1990-02-23 殺虫用容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03108380U JPH03108380U (ja) 1991-11-07
JPH0725033Y2 true JPH0725033Y2 (ja) 1995-06-07

Family

ID=31521291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990018117U Expired - Lifetime JPH0725033Y2 (ja) 1990-02-23 1990-02-23 殺虫用容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0725033Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5212738B2 (ja) * 2009-07-06 2013-06-19 アース製薬株式会社 毒餌剤容器及び毒餌剤設置方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55140391U (ja) * 1979-03-28 1980-10-07
JPH044536Y2 (ja) * 1987-06-30 1992-02-10

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03108380U (ja) 1991-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4841669A (en) Insect bait device
AU592696B2 (en) Insect bait device and method of manufacturing same
US5953854A (en) Granular bait station
US20050252074A1 (en) Bait stations
CA2656269A1 (en) Bait box
US2480724A (en) Rat or rodent poison holder
JP5856560B2 (ja) アリ毒餌剤容器
WO1998025454A1 (en) Liquid bait station with internal wicking action
JP4788857B2 (ja) 蟻の誘引餌容器
JPH0725033Y2 (ja) 殺虫用容器
JPH0224470Y2 (ja)
JPH025744Y2 (ja)
JP3746016B2 (ja) ゴキブリ毒餌剤容器
JPH025743Y2 (ja)
JP2014113134A (ja) 屋外用毒餌剤収納容器
JPH0143023Y2 (ja)
JPH025746Y2 (ja)
JP3580449B2 (ja) 毒餌剤容器
JPH025745Y2 (ja)
CN205409260U (zh) 一种蟑螂饵盒及其组合装置
JPS64771Y2 (ja)
JPH029667Y2 (ja)
JPH0624479U (ja) 毒餌剤容器
JPH0348162B2 (ja)
JP3592632B2 (ja) 開放型のゴキブリ防除用ベイト剤容器

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term