JPH02123145A - 形状記憶性を有する樹脂組成物および成形体 - Google Patents

形状記憶性を有する樹脂組成物および成形体

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JPH02123145A
JPH02123145A JP27843688A JP27843688A JPH02123145A JP H02123145 A JPH02123145 A JP H02123145A JP 27843688 A JP27843688 A JP 27843688A JP 27843688 A JP27843688 A JP 27843688A JP H02123145 A JPH02123145 A JP H02123145A
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JP
Japan
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resin
shape
melting point
component
glass transition
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JP27843688A
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English (en)
Inventor
Yoshio Tadokoro
田所 義雄
Jiro Sakai
治郎 坂井
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業利用分野〕 本発明は、形状記憶樹脂および成形体に関する。
(従来技術) 高分子化合物を使用した成形体の使い方にあって、その
ままの形状では取扱が困難となる場合において、変形に
よって取扱が容易となる様に形状を変化させた後、使用
に際しては加熱操作等によって所定の形状に回復させる
ことがある。例えば古くから商品化されている塩化ビニ
ール樹脂等の収縮チューブ等が世に出ている。
また最近、成形品として所望の形状に変形でき、その後
に元の状態に回復させること自体に主眼をおいた材料、
すなわち形状記憶性組成物成形体が提案されている。
これは例えば、ノルボルネン系ポリマー成形体(特開昭
59−53528号公報)、またその加工性を改良した
ノルボルネン系ポリマーと石油系炭化水素樹脂の配合物
(特開昭61−91244号公報)、ノルボルネン系ポ
リマーと芳香族ビニル系重合体樹脂の配合物(特開昭6
1−188444号公報)、ノルボルネン系ポリマーと
ポリエステル系樹脂の配合物(特開昭63−54460
号公報)が提案されている。
また、ガラス転移温度が室温以上の合成付加重合体の架
橋成形体(特開昭60−28433号公報)、融点40
〜i o o ’cのトランス−14−ポリイソプレン
樹脂を特徴とする特許物からの架橋成形体(特開昭62
−192440号公報)、分子量4万以上のポリカプロ
ラクトンに1分子中に3個以上の官能基をもつ架橋助剤
を配合した組成物(特開昭59−11315号公報)等
が提案されている。
(発明が解決しようとする課題) 前記従来の組成物はいずれも、架橋することが不可欠で
あったり、また加工性が悪い等の欠点がある。
本発明は、安価であり耐薬品性・耐候性等に傍れた特長
を持ち、−膜加工機械による成形が簡単にできる特長等
を継承し、形状記憶性つまり取扱易い形状に−・5変形
し、装着・組立・搬出等の作業を行った後、加熱操作に
より当初の所定の形状に回復させる特長を兼備した組成
物および成形体を得ることを目的として、鋭意検討を重
ねた結果、本発明を完成するに到った。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、ポリオレフィン系樹脂〔A〕1.00重量部
に対して、〔A〕の融点に比較し融点あるいはガラス転
移点の低い熱可塑性高分子量共重合ポリエステル樹脂を
1〜]、 OO重量部配合してなる形状記憶樹脂組成物
に関する。
本発明は、ポリオレフィン系樹脂(AI100重量部に
対して、〔A〕の融点に比較し、結晶性樹脂に・ついて
は融点が、あるいは非品性樹脂についてはガラス転移点
が低い熱可塑性高分子量共重合ポリエステル樹脂を1〜
100重量部配重量心配とによって、ポリオレフィン系
樹脂[A)単独では有していない形状記憶という機能が
発現することを見出したものであり、その配合組成物を
使用して成形した成形物は、使用したポリオレフィン系
