JPH0348162B2 - - Google Patents
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- JPH0348162B2 JPH0348162B2 JP24034388A JP24034388A JPH0348162B2 JP H0348162 B2 JPH0348162 B2 JP H0348162B2 JP 24034388 A JP24034388 A JP 24034388A JP 24034388 A JP24034388 A JP 24034388A JP H0348162 B2 JPH0348162 B2 JP H0348162B2
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Landscapes
- Catching Or Destruction (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、木質の誘引体と、その収納穴に挿脱
自在に挿入した検出子とで構成される白あり検出
器で白ありの存在が検出された場合に、その駆除
のために上記収納穴及びその近傍に施用する白あ
り駆除剤又は木質の誘引体に収納穴を設けた白あ
り駆除剤収納容器で、この収納穴に充填する白あ
り駆除剤であつて、白あり誘引成分として3mm以
下の粒径の木質を採用し、白あり駆除成分として
粉末ホウ酸を採用し、上記誘引成分と駆除成分を
混合して粉粒体状に構成した白あり駆除剤に関す
るものである。
自在に挿入した検出子とで構成される白あり検出
器で白ありの存在が検出された場合に、その駆除
のために上記収納穴及びその近傍に施用する白あ
り駆除剤又は木質の誘引体に収納穴を設けた白あ
り駆除剤収納容器で、この収納穴に充填する白あ
り駆除剤であつて、白あり誘引成分として3mm以
下の粒径の木質を採用し、白あり駆除成分として
粉末ホウ酸を採用し、上記誘引成分と駆除成分を
混合して粉粒体状に構成した白あり駆除剤に関す
るものである。
上記白あり検出器は、本発明者の提案に係るも
ので、上記のように、木質の誘引体と、その収納
穴に挿脱自在に挿入した木質の検出子とで構成さ
れる。
ので、上記のように、木質の誘引体と、その収納
穴に挿脱自在に挿入した木質の検出子とで構成さ
れる。
これは対象となる建築物の周辺の地中に適当な
間隔でセツトして白ありの存在を検出するもので
ある。誘引体を建築物周辺の地中に埋設し、検出
子を誘引体の収納穴に挿入し、かつ遮蔽体をその
上端に被覆することによりセツトする。そうした
上で年に数回程度上記白あり検出器の点検を行
う。点検は、遮蔽体を取り除いて検出子を抜き取
り、それ自体及び収納穴の内部を観察することで
行う。白ありそのものの存在又は白ありの食痕等
の有無を点検する訳である。
間隔でセツトして白ありの存在を検出するもので
ある。誘引体を建築物周辺の地中に埋設し、検出
子を誘引体の収納穴に挿入し、かつ遮蔽体をその
上端に被覆することによりセツトする。そうした
上で年に数回程度上記白あり検出器の点検を行
う。点検は、遮蔽体を取り除いて検出子を抜き取
り、それ自体及び収納穴の内部を観察することで
行う。白ありそのものの存在又は白ありの食痕等
の有無を点検する訳である。
白ありの存在が検出された場合には、今のとこ
ろ、市販の白あり駆除剤を一般の技法に従つて対
象の領域に施用する外はない。
ろ、市販の白あり駆除剤を一般の技法に従つて対
象の領域に施用する外はない。
一方白あり駆除剤を充填する白あり駆除剤収納
容器は本発明者の提案に係るもので地中に埋設し
て周辺の白ありを誘引し駆除剤を経口摂取させ、
白ありにより駆除剤を白ありの巣に運ばせるもの
であるが、今のところ、市販の白あり駆除剤を施
用する外はない。
容器は本発明者の提案に係るもので地中に埋設し
て周辺の白ありを誘引し駆除剤を経口摂取させ、
白ありにより駆除剤を白ありの巣に運ばせるもの
であるが、今のところ、市販の白あり駆除剤を施
用する外はない。
