JPH02123571A - 情報記録媒体の信号評価装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、情報記録媒体に記録された多量の信号から特
定の信号を選択し、その信号を自動的に評価する信号評
価装置に関する。

〔従来の技術〕

従来より、記録領域が多数のセクタに分割され、各セク
タごとにセクタの区切りを示すセクタマーク、各セクタ
に固有のクロックを生成するＶＦＯ（可変周波数発振器
）部、各セクタのアドレスを表示するアドレス部、前記
ＶＦＯ部とアドレス部の区切りを示すシンクパターン、
それにデータ部等がプリフォーマットされた光記録媒体
が知られている。

この種の光記録媒体においては、前記した各種のプリフ
ォーマット信号が正しく読み出せないと光スポットを所
望のセクタにアクセスすることができず、情報の記録、
再生をなし得ない。このため、製品を出荷する以前にプ
リフォーマット信号を読み出し、信号振幅やパルス幅が
正しく形成されているか否か等を評価する必要がある。

また、より正確なプリフォーマットが形成された光記録
媒体を研究するためにも前記の信号評価は欠くことがで
きない。

従来、このための信号評価手段としては、所望のセクタ
を含むトラックに光スポットをアクセスし、そこから読
み出される信号をブラウン管オシロスコープで観察する
といった手段が採られている。

なお、前記においては光記録媒体のプリフォーマット信
号の評価を例にとって説明したが、光記録媒体における
書き込み信号の評価、あるいは磁気記録媒体など他の情
報記録媒体の信号評価においても同様の手段が採られて
いる。

〔発明が解決しようとする課題〕

然るに、前記のような評価手段を採ると、アクセスされ
たトラックの平均値しか検出することができず、当該ト
ラック内に含まれる特定のセクタの信号評価、もしくは
１つのセクタ内に含まれる特定の信号の信号評価を行う
ことができないという問題がある。

また、ブラウン管オシロスコープに表示された信号波形
から各信号の信号振幅やパルス幅それに波形歪等を測定
したり、そのようにして得られたデータを統計処理する
等の行為を手動で行わなくてはならないので、効率が悪
く、生産ラインに適用できないという問題がある。

従って、本発明の目的は、情報記録媒体に記録された多
量の信号から特定の信号を選択し、その信号を自動的に
評価可能な信号評価装置を提供するにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、前記の目的を達成するため、情報記録媒体に
記録された信号を再生する再生装置と、この再生装置に
よって読み出された再生信号を量子化するアナログ／デ
ジタル変換部と、量子化されたデータを記憶するメモリ
部と、このメモリ部の記憶動作開始時点を制御するメモ
リ制御部と、前記メモリ部に記憶されたデータの中から
特定のデータを取り出して予じめ記憶された手順に従っ
てデータ処理を行う演算処理部とをもって情報記録媒体
の信号評価装置を構成した。

〔作用〕

情報記録媒体にプリフォーマットされたセクタマーク、
ＶＦＯ部、アドレス部、シンクパターン、データ部等の
長さ（時間長）は全て既知である。

従って、これらの各プリフォーマット信号から選択され
た特定の信号が読み出されてからそれ以降の各信号が読
み出されるまでの各時間は算出することができる。

よって、前記メモリ制御部に当該特定の信号が読み出さ
れてから評価しようとする信号が読み出されるまでの時
間を予じめ設定しておくことによつて、特定セクタの信
号または特定セクタ内の特定領域の信号だけをメモリに
記憶することができ、その信号を選択的に評価すること
ができる。

また、演算処理部内に格納されたプログラムに従って信
号振幅やパルス幅等のデータ測定およびそのようにして
得られたデータの処理等を自動的に行うことができるの
で、信号評価を効率化することができ、またデータ処理
の範囲を拡大することができる。