樹脂〔A〕の融点以上の温度で、形状記憶つまり所定形
状(以下1次形状という)の決定が可能であり、この1
次形状の決定は何度でも繰り返すことが可能である特長
を有している。
この点は、架橋が不可欠であり一度しか1次形状決定が
できない前述の従来技術にない特長を有している。
次に、1次形状を決定されたこの成形品は、使用した熱
可塑性高分子量共重合ポリエステル樹脂の融点あるいは
ガラス転移点の温度以上で自由な変形が可能であり、新
たな形状(以下2次形状という)の付与が可能であると
共に、自由な状態に保てば使用したポリオレフィン樹脂
〔A〕の融点以上の温度で決定した1次形状に回復する
機能ををしている。
具体的には、本発明の配合組成物を使用して、使用ポリ
オレフィン系樹脂〔A〕の融点以上の成形条件の射出成
形・押出成形・ブロー成形等の成形加工により1次形状
を決定された後、使用した熱可塑性高分子量共重合ポリ
エステル樹脂の融点以上の温度において、人力等の外部
よりの力で2次形状に変形された後、再度使用した熱可
塑性高分子量共重合ポリエステル樹脂の融点あるいはガ
ラス転移点以上の温度で自由な状態に保てば、最初決定
された1次形状まで回復するという特長が出てくる。
ここで本発明に用いられるポリオレフィン系樹脂1:A
)c!:は、主たる成分として1種または2種以上のエ
チレンおよびα−オレフィン重合体部分を含むポリマー
であって、融点が60°C以上であるものをいう。
具体的には、高密度ポリエチレン・低密度ポリエチレン
・直鎖状中密度ポリエチレン・直鎖状低密度ポリエチレ
ン・ポリプロピレン・ポリブテン−トボリ3−メチルブ
テンートポリ4〜メチルペンテン−1等のエチレンおよ
びαオレフイン重合体又は2種以上のエチレンおよびα
−オレフィンの共重合体、あるいは1種または2種以上
のエチレンおよびα−オレフィンと、酢酸ビニル等ビニ
ルエステル類・アクリル酸およびメタクリル酸誘導体(
例えばメチルアクリレート・メチルメタクリレート・ジ
メチルアミノエチルアクリルアミド等)・ブタジェン・
イソプレンの様なジエン類等との共重合体等を含むもの
である。
また、本発明に使用される熱可塑性高分子量共重合ポリ
エステル樹脂とは、少なくとも40モル%がテレフタル
酸であるジカルボン酸成分およびジオール成分からなり
、上記テレフタル酸以外のジカルボン酸成分としてはア
ゼライン酸、セバシン酸、アジビ〉・酸、ドデカンジカ
ルボン酸等の炭素数2〜20の脂肪酸ジカルボン酸、イ
ソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカル
ボン酸、またはシクロヘキサンジカルボン酸等の脂環式
ジカルボン酸の単独ないしは混合物、ジオール成分とし
てはエチレングリコール、1.3−プロパンジオール、
1゜4−ブタンジオール、16−ヘキサンジオル、1,
10−デカンジオール、ネオペンチルグリコール、■、
4−シクロヘキサンジオール2−エチル−2−ブチル−
1,3−プロパンジオール等の脂肪族グリコール、脂環
式グリコールの単独または混合物より重合された樹脂で
ある。  これらのうち、テレフタル酸残基とエチレン
グリコール残基および1.4−シクロヘキサンジオール
残基よりなるポリエステル系共重合体が好ましく1.特
に好ましくはエチレングリコール残基に比較して1.4
−シクロヘキサンジメタツール残基が多い非晶質ポリエ
ステル系共重合体樹脂(例えばEastman Kod
ak社KODAR@PETG6763)であり、またテ
レフタル酸とイソフタル酸および1.4−シクロへキリ
・ンジメタノールより合成されたポリエステル樹脂(例
えばEastman Kodak社KODAR’3’ 
P CTA樹脂A、−150)も好ましい樹脂である。
また熱可塑性高分子量共重合ポリエステル樹脂(例えば
、東洋紡績■バイロン[F]樹脂のうち非品性である#
200 (Tg67“C)、#103103(ToC)
 、#290 (Tg 87”C)、#300 (Tg
7°C) 、#500 (Tg4°C)、#600 (
Tg47°C) 、#GK130 (Tglo”c)、
結晶性である;#30P(融点125°C) 、80M
900 (融点113°C) 、40M400(融点1
43°C)、#GV100(融点86°C)、#GV7
00 (融点86 ’C)等〕も好ましい樹脂である。
本発明の配合組成物を得る方法としては、般に用いられ
るブレンド方法を用いる事が可能である。具体的には、
単軸・2軸等の押出機使用による造粒方法が一番安価で
簡単であるが、熱可塑性高分子量共重合ポリエステル樹
