JPH02124765A - 炭素繊維/炭素コンポジット平板の製造方法 - Google Patents
炭素繊維/炭素コンポジット平板の製造方法Info
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- JPH02124765A JPH02124765A JP63276176A JP27617688A JPH02124765A JP H02124765 A JPH02124765 A JP H02124765A JP 63276176 A JP63276176 A JP 63276176A JP 27617688 A JP27617688 A JP 27617688A JP H02124765 A JPH02124765 A JP H02124765A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、発熱体等として好適な、反りや層間剥離、ク
ランク、ボイドがほとんど存在せず、かつ、製造ロット
間における板厚のばらつきが小さい炭素繊維/炭素コン
ポジット(以下、C/ Cコンポジットという)平板の
製造方法に関する。
ランク、ボイドがほとんど存在せず、かつ、製造ロット
間における板厚のばらつきが小さい炭素繊維/炭素コン
ポジット(以下、C/ Cコンポジットという)平板の
製造方法に関する。
(従来の技術)
板厚にくらべて寸法が比較的大きいC/Cコンポジット
平板は概ねつぎのようにして製造される。
平板は概ねつぎのようにして製造される。
まず、炭素繊維の織物に、フェノール樹脂やフラン樹脂
のような熱硬化性樹脂をメタノール、エタノールのよう
な溶媒で希釈して所定の粘度に調整して成る樹脂液を含
浸せしめたのち、これを、50〜t o o ’cの恒
温槽に入れて溶媒を一部飛散せしめてプリプレグを1周
製する。
のような熱硬化性樹脂をメタノール、エタノールのよう
な溶媒で希釈して所定の粘度に調整して成る樹脂液を含
浸せしめたのち、これを、50〜t o o ’cの恒
温槽に入れて溶媒を一部飛散せしめてプリプレグを1周
製する。
ついで、このプリプレグを、表面が平らな下型の上に所
望枚数だけ積層して積層体を形成したのち、この積層体
の上に、同じく表面が平らな上型を載せることにより、
前記積層体を上・下の型で挾持する。
望枚数だけ積層して積層体を形成したのち、この積層体
の上に、同じく表面が平らな上型を載せることにより、
前記積層体を上・下の型で挾持する。
その後、上記した状態のままで、全体を加熱、加圧して
前記熱硬化性樹脂を熱硬化せしめて成型する。 上・下
の型を脱離し、得られた成型板を、必要に応じてアフタ
ーキュアしたのち、そのまま非酸化性雰囲気中で焼成し
、熱硬化性樹脂を炭化してC/Cコンポジットにする。
前記熱硬化性樹脂を熱硬化せしめて成型する。 上・下
の型を脱離し、得られた成型板を、必要に応じてアフタ
ーキュアしたのち、そのまま非酸化性雰囲気中で焼成し
、熱硬化性樹脂を炭化してC/Cコンポジットにする。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、上記した方法においては、成型後に成型
板を型から脱離して冷却する過程で、大きく反りが発生
する。そしてこの状態で焼成すると、この反りは一層大
きくなり、得られるC/Cコンポジットはわん曲してし
まう。
板を型から脱離して冷却する過程で、大きく反りが発生
する。そしてこの状態で焼成すると、この反りは一層大
きくなり、得られるC/Cコンポジットはわん曲してし
まう。
この成型板の冷却過程における変形は、炭素繊維はほと
んど熱膨張も熱収縮もしないにもかかわらず、マトリク
スである熱硬化性樹脂が大きく収縮するので、この両者
間の収縮量の差に基づく残留応力が成型板に発生するた
めであると推定される。また、アフターキュアや焼成過
程における更なる変形は、成型板における、炭素繊維の
体積含有率(Vf:%)が、成型板の場所によって、ま
た製造ロア 1・間でばらついているため、熱分解する
熱硬化性樹脂の収11量の差に基づくものと推定される
。
んど熱膨張も熱収縮もしないにもかかわらず、マトリク
スである熱硬化性樹脂が大きく収縮するので、この両者
間の収縮量の差に基づく残留応力が成型板に発生するた
めであると推定される。また、アフターキュアや焼成過
程における更なる変形は、成型板における、炭素繊維の
体積含有率(Vf:%)が、成型板の場所によって、ま
た製造ロア 1・間でばらついているため、熱分解する