〔実施例〕

以下、ディスク状光記録媒体の信号評価装置を例にとっ
て本発明の詳細な説明する。

第１図は第１実施例に係る信号評価装置のブロック図で
あって、主として再生装置１と、アナログ／デジタル変
換部（以下、Ａ／Ｄ変換部と略称する。）２と、メモリ
部３と、メモリ制御部４と、演算処理部５と、デイスプ
レィ６と、プリンタ７とから構成されている。

前記再生装置１は、第２図に示すように、回転スピンド
ル１１と、光学ヘッド１２と、ヘッド駆動部１３と、ホ
ーカス制御回路１４と、トラッキング制御回路１５と、
再生信号増幅回路１６とが備えられており、回転スピン
ドル１１に装着されたディスク状光記録媒体１７から光
学的に信号を再生するように構成されている。ディスク
状光記録媒体１７の記録領域は、第３図に模式的に示す
ように、多数のセクタ２１ａ、２１ｂ、２１ｃ・・・に
分割されており、各セクタごとにセクタの区切りを示す
セクタマーク２２、各セクタに固有のクロックを生成す
るＶＦＯ部２３、各セクタのアドレスを表示するアドレ
ス部２４、前記ＶＦＯ部２３とアドレス部２４の区切り
を示すシンクパターン２５、それにデータ部２６がプリ
フォーマットされている。

メモリ制御部４は、第１図に示すように、パターン検出
部８とタイマー部９とから成る。

パターン検出部８は、第４図に示すように、２値化回路
３１と、ＶＦＯ３２と、シフトレジスタ３３と、パター
ン比較器３４と、メモリ３５とから成り、前記２値化回
路３１およびＶＦＯ３２の入力部に前記再生装置１によ
って読み出された再生信号「が入力される。

ＶＦＯ３２はディスク状光記録媒体１７のＶＦＯ部２３
から読み出されたＶＦＯパターンからクロックＣを生成
し、前記２値化回路３１で２値化され、このクロックＣ
で同期化された再生信号ｄをシフトレジスタ３３に登録
する。メモリ３５には、ディスク状光記録媒体１７にプ
リフォーマットされたシンクパターン２５と同じパター
ンが予じめ設定されており、前記シフトレジスタ３２に
登録された再生信号のパターンとこの予じめ設定された
信号のパターンとを順次比較し、一致した段階で１シヨ
ツトの同期信号Ｓを発生する。

タイマー部９は、前記パターン検出部８から出力された
同期信号Ｓによって起動され、この同期信号Ｓが出力さ
れてから次のセクタのセクタマークが読み出される直前
までの時間をカウントし、この時間が経過すると同時に
１シヨツトのトリガ信号を発生する。タイマー部９の設
定時間は、演算処理部５にて設定される。

Ａ／Ｄ変換部２は、再生装置１によってディスク状光記
録媒体１７から読み出された再生信号を量子化する。ま
た、メモリ部３は、トリガ信号の出力とともに記憶動作
を開始し、量子化された再生信号波形を記憶する。

演算処理部５は、ディスク状光記録媒体１７のプリフォ
ーマットを記憶しており、シンクパターン２５が読み出
されてから次のセクタのセクタマークが読み出される直
前までの時間を前記タイマー部９に設定している。また
、前記メモリ部３に記憶されたデータの中からセクタマ
ークに関するデータのアドレス範囲を求めてそのデータ
を取り出し、予じめ記憶された手順に従って、例えば信
号振幅測定やパルス幅測定それに各種の統計処理などの
データ処理を行う。

以下、第５図に基づいて前記実施例に係る信号評価装置
の動作を説明する。

第５図（ａ）は、前記ディスク状光記録媒体１７から読
み出された再生信号パターンであって、セクタマーク信
号４１ａ、ＶＦＯ信号４２ａ、シンクパターン信号４３
ａ、アドレス信号４４ａ、データ信号４５ａ１次のセク
タのセクタマーク信号４１ｂ、ＶＦ○信号４２ｂ・・・
が順次読み出されている。

