JPH02123199A - 自動車塗装面用の汚垢除去洗浄剤 - Google Patents

自動車塗装面用の汚垢除去洗浄剤

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JPH02123199A
JPH02123199A JP27711388A JP27711388A JPH02123199A JP H02123199 A JPH02123199 A JP H02123199A JP 27711388 A JP27711388 A JP 27711388A JP 27711388 A JP27711388 A JP 27711388A JP H02123199 A JPH02123199 A JP H02123199A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば自動車の車体外面に付着する水垢等の
汚垢を除去するために使用する汚垢除去洗浄剤に関する
ものである。
し従来の技術及び発明が解決しようとする課題]従来、
自動車の車体外面等に付着する水垢等の汚垢を除去する
には、専ら研磨剤を含有した洗浄剤を使用して汚垢を磨
耗させるという方法が慣用されている。この研磨剤を含
有した洗浄剤には三つのタイプか知られている。−・つ
は溶剤タイプであり、石油系溶剤中に研磨剤を分散剤に
よって分散させた(、の あるいは石シ由糸l谷剤j中
にm目含斉(1を増粘剤とと(・に力nえてゲル状にし
、研磨剤の沈降を防止したものである。また、一つは水
分散タイプであり、水中に研磨剤を界面活性剤等によっ
て分散させたものに洗浄性界面活性剤を添加し、さらに
必要に応じて増粘剤を加えてゲル状にし、研磨剤の沈降
を防止したものである。もう一つはaIL化タイプであ
り、石油ソルベント等をO/W型孔化体とし、これに研
磨剤を増粘剤とともに加えて研磨剤の沈降を防止したも
のである。
しかし、−F記いずれの洗浄剤も汚垢を除去することが
できても研磨剤による磨耗除去であるため、同時に車体
外面の塗装をも磨耗させてしまうという問題点を残して
いた。
一方、研磨剤を使用しない汚垢除去洗浄剤として、石鹸
類、界面活性剤、アルカリ及び特殊溶剤を主成分とする
洗浄剤も提案されている。しかし、このような洗浄剤で
自動車の車体外面に付着する汚垢を除去することは一般
に困難であり、また逆に、汚垢を除去するほどに強力な
アルカリや過激なン容剤を使用することは、塗装面に悪
影響を4えるばかりか人体にも有′Nであることは明ら
かであり、使用に耐え得るものは得られていない。
本発明の目的は、上述のような問題点を解消し、被洗浄
面に悪影響を及ぼすことなく汚垢を除去することができ
、人体にら安全無害な汚垢除去洗浄剤を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を達成するために本発明の汚垢除去洗浄剤を次
のように構成した。
石油系溶剤に自己乳化用界面活性剤を配合して自己乳化
型油剤とするとともに、これに液状石鹸、吸着性のある
増粘剤及び吸着剤としてのカオリン並ひに水を配合した
また、上記汚垢除去洗浄剤に噴出用液化ガスを配合して
エアゾールスプレー型とした。
[手段の詳細な説明] 上記石油系溶剤としては、灯油、無臭ソルベント、ホワ
イトオイル、流動パラフィン等があげられ、芳香族系溶
剤、塩素系溶剤あるいは高揮発性溶剤等は人体に有毒で
あるため使用しない方が望ましい。
上記自己乳化用界面活性剤としては、ポリエチレングリ
コールエステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
、ソルビタン脂肪酸エステル等のノニオン型界面活性剤
かあげられる。尚、この自己乳化用界面活性剤で乳化さ
れた自己乳化型油剤は、当該油剤を水で4 o〜50倍
に希釈しても安定して乳化状態を保つものが好ましい。
上記液状石鹸としては、低温でも溶解性の良好なオレイ
ン酸ソーダ、オレイン酸カリウム、ラウリン酸ソーダ、
ラウリン酸カリウム、オルイルラウリン酸カリウム等か