ところで、本発明者の研究によれば、上記白あ
り検出器の点検の結果、白ありが現に存在し又は
存在を推認させる事情がある場合には、上記誘引
体の収納穴及びその周囲に遅効性かつ非忌避性の
白あり駆除剤を施用し、後述するメカニズムによ
り、白ありを駆除するのが極めて適切である。
り検出器の点検の結果、白ありが現に存在し又は
存在を推認させる事情がある場合には、上記誘引
体の収納穴及びその周囲に遅効性かつ非忌避性の
白あり駆除剤を施用し、後述するメカニズムによ
り、白ありを駆除するのが極めて適切である。
上記白あり検出器は、いずれも木質である誘引
体及び検出子により白ありを誘引してその存在を
検出するものである。従つて白ありの駆除もこの
誘引力を損なわず、これを利用して行うべきであ
る。即ち上記のように、白ありの駆除は、非忌避
性の駆除剤を用いて行い、引続き白ありがこの検
出器に群がり、誘引体又は検出子とともに、この
駆除剤を好んで摂取するようにすることが好まし
い。そうして駆除剤は更に遅効性であることが好
ましく、白ありが、これを摂取し又はその体表面
に付着しても直ちには死ぬことなく、そのまま自
分の巣に復帰でき、これを通じて巣に駆除剤が移
動し、巣と検出器との間に駆除剤の移動の閉ルー
プを構成させることとする訳である。こうして白
ありの巣を壊滅させることが期待できることにな
る。これと同じことは上記白あり駆除剤収納容器
についてもいえる。
体及び検出子により白ありを誘引してその存在を
検出するものである。従つて白ありの駆除もこの
誘引力を損なわず、これを利用して行うべきであ
る。即ち上記のように、白ありの駆除は、非忌避
性の駆除剤を用いて行い、引続き白ありがこの検
出器に群がり、誘引体又は検出子とともに、この
駆除剤を好んで摂取するようにすることが好まし
い。そうして駆除剤は更に遅効性であることが好
ましく、白ありが、これを摂取し又はその体表面
に付着しても直ちには死ぬことなく、そのまま自
分の巣に復帰でき、これを通じて巣に駆除剤が移
動し、巣と検出器との間に駆除剤の移動の閉ルー
プを構成させることとする訳である。こうして白
ありの巣を壊滅させることが期待できることにな
る。これと同じことは上記白あり駆除剤収納容器
についてもいえる。
しかしながら現在までのところ、上記白あり検
出器や白あり駆除剤収納容器に用いるための白あ
り駆除剤は提案されていない。
出器や白あり駆除剤収納容器に用いるための白あ
り駆除剤は提案されていない。
本発明の構成の要旨とするところは、
木質の誘引体と、その収納穴に挿脱自在に挿入
した検出子とで構成される白あり検出器で白あり
の存在が検出された場合に、その駆除のために上
記収納穴及びその近傍に施用する白あり駆除剤又
は木質の誘引体に収納穴を設けた白あり駆除剤収
納容器で、この収納穴に充填する白あり駆除剤で
あつて、白あり誘引成分として3mm以下の粒径の
木質を採用し、白ありの駆除成分として粉末ホウ
酸を採用し、上記誘引成分と駆除成分を混合して
粉粒体状に構成した白あり駆除剤。
した検出子とで構成される白あり検出器で白あり
の存在が検出された場合に、その駆除のために上
記収納穴及びその近傍に施用する白あり駆除剤又
は木質の誘引体に収納穴を設けた白あり駆除剤収
納容器で、この収納穴に充填する白あり駆除剤で
あつて、白あり誘引成分として3mm以下の粒径の
木質を採用し、白ありの駆除成分として粉末ホウ
酸を採用し、上記誘引成分と駆除成分を混合して
粉粒体状に構成した白あり駆除剤。
初めに本発明の適用対象である白あり検出器及
び白あり駆除剤収納容器の構成について略述す
る。
び白あり駆除剤収納容器の構成について略述す
る。
上記白あり検出器の誘引体は白ありの好む木質
材で形成するもので、松や杉等が用いられる。形
状等は特に限定されないが、前記したように地中
に埋設するものであるので、それが容易である形
状等が適当である。たとえば、外形を杭状にする
のが適当である。上記収納穴は、上記誘引体の上
端から半ば程まで断面円形に穿設する。この収納
穴は誘引体の下端から十字状に形成した溝で外部