パターン検出部８がシンクパターン信号４３ａを検出す
ると、パターン比較器３４から同期信号Ｓが出力される
（第５図（ｂ））。

同期信号Ｓが出力されると、タイマー部９が作動し、予
じめ設定された時間をカウントする。本例においては、
同期信号Ｓが出力されてから次のセクタのセクタマーク
信号４１ｂが読み出されるまでの時間よりもやや短い時
間が設定されているので、次のセクタのセクタマーク信
号４１ｂが読み出される直前にトリガ信号ｔが出力され
る（第５図（Ｃ））。

これによって、メモリ部３への再生信号の記憶が可能に
なり、メモリ部３にトリガ信号が出力された以降の再生
信号が記憶される。メモリ部３の記憶容量をセクタマー
ク信号４１ｂだけでなくｖＦＯ信号４２ｂの一部を記憶
するように設定しておくと、セクタマーク信号４１ｂと
ＶＦＯ信号４２ｂの一部が記憶される（第５図（ｄ））
。

Ａ／Ｄ変換部２のサンプリング周波数とセクタマークの
時間長は既知であるので、メモリアドレスのどの範囲が
セクタマーク信号４１ｂのデータであるかが判る。演算
処理部５では、メモリ部３に記憶されたデータのうちか
らセクタマーク領域のデータが読み出され、当該セクタ
マーク信号４１ｂの信号振幅やパルス幅それに波形歪等
が測定され、また、このようにして得られたデータの統
計処理等がされる。

以下同様にして、各セクタのセクタマーク信号の信号評
価を連続的に行うことができる。

前記実施例の信号評価装置は、メモリ制御部４によって
メモリ部３に記憶されるデータを制御するようにしたの
で、光スポットがアクセスされたトラック中の特定のセ
クタのセクタマークについて信号評価を行うことができ
、信号評価の精度を改善することができる。

また、演算処理部５内に格納されたプログラムに従って
データ測定やデータの処理等を行うようにしたので、信
号評価を自動的に行うことができ、信号評価が効率化さ
れるとともにデータ処理の範囲を拡大することができる
。

次に、第６図に基づいて本発明の第２実施例を説明する
。

第６図は第２実施例に係る信号評価装置のブロック図で
あって、５１はアドレス認識部、５２はアンドゲートを
示し、その他第１図に示した装置に対応する装置につい
ては同一の符号が表示されている。

アドレス認識部５１は、ディスク状光記録媒体１７にプ
リフォーマットされたアドレスを認識するとともに、演
算処理部５ＩＩこよって指定されたアドレスと再生装置
１によって読み出されたアドレスとを比較する機能を有
し、演算処理部５によって指定されたアドレスと再生装
！！！１によって読み出されたアドレスとが一致したと
き、アドレス−致信号を出力するように構成されている
。

アンドゲート５２は、アドレス一致信号とタイマー部５
から出力されるトリガ信号との論理積をとり、メモリ部
３の記憶動作を開始する。

前記以外の装置各部の構成および動作については、第１
実施例と同様であるので説明を省略する。

第２実施例の信号評価装置は、メモリ制御部４にアドレ
ス認識部５１とアンドゲート５２とを設けたので、所望
のセクタに記録された信号を選択的に信号評価すること
ができ、アドレスと当該セクタに記録された信号との相
関を評価することができる。

なお、前記各実施例においては同期信号Ｓを発生するた
めの信号パターンとしてシンクパターン２５を用いたが
、他の信号パターンと識別可能であれば任意の信号パタ
ーンを用いることができるのであって、ディスク状光記
録媒体１７にプリフォーマットされた各種の信号から任
意に選択することができる。

また、前記各実施例においてはタイマー部９にトリガ信
号ｔが発生してから次のセクタのセクタマークが読み出
される直前までの時間を設定し、当該法のセクタのセク
タマークの信号評価を行うようにした場合について説明
したが、タイマー部９の設定時間は評価しようとする信
号に応じて任意に変更することができる。