あけられ、これらは単独または二種以上を混合して水溶
液として使用することかできる。
上記吸着性のある増粘剤としては、カルボキシメチルセ
ルロース、ヒトI7キシエチルセルロースモンモリロナ
イト1.り、かあけられる。
上記吸着剤としてはカオリンがあげられる。これは−旦
除去しな汚垢が塗装面等に再f=I若するのを防止する
ための汚垢吸着剤である。カオリンの他に活性白土等ら
同様の吸着性を有するが、カオリンのように粒子径1μ
m以下という超微粒子がなく、粒子が粗いためにこれを
使用すると塗装面を闇付けてしまうため、本発明には適
さない。
上記噴出用液化ガスとしては、ブタン−プロパン混合ガ
ス、炭酸ガス等があけられる。
[作用] 上記汚垢除去洗浄剤を被洗浄面に適用すると、液状石鹸
は被洗浄面に付着している汚垢を取り込みこれを:10
イド化する。また、石油系溶剤は被洗浄面に(=f着し
ている汚垢を溶解して、汚垢とともに液状石鹸及び自己
乳化用界面活性剤等によってコロイド化され、被洗浄面
がら汚垢を収り除く。
コロイド化された汚垢は吸着性のある増粘剤と吸着剤と
してのカオリンとの相乗作用によっ”C1これらに吸着
され被洗浄面への再付着が防止される。
そして、吸着された汚垢は水洗等によって1−記吸肴剤
等とともに被洗浄面から完全に除去される。
また、上記汚垢除去洗浄剤をエアゾールスプレー型とす
ることによって洗浄剤の発泡が効果的になされ、液状石
鹸及び自己乳化用界面活性剤が泡の最表面に配列される
ため、被洗浄面の洗浄か効果的になされる。
[実施例1〜3及び比較例1〜5] 以下に、本発明の汚垢除去洗浄剤を具体化した実施例に
ついて比較例と対比して説明する。
下記表−1に実施例1〜3の配合処方(重量%)を示す
。各洗浄剤の141製は次のような手順による。
すなわち、石油系溶剤に自己乳化用界面活性剤を攪拌上
混合して自己乳化型油剤とする。一方、液状石鹸の水溶
液にセルロース系、モンモリロナ、イ1〜系の吸着性の
ある増粘剤及び吸着剤としてのカオリンを加えた水溶液
を用意し、これを前記自己1L化型油剤に攪拌上混合し
てlL化液とする。さらに、この乳化液にアニオン型界
面活性剤及びノニオン型界面活性剤の混合港並びに残り
の水を混合し、汚垢除去洗浄剤とした。
ここでアニオン型界面活性剤及びノニオン型界面活性剤
を混合したのは、上記液状石鹸か加水分解した場合に遊
離する脂肪酸を水に可溶化するととらに、汚垢除去洗浄
剤の浸透性、洗浄性及び乳化性を補完するためである。
上記アニオン型界面活性剤としては、アルキルベンゼン
スルポン酸ソーダ、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル
硫酸カリウム、ミスチル硫酸ナトリウム等があげられる
。また、上記ノニオン型界面活性剤としては、やし油脂
肪酸モノエタノールアミド、ポリエチレンクリコール脂
肪酸エステル、4υノオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル等かあげられる。
また、下記衣−2及び3に比較例1〜5の配合処方を示
す、これらは従来から知られている方法に従って調整さ
れたものである。
表−1 実施例1〜3の配合処方 表−2 比較例1〜4の配合処方 表 比較例5の配合処方 / / / / / / 上述のように調整された実施例1〜3及び比較例1〜5
について、汚垢除去洗浄剤としての発泡性、消泡性、水
洗性、汚垢除去性、作業性、塗装磨耗度、塗装変色、皮
膚刺激性に関しての試験を行った。以下に、その試験方
法について説明する。
(試験方法) 白色塗装された乗用車を約3カ月間野天に放置し、塗装
面上が汚垢(水垢)に覆われるようにする。この汚垢は
、灯油を染み込ませた布で擦り落とそうとしても除去す
ることができず、また洗濯用洗剤に水を加えブラシ等で
擦り落とそうとしても除去することができない程度に頑
固なものである。
試験は試料5gを適量の水とともにスポンジに1・1着
させて、上述のような塗装面の汚垢を軽く擦り、その時
の塗装面の状況を観察することによった。同時に、上述
した試験項目について下記要領にて3段階評価を行った
。以下に各試験項目の評価方法について記す。
(発泡性の評価) ○・・・よく泡立ち、汚垢が除去されるまで発泡状態が
持続する。
△・・・汚垢除去中に泡が消える。
X・・・最初から発泡が少ない。
(消泡性の評価) O・・・洗浄後、適当時に消泡する。
△・・・洗浄後も泡が多い。
X・・・洗浄後も泡が消えず、水洗の妨げになる。
(水洗性の評価) O・・・洗浄後、水分が一旦蒸発した後においても水洗
いすることで汚垢を完全に除去できる。
△・・・洗浄後、同様の水洗いをすると泡立ちを生じ水
洗いしにくい。
X・・・洗浄後、同様の水洗いをしても汚垢が再付着し
てきれいに仕上がらない。
(汚垢除去性の評価) ○・・・汚垢が簡単に除去できる。
Δ・・・洗浄剤を多量に使用して強く擦ると汚垢が除去
できる。
×・・・汚垢の除去が不十分であり、場合によっては汚
垢の再イ・1着がある。
(作業性の51価) ○・・・汚垢除去が確実で水洗いがしやすく、また拭き
収りの際にも塗装面でのきしみなしに、スムーズに拭き
取れる。
△・・・汚垢除去、水洗い又は拭き取りが若干しにくい ×・・・汚垢除去、水洗い及び拭き取りに時間がかがる
(塗装磨耗度の評価) 洗浄後、20倍のルーペで塗装面の摩耗痕を観察した。
尚、本試験項目は研磨剤を含有するものについては特に
注意を要する。
○・・・摩耗痕がまったく認められない。
△・・・摩耗痕がかすかに認められる。
X・・・摩耗痕が明らかに認められる。
(塗装変色の評価) 汚垢の付着していない本来の塗装面の色調及び光沢と、
洗浄後の塗装面の色調及び光沢とを比較しな。尚、本試
験項目は強アルカリあるいは樹脂の溶解力の強い溶剤を
含有するものについては特に注意を要する。
○・・・色調及び光沢に悪影響が及ぼされていない。
Δ・・・光沢が少し劣化した。
×・・・色調が変化し、光沢が劣化した。
(皮膚刺激性の評価) 洗浄作業を行って24時間経過後に、手などの皮膚に異
常が認められるか否かを観察した。尚、本試験項目は強
アルカリあるいは樹脂の溶解力の強い溶剤を含有するも
のについては特に注意を要する。
○・・・皮膚に何等の異常も認められない。
△・・・皮膚から脂気がなくなり、手がカサカサになっ
た。
X・・・皮膚がピリピリする、赤くなる、かゆくなる等
の異常が認められた。
実施例1〜3及び比較例1〜5についての上述の試験結
果を表−4及び5に示す。
表−4 実施例1〜3の物性試験結果 表−5 比較例1〜5の物性試験結果 発泡性、消泡性及び水洗性の評価はなされていない。
表−4かられかるように、実施例1〜3は全試験項目に
おいて極めて良好な結果を示した。これに対し、表−5
かられかるように、@磨削として酸化珪素微粒子を使用
した比較例1,2及び5は、汚垢除去性は良好なものの
塗装面の磨耗が観察された。また、アルカリ剤として珪
酸ソーダを使用した比較例11においては、塗装面の変
色や作業者の皮膚の異常が観察された。一方、石鹸類、
界面活性剤及び増粘剤からなる比較例3においては全般
に目立った欠点はないものの、水洗性、汚垢除去性及び
作業性という点で満足な結果は得られなかった。
以上の試験結果から、実施例1〜3は石油系溶剤、石鹸
類及び吸着剤を併用したことにより、上述のように全て
の試験項目において良好な結果を示すことがわかる。
上記実施例の汚垢除去洗浄剤は次のように作用するもの
と考えられる。すなわち、車体の塗装面に適用された汚
垢除去洗浄剤のうち、石鹸成分が塗装面に付着している
軽微な汚れや垢を取り込んでこれをコロイド化する。ま
た、乳化状態にあった石油系溶剤は塗装表面に@着して
比較的頑固な汚垢を溶解するとともに、各種界面活・洗
剤の作用によって汚垢とともに再びコロイド化され、汚
垢は塗装面から取り除かれる。
このようにしてコロイド化された汚垢は、セルロース系
又はモンモリロナイト系の吸着性のある増粘剤及び吸着
剤としてのカオリンによって吸着され、汚垢は塗装面に
対し再付着できなくなる。
汚垢を吸着した上記増粘剤及び吸着剤は水洗等によって
容易に塗装面上から除去される。
尚、カオリンを吸着剤として(it独で使用してら汚垢
の再付着を充分に防止することができす、上述のような
セル1コース系又はモンモリロナイト系の吸着性のある
増粘剤を併用して充分な吸着性を呈することが確認され
ている。
このように本実施例の汚垢除去洗浄剤によれば、研磨剤
やアルカリ剤を使用しなくとも極めて優れた汚垢除去性
を示し、塗装面を磨耗させたり変色させ)〉りするとい
う欠点がない、また、使用する者の皮膚等を害するよう
なことがなく、発泡性、消泡性、水洗性にも優れており
、作業もしやすいという長所を有する。
次に、上記実施例における各成分の配合割合について説
明する。
上記石油系溶剤の配合割合は汚垢除去洗浄剤中5〜25
重量%が好適である。同配合割合か5重蓋%未満では汚
垢除去の効果がなく、25重量%を超えると安定した水
分散体が得られなくなる。
上記自己乳化用界面活性剤の配合割合は汚垢除去洗浄剤
中1〜6重1%が好適である。同配合割合が1重量%未
満では上記石油系溶剤の乳化が難しく、6重1%を超え
ると洗浄時の泡切れ等が悪くなる。
」−肥液状石鹸の配合割合は汚垢除去洗浄剤中10〜2
00〜20重量である。同配合割合かiomi%未満で
は汚垢除去洗浄剤としての発泡性、洗浄性等が悪くなり
、20重1%を超えると洗浄時の泡切れ等が悪くなる。
上記吸着性のある増粘剤の配合割合は汚垢除去洗浄剤中
1〜2重量%が好適である。同配合割合の範囲であれば
、汚垢除去洗浄剤は使用しやすい粘度を保持することが
できる。
上記吸着剤としてのカオリンの配合割合は汚垢除去洗浄
剤中1〜2重量%が好適である。上述のような吸着性は
カオリンと前記吸着性のある増粘剤との相乗作用による
ものであり、前記吸着性のある増粘剤の配合割合との関
係で1〜2重量%という範囲で汚垢の吸着性が高められ
る。
また、最後に添加したアニオン型界面活性剤及びノニオ
ン型界面活性剤の混合比率は、1./2〜2/1の範囲
が好適である。
尚、上記実施例の配合成分の他にも、固有の目的に応じ
て好ましい性質を付与するために以下に記ずようなもの
を含有させることができる。すなわち、多価アルコール
、増粘剤、フッ素化合物、抗菌剤、金属イオン封銀剤、
香料、顔料、発泡剤、消泡剤、シリコーンオイル、ワッ
クス、尿水剤、防錆剤、アルカリ剤等である。
また、1記実施例の汚垢除去洗浄剤を噴出用液化ガスと
ともにスプレー缶に充填して、エアゾールスプレー型の
洗浄剤としてもよい、このようなエアゾールスプレー型
とすることにより、洗浄剤の発泡が効果的になされ、石
鹸類及びその他の界面活性剤が泡の最表面へ配列する。
従って、石鹸類及びその曲の界面活性剤による被洗浄面
の洗浄が効果的に行われ、汚垢除去洗浄剤としての効果
が高められる。
「発明の効果」 以J、詳述したように本発明の汚垢除去洗浄剤によれば
、これを被洗浄面に適用することにより被洗浄面を磨耗
させる等の悪影響を被洗浄面に及ぼずことなく汚垢を除
去することかでき、しかも人体に対し無害であるという
優れた効果を奏する。
特に、この汚垢除去洗浄剤をエアゾールスプレー型とす
る時には洗浄性がさらに向上されるという代れた効果を
奏する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、石油系溶剤に自己乳化用界面活性剤を配合して自己
    乳化型油剤とするとともに、これに液状石鹸、吸着性の
    ある増粘剤及び吸着剤としてのカオリン並びに水を配合
    したことを特徴とする汚垢除去洗浄剤。 2、請求項1記載の汚垢除去洗浄剤に噴出用液化ガスを
    配合してエアゾールスプレー型としたことを特徴とする
    汚垢除去洗浄剤。
JP27711388A 1988-11-01 1988-11-01 汚垢除去洗浄剤 Expired - Lifetime JPH0823040B2 (ja)

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