に連通させるのが適当である。白ありを誘引する
効果を高める趣旨である。
材で形成するもので、松や杉等が用いられる。形
状等は特に限定されないが、前記したように地中
に埋設するものであるので、それが容易である形
状等が適当である。たとえば、外形を杭状にする
のが適当である。上記収納穴は、上記誘引体の上
端から半ば程まで断面円形に穿設する。この収納
穴は誘引体の下端から十字状に形成した溝で外部
に連通させるのが適当である。白ありを誘引する
効果を高める趣旨である。
上記検出子は上記誘引体と同一の木質材で上記
収納穴に挿脱自在な径の円柱状に構成する。誘引
体の上端から若干突出する長さに構成するのが取
り出しの際に都合が良い。しかして上記遮蔽体
は、下面の周縁が垂下した形状とし、地中に埋設
しつ検出子をセツトした誘引体を上部から被覆す
ることができるように構成する。
収納穴に挿脱自在な径の円柱状に構成する。誘引
体の上端から若干突出する長さに構成するのが取
り出しの際に都合が良い。しかして上記遮蔽体
は、下面の周縁が垂下した形状とし、地中に埋設
しつ検出子をセツトした誘引体を上部から被覆す
ることができるように構成する。
一方白あり駆除剤収納容器は白ありの好む木質
材で形成し、立方状の誘引体に収納穴を設け、収
納穴に白あり駆除剤を充填後蓋体で覆うものであ
る。
材で形成し、立方状の誘引体に収納穴を設け、収
納穴に白あり駆除剤を充填後蓋体で覆うものであ
る。
白あり駆除剤の構成を更に詳しく述べると、次
の通りである。
の通りである。
即ち、前記誘引成分は、白ありが好み、取り扱
い易い性質のものであれば、特定のものに限定す
る理由はない。なかでも白ありが特に好み、誘引
効果の高いものが好ましい。たとえば、上記白あ
り検出器や白あり駆除剤収納容器でも用いられて
いる松や杉等の木質材が適当であり、粉粒状に細
かく粉砕したものが適切である。具体的には、松
材等の3mm以下の粒径の木質粉粒等が適当であ
る。
い易い性質のものであれば、特定のものに限定す
る理由はない。なかでも白ありが特に好み、誘引
効果の高いものが好ましい。たとえば、上記白あ
り検出器や白あり駆除剤収納容器でも用いられて
いる松や杉等の木質材が適当であり、粉粒状に細
かく粉砕したものが適切である。具体的には、松
材等の3mm以下の粒径の木質粉粒等が適当であ
る。
他方上記駆除成分としてはホウ酸等の従来から
の白ありの駆除剤の有効成分を採用することがで
きる。
の白ありの駆除剤の有効成分を採用することがで
きる。
こうして上記松材等の粉粒類に上記ホウ酸等の
従来からの白あり駆除剤を混合する等により、本
発明の白あり駆除剤を構成することができる。混
合割合は場合に応じて適切に定めることができ
る。
従来からの白あり駆除剤を混合する等により、本
発明の白あり駆除剤を構成することができる。混
合割合は場合に応じて適切に定めることができ
る。
本発明は、以上のように構成したので、前記白
あり検出器で白ありが検出された場合に使用した
り、白あり駆除剤収納容器に充填する白あり駆除
剤として有効である。
あり検出器で白ありが検出された場合に使用した
り、白あり駆除剤収納容器に充填する白あり駆除
剤として有効である。
まずこの白あり駆除剤の用法の説明に先立つて
上記白あり検出器及び白あり駆除剤収納容器の用
法を説明する。
上記白あり検出器及び白あり駆除剤収納容器の用
法を説明する。
白あり検出器は、前記したように、家屋その他
の検査対象の建築物の周囲の地中に適当な間隔で
埋設して使用する。そして上記誘引体の収納穴に
は検出子を装入し、更に上記誘引体の上端に遮蔽
体を被覆する。
の検査対象の建築物の周囲の地中に適当な間隔で
埋設して使用する。そして上記誘引体の収納穴に
は検出子を装入し、更に上記誘引体の上端に遮蔽
体を被覆する。
こうした上で年に2〜3回程度、この白あり検
出器の遮蔽体を取り除き、かつ検出子を引き出
し、収納穴内部及び検出子それ自体を観察して白
ありの存在を示す兆候があるか否か点検する。そ
こに実際に白ありが存在するが、または白ありの
食痕等があるかどうかを検査する。