熱硬化性樹脂の収11量の差に基づくものと推定される
。
この焼成過程における変形を防止する方法として、型か
ら脱離した成型板を、成型に用いた型とは別の型で挟持
して固定し、その状態で焼成する方法が提案されている
(特開昭62−241871号公報参照)に の方法によれば、C/Cコンポジットにおける反り変形
はなくなるが、しかし新たに、得られたC/Cコンポジ
ットには、層間剥離やクランクが発生するという問題を
生ずる。この現象は、既に反り変形を起こしてしまって
いる成型板を強制的に型で押圧して焼成するため、焼成
過程で生起する熱硬化性樹脂の変形挙動を阻害するから
である。
ら脱離した成型板を、成型に用いた型とは別の型で挟持
して固定し、その状態で焼成する方法が提案されている
(特開昭62−241871号公報参照)に の方法によれば、C/Cコンポジットにおける反り変形
はなくなるが、しかし新たに、得られたC/Cコンポジ
ットには、層間剥離やクランクが発生するという問題を
生ずる。この現象は、既に反り変形を起こしてしまって
いる成型板を強制的に型で押圧して焼成するため、焼成
過程で生起する熱硬化性樹脂の変形挙動を阻害するから
である。
また、前記従来の方法においては、製造ロフト間で板厚
がばらつくという問題がある。
がばらつくという問題がある。
たとえば、発熱体等の用途においては、その板厚を所望
板厚±5%の範囲内におさめるという要求があるが、こ
のような要求に対し、上記した問題は極めて不都合であ
る。このような問題は、厚いC/Cコンポジット板を所
望の発熱体等の形状、板厚寸法に後加工すれば解消でき
るが、しかL7それはコストアップにつながって不経済
であり工業的とはいえない。
板厚±5%の範囲内におさめるという要求があるが、こ
のような要求に対し、上記した問題は極めて不都合であ
る。このような問題は、厚いC/Cコンポジット板を所
望の発熱体等の形状、板厚寸法に後加工すれば解消でき
るが、しかL7それはコストアップにつながって不経済
であり工業的とはいえない。
この製造ロフト間における板厚のばらつきは、焼成前の
成型板のロフト間における板厚のばらつきの反映であり
、さらには、用いるプリプレグの性状の製造ロフト間に
おけるばらつきに起因する問題である。
成型板のロフト間における板厚のばらつきの反映であり
、さらには、用いるプリプレグの性状の製造ロフト間に
おけるばらつきに起因する問題である。
本発明は、上記した問題を全て解決し、反り変形や、眉
間剥離、クランクを防止することができ、また製造ロフ
ト間における板厚のばらつきが所望板厚±5%以内にお
さまっているC/Cコンポジット平板を製造する方法の
提供を目的とする。
間剥離、クランクを防止することができ、また製造ロフ
ト間における板厚のばらつきが所望板厚±5%以内にお
さまっているC/Cコンポジット平板を製造する方法の
提供を目的とする。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するために、本発明においては、炭素繊
維と熱硬化性樹脂から成るプリプレグであって、該プリ
プレグ中の樹脂固形分の含有率(た示される。ここで、
W2は、200°Cで30分間加熱後におけるプリプレ
グの単位面積当りの重量、W、は単位面積当りの炭素繊
維の重量を表す。)が25〜33重量%で、かつ、プリ
プレグ中の揮発成分の含有率(ただし、該含有率は、次
式:は後の成型直前におけるプリプレグの単位面積当り
の重量を表す、)が10〜20重里%であるプリプレグ
を、型面が平らな下型の上に積層して積層体を形成する
工程(以下、第1工程という);前記積層体の上に、型
面が平らな上型を載せて、前記積層体を上型および下型
で挟持する工程(以下、第2工程という);前記挟持状
態の下で、前記積層体を加熱、加圧して成型板としたの
ち、さらにつづけて、非酸化性雰囲気中で焼成して炭素
繊維/炭素コンポジット化する工程(以下、第3工程と
いう);を含むことを特徴とする炭素繊維/炭素コンポ
ジット平板の製造方法が提供される。
維と熱硬化性樹脂から成るプリプレグであって、該プリ
プレグ中の樹脂固形分の含有率(た示される。ここで、
W2は、200°Cで30分間加熱後におけるプリプレ
グの単位面積当りの重量、W、は単位面積当りの炭素繊
維の重量を表す。)が25〜33重量%で、かつ、プリ
プレグ中の揮発成分の含有率(ただし、該含有率は、次
式:は後の成型直前におけるプリプレグの単位面積当り
の重量を表す、)が10〜20重里%であるプリプレグ
を、型面が平らな下型の上に積層して積層体を形成する