また、評価しようとする信号はセクタマーク信号に限定
されるものではなく、情報記録媒体にプリフォーマット
された任意のプリフォーマット信号、および情報記録媒
体に追記された任意の記録信号について信号評価を行う
ことができる。

さらに、前記各実施例においては、ディスク状光記録媒
体の信号評価装置を例にとって説明したが、カード状光
記録媒体など他種の光記録媒体の信号評価装置にも応用
することができる。さらに、プリフォーマットが施され
たのちの磁気記録媒体の信号評価にも応用することがで
きる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によると、特定のセクタの
信号または特定セクタ内の特定領域の信号だけを選択的
に評価することができ、信号の評価精度を改善すること
ができる。また、演算処理部内に格納されたプログラム
に従って信号評価を自動的に行うようにしたので、信号
評価を効率化することができ、またデータ処理の範囲を
拡大することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１実施例に係る信号評価装置のブロック図、
第２図は再生装置の構成図、第３図はディスク状光記録
媒体のプリフォーマットを模式的に示す説明図、第４図
はパターン検出部のブロック図、第５図は装置各部の動
作を説明するタイミング図、第６図は第２実施例に係る
信号評価装置のブロック図である。 ｌ：再生装置、２７Ａ／Ｄ変換部、３：メモリ部、４；
メモリ制御部、５：演算処理部、６：デイスプレィ、７
：プリンタ、８：パターン検出部、９：タイマー部、５
１ニアドレス認識部、５２：アンドゲート。 第 図 第３図 第４図

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）情報記録媒体に記録された信号を再生する再生装
   置と、この再生装置によつて読み出された再生信号を量
   子化するアナログ／デジタル変換部と、量子化されたデ
   ータを記憶するメモリ部と、このメモリ部の記憶動作開
   始時点を制御するメモリ制御部と、前記メモリ部に記憶
   されたデータの中から特定のデータを取り出し、予じめ
   記憶された手順に従つてデータ処理を行う演算処理部と
   を備えた情報記録媒体の信号評価装置。
2. （２）請求項（１）記載の情報記録媒体の信号評価装置
   において、前記メモリ制御部が、再生信号から予じめ定
   められた信号パターンを検出して同期信号を発生するパ
   ターン検出部と、同期信号を基準として指定された時間
   後にトリガ信号を発生するタイマー部とから構成されて
   いることを特徴とする情報記録媒体の信号評価装置。
3. （３）請求項（１）記載の情報記録媒体の信号評価装置
   において、前記メモリ制御部が、再生信号から予じめ特
   定された信号パターンを検出して同期信号を発生するパ
   ターン検出部と、同期信号を基準として指定された時間
   後にトリガ信号を発生するタイマー部と、情報記録媒体
   にプリフオーマットされたアドレスを認識し、予じめ指
   定されたアドレスと前記再生装置によつて読み出された
   アドレスとが一致したときアドレス一致信号を出力する
   アドレス認識部と、前記トリガ信号とアドレス一致信号
   との論理積をとるアンドゲートとから構成したことを特
   徴とする情報記録媒体の信号評価装置。
4. （４）請求項（１）記載の情報記録媒体の信号評価装置
   において、前記演算処理部が前記タイマー部に、前記同
   期信号を検出してからトリガ信号を発生するまでの時間
   を設定できるように構成されていることを特徴とする情
   報記録媒体の信号評価装置。
5. （５）請求項（１）記載の情報記録媒体の信号評価装置
   において、前記情報記録媒体が光記録媒体であることを
   特徴とする情報記録媒体の信号評価装置。
6. （６）請求項（１）記載の情報記録媒体の信号評価装置
   において、前記情報記録媒体が磁気記録媒体であること
   を特徴とする情報記録媒体の信号評価装置。