出器の遮蔽体を取り除き、かつ検出子を引き出
し、収納穴内部及び検出子それ自体を観察して白
ありの存在を示す兆候があるか否か点検する。そ
こに実際に白ありが存在するが、または白ありの
食痕等があるかどうかを検査する。
点検の結果、何事もない場合には、そのまま原
状に復帰して、次の点検時期まで待つことにす
る。
状に復帰して、次の点検時期まで待つことにす
る。
他方、白ありの存在が現認又は推認される場合
には、本発明の白あり駆除剤を用いる。その用法
は次の通りである。
には、本発明の白あり駆除剤を用いる。その用法
は次の通りである。
白あり検出器の点検の結果、上記のように、少
なくとも白ありの存在が推認されることになつた
場合には、上記誘引体の収納穴及びその周囲に本
発明の白あり駆除剤を投与する。そして上記誘引
体の収納穴には検出子を装入せず、遮蔽版だけを
通常通りセツトする。
なくとも白ありの存在が推認されることになつた
場合には、上記誘引体の収納穴及びその周囲に本
発明の白あり駆除剤を投与する。そして上記誘引
体の収納穴には検出子を装入せず、遮蔽版だけを
通常通りセツトする。
しかしてこのように上記白あり検出器回りに白
あり駆除剤を投与すると、次のようなメカニズム
で白ありの駆除が行われる。
あり駆除剤を投与すると、次のようなメカニズム
で白ありの駆除が行われる。
先ず白ありは、上記白あり検出器の誘引体の誘
引作用により誘われて、従前から継続してその周
囲及び収納穴中に侵入する。そして誘引された白
ありは、ここに施用してある白あり駆除剤を摂取
し、あるいは身体に付着させることになる。
引作用により誘われて、従前から継続してその周
囲及び収納穴中に侵入する。そして誘引された白
ありは、ここに施用してある白あり駆除剤を摂取
し、あるいは身体に付着させることになる。
即ち、上記本発明の白あり駆除剤は、白ありを
誘引する効果のある誘引成分に、白ありの駆除効
果を有する駆除成分を相互に混合して粉粒体に構
成したものであるから、白ありに対して誘引作用
を有し、かつそのうち駆除成分は適度に希釈され
ているので、白ありに対する殺虫効果が緩和さ
れ、殺虫時間が延長される傾向にある。そのた
め、前記のように、白あり検出器の周辺又はその
収納穴中に侵入した白ありは、上記白あり駆除剤
を忌避することなく、逆にこれに誘引されて摂取
するに至り、また摂取した白ありは直ちに死ぬこ
ともない。更に上記のように白あり駆除剤は粉粒
体に構成してあるので、その周辺を移動する間に
白ありの身体に付着することもある訳である。こ
うして身体に白あり駆除剤を付着させた白ありも
当然直ちに死ぬことはない。もつとも上記白あり
駆除剤を摂取した白あり及び身体に付着させた白
ありは、白あり駆除剤の作用により、いずれ短い
期間中に死ぬに至るものではある。
誘引する効果のある誘引成分に、白ありの駆除効
果を有する駆除成分を相互に混合して粉粒体に構
成したものであるから、白ありに対して誘引作用
を有し、かつそのうち駆除成分は適度に希釈され
ているので、白ありに対する殺虫効果が緩和さ
れ、殺虫時間が延長される傾向にある。そのた
め、前記のように、白あり検出器の周辺又はその
収納穴中に侵入した白ありは、上記白あり駆除剤
を忌避することなく、逆にこれに誘引されて摂取
するに至り、また摂取した白ありは直ちに死ぬこ
ともない。更に上記のように白あり駆除剤は粉粒
体に構成してあるので、その周辺を移動する間に
白ありの身体に付着することもある訳である。こ
うして身体に白あり駆除剤を付着させた白ありも
当然直ちに死ぬことはない。もつとも上記白あり
駆除剤を摂取した白あり及び身体に付着させた白
ありは、白あり駆除剤の作用により、いずれ短い
期間中に死ぬに至るものではある。
こうして白あり駆除剤を摂取し、または身体に
付着させた白ありは、いずれこのまま巣に復帰す
る。しかしてこの白あり駆除剤は、白あり自身を
介して巣と白あり検出器の間を循環移動するルー
プを形成することになる。
付着させた白ありは、いずれこのまま巣に復帰す
る。しかしてこの白あり駆除剤は、白あり自身を
