JPH02123736A - 縦型熱処理炉用ウェハボート - Google Patents

縦型熱処理炉用ウェハボート

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JPH02123736A
JPH02123736A JP27804788A JP27804788A JPH02123736A JP H02123736 A JPH02123736 A JP H02123736A JP 27804788 A JP27804788 A JP 27804788A JP 27804788 A JP27804788 A JP 27804788A JP H02123736 A JPH02123736 A JP H02123736A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
wafer boat
boat
curvature
heat treatment
Prior art date
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Pending
Application number
JP27804788A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Ishii
勝美 石井
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Tokyo Electron Sagami Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Sagami Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Sagami Ltd filed Critical Tokyo Electron Sagami Ltd
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Publication of JPH02123736A publication Critical patent/JPH02123736A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、酸化炉、CVD、拡散炉等の半導体ウェハ
の熱処理炉に用いられるウェノ)ボートに関する。
[従来の技術] 熱処理炉は、ウェハ表面に酸化膜、CVD膜等を形成す
るための装置で、炉の形状によって縦型炉及び横型炉が
あるがいずれの場合においてもウェハは通常石英製のウ
ェハボートに約100〜200枚はど搭載した状態で炉
内に搬送され処理される。
−船釣な縦型熱処理炉用ウェハボート10は第5図に示
すように、二つの面板20.30間に設けられた複数の
支柱40から成り、各支柱40にはウェハを保持するた
めの溝60が所定ピッチで長手方向に直角に設けられて
いる。
又、支柱の熱変形を防止するため、支柱間に補強部材5
0が設けられている。横型熱処理炉用のウェハボートの
場合は、水平状態で取扱いがなされるため、ボートの長
手方向に直角に作用するボート及びウェハの重量の支持
部はボートの長手方向に必要箇所設けることが容易であ
り、通常、搭載するウェハ数に応じ4〜8箇所程度の支
持部を持っている。しかし、縦型熱処理炉では、ウェハ
ボートが反応管に押入(搬入)された状態ではボートが
ほぼ垂直であるため支柱40は長手方向の軸に対し垂直
方向の荷重負荷がなく、又、縦型熱処理炉の特性を生か
す上で、横型熱処理炉用のウェハボートの様なボート及
びウェハの重量支持部を多数設けて非対称形となること
は上下方向に流れる反応ガスの流れの均一性、及び断面
均熱性が阻害されるため、この様な支持部は特にその目
的のためだけには設けられてない。
[発明が解決しようとする課題] ところで、このような縦型熱処理炉用のウェハボートに
おいても、ウェハの移し替えはウェハの移し替え時間を
短縮するためウェハボートをほぼ水平にして行われる。
この場合、下側となる支柱にはウェハの荷重がほぼ均等
にかかるが、上側の支柱には下側の支柱の荷重方向の変
形に伴い補強ロッド50を介して荷重が伝達されるので
、これが集中荷重として作用するため上側の支柱の強度
的負荷が増大される。
例えば、第6図に示すように補強ロッド50で中央を連
結され、且つ各々その両端を支持された2本の支柱40
A、40Bをモデルとして下側の支柱40Bに等分布荷
重w kg/amがかかる場合を考えると、補強ロッド
5oの位置では支柱40Bの荷重方向への変形δBと補