工程(以下、第1工程という);前記積層体の上に、型
面が平らな上型を載せて、前記積層体を上型および下型
で挟持する工程(以下、第2工程という);前記挟持状
態の下で、前記積層体を加熱、加圧して成型板としたの
ち、さらにつづけて、非酸化性雰囲気中で焼成して炭素
繊維/炭素コンポジット化する工程(以下、第3工程と
いう);を含むことを特徴とする炭素繊維/炭素コンポ
ジット平板の製造方法が提供される。
(実施態様)
以下に本発明方法をさらに詳細に説明する。
まず、第1工程は、平らな型面を備えた下型の上に後述
するプリプレグの所望枚数を順次積層して、所望厚みの
積層体を形成する工程である。
するプリプレグの所望枚数を順次積層して、所望厚みの
積層体を形成する工程である。
用いるプリプレグは、炭素繊維と熱硬化性樹脂とで構成
される。炭素繊維としては、連続繊維の形態であっても
よく、また、織物、解繊マット、チョンブドストランド
マント、筒状編組、短繊維などの形態であってもよい、
熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、フラン樹脂等
を用いることができる。
される。炭素繊維としては、連続繊維の形態であっても
よく、また、織物、解繊マット、チョンブドストランド
マント、筒状編組、短繊維などの形態であってもよい、
熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、フラン樹脂等
を用いることができる。
このプリプレグは、上記した炭素繊維に、熱硬化性樹脂
をメタノール、エタノールのような溶媒で希釈して成る
樹脂液を含浸せしめ、ついで50〜100°Cで乾燥し
て調製される。
をメタノール、エタノールのような溶媒で希釈して成る
樹脂液を含浸せしめ、ついで50〜100°Cで乾燥し
て調製される。
本発明においては、このプリプレグの調製時に、前記し
た樹脂固形分の含有率Aが25〜33重量%、揮発成分
の含有率Bが10〜20重量%となるように、炭素繊維
の使用量、熱硬化性樹脂の使用量、溶媒の使用量等を選
定する。
た樹脂固形分の含有率Aが25〜33重量%、揮発成分
の含有率Bが10〜20重量%となるように、炭素繊維
の使用量、熱硬化性樹脂の使用量、溶媒の使用量等を選
定する。
とくに、炭素繊維の使用量は、後述する焼成過程におい
て、成型板の眉間剥離やクラックの発生に影響を与える
ので、このプリプレグの積層体を成型したのちの成型板
における■「が60〜70%となるようにすることが好
ましい、すなわち、成型板のvfが60%より低い場合
には、成型板の焼成過程で積層方向における収縮が大き
くなり、得られるC/Cコンポジット平板の強度も低下
する。
て、成型板の眉間剥離やクラックの発生に影響を与える
ので、このプリプレグの積層体を成型したのちの成型板
における■「が60〜70%となるようにすることが好
ましい、すなわち、成型板のvfが60%より低い場合
には、成型板の焼成過程で積層方向における収縮が大き
くなり、得られるC/Cコンポジット平板の強度も低下
する。
また■【が70%より高い場合は、逆に積層方向への膨
彊が支配的となって、眉間剥離やクランクが発生しやす
くなるからである。
彊が支配的となって、眉間剥離やクランクが発生しやす
くなるからである。
樹脂固形分の含有率Aが33重量%を超えたり、または
揮発成分の含有率Bが10重量%より低い場合には、成
型板におけるvfが低くなってしまったり、成型普及や
C/Cコンポジット平牟反にボイドが多発するようにな
る。また、得られるC/Cコンポジ・ノド平板の板厚の
ばらつきが所望板厚上5%以内におさまらなくなる。
揮発成分の含有率Bが10重量%より低い場合には、成
型板におけるvfが低くなってしまったり、成型普及や
C/Cコンポジット平牟反にボイドが多発するようにな
る。また、得られるC/Cコンポジ・ノド平板の板厚の
ばらつきが所望板厚上5%以内におさまらなくなる。
逆に含有率Aが25重量%未満であったり、または含有
率Bが20重量%より高い場合は、やはり、成型板や、
得られるC/Cコンポジット平板にボイドが多発したり
、成型板における層間接着強度が低くなってC/Cコン
ポジット平板の強度が低くなるといった問題を生じ、し
かもC/Cコンポジット平板の板厚のばらつきは所望板
厚±5%以内におさまらなくなる。
率Bが20重量%より高い場合は、やはり、成型板や、
得られるC/Cコンポジット平板にボイドが多発したり
、成型板における層間接着強度が低くなってC/Cコン
ポジット平板の強度が低くなるといった問題を生じ、し
かもC/Cコンポジット平板の板厚のばらつきは所望板
厚±5%以内におさまらなくなる。
第2工程は、第1工程で形成した積層体の上に、平らな
型面を備えた上型を載せて、上・下の型で積層体を挾持
する工程である。
型面を備えた上型を載せて、上・下の型で積層体を挾持
する工程である。
このときに用いる上型・下型は、いずれも炭素材または
黒鉛材で構成されていることが好ましい。
黒鉛材で構成されていることが好ましい。
第3工程は、第2工程のようにして、プリプレグの積層
体を上・下の型で挟持したまま、全体を加熱、加圧して
マトリクスの熱硬化性樹脂を熱硬化して成型板にしたの
ち、同しく上・下の型で成型板を挾持したまま、これを
焼成する工程である。
体を上・下の型で挟持したまま、全体を加熱、加圧して
マトリクスの熱硬化性樹脂を熱硬化して成型板にしたの
ち、同しく上・下の型で成型板を挾持したまま、これを
焼成する工程である。
なお、このとき、とくに焼成過程においては、上・下の
型が離れないように型の周囲を炭素繊維で縛りつけるこ
とが好ましい。
型が離れないように型の周囲を炭素繊維で縛りつけるこ
とが好ましい。
積層体を成型板にするときの温度は、130〜200°
Cであることが好ましい。そして同時に、5〜100
kg/cJの圧力を上・下の型に印加することが好まし
い。
Cであることが好ましい。そして同時に、5〜100
kg/cJの圧力を上・下の型に印加することが好まし
い。
焼成は窒素雰囲気のような非酸化性7囲気下で行なわれ
る。このときの焼成温度は600〜3000’Cである
。
る。このときの焼成温度は600〜3000’Cである
。
なお、上記焼成に先立ち、必要に応じて、成型板に対し
さらに150〜200°Cでアフターキュアを施すと、
焼成過程における成型板の変形挙動を抑制できて好適で
ある。
さらに150〜200°Cでアフターキュアを施すと、
焼成過程における成型板の変形挙動を抑制できて好適で
ある。
焼成後、型を取り除けば、目的とするC/Cコンボジッ
ト平板が得られる。
ト平板が得られる。
(実施例)
炭素繊維として、東しく株)製炭素繊維“トレカ°°の
平織物Co 6343 (目付:200g/C+a)
を用意した。
平織物Co 6343 (目付:200g/C+a)
を用意した。
熱硬化性樹脂としてフェノール樹脂を用い、これをメタ
ノールで希釈して各種濃度の樹脂液を調製した。
ノールで希釈して各種濃度の樹脂液を調製した。
前記炭素繊維に、前記樹脂液を含浸せしめ、それを60
°Cの恒温槽内で乾燥し、樹脂固形分の含を率A、揮発
成分の含有率Bが異なる複数種のプリプレグを1用型し
た。
°Cの恒温槽内で乾燥し、樹脂固形分の含を率A、揮発
成分の含有率Bが異なる複数種のプリプレグを1用型し
た。
各プリプレグ(縦300閤、横300m)につき、その
20枚を縦300III11、横300mm、厚み10
m++で平らな面を有する黒鉛板の上に順次積層して積
層体を形成し、この上に同様の黒鉛板を載せて積層体を
挟持した。
20枚を縦300III11、横300mm、厚み10
m++で平らな面を有する黒鉛板の上に順次積層して積
層体を形成し、この上に同様の黒鉛板を載せて積層体を
挟持した。
ついで、油圧成型機を用いて、圧30kg/c4、温度
150°Cで成型した。得られた成型板については、そ
れぞれ、その■rを測定した。
150°Cで成型した。得られた成型板については、そ
れぞれ、その■rを測定した。
そのままの状態で200°C110時間のアフターキュ
アを行なったのち、黒鉛板の周囲を炭素繊維で縛りつけ
、窒素気流中において、昇温速度100”C/ h r
で2000℃にまで昇温し、その温度で1時間焼成した
。
アを行なったのち、黒鉛板の周囲を炭素繊維で縛りつけ
、窒素気流中において、昇温速度100”C/ h r
で2000℃にまで昇温し、その温度で1時間焼成した
。
得られたC/Cコンポジット平板の反り変形、層間剥離
やクランク、ボイドの発生の有無、板厚等につき測定し
、その結果を一括して表に示した。
やクランク、ボイドの発生の有無、板厚等につき測定し
、その結果を一括して表に示した。
(以下余白)
なお、実施例1において、成型板を型から脱離してその
まま冷却したところ、約2〜5ffIII+の反りが認
められた。この成型板を再び黒鉛板で挟持して型を炭素
繊維で縛り、実施例1の場合と同様の条件で焼成したと
ころ、前記した反りは解消したが、しかし今度は眉間剥
離が多発した。
まま冷却したところ、約2〜5ffIII+の反りが認
められた。この成型板を再び黒鉛板で挟持して型を炭素
繊維で縛り、実施例1の場合と同様の条件で焼成したと
ころ、前記した反りは解消したが、しかし今度は眉間剥
離が多発した。
(発明の効果)
C/Cコンポジット平板の前駆体である積層体は、上・
下の型で挟持されたまま成型され、焼成されるので、従
来のように成型された平板に無理な力を加えるというこ
とがなくなり、反り変形は防止されるとともに層間剥離
やクランクの発生も防止できるようになる。
下の型で挟持されたまま成型され、焼成されるので、従
来のように成型された平板に無理な力を加えるというこ
とがなくなり、反り変形は防止されるとともに層間剥離
やクランクの発生も防止できるようになる。
そして、用いるプリプレグについては、その樹脂固形分
の含有率や揮発成分の含有率を上記したような範囲に管
理するので、成型板の板厚、ひいてはC/Cコンポジッ
ト平板の板厚のばらつきは、製造ロフト間で小さくなる
。
の含有率や揮発成分の含有率を上記したような範囲に管
理するので、成型板の板厚、ひいてはC/Cコンポジッ
ト平板の板厚のばらつきは、製造ロフト間で小さくなる
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 炭素繊維と熱硬化性樹脂から成るプリプレグであって
、該プリプレグ中の樹脂固形分の含有率(ただし、該含
有率は、次式:A=W_2−W3/W_2×100で示
される。ここで、W_2は、200℃で30分間加熱後
におけるプリプレグの単位面積当りの重量、W_3は単
位面積当りの炭素繊維の重量を表す。)が25〜33重
量%で、かつ、プリプレグ中の揮発成分の含有率(ただ
し、該含有率は、 次式:B=W_1−W_2/W_1−W_3×100で
示される。ここで、W_1は後の成型直前におけるプリ
プレグの単位面積当りの重量を表す。)が10〜20重
量%であるプリプレグを、型面が平らな下型の上に積層
して積層体を形成する工程;前記積層体の上に、型面が
平らな上型を載せて、前記積層体を上および下型で挾持
する工程; 前記挾持状態の下で、前記積層体を加熱、加圧して成型
板としたのち、さらにつづけて、非酸化性雰囲気中で焼
成して炭素繊維/炭素コンポジット化する工程;を含む
ことを特徴とする炭素繊維/炭素コンポジット平板の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63276176A JPH02124765A (ja) | 1988-11-02 | 1988-11-02 | 炭素繊維/炭素コンポジット平板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63276176A JPH02124765A (ja) | 1988-11-02 | 1988-11-02 | 炭素繊維/炭素コンポジット平板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02124765A true JPH02124765A (ja) | 1990-05-14 |
Family
ID=17565779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63276176A Pending JPH02124765A (ja) | 1988-11-02 | 1988-11-02 | 炭素繊維/炭素コンポジット平板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02124765A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7901775B2 (en) | 2004-07-27 | 2011-03-08 | Honda Motor Co., Ltd. | C/C composite material |
-
1988
- 1988-11-02 JP JP63276176A patent/JPH02124765A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7901775B2 (en) | 2004-07-27 | 2011-03-08 | Honda Motor Co., Ltd. | C/C composite material |
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