介して巣と白あり検出器の間を循環移動するルー
プを形成することになる。
ところで、白ありには、他の白ありの体を清掃
したり、栄養を交換したりする習性がある。その
ため、上記のようなループが形成され、巣の中に
持ち込まれることとなつた白あり駆除剤は、やが
ては他の全白ありに伝達され、ついには生殖を掌
る白あり(女王や王)をも殺し、白ありの巣を壊
滅するに至らしめるものである。これと同一作用
は白あり駆除剤収納容器についてもいえる。
したり、栄養を交換したりする習性がある。その
ため、上記のようなループが形成され、巣の中に
持ち込まれることとなつた白あり駆除剤は、やが
ては他の全白ありに伝達され、ついには生殖を掌
る白あり(女王や王)をも殺し、白ありの巣を壊
滅するに至らしめるものである。これと同一作用
は白あり駆除剤収納容器についてもいえる。
実施例 (1)
白ありの誘引成分として粒径3mm以下の松の粉
粒を採用し、白ありの駆除成分として粉末ホウ酸
を採用した。上記松の粉粒と上記粉末ホウ酸とを
50:50の容積比で混合して白あり駆除剤を構成し
た。
粒を採用し、白ありの駆除成分として粉末ホウ酸
を採用した。上記松の粉粒と上記粉末ホウ酸とを
50:50の容積比で混合して白あり駆除剤を構成し
た。
実施例 (2)
白ありの誘引成分として粒径3mm以下の松の粉
粒を採用し、白ありの駆除成分として粉末ホウ酸
を採用した。上記松の粉粒と上記粉末ホウ酸とを
70:30の容積比で混合して白あり駆除剤を構成し
た。
粒を採用し、白ありの駆除成分として粉末ホウ酸
を採用した。上記松の粉粒と上記粉末ホウ酸とを
70:30の容積比で混合して白あり駆除剤を構成し
た。
上記実施例(1)及び実施例(2)の白あり駆除剤は、
前記した白あり検出器で白ありが検出された場合
に、その収納穴に装入しかつ周辺に散布したり、
白あり駆除剤収納容器に充填して使用するもので
あるが、ここでは、上記に代えて、各白あり駆除
剤を配したシヤーレに白ありを入れて、これを摂
取又は身体に付着させ、その後白あり駆除剤を入
れていないシヤーレに移してその死亡状況を観察
した。
前記した白あり検出器で白ありが検出された場合
に、その収納穴に装入しかつ周辺に散布したり、
白あり駆除剤収納容器に充填して使用するもので
あるが、ここでは、上記に代えて、各白あり駆除
剤を配したシヤーレに白ありを入れて、これを摂
取又は身体に付着させ、その後白あり駆除剤を入
れていないシヤーレに移してその死亡状況を観察
した。
まず実施例(1)及び実施例2のいずれについて
も、二個のシヤーレに各々ろ紙を敷き、ろ紙上に
各々該当する白あり駆除剤を平均に配し、水分を
スプレーした上でヤマトシロアリを100匹ずつ入
れ、24時間放置した。このときの温度条件は第1
図に示した通りである。
も、二個のシヤーレに各々ろ紙を敷き、ろ紙上に
各々該当する白あり駆除剤を平均に配し、水分を
スプレーした上でヤマトシロアリを100匹ずつ入
れ、24時間放置した。このときの温度条件は第1
図に示した通りである。
この後、生存している白ありのみを、ろ紙を敷
いた別のシヤーレに移し、10日間観察した。(こ
のシヤーレには白あり駆除剤は入れていない。)
この間、毎日10時に死亡している白ありを除去
し、その累積死亡数を登録した。この結果は第2
図に示した通りである。
いた別のシヤーレに移し、10日間観察した。(こ
のシヤーレには白あり駆除剤は入れていない。)
この間、毎日10時に死亡している白ありを除去
し、その累積死亡数を登録した。この結果は第2
図に示した通りである。
このように、実施例(1)の白あり駆除剤の場合
は、2日で50%を越え、10日で約85%の累積死亡
率である。一方実施例(2)の白あり駆除剤の場合
は、5日で約20%、10日で約40%の累積死亡率で
ある。
は、2日で50%を越え、10日で約85%の累積死亡
率である。一方実施例(2)の白あり駆除剤の場合
は、5日で約20%、10日で約40%の累積死亡率で
ある。
従つて、実施例(1)と実施例(2)との比較結果か