強ロッド5oを伝達する集中荷重Pによる支柱40Aの
変形δいとはほぼ等しく、且つ支柱40Bの変形δBは
概略等分布荷重Wによる変形と補強ロッド50を伝達す
る反力Pによる変形との和であるといえるので、この関
係より支柱40A、支柱40Bに生ずる最大曲げモーメ
ントMA、MBを求めると、 MA、 MBはそれぞれ となる、(但し、Qは支柱40A、40Bの長さを表わ
す。) すなわち、実際に荷重のかかる支柱40Bより支柱40
Aの方が最大曲げモーメントが大きくなっていることが
わかる。
ところで、実際のボートにおいて各支柱には前述のよう
に、ウェハを保持するための溝が設けられているため、
このような曲げモーメントが作用した場合、ウェハ収納
溝内の底部のコーナに応力集中が起こる。すなわち、第
7図(a)(b)に示すように支柱40Aではこのよう
な曲げモーメン1〜によって上側では圧縮力が、下側で
は引張力が負荷され、それが溝底部61のコーナ62に
集中する。ここで1通常石英ガラス等の圧縮強度は非常
に大きいので問題とならないが1曲げ強度及び弓張強度
はそれに比べかなり小さいため集中荷重のかかる支柱4
0Aが強度的にクリティカルになる。
特にウェハの大径化、一つのボートへ搭載するウェハ数
の増加に伴ないこのようなボートの支柱の強度が重要な
問題となる。
支柱の強度を上げるために支柱の直径を大きくし、曲げ
剛性を大きくすることが考えられるが支柱直径が大きく
なることにより支柱の熱容量が増加し、熱処理炉及びウ
ェハの温度特性に影響を与えるため望ましくない。
この発明は縦型熱処理炉用ウェハボートの持つこのよう
な問題を解決し、強度的に優れ且つ定量的なボート設計
が可能であるウェハボートを提供することを目的とする
[課題を解決するための手段] このような目的を達成する本発明のウェハボートは、多
数のウェハ保持溝を刻設してなる複数の支柱と該支柱を
支持する支持部とを備えたウェハボートにおいて、前記
ウェハ保持溝はその底部コーナが所定の曲率を有するこ
とを特徴とする。
ここで、ウェハWのエツジ断面形状は第4図に示すよう
な曲線をしており、その形状は厚さDを直径とする円弧
に近似できる。すなわちその曲率半径Rはほぼウェハ厚
さDの1/2と近似できる。
従って、溝底部7に当接するウェハWのエツジがチッピ
ングを生じないために、溝底部コーナ8の曲率半径rは
ウェハエツジの近似的曲率半径Rとの兼ね合いで決定す
ることが必要であり、この値rは適用されるウェハによ
って異なるが、通常のウェハの場合0.2〜0.4mm
が適当である。
[作用] 応力集中と曲率半径rとは略反比例の関係にあり、曲率
半径r岬Oのコーナでは応力集中が非常に大きいが、曲
率を設けることにより溝底部コーナへの応力集中は急激
に減少し、全体として強度が増加したことになる。
しかも溝底部コーナーの曲率半径rとウェハエツジの近
似的曲率半径Rとがほぼ等しいので、ウェハエツジにチ
ッピングを発生させる要因を除外できる。
[実施例] 以下、本発明を縦型熱処理炉用ウェハボートに適用した
一実施例について図面を参照して説明する。
第1図に示すウェハボート1は材料としては、石英ガラ
スやSiCが用いられ両端の面板2と3及び面板2と3
の間に設けられた4本の支柱41.42.43.44と
から成り、各支柱のうち2本41.42はウェハの出入
が可能なように広い間隔で設けられ、それぞれ他の2本
43.44との間に各支柱の熱変形を防止するため、補
強ロッド5が取り付けられている(第2図)。更に各支
柱41〜44にはウェハを保持するための保持溝6が所
定ピッチで刻設されている。保持溝6の形状、OTd及
び深さhは搭載するウェハのサイズに応じて設計される
が、第2図及び第3図に示す実施例ではその断面形状は
入口が広い略Y字状であり、支柱41.42.43.4
4の中心位置を越えない範囲で4〜6mm程度の深さに
刻設される。輻dはウェハWの厚さDの略2倍である。
更に、溝底部7の2つのコーナ8はそれぞれ直角ではな
く、所定の曲率半径rで形成されている。
曲率半径rは大きいければ大きいほどコーナ8への応力
集中が少ないが、ウェハエツジのチッピングを防止する
ため、ウェハサイズとの兼ね合いで定められ、例えば直
径5又は6インチのウェハでは通常厚さが0.6〜0 
、7 amであり、rの値は0゜2〜0.4龍が適当で
ある。
以上のように構成されるウェハボート1は多数の、例え
ば100枚のウェハをての溝6で保持し。
面板2が下になるように縦型炉内に挿入される。
すなわち、炉内においてウェハは水平に保持された状態
で熱処理される。この場合、各支柱41〜44に軸と垂
直方向の荷重負荷はなく、4本の支柱の各溝全体に一枚
のウェハの荷重がかかるだけなので強度は問題とならな
い。
一方、ウェハボート1から処理済のウェハを取り出し、
未処理ウェハを搭載させる時は、ウェハボートを第1図
に示すようにほぼ水平にして面板2と3を下方より支持
してウェハの移替えが行われる。この場合は例えば10
0枚のウェハ全体の荷重が下側の支柱43.44にはほ
ぼ等分荷重として作用するが、上側になる支柱41.4
2には前記のように補強ロッド5を介して伝達される荷
重が集中荷重として作用する。
この際、支柱に刻設された溝6底部のコーナ8が曲率半
径rを有しているため、応力集中が然るべく緩和され、
支柱強度を相対的に増加することができる。
以上、縦型炉用のウェハボートについて説明したが、本
発明は横型炉用のウェハボートに適用できることはいう
までもない。
[発明の効果] 以上の説明からも明らかなように本発明のウェハボート
においては、ウェハ保持溝への応力集中を減少させるこ
とができるので結果としてウェハボートの強度を上げる
ことができ、ウェハボートの破損等を防止できる。
又、全体としてウェハボートの強度を上げることができ
るので、従来と同程度の強度をより小径の支持柱にて達
成することが可能であり、その場合ウェハ熱処理時の熱
特性を上げることができる。
更に、ウェハサイズ、搭載量に対応したウェハボートの
定量的な設計が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用されるウェハボートの一実施例の
側面図、第2図は同実施例の断面図、第3及び第4図は
それぞれ第1図のウェハ保持溝の拡大断面図、第5図は
従来の一般的な縦型熱処理炉用ウェハボートの斜視図、
第6図はウェハボートの支柱への荷重を示すための構成
図、第7図(a)、(b)はそれぞれ従来のウェハボー
トの支柱の部分的斜視図及びウェハ保持溝部の拡大断面
図である。 1・・・・・・・ウェハボート 2・・・・・・・面板(下部) 3・・・・・・・面板(上部) 41.42.43.44・・・・・支柱5・・・・・・
・補強ロッド 6・・・・・・・ウェハ保持溝 7・・・・・・・溝底部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  多数のウェハ保持溝を刻設してなる複数の支柱と該支
    柱を支持する支持部とを備えた縦型熱処理炉用ウェハボ
    ートにおいて、前記ウェハ保持溝はその底部コーナが所
    定の曲率を有することを特徴とする縦型熱処理炉用ウェ
    ハボート。
JP27804788A 1988-11-02 1988-11-02 縦型熱処理炉用ウェハボート Pending JPH02123736A (ja)

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JP27804788A JPH02123736A (ja) 1988-11-02 1988-11-02 縦型熱処理炉用ウェハボート

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JP27804788A JPH02123736A (ja) 1988-11-02 1988-11-02 縦型熱処理炉用ウェハボート

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JPH02123736A true JPH02123736A (ja) 1990-05-11

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ID=17591911

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0279023U (ja) * 1988-12-06 1990-06-18
JPH0536838U (ja) * 1991-10-14 1993-05-18 関西日本電気株式会社 半導体製造用ボート
KR100474157B1 (ko) * 1996-05-17 2005-04-14 아사히 가라스 가부시키가이샤 수직웨이퍼보트

Cited By (3)

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JPH0536838U (ja) * 1991-10-14 1993-05-18 関西日本電気株式会社 半導体製造用ボート
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