JPH02123162A - 硬化性オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents

硬化性オルガノポリシロキサン組成物

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JPH02123162A JP27529888A JP27529888A JPH02123162A JP H02123162 A JPH02123162 A JP H02123162A JP 27529888 A JP27529888 A JP 27529888A JP 27529888 A JP27529888 A JP 27529888A JP H02123162 A JPH02123162 A JP H02123162A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は硬化性オルガノポリシロキサン組成物、特には
付加反応用触媒の存在下で硬化させることができ、かつ
硬化時に各種の器材に強固に接着固化させることのでき
る硬化性オルガノポリシロキサン組成物に関するもので
ある。
(従来の技術) けい素原子に結合した不飽和基(主としてビニル基)と
、けい素原子に結合した水素原子との間のいわゆる付加
反応を利用した硬化性オルガノポリシロキサン組成物は
公知であり、このものは加熱することによって短時間で
硬化させることができるので連続作業的応用が可能であ
り、また硬化時に反応副生成物の発生がないほか、収縮
が小さく、得られる硬化物は耐熱性、電気特性などがす
ぐれているので、この組成物は電気、電子部品のポツテ
ィングやコーティングなどを中心に多方面に応用されて
いる。
(発明が解決しようとする課題) しかし、この従来公知の付加反応型オルガノポリシロキ
サン組成物は硬化するときに接触している被着体との接
着性に欠けるという性質があるために、型取り用母型な
どの用途には望ましいものであるが、ポツティング、コ
ーティング、シーリングなどによる電気絶縁材料として
の応用にはこれが致命的な欠点となる。
したがって、被着体との接着性を向上させるため、−収
約には被着体表面を予じめプライマーで処理するという
方法が広く採用されているが、これにはプライマー自体
が有機溶剤溶液であるために安全衛生上に問題があるほ
か、このプライマー処理工程を施すことはコストの上昇
を招き、これにはまた対象物の形状、材質によってはプ
ライマーを塗布することができないという不利がある。
そのため、この被着体との接着性改良のためにはオルガ
ノポリシロキサン組成物に添加剤を加えて組成物自体に
接着性を付与するということも試みられており、これに
ついては例えばシリルトリアリルイソシアヌレートを添
加する方法(米国特許第3,882,083号明細書参
照)、ビニルトリクロロシランとビニルトリアルコキシ
シランとの反応生成物を添加する方法(米国特許第3,
527.655号明細書参照)などが知られているが、
これらはいずれも電気、電子部品に用いられる各種基材
に対して必ずしも良好な自己接着性を与えるまでには至
っていないし、これらの添加剤の多くはそれが付加反応
触媒としての白金触媒を毒化したり、あるいは不活性化
するためにこの組成物が硬化しなくなるという不利をも
たらすことも知られている。
(課題を解決するための手段) 本発明はこのような不利を解決した硬化性オルガノポリ
シロキサン組成物に関するもので、これは1)1分子中
にけい素原子に結合したアルケニル基を少なくとも2個
含有するオルガノポリシロキサン100重量部、2)第
1成分中のアルケニル基1個に対してけい素原子に結合
した水素原子をQ。
5〜10個与えるのに充分な量の、1分子中にけい素原
子に結合した水素原子を少なくとも3個含有するオルガ
ノハイドロジエンポリシロキサン、3)1分子中にアル
ケニル基とけい素原子に結合した水素原子の両者を少な
くとも1個含有するオルガノアルコキシポリシロキサン
0.1〜10重量部、4)触媒量の白金もしくは白金化
合物とからなることを特徴とするものである。
すなわち、本発明者らは上記したような欠点がなく、組
成物自体が硬化時に金属、プラスチックなどの被着体に
接着固化する、いわゆる自己接着性の付加反応型オルガ
ノポリシロキサン組成物を開発すべく種々検討した結果
、けい素原子に結合したアルケニル基を含有するオルガ
ノポリシロキサンとオルガノハイドロジエンポリシロキ
サンとからなる付加反応型のオルガノポリシロキサン組
成物に第3成分として1分子中にアルケニル基とけい素
原子に結合した水素原子の両者を含有するオルガノアル
コキシポリシロキサンを添加すると。
この組成物に比較的低温でかつ短時間の加熱によって金
属、プラスチックなどに対する自己接着性が付与される
ことを見出して本発明を完成させた。
以下、これをさらに説明する。
本発明の硬化性オルガノポリシロキサン組成物を構成す
る第1成分としてのオルガノポリシロキサンは、1分子
中にけい素原子に結合したアルケニル基を少なくとも2
個含有するものとされるが、このものは直鎖状でも分岐
状であっても、さらには3次元の網状構造のいずれの形
態のものであってもよく、またこれらの混合物であって
もよい。
このアルケニル基としてはビニル基、アリル基、ブテニ
ル基などとすればよいが、このアルケニル基以外のけい
素原子に結合した有機基はメチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基などのアルキル基、シクロヘキシル基、
シクロヘプチル基などのシクロアルキル基、フェニル基
、トリル基などのアリール基またはこれらの基の炭素原
子に結合した水素原子の一部または全部をハロゲン原子
またはシアノ基などで置換したクロロメチル基、トリフ
ルオロプロピル基、シアノエチル基などから選択される
非置換まは置換の1価飽和炭化水素基であるものとすれ
ばよいが、これはそのすべてがメチル基であるかメチル
基とフェニル基からなるもの又はメチル基とトリフルオ
ロプロピル基からなるものとすることが好ましい、なお
、この第1成分としてのオルガノポリシロキサンは25
℃における粘度が50cS以上のものとすることが好ま
しく、これは特には100〜500,000 c Sの
範囲のものとすることが好ましい。
つぎにこの組成物を構成する第2成分としてのオルガノ
ハイドロジエンポリシロキサンは後記する白金系触媒の
存在下に前記した第1成分中のアルケニル基と付加反応
して実用上充分な強度をもつシリコーンゴム硬化物をを
与えるものであり、したがってこのものは第1成分中の
アルケニル基と付加反応させるために1分子中にけい素
原子に結合した水素原子を少なくとも3個有するものと
する必要があるが、この分子構造には特に制限はなく、
これは線状、環状1分岐鎖状構造のいずれであってもよ
い。
また、このオルガノハイドロジエンポリシロキサンにお
けるけい素原子に結合した水素原子以外の有機基はメチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル
基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基などのシクロ
アルキル基、フェニル基、トリル基などのアリール基ま
たはこれらの基の炭素原子に結合した水素原子の一部を
ハロゲン原子、シアノ基などで置換した、アルケニル基
を除く非置換または置換の1価飽和炭化水素基とすれば
よいが、これはすべてがメチル基であるか、メチル基と
フェニル基とからなるもの又はメチル基とトリフルオロ
プロピル基からなるものとすることが好ましい。
この第2成分としてのオルガノハイドロジエンポリシロ
キサンの使用量は第1成分中に含有されるアルケニル基
1個に対し、この成分中に含有されるけい素原子に結合
した水素原子の数が0.5当量未満または10当量を越
える場合には目的とするシリコーンゴム硬化物の架橋密
度が低くなって硬化物の物理的特性が劣化したり、硬化
時に発泡しやすくなるほか、高温下で硬化物の物理的性
質が変化しやすくなるので、0.5〜10当量の範囲と
する必要かあるが、これは好ましくは0゜75〜4当量
の範囲とすればよい。
つぎに本発明の組成物を構成する第3成分としてオルガ
ノアルコキシポリシロキサンは本発明の組成物から得ら
れるシリコーンゴム硬化物に自己接着性を付与するため
のもので、この組成物において最も重要とされる成分で
あるが、このものは分子中にアルケニル基とけい素原子
に結合した水素原子の両者を少なくとも1個含有するオ
ルガノアルコキシポリシロキサンとされる。
このオルガノアルコキシポリシロキサンにおけるアルケ
ニル基はアリル基であることが好ましく、又このオルガ
ノアルコキシポリシロキサンは好ましくはアルケニルア
ルコキシシランとハイドロジエンアルコキシシランとの
部分共加水分解物とすることがよい、このアルケニルア
ルコキシシランは一般式R”BS i(OR”L−aで
示され、R1はビニル基、アリル基、ブテニル基で例示
される炭素数2〜8のアルケニル基、R2はメチル基、
エチル基、プロピル基などのような炭素数1〜8のアル
キル基またはシクロヘキシル基、シクロヘプチル基など
のシクロアルキル基、又は、酸素原子に隣接する炭素原
子が不飽和炭素であるものを除いた、−CHz CH=
 CHz −CH,CH,OCH。
等、aは1〜2の整数とされるものとすればよいが、こ
のRiについてはけい素原子との結合が容易に切断され
るアリル基とすることが、またR2についてはメチル基
、エチル基とすることが好ましい。aの値についてはこ
のアルケニル基が多すぎると組成物の硬化が不当に制御
されたり、硬化物の物性が変ることがあり、したがって
1とすることが好ましいことがら、このアルケニルアル
コキシシランについてはアリルトリメトキシシラン。
アリルトリエトキシシランが好ましいものとされる。
また、このハイドロジエンアルコキシシランは一般式H
9i(○R3)、で示され、R3は上記したR2と同じ
アルキル基、シクロアルキル基又は、酸素原子に隣接す
る炭素原子が不飽和炭素であるものを除いた、−CH2
CH= CH。
−CH,C:H,OCH。
等、とされるが、好ましくはメチル基、エチル基とされ
るものであることから、これについてトリメトキシシラ
ン、トリエトキシシランが好ましいものとされる。
このオルガノアルコキシポリシロキサンは上記したアル
ケニルアルコキシシランとハイドロジエンアルコキシシ
ランとを混合し、酸触媒の存在下で共加水分解すること
によって得ることができるが、このアルケニルアルコキ
シシランとハイドロジエンアルコキシシランとの混合比
はアルケニルアルコキシシラン1モルに対しハイドロジ
エンアルコキシシラン0.2〜2モルの範囲、好ましく
は0.3〜1.5モルの範囲とすればよい、しかし、こ
の共加水分解はこれらの混合物の共加水分解率が16モ
ル%未満では部分共加水分解物中に多くの単量体が残留
するために組成物に自己接着性が付与されないばかりか
硬化時の発泡の原因となるし、この共加水分解率が49
モル%を越えると部分共加水分解物がゲル状態に近づき
、このゲル状物が組成物との混和性をもたないものであ
ることから自己接着性付与機能を果せないし、最終硬化
物の物性をわるくするので、この共加水分解率は16〜
49モル%の範囲とすることがよく、これは25〜40
モル%とすることが好ましい。
なお、この共加水分解は均質な加水分解媒体中で行なう
ので望ましいということから、これにはメタノール、エ
タノール、アセトン、ジエチルケトン、メチルエチルケ
トン、ジオキサン、テトラヒドロフランなどのような双
極性中性溶媒が使用されるが、最も好ましい溶媒はアセ
トンである。
この共加水分解を促進させるためには酢酸、塩酸、硫酸
などの酸触媒が使用されるが、この添加量はアルケニル
アルコキシシラン及びハイドロジエンアルコキシシラン
の合計量に対して10〜500ppm、好ましくは10
〜50PPmとすればよい、この共加水分解方法は水と
アルコキシシラン混合物および酸触媒を溶媒に同時に混
合する方法、水と酸触媒を溶媒に溶解した系にアルコキ
シシラン混合物を滴下していく方法、アルコキシシラン
混合物と酸触媒を溶媒に溶解した系に水を滴下していく
方法などがあるが、好ましい方法は全成分を同時に混合
する方法である。反応は10〜50℃の温度で行なえば
よいが常温付近で行なうことがよく、この反応時間は使
用する酸触媒の量に左右されるが0.5〜12時間とす
ればよい。
共加水分解反応が完結した反応液は酸を中和する必要が
あり、この中和剤としてはプロピレンオキサイド、重炭
酸ナトリウム等が使用されるが重炭酸ナトリウムを使用
した場合にはI過して中和塩を除去する。中和後に、こ
の液は大気圧下、好ましくは並太気圧下に100〜12
5℃の温度に加熱して溶媒、水、未反応シランをストリ
ップ除去したのち、乾燥してオルガノアルコキシポリシ
ロキサンとされるが、この乾燥は無水の硫酸ナトリウム
、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウムを用いて行なえば
よい。
なお、このオルガノポリシロキサンについてはアルケニ
ルアルコキシシランとハイドロジエンアルコキシシラン
との共加水分解について述べたが。
これは分子中にアルケニル基とけい素に結合した水素原
子とを含有するアルコキシシラン、例えばトリアリルオ
キシシラン(H8i(OCR2CH=CI(2)3)を
上記の方法で加水分解したものとしてもよい。
本発明の組成物におけるこのオルガノアルコキシポリシ
ロキサンの使用量は第1成分としてのアルケニル基含有
オルガノポリシロキサン100重量部に対して0.1重
量部未満ではこれが少量に過ぎるために組成物に充分な
自己接着性が与えられず、10重量部より多くすると得
られるシリコーンゴム硬化物の物理的特性が低下するし
、硬化性が阻害されることもあるので0.1〜10重量
部の範囲とすることが必要とされる。
また、本発明の組成物を構成する第4成分としての白金
または白金化合物は前記した第1成分と第2成分さらに
は第3成分との付加反応を進行させるための触媒として
使用されるものであるが。
これは当業界において公知とされるものでよい。
したがって、これには白金ブラック、塩化白金酸、塩化
白金酸のアルコール変性物、塩化白金酸とオレフィン、
アルデヒド、ビニルシロキサンまたはアセチレンアルコ
ールとの錯体などが例示される。
なお、この添加量は希望する硬化速度に応じて適宜増減
すればよいが、通常は第1成分に対して白金量で0.1
〜500ppm、好ましくは1〜200Ppmの範囲と
すればよい。
本発明の組成物は上記した第1成分〜第4成分の所定量
を混合することによって得ることができるが、これに充
填剤、顔料、耐熱性向上剤、接着助剤1M燃化剤、反応
制御剤などを配合することは任意とされるし、さらにこ
れに他の種類のオルガノポリシロキサンを配合すること
も任意とされる。この添加剤としては例えば煙霧質シリ
カ、沈降シリカ、石英粉末、溶融石英粉末、けいそう土
、炭酸カルシウムのような補強性充填剤、酸化チタン、
ベンガラ、カーボンブラックなどの顔料、ベンガラ、酸
化チタン、カーボンブラック、酸化セリウム、水酸化セ
リウム、炭酸亜鉛、炭酸マンガン、耐熱性向上剤、lI
燃化剤、アルミナ、窒化ホウ素、炭化けい素などの熱伝
導性付与剤、カーボンブラック、グラファイト、金属粉
などの導電性付与剤、ポリジメチルシロキサンのような
粘度調節剤などが例示される。
本発明の組成物は第1成分と第2成分又は第3成分とが
第4成分の存在■ではすぐに反応が進行するので、これ
を保持する場合には2包装として分包するのが好ましく
、これらは第J、成分の一部と第4成分とを一包装とし
、第1成分の残部と第2成分、第3成分とを別の一包装
とし、使用時にこれら二包装のものを適当な方法で規定
量宛混合し、ついでこの混合物を例えば100’C以上
の温度で数分から1〜2時間加熱して硬化させればよい
、又、反応調整剤としてアセチレンアルコール類、リン
含有化合物、いおう含有化合物、窒素含有化合物、ある
いはトリアリルイソシアヌレート、トリメリット酸トリ
アリルの様なアルケニル基含有化合物を用いれば一包装
としての使用も可能である。
本発明の硬化性オルガノポリシロキサン組成物は基材に
注型、含浸、充填あるいは被覆したのち、100℃付近
またはそれ以上の温度に短時間保持することによって接
している各種基材に強固に接着した状態で硬化するので
、このものは電気、電子部品のボッティングや含浸に有
利に使用することができるし、これはまた接着性を必要
とする各種の用途に広く応用することができる。
(実施例) つぎに本発明の組成物を構成する第3成分の合成例およ
び本発明の実施例をあげるが、例中の部、%は重量部、
重量%を示したものであり、粘度は25℃での測定値を
示したものである2合成例 試薬添加用に装備された全ガラス製反応装置中ニアセト
ン200部、トリメトキシシラン122部、アリルトリ
メトキシシラン162部および濃塩酸(12N)数滴を
入れ、緩やかに攪拌しながら水36部を急激な発熱が起
らない程度の速度で滴下し、反応が50℃以下となるよ
うに6時間縁やかに攪拌した。
ついで、このものを室温まで冷却し、炭酸水素ナトリウ
ム約10gを添加して酸を中和し、1時間攪拌後にセラ
イトを通して加圧濾過し、炉液を100℃/100a*
Hgでストリップしたのち残った透明の液状物を無水硫
酸マグネシウム上で乾燥し、この乾燥剤を減圧が過で除
去したところ、約100部の生成物が得られた。
この生成物は酸含有量がL Op p m未満であり、
水分を0.01%含有するものであったが、これをガス
クロマトグラフで分析したところ、これは原料のアルコ
キソシランおよび副生メタノールが各々少i (0,5
%未満)検出された。また、このものは赤外線吸収スペ
ク1−ルで2,250■−1に5i−H基ノ吸収帯、1
,640a++−J:5i−CH,CH=CH,基の吸
収帯、1,000〜1,130cn−1に5iO8iお
よび5iOCH,の吸収帯を示し、’H−NMRではδ
=4.5ppmおよびδ=6.Oppm付近に5i−H
基およびSi−CH,CH: CH,基に起因するピー
クを示したし、その積分曲線から5i−H基と5i−C
H。
CH= CH,基との存在比(モル比)が3:2とされ
、GPC分析によればシロキサン単位が2個以上のオリ
ゴマーとされたので、これは1分子中にアルケニル基と
けい素に結合した水素原子を含有するオルガノアルコキ
シポリシロキサンであることが確認された。
実施例 平均式 で示され、粘度が5,000 c Sである分子鎖両末
端がビニル基で封鎖されたジメチルポリシロキサン42
.5部、平均組成式 で示されるオルガノポリシロキサンレジン10部および
塩化白金酸の2−エチルヘキサノール溶液(白金濃度2
重量%)0.06部を混合し、−包装とした(A包装体
という)。
また、上記した分子鎖両末端ビニル基封鎖ジメチルポリ
シロキサン47.5部、平均式で示されるメチルハイド
ロジエンポリシロキサン4部および参考例で得られたオ
ルガノアルコキシポリシロキサン1部とを混合して一包
装としたく以下B包装体という)。
ついで、このA包装体とB包装体を間色し、内容物各1
00部を均一に混合し、この混合物を第1表に示した各
試験基材の表面に厚さが1.5mとなるように塗布し、
120℃で1時間加熱したところ、この塗膜は透明なシ
リコーンエラストマーとなり、このものの各基材との接
着状態をしらべたところ、第1表に示したとおりの結果
が得られたが、比較のために参考例で得られたオルガノ
アルコキシポリシロキサンを添加しない組成物について
同様の試験を行なったところ、このものはどの基体とも
接着しなかった。
第 表 (備考)接着状態 ○・・・強固に接着し、凝集破壊する、Δ・・・接着す
るが、接看力や\弱し、×・・・全く接着せず、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、1)1分子中にけい素原子に結合したアルケニル基
    を少なくとも2個含有するオルガノポリシロキサン10
    0重量部、 2)第1成分中のアルケニル基1個に対してけい素原子
    に結合した水素原子を0.5〜10個与えるのに充分な
    量の、1分子中にけい素原子に結合した水素原子を少な
    くとも3個含有するオルガノハイドロジエンポリシロキ
    サン。 3)1分子中にアルケニル基とけい素原子に結合した水
    素原子の両者を少なくとも1個含有するオルガノアルコ
    キシポリシロキサン 0.1〜10重量部、 4)触媒量の白金もしくは白金化合物 とからなることを特徴とする硬化性オルガノポリシロキ
    サン組成物。
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