ら、駆除成分と誘引成分の比率を適切に選択する
ことにより適度な遅効性の白あり駆除剤が得られ
ることが分る。
ら、駆除成分と誘引成分の比率を適切に選択する
ことにより適度な遅効性の白あり駆除剤が得られ
ることが分る。
なお参考例としてシヤーレにろ紙を敷き、水分
をスプレーした上でヤマトシロアリを100匹入れ、
10日間観察したが死亡した白ありはいなかつた。
一方、白ありを検出した場合に、本発明の白あり
駆除剤いをその中及びその周辺に散布して使用す
る白あり検出器と白あり駆除収納容器の一例につ
いて略述する。
をスプレーした上でヤマトシロアリを100匹入れ、
10日間観察したが死亡した白ありはいなかつた。
一方、白ありを検出した場合に、本発明の白あり
駆除剤いをその中及びその周辺に散布して使用す
る白あり検出器と白あり駆除収納容器の一例につ
いて略述する。
これは、第3図に示したように、杭状の誘引体
1と、その中央の収納穴2に挿脱自在に装入した
検出子3と、下端に円盤状の凹部4を有する遮蔽
体5とで構成したものである。上記誘引体1の下
部には、下方からみて十字状に溝6を形成し、こ
れを通じて誘引体1の外部と収納穴2とを連通さ
せる。上記誘引体1及び検出子3は松材で形成し
たものである。
1と、その中央の収納穴2に挿脱自在に装入した
検出子3と、下端に円盤状の凹部4を有する遮蔽
体5とで構成したものである。上記誘引体1の下
部には、下方からみて十字状に溝6を形成し、こ
れを通じて誘引体1の外部と収納穴2とを連通さ
せる。上記誘引体1及び検出子3は松材で形成し
たものである。
この白あり検出器は第3図のように埋設して使
用する。
用する。
白あり駆除剤収納容器の場合は第4図に示した
ように一辺が10mm程度の立片状の誘引体11の中
央に収納穴12を設け、収納穴12は蓋体13で
覆う。上記誘引体11の下部には、下方からみて
十字状に溝16を形成し、これを通じて誘引体1
1の外部と収納穴12を連通させる。上記誘引体
11は松材で形成したものである。
ように一辺が10mm程度の立片状の誘引体11の中
央に収納穴12を設け、収納穴12は蓋体13で
覆う。上記誘引体11の下部には、下方からみて
十字状に溝16を形成し、これを通じて誘引体1
1の外部と収納穴12を連通させる。上記誘引体
11は松材で形成したものである。
この白あり駆除剤収納容器は地中に埋設して使
用する。
用する。
用法はいずれの場合も既述の通りである。
本発明の白あり駆除剤は、白ありがこれを忌避
することなく接近するので殺虫効果が良好とな
る。
することなく接近するので殺虫効果が良好とな
る。
誘引成分と駆除成分との割合を適度に調整する
ことにより、殺虫効果を適当に遅延された遅効性
の白あり駆除剤となし得、これを前記白あり検出
器及びその周辺に散布した場合に、白あり自身の
移動により、この散布位置と巣との間に白あり駆
除剤の移動ループを形成させ、白ありの巣を壊滅
させることができる。又白あり駆除剤収納容器に
ついても同じことがいえる。
ことにより、殺虫効果を適当に遅延された遅効性
の白あり駆除剤となし得、これを前記白あり検出
器及びその周辺に散布した場合に、白あり自身の
移動により、この散布位置と巣との間に白あり駆
除剤の移動ループを形成させ、白ありの巣を壊滅
させることができる。又白あり駆除剤収納容器に
ついても同じことがいえる。
この白あり駆除剤は、粉粒体であり、液剤のよ
うに浸透性がないので、土壌中に拡散しにくく環
境汚染を生じ難い。又拡散しにくいので、均一で
安定した状態を維持できる。更に液剤と異なり散
布時に呼吸器から人体内に吸い込まれる可能性が
低い。また有機溶剤を使用しないので、火気の心
配がない。
うに浸透性がないので、土壌中に拡散しにくく環
境汚染を生じ難い。又拡散しにくいので、均一で
安定した状態を維持できる。更に液剤と異なり散
布時に呼吸器から人体内に吸い込まれる可能性が
低い。また有機溶剤を使用しないので、火気の心
配がない。
第1図は、実施例(1)と実施例(2)を白ありに摂取
させた際の環境の温度条件を示したグラフ図、第