脂の配合δり合が増した場合には、パンバリーミギサニ
ーダー等の造粒方法を取るのが望ましい。
成形体を得る方法としては、前述した様に射出成形・押
出成形・ブロー成形等の一般成形加工方法の他、熱プレ
スによる成形・プレス圧縮成形方式(溶融樹脂供給は、
押出・射出両方法が可能)、成形温度による制約はある
ものの真空・圧空成形等の成形加工方法も可能である。
本発明の形状記憶性成形体の用途としては、(1)鋼管
の内側あるいは外側のコーティング用バイブ・フィルム (2)熱によって遮断できるカーテン (3)温度によって換気できる自動換気羽根(4)日光
照射量によって動く自動ブラインド(1)レン(を強く
保持できるメガネフレーム(6)電線用コネクタ (7)玩具・教材・造花 (8)光記憶材料 等がある。
なお本発明の組成物中には、−段成形材料に含まれる安
定剤、フィラー、顔料等の着色剤等の添加剤を加えるこ
とは、性能に影響をおよぼずことはない。
〔実施例〕
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例、1 低密度ポリエチし・ン樹脂(住友化学工業(l(1)製
スミ力セン@F208−1.MI : 1.5)100
車量部に対して、熱可塑性高分子量共重合ポリエステル
樹脂〔東洋紡績Q@製バイロン[F]#103 (−I
” g 47 ’C) ) 25重量部を配合したコン
パウンドを、ニーダ−を使用して混練し形状記憶性コン
パウンドを製造した。
このコンパウンドを使用して150°Cの熱間プレス成
形を行い平板を作成し、平板の1次形状を記憶させた後
、この平板より花びらの形状に切出し、その花びらを6
5°Cの温水で軟らかくして蕾の形状とし冷水で杓20
°C)中で2次形状とした。
この蕾の2次形状をしたものを、70 ’Cの温水中に
入れたところ、もとの1次形状に回復した。
実施例、2 ポリプロピレン樹脂(住友化学工業■製住友ノーブレン
@AY564.M! :15)100重量部に対して、
非晶質熱可塑性ポリエステル共重合体樹脂(Eastm
an Kodak社KODAR@ P ETG6763
、’r’g8L°C)40重量部を配合したコンパウン
ドを、バンバリーミキサ−を使用して混練し形状記憶性
コンパウンドを製造した。
このコンパウンドを使用し、シリンダー温度220°C
で射出成形してコツプを成形し、コツプの1次形状を記
憶させたのち95゛Cの温水で軟らかくして小さく折り
畳み、冷水(約22°C)中で2次形状を固定した。
この2次形状をしたものを90°Cの温水中に入れたと
ころ、もとのコツプの1次形状に回復した。
(以下余白)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〔1〕ポリオレフィン系樹脂〔A〕100重量部に対し
    て、〔A〕の融点に比較し融点あるいはガラス転移点の
    低い熱可塑性高分子量共重合ポリエステル樹脂を1〜1
    00重量部配合してなる形状記憶性を有する樹脂組成物
    。 〔2〕請求項1の形状記憶性樹脂組成物よりなる形状記
    憶性成形体。
JP27843688A 1988-11-01 1988-11-01 形状記憶性を有する樹脂組成物および成形体 Pending JPH02123145A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0914840A2 (en) * 1997-10-13 1999-05-12 MEGARAD S.r.l. Improved fire protection systems in ventilation installations
WO2019039091A1 (ja) * 2017-08-22 2019-02-28 住友電気工業株式会社 熱収縮チューブ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0914840A2 (en) * 1997-10-13 1999-05-12 MEGARAD S.r.l. Improved fire protection systems in ventilation installations
EP0914840A3 (en) * 1997-10-13 2001-09-19 MEGARAD S.r.l. Improved fire protection systems in ventilation installations
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