2図は実施例(1)と実施例(2)とについ、その摂取後
の白ありの累積死亡率と放置日数との関係を示し
たグラフ図である。第3図は本発明で適用する白
あり検出器の例を示した参考断面図である。第4
図は本発明で適用する白あり駆除剤収納容器の例
を示した参考断面図である。 1,11……誘引体、2,12……収納穴、3
……検出子、4……凹部、5……遮蔽体、6,1
6……溝、13……蓋体。
させた際の環境の温度条件を示したグラフ図、第
2図は実施例(1)と実施例(2)とについ、その摂取後
の白ありの累積死亡率と放置日数との関係を示し
たグラフ図である。第3図は本発明で適用する白
あり検出器の例を示した参考断面図である。第4
図は本発明で適用する白あり駆除剤収納容器の例
を示した参考断面図である。 1,11……誘引体、2,12……収納穴、3
……検出子、4……凹部、5……遮蔽体、6,1
6……溝、13……蓋体。
Claims (1)
- 1 木質の誘引体と、その収納穴に挿脱自在に挿
入した検出子とで構成される白あり検出器で白あ
りの存在が検出された場合に、その駆除のために
上記収納穴及びその近傍に施用する白あり駆除剤
又は木質の誘引体に収納穴を設けた白あり駆除剤
収納容器で、この収納穴に充填する白あり駆除剤
であつて、白あり誘引成分として3mm以下の粒径
の木質を採用し、白ありの駆除成分として粉末ホ
ウ酸を採用し、上記誘引成分と駆除成分を混合し
て粉粒体状に構成した白あり駆除剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24034388A JPH0288503A (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | 白あり駆除剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24034388A JPH0288503A (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | 白あり駆除剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0288503A JPH0288503A (ja) | 1990-03-28 |
JPH0348162B2 true JPH0348162B2 (ja) | 1991-07-23 |
Family
ID=17058074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24034388A Granted JPH0288503A (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | 白あり駆除剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0288503A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0724531B2 (ja) * | 1992-11-05 | 1995-03-22 | 敏行 高坂 | 防蟻材及び防蟻構造 |
TWI363599B (en) * | 2008-01-25 | 2012-05-11 | Basf Se | Apparatus for pest control and use thereof |
MX2010010586A (es) * | 2008-04-04 | 2010-10-20 | Basf Se | Dispositivo para controlar plagas. |
-
1988
- 1988-09-26 JP JP24034388A patent/JPH0288503A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0288503A (ja) | 1990-03-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |